JPS6112380B2 - - Google Patents

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JPS6112380B2
JPS6112380B2 JP10046178A JP10046178A JPS6112380B2 JP S6112380 B2 JPS6112380 B2 JP S6112380B2 JP 10046178 A JP10046178 A JP 10046178A JP 10046178 A JP10046178 A JP 10046178A JP S6112380 B2 JPS6112380 B2 JP S6112380B2
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JP
Japan
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gas
single crystal
reaction
substrate
vapor
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JP10046178A
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JPS5527613A (en
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Yoshihiro Arimoto
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は半導体基板の製造に関するものであ
り、さらに詳しく述べるならば、Si単結晶基板ウ
エハにサフアイヤ(A2O3)又はスピネル
(MgO・A2O3)を気相エピタキシヤル成長させ
る方法に関するものである。
本発明の応用分野のひとつは、改良SOS
(Silicon on Sapphire)ウエハの製造である。な
お、ここでいう改良SOSとは、一般にSOSウエハ
で使用されるサフアイヤ又はサフアイヤに替るス
ピネルの単結晶基板を、Si単結晶基板上に気相エ
ピタキシヤル成長させたサフアイヤ又はスピネル
の単結晶として、この単結晶上にシリコンSi単結
晶を形成したものである。このような改良SOSウ
エハのサフアイヤ又はスピネルの単結晶を形成す
るのに本発明の方法が適しているわけである。
前述したようなサフアイヤ(A2O3)の単結
晶を気相成長させるることに関して、本出願人は
特開昭52−72399(特願昭50−147926)「A2O3
単結晶の気相成長法及び装置」を出願し。また、
スピネル(Mg・A2O3)の単結晶に関しても、
特願昭52−67252「マグネスピネルの気相成長法
及び装置」を出願した。
特開昭52−72399の方法は、液体又は固体のA
にHCガスを接触させることにより生成する
ガス相を基板の領域に搬送し、950ないし1350℃
に加熱された前記基板に前記ガス相とCO2とを混
合して接触させる段階を含む、該基板上にA
2O3の単結晶を成長させることを特徴とするA
2O3単結晶の気相成長方法であり、そして、特願
昭52−67252の方法はスピネルを気相成長させる
ために、第1流路を流れるHCガスと液体又は
固体のAとを接触させ、第1流路を流れるHC
ガスと混合されないように第2流路を流れる
HCガスと固体のMgとを接触させ、このように
HCガスと金属とを接触させることにより生じ
るガスとCO2ガスとを混合させ、この混合ガスと
単結晶基板とを接触させる段階を含んでなるスピ
ネルの気相成長法である。そして、それぞれの成
長法を実施するための装置を提案した。
さらに、本出願人は前述の出願に係る発明に関
連し発明を特願昭52−1556791,52−156792,52
−135629及び53−46704で出願した。
MgO・A2O3単結晶のための成長法及び装置
は、A2O3単結晶のための成長法及び装置にMg
を処置する工程及びそのための器具が追加された
ものであるので、以下、MgO・A2O3単結晶の
場合を主として説鳴する。
前述の出願に到る研究開発によつて第1図の概
略図に示したようなMgO・A2O3単結晶を気相
成長させる装置となつた。この装置が先に出願し
た装置(特願昭52−67252)と異なる点は、CO2
ガス導入管の位置が変つてこの導入管の開口地点
が反応管の端面にあることである。第1図を参照
しながらこの装置を説明する。反応管1の一端に
CO2ガス及びキヤリアガス導入管2が開口し、反
対端に排気口3がある。この反応管1内に生成ガ
ス生成器具4が配置されており、この器具4は第
1中空容器5及び第2中空容器6、それぞれの中
空容器内に配置されたA7を有する第1保持器
8及びMg9を有する第2保持器10と、各中空
容器内にHCガスを導入する管11及び12と
からなる。第1保持器8内のA7を加熱するた
めの加熱器13及び第2保持器10内のMg9を
加熱するための加熱器14が反応管1の周囲に設
けられている。そして、反応ガス生成器具4から
距離Lの位置にMgO・A2O3単結晶を形成させ
る基板15が配置されている。この基板15はペ
デスタル16上に置かれ、かつ、この基板15を
所定温度に加熱する高周波加熱器17が反応管1
の周囲に設けられている。なお、ペデスタル16
が高周波加熱器17によつて誘導加熱され、そし
て、このペデスタル16上の基板15が加熱され
る。
上述した装置を下記のように使用して基板上に
MgO・A2O3単結晶が形成される。
反応器1内に基板15と、保持器8及び10を
有する生成ガス生成器4とを所定位置に配置し
て、それぞれが設定温度になるまで高周波加熱器
17、加熱器13及び14によつて加熱する。こ
の加熱の間は、He,Ar,N2又はH2ガスを反応管
1の端面に開口した管2から流す。基板15を
950ないし1350℃、好ましくは1000ないし1270℃
の温度にし、第1保持器8内のA7を500ない
し700℃、好ましくは500ないし600℃の温度に
し、そして、第2保持器10内のMg9を500なあ
いし640℃(HCガスと反応させずにMg蒸気を
利用する場合は600ないし900℃)の温度にする。
これらの温度が達成されたときに、HCガスを
所定流量で管11及び12から流しA7及び
Mg9のそれぞれと接触させて第1生成ガス及び
第2生成ガスを作る。なお、Mg9の中空容器5
内にHCガスを流さずに、Mg蒸気を利用する場
合には、He,Ar,H2又はN2ガスのキヤリアガス
を所定流量で流す。これらの所定流量は、生成す
るスピネルnMgO・A2O3のn値を所定値にす
るように設定される。また、同時もしくは少し遅
れてCO2ガスを管2から前述のHCガス合計流
量の2ないし3倍の流量で反応管1内へ流す。基
板15上に所定厚さのMgO・A2O3単結晶が生
成されたときに、加熱器13及び14を停止させ
かつHCガス及びCO2ガスの給送を止めて代り
にHe,Ar,H2又はN2ガスを流す。この後、He,
Ar,H2又はN2ガスの給送を約5ないし15分続け
てHCガス及び生成ガスを完全に除き、SiH4
はSiCガスを管2から反応管1内へ流して生
成したMgO・A2O3単結晶上にSi単結晶を生成
させることができる。このとき基板15の温度を
1000ないし1100℃にしておく。さらに、前述した
HCガス及びCO2ガスの給送の際にガス流速及
び反応ガスのモル比を考慮してこれらガス中に
He,Ar,H2又はN2ガスを加えることも好まし
い。
前述したようにしてスピネル(MgO・A
2O3)単結晶を得るわけであるが、基板15と生
成ガス生成器具4との距離L(第1図参照)が小
さすぎる場合に、AとHCガスとによる第1
生成ガスと、MgとHCガスとによる第2生成ガ
ス(又はMg蒸気含有ガス)と、CO2ガスとの混
合が十分に行なわれずに、生成するMgO・A
2O3単結晶が均一な膜厚にならなくなつたり、生
成するMgOA2O3の特性か不均一になる欠点が
ある。また、距離Lが大きすぎる場合に、基板1
5と生成ガス生成器具4との間における温度降下
により、MgC,ACが反応管1の壁
面に凝結し、このためにペデスタル領域において
反応ガスのモル比が不安定になつたり、連続して
多数個の基板15上に成長することができなくな
る欠点が生じる。さらに、最適の距離Lを求める
ことは、ペデスタル16からの輻射熱、および、
Mg,A加熱炉13,14の温度を考慮しなけ
ればならず、加えて、気相成長ガスとしてのガス
流速によつても距離Lは変化するので容易ではな
い。
別な問題点として、第1保持器8内のA7が
Mgの蒸気によつて汚染される問題がある。この
現象は第1、第2の保持器のHCガス流速がと
もに小さい場合、又は第1、第2保持器のHC
ガス流速が異なる場合に、Mgの蒸気が拡散およ
び、ガス流のみだれから、第1保持器に侵入する
ことによつて生じ、この汚染のためにAと接触
して第1反応ガスを生成すべきHCガスの一部
が汚染Mgと反応してしまうために第1生成ガス
の濃度(具体的にはACの量)が変化して
しまう。
なお、この問題点に関しては特願昭52−156792
にて指摘して解決したが、本発明では別な方法に
よつてかつ先に指摘した欠点の解消と関連して解
決する。
上述した欠点及び問題点のために、前述の装置
でMgO・A2O3単結晶生成を反復実施すると生
成するMgO・A2O3の品質が一定とならない。
2O3単結晶の場合も同様である。
したがつて、本発明の目的は上述した欠点及び
問題点を解消して品質が一定して良好なMgO・
2O3単結晶又はA2O3単結晶を得る気相エ
ピタキシヤル成長方法を提供することである。
前述の目的が次のような気相エピタキシヤル成
長法によつて達成される。すなわち、この方法と
は、反応管内に金属ソースを配置し、該金属ソー
スとの反応で生成ガスを生成する第1反応ガス
と、第1反応ガスとは独立に第2反応ガスを反応
管に流入して、前記生成ガスと前記第2反応ガス
とを混合し、金属ソースの金属化合物(サフアイ
ヤ又はスピネル)を単結晶基板上に析出せしめる
気相成長方法において前記第2反応ガスが接して
流れる側壁に小孔群を設けた、該金属ソースを囲
む独立の容器に前記の生成ガスを流入し、該小孔
群より噴出させることを特徴とする気相エピタキ
シヤル成長方法である。
このような本発明に係る成長法を実施する装置
の例を第2図及び第3図の概略断面図に示した。
これら図面は生成ガス生成器具4の部分のみ示す
もので装置の残りの部分は第1図に示した従来例
と同じである。第2図がA2O3単結晶を気相成
長させる場合に使用される生成ガス生成器具4を
示し、第3図がMgO・A2O3単結晶の場合の生
成ガス生成器具4を示す。
従来の生成ガス生成器具と本発明に係る成長法
を実施するための生成ガス生成器具との違いは、
図面からも、理解できるように、従来は中空容器
が基板向かつて開口していたが、本発明では中空
容器の基板に面するところはすり合せキツプ等の
壁体20となつており(従来の開口を閉じ)、生
成したガスが噴出する小孔群21を中空容器の反
応管に面する壁体に設けたことである。したがつ
て、本発明に関係した生成ガス生成器具4では、
管11から導入されたHCガスが保持器8内の
A7と接触して第1生成ガスとなり、このガス
が第1中空容器5壁体内の小孔群21から反応管
1壁体に向かつて噴出する。第1生成ガスは小孔
群21から出る際に小孔群21に来るまでの流れ
に対して直角に方向転換し、小孔群21から出た
ところで反応管の壁面と平行に流れているCO2
スとほぼ垂直に混合し乱流を生じる。第2中空容
器6からの第2生成ガス又はMg蒸気含有ガスに
ついても同様にCO2ガスとほぼ垂直に混合し乱流
となる。これらのことによつて、第1生成ガス
と、CO2ガスと、要すれば第2生成ガス又はMg
蒸気含有ガスとの混合が促進されて、十分に混合
された気相成長ガスを基板15上へもたらすこと
ができる。故に、従来に比べて距離Lをかなり短
かくしても基板15上に品質が安定したA2O3
又はMgO・A2O3単結晶を気相成長させること
ができる。
生成ガス生成器具4の概観形状を箱状あるいは
円柱状にすることが好ましい。
また、小孔群21の孔大きさ及び個数は任意に
設定して良いが、小孔群21から噴出する第1生
成ガスの流速がMgの汚染(Mg蒸気の第1中空容
器内への侵入)を防ぐのに十分なものであるよう
にしなければならない。前述した問題点がこのよ
うにして混合の促進と関連して解決できる。
さらに、基板と生成ガス生成器具との中間に、
生成した第1生成ガス及び要すれば第2生成ガス
又はMg蒸気含有ガスをCO2ガスと良く混合させ
る器具を設けることが好ましい。また、基板上に
成長の均一性を高めてA2O3又はMgO・A
2O3単結晶を気相成長させるために、混合した気
相成長ガスを基板に対してほぼ垂直に接触するよ
うに流すことが好ましい。
これらのために、気相エピタキシヤル成長装置
において、要素イ及びロ:イ基板と反応ガス生成
器具との間で反応管内に突出したじやま板、及び
ロ混合された気相成長ガスが基板に対して実質的
にほぼ直角に接触するように気相成長ガス流路を
形成する一対の対向した偏向板、を備えることが
好ましい。これらじやま板及び偏向板の好ましい
実施態様を第4図及び第5図に示す。矢印Aの方
向から流れてくる第1生成ガス及び要すれば第2
生成ガス又はMg蒸気含有ガスとCO2ガスとが十
分に混合されていない場合に、じやま板22によ
つてこれらガスの流路を絞つて十分に混合させ
る。このようにして十分に混合された気相成長ガ
スを、反応管1の上下から反応管壁体と実質的に
直角でかつ相互に平行な一対の偏向板23によつ
て基板15に直角方向で当るように誘導する。し
たがつて、基板15上にA2O3又はMgO・A
2O3単結晶が均一に気相成長する。そして、矢印
Bの方向に気相成長ガスを排出する。
偏向板23を第5図のように一体ものとして作
ることができ、基板15の面積よりも大きな孔2
4を設けることで基板15に対して直角な気相成
長ガスの流れを創出することは好ましい。これら
じやま板22及び偏向板23の材質は石英である
ことが望ましい。
さらに、上述したじやま板22及び偏向板23
によつて全体流速がそれ程大きくない場合に拡散
およびガス流のみだれによつて生じる気相成長ガ
スの基板15領域までの逆流が防止できる。じや
ま板22及び偏向板23の表面にA2O3又は
MgO・A2O3の多結晶が析出することはない。
なぜならば、じやま板22及び偏向板23の温度
は、ペデスタル16および基板15の温度より低
いからである。また、じやま板22および偏向板
23の表面にACまたはMgCが凝結
することもない。なぜならば、じやま板22およ
び偏向板23はペデスタル16からの輻射熱をう
けているからである。
以上述べたような本発明の気相エピタキシヤル
成長法によつて、A2O3又はMgO・A2O3
結晶を均一な膜厚でかつその特性も均一なものと
して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の気相エピタキシヤル成長装置の
概略図であり、第2図及び第3図は本発明に係る
気相エピタキシヤル成長法を実施する装置の反応
ガス生成器の断面図であつて、第2図はA2O3
単結晶の場合であり、第3図はMgO・A2O3
結晶の場合であり、及び第4図及び第5図は気相
成長ガスを基板に対して直角に当てるようにする
器具を配置した気相エピタキシヤル成長装置の部
分断面図である。 1…反応管、2…管、4…生成ガス生成器具、
5…第1中空容器、6…第2中空容器、7…A
、9…Mg、15…基板、21…小孔群。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 反応管内に金属ソースを配置し、該金属ソー
    スとの反応で生成ガスを生成する第1反応ガス
    と、該第1反応ガスとは独立に第2反応ガスを反
    応管に流入して、前記生成ガスと前記第2反応ガ
    スとを混合し、金属ソース金属化合物のサフアイ
    ヤ又はスピネルを単結晶基板上に析出せしめる気
    相成長方法において、前記第2反応ガスが接して
    流れる側壁に小孔群を設けた、該金属ソースを囲
    む独立の容器に前記第1反応ガスを流入し、該小
    孔群より前記生成ガス噴出させることを特徴とす
    る気相エピタキシヤル成長方法。
JP10046178A 1978-08-19 1978-08-19 Gaseous-phase epitaxial growing method Granted JPS5527613A (en)

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