JPS6113236Y2 - - Google Patents

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JPS6113236Y2
JPS6113236Y2 JP9104682U JP9104682U JPS6113236Y2 JP S6113236 Y2 JPS6113236 Y2 JP S6113236Y2 JP 9104682 U JP9104682 U JP 9104682U JP 9104682 U JP9104682 U JP 9104682U JP S6113236 Y2 JPS6113236 Y2 JP S6113236Y2
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spindle
movable
driver
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動工具交換装置付工作機械、特に面
板に設けた切削工具が主軸軸線と直角方向に移動
する所謂フエーシングヘツドやリセツシング加工
が可能な加工ユニツト等の自動工具交換を可能と
した自動工具交換装置付工作機械に係る。
従来フエーシングヘツドを有する自動工具交換
装置付工作機械に於ては、切削工具を面板に取付
ける場合、切削工具を保持した工具ホルダにプル
スタツドを設け、面板上を移動する移動体に設け
た係合装置を前記プルスタツドと係合させ工具ホ
ルダを移動体に取付けていた。しかるに前記係合
装置はその機構上移動体に相当の高さを必要とす
るので、切削工具を取付けた場合に主軸頭から切
削工具までの距離が大となり加工精度、加工面の
粗さ等に種々の不具合を生じた。
本考案の目的は切削工具と主軸頭の距離を小さ
くし、更に工具フランジ部を押圧体で締付ける方
法をとり、プルスタツド方式に比して工具の締付
力を大にし、かかる問題を解決した自動工具交換
装置付工作機械の提供にある。
本考案の目的は、全自動を対象とするため、工
具フランジ部を介して、面板の移動体の工具挿入
孔に工具を挿着、離脱するように隔つた位置に駆
動源を配置し、工具シヤンク部の清掃やシヤンク
部の確実なクランプ確認を行うエヤー供給装置を
装備した自動工具交換装置付工作機械の提供にあ
る。
以下本考案を実施例により説明すると第1図に
於てベツド1上には摺動案内体2が固着されてお
り、該摺動案内体2上には主軸頭3を固着せしめ
た摺動体4が摺動自在に載置されている。摺動体
4は摺動案内体2に案内され、主軸頭3に回転自
在に軸承されている主軸5の軸方向に摺動せしめ
られる。摺動体4を摺動せしめる駆動装置として
摺動体4の下方にはナツトが固着されており、摺
動案内体2には該ナツトと螺合している送りねじ
軸が回転自在に軸承されており、また送りねじ軸
は駆動力伝達機構7を介してパルスモータ6に連
結されており、パルスモータ6の駆動により回転
せしめられ、摺動体4を摺動させるものである。
主軸頭3に軸承された主軸5は前端部に面板8
を固着しており、主軸頭3に設けた駆動力伝達機
構を介してモータ9により回転せしめられる。
また面板8に設けた切削工具10を交換するた
めに主軸5を定角度位置(本実施例では第2図に
示すように切削工具10が主軸軸線の左側になる
位置)に位置決め停止せしめる定角度位置決め停
止装置として割出し円板11が前記主軸5に同心
的に固着されている。
割出し円板11の外周には楔状の係合溝が削設
されており、割出し円板11に対応して設けた角
度位置決めシリンダ12のピストンロツドが制御
装置の指令に応動して前進し、回転中の割出し円
板11の係合溝と係合し、主軸5の定角度位置で
の位置決め停止を行なうものであり、主軸5の定
角度位置での位置決め停止を行なうための主軸5
の緩動回転は、駆動伝達装置を介して油圧モータ
13の駆動により行われる。
切削工具10が挿着されている工具ホルダ16
は后記の保持装置により移動体14に保持されて
おり、該移動体14は移動案内体15,15′に
より案内され面板8上を主軸軸線と直角方向に移
動する。移動体14を移動させる移動装置は従来
から色々のものが用いられてるので図面は省略す
るが、本考案では移動体14の下部にナツトを固
着せしめ、該ナツトに螺合するねじ軸を回転自在
かつ軸方向の移動不可能に面板8に軸承し、該ね
じ軸に回転を伝える傘歯車をねじ軸と一体的に設
け、該傘歯車と噛合する傘歯車を有する回転軸を
主軸5内に回転自在に軸承し、パルスモータ17
の回転を駆動力伝達機構(遊星機構)18を介し
て前記回転軸に伝達するように構成されている。
第3図及び第4図に於いて工具ホルダ16を移
動体14に保持する工具保持装置について説明す
る。
函体22は移動体14に固着されており、該函
体22に削設した孔22aには大径部を該孔22
aに案内されさらに小径部を移動体14に削設し
た孔に案内された筒体19が挿入されており、該
筒体19は移動体14に固着されている。筒体1
9には工具ホルダ16のテーパ部と係合する係合
孔(以下テーパ孔と称する)19aが削設されて
おり、該テーパ孔19aの大径部に削設した環状
溝19bには小径孔19cが連通されており、該
小径孔19cに連通する小径孔19dは移動体1
4に設けたジヨイント24(第2図に示す)に連
通されており、后記の方法によりジヨイント24
を介して送入された圧縮空気によりテーパ孔19
a及び該テーパ孔19aに係合する工具ホルダ1
6のテーパ部に附着した切屑や塵芥の除去を行な
う。
またテーパ孔19aの小径部に連通する段付小
径孔19eは移動体14に削設した小径孔14a
に連通しており、該小径孔14aに連通する小径
孔14bの他端は移動体14に設けたジヨイント
25(第2図に示す)に連通しており、后記の方
法によつてジヨイント25を介して送入される圧
縮空気の圧力差を検出することにより工具ホルダ
16のテーパ部と筒体19のテーパ孔19aとが
係合し、工具ホルダ16が筒体19に完全に保持
されたかどうかの確認が行なわれる。筒体19の
端部に設けた切欠溝19f,19f′は工具ホルダ
16に突出して設けたフランジ部16a,16
a′と係合し、工具ホルダ16の廻り止めを行なう
ものであり、筒体19の外周部に削設したねじ部
19gは押圧体20の内周に削設したねじ部と螺
合している。押圧体20の外周にはヘリカルウオ
ーム歯車20aが創成されており、該ヘリカルウ
オーム歯車20aは函体22に回転自在に軸承さ
れた伝達軸23のウオームと噛合しており、后記
の方法により伝達軸23が回転せしめられると、
該伝達軸23の回転により押圧体20も回転せし
められ軸方向に移動する。また押圧体20に削設
した工具ホルダ16の通過孔の辺部には、工具ホ
ルダ16のフランジ部16a,16a′が通り抜け
可能なように切欠溝20b,20b′(第3a図、
第3b図)が削設されている。函体22に螺着さ
れた係止片21は、先端部が押圧体20に削設し
た環状溝内に突出しており、押圧体20が工具ホ
ルダ16のフランジ部から離反する方向に回転じ
ながら移動した場合に押圧体20の切欠溝20
b,20b′と前記筒体19の切欠溝19f,19
f′とが一致して停止するように押圧体20の移動
量を規制するものであり、ねじ部軸芯と先端部軸
芯が偏芯して設けてあるので組立時に押圧体20
の移動量を所定のものとするための調整は容易に
可能である。
工具ホルダ16の締付または解放を行なう場合
に伝達軸23を介して押圧体20を回転せしめる
駆動装置、筒体19のテーパ孔19a及び工具ホ
ルダ16のテーパ部に付着した切屑や塵芥の除去
を行なうためにチエツクバルブ構造のジヨイント
24に圧縮空気を送入する空気送入筒31、工具
ホルダ16が筒体19と完全に係合しているかど
うかの確認を行なうためにジヨイント25に圧縮
空気を送入する空気送入筒32等について第1図
及び第2図により説明する。駆動装置及び各空気
送入筒31,32は主軸頭3に固着されたブラケ
ツト28に設けられており、締付軸27も前記ブ
ラケツト28により回転自在に軸承及び摺動案内
されると共に、連結片29に回転自在に軸承及び
連結されている。伝達軸23を駆動せしめる駆動
装置26としては本実施例ではベルグ社製のチヤ
ツキングデバイスを使用しており、該チヤツキン
グデバイスの回転駆動力を締付軸27に伝達し、
締付軸27を下降させ、締付軸27の先端部に設
けた係合ソケツト部27aを前記伝達軸23の端
部に設けた係合部23a(第4図に示す)に係合
させ、伝達軸23の駆動を行なう。
連結片29を移動せしめる流体圧シリンダ30
はブラケツト28に設けられており、そのピスト
ンロツド30aの先端部に連結片29が固着され
ている。
筒体19のテーパ孔19a及び工具ホルダ16
に付着した切屑や塵芥を除去するために筒体19
のテーパ孔19aに圧縮空気を送入する空気送入
筒31には、一端部に前記ジヨイント24と係合
する係合部31aが設けられており、他端部は図
では省略されているが配管及び電磁弁を介して空
気供給源に連通されている。また空気送入筒31
は前記連結片29に端部が連結されていると共
に、ブラケツト28により軸方向の摺動が案内さ
れている。筒体19に削設した段付小径孔19e
から圧縮空気を送出させるためジヨイント25と
係合し、移動体14内に圧縮空気を送出する係合
部32aを有する空気送入筒32は、前記連結片
29に端部が連結されており、ブラケツト28に
より軸方向の摺動が案内されている。また空気送
入筒32は図では省略されているが配管、圧力ス
イツチ、電磁弁、絞り弁等を介して空気供給源に
連通されている。
なお、工具交換を行なうために、主軸5が所定
角度位置に位置決めされ、かつ移動体14が第2
図に示す如く面板上の所定の位置に位置決めさ
れ、流体圧シリンダ30の作動により連結片29
が下降した場合に、伝達軸23に設けた係合部2
3a及びジヨイント24,25と、締付軸27に
設けた係合ソケツト部27a及び空気送入筒3
1,32に設けた係合部31a,32aとの各々
が係合可能なように締付軸27及び空気送入筒3
1,32は設けられている。
第2図及び第5図により、前記主軸頭に所要の
切削工具を提供する工具貯蔵装置について説明す
る。主軸軸線と直角方向に、かつ工具交換を行な
うために主軸頭が加工の完了した位置から所定の
位置(以下工具交換位置と称する)迄后退した場
合に該主軸頭3とマガジン円板37との間で工具
の受渡しを可能とするように、主軸軸線と直角方
向に延在する摺動案内部を有する摺動案内体33
がベツド1上に設けられており、該摺動案内体3
3の上には摺動案内体33により案内され油圧シ
リンダ34の作動により摺動せしめられる摺動体
35が載置されている。摺動体35にはマガジン
円板37を回転自在に軸承したマガジン円板保持
体36が固着されており、マガジン円板37はマ
ガジン円板保持体36に設けた油圧モータ38に
より駆動されるウオーム軸39、ウオームホイー
ル40及び保持軸41からなる駆動装置により回
転せしめられる。
またマガジン円板37に保持されている切削工
具の内から、必要な切削工具を読み出すために、
前記保持軸41の端部にドラムを固着し、該ドラ
ムに削設した溝に各切削工具に対応したドツグを
セツトし、該ドツグを判別するリミツトスイツチ
をマガジン円板保持体36に装着して切削工具の
読み出し装置を構成しており、主軸頭側との間で
工具の受渡しを行なうため保持爪48,48′が
所要位置(第2図に示す如く主軸頭側の工具10
と該工具10を保持する保持爪48,48′が対
応する位置で以下工具交換準備位置と称する)に
位置するように回転したマガジン円板37の位置
決めは、マガジン円板保持体36に設けた油圧シ
リンダ42のピストンロツド43の先端が、各切
削工具に対応してマガジン円板37に設けたブツ
シユ44に挿入されることにより行なわれる。
次に切削工具10をマガジン円板37に保持さ
せる機構について説明する。マガジン円板37の
周辺部に固着された案内体45は工具ホルダ16
の外径円筒部と係合し、工具ホルダ16のマガジ
ン円板37への保持案内をするものであり、マガ
ジン円板37と補助円板46との間に、軸47を
介して揺動自在に設けられた保持爪48,48′
は工具ホルダ16を案内体45に向つて押圧する
ように保持するものである。
保持爪48,48′の間に挿着したバネ49は
保持爪48,48′の各端部を常時外周に向つて
押圧しており、バネ49に押圧された保持爪4
8,48′は軸47を中心として揺動するので保
持爪48,48′の他端に設けた爪部は工具ホル
ダ16の外周を押圧している。マガジン円板37
の周辺部に固着した係合片50は工具ホルダ16
の外径に削設した係合溝と係合し、工具ホルダ1
6の角度位置決め及び回り止めをするものであ
る。マガジン円板37に固着した案内片51には
バネ52により常時軸方向に押圧されている摺動
片53が摺動自在に挿着されており、摺動片53
の大径部にはテーパ部が設けてある。該テーパ部
は前記保持爪48,48′を押圧して、保持爪4
8,48′による工具ホルダ16の保持を確実に
行なわせている。摺動片53の押戻し装置として
は円板保持体36に固着された油圧シリンダ54
があり、工具交換を行なうため回転したマガジン
円板37の所要切削工具が読み出され、マガジン
円板37が工具交換準備位置に停止した場合に、
油圧シリンダ54に挿着されたピストンロツド5
5を摺動させ、バネ52に逆らつて前記摺動片5
3を押戻し、保持爪48,48′による工具ホル
ダ16の保持をバネ49のバネ力によつてのみ行
なわせるものである。
本考案は以上のように構成され以下のように作
動する。
面板8に設けた切削工具10による加工を終え
た主軸頭3は主軸5の回転を停止し、次加工で使
用する切削工具と使用済の切削工具10とを交換
するため制御装置の指令によりパルスモータ6が
回転され工具交換位置迄移動する。工具交換位置
に移動した主軸頭3は図では省略したリミツトス
イツチを踏接し、工具交換位置まで移動したこと
の確認信号を発し、確認信号により角度位置決め
角度位置決めシリンダ12が作動され、角度位置
決めシリンダ12のピストンロツドが前進し割出
し円板11の円周部に軽く当接する。また前記確
認信号により、油圧モータ13も緩動回転を始
め、主軸5を緩動回転させるので、主軸5に固着
された割出し円板11も回転を始める。割出し円
板11に軽く当接しているピストンロツドが、緩
動回転を始めた割出し円板11の係合溝に係合す
ると、ピストンロツドに固着しているドツグがリ
ミツトスイツチを踏接し、割出し完了信号を発す
るので、油圧モータ13の回転を停止させ、主軸
5の一定角度位置への割出し停止が完了する。割
出し完了信号により切削工具10を面板上の所定
の位置へ位置決めするために、制御装置から指令
が出され、パルスモータ17が駆動し、駆動力伝
達機構18を介して移動体14が所定量移動し、
切削工具10は所定の位置へ位置決めされ、図で
は省略されているが駆動力伝達機構18に設けら
れた回転運動を直線運動に換えて移動量を検出す
る検出装置例えばマグネセンサを利用した検出装
置により、切削工具10の位置決めが確認され、
確認信号が出される。
主軸で使用した工具10を受入れるべき所定の
マガジン番地が読み出されているので、切削工具
の位置決め確認信号により、マガジン円板保持体
36に設けた油圧シリンダ54が作動し、ピスト
ンロツド55が前進し、バネ52のバネ力に逆ら
つて摺動片53を押戻し、摺動片53による保持
爪48,48′の押圧が解除されるので、保持爪
48,48′はバネ49のバネ力のみにより押圧
される。
ピストンロツド55の前進により、該ピストン
ロツド55に設けたドツグがリミツトスイツチを
踏接し、前進確認信号が出されるので、該確認信
号により、油圧シリンダ34を作動させ、マガジ
ン円板37に設けられ工具交換準備位置に位置し
ている保持爪48,48′が前記主軸頭3の切削
工具10を保持することが可能な位置迄摺動体3
5を前進させる。摺動体35が前進する場合は、
保持爪48,48′はバネ49のバネ力のみによ
り押圧されているので、保持爪48,48′は工
具ホルダ16の係合溝と容易に係合することがで
き切削工具10を保持する。また摺動体35が前
進を完了すると、図では省略されている前進確認
装置により摺動体35の前進確認信号が出され
る。
摺動体35の前進確認信号により主軸頭3に設
けた流体圧シリンダ30が作動し、締付軸27及
び空気送入筒31,32を下降させ、締付軸27
の係合ソケツト部27aと伝達軸25の係合部2
3aを係合させ、同時に空気送入筒31の係合部
31aとジヨイント24を係合させると共に空気
送入筒32の係合部32aとジヨイント25を係
合させる。また図では省略されているが連結片2
9にはドツグが設けてあり、該ドツグが締付軸等
の下降完了信号を出すリミツトスイツチを踏接す
ると、下降完了信号によりタイマが作動し、押圧
体20による工具ホルダ16の締付を解放せしめ
るよう駆動装置26が駆動を始め、締付軸27を
介して伝達軸23及び押圧体20を回転させる。
回転により押圧体20は軸方向に移動するが、
押圧体20に削設した環状溝が係合片21に接す
ると押圧体20の移動が阻止されるので、回転を
続けることができず従つて駆動装置26の駆動に
もすべりを生じ、押圧体20は押圧体の切欠溝2
0b,20b′と筒体19の切欠溝19f,19
f′が一致した位置で回転を停止しており(第3図
a)、タイマの作動切れにより駆動装置26の駆
動も停止する。次に油圧シリンダ54を作動させ
てピストンロツド55を后退させると、摺動片5
3はバネ52により押圧されて保持爪48,4
8′を押圧するので、切削工具10はマガジン円
板37側に保持される。ピストンロツド55の后
退により、ドツグがリミツトスイツチをを踏接
し、后退確認信号を発するので該信号によりパル
スモータ6を駆動させ、工具ホルダ16が筒体1
9から抜けでる位置まで摺動体4を后退させる。
摺動体4の后退により図では省略されている后退
確認装置より確認信号が出されるので、油圧シリ
ンダ42を作動させて、ピストンロツド43を后
退させ、ピストンロツド43に設けたドツグのリ
ミツトスイツチ踏接による后退確認信号を出させ
る。ピストンロツド43の后退確認信号により油
圧モータ38が駆動され、次加工に必要な切削工
具を読み出すためマガジン円板37が回転を始め
る。リミツトスイツチが各切削工具に対応して設
けたドツグの中から必要な切削工具に対応するド
ツグを読み出すと、油圧モータ38の駆動を停止
させると共に、油圧シリンダ42を作動させ、ピ
ストンロツド43を前進させ、ピストンロツド4
3の先端部をプツシユ44に挿入させてマガジン
円板37の位置決め停止を行ない必要な切削工具
が工具交換準備位置に選択される。ピストンロツ
ド43の前進によりピストンロツドに設けたドツ
グがリミツトスイツチを踏接して、前進確認信号
を発するので、パルスモータ6を駆動させ、摺動
体4を工具交換位置まで前進させ、次加工に必要
な切削工具を保持した工具ホルダ16を面板に設
けた筒体19に挿着せしめる。また工具ホルダ1
6が筒体19に挿着される場合にピストンロツド
43の前進確認信号によりタイマが作動を始め、
該タイマの作動により空気送入筒31及び32に
圧縮空気が送入され、ジヨイント24及び25を
介して筒体19のテーパ孔19a内に圧縮空気が
送出される。
筒体19の小径孔19cから送出された圧縮空
気はテーパ孔19a内及び工具ホルダ16のテー
パ部に付着している切屑等の塵芥を除去する。ま
た段付小径孔19eから送出されている圧縮空気
は工具ホルダ16のテーパ部と筒体19のテーパ
孔19aが完全に密着すると、段付小径孔19e
からの圧縮空気送出が阻止されるので圧力スイツ
チが作動し、密着確認の信号が出される。所要時
間の経過后タイマの作動が停止すると、空気送入
筒31及び32への圧縮空気の送入が停止される
が、タイマ作動中に工具ホルダ16と筒体19の
密着確認信号が出されない場合には図では省略さ
れている装置から異常信号を出し、進行中のサイ
クルを一時停止させる。また摺動体4が工具交換
位置まで前進すると、前進確認信号が出されるの
で、該確認信号によりタイマを作動させ、タイマ
の作動により押圧体20による工具ホルダ16の
締付を行なわせるように駆動装置26を駆動させ
る。駆動装置26は所要時間が経過してタイマの
作動が停止するまで駆動を続けて押圧体20を回
転させるが、工具ホルダ16が筒体19内に締付
けられると押圧体20は回転を阻止されるので、
駆動装置26の駆動にはすべりを生ずる。また前
記摺動体4の工具交換位置への前進確認信号は工
具貯蔵装置側にも伝えられ、油圧シリンダ54が
作動し、ピストンロツド55を前進させて摺動片
53を押戻し、摺動片53による保持爪48,4
8′の押圧を解除させる。
かくして次加工に必要な切削工具10′は主軸
頭側に保持され、駆動装置26を駆動せしめるタ
イマの停止により、流体圧シリンダ30を作動さ
せ、締付軸27及び空気送入筒31,32を上昇
させる。締付軸27等の上昇により連結片29に
設けたドツグがリミツトスイツチに踏接して、上
昇確認信号を出し、該信号により油圧シリンダ3
4を作動させ摺動体35を后退させ、摺動体35
の后退確認信号により、油圧シリンダ54を作動
させ、ピストンロツド55を后退させると、摺動
片53はバネ52により押圧され、保持爪48,
48′を押圧する。
また締付軸27等の上昇確認信号は主軸頭側に
も出され、該信号により位置決めシリンダ12が
作動し、ピストンロツドが后退して割出し円板1
1の係合溝から抜け出し、主軸5は回転可能とな
り、ピストンロツドの后退確認信号により、モー
タ9の回転が可能となる。
以上のようにして新旧切削工具の交換が行なわ
れ、制御装置から出された次加工の指令により、
モータ9が駆動し、パルスモータ17の駆動によ
り次加工のための切削工具の位置決めが行なわ
れ、パルスモータ6の駆動により摺動体4が前進
し、次加工が行なわれる。以上は作動順の1例で
あるが、他の作動順により本実施例の作動を行な
わせることも可能である。
本考案になる自動工具交換装置付工作機械によ
れば、面板8上を移動する移動体14及び函体2
2が切削工具と主軸頭の距離が小さくなるよう構
成されており、また皿バネ等を用いることなく押
圧体20により工具ホルダ16をしつかりと筒体
19に締付けているので、切削加工時に切削工具
の振れを生ずることがなく、複雑な機構を用いる
ことなく高度の加工精度及び最良の加工面粗さを
容易に得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる自動工具交換装置付工作
機械の機械本体を示す側面図。第2図は本考案に
なる自動工具交換装置付工作機械の機械本体及び
工具貯蔵装置を示す正面図。第3図は切削工具を
取付けた面板の一部を示す縦断面図。第3a図は
押圧体による工具ホルダの締付が解放された場合
を示す横断面図。第3b図は押圧体により工具ホ
ルダが締付けられた場合を示す横断面図。第4図
は切削工具を取付けた面板の一部を示す横断面
図。第5図は工具貯蔵装置の一部を示す縦断面
図。 図において、1……ベツド、3……主軸頭、4
……摺動体、5……主軸、8……面板、10……
切削工具、11……割出し円板、14……移動
体、16……工具ホルダ、22……函体、23…
…伝達軸、26……駆動装置、27……締付軸、
35……摺動体、36……マガジン円板保持体、
37……マガジン円板、43……ピストンロツ
ド、45……案内体、48……保持爪、53……
摺動片、55……ピストンロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベツド上を主軸軸線方向に摺動自在に移動する
    主軸頭と、前記主軸軸線と直角方向に摺動自在な
    移動体を有し主軸頭の主軸先端に設けられた面板
    と、多数の工具を外周に有し工具交換を行うべく
    主軸軸線と直角方向に移動可能なマガジンとを有
    する工作機械において、前記移動体に設けられ移
    動体の係合孔に挿入された工具をフランジ部を介
    して締付けまたは解放するため工具の軸線を中心
    に回転しながら軸方向に移動する工具押圧体と、
    移動体に回転自在に設けられ前記工具押圧体に回
    転力を伝え一端に係合部を有する伝達軸と、主軸
    頭または主軸頭の近傍に設けられ工具交換の際定
    角度位置決めした面板の所要位置に持ち来たされ
    た移動体の伝達軸端の係合部と係合離脱し工具係
    持装置の押圧体を回転するドライバーと、前記ド
    ライバーと前記工具保持装置とを係合離脱させる
    ためドライバー本体と直線運動させる第1の駆動
    手段と、前記ドライバーで前記工具保持装置を正
    逆に回転し前記押圧体を介して工具を移動体に締
    付け解放する第2の駆動手段と、前記ドライバー
    本体に設けられ前記移動体が工具交換位置へ持ち
    来されたとき工具挿入穴に連通する清掃用ジヨイ
    ント更にツールクランプ確認用ジヨイントの夫々
    に圧縮空気を供給する空気供給装置とからなる自
    動工具交換装置付工作機械。
JP9104682U 1982-06-18 1982-06-18 自動工具交換装置付工作機械 Granted JPS584335U (ja)

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JP9104682U JPS584335U (ja) 1982-06-18 1982-06-18 自動工具交換装置付工作機械

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JPH065070Y2 (ja) * 1988-08-31 1994-02-09 オ−クマ株式会社 工具マガジン装置
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KR100414994B1 (ko) * 2003-10-31 2004-01-13 주식회사 화인에이.티.씨 고정번지방식 자동공구교환기의 공구 회전장치

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