JPS61119213A - 醸造用原料米の処理装置 - Google Patents
醸造用原料米の処理装置Info
- Publication number
- JPS61119213A JPS61119213A JP24042284A JP24042284A JPS61119213A JP S61119213 A JPS61119213 A JP S61119213A JP 24042284 A JP24042284 A JP 24042284A JP 24042284 A JP24042284 A JP 24042284A JP S61119213 A JPS61119213 A JP S61119213A
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- JP
- Japan
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- rice
- brewing
- raw
- steaming
- raw material
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は醸造用原料米を適宜浸漬加熱することにより
、米粒中に含まれる脂肪分を米粒外周部の糖層部に集積
させて搗精率の低減を計ると同時に、脂肪分解酵素の熱
失活を計り、貯蔵中における脂肪酸度の増加を防止する
処理装置に関するものである。
、米粒中に含まれる脂肪分を米粒外周部の糖層部に集積
させて搗精率の低減を計ると同時に、脂肪分解酵素の熱
失活を計り、貯蔵中における脂肪酸度の増加を防止する
処理装置に関するものである。
従来、清酒醸造用の原料米に含有される有害物質すなわ
ち脂肪酸は、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、リノール酸等の成分を有し、製麹工程
において麹菌の繁殖を阻害し、醗酵過程においては酵母
活性を衰退させ、酒造りに悪影響を及ぼしていたが、こ
れ等の物質の除去手段として。
ち脂肪酸は、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、リノール酸等の成分を有し、製麹工程
において麹菌の繁殖を阻害し、醗酵過程においては酵母
活性を衰退させ、酒造りに悪影響を及ぼしていたが、こ
れ等の物質の除去手段として。
一般酒の場合で精白度７０〜７５％、吟醸酒に至っては
５５〜６０％精白と高精白度の搗精を行なっているのが
現状モある。また、原料米の貯蔵中の現象として、脂肪
分解酵素（Ｌｉｐａｓｅ。
５５〜６０％精白と高精白度の搗精を行なっているのが
現状モある。また、原料米の貯蔵中の現象として、脂肪
分解酵素（Ｌｉｐａｓｅ。
Ｐｈｏｓｐｈａｌｉｐａｓｅ等）の働きにより、脂肪酸
度は漸次増加の現象を呈し、高精白度の搗精を行なわざ
るを得なかった。
度は漸次増加の現象を呈し、高精白度の搗精を行なわざ
るを得なかった。
この発明は上記のような欠陥を排除し、原料米の搗精率
低減により、資源の節約と、貯蔵中における原料米の劣
化を可及的に防止する装置に係るものであって、酒造り
に有害とされる脂肪酸を容易に除去できるようにしたも
のである。
低減により、資源の節約と、貯蔵中における原料米の劣
化を可及的に防止する装置に係るものであって、酒造り
に有害とされる脂肪酸を容易に除去できるようにしたも
のである。
この発明は、米粒中に熱伝達を容易にするように適宜な
吸水処理を行ない、蒸煮工程においては、脂肪分解酵素
の熱失活に至るまでの温度と時間の制御をなし２次工程
に至るまでに米粒中の脂質を糠層に集積させ、その一部
を蒸気と共に装置外に持ち去り、残部を米粒外皮部に集
積させ、これによって低精白度の搗精によって米粒中の
脂質を除去し、従来の高精白度原料米の酒質と同等の原
料米が得１ 、、ゎうよ、１゜、えゎ。１あう、
。、□１酵素は熱失活しているため、搗精までの貯蔵期
間或いは搗精后においても、脂肪酸は増加することはな
く品質は安定し、酒造最適米として貯蔵できる。
吸水処理を行ない、蒸煮工程においては、脂肪分解酵素
の熱失活に至るまでの温度と時間の制御をなし２次工程
に至るまでに米粒中の脂質を糠層に集積させ、その一部
を蒸気と共に装置外に持ち去り、残部を米粒外皮部に集
積させ、これによって低精白度の搗精によって米粒中の
脂質を除去し、従来の高精白度原料米の酒質と同等の原
料米が得１ 、、ゎうよ、１゜、えゎ。１あう、
。、□１酵素は熱失活しているため、搗精までの貯蔵期
間或いは搗精后においても、脂肪酸は増加することはな
く品質は安定し、酒造最適米として貯蔵できる。
通常、玄米には玄米１００ｇ中、脂肪分２０ｍｇ位が存
在するが、上記処理をした搗精糖を無処理のそれとを比
較すると、無処理糖の含油率は１４〜１８％であり、上
記処理をした糖の含油率は２２〜２８％であることから
、この発明処理によって、米粒中の脂肪分は外皮部に集
積していることが明らかである。
在するが、上記処理をした搗精糖を無処理のそれとを比
較すると、無処理糖の含油率は１４〜１８％であり、上
記処理をした糖の含油率は２２〜２８％であることから
、この発明処理によって、米粒中の脂肪分は外皮部に集
積していることが明らかである。
また一方、上記処理をした方の糖は、脂肪分解酵素が蒸
煮処理によって不活性化されているため、脂肪酸度の増
加はなく、１５日〜２０日間貯蔵されても脂肪酸は生成
されないが。
煮処理によって不活性化されているため、脂肪酸度の増
加はなく、１５日〜２０日間貯蔵されても脂肪酸は生成
されないが。
未処理糖の酸度は、搗精后１２時間以内では。
１時間につき１％づ＼増加して行く、これは脂肪分解酵
素を蒸煮処理によって不活性化した結果を証明するもの
である。
素を蒸煮処理によって不活性化した結果を証明するもの
である。
上記に示すようにこの発明の処理により”
Ａ米粒中の脂肪分を米粒外周の糠層に集積させ米粒
表皮を剥ぎ取るだけで脂質除去の目的が達成され、搗精
率の低減が計れるもので゛ある。
Ａ米粒中の脂肪分を米粒外周の糠層に集積させ米粒
表皮を剥ぎ取るだけで脂質除去の目的が達成され、搗精
率の低減が計れるもので゛ある。
この発明の処理による効果を示すと次の通りである。す
なわち処理した原料の精白度８０％の原料米と、未処理
の原料の精白度７３％の原料米で仕込んだ酒を比較する
と、処理した８０％の原料米で仕込んだ酒の方が酒質と
して良好であった。このことば酒質の低下を来たさず、
精白率において７％の差があり、直ちに原料の利用率向
上につながると共に、資源の節約に有益、有用なもので
ある。
なわち処理した原料の精白度８０％の原料米と、未処理
の原料の精白度７３％の原料米で仕込んだ酒を比較する
と、処理した８０％の原料米で仕込んだ酒の方が酒質と
して良好であった。このことば酒質の低下を来たさず、
精白率において７％の差があり、直ちに原料の利用率向
上につながると共に、資源の節約に有益、有用なもので
ある。
次にこの発明を添付図面にしたがって説明する。
図において、１は浸漬タンクで、２は原料米の排出調整
用のダンパ、３，４は搬送機である。搬送機３，４で搬
送された籾又は玄米（以下資料という）は、連続蒸煮装
置５の供給ホッパ５′に送られ１通気性を有する無端ベ
ルト上に堆積されて蒸煮されながら進み、α化処理の検
知器１６を経て出口６から排出される。
用のダンパ、３，４は搬送機である。搬送機３，４で搬
送された籾又は玄米（以下資料という）は、連続蒸煮装
置５の供給ホッパ５′に送られ１通気性を有する無端ベ
ルト上に堆積されて蒸煮されながら進み、α化処理の検
知器１６を経て出口６から排出される。
排出された資料は、搬送機７で乾燥機８の供給ホッパ９
に送られる。
に送られる。
乾燥機８内に投入された資料は、通気性を有するエンド
レスベルト１０．１０’、１０”上に順次堆積され、半
密閉室１１．Ｈ’、１１”によって乾燥空気調整装置１
３で調整された空気を堆積層に通気させ、連続的に乾燥
させる。
レスベルト１０．１０’、１０”上に順次堆積され、半
密閉室１１．Ｈ’、１１”によって乾燥空気調整装置１
３で調整された空気を堆積層に通気させ、連続的に乾燥
させる。
なお１５は乾燥空気調整装置１３の乾燥用熱源の供給系
統である。
統である。
資料はかようにしてエンドレスベルト１０゜１０’、１
０” （段数は任意である）を経て、はぼ元穀すなわち
原料米の水分にまで乾燥され、出口１２から排出される
。
０” （段数は任意である）を経て、はぼ元穀すなわち
原料米の水分にまで乾燥され、出口１２から排出される
。
このような構成において、浸漬処理は資料を浸漬タンク
１に投入し、適切な温度を有する温水中で浸漬吸水させ
、所定の含有水分とした後、排水バルブ２′を開き、充
分な水切りを行なう。次に蒸煮処理は浸漬タンク１の下
部に設けられた資料の排出調整用のダンパ２の開度を処
理速度に合わせて調整し、搬送機３，４により連続蒸煮
装置５の供給ホッパ５′に供給し、エンドレス網上に堆
積させ、蒸煮しながら出口６に進める。蒸煮は出口附近
に設けられたα化度の検知器１６の感知によって、設定
された蒸煮条件に制御される。このような蒸煮によって
、資料中の脂肪分を糠層部に集積させると同時に、脂肪
分解酵素の熱失活を計るのである。蒸煮完了後は、出口
６から排出されるが、この蒸煮処理に供される蒸気は、
資料の種類、蒸煮条件等によって蒸気加熱機等が任意使
用される。このようにして目的の蒸煮処理完了後、資料
はそのまま使用するか又は搬送機７で乾燥機８の供給ホ
ッパ９に供給される。供給された資料は通気性を有する
エンドレスベルト１０．１０″、 １０”の上面に”一
定厚さに堆積され、順次進行するが、資料はエンドレス
ベルト１０．１０’、１０″′の下位に設けられた半密
閉室１１．１１’、１１”によって、乾燥空気調整装！
！１３で調整された空気を堆積層内に供給し、はぼ元穀
の水分まで乾燥され、出口１２から排出されるのである
。
１に投入し、適切な温度を有する温水中で浸漬吸水させ
、所定の含有水分とした後、排水バルブ２′を開き、充
分な水切りを行なう。次に蒸煮処理は浸漬タンク１の下
部に設けられた資料の排出調整用のダンパ２の開度を処
理速度に合わせて調整し、搬送機３，４により連続蒸煮
装置５の供給ホッパ５′に供給し、エンドレス網上に堆
積させ、蒸煮しながら出口６に進める。蒸煮は出口附近
に設けられたα化度の検知器１６の感知によって、設定
された蒸煮条件に制御される。このような蒸煮によって
、資料中の脂肪分を糠層部に集積させると同時に、脂肪
分解酵素の熱失活を計るのである。蒸煮完了後は、出口
６から排出されるが、この蒸煮処理に供される蒸気は、
資料の種類、蒸煮条件等によって蒸気加熱機等が任意使
用される。このようにして目的の蒸煮処理完了後、資料
はそのまま使用するか又は搬送機７で乾燥機８の供給ホ
ッパ９に供給される。供給された資料は通気性を有する
エンドレスベルト１０．１０″、 １０”の上面に”一
定厚さに堆積され、順次進行するが、資料はエンドレス
ベルト１０．１０’、１０″′の下位に設けられた半密
閉室１１．１１’、１１”によって、乾燥空気調整装！
！１３で調整された空気を堆積層内に供給し、はぼ元穀
の水分まで乾燥され、出口１２から排出されるのである
。
上記したようにこの発明は、α化度の制御装置に目的と
する条件を設定して蒸煮を行なうことにより、資料中の
脂肪分の一部を蒸気と共に持ち去り、残部を糠層部に集
積させると同時に、脂肪分解酵素の熱失活を計り、搗精
率の低減と貯蔵中の脂肪酸度の増加防止を行なうことに
より、資源の節約、利用率向上に連なる有用なるもので
ある。
する条件を設定して蒸煮を行なうことにより、資料中の
脂肪分の一部を蒸気と共に持ち去り、残部を糠層部に集
積させると同時に、脂肪分解酵素の熱失活を計り、搗精
率の低減と貯蔵中の脂肪酸度の増加防止を行なうことに
より、資源の節約、利用率向上に連なる有用なるもので
ある。
添付図面はこの発明の装置の一例の配置図である。
なお図において。
５ 連続蒸煮装置
８ 乾燥機
１３ 乾燥空気調整装置
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １）醸造用原料米に含まれる脂肪分を糖層部に集積させ
、搗精率の低減を計る原料処理装置において、醸造用原
料米を籾又は玄米のまま適宜浸漬し、α化度の制御装置
をそなえた蒸煮装置で蒸煮を行ない、米粒中の脂肪分を
糖層部に集積させると同時に脂肪分解酵素の熱失活を計
り、搗精率の低減と貯蔵中の脂肪酸度の増加防止を計る
ことを特徴とする醸造用原料米の処理装置。 ２）醸造用原料米の脂肪分解酵素の熱失活を計る蒸煮処
理後、前記醸造用原料米の水分程度までに乾燥すること
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の醸造用原料米
の処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24042284A JPS61119213A (ja) | 1984-11-16 | 1984-11-16 | 醸造用原料米の処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24042284A JPS61119213A (ja) | 1984-11-16 | 1984-11-16 | 醸造用原料米の処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61119213A true JPS61119213A (ja) | 1986-06-06 |
Family
ID=17059238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24042284A Pending JPS61119213A (ja) | 1984-11-16 | 1984-11-16 | 醸造用原料米の処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61119213A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015042149A (ja) * | 2013-08-26 | 2015-03-05 | 熊本製粉株式会社 | 玄米粉 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5352959U (ja) * | 1976-10-01 | 1978-05-06 | ||
| JPS53113094A (en) * | 1977-03-12 | 1978-10-03 | Fujiwara Brewing Mach Ind | Treating method of unhulled rice for brewing |
-
1984
- 1984-11-16 JP JP24042284A patent/JPS61119213A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5352959U (ja) * | 1976-10-01 | 1978-05-06 | ||
| JPS53113094A (en) * | 1977-03-12 | 1978-10-03 | Fujiwara Brewing Mach Ind | Treating method of unhulled rice for brewing |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015042149A (ja) * | 2013-08-26 | 2015-03-05 | 熊本製粉株式会社 | 玄米粉 |
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