JPS62270896A

JPS62270896A - メンブレンタンクの２次パリヤ−分割構造

Info

Publication number: JPS62270896A
Application number: JP11273986A
Authority: JP
Inventors: Katsutoshi Harima; 播磨　勝利; Mitsuyoshi Ueno; 上野　充由
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1986-05-19
Filing date: 1986-05-19
Publication date: 1987-11-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】３、発明の詳細な説明〔発明の技術分野〕この発明は、メンブレン方式の液化天然ガス運搬船（Ｌ
、Ｎ、Ｇ、船）における、メンブレンタンクの２次バリ
ヤー分割構造に関するものである。

〔従来技術とその問題点〕

メンブレン方式の液化天然ガス運搬船（Ｌ、Ｎ、Ｇ。

船）は、防熱層に２次バリヤーを設置することが規則に
よね義務づけられている。第３図は従来のメンブレンタ
ンクの内殻の防熱構造の一例を示す縦断面図である。第
３図に示すように、船体の内殻を構成する鋼板５をスタ
ッド溶接後、所定の間隙をあけて配設された複数枚の７
ラツトパネル４を、ブライウッド６を介して、船体内殻
の鋼板５に、ロードベアリングマスチック７によって接
着する。次にフラットパネル４，４間の間隙ｆあるプラ
イウッド６ａの上面に、スブラ身シンゲストリップ１０
を取り付け、フラットパネル４，４の各々の側面にジヨ
イントフィラー１１を接着し、そして、ジヨイントフィ
ラー１１の側面にグラスウール１２およびＰ、Ｖ、Ｃ，
１３を取り付ける。この後、２次バリヤー１９を、フラ
ットパネル４、ジヨイントフィラー１１、および、Ｐ、
Ｖ、Ｃ，１３の上面に連続的に接着してこれらを固定す
る、以上により、２次バリヤー１９と鋼板５との間のイ
ンターグランドスペース１５の施工工程が完了する。

上述した従来の構造には、次のような問題がある。即ち
、船体の内殻鋼板５と２次バリヤー１９とは、各メンブ
レンタンク毎に１区画となっている。各メンブレンタン
クは、各々５０００ｍ’以上の内面積を有しており、し
かも、２次バリヤー１９の接着後、タイトネス試験（ロ
ーカルバキュームテストおよびグローバルテスト）等の
全テストを実施し、漏れのないことを確認した後でない
と、斜線に示すジヨイント部１７．１次バリヤー１８お
よび１次バリヤー１８と２次バリヤー１９との間のイン
ターバリヤースペース１６の工事を初めとする次の工事
に進むことができない。このテストには、約１〜２ケ月
間要するので、期間中工事はストップする。さらに、本
船就航後に、万−漏れが発生した場合には、この漏れ箇
所の確認のために、タンク全面に渡って点検しなければ
ならない。

〔発明の目的〕

従ってこの発明の目的は、防熱工事の工期を短縮するこ
とができ、しかも、本船就航後のタンクの漏れ部の確認
にあたって、漏れ箇所を容易に特定することができるメ
ンブレンタンクの２次バリヤー分割構造を提供すること
にある。

〔発明の概要〕

この発明はメンブレンタンクの防熱層を構成する、その
表面に２次バリヤーが接着されたインターグランドスペ
ースを複数の区画に分割し、分割された区画の各々を構
成するフラットパネルの上面および側面の全体ならびに
下面の端部に、２次バリヤーを一体的に接着し、これら
を前記２次バリヤーで覆ったことに特徴を有するもので
ある。

〔発明の構成〕

次にこの発明を図面を参照しながら説明する。

第１図はこの発明の２次バリヤー分割構造の一実施態様
を示す縦断面図である。第１図に示すように船体の内殻
を構成する鋼板５をスタッド溶接した後、所定の間隙を
あけて配設された複数枚のフラットパネル４を、プライ
ウッド６を介して船体内殻を構成する鋼板５にロードベ
アリングマスチック７によって接着する。フラットパネ
ル４は、一体的にプレファプ化されている。このような
プレファプ化工程において、フラットパネル４の上面４
ａ、側面４ｂおよびプライウッド６と接する下面４ｃの
端部に、２次バリヤ゛−８ａを一体的に接着し、これら
を２次バリヤー８ａで覆う。

フラットパネル４は防熱パネルでちるから、２次バリヤ
ー８ａも防熱性を保持しなければならない。そのために
、２次バリヤー８ａとして、アルミ箔にグラスクロスを
接着し、さらにウレタンフオームに接着したトリプレッ
クス構造からなる、厚さ０．７　ｔｔｒｍの１枚物を使
用する。２次バリヤー８ａの下部のプライウッド６の下
部に配置されているロードベアリングマスチック７ば、
水密性を強化するために、隙間を開けずに、連続して塗
布を施す。フラットパネル４および２次バリヤー８ａの
取り付は後は、従来の施工順序通りの取付けを行う。即
ち、フラットパネル４，４間の間隙にあるプライウッド
６ａの上面に、スプライシングストリップ１０を取り付
け、フラットパネル４の側面に、ジヨイントフィラー１
１ａを接着し、そしてジヨイントフィラー１１ａの側面
にグラスウール１２およびＰ、Ｖ、Ｃ，１３を取り付け
る。次に上述と同様の方法によって、反対側にジヨイン
トフィラー１１ｂを介してフラットパネル４を接着する
。さらに、ジヨイントフィラー１１ｂとＰ、Ｖ、Ｃ，１
３の上面を覆って、フラットパネル４，４間に渡って２
次バリヤー８ａ−と同一材質の２次バリヤー８ｂを接着
し、２次バリヤー８ａ　、８ｂの上面にトップブリッジ
パソド１４を接着する。以上により、２次バリヤー８ａ
　、８ｂと鋼板５との間のインターグランドスペース１
５の施工工程が完了する。

第２図はこの発明の一実施態様を示すメンブレンタンク
の概略斜視図である。この発明の２次バリヤー分割構造
によれば、第２図に示すようにメンブレンタンク１の防
熱層２０区画を点線に示す部分から４分割し、分割した
各区画毎にタイトネス試験等のテストを行えば、各区画
毎に以後の防熱工事を進めることが可能である。前記区
画は、メンブレンタンクの内面積によって、適宜分割数
を変更することができる。

〔発明の効果〕

以上述べたようにこの発明によれば、次の効果が得られ
る。即ち、 ■６〜８ケ月に渡る液化天然ガス運搬船の防熱工事期間
のうち、１〜１．５ケ月の工期短縮が可能である。

■防熱工事の各職種に、おいて、工程出ならしが出来る
ので、手待ちその他のロスを減らすことができる。

■タイトネス試験等のための検査員が少人数で済み、さ
らに検査用治工具が少ないセット数で済む。

即ち、従来は４〜５チームが同時に施工しなければなら
なかったが、この発明によシ１チームのみの編成でも施
工が可能である。

■本船就航後、万一タンクに漏れが発生した場合に、タ
ンクの全面に渡って点検する必要がないので、漏れ部の
確認にあたって、漏れ箇所の特定を容易になすことがで
きる。

以上述べたように、この発明によれば産業上優れた効果
がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施態様を示す縦断面図、第２図
はメンブレンタンクの概略斜視図、第３図は従来のメン
ブレンタンクの内殻の防熱構造の一例を示す縦断面図で
ある。図面において、１・・・メンブレンタンク、　　
２・・・防熱層、４・・・フラットパネル、　　　５・
・・鋼板、６・・・プライウッド、７・・・ロードベアリングマスチック、８ａ　、８ｂ・
・・２次バリヤー、１０・・・スプライシングストリップ、１１　、　ｌｌ
ａ　、　１ｌｂ−ジヨイントフィラー、１２−・・グラ
スウール、　　　１３−Ｐ、　Ｖ、　Ｃ，，１４・・・
トップブリッジパッド、１５・・・インターグランドスペース、１６・・・イン
ターバリヤースペース、１７・・・ジヨイント部、　　
１８・・・１次バリヤー、１９・・・２次バリヤー。

Claims

【特許請求の範囲】

メンブレンタンクの防熱層を構成する、その表面に２次
バリヤーが接着されたインターグランドスペースを複数
の区画に分割し、分割された区画の各々を構成するフラ
ットパネルの上面および側面の全体ならびに下面の端部
に、２次バリヤーを一体的に接着し、これらを前記２次
バリヤーで覆ったことを特徴とする、メンブレンタンク
の２次バリヤー分割構造。