JPS61126032A - 粘質多糖を含んで成る抗癌剤 - Google Patents

粘質多糖を含んで成る抗癌剤

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JPS61126032A
JPS61126032A JP24589584A JP24589584A JPS61126032A JP S61126032 A JPS61126032 A JP S61126032A JP 24589584 A JP24589584 A JP 24589584A JP 24589584 A JP24589584 A JP 24589584A JP S61126032 A JPS61126032 A JP S61126032A
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JP
Japan
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spirulinan
polysaccharide
carcinostatic agent
potassium chloride
agent containing
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Pending
Application number
JP24589584A
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English (en)
Inventor
Kazutaka Shinohara
篠原 和毅
Takashi Kotanino
喬 小谷野
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Toa Nenryo Kogyyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、藻類であるスピルリナ・サブサルサ(5p
irullna 5ubsalsa )が生産する新規
な粘質多糖を有効成分として含んで成る抗癌剤に関する
。この明a書において前記有効成分をスピルリナン(5
pirulinan )と称する。
(従来の技術) 多糖類が抗癌作用金有することはすでに知られている。
しかしながらこの発明の有効成分であるスピルリナンは
、昭和59年度日本農芸化学会大会におりてはじめて発
表されたものであシ、このスピルリナンが抗癌効果を有
することは全く知られていない。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の多糖類を有効成分とする抗癌剤は、他のタイプの
抗癌剤に比べて副作用が少ないと言う利点を有するが、
他方において抗癌剤としての薬効は必ずしも満足すべき
ものではなかった。この発明は、副作用が少なく、且つ
強い抗癌作用金有する多糖類タイプの抗癌剤全提供しよ
うとするものである。
(問題点を解決するための手段) 前記の問題点は、構成成分として少なくともラムノース
、フコース、キシロース、ガラクトース、グルコース、
マンノース、ウロン酸及ヒN −7セチル糖を含んで成
シ、スピルリナ(Spiru目na)によシ生産される
粘質多糖をなんで成る抗癌剤により解決される。
■、有効成分(スピルリナン〕 有効成分であるスピルリナンは、塩化カリウム水溶液に
可溶性のλ−型スピルリナンと塩化カリウム水溶液に不
溶性のに一型スピルリナンから成る。スピルリナンの製
造方法及びλ−型スピルリナンとに一型スピルリナンの
分離方法は特願昭59−152147号明細書に詳細に
記載されておシ、その具体例を本明細書の実施例1に記
載する。
スピルリナンは次の理化学的性質を有する。
■ 元素分析及び灰分含量 元素分析及び灰分含量の測定結果は次の第1表の通りで
ある。
第1表 ■ 検出反応 各種の検出反応の結果は次の第2表の通りである。
以下全白 第2表から明らかな通シ、Yaphe  のVゾルシノ
ール反応は明白な陽性金示さず、この発明のスピルリナ
ンは3,6−アンヒト90ガラクトースを含有しないか
、又は含有するとしてもその量はきわめてわずかであり
、カラダナンと明らかに異る。
このことは、ス♂ルリナン−11Nの塩酸で2時間加水
分解し、4−・平−クロマトグラフィーによシ構成成分
を調べた結果と一致する。
また、ウロン酸の定性試験であるカルバゾール−硫酸反
応、及びN−アセチルへキソサミンの定性試験であるモ
ルゴンーエルソン(Morgan −Elson)反応
がいずれも陽性であり、スピルリナンがウロン酸、及び
N−アセチルへキソサミンを含有することが推定される
さらに、ドッグソン([1odgson )反応が陽性
であることから、スピルリナンが硫酸基金含有すること
がW認された。
■ IRスペクトル IR−スにクトルt[1図に示す。この図において、1
725儒−1付近にアルデヒド基又はカルデン酸のC=
0基に由来する吸収が見られる。
カルゼン酸のC=0基の存在はカリウム塩の形のに一ス
ビルリナン及びλ−スビルリナンにおける1 610c
m  付近の吸収の出現によっても推定されるa166
0儒 及び1530cm  付近にアセトアミドの吸収
、1450crn  及び1400crrt−1付近に
メチル基を由来する吸収が見られる。
1240cm  に硫酸エステル(S=O)基に由来す
る吸収、820工 及び840cm  にC−0−8基
に由来する吸収が見られ、硫酸エステルの存在が示され
る。820cr/L の吸収は赤道結合した6−サルフ
ェートの存在金示し、セして840α−1の吸収は軸結
合した4−サルフェートの存在を示す。3.6−アンヒ
ドロガラクトースの存在を示す940cnL の吸収は
わずかであった。
以上のIRス4クトルの結果は前記の検出の結果とよく
一致する。
■ 構成糖 ヌビルリナンをトリメチルシレート (trimethylsilate )化し、その加水
分解物をガスクロマトグラフィーにより分析したところ
次の第3表に示す結果が得られた。
以下余白 第3表から明らかな通り、スピルリナンは少なくトモラ
ムノース、フコース、キシロース、ガラクトース、グル
コース及ヒマンノースに含有し、さら・にこれ以外の糖
も含有することが予想される。
なお、ガラクトース、及びグルコースの存在は、それぞ
れのオキシターゼを用いる試験によっても確認された。
■ ダル形成性 この発明のスピルリナンは、K、NH4,又はCA  
の存在下でダルを形成する。
以上の性質を有する粘質多糖はスピルリナ・プラテンシ
ス(5pirulina platensia )にお
いても、又他の藍藻類においても存在が確認されておら
ず、新規な粘質多糖である。
■、薬理学的性質 生後6週間の雌マツスICRffi19匹用いて抗腫瘍
性を試験した。すべてのマウスに1×10 個のサルコ
ーマ8180の細胞全腹腔内に接種し、その後の生存日
数及び9日目の体重を測定した。被、倹試料は生理的食
塩水に溶解して、1日目〜5日目及び7日目〜11日目
に毎日1回ずつ、11回投与した。対照群においては生
理的食塩水のみを投与した。試験群の1回投与号は20
0 m9A9  。
20In9Ag及び2ηqA<qとした。
その結果金欠の箪4表に示す。
Bt下余白 注(1)延命効果は として算出したものである。
(2)対照群は腹水がたまったため体重が増加した。
第4表から明らかな通り、この発明の抗癌剤はマウスに
おいて、サルコーマ疋対して1日投与量20 ′In9
Agの腹腔内投与において著しい延命効果を示した。ま
た、9日目に対照群のマウスに腹水蓄積し体重が増加し
た。
この発明の抗癌剤は、各種のサルコーマ等に対して有効
であ−リ、非経口投与、例えば腹腔内投与、静脈内投与
、筋肉的投与、又は経腸投与、例えば直腸投与により投
与するのが好ましい。ヒトヲ含む哺乳動物における有効
投与量は、癌の種類、患者の症状等によシ異るが、概ね
1日当り20mq/Icg 〜0.01 m9/に9、
好マシくは2 rntiAy 〜0.1mq/kgであ
る。この医薬は1日〜5日ごとに長期間にわたって投与
することができる。
■、爬剤 この発明の抗癌剤は、非経口投与剤として一般に用いら
れる製剤、例えば静脈注入剤、静脈注射剤、腹腔注射剤
等の形にすることができ、具体的には例えば有効成分で
あるスビルリナンの永住溶液又は水性懸濁液とすること
ができる。この製剤のための基剤としては、等張液、例
えば生理的食塩水が好ましい。この医薬にはさらに、注
射用として許容される緩衝剤、容解剤、界面活性剤、防
腐剤等を添加することができる。また、これらの溶液又
は懸濁液を凍結乾燥して粉末製剤とすることができる。
この場合は使用前に無菌水を加えて溶液又は懸濁液とし
て使用される。
これらの医薬は、常用の製薬法に従ってM造することが
できる。
(実施例) 次に、この発明をさらに具体的に説明するため有効成分
であるスピルリナンの製造方法、及び與剤方法について
実施例を記載する。
実施例1 スピルリナンの製造 次の組成を有する培地を調梨した。
(*) NaHCO316,OJi’ :  Mg5Oa O−
211:  k!5r8液 1.orn/:に2HPO
40,5; CaCl20.04  : H2O1,O
A:NaNO32,5: FeSO40,01;NaC
L   1.0  ; EDTA  O,08:(*)
 A 5溶液 1(、BO32,86、’7:  MnCl2・4に2
0 1.81!!:Zn5O”7HOO,22:  C
uSO4’5HzO0108:Na2Mo4   0.
021  :  Conc−)(2So41 drop
:H2O1,07: この培地100Mにスピルリナ・サプサルサを接種し、
4000ルクスの螢光灯照射のもと、二酸化炭素無通気
下で37℃〜40℃にて培養した。
培養の過程で粘質多糖ヲ藻体外に分泌することが確認さ
れた。この条件下で、この株は糸状の藻体を伸長させて
増殖し、液面に浮上した。スピルリナ・プラテンシスに
比較してよりコンパクトな螺旋状の糸状体を形成した。
   1.−藻体を水洗し、80優メタノール、80憾
アセトン、100%エタノール及びエーテルと共に沸騰
せしめることにより色5Lr除去した。藻体を集め、そ
して0.21の塩化ナトリウム及び0.14の炭酸水素
ナトリウムを含有する水溶液中で90℃にて1時間加熱
することによシスピルリナンを抽出し、そして濾過した
このスピルリナン抽出液に2悌になるようにセチルトリ
メチルアンモニウムプロミド(セタブロン)を添加する
ことによシスピルリナンを沈澱せしめた。この沈澱を8
0チエタノール、100チエタノール、及びエーテルで
洗浄し乾燥することによシ白色のスピルリナン44mq
’を得た。
の分離 謔 実施例1に記載した方法に従って製造したスビルリナン
0.1 f!t、90℃の加熱下で徹しく芥゛乏拌しな
からo、 i nの濃度に蒸留水に溶解し、そして濾過
した。p液に0.1容量の3M塩化カリウム溶液を加え
、この溶液を混合し、そして砕氷浴中で1時間冷却した
。50℃にて1時間にわたり10、00 Orpmにて
遠心分離し、不溶性画分と可溶性画分に分けた。
不溶性画分を0.3M塩化す) IJウム溶液に再懸濁
し、遠心分離し、不溶物を80%の温エタノールで洗浄
することにより塩素を除去し、そして100%エタノー
ル、アセトン及びエーテルで洗浄し、乾燥してに一スピ
ルリナ0.03,9を得た。
他方、可溶性画分に2.5容量の100チエタノールを
加えて沈殿を生じさせ、80%エタノール、100%エ
タノール、アセトン、及びエーテルで洗浄して乾燥し、
λ−スピルリナン0.069gを得た。
λ−スビルリナンとに一スピルリナンとの比率は約69
.1 : 30.9であった。
実施例3.製剤 (1)注入溶液 スビルリナン       5I 塩化ナトリウム     4.511 シユクロース      25I 全成分を5θ0WLlの蒸留水に溶解し、無菌テ過し、
バイアルに充填する。
(2)  注射用W!A濁液 スピルリナン       21 塩化ナトリウム    0.15.!i+グリセリン 
      2g 全成分を201dの蒸留水に溶解し、無菌濾過し、アン
プルに充填する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、構成成分として少なくともラムノース、フコース、
    キシロース、ガラクトース、グルコース、マンノース、
    ウロン酸及びN−アセチル糖を含んで成り、スピルリナ
    ・サブサルサ(Spirulinasubsalsa)
    により生産される粘質多糖を含んで成る抗癌剤。
JP24589584A 1984-11-22 1984-11-22 粘質多糖を含んで成る抗癌剤 Pending JPS61126032A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008255057A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Noda Shokukin Kogyo Kk 抗癌剤、抗癌剤の製造方法、及び飲食品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008255057A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Noda Shokukin Kogyo Kk 抗癌剤、抗癌剤の製造方法、及び飲食品

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