JPS61134338A - フエノ−ルケトン化合物の製造法 - Google Patents

フエノ−ルケトン化合物の製造法

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JPS61134338A
JPS61134338A JP59256169A JP25616984A JPS61134338A JP S61134338 A JPS61134338 A JP S61134338A JP 59256169 A JP59256169 A JP 59256169A JP 25616984 A JP25616984 A JP 25616984A JP S61134338 A JPS61134338 A JP S61134338A
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zingerone
gingerol
benzyl
phenolic hydroxyl
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JP59256169A
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Mikiaki Tanaka
田中 幹晃
Fumiyoshi Urano
文良 浦野
Tsutomu Tani
力 谷
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Tsumura and Co
Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
Original Assignee
Wako Pure Chemical Industries Ltd
Tsumura Juntendo Inc
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式(I) d (式中、Rは−CH*  CH(CHJ+  CHaま
たはH CH=CH(CHt )4  C八を表わす。)で示さ
れるフェノールケトン化合物の製造法に関する。
Rが−CHt  CH(CHり4  C馬で表わされる
上記■ H 一般式(I)で示されるフェノールケトン化合物は〔6
〕−ジンゲロール((6) −Gingerol )と
称され、又、Rが−CH=CH(Cut)+  CH4
で表わされる上記一般式(I)で示されるフェノールケ
トン化合物は〔6〕−ショウガオール((6) −Sh
ogaol )と称され、いずれもショウガ科の植物で
あるショウガの根茎から抽出することができる薬用成分
(鎮痛剤、鎮咳剤等)としてよく知られた化合物である
これら、〔6〕−ジンゲロール及び〔6〕−ショウガオ
ールの合成法として代表的なものに、バニリン(Van
ilin )から出発しジンゲロン(Zingeron
 )を経由して〔6〕−ジンゲロールを得、これの脱水
反応によシ〔6〕−ショウガオールを得る合成ルートが
ある。
これは、バニリンとアセトンのアルドール縮合反応で4
−ヒトaキシ−3−メトキシベンジリデンアセトン(A
を得、 これを還元するとその還元成績体としてジンゲロン(B
)が得られるから、 このジンゲロン(B) を経由して〔6〕−ジンゲロー
ル及び〔6〕−ショウガオールを合成しようとするもの
であシ、ジンゲロン(B)731ら〔6〕−ジンゲロー
ルを合成する方法の違いにより、次の2つの方法に分け
られる。
第一の方法は、リチウムジイソプロピルアミド(LDA
 )と、塩化トリメチルシランを用い、テトラヒドロフ
ラン(THF )中−10℃で反応させることにより、
ジンゲロンのフェノール性水酸基をトリメチルシリル基
で保護し、同時に置換基の少ないエノールシリルエーテ
ルを位置選択的に生成させ、このエノールシリルエーテ
ル?:12!a 塩化fタンの存在下その位置特異性を
保ったまま一78℃でn−ヘキサナールに付加させ、相
当するアルドールを生成させることによシ〔6〕−ジン
ゲロールを合成しようとするものである。
CB) (Ia) しかしながらこの方法では、トリメチルシリル基で保護
された中間本エノールシリルエーテルの熱安定性が悪く
、これはその位置異性体である多置換のエノールシリル
エーテルに容易に異性化してしまうので、−回の反応で
大量生産する等の工業的製法として採用するのは極めて
困難である。
第二の方法は、先ずジンゲロンのフェノール注水酸基ヲ
トリメチルシリル基で保護してそのO−トリメチルシリ
ルエーテルヲ得、 U (B) 次に、LDAを用いてTHF中−78℃で反応させてこ
の中間体0−トリメチルシリルエーテルから置換基の少
ないエノラートアニオンを位置選択−的に生成させ、こ
のエノラートアニオンをその位置特異性を保ったまま一
78℃でn−ヘキサナールに付加させて相当するアルド
ールを生成させることにより0−)リメチルシリルー〔
6〕−ジンゲロールを得、その保護基であるトリメチル
シリル基を酸で外して〔6〕−ジンゲロールを得ようと
するものである。
CI&) しかしながら、この方法に於ても、中間体〇−トリメチ
ルシリルジンゲロンの安定性が悪く、この−因としては
中間Bo−トリメチルシリルジンゲロンの保護基トリメ
チルシリル基が反応条件で外れやすいことなどが考えら
れるが、いずれにしても、この方法は第一の従来法同様
量産等に不適当であり、企業化することは困難である。
本発明者らは、上記の如き従来法の欠点に鑑み鋭意研究
1.安定性よくそのエノラートアニオンをn−ヘキサナ
ールに付加させ相当するアルドールを生成させ得る中間
体の存在なしには、本ルート、。
即ちバニリンから出発しジンゲロンを経由して(6,1
−ジンゲロール及ヒ〔6〕−ショウガオールを合成する
ルートの企業化はあり得ないと考え、そのような中間体
として、そのフェノール性水酸基が置換基を有していて
もよいベンジル基で保護されたジンゲロンが極めて優れ
た化合物であることを見出し、本発明を完成する愕至っ
た。
即ち、本発明は、バニリンとアセトンのアルドール縮合
反応により4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジリデン
アセトンを得、これの還元酸MtlGであるジンゲロン
のフェノール性水酸基を置換基を有していてもよいベン
ジル基で保護した後、これにアルカリ金属対イオン強塩
基を作用させてエノラートアニオンを生成させ、これt
−n−ヘキサナールに付加させて相当するアルドールを
生成させ、然る後そのフェノール性水酸基を保護してい
る保護基を還元により水素に置換させることによって外
して〔6〕−ジンゲロール(Ia)H を得るか、又は得られた〔6〕−ジンゲロールの脱水反
応により〔6〕−ショウガオール(Ib)υ を得ることを特徴とする、一般式 (式中、Rは−CH,−CH(CH2)4  CHsま
たはH CH−CH(CHJ4  C馬 金表わす。)で示され
るフェノールケトン化合物の製造法の発明である。
本発明は、バニリンから出発しジンゲロンを経由して〔
6〕−ジンゲロール及び〔6〕−ショウガオールを合成
するルートの企業化を極めて容易にしたものであシ、そ
の企業化を極めて容易とした合成ルートの中心は、ジン
ゲロンから〔6〕−ジンゲロールを得る工程にある。
本発明に於ける、ジンゲロンから〔6〕−ジンゲロール
を得る工程の概略は以下の通りである。
1−/、千傘愉 H (但し、R1は置換基を有していてもよいベンジル基を
表わす。
即ち、ジンゲロンの7エノール性水酸基を置換基を有し
ていてもよいベンジル基で保護した後、これに適当な塩
基を作用さ、せると置換基の少ないエノラートアニオン
が位置選択的に生成し、その位置特異性を保ったままn
−ヘキサナールに付加して相当するアルドールを生成さ
せるから、この反応により、そのフェノール性水酸基が
置換基を有していてもよいベンジル基で保護され、た〔
6〕−ジンゲロールを容易に得ることができる。ここで
用いられる保護基は、接触還元等によシ還元的に脱離し
て容易に外れるものであるからそのような脱離反応によ
り保護基を外すことによって簡単に〔6〕−ジンゲロー
ルを得ることができる。
本発明の製造法に於て、ジンゲロンのフェノール性水酸
基の保護基として用いられる、置換基を有していてもよ
いベンジル基の置換基としては、例えば、ニトロ基、炭
素数1〜4のアルキル基(メチル基、エチル基等)、炭
素数1〜4のアルコキシ基(メトキシ、エトキシ基等)
、ハロゲン(塩素、臭素、沃素等)などが挙げられるが
、これらに限定されるものではなく、又、置換基の位置
としてはo −、m −、p−のいずれにても良いが、
通常は、p−置換体が好ましく用いられる。
これらの保護基でジンゲロンのフェノール性水酸基を保
護する場合には、例えば、塩素、臭素。
沃素等のハロゲンやメタンスルホン酸、ベンゼンスルホ
ンII I P −トルエンスルホン酸等のスルホン酸
エステル残基金脱離基として有する置換、又は無置換の
ベンジル化合物をジンゲロンのフェノラートイオンと反
応させれば容易にその脱離基を脱離し、フェノール性水
酸基をこれらの保護基で保護したジンゲロンを収率よく
得ることができる。
これらベンジル化合物とジンゲロンとの反応は通常ジン
ゲロンに対し1〜1.5倍モルのベンジル化合物を用い
、反応溶媒(通常メタノール)の還流温度乃至若干それ
より低い温度で、通常1〜7時間、好ましくは3〜5時
間反応させることにより達せられる。なお、ジンゲロン
かラフエ、/7−トイオンを生成させるには、ナトリウ
ム、カリウム等のアルカリ金属アルコキシド、例えばナ
トリウムメトキシド、ナトリリウムエトキシド、カリウ
ム第三級ブトキシド、カリウム第三級ベントキシト等f
r、7 xノラートイオン生成塩基として用いればよい
次に本発明の製造方法の全工程について順を追って述べ
る。
先ず、バニリンとアセトンのアルドール縮合反応で4−
ヒドロキシ−3−メトキシベンジリデンアセトンを合成
する。
アセトンは自己縮合の速度がずっと遅く、バ七リンはα
−水素をもたないから、バニリンの不均化反応が起らな
い適度の塩基性で過剰のアセトンとバニリンとを反応さ
せると、アルドール縮合反応は室温でも容易に進行し、
縮合体として4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジリデ
ンアセトンを収率よく与える。
次に、4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジリデンアセ
トンを還元してジンゲロンを合成する。
4−ヒドロキシ−3−メト苓ジベンジリデンアセトンの
ベンゼン核とケトンに共役した二重結合の水素化反応は
、水素化触媒、とくに白金、パラジウム、ニッケル等の
金属表面で容易に行われることは衆知の通りである。又
、ロジウム、イリジウム、ル六ニウム、銅、酸化クロム
等の金属、若しくは金属酸化物も同様に水素化触媒とし
て用い得ることは云うまでもない。本還元反応は常温常
圧でも容易に進行し、還元成績本ジンゲロンが収率よく
得られる。
次いでジンゲロンを前述の如く置換又は無置換のベンジ
ル化合物と反応させれば、フェノール性水酸基を置換又
は無置換のベンジル基で容易に保護することができる。
かくして、ベンジル基若しくは置換ベンジル基で保護さ
れたジンゲロンに適当な塩基を作用させると置換基の少
ないエノラートアニオンが位置選択的に生成し、これは
その位置特異性を保ったままn−ヘキサナールに付加し
て相当するアルドールを生放し、同保護基を持った〔6
〕−ジンゲロールを高収率で与える。
同上の、ベンジル基、若しくは置換ベンジル基で保護さ
れたジンゲロンに作用させる適当な塩基としては、例え
ば、一般式、R4NLi(式中、R2は珪素St f有
していてもよく、且つ枝分かれしていてもよいアルキル
基、又はシクロアルキル基を表わす。)で示される置換
リチウムアミド、若しくはアルキル基で置換されていて
も良いピペリジノ基からなる環状リチウムアミド等が挙
げられる。
これら置換リチウムアミド類のうち、代表的なものを数
例構造式で示すと、次のとおシである。
これらの置換リチウムアミド類を、そのフェノール性水
酸基がベンジル基、若しくは置換ベンジル基で保護され
たジンゲロンに作用させると、同ジンゲロンから同保護
された〔6〕−ジンゲロールへの反応は、比較的温度が
高い低温でも安定性よく高収率で進行する。
など、対イオンがカリウムイオンであるアルカリ金属対
イオン強塩基を用いた場合も置換リチウムアミド類を0
−ベンジルジンゲロンに作用させたときと同様、0−ベ
ンジル−〔6〕−ジンゲロールへの反応を効果的に進行
させる。
これに対し、同じ塩基でも、例えばN−メチルを、例え
ば、そのフェノール性水酸基がベンジル基で保護された
ジンゲロン、即ち、O−ベンジルジンゲロンに作用させ
る場合は、この反応の目的物O−ベンジル−〔6〕−ジ
ンゲロールH僅かLか得うれず、0−ベンジルジンゲロ
ンの自己縮合体が多量に生成してしまい、この反応を企
業化する即ち、本反応を効果的に進行させる塩基として
は、対イオンがリチウムイオン、カリウムイオイである
ような、アルカリ金属対イオン強塩基Y  M+ (但し、Mはアルカリ金属を、Y−はアルカリ金属対イ
オンMの対アニオンを表わす。)が適当である。
なお、対アニオンY−としては、窒素アニオンこのよう
に、適当な塩基を作用させると、ベンジル基、若しくは
置換ベンジル基でそのフェノール性水酸基−〇Hが保護
され友ジンゲロンは、置換基の少ないエノラートアニオ
ンを位置選択的に(R1は置換基を有していてもよいベ
ンジル基を表わす。) アルカリ金属対イオン強塩基YM の適当な嵩高さは、
この位置選択性を有利に導く。
この生成したエノラートアニオンは、所謂ア/ビダント
アニオンで、エーテル類(ジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル等)1.グライム類(l、2−ジメトキ
シエタン等)、テトラヒドロ7ラン(THF )等のよ
うな不活性反応溶媒中、アルカリ金属対イオン強塩基Y
Mの存在下、n −ヘキサナールと炭素上で反応し、そ
の位置特異性を保ったiまn−ヘキサナールのアルデヒ
ドケト/基に付加して相当するアルドールを生成し、比
較的温度が高い低温、例えば、−10〜−30℃程度の
低温でも安定性よく高収率で進行して、そのフェノール
性水酸基がベンジル基、若しくは置換ベンジル基で保護
された〔6〕−ジンゲロールヲ容易に得ることができる
〔6〕−ジンゲロールのフェノール性水酸基の保護基で
あるベンジル基、若しくは置換ベンジル基は、接触還元
等により還元的に脱離して容易に外れるので、そのよう
な脱離反応により保護基を外すことに2って簡単に〔6
〕−ジンゲロールを得ることができる。
接触還元は、分子中のケトン基を還元することなく選択
的に同上の保護基を脱離させる緩和な条件で行なうこと
ができる。
接触還元に用いられる水素化触媒は、通常は、白金、パ
ラジウム、ニッケル等の金属であυ、これらは夫々、”
 Adams触媒”、 Pd/C、Pd/BaSO4。
“Raney ニッケル”等として使用されるが、その
ほか、ロジウム、イリジウム、ルテニウム、銅。
酸化クロム等を水素化触媒として用いる得ることは衆知
の通りである。
この還元的脱離反応は、通常室温程度の温度、即ち15
〜40℃位の温度で、常圧乃至4〜/−程度の加圧下、
メタノール、エタノール、アセトンなど、通常接触還元
に用いられる溶媒を用いて容易に進行し、収率よく、〔
6〕−ジンゲロールを与える。〔6〕−ショウガオール
は、〔6〕−ジンゲロールの脱水反応によシ容易に得る
ことができる。
即チ〔6〕−ショウガオールのアルキル側鎖にある水酸
基は二級の水酸基であるので、メタンスルホン酸、ベン
ゼンスルホンR、p −トルエンスルホン酸のような酸
触媒の存在下、容易に脱水されて、ケトン基と共役した
二重結合を生成するから、例えばこのような酸を脱水剤
として用いる脱水反応により収率よ<〔6〕−ショウガ
オールを得ることができる。
本発明は、特に、ジンゲロンから〔6〕−ジンゲロール
への反応の企業化を容易にすることによって、バニリン
から出発しジンゲロンを経由して〔6〕−ジンゲロール
を得、これの脱水反応により〔6〕−ショウガオールを
得る合成ルートの企業化を容易にしたものであシ、斯業
に貢献するところ極めて大なるものである。
以下に実施例を示すが、本発明はこれらの実施例によっ
て何ら制約を受けるものではない。
実施例 (1)  4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジリデン
アセトンの合成 バニリン76 P C0,5モル)ヲアセトン。
1soy、及び水250 rntと混合し、これに25
〜30℃で25チ水酸化ナトリウム水溶液93Fを滴下
後、室温で3日間反応させな。
反応液を酸性とし、析出晶’ThP取、乾燥して粗品8
69を得、これをメタノールより再結晶シて、4−ヒド
ロキシ−3−メトキシベンジリデンアセトン、75.O
f’i黄色結晶性粉末として得た。mp127〜129
℃(収率78.0%)。
NMR(CDC1,)δppm:Z37(3H,J。
C0CH,) 、 3.90 (3H、J 、 QC山
) 、 6.33(IH,、r、OH)、6.53(I
H,d 、Jニ1 6Hz  、=CH−Co −)、
6.8〜7.2  (3H,m、  aromatic
−H)  、  7.45(IH,d。
J = 1 6 Hz  、  = CH−Ar  )
IR)/”r (cm ”  ): 3310 (OH
)、1635ax (C=0) 元素分析値 cuHuosとして 計算値(1: C68,74、H6,29実測値@):
C68,57,I(6,31(2)  ジンゲロンの合
成 4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジリデンアセトン7
6.9 f (0,4モル)をメタノールに溶解し、1
0%ラネーニッケル触媒中、常温常圧接触還元し、理論
量の水素を吸収させた。次いで触媒’kP去、P液を減
圧濃縮し、黄色油状の残渣74tf減圧蒸留しbp16
0〜168℃/ 0.2〜0.3 mmHt留分の4−
(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)フタノー2
−オン(ジンゲロン) 72.3 f ’に殆無色油状
物として得た。水晶は、冷時、結晶化する。mp 39
〜40℃(収率93チ)。
NMR(CDCLa ) δ ppm: 2..13(
3Hj J−COCH3)  = 177 (4H、m
 、 Ar  CHl cn、co )。
3.83(3H,署、OC九)、5.67(IHjわO
H)  、  6.5〜7.0  (3H、m 、  
aromatic−H)IRνNeat(cWt−’)
 : 3400 (OH) 、 1710ax (C=O) 元素分析値 CIIH1403として 計算値(1: C68,02、H7,26実測値@) 
: C67,95、H7,35(3)  O−ペンジル
ジンゲロンノ合成ジンゲロ758.3 r (0,3モ
ル)をメタノールに溶解し、これに28チナトリウムメ
トキシド63.7ft滴下し、次いで塩化ベンジル55
.59f注入後、4時間、攪拌、還流反応させた。反応
液t−濾過し、戸液を減圧濃縮し、残渣をエタノールよ
り再結晶して、4−(4−ベンジルオキシ−3−メトキ
シフェニル)ブタン−2−オン(0−ベンジルジンゲロ
ン)80.5ft−白色結晶性粉末として得た。mp6
0〜62℃(収率94.4%)。
NMR(CDC1,)  δ ppm : 2..10
  (3H+j*−COCHa )  、  2.75
 (4H、?  、  −CH,CH,−)。
3.83(3H,IIP、0CH3)、5.07(2H
#*0CHt−)、6.5〜6.9(3H,m。
aromatic−H)、7.2〜7.5  (5H、
m  #arommttc −H) IRν二(m’): 1720 (C=O)元素分析値
 C,、Hゎ0.として 計算値(1): C76,03、H7,09実測値(@
 : C75,95、H7,11(4)  O−ベンジ
ル−(6)−シンゲロールノ合成窒素気流下、テトラヒ
ドロ7ラン100−にn−ブチルリチウム−n−ヘキサ
ン溶液46mj’1−15〜−10℃で加え、それにジ
イソプロピルアミン8tを滴下した。次いでこれに−7
8〜−75℃でO−ベンジルジンゲロン14.2F(0
,05モル)のテトラヒドロフラン溶液を滴下、同温度
で1時間攪拌し友。次にn−ヘキサナール8tのテトラ
ヒドロフラン溶液を−75〜−70℃で滴下した。同温
度で3時間攪拌反応後エーテルを注入し七希釈し、有機
層’i2M−塩酸60−で2回、5%NaHCOg水溶
液100−で2回、更に水100mgで2回洗浄の後、
無水Mg5O,で乾燥した。乾燥剤全戸去し、P液を減
圧濃縮して残渣(褐色油状物) 22 Pi得、これを
カラムクロマトグラフィー(フコ−ゲルC−200,溶
離溶媒:塩化メチレン)で分離した。Rf値0.25の
溶出部2分画し、濃縮して5−ヒドロキシ−1−(4−
べ/ジルオキシー3−メトキシフェニル)デカン−3−
オン(0−ベンジル−〔6〕−ジンゲロール)15.5
Fを白色結晶として得九。mp78.5〜81’c(収
率8o、6%)。
NMR(cDct、 )、δppm : 0.88 (
3H、t。
CHzCHa ) 、 1.1〜1.9 (8H、m 
、 CHt X4)、250(2H,d、J=6Hz、
 −〇OCR,−CH(OH)−) 、 167〜3.
00 (4H、m 、 ArCH,CHzCO−) 、
 3.80 (3H。
JtOCHl)、3.8〜4.2(IH,m、−CH−
−1〜                      
                    −デ(OH
)  ) 、 5.07 (2H、/ 、 0CHt 
 )。
6.5〜6.9  (3H、m  、aromatic
−H)。
7.2N7.5(5H,m、aromatic−H)I
Rν”’ (m ’): 3410 (OH)、171
0n凪X (C=O) 元素分析値 CKH310Gとして 計算値(1): C74,97、H8,39実測値(%
): C74,85、H8,51(4γ 0−ベンジル
−[6]−シンゲロールノ合成窒素気流下、テトラヒド
ロフランlQOmにn−ブチルリチウム−n−ヘキサン
溶液46−’に−16”〜−10℃で加え、それにヘキ
サメチルジシラザン12fi滴下した。次いで−25〜
−20℃でO−ベンジルジンゲロン14.2F(0,0
5モル)のテトラヒドロ7ラン溶液を滴下し同温度で1
時間攪拌した。次にn−ヘキサナール8Fのテトラヒド
ロ7ラン溶液を−25〜−20℃で滴下した。同温度で
3時間攪拌反応後エーテルを注入して希釈し、以下(4
)と同様に処理し、0−ベンジル−〔6〕−ジンゲロー
ル15.5fを白色結晶として得た。mp78.5 〜
81℃(収率80.6%) (5)  (6〕−ジンゲロールの合成0−ベンジル−
〔6〕−ジンゲロール3.1t(0,008モル)をメ
タノール150−に溶解し、5チーPd/CO,5,t
を添加し、常温常圧接触還元した。2時間で理論量の水
素を吸収後、触媒tF去し溶媒留去して、5−ヒドロキ
シ−1−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)デ
カン−3−オン((6]−ジンゲロール)Z、2tf微
黄色粘稠性油状物として得た。収率93.4チ。
NMR(cDcz、 )δppm : 0.88 (3
)1 lt+CHt C’Hs ) 、1.1−1.9
 (8H−m 、CHt X4 ) 、 2.50 (
2H、d 、 J=6 Hz 、 −C0CHtCH(
OH) −) 、 Z67〜3.0 (4H、m 、A
r−CH,CH,Co−) j3.83 (3H、J 
、 0CHa)。
3.83〜4.2 (I H、m 、 −CH(OH)
−) 。
5.9 (l H,all 、 phenolic−O
H) 、 6.5〜6.9 (3H、m 、 arom
atic−H)IRν  (crn) 、 3440 
(OH) 、1710ix (C=O) 元素分析値 Q?H癖04として 計算値(%): C69,36H8,90実測値@: 
C69,27H8,92 本品のI R(Neat ) 、 NMR(CDCLs
 )及びTLCのRf値はショウガの根茎より抽出され
た天然物標品と完全に一致した。
(5)’  (6]−ジンゲロールの合成O−ベンジル
−〔6〕−ジンゲa−ル3.IP(o、oosモル)t
−メタノール150−に溶解し、ラネーニッケル<5%
)を添加して、常温常圧接触還元した。1時間で理論量
の水素を吸収、後、触媒t−F去しF液を濃縮して、〔
6〕−ジンゲロール2.2 t’i微黄色粘稠性油状物
として得た。収率93.4%。水晶のIR(Nea’t
 ) 、 NMR(CDCLs )及びTLCのRi値
は、ショウガの根茎よシ抽出された天然物標品と完全に
一致した。
(6)  (6)−ショウガオールの合成〔6〕−ジン
ゲロール2 P (0,0068モル)をベンゼン中、
p−トルエンスルホン酸を触媒量添加して30分間攪拌
還流させた。反応液を冷却後、有機層を5 % NaH
CO1水溶液5〇−で1回、次いで水50−で2回洗浄
し、無水M g S O4で乾燥した。乾燥剤を戸去し
、F液を減圧濃縮して残渣(淡黄色油状物)22を得た
。次に、残渣21をカラムクロマトグラフィー(フコ−
ゲルC−200,溶離溶媒:ベンゼン)で分離した。
Rf値0.25の溶出部を分画し濃縮してl −(4−
ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)−4−デセン−3
−オン(〔6〕−ショウガオール)1.7rl微黄色粘
稠性油状物として得た。収率90.4チ。
NMR(CDC1,)δppm:0.88(3H,t。
CHCHs ) 、1.1〜1.8 (6H、m 、 
CHt X3 ) 、 2.、O−2,3(2H、−m
 、 =CH−C五CH*  ) 12.83 (4H
、I 、AT CHzCHt C0−)、3.82(3
H1,P、O惺)、5.75(L H、J 、 phe
nolic−0且) 、 6.03 (IH。
a  、J−18Hz  、−COCH=)、6.5〜
7.0(4H、m 、 aromatic −H及び二
c旦−CH,−)IRνNeath(cnl−1) :
 3425 (OH) 、 1665、rmx (C=O)、1630(C二〇) 元素分析値 c+?aaoaとして 計算値(4):C73,88、H8,75実測値(4)
: C73,84゛、  H8,88本品のI R(N
ea t ) 、 NMR(CDCLB )及びTLC
のR4値は、ショウガの根茎より抽出、された天然物標
品と完全に一致した。
比較例1 窒素気流下、n−ブチルリチウム−n−ヘキサン溶液7
2dとテトラヒドロ7ラン200−を混合し、これに−
10℃でジインプロピルアミン11Fを滴下した。次い
で一10℃でジンゲロン9、7 P C0,05モル)
を滴下し、同温度で30分間攪拌した。次に、塩化トリ
メチルシラン11.9?を・−10℃で滴下し、同温度
で30分間攪拌、反応させた。反応後エーテルを注入し
て希釈し、有機層を冷10%KH8O,水溶液200m
で2回、冷10%NaHCOa水溶液200mで2回、
すばやく洗浄後、無水Mg5O,で乾燥した。乾燥剤ヲ
戸去しF液を減圧濃縮して残渣(油状物)21tを得、
これを減圧蒸留し、bp1357137℃/ 0.3〜
0、5 mmHg留分、lOfを得た。留分をGC分析
した結果、目的のジトリメチルシリルジンゲロン(4−
(3−メトキシ−4−トリメチルシリルオキシフェニル
)−2−トリメチルシリルオキシ−1−フf7 ’)ハ
25.6%であシ、その他、ジンゲロ/14.7%、モ
ノトリメチルシリルジンゲロン26.5チ、ジトリメチ
ルシリルジンゲロン異性体(4−(3−メトキシ−4−
トリメチルシリルオキシフェニル)−2−トリメチルシ
リルオキシ−2−シラン)18.6%であった。
比較例2 比較例1と同様に反応させ、濃縮残渣として褐色油状物
21?を得た。次いで褐色油状物tl−130±5℃で
2時間加熱しGC分析して下記結果を得た。
上記のとおり、ジトリメチルシリルジンゲロンは、加熱
により、もう一方の異性体に異性化する。
比較例3 (1)  中間KO−) IJメチルシリルジンゲロン
の合成 窒素気流下、ジンゲロン129(0,06モル)、ヘキ
サメチルジシラザン12f、塩化トリメチルシラン6−
及びベンゼン100 mを混合し、4時間攪拌還流させ
た。今後、析出した塩化アンモニウムkW去、P液を減
圧濃縮、残渣を減圧蒸留しbp144〜146℃/ 0
.2〜0.3 mmHg留分の0−)リメチルシリルジ
ンゲロン152を無色油状物として得た。収率91.1
%。
NMR(CDC4)appm:0.22C9H,J。
S’ (CHass ) 、2..10 (3,H、J
 、 C0CHs )。
2.77 (4H、m 、 Ar−CHzCHtCO−
) 。
仰−一一一偏■−−−− 3,77(3H,、p、O迅)、6.5〜6.8(3H
、m 、 aromatic −H)IR)lNeat
(crIv’):1720(C=O)  −ax (2)  [:6)−ジンゲロールの合成窒素気流下、
テトラヒト07ラン中、−10℃でn−ブチルリチウム
−n−ヘキサン溶液24−にヘキサメチルジシラザン7
?を滴下し、次いで−78〜−75℃で(1)で得たト
リメチルシリルジンゲロン10 P C0,0375モ
ル)のテトラヒドロフラン溶液を滴下し、同温度で30
分間攪拌した。次にn−ヘキサナール7.5Fのテトラ
ヒドロフラン溶液t−78〜−75℃で滴下し、同温度
で2時間攪拌反応させた。反応液をエーテルで希釈し有
機層を2M−塩酸60−で2回、3%Na HC03水
溶液100mgで2回、更に水100−で2回洗浄後、
無水Mg5O,で乾燥した。乾燥剤tF去し、戸液を減
圧濃縮して残渣(褐色油状物)10Pi得、これをカラ
ムクロマトグラフィー(クコ−ゲルC−200,溶離溶
媒:塩化メチレン→塩化メチレン/酢酸エチル= 19
/1)で分離した。Rf値0.15の溶出部を分画し、
濃縮して、〔6〕−ジンゲロール1.11t−微黄、色
粘稠性油状物として得た。収率io、o%。
NMR(CDC1B  )  a  ppm  :  
0.88  (3H、t。
CHt CHs ) −1−1〜1.9 (8H、m 
、 CHx X4)、2.50(2H,d、J=6Hz
、 −COCH,−ca(oa)−) 、 2..67
〜3.0(41(。
m 、 Ar−CH2CH1CO−) j3.83 (
3H+7+Oユi) −3,83〜4.2 (l H、
m 、   CH(OH)−) 15.9 (IH,7
1phenolic−OH) 16、5〜6.9(3H
*m、aromatic−H)LR)’ rrvhx 
(cIn) : 3440 (OH) 、l 710(
C=O)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)バニリンとアセトンのアルドール縮合反応により
    4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジリデンアセトンを
    得、これの還元成績体であるジンゲロンのフェノール性
    水酸基を置換基を有していてもよいベンジル基で保護し
    た後、これにアルカリ金属対イオン強塩基を作用させて
    エノラートアニオンを生成させ、これをn−ヘキサナー
    ルに付加させて相当するアルドールを生成させ、然る後
    そのフェノール性水酸基を保護している保護基を還元に
    より水素に置換させることによって外して〔6〕−ジン
    ゲロール( I a) ▲数式、化学式、表等があります▼( I a) を得るか、又は得られた〔6〕−ジンゲロールの脱水反
    応により〔6〕−ショウガオール( I b)▲数式、化
    学式、表等があります▼( I b) を得ることを特徴とする、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは▲数式、化学式、表等があります▼また は−CH=CH−(CH_2)_4−CH_3を表わす
    。)で示されるフェノールケトン化合物の製造法。
  2. (2)置換基を有していてもよいベンジル基が、ベンジ
    ル基、p−ニトロベンジル基、p−クロロベンジル基、
    p−メチルベンジル基である特許請求の範囲第1項記載
    の製造法。
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