JPS6112397Y2 - - Google Patents

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JPS6112397Y2
JPS6112397Y2 JP4778280U JP4778280U JPS6112397Y2 JP S6112397 Y2 JPS6112397 Y2 JP S6112397Y2 JP 4778280 U JP4778280 U JP 4778280U JP 4778280 U JP4778280 U JP 4778280U JP S6112397 Y2 JPS6112397 Y2 JP S6112397Y2
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JP
Japan
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passage
valve body
tube
elastic
valve
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JP4778280U
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JPS56147300U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ビール等の流体を密閉容器から手
動操作で注出するピンチバルブの改良に関する。
本件出願人は、実願昭54−159780号と実願昭54
−159781号の出願に於てピンチバルブについて提
案したが、これらのピンチバルブではエアの流入
路となる第2の通路とこれに連らなるパイプ側
が、流体の流出路となる第1の通路とこれに連ら
なるチユーブ側より、密閉個所の摩擦抵抗等のた
めに遅く開くので、容器内に一時負圧が生じて流
出がスムースにいかない欠点が発見された。
そこで本考案は、この欠点を解消して気体の流
入側が流体の流出側より必ず先に開くようにした
ピンチバルブを提供することにあり、以下その実
施例を図面に基いて説明する。
第1〜3図は、第1の実施例を示すもので、ケ
ーシングAは筒体1と接続口2とよりなり、筒体
1は水平方向に配置され、両端は開口されてい
る。筒体1の上部には、上端を開放した円筒状の
接続口2が一体的にあり、この接続口2は密閉容
器、(図示せず)の下端に接続される。
筒体1と接続口2との仕切壁3には、大径の第
1の通路4(右方)と小径の第2の通路5(左
方)とを並列に貫通穿設する。そして第1の通路
4には、塩化ビニール等の軟質弾性材製のチユー
ブ6を垂設装着した、流体の流出路とし、第2の
通路5には硬質合成樹脂材製のパイプ7を起立支
持して、エアの流入路とする。第1の通路4側に
対応する筒体1内の右方の端部側には、栓体8を
摺動自在に嵌挿し、この栓体8の胴部には、第1
の通路4と対応するたての通し窓9,9と、これ
に直交する細長い横の通し窓10,10とを穿設
する。そしてたての通し窓9,9にはチユーブ6
を貫通し、更に筒体1の下部壁に第1の通路4に
対向して窓孔11を設け、ここを通してチユーブ
6を下方に突出させる。また横の通し窓10,1
0には、チユーブ6の横外側に位置した規制ピン
12を貫挿し、その規制ピン12はケーシングA
に渡架固定される。またチユーブ6の横内側に
は、可動ピン13を規制ピン12と対向して栓体
8に渡架固定する。また第1の通路4の上端に
は、チユーブ6を圧着係止する係止筒14を挿入
する。
つぎに第2の通路5に対応する筒体1内の左方
の端部側には、内方側(栓体8側)を開放したコ
ツプ状の弁体15を擢動自在に嵌挿し、その内端
側外周には内端方向に向うに従つて大径となるテ
ーパ面16を形成する。そしてこのテーパ面16
は、第2の通路5が位置する筒体1の内周に形成
したテーパ面17と気密に合致するように設定す
る。また弁体15の外端面には、筒体1の外径と
略等しい大径の補助押圧板151を装着する。こ
の補助押圧板151があれば、容器へこのバルブ
を取り付ける時等に、容器内の液がパイプ内に侵
入していて、これが上記の流出操作時に弁体15
側にもれるようなことがあつても、このもれた流
体は上記補助押圧板151の内方端面側を流下す
ることになるため、使用者の手を汚すことがな
い。
上記の栓体8と弁体15間及び栓体8とケーシ
ングAから突設した規制ピン12の間には、第1
の弾性体15aと第2の弾性体18bを介在さ
せ、両弾性体18a,18bの弾発力により、栓
体8と弁体15とを筒体1の両端方向に互いに離
間付勢する。そして栓体8に固定した可動ピン1
3が、ケーシングAに固定した規制ピン12に近
接して、チユーブ6を変形させて閉塞する。また
弁体15は、そのテーパ面16が筒体1のテーパ
面17に当接して、第2の通路5の下端開口部5
1を閉塞する。そして、栓体8と弁体15が、両
弾性体18a,18bによつて外方に押圧偏位さ
れているときは、栓体8と弁体15の各外端部は
筒体1の両端縁から僅かに外方に突出している。
つぎに使い方を説明する。まず密閉容器の下部
に接続口2を装着し、たとえば左手の親指を栓体
8に、人差指を弁体15の補助押圧板151にそ
れぞれ当てて、これらを内方に押圧すれば、第2
図に示すように、まず第1の弾性体18aが圧縮
されて、弁体15が内方(右方)へ移動し、その
テーパ面16も内方へ動くため、第2の通路5の
下端開口部51が開き、密閉容器の上部は大気と
通ずる。そして弁体15の移動は、補助押圧板1
51の内側面が筒体1に当つたところでとまる。
更に強く押して、栓体8を押す押圧力が2個の弾
性体18a,18bに打勝てば、栓体8も内方
(左方)へ移動して、第3図に示すように可動ピ
ン13が内方へ動き、規制ピン12との間が広が
るので、チユーブ6は弾性復帰して開く。これに
より容器内の流体は第1の通路4およびチユーブ
6を通つて外部に流出すると共に、流出した液体
の体積分に相当するエアが第2の通路5およびパ
イプ7を通つて容器内に吸引流入する。この状態
で所定量の流体を容器内から流出させた後、左手
による押圧力を解除すれば、栓体8と弁体15は
両弾性体18aと18bの弾発力により外方へ移
動させられる。そしてチユーブ6は可動ピン13
と規制ピン12とにより挾圧変形されて再び閉じ
る。また第2の通路5の下端開口部51は、テー
パ面16,17の当接により閉ざされて容器内か
らの流体の流出は停止する。
第4〜6図は第2実施例を示すもので、筒体1
の右端は蓋体21によつて閉じ、左端は開放し
て、ここに左端は閉じ右端を開放した断面コ字形
の弁体34を水平方向に摺動自在に嵌挿する。そ
して弁体34の右端側は、外周、内周ともに先端
に向つて大径となるテーパ面35,36を形成
し、外周のテーパ35を第2の通路5が位置する
筒体1の内周面に形成したテーパ面37に気密に
合致するように設定する。弁体34の右方で、第
1の通路4の下には、左右を閉じた栓体38を水
平方向に摺動自在に嵌挿し、該栓体38の上下の
壁部と筒体1の下部壁に第1の通路4と対応して
たての通し窓39と窓孔40とを穿設し、ここに
チユーブ6を垂設すること、及びチユーブ6を挾
んで規正ピン41と可動ピン42を設けること
は、先の実施例と同じである。そして蓋体21の
内側21aと栓体38の右端側38aの間に第2
の弾性体43を介在させ、この弾発力により栓体
38を左方に押圧する。そして可動ピン42を規
正ピン41に近接させ、チユーブ6を変形して閉
塞する。
また栓体38の左端面38bと弁体34との間
には、第1の弾性体44を介在させ、この弾発力
により弁体34を左方に押圧し、テーパ面35を
筒体1のテーパ面37に当接させて、第2の通路
5の下端開口部51を閉じる。なお、第2の弾性
体43は、第1の弾性体44より強く設定する。
つぎにこれの使い方を説明すると、弁体34を
第1の弾性体44の反力に抗して右方へ押すと、
第1の弾性体44が圧縮して、弁体34は右方へ
移動する。そして弁体34のテーパ面35が、第
8図に示すように筒体1のテーパ面37より離れ
るため、第2の通路5の下端開口部51が開き、
密閉容器の上部に大気が通ずると共に、弁体34
の先端34aが栓体38の左端面38bに接す
る。ここで更に弁体34を右へ押圧すれば、栓体
38を介して第2の弾性体43が圧縮するため、
第9図のように栓体38が右へ移動し、可動ピン
42が規制ピン41より離れるため、チユーブ6
は弾性復帰して開く。弁体34への押圧力を解消
すれば、弁体34と栓体38は両弾性体43,4
4の弾発力によつて左へ後退して、最初の状態に
もどるため、チユーブ6と第2の通路5の下端開
口部51はともに閉じる。
本考案のピンチバルブは以上説明したように構
成したので、流体を流す場合気体の流入路側が、
必ず流体の流出路側より先に開く。このため従来
のピンチバルブのように、流体が先に流出して容
器内に負圧が生じ、このため流出がスムースにい
かなくなるという欠点が完全に解消されたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の第1実施例を、第4〜6
図は第2実施例を示す縦断面である。 A……ケーシング、4……第1の通路、5……
第2の通路、6……チユーブ、7……パイプ、
8,38……栓体、15,34……弁体、18
a,44……第1の弾性体、18b,43……第
2の弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシングに少くとも2本の通路を形成し、一
    方の通路に流体の流出路となる軟質弾性材製のチ
    ユーブを取付けたピンチバルブに於て、ケーシン
    グにそのチユーブを開放・閉塞させる栓体と、他
    方の通路を開閉させる弁体を設け、栓体と弁体間
    に第1の弾性体を、栓体とケーシング間に第2の
    弾性体を介在させ、両弾性体の弾発力により栓体
    で上記チユーブを変形閉塞し、弁体で他方の通路
    を閉塞してなるピンチバルブ。
JP4778280U 1980-04-08 1980-04-08 Expired JPS6112397Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4778280U JPS6112397Y2 (ja) 1980-04-08 1980-04-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4778280U JPS6112397Y2 (ja) 1980-04-08 1980-04-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56147300U JPS56147300U (ja) 1981-11-06
JPS6112397Y2 true JPS6112397Y2 (ja) 1986-04-17

Family

ID=29642777

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JP4778280U Expired JPS6112397Y2 (ja) 1980-04-08 1980-04-08

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JPS56147300U (ja) 1981-11-06

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