JPS6112981Y2 - - Google Patents

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JPS6112981Y2
JPS6112981Y2 JP1981017561U JP1756181U JPS6112981Y2 JP S6112981 Y2 JPS6112981 Y2 JP S6112981Y2 JP 1981017561 U JP1981017561 U JP 1981017561U JP 1756181 U JP1756181 U JP 1756181U JP S6112981 Y2 JPS6112981 Y2 JP S6112981Y2
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laser beam
laser
glass fiber
handpiece
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【考案の詳細な説明】 本考案は、レーザ光を歯牙に照射して歯科処置
を行うようになした歯科用ハンドピースの改良に
関するものである。
レーザ光を歯牙に照射して歯科処置を行うよう
にした歯科用ハンドピースとして、本出願人はす
でに「レーザ光照射による歯牙処置用ハンドピー
ス」(実願昭55−035640号)(実開昭56−135715号
公報)を提案したが、この先願に係るものは、ハ
ンドピースの中空内部に設けられた出射源(ガラ
スフアイバーの終端)よりレーザ光を歯牙に直接
照射する構造のものであるため、使用時にレーザ
光の射出筒内に微塵や蒸気が侵入することは防止
できず又自然の熱放射以外何ら冷却手段は設けら
れていなかつた。
このため、使用時に侵入した微塵や蒸気がレー
ザ光射出筒内に付着し、その付着した部分にレー
ザ光が当るとレーザエネルギーを吸収して発熱
し、著しい場合にはハンドピースに損傷を加える
惧れがあり、さらに冷却効果が十分でないため連
続使用にも問題があつた。
本考案は、すでに提案した先願考案がこのよう
な問題点を有しているのに鑑みなされたもので、
使用時には、レーザ出射源を含むレーザ射出筒内
に気体を強制送出することによつて射出筒内に微
塵、蒸気が侵入付着するのを防止すると共に十分
な冷却を行つてレーザ光照射による歯科処置を連
続的にかつ効率よく行え、更にはガラスフアイバ
ーの全長をコア径の約6万倍以上にすることによ
りレーザ発振器より出射される不均一なエネルギ
ー密度をレーザーの伝送経路における多重反射原
理を応用してレーザ出射源より射出されるエネル
ギー密度を均一にし効果的なレーザ光照射による
歯科処置が行える歯科処置用ハンドピースを提供
するものである。
以下、添付図面と共に本考案ハンドピースの実
施例を詳説する。
第1図は、前歯部の処置用として使用されるス
トレートタイプのハンドピースに本考案を適用し
た場合の使用状態を示す一実施例要部縦断面図で
あり、1はストレートタイプのハンドピース、2
はハンドピース1内部のレーザ光出射源51を内
包するレーザ射出筒53にエアあるいは、その他
の気体を強制送出するためのエア供給接手、3は
レーザ発振器である。
ハンドピース1は、把持部11と、この把持部
11に連設されたアプリケータ12とにより構成
され、これら内部に発振器31により発振された
レーザ光32を集光レンズ33により集光して送
出するようになされたレーザ発振器3に始端を有
するレーザ光伝送用ガラスフアイバー5を長軸方
向に内蔵して、ハンドピース1内部のアプリケー
タ12の中空内部適所にガラスフアイバー5のコ
ア52を露出して出射源51を形成している。
2は、把持部11、アプリケータ12を貫通
し、レーザ出射源51を内包するレーザ射出筒5
3に連通する通気路であり、この通気路2はエア
供給接手9の送出口91に始まつてスリーブ14
内を通つて接手管90によつて把持部11の後端
にまで導出された可撓チユーブ4に連らなり、エ
ア供給接手9を介して送出されたエアをハンドピ
ース1内部のレーザ射出筒53に導くエア供給路
となつている。
エア供給接手9は、接手管90を介してコンプ
レツサ等の加圧気体供給装置に連らなる可撓チユ
ーブ4を接続したエア送入口91と、レーザ発振
器3より導出されたガラスフアイバー5を通過装
着するフアイバー導入口92を有しており、これ
ら送入口91と導入口92はエア供給接手9内部
で互いに連通し合つてエア送出口93に連通して
いる。レーザ発振器3にその始端が接続されたガ
ラスフアイバー5は、フアイバー導入口92に弾
性チユーブ61と、互いに螺合し合う接手管90
と、固定部62により、損傷ないよう固定され可
撓性チユーブ4内を通じてハンドピース1内部に
導かれている。
エア送出口93は接手管90を介して可撓性チ
ユーブ4が接続されており、該チユーブ4はガラ
スフアイバー5をその内部に通じ、ガラスフアイ
バー5の伝達経路であると共にハンドピース1内
の通気路2内に送出されるエアの供給路となつて
いる。
60,61,62はガラスフアイバー5の終端
部をアプリケータ12内の適所に装着する部材で
あり、60は、レーザ光射出筒を構成する筒状の
固定部材であり、ガラスフアイバー5はこの固定
部材60の中空内部53に挿入した弾性スリーブ
61により外周を圧止して納められ、さらに固定
部材60は、固定部材62を螺合してビス等の止
具によりアプリケータ12内にしつかりと装着さ
れている。
6は固定部材60の外周四方に設けられた通気
口であり、可撓チユーブ4により供給されたエア
はこの通気口6より流入されレーザ射出筒53を
形成する固定部材60の中空内部に導かれてレー
ザ光54の伝送される方向に沿つて外部に放出さ
れる。
8は、デイスタントスペーサであり、レーザビ
ームの照射量と強度を規定するもので、81は該
デイスタントスペーサ8の外周の四方に設けられ
た排気口であり、エア供給接手9を介してハンド
ピース1の通気路2内部に送られたエアは、こゝ
より外部に放出される。
第2図は、本考案をコントラアングルタイプの
ハンドピースに適用した場合の一実施例要部縦断
面図であり、特に反射レーザ光を歯牙に照射する
ようになしたものを示したものである。
この種のコントラアングルタイプのハンドピー
スは、臼歯等口腔内奥部の歯の処置を行いやすい
ように先端部をほぼ直角状に曲成されているが、
図例のものは、アプリケータ12の先端に45゜の
傾斜面を有する断面略台形状の筒状ヘツド13を
アプリケータ12に交叉状に連設して、この傾斜
面の内部でレーザ光出射源51に対向する面に反
射鏡7を設けており、レーザ光出射源51より出
射されたレーザ光54はこの反射鏡7により反射
屈折された後歯牙10に向けて照射されるもの
で、固定部材60の中空内部53と筒状ヘツド1
3の中空内部131とで射出筒53を構成してい
る。8はデイスタントスペーサであり、レーザ光
出射源51より出射されたレーザビームの照射量
と強度を規定するものである。
81は、デイスタントスペーサ8の外周の四方
に設けられた排気口であり、通気口6を通りレー
ザ射出筒を構成する固定部材60の射出筒53及
び筒状ヘツド13の中空内部131に送り込まれ
たエアはこゝより放出される。
コントラアングルタイプの実施例において、反
射レーザ光を利用しているのは、このタイプのハ
ンドピースは先端部を極度に曲げなければならな
いため、先願のように直接照射する構造のもので
は、ガラスフアイバー5の一部を折り曲げてハン
ドピース1内に内蔵しなければならないためガラ
スフアイバーの装着、交換等が不便なことに帰因
するもので、アプリケータ12の先端に、筒状ヘ
ツド13を取り付けて反射レーザ光を照射するよ
うになした実施例(第2図)の如き構造にすると
その点の問題点が解消されるのである。
また、このような反射レーザ光を利用する態様
に於て、レーザ伝送方向に沿つて通気路2にエア
を強制送出せしめるようにすることは特に有益で
あり、複雑なレーザ射出筒(実施例の場合、固定
部材60の中空部53と、筒状ヘツド13の中空
部131とで構成されている)内に微塵、蒸気が
侵入付着するのを防止する必要性が特に望まれて
いる。
これら、第1、第2の実施例において使用され
るガラスフアイバー5の全長は任意の長さに調節
可能であるが、特にレーザ光出射源51より射出
されるエネルギー密度を均一にするには、ガラス
フアイバー5の全長をコア径の約6万倍以上にす
ることが必要である。これは歯科処置についてレ
ーザ光を使用する際、1つはレーザ光の照射面に
均一な効果が現れるようにすること、2つめはレ
ーザ光を歯牙に照射した際に歯科表面にひゞ割れ
を生じさせないようにすることが必要であり、こ
のような2つの点から長年にわたつた結果6万倍
と云う数値が得られたためで、通常レーザ発振器
より出射されるエネルギー密度が不均一なため、
レーザ光の伝送経路(レーザ光伝送用ガラスフア
イバー)における多重反射原理を応用してその目
的を解決したものである。特に、レーザ光を歯牙
に照射して歯科処置を行う場合、照射されるエネ
ルギー密度が均一であることが強く要求されるこ
とは論じるまでもないであろう。ガラスフアイバ
ーの全長とコア径との比については上述の如くで
あるが、夫々の具体的数値について述べると、医
科、歯科で使用しているレーザのガラスフアイバ
ーのコア径は約0.1〜0.8mmであり、従つてフアイ
バーの全長は(0.1〜0.8mm×60000)=約6〜48m
となる。ところで通常の医療用のガラスフアイバ
ーの一般的な使用態様に於ては、コア径が約0.1
〜0.8mm程度で、この点本考案と同じであるが、
フアイバーの全長はレーザ発振器とレーザ照射器
の間の距離であり、約2〜3m程度使用されてお
り(フアイバー全長はコア径に対して20000〜
30000倍乃至2500〜3750倍となりこの点本考案と
明確に異なる数値となつている。
本考案は、以上の如き構成であるから、通気路
内にエアー等の気体を強制送出することにより、
使用時に、レーザ光射出筒内に微塵、蒸気が侵入
付着するのを常時防ぐと共に、冷却効果も期待で
きるので、熱による障害を防止して連続的に効率
の良いレーザ光照射が可能となり、又ガラスフア
イバーの全長をコア径の約6万倍以上にすること
により、レーザ出射源より射出されるエネルギー
密度を均一にし効果的なレーザ光照射による歯科
処置が可能となる。また、アプリケータの先端
に、レーザ射出源と対向する面に反射鏡を備えた
筒状ヘツドを交叉状に設け、反射レーザ光を歯牙
に照射するようにすれば、ガラスフアイバーの取
付、交換等の保守の容易なコントラアングルタイ
プのハンドピースとして使用できる等レーザ光に
よる歯科処置用ハンドピースとしては実用的価値
が高く理想的なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案ハンドピースの使用状態を示
す一実施例要部縦断面図、第2図は、本考案ハン
ドピースの使用状態を示す他の実施例要部縦断面
図、第3図は第2図−線断面図である。 符号の説明、11……把持部、12……アプリ
ケータ、13……筒状ヘツド、2……通気路、3
……レーザ発振器、5……レーザ光伝送用ガラス
フアイバー、51……レーザ光出射源、52……
ガラスフアイバーコア、53……レーザ光射出
筒、54……レーザ光、10……歯牙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 把持部11並びにこの把持部11に連設され
    たアプリケータ12を備え、これら内部にレー
    ザ発振器3に接続されたレーザ光電送用ガラス
    フアイバー5を長軸方向に内蔵して、該ガラス
    フアイバー5の終端を出射源51とするレーザ
    光による歯科処置用ハンドピースに於て、上記
    把持部11、アプリケータ12内部を貫通する
    通気路2を備え、上記レーザ光出射源51によ
    りのレーザ光の射出と併行してレーザ光の伝送
    される方向に沿つて上記通気路2内に気体を強
    制送出するようにし、且つ上記レーザ光出射源
    51が、レーザ発振器3に接続されたレーザ光
    電送用ガラスフアイバー5のコア52を露出し
    て成り、該コアの径に対し上記ガラスフアイバ
    ー5の全長を約6万倍以上になして、上記レー
    ザ光出射源51より出射されるエネルギー密度
    を均一化したことを特徴とするレーザ光による
    歯科処置用ハンドピース。 2 上記アプリケータ12の先端に更にアプリケ
    ータ12に交叉状の筒状ヘツド13を設け、カ
    ツコの筒状ヘツド13の上記レーザ光出射源5
    1に対向する内面に反射鏡7を設けて、上記出
    射源51より射出されるレーザビームをこの反
    射鏡7により反射屈折せしめて、反射レーザビ
    ームを歯牙10に照射するようになした実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のハンドピース。
JP1981017561U 1981-02-09 1981-02-09 Expired JPS6112981Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981017561U JPS6112981Y2 (ja) 1981-02-09 1981-02-09

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JP1981017561U JPS6112981Y2 (ja) 1981-02-09 1981-02-09

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Publication Number Publication Date
JPS57130615U JPS57130615U (ja) 1982-08-14
JPS6112981Y2 true JPS6112981Y2 (ja) 1986-04-22

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ID=29815519

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JP1981017561U Expired JPS6112981Y2 (ja) 1981-02-09 1981-02-09

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6139454Y2 (ja) * 1981-06-16 1986-11-12
JPH0236488Y2 (ja) * 1984-12-14 1990-10-04

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JPS57130615U (ja) 1982-08-14

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