JPS61130898A - 清掃作業装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は構造部材に穿設された複数個の孔の内周面を遠
隔操作により清掃する清掃作業装置に関するものである
。

（従来の技術） 原子炉容器の上蓋は、スタッドボルトにより閉止される
ようになっている。同スタッドボルト及　　゛びスタッ
ドボルト孔は、数拾個あり、これらのスタッドボルト及
びスタッドボルト孔は、閉止前に必ず清掃する必要があ
る。スタッドボルト孔には、めねじが刻まれており、こ
のめねしのねじ面を清掃する必要がある。

（発明が解決しようとする問題点） 従来は、ブラシを放射状に設けた簡易工具を作業員自身
の力でねじ込んだり、ブラシを回転させて清掃を行う手
動工具を上記上蓋のスタッドボルト孔に設置し９手動ハ
ンドルを操作して、清掃を行っているが、これらの工具
は、非常に重く、上記多数のスタッドボルト孔位置へク
レーンを使用して、移動させており、また清掃作業が手
作業であることもあって、多くの時間を要する。またこ
の長期間に亙る清掃作業が放射ＨｊＡ量の多い原子炉容
器の上蓋付近で行われるので、被爆の危険があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は前記の問題点に対処するもので、構造部材に穿
設された複数個の孔の内周面を遠隔操作により清掃する
清掃作業装置において、前記構造部材上に載置される移
動体、同移動体に前記孔への挿入を可能に設けられた移
動体用支持軸、同移動体に水平方向への伸縮を可能に設
けられた伸縮装置、同伸縮装置の先端部に上記孔に隣接
する別の孔への挿入を可能に設けられた清掃器軸と同清
掃器軸の先端部に設けられた清掃器と同清掃器軸・　　
に設けられた拡縮部材とよりなる清掃装置、及び同清掃
装置を吸引装置に連絡するサクションホースを具えてい
ることを特徴とした清掃作業装置に係わり、その目的と
する処は、孔の内周面を被爆の危険なしに、また除去物
の飛散や再付着なしに、清掃できる清掃作業装置を供す
る点にある。

（実施例） 次に本発明の清掃作業装置を第１．２．３図に示す一実
施例により説明すると、第１図の（１１）が原子炉容器
の上Ｍ（構造部材）で、同上、１ｊｉ（１１）の外周部
には、数拾個の孔（１５）が穿設されている。

また第１，２図の（１６）が原子炉容器の上蓋に穿設さ
れたスタッドボルト孔で、同スタッドボルト孔（１６）
も数袷個あり、同各スタッドボルト孔（１６）が上記上
！（１１）の答礼（１５）に同一軸線上で対向している
。また（１７）が上記上蓋（１１）上に載置される車輪
付移動体、（２）が同移動体（１７）に前記孔（１５）
への挿入を可能に設けられた移動体用支持軸、（６）が
同移動体（１７）に水平方向への伸縮を可能に設けられ
た伸縮装置、　（１８）が清掃装置で、同清掃装置（１
８）は、上記伸縮装置（６）の先端部に上記孔（１５）
に隣接する別の孔（１５）への挿入を可能に設けられた
清掃器軸（１）（なおこの清掃器軸（１）は二重管で、
上下方向に伸縮可能になっている）と同清掃器　　　　
　□軸（１）の先端部（下端部）に設けられた清掃器（
ブラシ）（３）と同清掃器軸（１）に設けられた拡縮部
材（グリップチューブ）（４）とにより構成されている
。なお上記移動体用支持軸（２）も上記清掃器軸（１）
と同様に二重管で、上下方向に伸縮可能になっており、
内管に拡縮部材（グリップチューブ）（４）が設けられ
ている。また（５）が同清掃装置（１８）を吸引装置（
バキュームクリーナ）（８）に連絡するサクションホー
ス、（９）が制御盤、　（１０）がモニタカメラ、Ｃｌ
２）が圧力空気源に延びたホース、　（１３＞が電源に
延びたケーブル、　（１４）がベンダントスである。

（作用） 次に前記清掃作業装置の作用を説明する。移動体（１７
）を原子炉容器の上蓋（１１）の上に載置して。

移動体用支持軸（２）を孔（１５）の上方に、また清掃
器軸（１）を開孔（１５）に隣接した別の孔（１５）の
上方に、それぞれセットし９次いで清掃器軸（１）をエ
ア及びランク・ピニオンで２段階に下降させる。

即ち、外管を孔（１５）内位置まで下降させ、同外管側
の拡縮部材（グリップチューブ）（４）を拡張させ、同
拡縮部材（４）を孔（１５）の内周面に接触させて、同
清掃器軸（１）の外管を上蓋（１１）に固定する一方、
内管を回転させながらスタンドボルト孔（１６）位置ま
で下降させて、孔（１５）　（１６）内周面の清掃を行
う。その際の除去物は、サクションホース（５）を介し
て吸引される。またその間に伸縮装置（６）を伸張させ
て、移動体（１７）及び移動体用支持軸（２）を第２図
の実線位置から２点鎖線位置へ１ピツチ移動させ、移動
が完了したら、移動体用支持軸（２）の外管を孔（１５
）へ挿入し１次いで内管を孔（１５）へ挿入して、同内
管側の拡縮部材（グリップチューブ）（４）を拡張させ
、同拡縮部材（４）を孔（１５）の内周面に接触させて
、同移動体用支持軸（２）の内管を上蓋（１１）に固定
し１次いで清掃器軸（１）の内管（清掃器（３））を引
き上げる。同清掃器軸（１）の内管が上昇し柊ったら、
同清掃器軸（１）の外管側の拡縮部材（グリップチュー
ブ）（４）を縮小して、同外管を引き上げ８次いで伸縮
装置（６）を縮小して、清掃器軸（１）を１ピツチ移動
させる。これで清掃作業装置の全体が１ピツチ前進した
ことになる。伸縮装置（６）は、清掃器軸（１）と移動
体用支持軸（２）とを連結しているが、伸縮ストローク
がスタッドボルト孔の円ピッチになるように左右の長さ
を変えており、清掃作業装置の走行がピソチ円に沿って
行われる。またサクションホース（５）と制御ケーブル
（７）とが遠隔操作用バキュームクリーナ（８）及び制
御盤（９）に接続しており、清掃作業装置の全体が遠隔
操作される。

（発明の効果） 本発明は前記のように構造部材に穿設された複数個の孔
の内周面を遠隔操作により清掃する清掃作業装置におい
て、前記構造部材上に載置される移動体、同移動体に前
記孔への挿入を可能に設けられた移動体用支持軸、同移
動体に水平方向への伸縮を可能に設けられた伸縮装置、
同伸縮装置の先端部に上記孔に隣接する別の孔への挿入
を可能に設けられた清掃器軸と同清掃器軸の先端部に設
けられた清掃器と同清掃器軸に設けられた拡縮部材とよ
りなる清掃装置、及び同清掃装置を吸引装置に連絡する
サクションホースを具えていて、前記の作用が行われる
ので１作業員が原子炉容器の上蓋付近で作業する必要が
なくて、被爆の危険がない。また清掃器軸の先端部に設
けられた清掃器により孔の内周面に付着している付着物
を除去して、サクションホースにより吸引するので、除
去物の飛散や再付着なしに、清掃できる効果がある以上
本発明を実施例ついて説明したが、勿論本発明はこのよ
うな実施例にだけ局限されるものではな（１本発明の精
神を逸脱しない範囲で種々の設計の改変を施しうるちの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わる清掃作業装置の一実施例を示す
斜視図、第２図はその要部を拡大して示す側面図、第３
図はその平面図である。 （１）・・・清掃器軸、（２）・・・移動体用支持軸。 （３）・・・清掃器、（４）・・・拡縮部材、（５）・
・・サクションホース、（６）・・・伸縮装置、（１１
）・・・構造部材、　（１５）　（１６）　　・・・孔
、　（１７）　　・・・移動体、　（１８）　　・・・
清掃装置。 復代理人弁理士岡本重文外３名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 構造部材に穿設された複数個の孔の内周面を遠隔操作に
   より清掃する清掃作業装置において、前記構造部材上に
   載置される移動体、同移動体に前記孔への挿入を可能に
   設けられた移動体用支持軸、同移動体に水平方向への伸
   縮を可能に設けられた伸縮装置、同伸縮装置の先端部に
   上記孔に隣接する別の孔への挿入を可能に設けられた清
   掃器軸と同清掃器軸の先端部に設けられた清掃器と同清
   掃器軸に設けられた拡縮部材とよりなる清掃装置、及び
   同清掃装置を吸引装置に連絡するサクションホースを具
   えていることを特徴とした清掃作業装置。