JPS6113014Y2 - - Google Patents

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JPS6113014Y2
JPS6113014Y2 JP7984781U JP7984781U JPS6113014Y2 JP S6113014 Y2 JPS6113014 Y2 JP S6113014Y2 JP 7984781 U JP7984781 U JP 7984781U JP 7984781 U JP7984781 U JP 7984781U JP S6113014 Y2 JPS6113014 Y2 JP S6113014Y2
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JP
Japan
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puncture
water
ball
balls
resistant
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JP7984781U
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JPS57191364U (ja
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は主に子供の遊技用に供するノーパン
クボール、特に、耐水性ノーパンクボールに関す
る。
従来、子供の競技用または遊技用に供するボー
ル、例えばドツヂボール、サツカーボール等とし
ては、大人用のボールと同様、内部に空気を充填
した硬質ゴム製のボールが用いられていた。この
ような硬質ゴム製のボールは弾力に富み、よく弾
むという点で競技または遊技を面白くするもので
はあるが、その反面、比較的硬くて重いから顔や
頭にぶつかつて怪我をする危険がある。従つて安
全性の点で子供用のボールに適したものではな
い。また、上記硬質ゴム製のボールでは空気漏れ
によりボールの内圧が低下して所謂パンク状態と
なり、弾力を失つてしまうから、空気を充填する
等の手入れを頻繁に必要とするという点でも子供
用に適したものではなかつた。
そこで、本件出願人は子供に適した遊技用また
は競技用ボールとして2種類のノーパンクボール
を既に提案した。以下、この二種類のノーパンク
ボールを夫々ノーパンクボールA、ノーパンクB
という。第1図は上記二種類のノーパンクボール
における正面図であり、第2図A,Bは夫々ノー
パンクボールAまたはノーパンクボールBにおけ
る第1図−線に沿う断面図である。このう
ち、ノーパンクボールAは発泡塩化ビニールから
なる表皮1の中に軟質発泡体2を充填した構造か
らなる。他方、ノーパンクボールBは発泡塩化ビ
ニールからなる球状体1′の中心部に空洞3を設
けた構造からなる。上記ノーパンクボールAでは
表皮1の内部に充填された軟質発泡体2により、
またノーパンクボールBでは発泡塩化ビニールの
球状体1自身の剛性と弾力性により夫々球状が維
持されている。従つて両者共、従来のボールのよ
うに空気漏れによつてパンクすることはなく、何
等手入れを要することなく半永久的な使用に耐え
ることができる。また両者共に発泡塩化ビニール
あるいは軟質発泡体で形成されているため適度の
柔軟性を有し、従つて顔や頭にぶつかつた場合に
も衝撃が吸収されるから怪我をする心配がなく、
また突き指の危険もない。
このように、本件出願人の提案になる上記二種
類のノーパンクボールは安全性が高く、しかもパ
ンクしない点において子供用のボールとして優れ
た特徴を有するものであるが、その反面、次のよ
うな問題があつた。即ち、両者共に発泡体で出来
ているためにボール内部に水が浸透し易いことで
ある。水を吸つたボールは非常に重くなり、また
弾力が著しく低下すると共に衝撃により水が飛散
するから、もはや到底使用し得なくなる。しか
も、一度水を吸うと、これを完全に乾燥するのは
極めて困難である。例えば上記ノーパンクボール
Aの場合、表皮1は容易に乾燥するが、その下の
軟質発泡体2はなかなか乾燥しない。また、ノー
パンクボールBの場合、球状体1の表層は速やか
に乾燥するが内部の方は容易に乾燥せず、更に空
洞3内に侵入し貯留した水を除去し、完全に乾燥
するのは極めて困難である。
この考案は上述の事情に鑑みてなされたもの
で、前記従来のノーパンクボールAを改良して安
全性が高く、しかもパンクしないという子供の遊
技用または競技用ボールとして優れた特徴を有
し、更に耐水性をも備えた耐水性ノーパンクボー
ルを提供するものである。
即ち、この考案は、発泡塩化ビニール表皮の中
に軟質発泡体を充填してなるノーパンクボールに
おいて、前記発泡塩化ビニールからなる表皮の内
面に耐水性被膜を設けたことを特徴とする耐水性
ノーパンクボールである。
以下、第3図および第4図を参照して本発明の
一実施例を説明する。
第3図はこの考案の一実施例になるドツヂボー
ル用の耐水性ノーパンクボールの正面図であり、
第4図は第3図−線に沿う断面図である。こ
れらの図において、11はローテーシヨン成形に
よつて作られた比重0.2〜0.5の発泡ポリ塩化ビニ
ールからなる厚さ2mm〜10mmの表皮である。該表
皮11の内面にはスプレー塗装により塗布された
アクリル樹脂からなる耐水性被膜12が設けられ
ている。そして、この耐水性被膜12の更に内部
にはコールドキユアタイプの軟質ポリウレタン発
泡体13が注入充填されていて、全体が球状にな
つている。
上記実施例の耐水性ノーパンクボールは例えば
次のようにして製造することができる。
まず、下記の原料を混練してペースト状にした
ものをボール用金型に140g投入し、回転成形に
より厚さ3mmの表皮11を得た。
表皮用原料組成 塩ビペーストレジン 100wt% ジオクチルフタレート 120 アゾジカーボンアミド 2.5 亜鉛系安定剤 2.0 整泡剤 1.0 顔 料 3.0 続いて、上記得られた表皮11の内面に下記組
成のアクリル樹脂溶液をスプレー塗布して耐水性
被膜12を形成した。
アクリル樹脂ラテツクス 100 カルボキシメチルセルロース 0.5 メラミン樹脂 1.0 次に、下記組成からなる軟質ポリウレタン発泡
体用原料を撹拌した後、その120gを前記表皮1
1の中に注入して発泡させ、直径18cmの耐水性ノ
ーパンクボールを得た。
軟質ポリウレタン原料 3管能MW3000の ポリエーテルポリオール 95wt% 4管能MW750の ポリエーテルポリオール 5.0 ジエタノールアミン 1.0 トリエチレンジアミン 0.2 ジブチルチンジラウレート 0.2 シリコーン油 1.5 H2O 4.0 トリレンジイソシアネート (80/20) 48.0 上記構成からなるドツヂボール用の耐水性ノー
パンクボールは、従来のノーパンクボールAと同
様に高い安全性およびパンクしないという特徴を
有すると共に、表皮11の内面に設けた耐水性被
膜12により、外部から表皮11を通過して来た
水が内部の軟質ポリウレタン発泡体13内に侵入
するのを防止することができる。従つて、上記実
施例の耐性ノーパンクボールが例えば池に落ちた
ような場合にも表皮11のみが水を吸うだけす
む。そして、この表皮11は既述のように容易か
つ速やかに乾燥することができる。また、耐水性
被膜12が表皮11の内面に塗布されていること
から、耐水性被膜12によつて感触が悪くなつた
り、表面の美感が損なわれることがない。更に、
下記の試験結果に示されるように、ほどよい弾力
性をも備えているから、子供達のボール遊びに対
する興味を充分に満足することができる。
弾力試験結果 ノーパンクボールの直径:18cm 落下地点:地上1m(自由落下) 跳ね上がり高さ:0.45m なお、表皮11および軟質ポリウレタン発泡体
13を形成するための樹脂組成、並びに耐水性被
膜12を形成するためのアクリル樹脂溶液の組成
は上記以外にも種々可能である。
また、耐水性被膜2としては、アクリル樹脂以
外にも通常用いられている撥水剤または防水剤、
例えば天然ゴムラテツクス、合成ゴムラテツクス
ナイロン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等を用
いることができる。これら耐水性被膜の形成に際
してはスプレー塗布による方法が適しているが、
これに限られるものではない。
更に、この考案はサツカーボール等、他の遊技
用ボールにも適用できることは言うまでもない。
以上詳述したように、この考案によれば、パン
クせず怪我の危険もないという優れた特徴を有
し、しかも感触および美感の低下を伴うことなく
耐水性をも具備した耐水性ノーパンクボールを提
供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のノーパンクボールの正面図、第
2図Aは第1図−線に沿う断面図、第2図B
は別の構造になる従来のノーパンクボールを示す
第2図A同様の断面図、第3図は本考案の一実施
例になる耐水性ノーパンクボールの正面図、第4
図は第3図−線に沿う断面図である。 1……表皮、2……耐水性被膜、3……軟質ポ
リウレタン発泡体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発泡塩化ビニール表皮の中に軟質発泡体を充填
    してなるノーパンクボールにおいて、前記発泡塩
    化ビニール表皮の内面に耐水性被膜を設けたこと
    を特徴とする耐水性ノーパンクボール。
JP7984781U 1981-03-17 1981-05-30 Expired JPS6113014Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7984781U JPS6113014Y2 (ja) 1981-05-30 1981-05-30
US06/356,524 US4463951A (en) 1981-03-17 1982-03-09 Ball

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7984781U JPS6113014Y2 (ja) 1981-05-30 1981-05-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57191364U JPS57191364U (ja) 1982-12-04
JPS6113014Y2 true JPS6113014Y2 (ja) 1986-04-22

Family

ID=29875429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7984781U Expired JPS6113014Y2 (ja) 1981-03-17 1981-05-30

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009090119A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Sgg Patents Llc 若者向けスポーツボール
JP2010022822A (ja) * 2008-06-23 2010-02-04 Sgg Patents Llc 若者向けスポーツボール
US10328315B2 (en) * 2017-10-30 2019-06-25 Ali Hasnain Hussain Systems and methods for producing a sports ball

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Publication number Publication date
JPS57191364U (ja) 1982-12-04

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