JPS61130616A - 電気絶縁軸継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）発明の分野 この発明は、例えばディーゼル船舶の回転軸などのよう
に長手軸の電気絶縁軸継手に関する。

（ロ）発明の背景 ディーゼル船舶の船尾系軸と船体との電位差に起因する
と考えられる電気放電によるクランクシャフトのホワイ
トメタル損傷（スパークエロージョン）の防止対策とし
て、中間軸継手を電気絶縁化することが必要である。こ
のため、中間軸継手を電気絶縁させる絶縁軸継手として
従来第２図に示すものがあった。

この構造のものは、フランジ２１．２１間に電気絶縁環
状板２２と、絶縁ライニング２３したリーマボルト２４
と絶縁ワッシャ２５などよりなるが、通常、エンジンの
回転中、中間軸受はオイル膜によって軸と船体とが電気
的に遮断されているが、エンジンの停止時においては、
オイル膜が切れるために軸が中間軸受を通って船体にア
ースされるために、この構造の絶縁手段では停止中にお
ける絶縁確認は不可能であり、したがってナツト２６を
はずした状態でボルト２４とフランジ２１との間を絶縁
抵抗計による測定しかできず、フランジ２１．２１の隙
間に錆等の異物による絶縁不良については測定不可能で
あった。

（ハ）発明の、目的 この発明は、軸の回転停止中においても絶縁確認が容易
にできるようにした電気絶縁軸継手の提供を目的とする
。

（ニ）発明の要約 この発明は、対向軸端部に固定する対向７ランジ間に、
金属円板とその両側の絶縁円板とを間圧させ、さらに上
記対向フランジの両側に絶縁ワッシャを介して周面に絶
縁材を設けたリーマボルトにより締付けた電気絶縁軸継
手であることを特徴とする。

（ホ）発明の効果 この発明によれば、対向軸間乃至対向７ランジ間は絶縁
円板により電気的に遮断され、この絶縁円板はその間の
金属円板により補強と配列が容易となり、この金属円板
は絶縁円板により完全に遮断されているので、フランジ
間の絶縁チェックを種々の間で行なうことができる。

従って絶縁不良個所を最小に判定して、その部分のみの
部品交換を行なえばよく、軸の回転停止中であっても絶
縁確認を容易にできる。

（へ）発明の実施例 この発明の一実施例を、以下図面に基づいて詳述する。

図面は電気絶縁軸継手で、第１図において、１は軸で、
この軸１は複数本を後述する継手構造によって直結する
。

３は軸１に形成されたフランジ、４は金属円板、５は金
属円板４の両側に重合する絶縁円板、６はリーマボルト
で、このリーマボルト６の局面には絶縁材７をライニン
グまたはコーティングしている。

上述のリーマボルト６は対向フランジ３．３の両側に絶
縁ワッシャ８，８および鉄座金９，９を介してナツト１
０により締付ける。

上述のように構成したので、軸１，１間乃至フランジ３
，３間は絶縁円板５．５により電気的に遮断され、この
絶縁円板５，５はその間の金属円板４により補強と配列
が容易となり、この金属円板４は絶縁円板５，５により
完全に遮断されているので、フランジ３．３間の絶縁チ
ェックは図示のＡ−８間、Ａ−０間、Ｂ−０間を夫々絶
縁抵抗計で測定でき、異常がなければＢ−８間は絶縁さ
れている。

仮りに、Ａ−８間の絶縁不良の場合はその原因は絶縁円
板５であり、Ｂ−０間の時はリーマボルト６の絶縁材７
か、絶縁ワッシｔｙ８であり、またＡ−０間の時はリー
マポル１−６の絶縁材７が原因であることが分るため全
体を取替えることはなく、その原因の個所のみを交換す
ればよい。

なお、各絶縁材の厚さは、金属円板４を０．２〜１．５
ｍ、絶縁円板５および絶縁ワッシ１７８を０．３〜２．
Ｏｓ＋、リーマボルト６の絶縁材７を０．２〜１．０＃
とすることが望ましい。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、 第１図は電気絶縁軸継手の要部断面図、第２図は従来例
を示す断面図である。 １・・・軸　　　　　　　　３・・・フランジ４・・・
金属円板　　　　　５・・・絶縁円板６・・・リーマボ
ルト　　　７・・・絶縁材８・・・絶縁ワッシャ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、対向軸端部に固定する対向フランジ間に、金属円板
   とその両側の絶縁円板とを間在さ せ、さらに上記対向フランジの両側に絶縁 ワッシャを介して周面に絶縁材を設けたリ ーマボルトにより締付けたことを特徴とす る 電気絶縁軸継手。