JPS61120893A - コ−クス乾式消火設備用バケツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、特定のライニングを施した乾式消火設備の運
搬用パケットに関するものでらる。

（従来技術） 従来、コークス炉で製造した赤熱コークスは、湿式消火
方式でおこ彦われてきた。省エネルギーの面から、従来
の湿式消火方式から、乾式消火方式に郡内してきた。乾
式法によると、赤熱コークスの冷却は不活性ガスによっ
ておこなわれ、赤熱コークスの顕熱を回収し、発電用デ
ィジー等に利用される。

このコークス乾式消火設備に用いられるパケットは、コ
ークス炉の炭化室から押出された赤熱コークスを消火炉
へ搬入するだめの運搬容器であり、一般的にコークスパ
ケットと称されている。

従来のコークス・９ケツトは例えば実開昭５８−５６０
４３号公報に記載の如く鋼板製の外殻内面に耐熱鋳鋼の
ライナーを溶接によって内張シされていた。

ライナーは常温の状態から１０５０℃前後の赤熱コーク
スを受入れ運搬の間に急激な温度上昇、赤熱コークスに
よる摩耗を受け、払＝シ後には急激な温度降下と摩耗を
、受ける。

このような熱サイクルによってライナー内に熱応力が発
生し、変形、割れ、さらに摩耗によってほぼ半年間で取
シ替えざるを得々かった。熱応力の面からはライナー厚
みは薄い程有利であるが、鋳鋼ライナー自身の耐摩耗性
がそれ程大きくないためある程度の厚みを確保しなけれ
ばならず、おのずから・ぐケラト自重が重くならざるを
得ない。

そのため、炭化室１室よシ排出される赤熱コークスは約
２０トンでそれを一度で運搬するためのコークスパケッ
トを含めた総重量は約３６トンにも及ぶ。それゆえ、コ
ークス／Ｓケラトを運搬する台　□車、および消火炉の
頂上まで揚げるクレーンの大型化と強力な動力源を必要
とし、コークス・々ケラト運搬設備も高価となる欠点を
有していた。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、このような耐熱性鋳鋼の欠点を有利に解消し
たものであり、耐熱性、耐熱衝撃性、耐摩耗性に優れた
耐火材をライニングしたコークス乾式消火設備用コーク
スパケットを提供するものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明の一要旨とするところは、ＳｉＣ７０〜８０重量
係、ＳＩ３Ｎ４及びＳｉ２ＯＮ２１８〜２５重量係の組
成からなる焼成された耐火物をライニングしてなるコー
クス乾式消火設備用・９ケツトである。

次に本発明の耐火材について詳細に説明する。

前述した如くコークスパケットの内張りライナーレよ、 仏）急激々温度上昇、下降サイクルを受け、大きな熱衝
撃を受ける。

（ｂ）　　赤熱コークスの受は払い時に摩耗を受ける。

（ｃ）赤熱コークス滞留によって高温となる。

それゆえ、ライナーの材料選定にあたっては上記３条件
を満足する特性を有しなければならない。

耐火材の場合、一般に上記条件の（ｂ）　、　（ｃ）は
耐熱鋳鋼よシ優れている。ライナーとして耐火材を使用
する場合のもつとも苛酷な条件は耐熱衝撃性の特性であ
る。ＭｇＯ、Ａｔ２０５．８１０２　、　ＺｒＯ２を主
成分とする酸化物は、熱伝導率が鋳鋼に比べてはるかに
低く耐熱衝撃性に劣る〇 非酸化物であるｓｔｃ　、　ｃを主成分とする耐火材は
熱伝導率が比較的高く耐熱衝撃性に優れている。

但し、炭素を主成分とする耐火材は高温かつ、酸化雰囲
気中にさらされると主成分である炭素が容易に酸化し表
面から？ロデロとなり、赤熱コークスによって容易に摩
耗損傷する。

（作用） 一方、本発明において耐火物として用いるＳｉＣを主成
分とする耐火材はｓｉｃ自身の高耐摩耗性と１０００℃
程度の温度では酸化しないことから酸化による性能低下
は発生せず、耐熱衝撃性、耐熱性、耐摩耗性に優れてい
る。万が一高温にさらされても大気と接触する表面がＳ
　ｉ　Ｏ２のがラス皮膜を形成するため耐火材自身の性
能低下にはつながらない。

一般にＳｉＣ質耐火材は結合形態よりけい酸塩結合、β
−８ｉＣ結合、Ｓｉ３Ｎ４結合、サイアロン結合に大別
される。

而して、ｓｉｃ質耐火材は現状の製造技術よシサイアロ
ン結合ＳｉＣ耐火材は高温高圧下でＭ造する必要があシ
、製造コストが高価となシ、殆ど工業的に使用するに至
っていない。

本発明において用いる耐火材は８１０粒と金属Ｓｉを混
合し、屋累雰囲気中で高温焼成し、ＳｉＣ粒間をＳｉ３
Ｎ４によって結合させた窒化珪素結合ＳｉＣを主材とす
る耐火材である。この場合、結合相として少量の酸窒化
珪素（Ｓ１２ＯＮ２）も生成するが、耐火材そのものの
特性を低下させるものでない。

コークスパケット用として優れている上記不発明におい
て用いる耐火物の組成割合と、その品質特性について多
数実施した中代表例を次表に示す。

表　コークス・ぐケラト用耐火材の成分と特性※摩耗比
、重量比は鋳鋼（ＦＣＤ　４０　）を１００として比較
。

耐火材の成分例と品質特性を多数例について検討し、そ
の代表例を上記表で示したが、その結果本発明において
用いるＳＩ３Ｎ４結合ＳｉＣ耐火材を主成分とする耐火
物の範囲はＳｉＣ：　７０〜８０重量係、ＳＩ３Ｎ４及
びＳｉ２ＯＮ２：１８〜２５重量係のものである。即ち
この様な成分の耐火物はコークスパケット用ライニング
として要求される耐熱衝撃性、耐摩耗性、耐熱性にすぐ
れておシこれをライニングしたコークス乾式消火設備用
パケットは従来のパケットに比し顕著な実用上の効果を
示すものである。

（実施例及び発明の効果） 以下実施例について説明する。

実施例−１ 耐火材料として縦５００′ＡＸ横５００￥、×厚さ２５
％の形状の前記表の例−１の耐火材を第１図に示すコー
クスパケット内に内張シした。

第１図はコークスパケットの全体斜視図であり、鋼板の
外殻１の内側に前述の耐火材２を全周にライニングした
。該図中３は吊り上げ取手、４は上部よシ装入されたコ
ークスを排出するための開閉機構を有した底板である。

耐火材２の取付方法は第２図に示すように内壁と外壁の
温度こう配を軽減するためのクッション材としてアスベ
スト５を介在させ、また耐火材２と耐火材２の間には、
膨張代を吸収させるためモルタル６を充填して外殻１に
耐火材２を耐熱ボルト７によって取付固定した。

このようにしてライニングした・９ケツトを実使用した
ところ、従来の鋳鋼（ＦＣＤ　４０　）をライニングし
たパケットに比べ重量比は約１／６１＠！減され寿命も
約２．５年に延命し高耐用性を示した。

実施例−２ 耐火材料として縦５００ＸＸ横５００￥ｎ×厚さ２５％
の形状の前記表の例−２の耐火材を第１図に示すコーク
スパケット内に実施例−１同様に内張すした。この耐火
物をライニングした本発明のパケットの寿命は実施例−
１と同様高耐用性を示した。

以上のように本発明によれば、従来の・ぐケラトに比べ
軽量であるため建設費の削減、動力量の軽減、寿命延長
によるコスト低下等に優れた効果を発揮するものであり
、実用上極めて有益である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例・ぐケラトの全体斜視図、第２図
は同実施例における耐火物取付の状態を示す側断面図で
ある。 １：外殻　　　　　　　２：耐火物 ３：吊上げ取手　　　　４：底板 ５：アスベスト　　　　６：モルタル ７：耐熱ボルト

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ＳｉＣ７０〜８０重量％、Ｓｉ＿３Ｎ＿４及びＳｉ＿２
   ＯＮ＿２１８〜２５重量％の組成からなる焼成された耐
   火物をライニングしてなるコークス乾式消火設備用バケ
   ット。