JPS61126030A - ヒトコロニ−形成刺激因子産生細胞株 - Google Patents
ヒトコロニ−形成刺激因子産生細胞株Info
- Publication number
- JPS61126030A JPS61126030A JP59248203A JP24820384A JPS61126030A JP S61126030 A JPS61126030 A JP S61126030A JP 59248203 A JP59248203 A JP 59248203A JP 24820384 A JP24820384 A JP 24820384A JP S61126030 A JPS61126030 A JP S61126030A
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- JP
- Japan
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- cell
- cells
- subculture
- medium
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- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
虚呈上至剋里分立
本発明は、新規なヒト腎臓癌組織の細胞から株化された
ヒトコロニー形成刺激因子(HumanColony−
stimulating factor :以・下車に
、h−C3Fと略す)産生細胞株TRC−29Rに関す
る。
ヒトコロニー形成刺激因子(HumanColony−
stimulating factor :以・下車に
、h−C3Fと略す)産生細胞株TRC−29Rに関す
る。
従来の技術
骨髄系幹細胞に由来する白血球に分類される顆粒球、単
球、マクロファージ系幹細胞に作用し、ごれを成熟白血
球、すなわち顆粒球及び/又はマクロファージに分化誘
導させる刺激性因子としてC3Fが知られている〔ジャ
ーナルオブイムノロジカルメソッド(Journal
of Immunological Methods)
42.253−284 (1981))。
球、マクロファージ系幹細胞に作用し、ごれを成熟白血
球、すなわち顆粒球及び/又はマクロファージに分化誘
導させる刺激性因子としてC3Fが知られている〔ジャ
ーナルオブイムノロジカルメソッド(Journal
of Immunological Methods)
42.253−284 (1981))。
またC3Fは、骨髄系幹細胞を顆粒球やマクロファージ
に分化誘導せしめる作用を有することから、例えば癌患
者等の白血球減少症に対する治療薬または種々の感染の
予防薬として有用な生理活性物質である。さらにh−C
3Fのインヒドロ生成用に起因するh −C,S F増
多症および減少症の診断用試藁としても有用なものであ
る。
に分化誘導せしめる作用を有することから、例えば癌患
者等の白血球減少症に対する治療薬または種々の感染の
予防薬として有用な生理活性物質である。さらにh−C
3Fのインヒドロ生成用に起因するh −C,S F増
多症および減少症の診断用試藁としても有用なものであ
る。
このようなh−C3F産生細胞としてヒト由来のものは
肺癌細胞(KONT、KSNY) 、甲状間癌細胞(T
3M−5> 、t−」肺癌細胞(T3M−1)、白血病
細胞(MO)などが株化されているか、腎臓癌由来のh
−C3F産生細胞は未だない。
肺癌細胞(KONT、KSNY) 、甲状間癌細胞(T
3M−5> 、t−」肺癌細胞(T3M−1)、白血病
細胞(MO)などが株化されているか、腎臓癌由来のh
−C3F産生細胞は未だない。
魚屑)く解決しようとする間 点
癌の化学療法や放射線治療の際の重篤な副作用の1つと
して顆粒球減少症があり、そのために免疫系の生体防御
機構が働かなくなり1.感染症をひきおこす場合が多い
。従って、顆粒球減少を抑えるために骨髄幹細胞、顆粒
球、マクロファージの分化を促進させるh−C3Fが必
要となる。
して顆粒球減少症があり、そのために免疫系の生体防御
機構が働かなくなり1.感染症をひきおこす場合が多い
。従って、顆粒球減少を抑えるために骨髄幹細胞、顆粒
球、マクロファージの分化を促進させるh−C3Fが必
要となる。
そのため、従来ではヒトの尿またはヒト胎盤の培養上清
を原料として採取していたが原料に制限があり、現在ま
で、常に一定のh−C3F活性を有する標品を安定的に
大量製造する方法がなかった。
を原料として採取していたが原料に制限があり、現在ま
で、常に一定のh−C3F活性を有する標品を安定的に
大量製造する方法がなかった。
l[直U癌金−解−μ旨片る)ζやμヨ臘本発明者等は
、h−C3Fの持続産生能を有する細胞株の検索につき
種々研究を重ねた結果、ヒト腎臓癌Mi織由来の細胞か
らh−C8F産注能を有する細胞を新たに単離して継代
培養を′m続し、ついに、無限に継代培養し得る株化細
胞の樹立に成功した。この株化細胞はTRC−29Rと
命名され、現在までに84回の継代培養を行なったが、
細胞形態、細胞増殖性、h−C3F生産性、ボピュレエ
イション・ダブリング・タイム(Popu Ia t
ionDoubling Time )等継代培養間に
おいて変動か少なく、かなり安定したTR(、−29R
の特徴的性質を維持する細胞株であることを認めた。こ
れによって該細胞株を培養することにより、h−C5F
を均質な状態で大量生産することが可能となることを見
出した。
、h−C3Fの持続産生能を有する細胞株の検索につき
種々研究を重ねた結果、ヒト腎臓癌Mi織由来の細胞か
らh−C8F産注能を有する細胞を新たに単離して継代
培養を′m続し、ついに、無限に継代培養し得る株化細
胞の樹立に成功した。この株化細胞はTRC−29Rと
命名され、現在までに84回の継代培養を行なったが、
細胞形態、細胞増殖性、h−C3F生産性、ボピュレエ
イション・ダブリング・タイム(Popu Ia t
ionDoubling Time )等継代培養間に
おいて変動か少なく、かなり安定したTR(、−29R
の特徴的性質を維持する細胞株であることを認めた。こ
れによって該細胞株を培養することにより、h−C5F
を均質な状態で大量生産することが可能となることを見
出した。
本発明はこれらの新しい知見にもとついて完成されたも
のである。
のである。
すなわち、本発明は下記の特性を有するヒト腎臓癌組繊
由来のヒト株化細胞TRC−29Rである。
由来のヒト株化細胞TRC−29Rである。
a) 由来:ヒト腎臓癌組織より分離。
1)) 形B=上皮細胞様。
C) 染色体数:高3倍体域である染色体数子4本のモ
ーダル・ナンバー(Modal No、 )を示すこと
を特徴とする染色体数の分布モード。
ーダル・ナンバー(Modal No、 )を示すこと
を特徴とする染色体数の分布モード。
d) m代培養:無限な継代培養。
(・) 機能的特1々: h−C3F産生。
[)細胞増殖性:細胞の増殖が進み、飽和状態になると
重層状に増殖する傾向が見られる。特に、5〜20%生
胎児血清(F CS)含有RP M 1−1640培地
にて増殖性良く、ボピュレエイ7・、fン・ダブリンク
・タイムは29±6時間である。
重層状に増殖する傾向が見られる。特に、5〜20%生
胎児血清(F CS)含有RP M 1−1640培地
にて増殖性良く、ボピュレエイ7・、fン・ダブリンク
・タイムは29±6時間である。
8) 保存条件:−190℃で凍結保存。
本発明の細胞株はヒト腎臓癌組織由来の樹立されたコロ
ニー形成刺激因子(C5F)産生細胞株であり、ヒ1−
C3F産生に有用であり、これを大量に製造することが
できる。更に、C3F産生能は長明にわたり安定であり
、低下が認められない。
ニー形成刺激因子(C5F)産生細胞株であり、ヒ1−
C3F産生に有用であり、これを大量に製造することが
できる。更に、C3F産生能は長明にわたり安定であり
、低下が認められない。
ま−4゛ 本発明のh −CS F産生細胞株TRC−
29Rを得るに当って、人体から外科的に摘出された腎
臓癌組織の1〜2gを細切し、これを10〜100m1
のトリス緩衝生理食塩水(Tris BufferSa
line 5olution ;以下、TBSと略す)
にて洗浄する。次いでこれを細胞分散用酵素の溶液10
〜50m1に加えて、37℃にて60〜120分間魔?
’P LでM1¥@を分散せしめる。その後該乃¥素活
性を停止せしめ、細胞を回収する。このようにして分離
した細胞は、通常培養用培地1ml当り104〜106
個の細胞数になるように調製して初代培養する。この培
養においては、籠便にはソヤーレまたはプラスチックボ
トルの培養容器を用いてl@養湯温度37℃5%CO2
混合気相、湿度100%の条件下にて静置培養する。次
いでこれを継代培養するに当って、まず初期培養におい
て細胞が増殖して飽和に達したごとを確認後、洗浄して
細胞を剥離し、回収する。
29Rを得るに当って、人体から外科的に摘出された腎
臓癌組織の1〜2gを細切し、これを10〜100m1
のトリス緩衝生理食塩水(Tris BufferSa
line 5olution ;以下、TBSと略す)
にて洗浄する。次いでこれを細胞分散用酵素の溶液10
〜50m1に加えて、37℃にて60〜120分間魔?
’P LでM1¥@を分散せしめる。その後該乃¥素活
性を停止せしめ、細胞を回収する。このようにして分離
した細胞は、通常培養用培地1ml当り104〜106
個の細胞数になるように調製して初代培養する。この培
養においては、籠便にはソヤーレまたはプラスチックボ
トルの培養容器を用いてl@養湯温度37℃5%CO2
混合気相、湿度100%の条件下にて静置培養する。次
いでこれを継代培養するに当って、まず初期培養におい
て細胞が増殖して飽和に達したごとを確認後、洗浄して
細胞を剥離し、回収する。
この際、洗浄液としてはカルシウム、マグネシウムを含
まないリン酸緩衝生理食塩水c以下、PSB(−)と略
す〕を用いればよく、また細胞?11^1fの際は、ト
リプンンやナガーゼ酵素液を用いn、(よ′よい。この
ようにして得られた細胞は、さらに細胞数を調製して培
l用培地に加え、これを簡便には、37゛C15%CO
2混合気相、湿度100%の条件下培養容器内で飽和増
殖せしめる。次いてこの飽和増殖時の3分の1量の細胞
数を、新たな培地に接種し、同一条件下にてくり返しく
継代培養回数50回以上)培養した。
まないリン酸緩衝生理食塩水c以下、PSB(−)と略
す〕を用いればよく、また細胞?11^1fの際は、ト
リプンンやナガーゼ酵素液を用いn、(よ′よい。この
ようにして得られた細胞は、さらに細胞数を調製して培
l用培地に加え、これを簡便には、37゛C15%CO
2混合気相、湿度100%の条件下培養容器内で飽和増
殖せしめる。次いてこの飽和増殖時の3分の1量の細胞
数を、新たな培地に接種し、同一条件下にてくり返しく
継代培養回数50回以上)培養した。
このようにして継代培養を行なった結果、限界7〜く継
代培養が可能な株化細胞が得られ、さらにこの細胞はh
−C3Fを産生する機能的特徴を有するもので、この細
胞をh−C3F産生細胞株TR(、−29Rと命名した
ものである。
代培養が可能な株化細胞が得られ、さらにこの細胞はh
−C3Fを産生する機能的特徴を有するもので、この細
胞をh−C3F産生細胞株TR(、−29Rと命名した
ものである。
以下に本発明に用いられる培養用培地、血清、細胞分散
用酵素および緩衝液(塩類溶液)について説明する。
用酵素および緩衝液(塩類溶液)について説明する。
■) 培養用培地にはイーグルMEM (E−MEM)
、アルファーMEM (α・MEM)(第2表)、ダル
ヘノニIMEM(DM[!、)、イスコブ培地(IMD
M) 。
、アルファーMEM (α・MEM)(第2表)、ダル
ヘノニIMEM(DM[!、)、イスコブ培地(IMD
M) 。
フイノノヤー培地、ブレース培地、マノコイ・5A培地
、199培地、ハム・F−10培地、ハム・F−12培
地、RPMI−1640培地(第1表)、ウェイマウス
培地、ウィリアム培地がある。
、199培地、ハム・F−10培地、ハム・F−12培
地、RPMI−1640培地(第1表)、ウェイマウス
培地、ウィリアム培地がある。
代表的な培地としてRPM[−1640培地の組成は例
えばペニシリンG100μg/ml、硫酸ジヒドロスト
レプトマイシン100μg/m1などの抗菌性物質およ
び血清、好ましくは牛胎児血清lO〜15%を添加する
。
えばペニシリンG100μg/ml、硫酸ジヒドロスト
レプトマイシン100μg/m1などの抗菌性物質およ
び血清、好ましくは牛胎児血清lO〜15%を添加する
。
2) またTRC−29Rの増殖の際の血清には、牛胎
児血清が好適であるが、その他ヒト血清、子牛血清、成
牛血清、馬血清、ニワトリ血清を用いてもよい。培養液
中の血清比率は1−25%(容量)で、好ましくは5〜
20%であり、抗生物質(ペニシリンG100μg/…
1、硫酸ジヒドロストレプトマイシン100μg/ml
)を含む。
児血清が好適であるが、その他ヒト血清、子牛血清、成
牛血清、馬血清、ニワトリ血清を用いてもよい。培養液
中の血清比率は1−25%(容量)で、好ましくは5〜
20%であり、抗生物質(ペニシリンG100μg/…
1、硫酸ジヒドロストレプトマイシン100μg/ml
)を含む。
3)細胞用分散用酵素は次のものが使用、例示される。
トリプシン(1:250)0.1〜0.25%コラゲナ
ーゼ 0.05% ディスパーゼ 500〜100OU/mlナガ
ーゼ 25U/…lこれらの蛋白分解酵
素の溶液は、TBSに溶解(なお0.02%のEDTA
・2ナトリウム塩を含をする)し、滅菌後、いずれも0
.45μmミリポアーフィルタ濾過を行なった。
ーゼ 0.05% ディスパーゼ 500〜100OU/mlナガ
ーゼ 25U/…lこれらの蛋白分解酵
素の溶液は、TBSに溶解(なお0.02%のEDTA
・2ナトリウム塩を含をする)し、滅菌後、いずれも0
.45μmミリポアーフィルタ濾過を行なった。
・1) 塩類溶液としては、PBS、ハンクス液、ア
ール?fkおよび′T’ +15が(重用される。
ール?fkおよび′T’ +15が(重用される。
5) 細胞の増殖
湿度100%、5%CO□混合気相中で培養温度37°
Cで1音養し、限界なく継代培養が可能である。
Cで1音養し、限界なく継代培養が可能である。
6) 保存条件。
IRC−29R株の培養物より酵素的に細胞を?す^1
1させた後10%0%ジメチルスルホオキシドlVIs
o)又は10%グリセリン含有RPMI−1640培地
(10%FC3を含む)に懸濁して−80〜−190°
Cにて凍結保存する。
1させた後10%0%ジメチルスルホオキシドlVIs
o)又は10%グリセリン含有RPMI−1640培地
(10%FC3を含む)に懸濁して−80〜−190°
Cにて凍結保存する。
7)細胞の特徴:
上皮様の形態を有する。染色体数の分布は74本にモー
ドをもつ高3倍数体である。
ドをもつ高3倍数体である。
+;>csF産生の確認
マウス骨髄細胞を用いたコロニー形成法仁保の方法(「
免疫実験操作法」、日本免疫学会編、1974年、第9
27頁)に従いメチルセルローズを用いる下記の方法で
行った。
免疫実験操作法」、日本免疫学会編、1974年、第9
27頁)に従いメチルセルローズを用いる下記の方法で
行った。
2.2%メチルセルローズ/α−M E M 1.6
mlウマ血清 0.81マ
ウス骨髄細胞懸濁液/α−M E Mo、8ml被験サ
ンプルまたはC3F標準液 0.8mlメチルセル
ローズはダウ社製(Dow ) 、α−M E Mはフ
ロー社製(Flow) 、ウマ血清はギブコ社製(GI
BCO)(#28に8024)C3F標準液はギブコ社
製(GI BCO)GC”f”−CMを使用した。また
マウス骨髄細胞は静岡実験動物農業開開組合より購入し
た雄性7週令のICRを使用し、大腿骨骨髄の単核球を
分離し2、α−MEMに懸濁して5 X 105/ml
に調整した。
mlウマ血清 0.81マ
ウス骨髄細胞懸濁液/α−M E Mo、8ml被験サ
ンプルまたはC3F標準液 0.8mlメチルセル
ローズはダウ社製(Dow ) 、α−M E Mはフ
ロー社製(Flow) 、ウマ血清はギブコ社製(GI
BCO)(#28に8024)C3F標準液はギブコ社
製(GI BCO)GC”f”−CMを使用した。また
マウス骨髄細胞は静岡実験動物農業開開組合より購入し
た雄性7週令のICRを使用し、大腿骨骨髄の単核球を
分離し2、α−MEMに懸濁して5 X 105/ml
に調整した。
上記混合液を3枚の35■■の口径からなるブラ′スチ
ソクデノシュに1mlずつ分注し37°C15%CCh
?i合気相下で7日間培養した後、20個以上の細胞か
らなる細胞集団を1コロニーとみなして算出し、上記条
件で1コロニーを形成させるh−C5F活性を1単位(
[1)とした。
ソクデノシュに1mlずつ分注し37°C15%CCh
?i合気相下で7日間培養した後、20個以上の細胞か
らなる細胞集団を1コロニーとみなして算出し、上記条
件で1コロニーを形成させるh−C5F活性を1単位(
[1)とした。
b −CS Fの活性はいずれも3枚のデフシュの平均
値で算出した。
値で算出した。
大麹孕I
次に実施例を掲げて本発明を説明するが、これζこ限定
されるものではない。
されるものではない。
実施例
…)ノ[体試料
外科的に摘出された腎臓癌の腫瘍組織の一部21Kをあ
らかじめ冷却しておいた組織培養用培地(イーグルーミ
ニマムエセンシアル4叱、1 (]%FC3含有培地(
[’、−M[’tM+lO%1・’ (i S )に無
菌的に入れ可及的速かに実験室に運び細胞の初代培養実
験に供した。
らかじめ冷却しておいた組織培養用培地(イーグルーミ
ニマムエセンシアル4叱、1 (]%FC3含有培地(
[’、−M[’tM+lO%1・’ (i S )に無
菌的に入れ可及的速かに実験室に運び細胞の初代培養実
験に供した。
(11) 四代培養
鋭利な手術メスで前記組m1gを細切し、20m1のT
BSで三回洗浄した後20m、1の0.25%トU 7
’シフ (D I F Co社W)TBS溶液ヲ加えて
37℃のちとに90分間攪拌して組織を充分に分散させ
た。次いで牛胎児血清を含む培地で希釈することにより
酵素活性を停止させ150メツシユの篩を通して濾過し
、その濾液、a l 000rpm 5分間遠心分離し
て細胞成分を集めた。次いで、分離した細胞をRPII
/jl−1640培地+15%FC5添加培地に懸濁さ
せ単細胞浮遊液とした後、細胞数を計数し、培地1ml
当り細胞数が2X105個になる様に調整しこの懸濁液
5mlを径6cII+のシャーレで37℃、5%CO□
混合気相、湿度100%下に静置培養した。
BSで三回洗浄した後20m、1の0.25%トU 7
’シフ (D I F Co社W)TBS溶液ヲ加えて
37℃のちとに90分間攪拌して組織を充分に分散させ
た。次いで牛胎児血清を含む培地で希釈することにより
酵素活性を停止させ150メツシユの篩を通して濾過し
、その濾液、a l 000rpm 5分間遠心分離し
て細胞成分を集めた。次いで、分離した細胞をRPII
/jl−1640培地+15%FC5添加培地に懸濁さ
せ単細胞浮遊液とした後、細胞数を計数し、培地1ml
当り細胞数が2X105個になる様に調整しこの懸濁液
5mlを径6cII+のシャーレで37℃、5%CO□
混合気相、湿度100%下に静置培養した。
細胞数の計測は、改良型ノイハウエルG(Neubau
er)血球計算板を用いて0.1%トリパンブルー染色
による生細胞数を51数した(なお、継代培養およびT
RC−29Rの増殖においても同一計測に基づいて行な
った)。
er)血球計算板を用いて0.1%トリパンブルー染色
による生細胞数を51数した(なお、継代培養およびT
RC−29Rの増殖においても同一計測に基づいて行な
った)。
(C1液代墳i
細胞が増殖し飽和状態に達したことを検鏡により確認し
た後、培養液を除去してPBS(’−)で洗浄し、次い
で25[J/mlのナガーゼ(長瀬産業社製100U/
■)のTBS溶液(0,25%のEDTA・2ナトリウ
ム塩含有)5mlを加えて37℃、15分間処理して細
胞を剥離させ、酵素液を遠心除去し、RPMr−164
0培地」−15%FC3添加の培養用培地15m1を加
えて充分に細胞を分散させ、その5mlを新たな培養容
器に入れて37℃、5%COz混合気相、湿度100%
の条件下培養した。培養後、同様に、飽和増殖時の3分
の1量の細胞数を新たな培地に接種し、これを37°C
15%COz?R合気相、湿度100%にて84回繰り
返し培養をおこなった。
た後、培養液を除去してPBS(’−)で洗浄し、次い
で25[J/mlのナガーゼ(長瀬産業社製100U/
■)のTBS溶液(0,25%のEDTA・2ナトリウ
ム塩含有)5mlを加えて37℃、15分間処理して細
胞を剥離させ、酵素液を遠心除去し、RPMr−164
0培地」−15%FC3添加の培養用培地15m1を加
えて充分に細胞を分散させ、その5mlを新たな培養容
器に入れて37℃、5%COz混合気相、湿度100%
の条件下培養した。培養後、同様に、飽和増殖時の3分
の1量の細胞数を新たな培地に接種し、これを37°C
15%COz?R合気相、湿度100%にて84回繰り
返し培養をおこなった。
td+ W胞の糸〔川
このように継代培養して得られたヒト腎臓癌組織より株
化樹立したC3F産生機能を有するTRC−29R株(
命名)の培養は、5〜20%、好ましくは10%FC5
含有RPMr−1640培地を用い、I X 105/
mlの細胞密度でコーニング社製tlh25100組織
培養用フラスコに5ml量播種して37℃、5%CO2
混合気相、100%湿度の培養条件で培養し4〜5日毎
に継代を行った。
化樹立したC3F産生機能を有するTRC−29R株(
命名)の培養は、5〜20%、好ましくは10%FC5
含有RPMr−1640培地を用い、I X 105/
mlの細胞密度でコーニング社製tlh25100組織
培養用フラスコに5ml量播種して37℃、5%CO2
混合気相、100%湿度の培養条件で培養し4〜5日毎
に継代を行った。
猪釆
(1) 俳T一旦S〜 2し座の喝1l−C3F産生
細胞として樹立したT RC−29R株の細胞生物学的
性質を検討し、以下のような特性を明らかにした。
細胞として樹立したT RC−29R株の細胞生物学的
性質を検討し、以下のような特性を明らかにした。
形態:培養細胞は密に接した多角形の細胞が単層シート
状に増殖して敷石状を呈し、典型的な上皮細胞様配列を
示した。
状に増殖して敷石状を呈し、典型的な上皮細胞様配列を
示した。
細胞の増殖が進み飽和状態になると重層状に増殖する傾
向が見られた。
向が見られた。
増殖能:RPMI−1640+10%FC3培地を用い
、35關径組織培養用プラスチックディツシュ(コーニ
ング社製)へ5 x l O”JE、細胞/mlの細胞
浮遊液を2ml播種し、37°C15%CO2混合気相
、100%湿度下で培養を行い増殖曲線を作成し、この
増殖曲線より求めたポビュレエイション・ダブリング・
タイムは29±6時間であった。
、35關径組織培養用プラスチックディツシュ(コーニ
ング社製)へ5 x l O”JE、細胞/mlの細胞
浮遊液を2ml播種し、37°C15%CO2混合気相
、100%湿度下で培養を行い増殖曲線を作成し、この
増殖曲線より求めたポビュレエイション・ダブリング・
タイムは29±6時間であった。
水沫は、公知のいずれの培地でも培養可能であるが、R
PM[1640培地+5〜20%FCS含有培地におい
ては、特に良好に増殖する。
PM[1640培地+5〜20%FCS含有培地におい
ては、特に良好に増殖する。
染色体分析:染色体数の分布モートは第1図に示す通り
であって、染色体数子4本をモーダルナンバーとして高
3倍体域にあり、比較的安定した細胞株と判断された。
であって、染色体数子4本をモーダルナンバーとして高
3倍体域にあり、比較的安定した細胞株と判断された。
機能的特徴:C3F産生機能を有する。細胞株1’ I
< C−29Rは公知のどの培地に培養するもh−CS
Fを産生ずるが、5〜40%、例えば10%1・’Cs
添加1ンPMI−1640培地を用いて培養した場合に
おいては、細胞の増殖とh−CSFとの産生が良好であ
った。
< C−29Rは公知のどの培地に培養するもh−CS
Fを産生ずるが、5〜40%、例えば10%1・’Cs
添加1ンPMI−1640培地を用いて培養した場合に
おいては、細胞の増殖とh−CSFとの産生が良好であ
った。
(2)梃賂(7) fl 9iへとh−C3F産圭p経
時的変化TRC−29R株の増殖とh−C3F産生との
相関をしらべるために10%FC5添加RP M [−
1640培地を用いて35龍φの口径からなるプラスチ
ノクディンシェに1.1X10’個の細胞をF通挿し、
37℃、5%CO2混合気相、湿度100%のもとで培
養し、経時的に3枚のディツシュをサンプリングして細
胞数と培養液のh−C5F活性を測定した。その結果、
細胞は1日の遅滞時間の後に増殖し4日後にほぼ飽和に
近づき80後には5.3×IO’個に達した(第2図)
。
時的変化TRC−29R株の増殖とh−C3F産生との
相関をしらべるために10%FC5添加RP M [−
1640培地を用いて35龍φの口径からなるプラスチ
ノクディンシェに1.1X10’個の細胞をF通挿し、
37℃、5%CO2混合気相、湿度100%のもとで培
養し、経時的に3枚のディツシュをサンプリングして細
胞数と培養液のh−C5F活性を測定した。その結果、
細胞は1日の遅滞時間の後に増殖し4日後にほぼ飽和に
近づき80後には5.3×IO’個に達した(第2図)
。
培養液のh−C3F活性は細胞数の増大とともに上昇し
く第3図)、飽和増殖時に最大となり1ml当りの活性
が約300単位に達することが明らかになった。
く第3図)、飽和増殖時に最大となり1ml当りの活性
が約300単位に達することが明らかになった。
21坏杉丸果
本発明により新規樹立株であるh−CS F産生細胞株
TI’?C−29Rを得たもので、この新規樹立株TR
C−29R細胞の人聞培養による[1−C3Fの工業的
生産法を確立し、それによって得られたh−CSFを医
薬ならびに疾病の診断に有用な物質を提供し得るもので
ある。特にこのh−C3Fは該細胞の培養によって本発
明の大量製造が可能になれば、原料の安定供給ができる
ようになり、生体防御機構の崩壊に起因する疾病治療、
診断への利用が期待できる。
TI’?C−29Rを得たもので、この新規樹立株TR
C−29R細胞の人聞培養による[1−C3Fの工業的
生産法を確立し、それによって得られたh−CSFを医
薬ならびに疾病の診断に有用な物質を提供し得るもので
ある。特にこのh−C3Fは該細胞の培養によって本発
明の大量製造が可能になれば、原料の安定供給ができる
ようになり、生体防御機構の崩壊に起因する疾病治療、
診断への利用が期待できる。
第1図はTRC−29R株の染色体数の分布モードを示
す図、 第2図はTRC−29R株の培養経過を示す増殖グラフ
、 第3図はTRC−29R株のCFS生産の経時的変化を
示すグラフである。 将許出願人 二粟玖慣曵を 図 法 第2図 日存藺(e) 第3図 瞳督(S)
す図、 第2図はTRC−29R株の培養経過を示す増殖グラフ
、 第3図はTRC−29R株のCFS生産の経時的変化を
示すグラフである。 将許出願人 二粟玖慣曵を 図 法 第2図 日存藺(e) 第3図 瞳督(S)
Claims (1)
- (1)下記の特性を有するヒト腎臓癌組織由来のヒト株
化細胞TRC−29R。 a)由来:ヒト腎臓癌組織より分離。 b)形態:上皮細胞様。 c)染色体数:高3倍体域である染色体数子4本のモー
ダル・ナンバーを示すことを特徴とする染色体数の分布
モード。 d)継代培養:無限な継代培養。 e)機能的特徴:コロニー形成刺激因子産生。 f)細胞増殖性:細胞の増殖が進み、飽和状態になると
重層状に増殖する傾向が見られる。 特に、5〜20%牛脂児血清を含むRPMI−1640
培地において増殖性良く、ポピュレエイション・タブリ
ング・タイムは29±6時間である。 g)保存条件:−80〜−190℃で凍結保存。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59248203A JPS61126030A (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 | ヒトコロニ−形成刺激因子産生細胞株 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59248203A JPS61126030A (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 | ヒトコロニ−形成刺激因子産生細胞株 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61126030A true JPS61126030A (ja) | 1986-06-13 |
JPS6314947B2 JPS6314947B2 (ja) | 1988-04-02 |
Family
ID=17174726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59248203A Granted JPS61126030A (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 | ヒトコロニ−形成刺激因子産生細胞株 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61126030A (ja) |
-
1984
- 1984-11-26 JP JP59248203A patent/JPS61126030A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6314947B2 (ja) | 1988-04-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |