JPS61125582A - 穀粒の乾燥方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、穀粒を穀粒乾燥機により所定の仕上設定水分
値にまで乾燥させる穀粒の乾燥方法についての改良に関
する。

穀粒乾燥機を用いて収穫した穀粒を乾燥させる乾燥手段
は、穀粒を−ｊ２粒乾燥機の機内に設けた穀槽に張込み
、その穀粒を機体に装備せる穀粒搬送装置の作動で循環
させ、その循環する穀粒にバーナー装置などの熱風生成
装置で生成した熱風（乾燥風）を浴びせる乾燥行程を、
所定の時間続けることで行なうが、この乾燥行程を自動
的に終了させるようにする場合、通常、従前の経験から
、仕丘水分にまで乾燥さす乾燥行程に要する時間を大体
の目安で定めておき、その時間になったところで乾燥行
程を自動的に終了させるよう穀粒乾燥機の燃料・動力系
を制御して行なうか、または、一定の時間ごとにサンプ
リングして測定した水分値データーから、乾燥経過時間
に対する水分値曲線を、回帰曲線計算手法により算出し
て、その回帰曲線上の含水率値から乾燥行程を終了さす
べき時］を予測し、その予測した時刻になることで自動
的に乾燥行程を終了させるそうに穀粒乾燥機の燃料・動
力系を制御することで行なうようにしている。

しかし、これらの手段は、前者にあっては、乾燥行程を
終了させたときの穀粒の仕上水分が甚だ不正確で、また
、後者にあっても、予想時刻を検出する回帰曲線を算出
するための基礎データーとなる。乾燥行程中における一
定時間をおいた各乾燥経過時に検出される水分値にバラ
ツキがあることから、乾燥行程を終了させたときの穀粒
の仕上り水分値が仕上設定水分値となっているように、
正確な予測時刻を算出することが困難な問題がある。

本発明は、この問題を解消せしめ、乾燥行程の自動的な
終了が、正確な時刻で行なえるようにする新たな手段を
提起することを目的とする。

そして、本発明は、この目的のために、９粒乾燥の機内
に穀粒を張込み該穀粒を循環させながら熱風を送給する
乾燥行程を所定時間行なう穀粒の乾燥方法において、穀
粒乾燥機の制御系に、実験データーならびに過去の実績
に基づく乾燥経過時間Ｔに対する水分曲線Ｍ−ｆ（Ｔ）
の多種類のパターンを、初期水分、熱風温度、外気温度
、外気湿度等により分類して記憶させておき、乾燥行程
中に所定時間経過毎に自動水分計により検出する？を粒
の水分値をこれら水分曲線の各パターンと比較してそれ
らのなかから最も誤差の少ない水分曲線のパターンを選
択せしめ、その選択したパターンの水分曲線により乾燥
行程を終了さす時間を定めて、その時間に乾燥行程を終
了さす手段を提起するものである。

次に実施例を図面に基づき詳述する。

第１図及び第２図は本発明の実施に用いる穀粒乾燥１ｍ
Ａを示している。該乾燥機Ａは、機体１に装架；７たｆ
２槽１０内に張込んだ穀粒を、穀槽１０の底部の排出口
に装設しであるドラムシャッター１１及び機体１の底部
に設けた排出用のコンベア１２及び機体１の前面に立設
せる昇降機１３ならびに機体１の上部に横架せる張込み
用のコンベア１４の作動により、穀槽１０→ドラムシヤ
ツタ一１１→コンベア１２→昇１１ｍ１３→コアベア１
４→穀槽ｌＯの順に循環流動させ、その循環する穀粒に
対し、機体１の前面に設けたバーナー装置１５により生
成した熱風を、４１体１の後面側に配殺せる吸引式の送
ｍ機１６の作動により、第２図にて矢印の毎く供給して
乾燥させる通常の循環型の穀粒乾燥装置であり、機体ｌ
の前面には、前記穀粒を循環させる前記ドラムシャッタ
ー１１−コンベア１２・１４・昇降ａ１３らの送穀装置
及び送風ｆｉＬ６を作動さす動力系及び、バーナー装！
１１５の燃料供給ポンプを作動さす燃料系を制御する制
御系ａ（第３図）が組込まれた制御ボックス１７が装設
しである。

また、前記昇降機１３の揚穀塔１３ａの下部外面には、
揚穀塔１３ａ内のパケットコンベアが揚穀するときに跳
ね上げられる穀粒の一部をサンプリングして水分値を検
出する自動水分計２が装設しである。該自動水分計２は
、サンプリングした穀粒を一対のセンサロールで圧砕し
ながら電気抵抗値により含水率を検出する通常のもので
、前記制御系に組込まれるタイマーにより所定の時間を
おいて作動し、水分値の検出作動を行なう、そして検出
した水分値の信号は前記制御系ａに送られる。

〃制御系ａは第３図に示している如く、パターン記憶回
路３０を具備し、このパターン記憶回路３Ｏには、ｉ４
図のイ・口崇ハ・二の如く、実験または過去の実績から
得られた乾燥経過時間に対する水分曲線Ｍ−ｆ（Ｔ）の
各パターンが、多種類（約１００種類程度）初期水分・
熱風温度・外気温席番外気湿度等により分類して記憶さ
せであるまた。該制御系ａは、同第３図にあるように、
自動水分計２から測；ご時間毎に送られてくる水分値の
出力信号を記憶する水分記憶回路３１と、この記憶され
た測定時間毎の水分値のデーターから乾燥経過時間に対
する水分曲線Ｍ−ｆ（Ｔ）を作る水分曲線演算回路３２
と該回路３１で算出された水分曲線のパターンを、前記
パターン記憶回路３０に記憶させである多種類のパター
ンと比較して、その多種類のパターンのなかから最も誤
にの少ない近似のパターンを選択するパターン比較回路
３３と、該回路３３で選択したパターンの水分曲線に基
づいて決定される予測時刻により燃料・動力系の作動を
停止せしめる燃料φ動力制御回路３４及び、前記パター
ン比較回路３３で選択されたパターンの水分曲線に基づ
いて決定された予測時刻を表示する表示回路３５、及び
時間を管理する時間管理回路３６を具備する。

また、前述した穀粒乾燥ｆｉＡは、熱風温度検出センサ
Ｓｌ、外％温度検出センサ３２．外気湿度検出センサＳ
３を具備し、これらセンサにより検出さ九る信号は前記
パターン比較回路３３に送られる。

次に本発明法の作用について説明する。

・（発明による穀粒の乾燥方法においては、穀粒を張込
んだ穀粒乾燥機Ａの燃料・動力系を作動させて所定の乾
燥行程を行なっていくと、４〜５時間の経過したところ
で、自動水分計２が所定時間ごとに検出する水分値のデ
ーターにより演算される水分曲線のパターンが、パター
ン記憶回路３０に記憶されている多種類のパターンとの
比較が可能の状態となり、さらに、乾燥行程の１行によ
り記憶されているパターンの中から殆んど遁なるように
近似のパターンが選択され、そのバター／の水分曲線に
乗って乾燥が進行するようになる。

そして、同時に、その選択されたパターンの水分曲線に
基づいて仕上設定水分値となる乾燥行程の終了時間が算
出され、その算出された予測時間に燃料・動力系か停止
して乾燥行程を終了するようになる。

このように本発明法においては、乾燥行程の自動的な終
了を、同じ条件で行なわれた乾燥行程のノＦターンを探
し出して、そのパターンの水分曲線に俵ついて乾燥行程
の終了時刻を算出し、その算出した予測時刻に乾燥行程
を終了させるのであろう）も、終了させたときの穀粒の
水分を、仕上設定本分値に対し殆んど狂いのない値に仕
上げ得るようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明法の実施に用いる穀粒乾燥機の斜視図、
第２図は同上の縦断正面図、第３図は制御系のブロック
ダイヤグラム、第４図イ・口・ハ・二は記憶させる水分
曲線の各パターンの説明図である。 図面符号の説明 Ａ・・・穀粒乾燥機　　ａ・・・制御系　　１・・・機
体１０・・・穀槽　　　　　１１・・・ドラムシャッタ
ー１２Φ１４・・・コンベア　１３・・・昇降機１３ａ
・・・揚穀塔　　　　１５・・・バーナー装置１６・・
・送風機　　　　　１７・・・制御ボックス２・・・自
動水分計　　　３０・・・パターン記憶回路３１・・・
水分記憶回路　３２・・・水分曲線演算回路３３・・・
パターン比較回路 ３４・・・燃料・動力制御回路 ３５・・・表示回路　　　３６・・・時間管理回路Ｓ１
・・・熱風温度検出センサ Ｓ２・・・外気温度検出センサ Ｓ３・・・外気湿度検出センサ 第２図 第　１　日 灯　４ 乾″ｓＬ時閘　　　　Ｔ（的圀） （イ） 乞藻的間　　　　Ｔ（１１％間） （ハ） 牝擁的閏　　　　Ｔ鳴剛 （ロ） 乾療吟聞　　　　　Ｔ（吋帽 （ニ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 穀粒乾燥の機内に穀粒を張込み該穀粒を循環させながら
   熱風を送給する乾燥行程を所定時間行なう穀粒の乾燥方
   法において、穀粒乾燥機の制御系に、実験データーなら
   びに過去の実績に基づく乾燥経過時間Ｔに対する水分曲
   線Ｍ＝ｆ（Ｔ）の多種類のパターンを、初期水分、熱風
   温度、外気温度、外気湿度等により分類して記憶させて
   おき、乾燥行程中に所定時間経過毎に自動水分計により
   検出する穀粒の水分値をこれら水分曲線の各パターンと
   比較してそれらのなかから最も誤差の少ない水分曲線の
   パターンを選択せしめ、その選択したパターンの水分曲
   線により乾燥行程を終了さす時間を定めて、その時間に
   乾燥行程を終了さすことを特徴とする穀粒の乾燥方法。