JPS61132752A - 高剛性シリンダブロツクおよびその製造方法 - Google Patents
高剛性シリンダブロツクおよびその製造方法Info
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- JPS61132752A JPS61132752A JP25342084A JP25342084A JPS61132752A JP S61132752 A JPS61132752 A JP S61132752A JP 25342084 A JP25342084 A JP 25342084A JP 25342084 A JP25342084 A JP 25342084A JP S61132752 A JPS61132752 A JP S61132752A
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- reinforcing material
- cylinder block
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- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/0065—Shape of casings for other machine parts and purposes, e.g. utilisation purposes, safety
- F02F7/008—Sound insulation
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/0002—Cylinder arrangements
- F02F7/0007—Crankcases of engines with cylinders in line
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B2075/1804—Number of cylinders
- F02B2075/1816—Number of cylinders four
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/02—Cylinders; Cylinder heads having cooling means
- F02F1/10—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
- F02F2001/104—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling using an open deck, i.e. the water jacket is open at the block top face
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、グイキャストにより製作されるオープンデツ
キ型アルミニウム合金製シリンダブロックおよびその製
造方法の改良に関するものである。
キ型アルミニウム合金製シリンダブロックおよびその製
造方法の改良に関するものである。
内燃機関のシリンダブロックには、大別して、中子の使
用が可能な鋳造形式で製作されるものと、中子の使用が
困難な鋳造形式で製作されるものとがある。これらの従
来形式のもののうち、後者に属するグイキャストにより
製作されるシリンダブロックでは、グイキャストWを抜
く必要があるため、シリンダ筒上部とアッパーデツキと
を結合することが出来ないオープンデツキ観と呼ばれる
構造になる。したがって、この型式のシリンダブロック
が、ガスケットを介して、シリンダヘッドによって締付
けられる時には、シリンダボアーの半径方向の変形ある
いはシリンダ筒上部の位置ずれ等が生じ、前者ではピス
ト/リングの気密が低下し、潤滑油の消費量の増加や燃
焼ガスの漏れ、後者では位置ずれの方向によってはピス
トンとシリンダ間の摩擦力増加による動力損失が起こる
。iた、この型式のシリンダブロックが運転されると、
シリンダ上部には燃焼による圧力変化あるいけピストン
スラップ(打音)、ピストン横推力等によシ、シリンダ
筒上部を衝撃的に振動させる現象が起きる。この場合、
シリンダ上部はガスケットを介して、7りンダヘツドに
よシ容易に動けぬように押付けられているが、この押付
け力はガスケットの圧縮損傷やジャーナル間の芯ずれが
生じないような太き石の荷重に押さえる必要があるため
、シリンダ筒上部の振動を防止するために十分な押付け
力でH[付けられていない。
用が可能な鋳造形式で製作されるものと、中子の使用が
困難な鋳造形式で製作されるものとがある。これらの従
来形式のもののうち、後者に属するグイキャストにより
製作されるシリンダブロックでは、グイキャストWを抜
く必要があるため、シリンダ筒上部とアッパーデツキと
を結合することが出来ないオープンデツキ観と呼ばれる
構造になる。したがって、この型式のシリンダブロック
が、ガスケットを介して、シリンダヘッドによって締付
けられる時には、シリンダボアーの半径方向の変形ある
いはシリンダ筒上部の位置ずれ等が生じ、前者ではピス
ト/リングの気密が低下し、潤滑油の消費量の増加や燃
焼ガスの漏れ、後者では位置ずれの方向によってはピス
トンとシリンダ間の摩擦力増加による動力損失が起こる
。iた、この型式のシリンダブロックが運転されると、
シリンダ上部には燃焼による圧力変化あるいけピストン
スラップ(打音)、ピストン横推力等によシ、シリンダ
筒上部を衝撃的に振動させる現象が起きる。この場合、
シリンダ上部はガスケットを介して、7りンダヘツドに
よシ容易に動けぬように押付けられているが、この押付
け力はガスケットの圧縮損傷やジャーナル間の芯ずれが
生じないような太き石の荷重に押さえる必要があるため
、シリンダ筒上部の振動を防止するために十分な押付け
力でH[付けられていない。
このため、オープンデツキをのものは、シリンダ筒上部
とアッパーデツキ間を固着した型式、例えば中子を使用
して鋳造したものの場合に比べて、シリンダ筒の振動が
大きくなシ、その振動が冷却水、シリンダヘッド、コン
ロット等ヲ介してシリンダブロック外壁に伝わり、エン
ジン騒音が大きくなっている。また、シリンダ筒の振動
が著しく大きい場合にはウォータージャケット内の冷却
水がその急激な振動に追従できず、部分的に気泡(真空
)部分が生じ、その気泡が潰れる時の衝撃圧力によって
生ずると言われるキャビテーションが起ってライナの寿
命が短かくなることもある。
とアッパーデツキ間を固着した型式、例えば中子を使用
して鋳造したものの場合に比べて、シリンダ筒の振動が
大きくなシ、その振動が冷却水、シリンダヘッド、コン
ロット等ヲ介してシリンダブロック外壁に伝わり、エン
ジン騒音が大きくなっている。また、シリンダ筒の振動
が著しく大きい場合にはウォータージャケット内の冷却
水がその急激な振動に追従できず、部分的に気泡(真空
)部分が生じ、その気泡が潰れる時の衝撃圧力によって
生ずると言われるキャビテーションが起ってライナの寿
命が短かくなることもある。
また、オープンデツキ型シリンダブロックにおいては、
シリンダ筒上部とブロックアッパデツキ間を固着したも
のに比ベシリンダライチの振動変形により、ピストンと
の片当りが生じ、局部的な摩耗ひいてけ焼付の可能性が
隔いという問題があった。
シリンダ筒上部とブロックアッパデツキ間を固着したも
のに比ベシリンダライチの振動変形により、ピストンと
の片当りが生じ、局部的な摩耗ひいてけ焼付の可能性が
隔いという問題があった。
さらに、シリンダライナの振動変形により、シリンダラ
イナの真円度に変化を与えピストンリングのオイルシー
ル機能に悪影響ヲ与え、燃焼室内へのオイルの混入によ
り、オイル消費量が増加するという問題があるとともに
、極端な場合は、シリンダライナの振動変形により、7
リンダヘツドとの間に介挿されたガスケットが摩耗し亀
裂が生じ、クォータジャケット内の冷却水が燃焼室内に
混入するおそれがあった。
イナの真円度に変化を与えピストンリングのオイルシー
ル機能に悪影響ヲ与え、燃焼室内へのオイルの混入によ
り、オイル消費量が増加するという問題があるとともに
、極端な場合は、シリンダライナの振動変形により、7
リンダヘツドとの間に介挿されたガスケットが摩耗し亀
裂が生じ、クォータジャケット内の冷却水が燃焼室内に
混入するおそれがあった。
これらのシリンダ筒上部の支持方法に起因する問題を解
決する九めに、ガスケットも含めたシリンダヘッドから
の押付け力による支持方法を種々検討したが、押付け力
に対して直角方向のシリンダ筒上部の変位をガスケット
のような変形しやすい材料で阻止すること、あるいはボ
アの半径方向の変形を生じさせないようにすることは困
難なことがわかった。
決する九めに、ガスケットも含めたシリンダヘッドから
の押付け力による支持方法を種々検討したが、押付け力
に対して直角方向のシリンダ筒上部の変位をガスケット
のような変形しやすい材料で阻止すること、あるいはボ
アの半径方向の変形を生じさせないようにすることは困
難なことがわかった。
本発明に、従来のオープンデツキ型シリンダブロックの
シリンダ筒の振動による欠点を解決するためのもので、
シリンダ筒上部とオープンデツキとの間に補強材を介装
させてシリンダ筒を固定した、剛性の高いシリンダブロ
ックおよびその製造方法を提供せんとするものである。
シリンダ筒の振動による欠点を解決するためのもので、
シリンダ筒上部とオープンデツキとの間に補強材を介装
させてシリンダ筒を固定した、剛性の高いシリンダブロ
ックおよびその製造方法を提供せんとするものである。
特に、近年軽量化の目的で多用式れているアルミニウム
合金親シリンダブロックの場合Kに、アルミニウムが溶
接困難な材料であることから、補強材による補強がむづ
かしいとされていたのを、本発明は解決せんとするもの
である。
合金親シリンダブロックの場合Kに、アルミニウムが溶
接困難な材料であることから、補強材による補強がむづ
かしいとされていたのを、本発明は解決せんとするもの
である。
本発明の高剛性シリンダブロックは、ダイキャスト後型
を抜いた半製品のオープンデツキ型アルミニウム合金製
シリンダブロックのシリンダ筒上部とアッパーデツキ間
に、アルミニウム系材料よりなる補強材を固着せしめた
ことを特徴とする。
を抜いた半製品のオープンデツキ型アルミニウム合金製
シリンダブロックのシリンダ筒上部とアッパーデツキ間
に、アルミニウム系材料よりなる補強材を固着せしめた
ことを特徴とする。
本発明の上記シリンダブロックの製造方法は、上記補強
材を固着させるにあたり、補強材の少なくともろう付け
する部分にペンタフルオoフルミニウム酸カリウム(K
* A I Fg )を主成分とする化成処理層を形成
し、該補強材をシリンダ筒上部とアッパーデツキとの間
に介挿し、少なくともろう付け部を加熱して接合するこ
とt−特徴とする。
材を固着させるにあたり、補強材の少なくともろう付け
する部分にペンタフルオoフルミニウム酸カリウム(K
* A I Fg )を主成分とする化成処理層を形成
し、該補強材をシリンダ筒上部とアッパーデツキとの間
に介挿し、少なくともろう付け部を加熱して接合するこ
とt−特徴とする。
本発明で“形成されるフラックスとしての化成処理層は
、上記したように処理面に強固に付着した被膜として形
成されるため、補強材を所定の位置に機械的手段によっ
て出入嵌合しても落剥することがなく、所期のろう付効
果が得られる。また、この化成処理層は安定な化合物で
あるため、空気中の水分は勿論、水と接しても腐食の原
因とならない。更に、本発明では、補強材の少なくとも
ろう付け面を、例えばろう材として使用できるAI、−
8i共晶合金とすることによって、接合部にろう材を供
給することなく単に加熱するだけで接合できる。
、上記したように処理面に強固に付着した被膜として形
成されるため、補強材を所定の位置に機械的手段によっ
て出入嵌合しても落剥することがなく、所期のろう付効
果が得られる。また、この化成処理層は安定な化合物で
あるため、空気中の水分は勿論、水と接しても腐食の原
因とならない。更に、本発明では、補強材の少なくとも
ろう付け面を、例えばろう材として使用できるAI、−
8i共晶合金とすることによって、接合部にろう材を供
給することなく単に加熱するだけで接合できる。
本発明は、補強材によシリンダヘッドとアッパーデツキ
間を固着したため、このような構造のシリンダブロック
を有するエンジンを運転したとき、シリンダ筒上部に作
用する燃焼による圧力変化、あるいはピストン横方向推
力、ピストンスラップ等は接合した補強材を通じてアッ
パーデツキひいてはブロック外壁に伝わることとなる。
間を固着したため、このような構造のシリンダブロック
を有するエンジンを運転したとき、シリンダ筒上部に作
用する燃焼による圧力変化、あるいはピストン横方向推
力、ピストンスラップ等は接合した補強材を通じてアッ
パーデツキひいてはブロック外壁に伝わることとなる。
見方をかえれば1.シリンダ筒上部はシリンダヘッドの
みならずシリンダブロック全体の剛性によっても支持さ
れることになシ、シリンダ筒の振動低減、ひいてはシリ
ンダブロックから放射される騒音を低減することができ
る。
みならずシリンダブロック全体の剛性によっても支持さ
れることになシ、シリンダ筒の振動低減、ひいてはシリ
ンダブロックから放射される騒音を低減することができ
る。
さらに、補強材によってブロック上部の剛性をアップし
て、ボアの振動・変形を拘束することにより、ピストン
・シリンダ間の片当シによる異常曜粍あるいは焼付を防
止するとともに、オイルおよび冷却水の燃焼室への混入
を防止して、オイル消費量を低減させるという利点を有
する。
て、ボアの振動・変形を拘束することにより、ピストン
・シリンダ間の片当シによる異常曜粍あるいは焼付を防
止するとともに、オイルおよび冷却水の燃焼室への混入
を防止して、オイル消費量を低減させるという利点を有
する。
また、At補強材の7ラツクスとしての化成処理層は強
固に付着しているので、嵌合等の製造王権においてもス
ラックスは脱落しないため、健全なろう付け結合部を得
ることが出来るのみならず、グイキャストの大量生産性
を損なうこともない、など多くの優れた効果を奏する。
固に付着しているので、嵌合等の製造王権においてもス
ラックスは脱落しないため、健全なろう付け結合部を得
ることが出来るのみならず、グイキャストの大量生産性
を損なうこともない、など多くの優れた効果を奏する。
本発明において、アルミニウム合金製シリンダブロック
(以下Mシリンダブロックと記す)は、特に限定される
ことなく、従来シリンダグロックの鋳造に用いられてい
たアルミニウム合金によって作ることができる。しかし
ながら、補強材とのろう付けKあたシ、ろう付けが良好
に行なわれる材質よりなるものが好ましい。
(以下Mシリンダブロックと記す)は、特に限定される
ことなく、従来シリンダグロックの鋳造に用いられてい
たアルミニウム合金によって作ることができる。しかし
ながら、補強材とのろう付けKあたシ、ろう付けが良好
に行なわれる材質よりなるものが好ましい。
補強材としてのアルミニウム系材料u、フルミニラム(
At)tたはアルミニウム合金(At合金)からなる材
料のはか、少なくともろう付け面にAt層を有するアル
ミナイズド鋼材、鋼材またげ異なるAt系材料を芯材と
するアルミニウムクラツド材などの複合材も使用できる
。しかしながら、補強材はウォータージャケット内に配
置されることから、全表面がMまたuAt合金であるも
のが好ま゛しい。
At)tたはアルミニウム合金(At合金)からなる材
料のはか、少なくともろう付け面にAt層を有するアル
ミナイズド鋼材、鋼材またげ異なるAt系材料を芯材と
するアルミニウムクラツド材などの複合材も使用できる
。しかしながら、補強材はウォータージャケット内に配
置されることから、全表面がMまたuAt合金であるも
のが好ま゛しい。
補強材に使用されるMまたはAt合金としては、その組
成については特に限定でれることなく、通常のアルミニ
ウム合金に含まれる珪素(Si)、銅(Cu)、−ry
ガン(Mn)、亜鉛(Zn)、チタy(Ti)、クロム
(Cr)、ジルコニウム(Zr)、マグネシウム(Mg
)等の添加元素を1種または2種以上含んでいてよく、
その含有量についても特別限定されない。具体的KFi
、JIS−5005,1050,7052等のM合金材
料がめけられる。り2ツド材などの複合材を用いるとき
には、表面のAt材として芯材よりも融点が10〜10
0℃低い合金、例えば8iを7〜12チ(重量、以下同
じ)含有したAA−8i共晶合金を貼シ合せまたは被覆
したものを用いてもよい。具体的には、例えばJIS−
soos材の表面に4343材をクラッドしたもの(B
A12PCなど)があけられる@本発明において補強材
は、シリンダブロックのシリンダ筒とアッパーデツキと
の間の全面を覆う形状、すなわちシリンダ筒数たけシリ
ンダ筒が嵌入できる大きさの円孔を有する板状体であっ
てもよいが、通常にシリンダ筒上部と7ツパーデツキと
の間の必要部位に嵌入できる大きさの板状体として用い
られる。
成については特に限定でれることなく、通常のアルミニ
ウム合金に含まれる珪素(Si)、銅(Cu)、−ry
ガン(Mn)、亜鉛(Zn)、チタy(Ti)、クロム
(Cr)、ジルコニウム(Zr)、マグネシウム(Mg
)等の添加元素を1種または2種以上含んでいてよく、
その含有量についても特別限定されない。具体的KFi
、JIS−5005,1050,7052等のM合金材
料がめけられる。り2ツド材などの複合材を用いるとき
には、表面のAt材として芯材よりも融点が10〜10
0℃低い合金、例えば8iを7〜12チ(重量、以下同
じ)含有したAA−8i共晶合金を貼シ合せまたは被覆
したものを用いてもよい。具体的には、例えばJIS−
soos材の表面に4343材をクラッドしたもの(B
A12PCなど)があけられる@本発明において補強材
は、シリンダブロックのシリンダ筒とアッパーデツキと
の間の全面を覆う形状、すなわちシリンダ筒数たけシリ
ンダ筒が嵌入できる大きさの円孔を有する板状体であっ
てもよいが、通常にシリンダ筒上部と7ツパーデツキと
の間の必要部位に嵌入できる大きさの板状体として用い
られる。
補強材をシリンダ筒上部とアッパーデツキとの間の空隙
に嵌合するときの位置決めや嵌合全確実にするために、
シリンダ筒上部外周壁とアッパーデツキ側壁面に段部を
設けるか、または該外周壁またtar側壁のいずれか一
方または両方が下方に行くにしたがって両壁の間隔が狭
くなるように傾斜し友形状として本よい。
に嵌合するときの位置決めや嵌合全確実にするために、
シリンダ筒上部外周壁とアッパーデツキ側壁面に段部を
設けるか、または該外周壁またtar側壁のいずれか一
方または両方が下方に行くにしたがって両壁の間隔が狭
くなるように傾斜し友形状として本よい。
補強材はろう付けして固着するために、少くともろう付
け面にに4AtF、′t−主成分とする化成処理層を7
ラツクスとして形成する。
け面にに4AtF、′t−主成分とする化成処理層を7
ラツクスとして形成する。
化成処理層の形成工程は、本発明者らができに特願昭5
8−191311号にて提案した方法によって行なわれ
る。
8−191311号にて提案した方法によって行なわれ
る。
本発明の化成処理層の形成工程において使用される化成
処理液は、種々の方法によって調製でちるが、例えば次
の方法により調製される。
処理液は、種々の方法によって調製でちるが、例えば次
の方法により調製される。
そのひとつは、フッ化水素カリウム(KHF、 )を水
に溶解する方法である。フッ化水素カリウムの溶解量は
、水1を当91〜80gとしたものがペンタフルオロア
ルミニウム酸カリウムを生成するのに適当である。他の
調製方法としては、7フ化カリウム(KF)と7フ化水
素(HF)とを水に溶解して混合水溶液としてもよい。
に溶解する方法である。フッ化水素カリウムの溶解量は
、水1を当91〜80gとしたものがペンタフルオロア
ルミニウム酸カリウムを生成するのに適当である。他の
調製方法としては、7フ化カリウム(KF)と7フ化水
素(HF)とを水に溶解して混合水溶液としてもよい。
また、水酸化カリウム(KOH)とフッ化水素とt−溶
解したものでもよい。これらの水浴液は、フッ素とカリ
ウムのモル比が1〜10であって、かつカリウムがα5
〜40 g/l含有している本のがよい。
解したものでもよい。これらの水浴液は、フッ素とカリ
ウムのモル比が1〜10であって、かつカリウムがα5
〜40 g/l含有している本のがよい。
補強材の少なくともろう付けされる部位(接合部位)と
上記化成処理液とを接触させる方法としては、浸漬、塗
布、吹き付けなどの方法が挙げられるが、その接触時間
け、化成処理液中のカリウムおよびフッ素の濃度、該処
理液の温度などによって一概には決まらないが、たとえ
ば15秒〜20分程度の範囲がよい。該接触によって、
アルミニウム系材料の接合部位表面に存在する酸化物被
膜が破壊され、アルミニウムとカリウムとフッ素が化学
反応し、K、htFsが生成する。この化合物の生成は
、温度によって変化する。当然、常温でも充分に化学反
応が進行する。しかし、接合部位の温度で例えば40〜
70℃に上昇せしめると、特に酸化被膜の除去が完゛全
に、しかも急速に行なわれる。その結果、Ks AIF
s化成処理層の皮膜がアルミニウム系材料の接合部位表
面に強固に形成される。この皮膜は強固に付着している
ため、補強材をシリンダブロックに嵌合する際に、出入
するとか機械的手段で叩き込むなどの手段によっても落
ちることにない。それ故、ろう付けが完全に行なわれる
。
上記化成処理液とを接触させる方法としては、浸漬、塗
布、吹き付けなどの方法が挙げられるが、その接触時間
け、化成処理液中のカリウムおよびフッ素の濃度、該処
理液の温度などによって一概には決まらないが、たとえ
ば15秒〜20分程度の範囲がよい。該接触によって、
アルミニウム系材料の接合部位表面に存在する酸化物被
膜が破壊され、アルミニウムとカリウムとフッ素が化学
反応し、K、htFsが生成する。この化合物の生成は
、温度によって変化する。当然、常温でも充分に化学反
応が進行する。しかし、接合部位の温度で例えば40〜
70℃に上昇せしめると、特に酸化被膜の除去が完゛全
に、しかも急速に行なわれる。その結果、Ks AIF
s化成処理層の皮膜がアルミニウム系材料の接合部位表
面に強固に形成される。この皮膜は強固に付着している
ため、補強材をシリンダブロックに嵌合する際に、出入
するとか機械的手段で叩き込むなどの手段によっても落
ちることにない。それ故、ろう付けが完全に行なわれる
。
上記化成処理層の形成に、補強材に主として行なうが、
これに限定されることなく、シリンダブロック側に施し
て本よい。すなわち、シリンダ筒の上部外周とか、アッ
パーデツキ側壁面にも形成してよい。
これに限定されることなく、シリンダブロック側に施し
て本よい。すなわち、シリンダ筒の上部外周とか、アッ
パーデツキ側壁面にも形成してよい。
〔実施例」
以下、本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
実施例1
第1図に、Atダイキャストによって得られた半製品状
態の4気筒直列型のオープンデツキ型シリンダブロック
の上面図を示し、第2図は第1図のA−A’線断面図を
示す。図中、1はシリンダブロック、2はヘッドボルト
位置、3は下部接合部、4けシリンダ筒、5はボルト孔
、616軸受、7Uウオータージヤケツトを示す。
態の4気筒直列型のオープンデツキ型シリンダブロック
の上面図を示し、第2図は第1図のA−A’線断面図を
示す。図中、1はシリンダブロック、2はヘッドボルト
位置、3は下部接合部、4けシリンダ筒、5はボルト孔
、616軸受、7Uウオータージヤケツトを示す。
本実施例では、上記の如きオープンデツキ型シリンダブ
ロックに、第3図に示す配置で補強材を吹り付けた。第
3図に示す補強材叡付部9゜10.11に、予じめ準備
したクリアランスα1■程度の嵌め合いに製作し、ろう
付け接合面にtdK!AtFf)フラックスを化成処理
したAt補強材941G’、 11’をそれぞれ嵌合し
、補強材を中心にバーナで加熱してろう付けを行なつた
。
ロックに、第3図に示す配置で補強材を吹り付けた。第
3図に示す補強材叡付部9゜10.11に、予じめ準備
したクリアランスα1■程度の嵌め合いに製作し、ろう
付け接合面にtdK!AtFf)フラックスを化成処理
したAt補強材941G’、 11’をそれぞれ嵌合し
、補強材を中心にバーナで加熱してろう付けを行なつた
。
補強材の峨付部に、シリンダ筒の直列方向に対して左右
方向となる、ピストン横方向力を支える部位11.11
・−・・−の8個所と、それらと直角方向で隣シ合った
シリンダ筒あるいはその延長線上でブロックとを結ぶ、
エンジン長手方向の部位9.10の5個所からなる合計
13個所である。
方向となる、ピストン横方向力を支える部位11.11
・−・・−の8個所と、それらと直角方向で隣シ合った
シリンダ筒あるいはその延長線上でブロックとを結ぶ、
エンジン長手方向の部位9.10の5個所からなる合計
13個所である。
補強材の大きさに、厚さが8〜10閣(仕上げ代約3〜
5mを含み、完成品厚さ165 mnとされる)、ピス
トン横方向力を支える部位11゜11・・・・・・の補
強材11′、11′−・・の幅はシリンダ筒4のボア径
の約半分の401HRとし、その他の部位の補強材9′
、10′の幅は10陽とした。取付部位11の補強材1
1′の幅が40順と大きいのは、アッパーデツキ8へ伝
わる力の分散を考慮したためである。
5mを含み、完成品厚さ165 mnとされる)、ピス
トン横方向力を支える部位11゜11・・・・・・の補
強材11′、11′−・・の幅はシリンダ筒4のボア径
の約半分の401HRとし、その他の部位の補強材9′
、10′の幅は10陽とした。取付部位11の補強材1
1′の幅が40順と大きいのは、アッパーデツキ8へ伝
わる力の分散を考慮したためである。
補強材Sのろう付け位置を簡単に決められるように、第
5図に示すように所定の深さDが5瓢になる位置にII
L1〜[L51+11の段付き部を設け、補強材を嵌合
できるようにした。補強材の仕上は代を3〜5麿とした
のは、ろう付け時の急激な局部加熱を補強材中心に行な
うため、後で熱損傷部を除くための取り代である。補強
材Sげ仕上げ研削されて、第6図に示すようにアラ−く
一デツキ8、シリンダ筒4の上面と同一平面とされる。
5図に示すように所定の深さDが5瓢になる位置にII
L1〜[L51+11の段付き部を設け、補強材を嵌合
できるようにした。補強材の仕上は代を3〜5麿とした
のは、ろう付け時の急激な局部加熱を補強材中心に行な
うため、後で熱損傷部を除くための取り代である。補強
材Sげ仕上げ研削されて、第6図に示すようにアラ−く
一デツキ8、シリンダ筒4の上面と同一平面とされる。
第4図は、補強材11′を固着させた後のシリンダブロ
ックの断面図を示す。
ックの断面図を示す。
このように、シリンダ筒4とアップく−デツキ8を補強
材で固着し、剛性を高くしたシリンダブロックを用いた
場合のエンジン騒音は、従来型のものに比ベア00〜5
500Ir、pmの全運転速度域において1〜2dB低
下した。また、エンジンの組立時におけるシリンダヘッ
ドの組付圧による組付不良もなく、このほかエンジンの
耐久性の向上も認められた。また、従来のオープンデツ
キのシリンダブロックに対して、ピストンとシリンダ間
の片当シの跡も認められなくなるとともに、オイル消費
量も1/2以下に減少した。
材で固着し、剛性を高くしたシリンダブロックを用いた
場合のエンジン騒音は、従来型のものに比ベア00〜5
500Ir、pmの全運転速度域において1〜2dB低
下した。また、エンジンの組立時におけるシリンダヘッ
ドの組付圧による組付不良もなく、このほかエンジンの
耐久性の向上も認められた。また、従来のオープンデツ
キのシリンダブロックに対して、ピストンとシリンダ間
の片当シの跡も認められなくなるとともに、オイル消費
量も1/2以下に減少した。
なお、補強材Sのシリンダ筒4とアッパーデツキ8との
間への表金時の位置決めを容易にするため、更に第7図
に示すように、補強材Sおよびアッパーデツキ8、シリ
ンダ筒4のいずれか一つないしは全部の側壁にテーパー
を付して所定の位置で止るようにしてもよく、また第8
図に示すように補強材Sに段部を設けてもよい。
間への表金時の位置決めを容易にするため、更に第7図
に示すように、補強材Sおよびアッパーデツキ8、シリ
ンダ筒4のいずれか一つないしは全部の側壁にテーパー
を付して所定の位置で止るようにしてもよく、また第8
図に示すように補強材Sに段部を設けてもよい。
第7図およびW2B図のいずれの場合も、固着後補強材
は第6図に示すように上部の凸出部は研削除去される。
は第6図に示すように上部の凸出部は研削除去される。
実施例2
本例は補強材の更に別な取付方法を示す例で、第1図に
示したMダイキャスト後の半製品状態のオープンデツキ
梨シリンダブロックに、第2図に示す補強材取付け部1
2,15,14,15にそれぞれ補強材12’、 13
’、 14’、 15’を固着させる。
示したMダイキャスト後の半製品状態のオープンデツキ
梨シリンダブロックに、第2図に示す補強材取付け部1
2,15,14,15にそれぞれ補強材12’、 13
’、 14’、 15’を固着させる。
補強材の固着は、予じめクリアランスα02〜[LO5
簡程度の嵌め合いに製作し、ろう付け接合面にけに4h
tF、金主成分とする)2ツクスを化成処理したAt補
強材を前記各取付け部に嵌合し、補強材を中心にバーナ
で加熱し、ろう付けすることによって行った。
簡程度の嵌め合いに製作し、ろう付け接合面にけに4h
tF、金主成分とする)2ツクスを化成処理したAt補
強材を前記各取付け部に嵌合し、補強材を中心にバーナ
で加熱し、ろう付けすることによって行った。
ピストン横方向力を支える補強材は、アッパーデツキ8
!lIlの剛性の高いヘッドボルト位置2とシリンダ筒
4間の部位13.14とし、エンジン長手方向の部位1
2.15と合せて合計21個所に補強材11付けた。
!lIlの剛性の高いヘッドボルト位置2とシリンダ筒
4間の部位13.14とし、エンジン長手方向の部位1
2.15と合せて合計21個所に補強材11付けた。
補強材の大きさは、厚さが8〜10瓢(仕上げ代3〜s
mm、完成品厚さ5 tran )、補強材の幅は10
〜15閣である。補強材13′、14′は、ボア中心か
らはyヘッドボルト孔5へ向う方向へ取シ付けた。その
位置決めには、ダイカスト時にシリンダ筒4、アッパー
デツキ8の両方に補強材13’、14’の幅とはy同じ
幅の溝部を設けた。深さ方向の位置決めは前記第5図と
同様に 一段部を設けた。補強材の仕上げ代t−5〜5
IIII+としたのも実施例1に記載したのと全く−じ
理由からである。第10図は補強材固着後のシリンダブ
ロックの断面図を示す。
mm、完成品厚さ5 tran )、補強材の幅は10
〜15閣である。補強材13′、14′は、ボア中心か
らはyヘッドボルト孔5へ向う方向へ取シ付けた。その
位置決めには、ダイカスト時にシリンダ筒4、アッパー
デツキ8の両方に補強材13’、14’の幅とはy同じ
幅の溝部を設けた。深さ方向の位置決めは前記第5図と
同様に 一段部を設けた。補強材の仕上げ代t−5〜5
IIII+としたのも実施例1に記載したのと全く−じ
理由からである。第10図は補強材固着後のシリンダブ
ロックの断面図を示す。
このようにしてシリンダ筒とアツベ−デツキとを補強材
で固着し、剛性を高くしたシリンダブロックを用いたエ
ンジンの騒音は、従来型のものに比べて全運転速度域(
700〜55000rpm)において、2〜5dB低下
した。騒音レベルの低下は、特に高速運転時に顕著でめ
った。また、実施例1の場合と同様に本例のシリンダブ
ロックによるエンジンはシリンダブロック全体の剛性ア
ップによ)耐久性に優れておシ、従来のオープンデツキ
型のものに比べて極めて良好な結果を示した。また、ピ
ストン、シリンダ間の片ab的な摩擦、摩耗の跡は全く
認められず、焼付の心配が無くなり、オイル消費量も1
72〜IA以下に減少嘔せることができた。
で固着し、剛性を高くしたシリンダブロックを用いたエ
ンジンの騒音は、従来型のものに比べて全運転速度域(
700〜55000rpm)において、2〜5dB低下
した。騒音レベルの低下は、特に高速運転時に顕著でめ
った。また、実施例1の場合と同様に本例のシリンダブ
ロックによるエンジンはシリンダブロック全体の剛性ア
ップによ)耐久性に優れておシ、従来のオープンデツキ
型のものに比べて極めて良好な結果を示した。また、ピ
ストン、シリンダ間の片ab的な摩擦、摩耗の跡は全く
認められず、焼付の心配が無くなり、オイル消費量も1
72〜IA以下に減少嘔せることができた。
なお、上記実施例1および2において、シリンダブロッ
クは、At合金(AC4B)を素材とするものでアリ、
ボア径68■、シリンダ筒長1351、ストローク85
mのものである。
クは、At合金(AC4B)を素材とするものでアリ、
ボア径68■、シリンダ筒長1351、ストローク85
mのものである。
また補強材は材質JIS3003材の表面に4345材
をクラッドしたAt合金を用、いた。
をクラッドしたAt合金を用、いた。
実施例3
本例はAt板(3003)の片面にろう材(4545)
をクラッドした板材(Bl[’C)からプレス加工によ
り製作した補強材を用いた取付方法を示す。
をクラッドした板材(Bl[’C)からプレス加工によ
り製作した補強材を用いた取付方法を示す。
補強材のシリンダ筒4とブロック1間を結ぶ断面形状は
第11図および第12図に示すように成形し、補強材S
の図に示す底の部分のクリアランスけα02〜(LO5
■ 程夏の嵌め合い代を設ける。図中、補強材Sの上下
の部分は若干広がり気味のテーバを持たせ、ろう付け接
合面をスプリングバックの効果で密層させる。このろう
付け接合面にはに!AtF’、金主成分とする7ラツク
スが予め化既処理されている。また、補強材Sをシリン
ダ筒4上部およびブロックアッパデツキ8より外にはみ
出させたシ(第11図)、あるいはシリンダ筒4および
ブロック1を覆うようにして取付け(第12図)、ろう
付け時の・く−ナーによる急激な局部加熱に補強材を中
心に行なう。こうすることにより、少ない熱容量でろう
接部を効果的に固着することが出来る。また、この時の
急激な局部加熱による熱損傷部は補強材のシリンダ筒お
よびブロックからはみ出した部分であり、ブロック加工
時に研削除去される。なお、図中A!#″tAt板、A
、ばろう材を示す。
第11図および第12図に示すように成形し、補強材S
の図に示す底の部分のクリアランスけα02〜(LO5
■ 程夏の嵌め合い代を設ける。図中、補強材Sの上下
の部分は若干広がり気味のテーバを持たせ、ろう付け接
合面をスプリングバックの効果で密層させる。このろう
付け接合面にはに!AtF’、金主成分とする7ラツク
スが予め化既処理されている。また、補強材Sをシリン
ダ筒4上部およびブロックアッパデツキ8より外にはみ
出させたシ(第11図)、あるいはシリンダ筒4および
ブロック1を覆うようにして取付け(第12図)、ろう
付け時の・く−ナーによる急激な局部加熱に補強材を中
心に行なう。こうすることにより、少ない熱容量でろう
接部を効果的に固着することが出来る。また、この時の
急激な局部加熱による熱損傷部は補強材のシリンダ筒お
よびブロックからはみ出した部分であり、ブロック加工
時に研削除去される。なお、図中A!#″tAt板、A
、ばろう材を示す。
このような補強材の取付け方法を用いた場合も、実施例
1、実施例2の場合と同様な効果、すなわち、オープン
デツキ型ブロックに比ベエンジン騒音の低減、オイル消
費の低減ピストン・シリンダ間の片当りに類する異常摩
耗防止等の効果が得られた。
1、実施例2の場合と同様な効果、すなわち、オープン
デツキ型ブロックに比ベエンジン騒音の低減、オイル消
費の低減ピストン・シリンダ間の片当りに類する異常摩
耗防止等の効果が得られた。
実施例4
本例に、ろう何部の加熱をスポット溶接によシ行なう方
法を示す。この場合の補強材Sの取付け方法は実施例1
第7図で示したようにシリンダ筒4とアッパーデツキ8
との間への嵌合時の位置決めを容易にするために付ける
テーパ方式が、優れた固着効果を示した。すなわち、ス
ポット溶接では溶接チップで加圧、通電し、補強材をシ
リンダ筒、アッパーデツキ間の接触抵抗によプ発熱接合
することになるが、その時の固着させたい部分の接触面
積を大きく取ること、加圧した時の反力を得るのにはテ
ーパ一方式が最も簡便であった。
法を示す。この場合の補強材Sの取付け方法は実施例1
第7図で示したようにシリンダ筒4とアッパーデツキ8
との間への嵌合時の位置決めを容易にするために付ける
テーパ方式が、優れた固着効果を示した。すなわち、ス
ポット溶接では溶接チップで加圧、通電し、補強材をシ
リンダ筒、アッパーデツキ間の接触抵抗によプ発熱接合
することになるが、その時の固着させたい部分の接触面
積を大きく取ること、加圧した時の反力を得るのにはテ
ーパ一方式が最も簡便であった。
補強材の取付方法を第5図のようにした場合、段付き部
の面積が溶接チップでの加圧に耐えうる必要があり、特
に通電、発熱時の強度低下時に耐えうるには役付の深さ
を1W1近く取る必要がある。また、シリンダ筒4、ア
ッパデツキ8の側面での固着のためには、′嵌め合い代
α01mm程度以上設けるとよいことが分かった。
の面積が溶接チップでの加圧に耐えうる必要があり、特
に通電、発熱時の強度低下時に耐えうるには役付の深さ
を1W1近く取る必要がある。また、シリンダ筒4、ア
ッパデツキ8の側面での固着のためには、′嵌め合い代
α01mm程度以上設けるとよいことが分かった。
このように、スポット溶接による加熱接合の場合も、オ
ープンデツキをブロックを用いた場合に比べ、エンジン
騒音、オイル消費の低減、ピストンシリンダ間の片当シ
に類する異常摩耗の防止等の効果が得られた。
ープンデツキをブロックを用いた場合に比べ、エンジン
騒音、オイル消費の低減、ピストンシリンダ間の片当シ
に類する異常摩耗の防止等の効果が得られた。
第1図はダイキャスト後のオープンデツキ製シリンダブ
ロックの上面図、 第2図は第1図のA −A’線断面図、第3図は本発明
シリンダブロックの一実施例を示す上面図、 第4図は第3図のB −B’線断面図、第5図および第
6図は補強材の嵌合状態の一例を示す断面図、 第7図および第8図は補強材の嵌合状態のそれぞれ他の
例を示す断面図、 ゛ 第9図は本発明シリンダブロックの他の実施例を示
す上面図、 第10図は第9図のc −c’線断面図、第11図およ
び第12図は補強材の他の例を示す断面図でめる。 図中、 1・・・シリンダブロック 4・・・シリンダ筒7・・
・ウォータージャケット 8・−・アツノ(−デツキ
9.10,11,12,13,14.15−、補強材取
付部S、9’、10’、11’、12’、15”、14
’、15’・・・補強材特許出願人 株式会社 豊田
中央研究所箱1する 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 q 第12図 旦 −32′/
ロックの上面図、 第2図は第1図のA −A’線断面図、第3図は本発明
シリンダブロックの一実施例を示す上面図、 第4図は第3図のB −B’線断面図、第5図および第
6図は補強材の嵌合状態の一例を示す断面図、 第7図および第8図は補強材の嵌合状態のそれぞれ他の
例を示す断面図、 ゛ 第9図は本発明シリンダブロックの他の実施例を示
す上面図、 第10図は第9図のc −c’線断面図、第11図およ
び第12図は補強材の他の例を示す断面図でめる。 図中、 1・・・シリンダブロック 4・・・シリンダ筒7・・
・ウォータージャケット 8・−・アツノ(−デツキ
9.10,11,12,13,14.15−、補強材取
付部S、9’、10’、11’、12’、15”、14
’、15’・・・補強材特許出願人 株式会社 豊田
中央研究所箱1する 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 q 第12図 旦 −32′/
Claims (2)
- (1)オープンデッキ型アルミニウム合金製シリンダブ
ロックのシリンダ筒上部とアッパーデッキ間にアルミニ
ウム系材料よりなる補強材を固着せしめたことを特徴と
する高剛性シリンダブロック。 - (2)オープンデッキ型アルミニウム合金製シリンダブ
ロックのシリンダ筒上部とアッパーデッキ間に、少なく
ともろう付けに必要な接合部分の表面にペンタフルオロ
アルミニウム酸カリウムを主成分とする化成処理層を形
成させたアルミニウム系材料よりなる補強材を介挿し、
少なくともろう付け部を加熱することにより、該シリン
ダ筒上部とアッパーデッキとの間に補強材を固着させる
ことを特徴とする高剛性シリンダブロックの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25342084A JPS61132752A (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 | 高剛性シリンダブロツクおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25342084A JPS61132752A (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 | 高剛性シリンダブロツクおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61132752A true JPS61132752A (ja) | 1986-06-20 |
Family
ID=17251140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25342084A Pending JPS61132752A (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 | 高剛性シリンダブロツクおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61132752A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0787557A3 (en) * | 1996-01-30 | 1998-07-22 | Suzuki Motor Corporation | Method of bonding aluminum members |
EP0869270A3 (de) * | 1997-04-05 | 1999-05-26 | VAW mandl & berger GmbH | Zylinderkurbelgehäuse mit geschweissten Brücken |
-
1984
- 1984-11-30 JP JP25342084A patent/JPS61132752A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0787557A3 (en) * | 1996-01-30 | 1998-07-22 | Suzuki Motor Corporation | Method of bonding aluminum members |
US6148515A (en) * | 1996-01-30 | 2000-11-21 | Suzuki Motor Corporation | Method of bonding aluminum members |
EP0869270A3 (de) * | 1997-04-05 | 1999-05-26 | VAW mandl & berger GmbH | Zylinderkurbelgehäuse mit geschweissten Brücken |
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