JPS6113469B2 - - Google Patents

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JPS6113469B2
JPS6113469B2 JP52018626A JP1862677A JPS6113469B2 JP S6113469 B2 JPS6113469 B2 JP S6113469B2 JP 52018626 A JP52018626 A JP 52018626A JP 1862677 A JP1862677 A JP 1862677A JP S6113469 B2 JPS6113469 B2 JP S6113469B2
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JP
Japan
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group
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choh
symbol
hydrogen
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Application number
JP52018626A
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English (en)
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JPS52102253A (en
Inventor
Fuabara Dokio
Gutsuchii Unberuto
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Gruppo Lepetit SpA
Original Assignee
Lepetit SpA
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Filing date
Publication date
Application filed by Lepetit SpA filed Critical Lepetit SpA
Publication of JPS52102253A publication Critical patent/JPS52102253A/ja
Publication of JPS6113469B2 publication Critical patent/JPS6113469B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/77Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D307/93Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems condensed with a ring other than six-membered
    • C07D307/935Not further condensed cyclopenta [b] furans or hydrogenated cyclopenta [b] furans
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C405/00Compounds containing a five-membered ring having two side-chains in ortho position to each other, and having oxygen atoms directly attached to the ring in ortho position to one of the side-chains, one side-chain containing, not directly attached to the ring, a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, and the other side-chain having oxygen atoms attached in gamma-position to the ring, e.g. prostaglandins ; Analogues or derivatives thereof
    • C07C405/0008Analogues having the carboxyl group in the side-chains replaced by other functional groups
    • C07C405/0041Analogues having the carboxyl group in the side-chains replaced by other functional groups containing nitrogen
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Medicinal Chemistry (AREA)
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
低級側鎖の13位における原子が窒素によつて置
換されているプロスタグランジン誘導体。 本新規化合物は堕胎活性を有する 窒素によつて置換された炭素原子を有するプロ
スタグランジン類が米国特許第3973566号、米国
特許第3975399号、およびテトラヘドロン・レタ
ーズ(Tetrahedron Letters)No.43、3853、
1976中に開示されている。しかしながら、それら
の場合、置換はシクロペンタン環部分(8および
12位)に生じ、他方側鎖は未変化である。先行技
術中に開示された誘導体はピロールおよびピラゾ
ール誘導体と考えられ、一方本発明の化合物はな
おシクロペンタン系列に属する。 本発明は新規なプロスタグランジン様化合物お
よびそれらの製造法に関する。本新規化合物は一
般式() 〔式中、5員環Pは次の基 (式中、RおよびR1は独立して水素、およびヒド
ロキシ官能基の保護基、たとえば炭素原子2ない
し5個の低級アルカノイルおよびテトラヒドロピ
ラン−2−イル基から選択される)を示し; 記号Aは−CH2−CH2−またはシス−CH=CH
−基を示し;記号R2は水素、炭素原子1ないし
6個のアルキルまたはカチオンを示し; 記号Bは、 (a) −X−R3基(式中、XはOおよびNHから選
択され、そしてR3は炭素原子1ないし7個の
直鎖または分枝鎖のアルキル、フエニル−
(CH2o−基、置換フエニル−(CH2o−基(式
中、は0ないし4の整数である)); (b) −W−R3基{式中、R3は上記と同じ意味を
有し、そしてWは−CH2−、
【式】
【式】 −(CH2n−X−および
【式】 (式中、R4およびR5は各々水素、または炭素原
子1ないし6個のアルキル基であり、は1な
いし3の整数であり、そしてXは上記と同じ意
味を有する)から選択される}; を示す〕の13−アザ−プロスタグランジン同族体
である。 上記式において、点線は紙面の裏側につき出
る結合(α−配置)を示し、他方太線は紙面の表
につき出る結合(β−配置)を示す。 “炭素原子1ないし6個のアルキル”なる表現
は、特に指示しないときには、直鎖または分枝鎖
のアルキル基、たとえばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−
ブチル、ペンチルまたはヘキシルである。“炭素
原子1ないし7個の直鎖または分枝鎖のアルキル
“の例は、次の基である:メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、イソブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、イソヘ
キシル、ヘプチル、2・3−ジメチル−ブチル、
1−メチル−ペンチル、2−メチル−ペンチル、
3−メチル−ペンチル、3・3−ジメチル−ブチ
ル、1・4−ジメチル−ペンチル、1−メチルヘ
キシル、2−メチル−ヘキシル、3−メチル−ヘ
キシル、4−メチル−ヘキシルおよび5−メチル
−ヘキシル。 “炭素原子2ないし5個の低級アルカノイル”
は、たとえばアセチル、プロピオニル、ブチリ
ル、イソブチリル、ペンタノイルおよびピバロイ
ルである。 “カチオン”なる語は、医薬的に受容しうる無
毒性カチオン、たとえばNa+、Ca++、または有機
アンモニウムカチオンである。“アンモニウムカ
チオン”なる語は、NH 基、同時にまた有機アミ
ンに由来する無毒性カチオンを意図する。 “置換フエニル”なる語は、メチル、メトキ
シ、ニトロ、ブロモ、クロロ、フルオロ、シアノ
およびトリフルオロメチルから選択される1また
は2個の基によつて置換されているフエニル基で
ある。 本新規化合物は堕胎剤として有用である。 本発明の化合物は、式の化合物から先ずP系
列のアザプロスタグラジン類、即ち環Pについて
構造(a)を有するものに導く次の一般的方法によつ
て製造できる。 式の新規化合物はプロスタグランジン様構造
を有し、それは記号Bの意味に依存して、ウレタ
ン、チオウレタン、尿素またはアミド部分を低級
側鎖中に含有する。 式の化合物の製造法は出発化合物として式 〔式中、R6Oは保護されたヒドロキシ基、たとえ
ば炭素原子2ないし5個のアルカノイルオキシ、
ベンゾイルオキシおよびテトラヒドロピラン−2
−イルオキシである〕のイソシアネートの使用を
含んでいる。 上記式のイソシアネートは−NCO部分が−
NH−CO−B(式中、記号Bは上記と同じ意味を
有する)によつて置換されている対応の誘導体
に、B部分に
【式】または
【式】基 が含まれているときに該基が保護されることを除
いては、直接変形されうる。次の反応工程に両立
しえ、そして緩和な条件下に容易に除去しうるヒ
ドロキシまたはアミノの任意の種類の保護基がこ
の目的に適当である。たとえば、ベンジル、ベン
ズヒドリル、トリチル、テトラヒドロピラン−2
−イル、低級アルカノイル、低級アルコキシカル
ボニルおよびベンジルオキシカルボニル基がヒド
ロキシ部分を保護するために使用でき、他方低級
アルカノイル、低級アルコキシカルボニル、ベン
ジルオキシカルボニル、サクシニルおよびフタロ
イル基がアミノ部分を保護するために使用でき
る。 別途に、イソシアネートは対応のアミン、即ち
−NCO部分が−NH2によつて置換された式の
化合物(以下、“アミン”という)に変換され
え、ついで後者はアミノ基が−NH−CO−B(式
中、Bは上記と同じ意味を有する)によつて置換
された対応の誘導体に変換されうる。上に略記し
た反応工程に従えば、式 〔式中、R6OおよびBは上記と同じ意味を有す
る、ただし、B部分にたとえば
【式】また は
【式】のような基が含まれているときに は、それらは上記の如く保護されている〕ラクト
ン中間体が得られる。 式の化合物を導く次の工程は、ラクトン部分
をラクトールに還元しついでプロスタグランジン
化学の常法に従い上部側鎖を挿入することからな
る。 上に略記した方法に従えば、Bが−X−R3
である式の化合物(即ち、ウレタンおよび尿
素)に導く合成経路は、イソシアネートを式
HX−R3〔式中、Xは−O−または−NH−であ
り、そしてR3は炭素原子1ないし7個の直鎖ま
たは分枝鎖のアルキル、フエニル−(CH2o−ま
たは置換フエニル−(CH2)n−(式中、は0な
いし4の整数である)である〕の適当な試薬と接
触させることによつて行なわれる。 厳格に必要というのではないけれども、反応は
好ましくは有機不活性溶媒の存在において、イソ
シアネート基に対する式HX−R3の化合物の特定
の反応性に依存し、室温ないし反応混合物の沸騰
温度の間で変化させうる温度で行なわれる。若干
の場合、触媒として塩基の存在は反応を促進す
る。第三級アミン、たとえば低級トリアルキルア
ミンまたはピリジンが有利に使用できる。 試薬の相互割合は方法の操作性を厳格には制御
しないけれども、両試薬のほぼ当モル割合を使用
するのが好ましい。 BはW−R3基である式の化合物(即ち、ア
ミド)の特定の製造法は、イソシアネートと式
HOCO−B(式中、Bは上記と同じ意味を有す
る)のカルボン酸との間の反応を含み、ただしも
しもB部分中にヒドロキシおよびアミノ基が存在
するならば、それは縮合工程の間保護されなけれ
ばならない。また、この場合、反応は有機不活性
溶媒の存在において、イソシアネートに対するカ
ルボキシル試薬の反応性に依存し、室温ないし反
応混合物の沸騰温度の温度で行なうのが好まし
い。第三級有機アミン、たとえば低級トリアルキ
ルアミンおよびピリジンは触媒として有用に使用
される。ピリジンは溶媒としておよび触媒として
の両方で有利に作用する。両方の試薬は好ましく
は等モル割合で使用されるけれども、理論当量割
合で行なうのは必要でない。イソシアネートより
小過剰量のカルボン酸試薬が有利に使用できる。 上記の別途方法に従えば、イソシアネート
は、水性酸たとえば水性酢酸と加熱することによ
り対応のアミンに変形しうる。アミンと式
HOCO−B(式中、Bは上記の一般的意味を有
する)のカルボニル化合物またはカルボン酸官能
基が適当な官能化により活性化されたそれらの誘
導体(酸無水物、酸クロライド等)との次の反応
は、R6OおよびBが上記と同じ意味を有する式
の対応の化合物を与える。もしもB部分が未反応
ヒドロキシまたはアミノ官能基の存在を含むなら
ば、それらはアミンとカルボニル化合物との反応
の間保護しなければならない。アミンと式R3
NCOのイソシアネートとの反応はBがX−R3
(式中、Xは−NH−基でありそしてR3は上記と
同じ意味を有する)である式の化合物を与え
る。ラクトンはついで文献中に記載された次の
標準方法によりラクトールに変換される〔コーレ
イ(E.J.Corey)等、ジヤーナル・オブ・ジ・ア
メリカン・ケミカル・ソサエテイ(J.Am.Chem.
Soc.)91、5695、1969;ガンドルフイ(C.
Gandolfi)等、テトラヘドロン・レターズ
(Tetrah.Lett.)42、4307、1972〕:ラクトール
をついでペンタン酸およびたとえば(4−カルボ
キシ−ブチル)−トリフエニル−ホスホニウムブ
ロマイドまたは対応のC1−C6低級アルキルエス
テルに由来する適当なウイツテイツヒ試薬と縮合
させることにより、環Pが構造(a)を有し、そして
Rが水素であり、R1が炭素原子2ないし5個の
低級アルカノイルまたはテトラヒドロピラン−2
−イルであり、R2が水素または炭素原子1ない
し6個のアルキルであり、そしてもしも存在する
ならばB部分におけるヒドロキシまたはアミノ官
能基が保護されている式の対応の誘導体を与え
る。 上記生成物は、本発明の範囲に含まれる式の
他の誘導体を得るために更に異なつた反応に付す
ことができる。オキソへのシクロペンタン環上の
ヒドロキシ基(−OR、R=H)の酸化はE系列
の誘導体を導き、他方更にシクロペンタン環中の
R1OHのα・β−脱離はA系列の誘導体を生成す
る。もしも存在するならば、保護基の除去は分子
またはその変形誘導体中にヒドロキシ、アミノ
またはスルフヒドリル管能基の回復を生ずる。 もしも所望ならば、上記誘導体()のプロス
タグランジン骨格の9位の遊離ヒドロキシ基は、
アルカノイルおよびベンゾイルハライドまたは無
水物との反応により、あるいはジヒドロピランと
の反応により、対応のアシルオキシまたはテトラ
ヒドロキシピラニルオキシ官能基に変形できる。
上部鎖のカルボキシル官能基は適当なカチオン提
供剤、たとえばナトリウムおよびカルシウムの水
酸化物、炭酸塩および重炭酸塩、あるいは有機ア
ミンとの反応により対応の酸素に容易に変換しう
る。 堕胎活性を評価するために、体重110−150gの
雌のシリアン・ゴールデン・ハムスター(Syrian
Golden hamsters)を使用した。動物を交配し、
そして腔内の精子の存在を交配の証拠とした。精
子の存在する日を検出し、そして妊娠の第1日と
した。 試験濃度で水に可溶のアザプロスタグランジン
類はホスフエートバツフアー中にPH7.4で溶かし
た。水に不溶のアザプロスタグランジン類はジメ
チルスルホキサイド(DMSO)中に溶かした。溶
媒の容量はバツフアーでは2ml/Kg体重であり、
そしてD.M.S.O.では1mg/Kg体重であつた。動物
を妊娠の4ないし6日目に皮下処理し、そして妊
娠の10日目に剖検した。妊娠の微候を子宮で検査
した。着床部位の吸収を有しまたは有しない少な
くとも生きた胎児をもつた動物は妊娠と考慮し
た。堕胎活性の評価の基準として妊娠ハムスター
のパーセンテージを考慮した。 次の表は若干の代表的アザプロスタグランジン
類の結果を示す。
【表】 以下の実施例で本発明の若干の代表的化合物が
いかにして製造されるかを詳細に説明する。 例 1 2−オキサ−6−カルボニルアジド−7−アセ
トキシ−ビシクロ〔3・3・0〕オクタン−3
−オン(原料化合物)の製造 アセトン(30ml)中の2−オキサ−6−カルボ
キシ−7−アセトキシ−ビシクロ〔3・3・0〕
オクタン−3−オン(4.56g、0.02モル)の激し
く撹拌した泥状物に、アセトン(5ml)中のトリ
エチルアミン(2.22g、0.022モル)を−20度C
で加える。生成した澄明な溶液に、クロロギ酸エ
チル(2.61g、0.024モル)を−20度Cで滴下す
る。20分後に、水(10ml)に溶かしたナトリウム
アジド(1.7g、過剰、)を−30度Cで非常に急速
に加える。反応混合物を−20度Cで1時間撹拌
し、ついで氷水(150ml)中に注入する。ベンゼ
ンで3回抽出の後、合せた抽出液を水で洗滌し、
乾燥(MgSO4)し、真空中で蒸発して、表題化合
物を油(3.8g、収率75%)として得る。 この物質は不安定であり、更に精製することな
く直ちに使用する。 I.R.〔そのまま(neat)〕:2160、1780、1745、
1720(cm−)。 N.M.R.(CDCl3)、δ値:2.05(s);2.1−3.3
(m);5.0−5.3(m);5.3−5.6(m)。 例 2 2−オキサ−6−イソシアナト−7−アセトキ
シ−ビシクロ〔3・3・0〕オクタン−3−オ
ン、(R6=アセチル)の製造 乾燥トルエン(15ml)中の2−オキサ−6−カ
ルボニルアジド−7−アセトキシ−ビシクロ
〔3・3・0〕オクタン−3−オン(3.8g、
0.015モル)の溶液を沸騰した乾燥トルエン中に
滴下する。 窒素の激しい発生が生ずる。20分後に溶媒を真
空中で除去して、表題化合物が油(3.36g、収率
99%)として得られる。 この物質は湿気に対し非常に不安定であり、更
に精製することなしに直ちに使用する。 I.R.(そのまま):2260、1780、1745(cm-1)。 N.M.R.(CDCl3)、δ値:2.05(s);2.2−3.0
(m);3.9−4.1(m);4.9−5.3(m)。 例 3 (B=−X−R3;X=O;R3=n−ペンチ
ル;R6=アセチル)の製造 乾燥トルエン中の2−オキサ−6−イソシアナ
ト−7−アセトキシ−ビシクロ〔3・・3・0〕
オクタン−3−オン(675mg、3ミリモル)の沸
騰溶液に、乾燥トルエン中の1−ペンタノール
(1g、過剰)を加える。 1分後に溶媒を真空中で除去して、表題化合物
が油として得られ、それは放置により結晶化す
る。分析のために、検体をイソプロピルエーテル
から結晶化する。融点76−77度C。 〔α〕25 =−28(C=1%、クロロホルム)。 元素分析値:C15H23NO6として 計算値:C57.49;H7.40;N4.47 測定値:C57.26;H7.62;N4.63 例 4 (B=−X−R3;X=O;R3=n−ペンチ
ル;R6=水素) 乾燥メタノール(30ml)中の(B=−X−
R3;X=O;R3=n−ペンチル;R6=アセチ
ル)の溶液に、乾燥炭酸カリウム(200mg)を加
える。30分後にクエン酸(250mg)を加え、そし
て溶媒の大部分を真空中で蒸発する。食塩水を加
え、そして溶液を酢酸エチルで2回抽出する。 乾燥(MgSO4)後、溶媒を真空中で除去する。 表題化合物がエーテルから結晶化する。融点
119度C。 〔α〕25 =−7(C=1%、クロロホルム)。 元素分析値:C13H21NO5として 計算値:C57.55;H7.80;N5.16 測定値:C57.75;H8.02;N5.30 例 5 (B=−X−R3;X=0;R3=n−ペンチ
ル;R6=テトラヒドロピラン−2−イル)の
製造 乾燥ベンゼン(100ml)中の(B=−X−
R3;X=O;R3=n−ペンチル;R6=水素)
(9.3g、0.035モル)およびジヒドロピラン(3.4
g、0.039モル)の撹拌した溶液に、乾燥ベンゼ
ン(20ml)中のP−トルエンスルホン酸(60mg)
の溶液を加える。 40分後に、反応混合物を重炭酸塩溶液に注入
し、そしてメチレンクロライドで2回抽出する。 乾燥(MgSO4)の後、溶媒を真空中で蒸発し
て、表題化合物が油(12.4g、定量的収率)とし
て残留する。 元素分析値:C18H29NO6として 計算値:C60.82;H8.22;N3.94 測定値:C60.65;H8.23;N3.87 I.R.(そのまま):3330、1780、1715、1530(cm
-1)。 N.M.R.(CDCl3)、δ値:0.90(t、J=5.5
Hz);1.1−2.0(m);2.1−2.4(m);2.6−
3.1(m);3.3−4.3(m);4.03(t、J=6
Hz);4.66(d);4.8−5.4(m)。 例 6 (B=−X−R3;X=0;R3=n−ペンチ
ル;R6=テトラヒドロピラン−2−イル)の
対応ラクトールへの変形 −78度Cに冷却した乾燥テトラヒドロフラン
(500ml)中の(B=−X−R3;X=0;R3
n−ペンチル;R6=テトラヒドロピラン−2−
イル)(12.4g、0.035モル)の撹拌した溶液に、
乾燥テトラヒドロフラン(150ml)で希釈したナ
トリウムビス−メトキシエトキシアルミニウムヒ
ドリド(ベンゼン中70%、70ml)の溶液を3時間
かかつて滴下する。反応は1時間後に終る。乾燥
テトラヒドロフラン(70ml)中のメタノール(50
ml)の溶液をついで−78度Cで2時間かかつて滴
下する。 反応混合物をついで酒石酸カリウムナトリウム
溶液に注入する。 酢酸エチルで2回抽出の後、合せた抽出液を食
塩水で洗滌し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を
真空中で蒸発して、ほぼ純粋なラクトール12.4g
を得る。 I.R.(そのまま):3400−3300、1700、1530(cm
-1)。 N.M.R.(CDCl3)、δ値:0.90(t.J=5Hz);1.1
−2.9(m);3.3−4.3(m);4.11(t、J=
6Hz);4.5−5.0(m);5.5(d);5.5−5.8
(m)。 元素分析値:C18H31NO6として 計算値:C60.48;H8.74;N3.92 測定値:C60.61;H8.90;N3.89 例 7 (a)(B=−X−R3;X=O;R、R2=水
素;R4=テトラヒドロピラン−2−イル;R3
=n−ペンチル;A=シス−CH=CH−)の製
造 ナトリウムヒドリド(20.1g、0.407モル、油
中55%)を乾燥ジメチルスルホキサイド(200
ml)と、水素の発生が止むまで(90分間)70度C
で反応させる。反応混合物を20度Cに冷却し、そ
して(4−カルボキシブチル)トリフエニルホス
ホニウムブロマイド(101.5g、0.23モル)を小
量ずつ加える。15分後に先に記載したラクトール
(12.4g、0.035モル)の溶液を、深赤色溶液に25
度Cで滴下する。100分後に反応混合物を氷水中
に注入し、そしてメチレンクロライドで2回抽出
して中性化合物を除去する。水性層をついでリン
酸水素ナトリウムで酸性化し、酢酸エチル(各
500ml)で3回抽出する。合せた抽出液を水で2
回洗滌し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を蒸発
する。残渣をついで酢酸エチル中で1時間放置す
る。ついで過して、固体の(4−カルボキシブ
チル)ジフエニルホスフインオキサイドを除去す
る。 酢酸エチル溶液をついで蒸発し、そして残渣
(13g)を酸洗滌シリカゲル(250g)上カラムク
ロマトグラフイにより精製し、ヘキサン中の増加
する割合のエチルエーテルで溶出する;かくして
(a)8.6gが得られる。収率59%。 元素分析値:C23H39NO7として 計算値:C62.56;H8.90;N3.17 測定値:C62.40;H8.86;N3.15 I.R.(そのまま):2400−3500、3300、1700、
1530(cm-1)。 N.M.R(CDCl3)、δ値;0.9(t、J=5.5Hz);
1.1−2.5(m);3.2−4.2(m)、4.05(t、J
=6Hz);4.4−5.3(m);5.2−5.5(m)。 例 8 (a)(B=−X−R3;X=O;R、R1、R2
水素;R3=n−ペンチル;A=シス−CH=
CH−)の製造 アセトン(18ml)中の(a)(B=−X−R3
X=O;R、R2=水素;R1=テトラヒドロピラ
ン−2−イル;R3=n−ペンチル;A=シス−
CH=CH−)(400mg、0.91ミリモル)の溶液およ
び1NHCl(3ml)を40度Cで3時間保つ。 反応混合物をついで食塩水中に注入し、そして
酢酸エチルで2回抽出する。合せた抽出液をクエ
ン酸水素ナトリウム溶液、ついで食塩水で洗滌
し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を真空中で蒸
発する。残渣(350mg)を酸洗滌シリカゲル8g
上クロマトグラフイにより精製し、エチルエーテ
ルで溶出し、かくして表題生成物が得られる;収
率79%。融点69度C(エチルエーテル−石油エー
テルから結晶化)。 〔α〕25 =+52(C=0.94%、クロロホルム) 元素分析値:C18H31NO6として 計算値:C60.48;H8.74;N3.92 測定値:C60.67;H8.91;N3.90 I.R.(CDCl3):3440、2400−3500、1710、1510
(cm-1)。 例 12−15 以下の化合物を例3ないし7と同じ方法に従つ
て製造した。 (12) (B=−X−R3;X=O;R3=tert−ブチ
ル;R6=アセチル) 融点123度C(エーテルから) 〔α〕25 =−28.7(C=0.976%、クロロホルム) 元素分析値:C14H21NO6として 計算値:C56.17;H7.07;N4.68 測定値:C56.18;H7.11;N4.72 (13) (B=−X−R3;X=O;R3=tert−ブ
チル;R6=水素) 融点157度C(酢酸エチルから結晶化) 〔α〕25 =−7.4(C=1.075%、エタノール) 元素分析値:C12H19NO5 計算値:C56.02;H7.44;N5.44 測定値:C56.19;H7.60;N5.57 (14) (B=−X−R3;X=O;R3=tert−ブ
チル;R6=テトラヒドロピラン−2−イル) 融点93度C(エーテル−ヘキサンから結晶化) 元素分析値:C17H27NO6として 計算値:C59.81;H7.97;N4.10 測定値:C59.88;H7.94;N4.21 対応のラクトールは融点102−104度Cを有す
る(エーテル−石油エーテルから結晶化)。 元素分析値:C17H29NO6として 計算値:C59.45;H8.51;N4.08 測定値:C59.65;H8.47;N4.15 (15) (a)(B=−X−R3;X=O;R、R2=水
素;R1=テトラヒドロピラン−2−イル;R3
=tert−ブチル;A=シス−CH=CH−) I.R.(そのまま):3350、2500−3500、1700、
1530(cm-1)。 元素分析値:C22H37NO7 計算値:C61.80;H8.72;N3.28 測定値:C62.03;H8.90;N3.22 N.M.R.(CDCl3)、δ値:1.1−2.6(m);
1.45(s);3.1−4.3(m);4.4−5.2
(m);5.3−5.6(m);5.9−6.9(m)。 例 16 (a)(B=−X−R3;X=O;R=アセチ
ル;R1=テトラヒドロピラン−2−イル;R2
=メチル;R3=tert−ブチル;A=シス−CH
=CH−)の製造 エーテル(15ml)中に溶解した(a)(B=−X
−R3;X=0;R、R2=水素;R1=テトラヒド
ロフラン−2−イル;R3=tert−ブチル;A=シ
ス−CH=CH−)(427mg、1ミリモル)をエチル
エーテル中の小過剰量のジアゾメタン溶液で処理
する。10分後に溶媒を蒸発し、そして残渣をピリ
ジン(1ml)および無水酢酸(0.5ml)の溶液中
に溶かす。50度Cで24時間後に、反応混合物を水
中に注入し、そして1時間撹拌する。ジクロロメ
タンで2回抽出の後、合せた抽出液を重炭酸塩溶
液、ついで水で洗滌する。乾燥(MgSO4)の後、
溶媒を蒸発し、そして残渣をエーテル−ヘキサン
から結晶化する。収量405mg(84%)融点86−88
度C。 元素分析値:C25H41NO8として 計算値:C62.09;H8.55;N2.90 測定値:C62.19;H8.70;N2.84 I.R.(ヌジヨール):3390、1735、1695、1525
(cm-1)。 例 17 (B=−X−R3;X=NH;R3=n−ペンチ
ル;R6=アセチル)の製造 乾燥ベンゼン(10ml)中の(R6=アセチ
ル)(225mg、1ミリモル)の溶液に、乾燥ベンゼ
ン(5ml)中のn−ペンチルアミン(90mg、1.03
ミリモル)を加える。1時間後に、溶媒を真空中
で除去して、表題化合物が油(280mg、収率90
%)として生成する。 I.R.(そのまま):3350、1770、1750、1650、
1560(cm-1)。 〔α〕25 =−16.4(C=1.83%、クロロホルム) 元素分析値:C15H24N2O5として 計算値:C57.67;H7.74;N8.97 測定値:C57.25;H7.62;N8.62 例 18 (B=−X−R3;X=NH;R3=n−ペンチ
ル、R6=水素)の製造 メタノール(10ml)中の(B=−X−R3
X=NH;R3=n−ペンチル;R6=アセチル)
(280mg、0.9ミリモル)の溶液に、炭酸カリウム
(50mg)を加える。15分後に、クエン酸(76mg)
を加え、そして溶媒の大部分を真空中で除去す
る。残渣を食塩水で希釈し、そして酢酸エチルで
3回抽出する。合せた抽出液を乾燥(MgSO4
し、そして溶媒を蒸発する。反応物を酢酸エチル
から結晶化して、表題化合物195mg(80%)が生
成する。融点136−138度C。 〔α〕25 =−7.6(C=1.046%エタノール) 元素分析値:C13H22N2O4として 計算値:C57.76;H8.20;N10.36 測定値:C57.80;H8.33;N10.18 例 19 (B=−X−R3;X=NH;R3=n−ペンチ
ル;=テトラヒドロピラン−2−イル)の製
造 乾燥テトラヒドロフラン(100ml)中の(B
=−X−R3;X=NH;R3=n−ペンチル;R6
水素)(4g、14.8ミリモル)およびジヒドロピ
ラン(7.5g、過剰)の溶液に、無水p−トルエ
ンスルホン酸(50mg)溶液を加える。4時間後
に、溶液を重炭酸ナトリウム溶液中に注入する。
水性層をついでジクロロメタンで2回抽出する。
合せた抽出液を乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を
真空中で蒸発する。残渣(6g)をシリカゲル
上、溶出溶媒としてエチルエーテルを使用するク
ロマトグラフイにより精製する。かくして表題化
合物4.2gが得られる。融点117度C(エーテルか
ら結晶化)。 元素分析値:C18H30N2O5として 計算値:C60.99;H8.53;N7.90 測定値:C60.80;H8.61;N7.82 例 20 (B=−X−R3;X=NH;R3=n−ペンチ
ル;R6=テトラヒドロピラン−2−イル)の
対応ラクトールへの変形 −78度Cにおける乾燥テトラヒドロフラン(50
ml)中の(B=−X−R3;X=NH;R3=n−
ペンチル;R6=テトラヒドロピラン−2−イ
ル)(0.5g、1.85ミリモル)の撹拌した溶液に、
乾燥テトラヒドロフラン(25ml)で希釈したナト
リウムビスメトキシエトキシアルミニウムヒドリ
ド(ベンゼン中70%;12ml)の溶液を、−70度C
以下の温度を保ちつつ滴下する。 4時間後に、テトラヒドロフラン(20ml)中の
メタノール(7ml)を−78度Cで滴下して過剰の
環元剤を分解する。 反応混合物を酒石酸ナトリウムカリウム溶液中
に注入し、そして水性層をベンゼンで2回抽出す
る。合せた抽出液を食塩水で洗滌し、乾燥
(MgSO4)し、そして溶媒を真空中で除去して、
ラクトール(0.5g)が生成する。 この物質は不安定であり、更に精製することな
しに使用される。 I.R.(そのまま):3330、1650、1560(cm-1)。 N.M.R.(CDCl3)、δ値:0.90(t、J=5.5
Hz);1.1−2.9(m);4.3−5.1(m);5.44
(t、J=6Hz);5.4−5.7(m)。 例 21 (a)(B=−X−R3;X=NH;R、R2=水
素;R1=テトラヒドロピラン−2−イル;R3
=n−ペンチル;A=シス−CH=CH−)の製
造 ナトリウムヒドリド(0.7g、油中55%分散
液、17.9ミリモル)を、乾燥ジメチルスルホキサ
イド(10ml)と70度Cで2時間反応させる。室温
に冷却後、(4−カルボキシ−ブチル)トリフエ
ニルホスホニウムブロマイド(4.5g、10.1ミリ
モル)を小量ずつ加える。15分後に、乾燥ジメチ
ルスルホキサイド(5ml)中の例20のラクトール
(0.5g)を室温で加える。3時間後に、反応混合
物を氷水中に注入し、そしてメチレンクロライド
で2回抽出して中性化合物を除去する。水性層を
ついでリン酸ジ水素ナトリウムで酸性化し、そし
てエーテルで3回抽出する。合せた抽出液を水で
洗滌し、乾燥(MgSO4)し、そして溶媒を真空中
で蒸発する。残渣を酢酸エチル中で1時間放置
し、ついで固体(4−カルボキシ−ブチル)ジフ
エニルホスフインオキサイドを去する。酢酸エ
チル溶液を真空中で蒸発し、そして残渣(0.6
g)を酸洗滌シリカゲル上クロマトグラフイによ
り精製する。 エーテルでの溶出は表題化合物430mg(76%)
を生成する。融点85度C(エーテルから結晶
化)。 元素分析値:C23H40N2O6として 計算値:C62.70;H9.15;N6.36 測定値:C62.84;H9.19;N6.32 例 23 (a)(B=−X−R3;X=NH;R、R1、R2
水素;R3=n−ペンチル;A=シス−CH=
CH−)の製造 アセトン(5ml)中の(a)(B=−X−R3
X=NH;R、R2=水素;R1=テトラヒドロピラ
ン−2−イル;R3=n−ペンチル;A=シス−
CH=CH−)(100mg)の溶液および1NHCl(2
ml)を40度Cで3時間保つ。反応混合物をついで
食塩水中に注入し、そして酢酸エチルで2回抽出
する。合せた抽出液を食塩水で洗滌し、乾燥
(MgSO4)し、そして溶媒を真空中で蒸発する。
残渣を酸洗滌シリカゲル上、酢酸エチルで溶出す
るクロマトグラフイにより精製する。 かくして54mgが得られる。収率68%。 I.R.(CDCl3):3400、2400、3500、1720、
1640、1570(cm-1)。 元素分析値:C18H32N2O5として 計算値:C60.65;H9.05;N7.86 測定値:C60.38;H8.97;N8.01 N.M.R.(CDCl3)、δ値:0.90(t、J=5.5
Hz);1.1−2.9(m);3.0−4.5(m);4.16
(d、J=7Hz);5.2−5.7(m);5.4−7.0
(m)。 例 25 −(B=−W−R3;W=〓CHO−アセチル;
R3=n−ペンチル;R6=アセチル)の製造 無水ベンゼン(20ml)およびピリジン(35ml)
の混合物中の2−オキサ−6−イソシアナト−7
−アセトキシ−ビシクロ〔3・3・0〕−オクタ
ン−3−オン(6g)の溶液を、α−アセトキシ
−ヘプタン酸(8g)と還流した。3時間後に、
溶媒30mlを蒸留し、反応混合物を水で希釈し、そ
してジクロロメタンで抽出した。有機層を10%硫
酸、飽和重炭酸ナトリウム、そして最後に水で洗
滌した。乾燥(MgSO4)した後、溶媒を真空下に
濃縮し、そして残渣をシリカゲル上でクロマトグ
ラフイした。表題化合物は酢酸エチル−ヘキサン
(1:1)で溶出した。エチルエーテル−石油エ
ーテルから結晶化の後、本化合物は81−83度Cで
熔融する。 元素分析値:C18H27NO7として 計算値:C58.52;H7.37 N3.79 測定値:C58.62;H7.45 N3.76 I.R.(そのまま):3300、1780、1740、1670、
1550(cm-1)。 例 26 (B=−W−R3;W=〓CHOH;R3n−ペン
チル;R6=水素)の製造 メタノール(350ml)中の(B=−W−R3
W=〓CHO−アセチル;R3=n−ペンチル;R6
=アセチル)(18g、49ミリモル)の溶液を無水
炭酸カリウム(3g)で20分間処理した。反応混
合物を水中のクエン酸(50ml中4g)の溶液で中
和した。 メタノールの蒸発の後、反応混合物を飽和硫酸
アンモニウム溶液(100ml)で希釈し、そして酢
酸エチルで3回抽出した。乾燥(MgSO4)の後、
溶媒を真空中で濃縮し、そして残渣(12.6g)を
シリカゲル上でクロマトグラフイした。表題化合
物は酢酸エチル−ヘキサン(5:5)で溶出し
た。 元素分析値:C14H23NO5として 計算値:C58.93;H8.13;N4.91 測定値:C58.45;H8.23;N4.88 I.R.(そのまま):3300−3400、1770、1660、
1540(cm-1)。 N.M.R.(CDCl3−DMSO)、δ値:0.90(t=5.5
Hz);1.1−2.0(m);2.0−2.5(m);2.5−
3.0(m);3.7−4.3(m);4.6−4.8(m);
7.29(d)。 例 27 (B=−W−R3;W〓CHO−テトラヒドロ
ピラン−2−イル;R3=n−ペンチル;R6
テトラヒドロピラン−2−イル)の製造 無水テトラヒドロフラン(100ml)中の(B
=−W−R3;W=〓CHOH;R3=n−ペンチ
ル;R6=水素)(12.6g、44ミリモル)の溶液を
ジヒドロピラン(10ml)および無水p−トルエン
スルホン酸(50mg)で処理した。45分後に、反応
混合物を激しい撹拌下に飽和重炭酸ナトリウム溶
液で希釈し、そしてジクロロメタンで2回抽出し
た。乾燥(MgSO4)の後、溶媒を真空下に濃縮
し、そして残渣をベンゼンと共沸的に乾燥した。 表題化合物をシリカゲルカラム上クロマトグラ
フイし、エチルエーテルとヘキサンの混合物で溶
出した。 元素分析値:C24H39NO7として 計算値:C63.55;H8.67;N3.09 測定値:C63.08;H8.80;N2.90 I.R.(そのまま):3300、1770、1660、1560(cm
-1)。 N.M.R.(CDCl3)、δ値:0.90(t、J=5.5
Hz);1.1−2.0(m);2.1−2.4(m);2.8−
3.2(m);3.4−4.4(m);4.5−5.4(m);
6.3−7.2(m)。 例 28 (B=−W−R3;W=〓CHO−テトラヒド
ロピラン−2−イル;R3=n−ペンチル;R6
=テトラヒドロピラン−2−イル)の対応ラク
トールへの変形 −78度Cに冷却したラクトン(B=−W−
R3;W=〓CHO−テトラヒドロピラン−2−イ
ル;R3=n−ペンチル;R6=テトラヒドロピラ
ン−2−イル)(19g)の溶液に、無水テトラヒ
ドロフラン(250ml)中のナトリウムビス(2−
メトキシエトキシ)アルミニウムヒドリドの溶液
(120ml、70%ベンゼン溶液)を滴下した。4時間
後に、過剰の還元剤をメタノールの添加により注
意深く分解した。反応混合物をクエン酸ナトリウ
ム1M溶液(1)で希釈し、そしてベンゼンで
抽出した。 食塩水(100ml)で洗滌しそして乾燥
(MgSO4)した有機層を真空下に濃縮して、表題
化合物(19g)を得た。 元素分析値:C24H41NO7として 計算値:C63.27;H9.07;N3.07 測定値:C63.15;H9.11;N3.02 I.R.(そのまま):3350−3450、1670、1540(cm
-1)。 N.M.R.(CDCl3)、δ値:0.89(t);1.1−2.9
(m);3.3−4.4(m);4.5−5.0(m);5.0
(m);5.5−5.8(m);6.4−7.4(m)。 例 29 (a)(B=−W−R3;W=〓CHO−テトラヒ
ドロピラン−2−イル;R、R2=水素;R1
テトラヒドロピラン−2−イル;R3=n−ペ
ンチル;A=シス−CH=CH−)の製造 無水ヘキサンで洗滌したナトリウムヒドリド
(30.15g、628ミリモル)の懸濁液に、無水ジメ
チルスルホキサイド(280ml)を加え、そして反
応混合物を70度Cで60分間加熱した。ジメチルス
ルホキサイドアニオン溶液を20度Cに冷却し、
(4−カルボキシブチル)トリフエニルホスホニ
ウムブロマイド(152g)で処理し、そして生成
した溶液にジメチルスルホキサイド中の例28のラ
クトール((25ml中に19g)を加える。 26度Cで3時間撹拌の後、反応混合物を冷水
(1)で希釈し、そして酢酸エチルで3回(各
回500ml)抽出して、中性化合物を除去した。水
溶液を飽和NaHPO4溶液でPH4に酸性化し、そし
て酢酸エチルで3回(各回500ml)抽出する。有
機層を水で2回(各回100ml)洗滌し、乾燥
(MgSO4)し、そして真空中で300mlに濃縮した。
固体の沈澱を去し、そして溶液を真空中で濃縮
して、表題化合物16gを得た。 本化合物をシリカゲル(300g)上溶出溶媒と
してエチルエーテルを用いるクロマトグラフイに
より精製した。 I.R.(そのまま):3300、2400−3500、1730、
1660、1540(cm-1)。 N.M.R.(CDCl3)、δ値:0.89(t、J=5.5
Hz);1.1−2.5(m);3.2−4.3(m);4.4−
5.0(m);5.1−6.0(m);6.3−7.1(m)。 元素分析値:C29H49NO8として 計算値:C64.54;H9.15;N2.60 測定値:C64.78;H9.21;N2.56 例 30 I(a)(B=−W−R3;W=〓CHOH;R、
R1、R2=水素;R3=n−ペンチル;A=シス
−CH=CH−)の製造 アセトン(20ml)中の例29の化合物(2g)の
溶液に、1N塩酸(10ml)を加え、そして反応を
50度Cで1時間維持した。食塩水で希釈の後、反
応混合物を酢酸エチルで抽出し、そして有機層を
食塩水で洗滌した。乾燥(MgSO4)の後、溶媒を
真空下に濃縮した。クロマトグラフイによる精製
は2生成物を同量(300mg)で与えた。2つの化
合物は15位におけるジアステレオ異性体である。 元素分析値:C19H33NO6(より極性の低い化合
物)として 計算値:C61.43;H8.95;N3.77 測定値:C61.00;H9.00;N3.72 〔α〕25 =+4.4(C=1.12%、エタノール) 元素分析値:C19H33NO6(より極性の高い化合
物)として 計算値:C61.43;H8.95;N3.77 測定値:C61.20;H9.05;N3.82 〔α〕25 =+29.3(C=1.04%、エタノール) I.R.およびN.M.R.スペクトルは両異性体で等し
い。 I.R.(CDCl3):3450、2400−3600、1730、
1655、1530(cm-1)。 N.M.R.(CDCl3)、δ値:0.90(t、J=5.5
Hz);1.1−2.6(m);3.4−4.3(m);5.1−
5.9(m);7.1−7.4(m)。 例 34 (a)(B=−W−R3;W=−CHOH−(CH2n
−X−;m=1;X=0;R、R1、R2=水
素;R3=p−フルオロフエニル;A=シス−
CH=CH−)の製造 表題化合物を、2−オキサ−6−イソシアナト
−7−アセトキシ−ビシクロ〔3・3・0〕オク
タン−3−オンから、例25ないし30と実質的に等
しい方法に従つて製造した。反応パートナ−3−
(p−フルオロフエノキシ)乳酸(融点146度C)
は米国特許第3699097号中に記載した方法に従つ
て製造した。イソシアネートとの反応に先立ち、
上記乳酸誘導体のヒドロキシ基はアセチル化によ
り保護した。 表題化合物は、酸洗滌シリカゲル上、溶出溶媒
として酢酸エチル−ヘキサン7:3を使用するカ
ラムクロマトグラフイによつて容易に分離しうる
15位の2つのジアステレオ異性体からなつてい
る。 より極性の低い異性体は次の特徴を有する: 元素分析値:C21H28FNO7として 計算値:C59.28;H6.63;N3.29 測定値:C59.71;H6.45;N3.35 〔α〕25 =0(C=0.67%、エタノール)。 より極性の高い異性体は次の特徴を有する: 元素分析値:C21H28FNO7として 計算値:C59.28;H6.63;N3.29 測定値:C59.41;H6.55;N3.25 〔α〕25 =+17.3(C=0.52%、エタノール)。 より極性の高い異性体は酢酸エチル−ヘキサン
から結晶化する。融点114度C。 I.R.およびN.M.R.スペクトルは両異性体で等し
い。 I.R.(そのまま):3450、2400−3550、1710、
1650、1540、1505、830(cm-1)。 N.M.R.(CDCl3−DMSO)、δ値:1.3−2.5
(m);3.8−4.5(m);5.1−5.7(m);6.88
−7.0(m);7.2−7.4(d)。 例 35 I(a)(B=−W−R3;W=〓CHNHCOO−tert
−ブチル;R、R2=水素;R1=テトラヒドロ
ピラン−2−イル;R3=n−ペンチル;A=
シス−CH=CH−)の製造 表題化合物を、2−オキサ−6−イソシアナト
−7−アセトキシ−ビシクロ〔3・3・0〕オク
タン−3−オンから、例25ないし29の方法に基本
的に従うことによつて製造した。 反応パートナー2−〔N−(tert−ブトキシカル
ボニル)アミノ〕−ヘプタン酸(融点74度C)は
2−アミノヘプタン酸およびtert−ブトキシカル
ボニルアジドから製造した。 例 36 (a)(B=−W−R3;W=〓CHNH2;R、
R1、R2=水素;R3=n−ペンチル;A=シス
−CH=CH−)の製造 例35の化合物(0.5g)を90%トリフルオロ酢
酸と室温で2時間撹拌した。過剰の酸をついで蒸
発し、そして残渣をポリスチレンスルホン化樹脂
〔アンバーライト(Amberlite)CG−120〕上カ
ラムクロマトグラフイにより精製し、先ず水で、
ついで水中の増加する量のアンモニアで溶出し
て、表題化合物(280mg)を得た。 この化合物はTLC(ブタノール/酢酸/水
4:1:1)により容易に分離しうる15位の2つ
のジアステレオ異性体からなつている。このジア
ステレオ異性体の混合物は次の特徴を有する。 I.R.(ヌジヨール):2300−3550、1670、1520−
1570(cm-1)。 N.M.R.(DMSO)、δ値:0.90(t、J=5.5
Hz);1.1−1・8(m);1.8−2.4(m);3
−3.6(m);3.6−4.1(m);4.5−5
(m);5.15−5.5(m);7.7−8.1(m)。 元素分析値:C19H34N2O5として 計算値:C61.59;H9.25;N7.56 測定値:C61.78;H9.33;N7.44 例 37 (a)(B=−W−R3;W=〓CHNH2;R、
R1、R2=水素;R3=n−ペンチル、A=−
CH2−CH2−)の製造 50%エタノール中に溶かした例36の化合物
(400mg)を10%パラジウム炭素(100mg)の存在
において水素化した。3時間後にガスの吸収が停
止し、触媒を過し、そして溶媒を除去して、表
題化合物(400mg)を得た。 この化合物はTLC(n−ブタノール/酢酸/
水4:1:1)により容易に分離しうる15位の2
つのジアステレオ異性体からなつている。 この2つのジアステレオ異性体の混合物は次の
特徴を有する: 元素分析値:C19H36N2O5として 計算値:C61.26;H9.74 N7.52 測定値:C61.08;H9.61 N7.64 I.R.(ヌジヨール):3300、2300−3600、1670、
1540−1600(cm-1)。 N.M.R.(DMSO)、δ値:0.90(t、J=5.5
Hz);1.05−1.8(m);1.95−2.35(m);
3.05−3.4(m);3.6−4.1(m);7.55−7.85
(m)。 より極性の高い異性体は、エタノールから結晶
化の後次の特徴を有する: 融点:216度C。 〔α〕25 =+13(C=0.38%1NHCl) 元素分析値:C19H36N2O5として 計算値:C61.26;H9.74;N7.52 測定値:C61.15;H9.86;N7.55 I.R.およびN.M.R.は上記と同じである。 例 38 (a)(B=−W−R3;W=−CHOH−(CH2n
−X−;m=1;X=0;R、R1、R2=水
素;R3=3・4−ジメチルフエニル;A=シ
ス−CH=CH−)の製造 表題化合物を、2−オキサ−6−イソシアナー
ト−7−アセトキシ−ビシクロ〔3・3・0〕オ
クタン−3−オンから、例25ないし30と基本的に
等しい方法に従つて製造した。反応パートナー3
−(3・4−ジメチルフエノキシ)乳酸(融点121
度C)は、米国特許第3699097号に記載された方
法に従つて製造した。イソシアネートとの反応に
先立つて、上記乳酸誘導体のヒドロキシ基はアセ
チル化によつて保護した。表題化合物は、酸洗滌
シリカゲル上、溶出溶媒として酢酸エチル−ヘキ
サン7:3を使用するカラムクロマトグラフイに
よつて容易に分離しうる15位の2つのジアステレ
オ異性体からなつている。 より極性の低い異性体は次の特徴を有する。 元素分析値:C23H33NO7として 計算値:C63.43;H7.64;N3.22 測定値:C63.35;H7.55;N3.20 〔α〕25 =+6(C=1%、エタノール95%)。 融点93−96度C(酢酸エチル−ヘキサンか
ら)。 より極性の高い異性体は次の特徴を有する。 元素分析値:C23H33NO7として 計算値:C63.43;H7.64;N3.22 測定値:C63.30;H7.79;N3.18 〔α〕25 =+26(C=1%、エタノール95%)。 融点131度C(酢酸エチルから)。 I.R.およびN.M.R.スペクトルは両異性体で等し
い。 I.R.(ヌジヨール):3480、3400、2300−3500、
1720、1660、1620、1580、1520(cm-1)。 N.M.R.(CDCl3−DMSO)、δ値:1.3−2.7
(m);2.13(s);2.16(s);3.7−4.5
(m);4.4−6.1(m);5.2−5.5(m);6.49
(d);6.58(s);6.83(d);7.1−7.4
(m)。 例 39 (a)(B=−W−R3;W=−CHOH−(CH2n
−X−;m=1;X=0;R、R1、R2=水
素;R3=m−トリフルオロメチルフエニル;
A=シス−CH=CH−)の製造 表題化合物を、2−オキサ−6−イソシアナト
−7−アセトキシ−ビシクロ〔3・3・0〕オク
タン−3−オンから、例25ないし30と基本的に等
しい方法に従つて製造した。反応パートナー3−
(m−トリフルオロメチルフエノキシ)乳酸(融
点99度C)は、米国特許第3699097号に記載され
た方法に従つて製造した。イソシアネートとの反
応に先立ち、上記乳酸誘導体のヒドロキシ基は、
アセチル化により保護した。表題化合物は酸洗滌
シリカゲル上、溶出溶媒として酢酸エチル−ヘキ
サン7:3を使用するカラムクロマトグラフイに
より容易に分離しうる15位の2つのジアステレオ
異性体からなつている。 極性より低い異性体は次の特徴を有する: 元素分析値:C22H28F3NO7として 計算値:C55.57;H5.94;N2.95 測定値:C55.66;H6.01;N2.87 〔α〕25 =+27(C=1%エタノール)。 より極性の高い異性体は次の特徴を有する: 元素分析値:C22H28F3NO7として 計算値:C55.57;H5.94;N2.95 測定値:C55.36;H5.88;N3.01 〔α〕25 =+11(C=1%エタノール)。 I.R.およびN.M.R.スペクトルは両異性体で等し
い。 I.R.(そのまま):3300、2400−3600、1710、
1650、1580、1540(cm-1)。 N.M.R.(CDCl3−DMSO)、δ値:1.2−1.7
(m);3.8−4.7(m);4.9−5.9(m);7.0
−7.7(m)。 例 40 (a)(B=−W−R3;W=〓CH−OCH3
R、R1=水素;R2=メチル;R3=n−ペンチ
ル;A=シス−CH=CH−)の製造 表題化合物を、2−オキサ−6−イソシアナト
−7−アセトキシ−ビシクロ〔3・3・0〕オク
タン−3−オンから、例25ないし30と基本的に同
じ方法に従つて製造した。反応パートナー2−メ
トキシ−ヘプタン酸(沸点100度C、18mmHg)は
標準方法で製造した。表題化合物は、シリカゲル
上、溶出溶媒としてメチレンクロライド−メタノ
ール99/1を使用するカラムクロマトグラフイによ
つて容易に分離しうる15位の2つのジアステレオ
異性体からなつている。 より極性の低い異性体は次の特徴を有する: 元素分析値:C21H37NO6として 計算値:C63.13;H9.33;N3.50 測定値:C63.38;H9.41;N3.41 融点53−55度C(エーテル−ヘキサンから) より極性の高い異性体は次の特徴を有する: 元素分析値:C21H37NO6として 計算値:C63.13;H9.33;N3.50 測定値:C62.78;H9.26;N3.40 融点75−77度C(エーテル−ヘキサンから)。 〔α〕25 =+67.7(C=0.945%、クロロホルム)
。 I.R.およびN.M.Rスペクトルは両異性体で等し
い。 I.R.(そのまま):3450、3300、1730、1650、
1550(cm)。 N.M.R.(CDCl3)、δ値:0.88(t);1.2−2.8
(m);3.4−4.7(m);3.40(s);3.67
(s);5.2−5.8(m);6.74(d)。 上記方法に従つて操作することにより、次の化
合物が製造される。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次式 〔式中、5員環Pは基 (式中、RおよびR1は独立して水素、あるいは炭
    素原子2〜5個の低級アルカノイルおよびテトラ
    ヒドロピラン−2−イルから選択されるヒドロキ
    シ官能基の保護基である) を表わし;記号Aは−CH2−CH2−またはシス−
    CH=CH−を表わし;記号R2は水素、炭素原子
    1〜6個のアルキルまたはカチオンを表わし;記
    号Bは、 (a) −X−R3基{式中、XはOおよびNHから選
    択され、そしてR3は炭素原子1〜7個の直鎖
    または分枝鎖のアルキル、フエニル−(CH2o
    −基、置換フエニル−(CH2o−基(式中、n
    は0ないし4の整数である)}; (b) −W−R3基{式中、R3は上記と同じ意味を
    有し、そしてWは基−CH2−、 【式】【式】 −(CH2n−X−、および (式中、R4およびR5は独立して水素、または炭
    素原子1〜6個のアルキル基であり、mは1〜
    3の整数であり、そしてXは上記と同じ意味を
    有する)から選択される}; を表わす〕で示される化合物。 2 記号Aが−CH2−CH2−基、またはシス−
    CH=CH−基を示し、RおよびR1が各々独立し
    て水素、テトラヒドロピラン−2−イルまたはア
    セチルを示し、R2が水素、アルカリ金属カチオ
    ンまたはメチルであり、Bが−X−R3または−
    W−R3基(式中、XはOまたはNHであり、Wは
    −CH2−、−CHOH−、−CHOCH3−、−CHNH2
    −、−CH2−O−または−CHOH−CH2−O−基
    であり、そしてR3は炭素原子4〜5個の直鎖ま
    たは分枝鎖のアルキル基;フエニル基;メチル、
    ブロモ、クロロ、フルオロ、メトキシ、ニトロ、
    シアノおよびトリフルオロメチルから選ばれる置
    換基によつて置換されているフエニル基;または
    ジメチルフエニル基である)である特許請求の範
    囲第1項の化合物。 3 記号Aが−CH2−CH2−基、またはシス−
    CH=CH−基を示し、RおよびR1が水素を示
    し、R2が水素またはアルカリ金属カチオンであ
    り、Bが−W−R3基(式中、Wは−CH2−、−
    CHOH−、−CHOCH3−、−CHNH2−、−CH2−O
    −または−CHOH−CH2−O−基であり、そして
    R3はn−ペンチル、フルオロフエニル、ジメチ
    ルフエニルおよびトリフルオロメチルフエニルか
    ら選択される基である)である特許請求の範囲第
    2項の化合物。 4 記号Aがシス−CH=CH−基を示し、R、
    R1およびR2が水素を示し、Bが−W−R3基(式
    中、Wは−CHOH−基であり、そしてR3はn−
    ペンチルである)である特許請求の範囲第3項の
    化合物。 5 記号Aがシス−CH=CH−基を示し、R、
    R1およびR2が水素を示し、Bが−W−R3基(式
    中、Wは−CHOH−CH2−O−基であり、そして
    R3はp−フルオロフエニルである)である特許
    請求の範囲第3項の化合物。 6 記号Aがシス−CH=CH−基を示し、R、
    R1およびR2が水素を示し、Bが−W−R3基(式
    中、Wは−CHOH−CH2−O−基であり、そして
    R3は3・4−ジメチルフエニルである)である
    特許請求の範囲第3項の化合物。 7 記号Aがシス−CH=CH−基を示し、R、
    R1およびR2が水素を示し、Bが−W−R3基(式
    中、Wは−CHOH−CH2−O−基であり、そして
    R3はm−トリフルオロメチルフエニルである)
    である特許請求の範囲第3項の化合物。 8 記号Aがシス−CH=CH−基を示し、R、
    R1およびR2が水素を示し、Bが−W−R3基(式
    中、Wは−CHOH−CH2−O−基であり、そして
    R3はp−フルオロフエニルである)である化合
    物の極性の強い方の異性体である特許請求の範囲
    第1項の化合物。 9 次式 〔式中、5員環Pは基 (式中、RおよびR1は水素を示す)を表わし;記
    号Aはシス−CH=CH−を表わし;R2は水素で
    あり、Bは−W−R3基(式中、Wは−CHOH
    −、または−CHOH−CH2−O−基であり、そし
    てR3はn−ペンチル、p−フルオロフエニル、
    3・4−ジメチルフエニルおよびm−トリフルオ
    ロメチルフエニルから選択される基である)であ
    る〕で示される化合物の有効量を含有する妊娠し
    た雌動物における出産を阻止するための医薬組成
    物。
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