JPS61126031A - コロニ−形成刺激因子の製造法 - Google Patents

コロニ−形成刺激因子の製造法

Info

Publication number
JPS61126031A
JPS61126031A JP59248204A JP24820484A JPS61126031A JP S61126031 A JPS61126031 A JP S61126031A JP 59248204 A JP59248204 A JP 59248204A JP 24820484 A JP24820484 A JP 24820484A JP S61126031 A JPS61126031 A JP S61126031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inhibitor
medium
cell
culture
stimulating factor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59248204A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6238325B2 (ja
Inventor
Yutaka Sato
裕 佐藤
Junji Kobayashi
準次 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP59248204A priority Critical patent/JPS61126031A/ja
Publication of JPS61126031A publication Critical patent/JPS61126031A/ja
Publication of JPS6238325B2 publication Critical patent/JPS6238325B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コロニー形成刺激因子(colonysti
mulating factor :以下単に、C3F
)産生細胞を培養してC8Fを製造するに当って、培地
にプロテアーゼ阻害剤を添加してなるC8Fの製造法に
関する。さらに詳しくは、プロテアーゼ阻害剤添加C8
F生産用工業的生産培地製造への利用または、C8Fの
工業的量産法を確立し、それによって得られたC8Fを
医薬ならびに疾病の診断に応用することを目的とした有
用な技術分野に関するものである。
従来の技術 C8Fは、骨髄系幹細胞に由来する白血球に分類される
顆粒球やマクロファージ系幹細胞に作用して成熟した白
血球に分化させる体液性因子として知られている( J
ournal of ImmunologicalMe
thods、ユ2 、253−284(1981)等〕
またC8Fは、骨髄系幹細胞を顆粒球やマクロファージ
等の白血球に分化誘導せしめる作用を有することから、
例えば癌患者等の白血球減少症に対する治療薬または種
々の感染症の予防薬として有用な生理迅性物質である。
さらにこのC8Fは、インビトロ生成量に起因するC8
F増大症または減少症の診断用試薬として有用である。
従来より、C8Fの有用性が期待され細胞を用いて培養
系でC8Fを生産させようとするときその培地には動物
血清或は血清成分を添加しておくことが必要であるが、
血清を用いる場合には血清自体のロットの同一性を欠く
欠点があり、さらに血清を使用することなくC8F生産
細胞を培養せしめてもC8Fの生産は殆んど起らないか
、著しく低下するものであった。
発明が解決しようとする問題点 C8Fの生産を高めるために動物血清を培地に添加した
場合、血清中に含まれる物質と生産されたC8Fとを、
完全に分離することは極めて困難であると同時に培養時
添加する血清はロットによる製品のバラツキが多く、一
定した培養成績が得られないことなどの問題点があった
より純粋にC8Fを単離しようとするならば生産培地へ
の血清の添加による細胞培養法は好°ましくなく、しか
し血清無添加での細胞培養に、おいてはCSFの産生が
少ないかまたは産生されなくなる欠点がある。
問題点を解決するための手段 本発明者等は、培地への添加物の化学的性質が明らかで
あればC8Fを含む培養液から該添加物を分別除去する
ことはかなり容易になるの  ゛で、血清又は血清成分
以外の組成の明確なC8F産生促進物質(プロテアーゼ
阻害剤)を見出し、これをC8F生産用培地に添加して
培養することにより解決した。
すなわち、本発明は、C8F産生細胞の培養において、
その培地にプロテアーゼ阻害剤を添加することを特徴と
するC8Fの製造法に関するものである。
作用 本発明方法によってプロテアーゼ阻害剤を無血清培地に
含有させればC8Fの産生は高まり培地に血清を用いた
場合と同等またはそれ以上にC8Fの産生が可能になっ
た。
次に本発明方法で使用する諸態材料は次の如(である。
(a)C8F産生細胞株として、 1)ヒト肺癌細胞(TLC−9A) 2)ヒト腎癌細胞(TRC−29R) 3)その他のC8F産生株 などが使用できる。
ま−jTLc−9Aは、下記性質を有するヒト肺癌組織
由来のヒト−C3F産生ヒト株化細胞である。
■形態:上皮?IiA胞様 ■染色体数:高4倍体域である染色体数117本のモー
ダル・ナンバーを示すことを特徴とする染色体数の分布
モード ■継代培養:無限な継代培養 ■機能的特徴:ヒトーC8F産生 ■細胞増殖性:単層シート状の増殖性を示し、特にRP
MI−1640+5〜20%牛脂児血清含有堵地におい
て増殖性良く、ポピュレイション・ダブリング・タイム
(Population DoublingTime)
は37±7時間である。
またTRC−29Rは、下記性質を有するヒト腎臓癌組
織由来のヒト−C3F産生ヒト株化細胞である。
■形g=上皮細胞様 ■染色体数:高3倍体域である染色体数74本のモーダ
ル・ナンバ、−を示すことを特徴とする染色体数の分布
モード ■継代培養:無限な継代培養 ■機能的特徴:ヒトーC3F産生 ■細胞増殖性: 細胞の増殖が進み、飽和状態になると重層状に増殖する
傾向が見られる。特に、5〜20多牛脂児血清を含むR
PMI−1640培地において増殖性床く、ポピュレイ
ションダブリング・タイムは29±6時間である。
できる。
イーグル・MEM(E−MEM)、 アルファーMEM(α−MEM)、 ダルベツコ・MEM(DME )、 イスコブ培地(IMDM)、 フィッシャー培地、 ブレース培地、 マツコイ・5A培地、 199培地、 ハム・F−10培地、 ハム・F−12培地、 RPMI−1640培地。
ウェイマウス培地、 よい。
上記培地中C8F生産用培地としてRPMI−1640
培地(第1表)およびC8Fの活性測定用培地としてα
−MEM培地(第2表)が適当である。
(c)  血清としては、牛胎児血清(F’C3)(米
国GIBCo社!!りおよび馬血清(米国GEBCo紅
製)が用いられる。
(d)  塩a溶液としては、リン酸緩衝生理食塩水(
PBS)(マグネシウムおよびカルシウムを含まない)
を使用した。
(e)  培養条件 C3F生産用培地1rnt当り、C8F産生細胞株の1
種を104〜IO6個の濃度に調製し、例えばこの1〜
lO−を37℃の温度、5チCO2混合気相、100%
湿度の培養条件下、2〜10日間培養すればよい。
用される。
動物組織由来: C1−プロティ、ナーゼ インヒビターα2−マイクロ
グロブリン オボインヒビター ウシ膵臓トリプシンインヒビター ダイズトリプシン インヒビター リママメ インヒビター ナンキンマメ インゲンマメ マングマメ フジマメ タチナタマメ フジマメ等 ポテトインヒビター 微生物由来: ストレプトミセスズブチリシン インヒビター(Str
eptomyces 5ubtiliain Inhi
bitor + S−8I )ブラスミノストレプチン
(Plaaminostreptin )上記のうち特
に好ましいプロテアーゼ阻害剤として次の如きものが挙
けられる。
ダイズトリプシン インヒビター(’7−シングトン製
) リママメ インヒビター(ワーシングトン製) ストレプトミセスズブチリシン インヒビター ブラスミノストレプチン(和光紬薬!!りα1−ブロテ
イナーゼ インヒビター (SIGMA展) これらのインヒビターは適当な濃度にC8F並生用培地
、例えばRPMI−1640培地(第1表)に溶解した
後0.22μmのメンブランフィルタ−を通して滅菌し
て使用した。
またこれらのインヒビターの添加量とじては、少なくと
もインヒビターの添加により生産性を改善させるもので
あり、好ましくは0.001%以上添加すればよ(、こ
れ以上添加することは何んら限定されるものではないが
、通常5%程度まで添加すればよい。
さらに、このような条件下において培養した後、常法に
より目的物のC8Fを精製、回収すればよい。回収に当
っては、一般にゲル濾過、イオン交換クロマトグラフィ
ー、吸着クロマトグラフィーなどの手段を用いて行なえ
ばよい。
第1表 第   2   表 文献: S tanners、 C,P、 et al
 、* Nature New Biology +2
30:52(1971)。
実施例 次に実施例を掲げて本発明を説明するが、これに限定さ
れるものではない。
実施例1゜ (a)  培養方法 ヒトC3F産生細胞TRC−29R株の培養は、10%
牛脂児血清を含むRPMI−1640培地を用い、I 
X 1 (P/ydの細胞密度でコーニング社製組織培
養用フラスコ(◆25100 ’)に5ゴ播種し、37
℃、5%Co2混合気相、100%湿度の培養条件でl
t日間培養し、細胞を飽和増殖さチ湿度の培養条件で6
日間培養した。培養液を採取し、0.22μmのメンブ
ランフィルタ−(ミリボア社製)を通して細胞および細
胞破片を除去した後培養液のC8F活性を測定した。
(b)C3Fアツセイ方法 マウス骨髄細胞を用いたコロニー形成法仁保の方法に従
いメチルセルローズを用いる下記の方法で行った。
2.2チメチルセルローズ/α−MEM  1.6td
ウマ血清             0.8dマウス骨
髄細胞懸濁液/α−MEM   0.8rnt被験サン
プルまたはC8F標準液 0.8m7!    ’メチ
ルセルローズはダウ社製(Dowχα−MEMは70−
社M (F low)、ウマ血清はギプコ社製(GIB
CO)(+28に8024)C8F’標準液はギブコ社
製(GIBCO)GCT−CMを使用した。またマウス
骨髄細胞は静岡実験動物農業協同組合より購入した雄性
7週令のICRを使用し、大腿骨骨髄の単核球を分離し
、α−MEMに懸濁して5×10524−に調整した。
上記混合液を3枚の35+o+径プラスチツクプツシユ
に1−ずつ分注し37℃、51 CO2混合気相、10
0%湿度下で7日間培養した後、20個以上の細胞から
なる細胞集団を1コロニーとみなして算定し、上記条件
で1コロニーを形成させるC8F活性を1単位(ロ)と
した。
C3Fの活性はいずれも3枚のプッシュの平均値で算出
した。
TRC−29R株のC3F生産性に対するリママメ イ
ンヒビターの添加効果を示す実験結果は第1図妊示す通
りで、無添加区に比べて0,1チ以上の添加において充
分なC3F生産性が改善されたものであった。
実施例2゜ ヒ)C8F産生細胞のTLC−9A株を用い、培養培地
にリママメインヒビターを添加する代りにダイズ イン
ヒビクーを使用した他は実施例1と同様に実施した。
TLC−9A株のC8F生産性に対するダイズインヒビ
ターの添加効果を示す実験結果は第2図に示した。
実施例3゜ 各種プロテアーゼ阻害剤の種類およびその添加量とC3
F生産量との関係を第3表に示した。
発明の効果 本発明方法の実施によって得られる効果は次の如くであ
る。
(1)  ヒトC8Fを大量に製造するための方法のう
ちで、C8F産生細胞を大量に培養して培養液を原料に
する方法は最も有力な手段と考えられるが、培地に血清
を添加しなければならない問題があった。
しかし、本発明により血清を添加しなくともC3Fの生
産が可能となるとともに、培養液からのC8Fの分離精
製が飛躍的に容易になり、より純度の高いC8F’の製
造が可能になった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コロニー形成刺激因子産生細胞の培養において、
    その培地にプロテアーゼ阻害剤を添加することを特徴と
    するコロニー形成刺激因子の製造法。
  2. (2)前記プロテアーゼ阻害剤が、動物組織由来、植物
    組織由来または微生物由来のプロテアーゼ阻害剤である
    特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  3. (3)動物組織由来プロテアーゼ阻害剤が、α_1−プ
    ロテイナーゼインヒビター、α_2−マクログロブリン
    、オボインヒビターまたはウシ膵臓トリプシンインヒビ
    ターである特許請求の範囲第2項記載の製造法。
  4. (4)植物組織由来プロテアーゼ阻害剤が、ダイズトリ
    プシンインヒビター、リママメインヒビター、またはポ
    テトインヒビターである特許請求の範囲第2項記載の製
    造法。
  5. (5)微生物由来プロテアーゼ阻害剤が、ストレプトミ
    セスズブチリシンインヒビターまたはブラスミノストレ
    プチンである特許請求の範囲第2項記載の製造法。
  6. (6)前記のプロテアーゼ阻害剤を0.001〜5重量
    %含む前記第1項ないし第5項のいずれかに記載の製造
    法。
JP59248204A 1984-11-26 1984-11-26 コロニ−形成刺激因子の製造法 Granted JPS61126031A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59248204A JPS61126031A (ja) 1984-11-26 1984-11-26 コロニ−形成刺激因子の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59248204A JPS61126031A (ja) 1984-11-26 1984-11-26 コロニ−形成刺激因子の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61126031A true JPS61126031A (ja) 1986-06-13
JPS6238325B2 JPS6238325B2 (ja) 1987-08-17

Family

ID=17174738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59248204A Granted JPS61126031A (ja) 1984-11-26 1984-11-26 コロニ−形成刺激因子の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61126031A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6360010U (ja) * 1986-10-07 1988-04-21
JP2002515454A (ja) * 1998-05-20 2002-05-28 エラスムス ユニフェルシテイト ロッテルダム 炎症または掻痒の予防または治療方法および手段

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6360010U (ja) * 1986-10-07 1988-04-21
JPH0519546Y2 (ja) * 1986-10-07 1993-05-24
JP2002515454A (ja) * 1998-05-20 2002-05-28 エラスムス ユニフェルシテイト ロッテルダム 炎症または掻痒の予防または治療方法および手段

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6238325B2 (ja) 1987-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Hawrot et al. [53] Long-term culture of dissociated sympathetic neurons
CA2586053C (en) Platelets from stem cells
Mohandas et al. Sickle erythrocyte adherence to vascular endothelium. Morphologic correlates and the requirement for divalent cations and collagen-binding plasma proteins.
Wagner et al. The isolation and culture of capillary endothelium from epididymal fat
ES2285779T3 (es) Celulas madre mesenquimatosas humanas de sangre periferica.
JP2001510330A (ja) MSC―メガカリオサイト前駆体組成物およびメガカリオサイト分離による分離メガカリオサイトと会合するMSC▲下s▼の分離方法
JP2002543829A (ja) 哺乳動物造血幹細胞のexvivoでの増殖
EP3385368B1 (en) Method for producing mesenchymal stem cells
CN101735979B (zh) 体外扩增造血干细胞和前体细胞的方法
JP2002503942A (ja) 体外での細胞培養及び移植用キット
JPH10337180A (ja) 肝細胞の培養方法
JPS61126031A (ja) コロニ−形成刺激因子の製造法
Levine et al. Megakaryocyte interaction with subendothelial extracellular matrix is associated with adhesion, platelet-like shape change, and thromboxane A2 production
US20110104802A1 (en) Procedure for the undifferentiated or myeloid lineage biased expansion of haematopoietic stem cells from umbilical cord blood, mobilized peripheral blood or bone marrow
WO1990015862A1 (en) In vitro cultivation of epithelial cells
Mandalam et al. Ex vivo hematopoietic cell expansion for bone marrow transplantation
JPH11180877A (ja) 巨核球前駆細胞を含む細胞製剤及びその製造方法
KR102476348B1 (ko) 조직 내재성 uPAR+/Nestin+ 줄기세포 분리 배양 방법 및 이의 용도
JPS63196595A (ja) 抗腫瘍活性物質の製造方法
EP4349963A1 (en) Method for isolating and culturing tissue-resident upar+/nestin+ stem cells, and use thereof
JPH06169761A (ja) 動物由来線維芽細胞の無血清培養用培地及び培養方法
Cha et al. Isolation and pure culture of microvascular endothelial cells from the fetal skin
Germain et al. Endoderm-secreted factor stimulates growth of embryonal carcinoma stem cells
JPS6314947B2 (ja)
CN117413050A (zh) 分离和培养组织驻留uPAR+/巢蛋白+干细胞的方法及其用途

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term