JPS61129341A - 車両用自動変速機の変速制御方法 - Google Patents

車両用自動変速機の変速制御方法

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JPS61129341A
JPS61129341A JP59249277A JP24927784A JPS61129341A JP S61129341 A JPS61129341 A JP S61129341A JP 59249277 A JP59249277 A JP 59249277A JP 24927784 A JP24927784 A JP 24927784A JP S61129341 A JPS61129341 A JP S61129341A
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automatic transmission
time
engine torque
vehicle
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Kunihiro Iwatsuki
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野) 本発明は、車両用自動変速機の変速制御方法に係り、特
に、変速中にエンジントルクを所定量だけ変更すること
によって変速特性を良好に維持するようにした車両用自
動変速機の変速制御方法の改良に関する。 【従来の技術1 歯車変速機構と?!!数個のrp、rjAm合装置とを
備え、油圧制御装置を作動させることによって前記摩擦
継合装置の継合を選択的に切換え、複数個の変速段のう
ちのいずれかが達成されるように構成した車両用自動変
速機は既に広く知られている。 このような車両用自動変速機は、一般に、運転者によっ
て操作されるシフトレバ−と、車速を検出する車速セン
サと、エンジン負荷を反映していると考えられるスロッ
トル開度を検出するスロットルセンサとを備え、シフト
レバ−のレンジに応じ、少なくとも車速及びスロットル
開度に関係して前記摩擦継合装置の継合状態を自助的に
切換え得るようになっている。 ところで、上記のような車両用自助変速ぼにおいて、変
速時にエンジントルクを変更して、良好な変速特性を得
ると共に、摩擦継合i置の耐久性の確保・向上を図った
自動変速機及びエンジーンの一体1lilI I11方
法が種々提案されている(例えば特開昭58−7713
8)。即ち、この一体制面は変速時におけるエンジンか
らのトルク伝達量を変更し、自動変速機の各メンバー、
あるいはこれらを11動する摩擦継合装置でのエネルギ
吸収分を制御して短時間で且つ少ざな変速ショックで変
速を完了し、運転者に良好な変速感覚を与えると共に、
各I′IJ擦継合装置の耐久性を向上させようとしたも
のである。このように、変速時においてエンジントルク
を制御する変速制御方法は、自動変速機とエンジンとを
一体的に制御する一つの方向性を示すものとして注目さ
れており、相応の成果を上げつつある。 [発明が解決しようとする問題点1 しかしながら、従来、上述のごとき自動変速機において
センサー系の故障、あるいは誤検出等に対するフェイル
セイフについて対処したものがほとんど存在せず、不具
合が生じる恐れがあるという問題があった。 即ち、例えば、エンジン回転速度、あるいはタービン回
転速度等の種々の回転系の回転速度や油圧系の油圧の立
上り等のなんらかの状態変化を検出することによってエ
ンジンのトルクダウンの開始あるいは復帰時刻を決定す
るようなシステムにおいては、これらの検出が適正に行
われないと、不要な時にエンジンのトルクダウンが行わ
れたり、又一度トルクダウンが行われた後、次の変速に
伴うエンジントルク復帰指令が出るまで該トルクダウン
が継続されるといった不具合が生じる恐れがある。 【発明の目的1 本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたもの
であって、各種センサー系の故障、あるいは誤検出等が
あってもその影響を最小限に抑えることができる車両用
自動変速機の変速制御方法を提供することを目的とする
。 【問題点を解決するための手段1 本第1発明は、変速中にエンジントルクを所定量だけ変
更することによって変速特性を良好に維持するようにし
た車両用自動変速機の変速制御方法において、前記エン
ジントルクを変更する時期を、エンジントルク制御の条
件の如何に拘わらず、所定の時期を基準とした一定の時
間内のみに限定したことによって上記目的を達成したも
のである。 又、本発明の実施態様は、前記所定の時期を変速判断時
、変速指令時、あるいはエンジントルク変更開始時点と
することによって、前記フエイルセイフ閃能が適確に1
1ねれるようにしたものである。 又、本第1発明の他の実I7I!態様は、変速判断がな
された後その変速に関する全ての処理が完了する以前に
、他の変速判断がなされた際に、前記所定の時期を実際
に一連の処理を行う最終の変速に関して設定することと
して、このフェイルセイフ機能が本来行われるべき正常
なトルク変更中に作用してしまうことを防止したもので
ある。 又、本第1発明の他の実施態様は、前記一定の時間を、
変速の種類、エンジン負荷、パターンセレクトスイッチ
のセレクト位置、エンジン冷却水温、車速、自動変速機
の油温のうち、少なくとも1つに応じて変更することと
して、変速時における各種条件に応じて必要且つ充分な
フェイルセイフ作用が行われるようにし、フェイルセイ
フが早めに作用して本来のトルクダウン制御を妨げたり
、あるいは遅めに作用して誤検出等による悪影響の回復
が必要以上に遅くなることを防止できるようにしたもの
である。 一方、本第2発明は、変速中にエンジントルクを所定量
だけ変更することによって変速特性を良好に維持するよ
うにした車両用自動変速機の変速tl+1110方法に
おいて、前記エンジントルク変更の開始条件の成立を判
断するためのモニタを、所定の時期を基準とした一定時
間経過後のみに行うこととして、センサー系の誤検出等
の生じる確率を最小限に抑え、同じく上記目的を達成し
たものである。 又、本第2発明の実施態様は、前記所定の時期を変速指
令時とすることによって誤差なく上記作用が行われるよ
うにしたものである。 又、本第2発明の他の実施態様は、前記−定の時間を、
変速の種類、エンジン負荷、パターンセレクトスイッチ
のセレクト位置、エンジン冷却水温、車速、自動変速機
の油温のうち、少なくとも1つに応じて変更することと
して、当該一定時間が本来モニタされるべき区間を侵す
ことなく最適に設定されるようにしたものである。 【作用】 本第1発明においては、エンジントルクを変更する時期
を所定の時期を基準とした一定の時間内にのみ限定し、
この一定の時間外にある時はエンジントルクII Il
lの他の条件の如何に拘わらず、強制的にエンジンの変
更制御を解除するようにしたため、センサー系等の不良
によって不要な時にエンジンのトルク変更指令がかかっ
たり、あるいはエンジンのトルク復帰指令がかからなか
ったりしても前記一定の時間経過後にエンジントルクを
正常な状態に度帰させることができる。 又、本第2発明においては、エンジントルク変更の開始
条件の成立を判断するためのモニタを所定時期を基準と
した一定時間経過後のみに行うこととして、変速と関係
のない時期にセンサー系がエンジントルク変更の開始条
件成立を認定してしまうことを阻止したものである。 即ち、変速判断がなされて変速指令が出された後、一定
の時間は、摩擦継合装置のいわゆるクラッチクリアラン
スが詰められる時間であり、この時間はクラッチ等によ
り全く何の仕事もなされない時間である。従って、この
時期にエンジンのトルク変更制御の開始条件成立の認識
を行うための各種モニタを行うのは無意味なだけでなく
、むしろセンサー系の故障等による誤認識、あるいはセ
ンサー系に特に故障がなくとも各種ノイズによる誤認識
を招く恐れがある。本第2発明は、このような誤認識を
構成上排除したもので必る。なお、「モニタを所定時期
を基準とした一定時間経過後のみに行う」とは、所定時
期を基準とした一定時間経過後にモニタを開始するとい
うことであり、又、なんらかの目的のために当該モニタ
を既に行っている場合は、エンジントルク変更の開始条
件の成立を判断する目的としては所定の時期を基準とし
た一定時間経過後にモニタされたデータのみを採用する
ということである。
【実施例】
以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。 第4図は、本発明が適用される、吸入空気量感知式の自
!vl車用電子燃料噴射エンジンと組合わされた自動変
速機の全体概要図である。 エアクリーナ10から吸入された空気は、エアフローメ
ータ12、スロットル弁14、サージタンク16、吸気
マニホルド18へと順次法られる。 この空気は吸気ボート20付近でインジェクタ22から
噴射される燃料と混合され、吸気弁24を介して更にエ
ンジン本体26の燃焼至26Aへと送られる。燃焼至2
6A内において混合気が燃焼した結果生成される排気ガ
スは、排気弁28、排気ボート30、排気マニホルド3
2及び排気管34を介して大気に放出される。 前記エア70−メータ12には、吸気温を検出するため
の吸気温センサ100が設けられている。 前記スロットル弁14は、運転席に設けられた図示せぬ
アクセルペダルと連動して回動する。このスロットル弁
14には、その開度を検出するためのスロットルセンサ
102が設けられている。又、前記エンジン本体26の
シリンダブロック26Bには、エンジン冷却水温を検出
するたの水温センサ104が配設されており、排気マニ
ホルド32の集合部分には、該集合部分における酸素濃
度を検出するための02センサ106が設けられている
。更に、エンジン本体26のクランク軸によって回転さ
れる軸を有Tるデストリピユータ38には、前記軸の回
転からクランク角を検出するためのクランク角センサ1
08が設けられている。又、自動変速mA/Tには、そ
の出力軸の回転速度から重速を検出するための車速セン
サ100、及び、シフトポジションを検出するためのシ
フトポジションセンサ112が設けられている。 これらの各センサ100.102.104.106.1
08.110.112の出力は、エンジンコンピュータ
(以下E ’CUと称する)40に入力される。ECU
40では各センサからの入力信号をパラメータとして燃
料噴射量を計算し、該燃1111射蛍に対応する所定時
間だけ燃料を噴射するように前記インジェクタ22を制
御する。 なお、スロットル弁14の上流とサージタンク16とを
連通させや回路にはアイドル回転副部バルブ([5CV
)42が設けられており、ECU4oからの信号によっ
てアイドル回転数が制御されるようになっている。 E CU 40は、第5図に詳細に示されるように、マ
イクロプロセッサからなる中央処理ユニット(CPLI
)40Aと、副脚プログラムや各種データ等を記憶する
ためのメモリ40Bと、前記吸気温センサ100、水温
センサ104等からのアナログ信号をデジタル信号に変
換して取込むための、マルチプレクサ機能を有するアナ
ログ−デジタル変換器(A/Dコンバータ)40Cと、
前記スロットルセンサ102.02センサ106、クラ
ンク角センサ108、車速センサ1101シフトポジシ
ヨンセンサ112、等からの出力を直接取込むための入
力インターフェイス回路400と、前記CP IJ 4
0 Aの演算処理結果に応じて、イグニションコイル4
4への点火信号、インジェクタ22への燃料噴射信号、
l5CV42へのアイドル回転制御信号、及び、自動変
速機A/T用のECTコンピュータ50への信号を出力
するための出力インターフェイス回路40Eとから構成
されている。 一方、ECTコンピュータ5oは、マイクロプロセッサ
からなる中央処理ユニット(CPU)5OAと、制御プ
ログラムや各種データ等を記憶するためのメモリ50B
と、スロットルセンサ102、車速センサ110、シフ
トポジションセンサ112、パターンセレクトスイッチ
1201ブレーキランプスイツチ122、クルーズコン
トロールスイッチ124、及びオーバードライブスイッ
チ126からの出力を入力するための入力インターフェ
イス回路500と、前記CPtJ50Aの演算処理結果
に応じて、自動変速11NA/TのソレノイドS1、$
2、S3に制菌信号を出力するための出力インターフェ
イス回路50Eとから構成されている。 自動変速1dA/Tは、前記ソレノイドS1によって駆
動される2−3シフトバルブ61、前記ソレノイドS2
によって駆動される1−2シフトバルブ62及び3−4
シフトバルブ63、前記ソレノイドS3によって駆動さ
れるロックアップクラツチコントロールバルブ64を備
え、シフトバルブ61.62によって第1速〜第3速の
ギヤ比構成を得るための3速部ユニットが制御され、シ
フトバルブ63によってオーバードライブのギヤ比を得
るだめのオーバードライブユニットが制御され、ロック
アツプクラッチコントロールバルブ64によってトルク
コンバータの入出力側を機械的に直結するロックアツプ
クラッチがll1J IOされるようになっている。 又、このECU40では、クランク角センサ108から
出力されるクランク角30’毎の信号の時間間隔の逆数
が、エンジン回転速度に比例することを利用して、該ク
ランク角センナ108からの出力信号に基づいて演暉に
よってエンジン回転速度を求めている。 更に、このE CU 40 tit、ECTコンピュー
タ50の変速情報(変速判断、変速指令、ロックアツプ
クラッチ継合許可等)を受け、エンジントルクダウン副
面を実行すると共に、この制御情報をECTコンピュー
タ50に出力する。ECTコンピュータ50では、この
情報に基づき、ロックアツプクラッチ解放指令を行った
り、上記制御が確実に行われているか否かを検査する。 なお、この実施例ではECU40とECTコンピュータ
50とを別体とし、且つエンジントルクダウンの量とタ
イミングをECU40が決定・実行するようにしている
が、本発明では制swa器の囮数あるいはその制御分担
領域を限定するものではない。 次に、第1図を用いて本実施例の作用を説明する。 まず、ステップ200において車速及びエンジン負荷(
スロットル開度)等に応じて従来と同様に変速判断がな
されると、ステップ202において該変速判断時を基準
としたタイマT1相当の猶予がおかれ、ステップ204
において変速指令が出される。 即ち、ステップ202においては、変速判断時を基準と
した時間t、が予め設定したタノマー たりも大きいか
否かが判別される。刺1がタイマT1よりも小ざいうち
はステップ3001.:F3いてフラグFを1に設定し
た後リセットされ、ステップ301,302を介して再
びステップ202の直前に進んで当該ステップ202の
判別がli!返されるようになっている。そして、ステ
ップ202において時間[がタイマT1よりも大きくな
った時に初めてステップ204に進んで変速指令が出さ
れるものである。このように、変速判断がなされてから
変速指令が出されるまでにタイマT1の猶予がおかれて
いるのは、短時間の間に2以上、あるいは2段以上のい
わゆる多重変速判断がなされた際に、一番最後に出され
た変速判断に基づいて変速指令を出すためである。 ステップ204において変速指令が出されると、ステッ
プ206においてエンジンのトルクダウンの開始条件を
確認するために、エンジン回転速度Neのモニタが(テ
われ、ステップ208において今回モニタされたエンジ
ン回転速度Ne iが前回モニタされたエンジン回転速
度Ne、−、よりも小さいか否かが判別される。今回の
エンジン回転速度Ne iの方が大きいうちは、ステッ
プ303において7ラグFを2に設定した後リセットさ
れ、ステップ301,302.304を介して再びステ
ップ206及びステップ208のモニタ及び判別が繰返
される。 ステップ208において今回のエンジン回転速度Ne 
+が前回のエンジン回転速度N e +−1よりも小さ
くなったと判別されると、エンジントルクダウンの開始
条件が成立したと巻数されてステップ210においてエ
ンジンのトルクダウン指令が出される。 エンジンのトルクダウン指令が出されると、その一方で
ステップ212においてステップ204の変速指令時を
基準とした時間t′がタイマT2よりも大きいか否かが
判別される。時間t′がタイマT2よりも小ざ(Aうち
はステップ305においてフラグFを3に設定した後ス
テップ214においてエンジントルクの復帰条件の成立
が判別される。なお、ステップ214においてNoは自
動変速機の出力軸回転速度、IHは高速段ギヤ比、N1
は変速の種類やスロットル開度に応じて予め定められた
定数である。 ステップ214においてエンジントルクの復帰条件が未
だ成立していないと判別されたときはそのままリセット
された後、次のフローで301.302.304を介し
て再びステップ212の直前に進み、先ずステップ21
2において変速指令時からの時1t −がタイマT2よ
りも大きいか否かが判別され、その後ステップ214の
復帰条件の成立が判別されるようになっている。 ステップ212において変速指令時からの時間で−がタ
イマT2よりも大きくなったと判別された時は、ステッ
プ214のエンジントルク復帰条件の成立の如何に拘わ
らずステップ216に進み、エンジントルクの強制復帰
指令が出される。従って、ステップ214におけるエン
ジントルク復帰条件の成立判断はステップ212のタイ
マ下2相当の時間が経過しない間にのみフローとして機
能することになる。なお、フラグFはステップ306に
おいてリセットされる。 上記実施例によれば、ステップ202において変速判断
がなされた後変速指令が出されるまでの間にタイマT1
の猶予をおくようにしたため、変速判断からタイマT1
の間に他の変速判断がなされた際に、実際に一遍の処理
を行う当該他の変速に間して変速指令が出され、且つ、
該変速指令がエンジントルク変更の可能領域を設定する
ための所定の時期として採用されているため、エンジン
トルク変更の可能領域を適確に設定することができる。 即ち、タイマT1の間に2以上、あるいは2段以上のい
わゆる多重変速判断がなされたような時でも、本来行わ
れるべきトルク変更制卸を妨げることなく、適確にフェ
イルセイフ機能を一発揮させることができる。 なお、このタイマT1は、変速の種類、エンジン負荷(
スロットル開度等)、あるいはパターンセレクトスイッ
チのセレクト位置等に応じて変更されるように設定して
おくと上記趣旨を必要且つ充分な時間で達成プることが
可能である。゛なお、変速指令後に他の変速判断がなさ
れたときには、当該他の変速判断に基づく変速を割込み
処理し、適当な時点で第1の変速逃理をキャンセルする
方法等を採用することができる。 又、ステップ214のトルク復帰条件成立の判断よりも
ステップ212のタイマ下2経過判断の方を浸先させた
ため、センサー系のエラー等によりトルク復帰指令が出
されなかった場合等にあっても、次の変速時のトルク復
帰指令を持つことなくトルク復帰させることができる。 なお、このタイマT2は、変速の種類、エンジン負荷(
スロットル開度等)、パターンセレクトスイッチのセレ
クト位置、エンジン冷却水温、車速、自動変速機の油温
のうち、少なくとも1つに応じて変更するようにしてお
くと個々の変速状態に合わせて必要且つ充分な長さの設
定が可能である。又、このタイマT2は、具体的にはア
キュムレータピストンのストロークエンドよりやや後に
設けておくと良好である。それは、変速時間が長くばら
ついたとしても第3図のH点から1点への油圧の急上昇
により変速は1点近傍で必ず終了するため、これより後
のエンジントルク制御は意味がないからである。 次に、第2図を用いて本第2発明の詳細な説明する。 第1図との主な相違点は、ステップ205の付加、及び
それに伴うフラグステップ307.308の付加である
。 即ち、ステップ204において変速指令が出されてから
一定時間は、摩mm合装置のいわゆるクラッチクリアラ
ンスが詰められる時間に相当し、この間はクラッチによ
り全く何の仕事もなされない。従って、この間にエンジ
ントルク変更の開始条件を判別するためのエンジン回1
速度Neのモニタを行うのは無意味なだけでなく、逆に
モニタしたことによって誤検出が行われ、エンジントル
クの変更が意図した時期よりも早期に行われてしまう恐
れがある。エンジントルクの変更が所定の開始条件より
も早過ぎるタイミングで行われた場合、変速前に出力軸
トルクが低下すると共に、場合によっては継合時間がか
えって長くなるという不具合が生じる。 ステップ205は、この不具合を解消するために設けら
れたもので、変速指令時を基準とした時間℃−が摩擦継
合装置のクラッチクリ・アランスが詰められる時間、即
ち摩擦継合装置のピストン作動領域に相当する時間より
も若干短めに設定されたタイマT3よりも大きいか否か
を判別し、時間仁−がタイマT3よりも小さいうちはス
テップ307においてフラグFを4に設定した後リセッ
トするものである。そして、次のフローで再びステップ
205の直前に進んで百該時間経過状態が判別され、変
速指令時からの時間t′がタイマT3よりも大きくなっ
た時点で初めてステップ206においてエンジン回転速
度Neのモニタが開始されるものである。 なお、このタイマT3についても、変速の種類、エンジ
ン負荷(スロットル開度等)、パターンセレクトスイッ
チのセレクト位置、エンジン冷却水温、車速、自動変速
機の油温のうち、少なくとも1つに応じて変更するよう
にしておくと、該タイマT3をより正確に摩擦継合装置
のピストン作動領域に対応・設定することが可能である
。 その他のフローについては前記第1図の70−と同様で
あるため、図中で同一のステップに同一の符号を付すに
とどめ重複説明を省略する。 次に、第3図に第2図における流れ図に基づいた変速過
渡特性線図を示す。 図でA点は変速判断時、8点は変速指令時、0点はエン
ジントルクダウンの開始条件成立を確認するためのエン
ジン回転速度Ne等のモニタ開始時点、D点はクラッチ
(又はブレーキ)ピストンのストロークエンド時、1点
はエンジンのトルク変更の強制復帰指令時をそれぞれ示
している一0図から明らかなように、まず変速判断がな
されてから変速指令が出されるまでにタイマT1の猶予
がおかれているため、このタイマT1の間にいわゆる多
重変速判断がなされた場合でもエンジンのトルク変更の
可能領域の基準となる時期を実際に一連の処理が行やれ
る変速についての変速指令時を基準として設定すること
が可能になっている。 又、エンジンのトルク復帰開始条件の成立を認識するた
めのモニタを変速指令が出されてからタイマT3の間は
行わないようにしたため、この間の誤検出によってエン
ジンの出力軸トルクが図の破線のように悪化するのが防
止されている。 なお、図においてはタイマT3の終了時期は本来り点に
一致させるべきものであるが、自動変速機の部品や使用
条件等の各種ばらつきを見込んで、最も短くなると考え
られる0点に設定しであるのが併せて示されている。従
って、C点〜D点の間においては誤検出の恐れが浅され
るが、この間に誤検出したとしても、その影響は図の一
点鎖線で示されるように極めて小さいものであり許容し
得るものである。 一方、タイマ丁2の終了時期、即ちエンジントルクの強
制復帰時点が1点に設定されているため、なんらかの原
因でG点においてエンジントルクの5帰指令が出されな
かったとしても遅くとも1点においてエンジン復帰の指
令が出され(2点Im)、誤動作による悪影響が最小限
に抑えられることがわかる。
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、各種センサー系の
故障、あるいは誤検出等があってもその悪影響を最小限
に抑えることができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本第1発明に係る車両用自動変速機の変速制
御方法の実施例を示す流れ図、第2図は、本第2発明に
係る車両用自動変速機の変速制御方法の実施例を示す流
れ図、第3図は、第2図の流れ図に基づいた変速過渡特
性線図、 第4図は、前記第1図、第2図の実施例が適用された、
車両用電子燃料噴射エンジンと組合わされた自動変速機
の全体概要図、 第5図は、上記エンジン及び自動変速機の入出力関係を
抽出して示すブロック線図である。 A・・・変速判断時、 B・・・変速指令時、    ・・。 C・・・エンジントルク変更指令時、 !・・・エンジントルク強制復帰時、 T1、T2、T3・・・タイマ(一定時間)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)変速中にエンジントルクを所定量だけ変更するこ
    とによつて変速特性を良好に維持するようにした車両用
    自動変速機の変速制御方法において、前記エンジントル
    クを変更する時期を、エンジントルク制御の条件の如何
    に拘わらず、所定の時期を基準とした一定の時間内のみ
    に限定したことを特徴とする車両用自動変速機の変速制
    御方法。
  2. (2)前記所定の時期が変速判断時である特許請求の範
    囲第1項記載の車両用自動変速機の変速制御方法。
  3. (3)前記所定の時期が変速指令時である特許請求の範
    囲第1項記載の車両用自動変速機の変速制御方法。
  4. (4)前記所定の時期がエンジントルク変更開始時点で
    ある特許請求の範囲第1項記載の車両用自動変速機の変
    速制御方法。
  5. (5)変速判断がなされた後その変速に関する全ての処
    理が完了する以前に、他の変速判断がなされた際に、前
    記所定の時期を実際に一連の処理を行う最終の変速に関
    して設定することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の車両用自動変速機の変速制御方法。
  6. (6)前記一定の時間を、変速の種類、エンジン負荷、
    パターンセレクトスイッチのセレクト位置、エンジン冷
    却水温、車速、自動変速機の油温のうち、少なくとも1
    つに応じて変更することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の車両用自動変速機の変速制御方法。
  7. (7)変速中にエンジントルクを所定量だけ変更するこ
    とによつて変速特性を良好に維持するようにした車両用
    自動変速機の変速制御方法において、前記エンジントル
    ク変更の開始条件の成立を判断するためのモニタを、所
    定の時期を基準とした一定時間経過後のみに行うことを
    特徴とする車両用自動変速機の変速制御方法。
  8. (8)前記所定の時期が変速指令時である特許請求の範
    囲第7項記載の車両用自動変速機の変速制御方法。
  9. (9)前記一定の時間を、変速の種類、エンジン負荷、
    パターンセレクトスイッチのセレクト位置、エンジン冷
    却水温、車速、自動変速機の油温のうち、少なくとも1
    つに応じて変更することを特徴とする特許請求の範囲第
    7項記載の車両用自動変速機の変速制御方法。
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