JPS61127823A - ステンレス鋼板の焼鈍時の酸化皮膜生成抑制方法 - Google Patents

ステンレス鋼板の焼鈍時の酸化皮膜生成抑制方法

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JPS61127823A
JPS61127823A JP24995984A JP24995984A JPS61127823A JP S61127823 A JPS61127823 A JP S61127823A JP 24995984 A JP24995984 A JP 24995984A JP 24995984 A JP24995984 A JP 24995984A JP S61127823 A JPS61127823 A JP S61127823A
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JP
Japan
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oil
stainless steel
annealing
oxide film
steel sheet
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Pending
Application number
JP24995984A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhide Ishii
和秀 石井
Tatsuo Kawasaki
川崎 龍夫
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
  • Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はステンレス鋼板のT4造過程において、圧延
後の焼鈍を行なう前に鋼板に対して旅す焼鈍前処理方法
に関し、特に焼鈍時の酸化皮膜(酸化スケール)の生成
を抑制して、脱スケール性を良好とするための酸化皮膜
生成抑制方法に関するものである。
従来の技術 周知のようにステンレス鋼板は熱間圧延および冷間圧延
を経て所望の厚みの製品とされるが、圧延後、特に冷間
圧延後には加工歪を除去することを主目的として焼鈍が
施される。この圧延後の焼鈍は、冷延鋼板に対する光輝
焼鈍の場合を除き、一般には酸化性雰囲気で行なわれる
ことが多く、その場合ステンレス鋼板表面に鉄とクロム
の酸化物を主体とする酸化スケールが生成されるから、
焼鈍後に脱スケール処理を行なう必要がある。
焼鈍後の脱スケール処理としては、@酸、FI4a硝弗
酸などの無機酸による酸洗、あるいはNa OHなどの
溶融アルカリ塩による溶融アルカリ塩浸漬処理、Naλ
S○4などの中性塩水溶液での電解処理などを単独もし
くは組合せたり、また成域的に回層したりする方法など
が医用されているが、いずれも長時間の処理を要し、高
コスl−であるとともに能串も悪い問題がある。
そこで最近では焼鈍時における酸化皮膜の生成自体を抑
制する方法として、例えば特開昭59=19018号公
報に記載されているように焼鈍雰囲気を還元性あるいは
不活性ガス雰囲気とする方法、あるいは特開昭59−2
3883号公報に記載されているように予め各種の物質
を鋼板表面に付着させておき、焼鈍時における雰囲気か
らの酸素の供給を制限する方法などが提案されており、
また焼鈍時において生成される酸化物を酸洗し易い性状
とする方法として、例えば特開昭53−37539号公
報に見られるように、鋼中添加物によって酸化皮膜を酸
洗し易い化合物とする方法、あるいは例えば特開昭58
−107211号公報や特開昭58−107212号公
報などに見られるように鋼板冷f!IFRの温度を制御
して酸化皮膜を酸洗し易い化学組成とする方法などが提
案されている。
発明が解決すべき問題点 前述のように焼鈍時においてステンレス鋼板表面に醇化
皮膜が生成されること自体を抑制する方法、あるいは焼
鈍時に生成される酸化皮膜を酸洗除去し易い性状とする
方法がそれぞれ既にいくつか提案されているが、いずれ
も大規模な設備を必要としてコスト高となったり、鋼板
表面が荒れて表面品質が低下するなどの問題があった。
したがってこの発明は、設r!1等の面でコスト上昇を
招くことなくしがも表面性状を劣化させることなく、焼
鈍時におけるステンレス鋼板表面の醒。
化皮膜の生成を有効に抑υ1して、脱スケール処理を簡
単かつ容易にするとともに表面品質の優れたステンレス
鋼板を得られるようにした焼鈍時における酸化皮膜生成
抑制方法を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この発明のステンレス鋼板の焼鈍時における酸化皮膜生
成抑制方法は、ステンレス鋼板に焼鈍を施すに先立ち、
予めステンレス鋼板表面に、アルカリ金属化合物もしく
はアルカリ土類金属化合物の一種または2種以上を有礪
溶剤もしくは鉱物油または動植物油脂に混合してなる混
合物を、鋼板表面に対する前記化合物の付着量が11T
I2当りo、。
001〜10.OIllとなるように塗布することを特
徴とするものである。
発明の実施のための具体的説明 この発明の方法では前述のようにアルカリ金属もしくは
アルカリ土類金Eの化合物を有機溶剤、鉱物油もしくは
動植物油脂に混合してなる混合物を、焼鈍前のステンレ
ス鋼板表面に塗布する。このようにアルカリ金属、アル
カリ土類金属を化合物の状態で溶剤や油に懸濁もしくは
溶解させて焼鈍前のステンレス鋼板表面に塗布し、その
アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属を焼鈍前に予め
ステンレス鋼板表面に付着させておくことにより、焼鈍
工程における酸化皮膜の生成を有効に抑制することがで
き、その結果酸洗等で極めて容易にスケールを除去する
ことが可能となり、また脱スケール後の表面性状も良好
となる。
前記アルカリ金属としては例えばli、Na、Kなどが
あり、またアルカリ土類金属としては例えばCa 、M
O、Baなどがある。そしてこれらの化合物としては、
例えばCaO等の醇化物、Ca  (OH)2 、KO
I−11Li  0H1Ba  (OH)2等の水酸化
物、あるいはCa C03等の炭酸塩などを用いること
ができ、またもちろんこれらの化合物のうち゛の1種を
単独で使用しても、2種以上を混合して用いても良い。
これらの化合物を混合(懸濁もしくは溶解)させるため
の有!!溶剤としてはアルコール類、エステル類、芳香
族炭化水素などを用いることができ、また鉱物油として
は炭化水素を主体とする重油、中油、軽油、灯油を用い
ることができ、ざらに動植物油脂としてはサフラワー油
、大豆油、ヒマワリ油、トウモロコシ油、綿実油、ゴマ
油、ナタネ油、コメ油、カポック油、落下主油、オリー
ブ油、パーム油、ヤシ油、ラード、牛脂などを用いるこ
とができる。
上述のような混合物の塗布岳は、アルカリ金属もしくは
アルカリ土類金属の化合物の付Wfiがステンレス鋼板
表面の1m2当りo、oooi〜10.Ogとなるよう
に調整する。付着量が0.0001!+/ rn2未満
では醇化皮膜の生成を抑制する効果が殆んど得られず、
逆に10.o g/rn2を越えればこれらの化合物に
よって逆に酸化物の生成が促進されてしまう。
なお上述のように塗布するための具体的手段としては、
例えば浸漬塗布、スプレー塗布、ロールコータ−による
塗布など、いずれの手段を用いても良い。また塗布する
時期は焼鈍直前であれば良いが、冷間圧延後に焼鈍する
場合には、冷間圧延前あるいは冷間圧延中に塗布しても
良い。したがって例えば冷間圧延に使用される圧延油く
通常は鉱物油を主体とする)に前記アルカリ合名もしく
はアルカリ土類金属の化合物を混入してこの発明の方法
を実施することも可能であり、冷間圧延と同時にこの場
合には現行の工程をなんら変更することをくこの発明の
方法を実施できることになる。
実施例 [実施例1コ マルチンサイト系ステンレス鋼の代表的I fIである
5US410圀の冷間圧延された0、611IIIl厚
の招帯から試験片を採取し、第1表中に示す各種のアル
カリ金属/アルカリ土類金3化合物を19./f&度の
濃度でエチルアルコールに混合した液に試験片を浸漬さ
せて、各種化合物を試験片表面に0.1 a/m2のオ
ーダーで付着させた。その試験片をLPG燃焼ガス中で
800℃×15分間焼鈍し、試験片の焼鈍前後における
酸化増量を調べたところ、第1表に示す結果が得られた
。また比較のため化合物を付着させない無処理の試験片
についても同様な試験を行なった。
第1表 第1表から明らかなように、アルカリ金属もしくはアル
カリ土類金属の化合物を鋼板表面に付着させた場合には
、いずれも無処理の場合と比較して酸化増量が少なく、
酸化皮膜の生成が抑制されており、特に化合物としてC
a  (OH)2を用いた場合に顕著な効果が得られた
[実施例2] 実施例1で用いた化合物と同じ化合物をナタネ油に混入
し、付着口が0.06a/ rn2となるように実施例
1と同様な試験片に塗布し、かつ実施W11と同じ条件
で焼鈍して酸化増量を調べた。その結果を第2表に示す
第2表 第2表から明らかなように、アルカリ金属もしくはアル
カリ土類金属をナタネ油に混入して塗布した場合にも、
酸化皮寝抑制効果があられれることが判る。
〔実施例3] 5US410鋼の3mm厚の熱延酸洗板に冷間圧延を施
すにあたり、実施例1で用いた化合物と同じ化合物を鉱
物質ストレート圧延油に1 M1程度混入して、冷間圧
延と同時に付着させ、0.3mmまて冷間圧延した後、
実施例1と同じ条件で焼鈍して酸化増】を調べた。その
結果を第3表に示す。
なおこの場合の化合物件Wffiは0,04 U /r
112であ−)だ。
第3表 第3表に示す結果から、アルカリ金属もしくはアルカリ
土類金属の化合物を圧延油に混入して冷間圧延と同時に
この発明の方法を実施した場合に#)焼鈍時における酸
化皮膜生成抑III効果が得られることが明らかである
[実施例4] 実施例3と同じ熱延酸洗板に冷間圧延を施すにあたり、
Ca  (OH)2を鉱物質ストレート圧延油に種々の
混入■で混入して、冷間圧延と同時に橡々の付着口でC
a  (OH)2を付着させた。次いで実施例1と同じ
条件で焼鈍し、 ’va  (OH) 2付着量と焼鈍後の醇(ヒ増済と
の関係を調べた。その結果を第1図に示す。なおここで
付着量は、圧延油中のCa  (OH)2の濃度と、試
料板に付着した圧延油mとから計算したものである。
第1図に示す結果から、Ca  (OH)2の付着量が
0.0001〜10.0 MITI2の範囲内にある場
合に有効に酸化皮膜の生成を抑制し得ることが判る。
発明の効果 以上の実施例からも明らかなようにこの発明の方法によ
れば、焼鈍時における酸化皮膜の生成を有効に抑制する
ことができ、そのため極めて簡単な脱スケール処理、例
えば極めて短時間の酸洗や1回程度のパフ研磨により容
易に脱スケールすることができるとともに、脱スケール
によって表面を荒らすこともなく、しかも添加するアル
カリ金属もしくはアルカリ土類金属の化合物自体により
鋼板表面が荒されることもない。またこの発明の方法は
、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の化合物が混
入される鉱物油等として圧延油を用い、その化合物を混
入した圧延油を冷間圧延工程で使用することによって冷
間圧延と同時に実施することもでき、その場合には旧来
のステンレス鋼板製造工程をなんら変更することを〈実
施できるから、特にこの発明の方法の実施によりコスト
上昇を眉くこともない。
したがってこの発明の方法によれば、H[1コストの大
幅な増加等のコスト上昇を招くことなく焼鈍後の脱スケ
ール性を容易にして脱スケール処理の手間や時間、コス
トを従来よりも大幅に削減でき、しかも表面の性状の優
れたステンレス綱板を得ることができる顕著な効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はアルカリ土類金属化合物のmmとしてのCa 
 (OH)2のステンレスwI板に対する付着量と焼t
f1.後の酸化増量との関係を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ステンレス鋼板に焼鈍を施すに先立ち、予めステンレス
    鋼板表面に、アルカリ金属化合物もしくはアルカリ土類
    金属化合物の一種または2種以上を有機溶剤もしくは鉱
    物油または動植物油脂に混合してなる混合物を、鋼板表
    面に対する前記化合物の付着量が1m^2当り0.00
    01〜10.0gとなるように塗布することを特徴とす
    るステンレス鋼板の焼鈍時の酸化皮膜生成抑制方法。
JP24995984A 1984-11-27 1984-11-27 ステンレス鋼板の焼鈍時の酸化皮膜生成抑制方法 Pending JPS61127823A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04224685A (ja) * 1990-12-25 1992-08-13 Nippon Steel Corp 耐低温チッピング性及び耐穴あき耐食性に優れた亜鉛めっき鋼板の製造方法
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