JPS61124027A - マグネトロンの陰極構体 - Google Patents
マグネトロンの陰極構体Info
- Publication number
- JPS61124027A JPS61124027A JP24440984A JP24440984A JPS61124027A JP S61124027 A JPS61124027 A JP S61124027A JP 24440984 A JP24440984 A JP 24440984A JP 24440984 A JP24440984 A JP 24440984A JP S61124027 A JPS61124027 A JP S61124027A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end shield
- welding
- side support
- magnetron
- negative electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J23/00—Details of transit-time tubes of the types covered by group H01J25/00
- H01J23/02—Electrodes; Magnetic control means; Screens
- H01J23/04—Cathodes
- H01J23/05—Cathodes having a cylindrical emissive surface, e.g. cathodes for magnetrons
Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明はマグネトロ/の陰極構体に係わシ、特にフィラ
メントを支持する下エンドシールドとサイドサポートと
の接合構造に関するものである。
メントを支持する下エンドシールドとサイドサポートと
の接合構造に関するものである。
第1図は従来のマグネトロンの陰極構体の一例を示す断
面図である。同図において、1は熱電子を放射するらせ
ん状のフィラメント、2はこのフィラメント1の上端部
を保持する上エンドシールド、3はこのフィラメント1
の下端部を支持する下エンドシールド、3轟は下エンド
シールド3の中空孔、4は上エンドシールド2を支持し
かつフィラメント1に所定の電力を通電するリードを兼
ね備えたセンターサポート、5は下エンドシールド3を
支持しかつクイ2メン)IK所定の電力を通電するリー
ドを兼ね備えたサイドサポート、6は−上エンドシール
ド2および下エンドシールド3の上面に溶接固定され九
ゲッタである。
面図である。同図において、1は熱電子を放射するらせ
ん状のフィラメント、2はこのフィラメント1の上端部
を保持する上エンドシールド、3はこのフィラメント1
の下端部を支持する下エンドシールド、3轟は下エンド
シールド3の中空孔、4は上エンドシールド2を支持し
かつフィラメント1に所定の電力を通電するリードを兼
ね備えたセンターサポート、5は下エンドシールド3を
支持しかつクイ2メン)IK所定の電力を通電するリー
ドを兼ね備えたサイドサポート、6は−上エンドシール
ド2および下エンドシールド3の上面に溶接固定され九
ゲッタである。
このように構成されるマグネトロンの陰極構体は、前記
フィラメント1は通常のトリウム−タングステン線など
によシ形成され、またゲッタ6はジルコニウムまたはチ
タニウムなどの金属にょシ形成され、さらに上エンドシ
ールド2.下エンドシールド3.センターサポート4お
よびサイドサポート5はモリブデンまたはタングステン
などの高融点金属によ〕形成されている。そして、フィ
ラメント10両端部と上エンドシールド2.下エンドシ
ールド3との接合部および上エンドシールド2とセンタ
ーサポートとの接合部は、ルテニウムとモリブデンとの
合金ろう材Tによシ接着固定されてお)、下エンドシー
ルド3とサイドサポート5の接合部は突合わせ抵抗溶接
によυ接着固定されてそれぞれ電気的2機械的に結合さ
れている。
フィラメント1は通常のトリウム−タングステン線など
によシ形成され、またゲッタ6はジルコニウムまたはチ
タニウムなどの金属にょシ形成され、さらに上エンドシ
ールド2.下エンドシールド3.センターサポート4お
よびサイドサポート5はモリブデンまたはタングステン
などの高融点金属によ〕形成されている。そして、フィ
ラメント10両端部と上エンドシールド2.下エンドシ
ールド3との接合部および上エンドシールド2とセンタ
ーサポートとの接合部は、ルテニウムとモリブデンとの
合金ろう材Tによシ接着固定されてお)、下エンドシー
ルド3とサイドサポート5の接合部は突合わせ抵抗溶接
によυ接着固定されてそれぞれ電気的2機械的に結合さ
れている。
なお、このような陰極構体は例えば、特開昭57−43
342号公報などに詳記されている。
342号公報などに詳記されている。
しかしながら、このように構成される陰極構体は、下エ
ンドシールド3とサイドサポート5との接合に突合わせ
抵抗溶接による接着固定法を用いているので、第2図に
要部拡大断面図で示すように1mのパリ(スズラッシュ
)5亀、5bを発生させるとともに、多数の溶接クズ5
Cを周辺部に付着させてしまう。このため、溶接パlJ
5mについては溶接後に多大な加工工数をかけて切削ま
たは研磨加工して除去していた。また、他方の溶接バI
J5bは前述の加工方法では除去困難なため、管球に組
込んだ場合、残存した溶接バ1J5b、 溶接クズ5
cによシ耐電圧特性を低下させることがあった。また、
溶接時に下エンドシールド3とサイドサポート5に矢印
入方向に圧力を加え、大電流を通電する抵抗溶接方式を
用いるため、下エンドシールド3の外径寸法が溶接部分
において若干大きくなることもあり、その後の組立治具
への組合せが不可能となるなどの問題があった。さらに
近年ではマグネトロンが小形、軽量化の方向に向い、こ
れに対応して陰極、陽極構体も小形化しようとすると、
前述した溶接バ+J5a、5bおよび下エンドシールド
3の変形の問題が大きく影響を与えており、これらの問
題が発生しない電極構造およびその製造方法が要請され
ている。
ンドシールド3とサイドサポート5との接合に突合わせ
抵抗溶接による接着固定法を用いているので、第2図に
要部拡大断面図で示すように1mのパリ(スズラッシュ
)5亀、5bを発生させるとともに、多数の溶接クズ5
Cを周辺部に付着させてしまう。このため、溶接パlJ
5mについては溶接後に多大な加工工数をかけて切削ま
たは研磨加工して除去していた。また、他方の溶接バI
J5bは前述の加工方法では除去困難なため、管球に組
込んだ場合、残存した溶接バ1J5b、 溶接クズ5
cによシ耐電圧特性を低下させることがあった。また、
溶接時に下エンドシールド3とサイドサポート5に矢印
入方向に圧力を加え、大電流を通電する抵抗溶接方式を
用いるため、下エンドシールド3の外径寸法が溶接部分
において若干大きくなることもあり、その後の組立治具
への組合せが不可能となるなどの問題があった。さらに
近年ではマグネトロンが小形、軽量化の方向に向い、こ
れに対応して陰極、陽極構体も小形化しようとすると、
前述した溶接バ+J5a、5bおよび下エンドシールド
3の変形の問題が大きく影響を与えており、これらの問
題が発生しない電極構造およびその製造方法が要請され
ている。
したがって本発明は、前述した従来の問題に鑑みてなさ
れたものでアシ、その目的とするところハ、下エンドシ
ールドとサイドサポートとの接合部に発生する各種の問
題を解消し、品質、信頼性および生産性を向上させたマ
グネトロンの陰極構体を提供するととに6る。
れたものでアシ、その目的とするところハ、下エンドシ
ールドとサイドサポートとの接合部に発生する各種の問
題を解消し、品質、信頼性および生産性を向上させたマ
グネトロンの陰極構体を提供するととに6る。
このような目的を達成するために本発明は、下エンドシ
ールドとサイドサポートとの接合部にろう材を介在させ
るものである。
ールドとサイドサポートとの接合部にろう材を介在させ
るものである。
次に図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
第3図は本発明によるマグネトロンの陰極構体の一例を
示す要部断面図であシ、前述の図と同一部分は同一符号
を付しである。同図において、下エンドシールド3とサ
イドサポート5との接合部は、ルテニウム(Ru)とモ
リブデン(Mo)との共晶合金ろう材7′を介在させて
固着されている。この場合、この接合方法としては、第
4図に示すように下エンドシールド3の所定接合部位に
Ru −M 。
示す要部断面図であシ、前述の図と同一部分は同一符号
を付しである。同図において、下エンドシールド3とサ
イドサポート5との接合部は、ルテニウム(Ru)とモ
リブデン(Mo)との共晶合金ろう材7′を介在させて
固着されている。この場合、この接合方法としては、第
4図に示すように下エンドシールド3の所定接合部位に
Ru −M 。
共晶合金箔またはRu −M o共晶合金粉末等のろう
材T′を付着し、これにサイドサポート5を矢印B方向
に突当てて抵抗溶接を行なって固着させる。
材T′を付着し、これにサイドサポート5を矢印B方向
に突当てて抵抗溶接を行なって固着させる。
また他の接合方法としては第5図に示すようにサイドサ
ポート5の先端面くろう材7′を付着して前述と同様の
方法で固着させても良い。なお、ろう材7′は、Ru−
MO共晶合金の他1cRu単独もしくはRuとMOとの
粉末を混合したものあるいはRuをプラズマ溶射て固着
させたものでも良い。また、これらのろう材7′は融点
が約2000℃前後であるため、この抵抗溶接を行なっ
た後にフィラメント1と上、下エンドシールド2,3と
を固着させるろう材Tを、例えばRu −M o −N
lの三元合金ろう(融点的1600℃)など若干融点
の低いものを用いることが、下エンドシールド3とサイ
ドサポート5との接合固着部を保護する上に極めて重要
である。
ポート5の先端面くろう材7′を付着して前述と同様の
方法で固着させても良い。なお、ろう材7′は、Ru−
MO共晶合金の他1cRu単独もしくはRuとMOとの
粉末を混合したものあるいはRuをプラズマ溶射て固着
させたものでも良い。また、これらのろう材7′は融点
が約2000℃前後であるため、この抵抗溶接を行なっ
た後にフィラメント1と上、下エンドシールド2,3と
を固着させるろう材Tを、例えばRu −M o −N
lの三元合金ろう(融点的1600℃)など若干融点
の低いものを用いることが、下エンドシールド3とサイ
ドサポート5との接合固着部を保護する上に極めて重要
である。
このような構成によれば、下エンドシールド3とサイド
サポート5との接合部にろう材T′を介在させることに
より、従来の溶接温度(約2600℃以上)に比較して
充分に低い溶接温度(約2000℃以下)で接合固着で
きるので、溶接部に前述したような溶接バリ5a、5b
および溶接クズ5cの発生がなくなり、したがって溶接
後の切削または研磨等の後加工が不要となるとともに1
管球に組込んだ完成球径のスパークの発゛生を防止し、
耐電圧特性を向上させることができる。また、下エンド
シールド3とサイドサポート5との接合部にろう材7′
を介在させることによシ、溶接待対向方向(第2図の入
方向)に加える圧力が小さな圧力で十分となるので、下
エンドシールド3の変形がなくなシ、組立精度が向上で
き、小形の陰極構体の製作が可能となるとともに、溶接
電流が低減でき、エネルギーの消費量を削減することが
できる。
サポート5との接合部にろう材T′を介在させることに
より、従来の溶接温度(約2600℃以上)に比較して
充分に低い溶接温度(約2000℃以下)で接合固着で
きるので、溶接部に前述したような溶接バリ5a、5b
および溶接クズ5cの発生がなくなり、したがって溶接
後の切削または研磨等の後加工が不要となるとともに1
管球に組込んだ完成球径のスパークの発゛生を防止し、
耐電圧特性を向上させることができる。また、下エンド
シールド3とサイドサポート5との接合部にろう材7′
を介在させることによシ、溶接待対向方向(第2図の入
方向)に加える圧力が小さな圧力で十分となるので、下
エンドシールド3の変形がなくなシ、組立精度が向上で
き、小形の陰極構体の製作が可能となるとともに、溶接
電流が低減でき、エネルギーの消費量を削減することが
できる。
また溶接部の温度が低下するため、MO材の結晶成長が
少なくなり、強度劣化が極めて小さくなるので、接合部
の強度を向上させることができる。
少なくなり、強度劣化が極めて小さくなるので、接合部
の強度を向上させることができる。
以上説明したように本発明によれば、下エンドシールド
とサイドサポートとの接合部における溶接不良、下エン
ドシールドの変形等の発生を防止できるので、品質、信
頼性の高いマグネトロンの陰極構体を生産性良く得られ
るという極めて優れた効果を有する。
とサイドサポートとの接合部における溶接不良、下エン
ドシールドの変形等の発生を防止できるので、品質、信
頼性の高いマグネトロンの陰極構体を生産性良く得られ
るという極めて優れた効果を有する。
第1図、第2図社従来のマグネトロンの陰極構体の一例
を示す要部断面図、第3図は本発明によるマグネトロン
の陰極構体の一例を示す要部断面図、第4図、第5図は
本発明によるマグネトロンの陰極構体の製造方法を説明
するための図である。 1・seaフィラメント、2・・・・上エンドシールド
、3・・・・下エンドシールド、3all・・・中空孔
、4・s@eセンターサポート、5・−・φサイドサポ
ート、6・0・eゲッタ、7′e・・・ろう材。 第1図 第2図 第3図
を示す要部断面図、第3図は本発明によるマグネトロン
の陰極構体の一例を示す要部断面図、第4図、第5図は
本発明によるマグネトロンの陰極構体の製造方法を説明
するための図である。 1・seaフィラメント、2・・・・上エンドシールド
、3・・・・下エンドシールド、3all・・・中空孔
、4・s@eセンターサポート、5・−・φサイドサポ
ート、6・0・eゲッタ、7′e・・・ろう材。 第1図 第2図 第3図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、らせん状に巻設されたフィラメントの上下端をそれ
ぞれ支持する上、下エンドシールドと、前記下エンドシ
ールドを支持しかつ前記フィラメントに所定の電流を通
電するサイドサポートとを少なくとも具備してなるマグ
ネトロンの陰極構体において、前記下エンドシールとサ
イドサポートとの接合部にろう材を介在させて固着させ
たことを特徴とするマグネトロンの陰極構体。 2、前記ろう材に、他の固着部ろう材よりも融点の高い
ろう材を用いることを特徴とした特許請求の範囲第1項
記載のマグネトロンの陰極構体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24440984A JPS61124027A (ja) | 1984-11-21 | 1984-11-21 | マグネトロンの陰極構体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24440984A JPS61124027A (ja) | 1984-11-21 | 1984-11-21 | マグネトロンの陰極構体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61124027A true JPS61124027A (ja) | 1986-06-11 |
Family
ID=17118231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24440984A Pending JPS61124027A (ja) | 1984-11-21 | 1984-11-21 | マグネトロンの陰極構体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61124027A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011136282A1 (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-03 | 株式会社東芝 | マグネトロン用エンドハットおよびその製造方法並びにマグネトロン |
-
1984
- 1984-11-21 JP JP24440984A patent/JPS61124027A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011136282A1 (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-03 | 株式会社東芝 | マグネトロン用エンドハットおよびその製造方法並びにマグネトロン |
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