JPS61118728A - エレクトロクロミツク表示装置 - Google Patents
エレクトロクロミツク表示装置Info
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- JPS61118728A JPS61118728A JP59240977A JP24097784A JPS61118728A JP S61118728 A JPS61118728 A JP S61118728A JP 59240977 A JP59240977 A JP 59240977A JP 24097784 A JP24097784 A JP 24097784A JP S61118728 A JPS61118728 A JP S61118728A
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/17—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on variable-absorption elements not provided for in groups G02F1/015 - G02F1/169
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- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、数字ないしは文字表示、或いはX−Yマトリ
ックス表示等に通用するエレクトロクロミック表示装置
(以下ECDという)に係わる。
ックス表示等に通用するエレクトロクロミック表示装置
(以下ECDという)に係わる。
ECDは、非発光型の表示装置で、反射光や、透過光に
よる表示であるために、長時間の観察によっても疲労感
が少ないという利点を有すると共に、比較的駆動電圧が
低く、消費電力が小さいなどの利点を有する。
よる表示であるために、長時間の観察によっても疲労感
が少ないという利点を有すると共に、比較的駆動電圧が
低く、消費電力が小さいなどの利点を有する。
例えば特開昭59−24879号公報に開示されている
ように、液体型ECDとして、活物質のビオロゲンと補
助酸化還元系のフェロシアン化カリウムを導入して、ビ
オロゲン/フェロシアン化カリウムからなる2対の酸化
還元系内で電子移動反応を可逆的に行わせて着色、消色
状態を形成するようにしたものが知られている。
ように、液体型ECDとして、活物質のビオロゲンと補
助酸化還元系のフェロシアン化カリウムを導入して、ビ
オロゲン/フェロシアン化カリウムからなる2対の酸化
還元系内で電子移動反応を可逆的に行わせて着色、消色
状態を形成するようにしたものが知られている。
この液体型ECDは、EC液即ちエレクトロクロミック
液中に少なくとも一方が表示電極とされた対向電極がE
C液と接触するように設けられてなるものでそのEC液
としては、例えばn−ヘプチル・ビオロゲン()(V)
を用いた赤紫色のECDの研究開発がなされている。
液中に少なくとも一方が表示電極とされた対向電極がE
C液と接触するように設けられてなるものでそのEC液
としては、例えばn−ヘプチル・ビオロゲン()(V)
を用いた赤紫色のECDの研究開発がなされている。
このHVの着色消色の反応は、次式(1)に示す酸化還
元反応によって生じる。
元反応によって生じる。
(消色) (着色)
(ここにR= l CtHts) ・
・・・(1)この(11式に基づく電極上で生成された
還元物質によって赤紫色の着色を得るものであるが、こ
の場合、さらに消去促進の機構として補助酸化還元系の
フェロシアン化カリウムの添加がなされ、次式(2)の
反応を得ている。
・・・(1)この(11式に基づく電極上で生成された
還元物質によって赤紫色の着色を得るものであるが、こ
の場合、さらに消去促進の機構として補助酸化還元系の
フェロシアン化カリウムの添加がなされ、次式(2)の
反応を得ている。
ところが、このようなECDによっても、着消色を繰返
したり、外部回路を開回路状態に、すなわちメモリー状
態にした後、消色させる場合、消え残りが生じたりして
信頼性が低く、また、充分な寿命が得られないなどの問
題点がある。
したり、外部回路を開回路状態に、すなわちメモリー状
態にした後、消色させる場合、消え残りが生じたりして
信頼性が低く、また、充分な寿命が得られないなどの問
題点がある。
本発明は、このような問題点を改善し、更に、上述した
赤紫色の表示のみならず、青色の表示を可能にしたEC
Dを提供するものである。
赤紫色の表示のみならず、青色の表示を可能にしたEC
Dを提供するものである。
本発明は、ビオロゲン水溶系にシクロデキストリンを添
加したエレクトロクロミック液(EC液)を、少なくと
も一方が表示電極となる対向電極間に、これら電極に接
して充填する。
加したエレクトロクロミック液(EC液)を、少なくと
も一方が表示電極となる対向電極間に、これら電極に接
して充填する。
EC液は、上述したように活物質としてビオロゲン−シ
クロデキストリンを用いるものであるが、更に補助酸化
還元系のフェロシアン化アルカリを導入した(ビオロゲ
ン−シクロデキストリン〕/フェロシアン化アルカリ系
を用いることができる。
クロデキストリンを用いるものであるが、更に補助酸化
還元系のフェロシアン化アルカリを導入した(ビオロゲ
ン−シクロデキストリン〕/フェロシアン化アルカリ系
を用いることができる。
ビオロゲンは、例えばアルキルビオロゲン、すなわち下
記構造式(3)によるN、N’ −ジアルキル−4,4
’ −ビピリジニウム塩、 ・・・・(3: 或いは、p−シアノフェニルビオロゲン、すなわち、下
記構造式(4)によるN、N’−ジ(p−シアノフェニ
ル) 4. 4’ −ビピリジニウム塩、・・・・(4
) (x 堵Br+ CL II ClO4)を用い
得る。
記構造式(3)によるN、N’ −ジアルキル−4,4
’ −ビピリジニウム塩、 ・・・・(3: 或いは、p−シアノフェニルビオロゲン、すなわち、下
記構造式(4)によるN、N’−ジ(p−シアノフェニ
ル) 4. 4’ −ビピリジニウム塩、・・・・(4
) (x 堵Br+ CL II ClO4)を用い
得る。
シクロデキストリン(以下CDという)は、下記(4式
の分子構造において、そのグルコビラノース環の数が、
夫々6個、7個、8個、9個のα−CD、β−CDST
−CD、δ−CD等を用い得る。
の分子構造において、そのグルコビラノース環の数が、
夫々6個、7個、8個、9個のα−CD、β−CDST
−CD、δ−CD等を用い得る。
・・・・(5)
補助酸化還元系のフェロシアン化アルカリは、例えばフ
ェロシアン化カリウム、フェロシアン化ナトリウムを用
い得る。
ェロシアン化カリウム、フェロシアン化ナトリウムを用
い得る。
一方、電解質は、次亜りん酸イオン、例えば次亜りん酸
ナトリウム、或いは次亜りん酸カリウムを用いる。或い
は活物質の陰イオンと補助酸化還元物質のイオンとの塩
、例えばKBr、 KCI等、またはこれら例えばKB
r、 KCI等と上述の次亜りん酸イオンとの混合液を
用い得る。
ナトリウム、或いは次亜りん酸カリウムを用いる。或い
は活物質の陰イオンと補助酸化還元物質のイオンとの塩
、例えばKBr、 KCI等、またはこれら例えばKB
r、 KCI等と上述の次亜りん酸イオンとの混合液を
用い得る。
上述したように活物質のビオロゲンにCDを添加したE
C液によるECDは、消色時の消え残りが改善され、長
寿命化がはかられた。因みに、現在1.4X 10°′
回以上の着色、消去の繰返し駆動が継続されていて、な
おその寿命が持続中のECDが得られている。これは、
ビオロゲンがCDによって包接されてト記(6)式で不
すような包接化合物を形成しているとすると、このCD
による包接によって、着色の消え残りのj:、たる原因
と考えられるビオロゲーモノカチオンラジカルの分子間
相互作用が弱められることによっ・′ζ、消え残りが回
避され、長寿命化がはかられるものと思われる。
C液によるECDは、消色時の消え残りが改善され、長
寿命化がはかられた。因みに、現在1.4X 10°′
回以上の着色、消去の繰返し駆動が継続されていて、な
おその寿命が持続中のECDが得られている。これは、
ビオロゲンがCDによって包接されてト記(6)式で不
すような包接化合物を形成しているとすると、このCD
による包接によって、着色の消え残りのj:、たる原因
と考えられるビオロゲーモノカチオンラジカルの分子間
相互作用が弱められることによっ・′ζ、消え残りが回
避され、長寿命化がはかられるものと思われる。
ゲンによるBCDは赤紫色の発色が得られるが、CDの
添加により、この添加量を一定量以上に選定す、ること
によって、青色の発色が得られる。表1に、〔アルキル
ビオロゲン−シクロデキストリン〕/フェロシアン化カ
リウム系の各組合せにおける発色の色と青色を発色させ
るに必要なCD量を表中の括弧内に(ビオロゲンのモル
数:CDのモル数)を表示する。この場合、アルキルビ
オロゲンは、下記(3′)式のN、N’ −ジアルキ
ル−4,4′ ビビリジニウムージブロマイドを用いた
場合である。
添加により、この添加量を一定量以上に選定す、ること
によって、青色の発色が得られる。表1に、〔アルキル
ビオロゲン−シクロデキストリン〕/フェロシアン化カ
リウム系の各組合せにおける発色の色と青色を発色させ
るに必要なCD量を表中の括弧内に(ビオロゲンのモル
数:CDのモル数)を表示する。この場合、アルキルビ
オロゲンは、下記(3′)式のN、N’ −ジアルキ
ル−4,4′ ビビリジニウムージブロマイドを用いた
場合である。
・・・・(3′)
表 1
したがって本発明によれば、CDの添加によって長寿命
でしかも青の発色をなすECDが得られる。このように
青色発色が得られる機構については、次のように考える
ことができる。つまりアルキルビオロゲン例えばヘプチ
ルビオロゲンは、水溶液では赤紫色の還元色を示すがア
セトニトリル中では前述したように青色に変化すること
が知られている。すなわち、水のような極性の強い溶媒
から水に比べて極性の弱い溶媒に移行すると、溶媒効果
によりスペクトルに変化を生じて青色となるものである
。したがって、本発明におけるようにビオロゲンにCD
を添加した場合、前記(6)式のような包接化合物を作
っていると考えると、その空洞内のビオロゲンはこれ自
体の極性の強い場から疎水基にさらされることになる。
でしかも青の発色をなすECDが得られる。このように
青色発色が得られる機構については、次のように考える
ことができる。つまりアルキルビオロゲン例えばヘプチ
ルビオロゲンは、水溶液では赤紫色の還元色を示すがア
セトニトリル中では前述したように青色に変化すること
が知られている。すなわち、水のような極性の強い溶媒
から水に比べて極性の弱い溶媒に移行すると、溶媒効果
によりスペクトルに変化を生じて青色となるものである
。したがって、本発明におけるようにビオロゲンにCD
を添加した場合、前記(6)式のような包接化合物を作
っていると考えると、その空洞内のビオロゲンはこれ自
体の極性の強い場から疎水基にさらされることになる。
つまり、例えばヘプチルビオロゲンがアセトニトリル中
で青色を呈したのと同様に、CDの空洞内にとり込まれ
たビオロゲンは青色を呈するものと思われる。
で青色を呈したのと同様に、CDの空洞内にとり込まれ
たビオロゲンは青色を呈するものと思われる。
因みにCDの物理的性質は下記表2の通りである。
表 2
〔実施例〕
本発明によるECDは、例えば第1図及び第2図に示す
ように、2枚のガラス基板(1)及び(2)が、その周
辺に沿うように設けられたスペーサ(3)を介して互い
に対向して封着され、両基板11)及び(2)間に液密
空間が形成され、この液密空間内にEC液(8)が充填
されてなる。各ガラス基板+11及び(2)の各内面に
は、夫々電極(4)及び(5)が全面的に被着され、両
電極(4)及び(5)上に絶縁M(6)及び(7)例え
ばS iCh層が被覆される。電極(4)及び(5)の
少なくとも一方は、透明電極例えばITO(InとSn
の複合酸化物)より成り、両電極(4)及び(5)上の
絶縁層(6)及び(7)には、夫々表示すべきパターン
に応じた透孔、図示の例ではrFMJ及びrAMJの透
孔(6a)及び(7a)が穿設される。各基板(1)及
び(2)の例えば互いに異なる側縁(la)及び(2a
)は、互いに他の基板(2)及び(1)と対向すること
がないように外側に穿設され、これら各側縁(1a)及
び(2a)に夫々電極(勾及び(5)が、或いはこれら
電極(4)及び(5)と連結する導電層が被着され端子
部(4a)及び(5a)の導出がなされる。
ように、2枚のガラス基板(1)及び(2)が、その周
辺に沿うように設けられたスペーサ(3)を介して互い
に対向して封着され、両基板11)及び(2)間に液密
空間が形成され、この液密空間内にEC液(8)が充填
されてなる。各ガラス基板+11及び(2)の各内面に
は、夫々電極(4)及び(5)が全面的に被着され、両
電極(4)及び(5)上に絶縁M(6)及び(7)例え
ばS iCh層が被覆される。電極(4)及び(5)の
少なくとも一方は、透明電極例えばITO(InとSn
の複合酸化物)より成り、両電極(4)及び(5)上の
絶縁層(6)及び(7)には、夫々表示すべきパターン
に応じた透孔、図示の例ではrFMJ及びrAMJの透
孔(6a)及び(7a)が穿設される。各基板(1)及
び(2)の例えば互いに異なる側縁(la)及び(2a
)は、互いに他の基板(2)及び(1)と対向すること
がないように外側に穿設され、これら各側縁(1a)及
び(2a)に夫々電極(勾及び(5)が、或いはこれら
電極(4)及び(5)と連結する導電層が被着され端子
部(4a)及び(5a)の導出がなされる。
実施例1
第1図及び第2図で説明したECDにおける基板(1)
及び(2)間の液密空間内に、ビオロゲン、すなわち活
物質としてN、 N’ −ジーn−へブチル−4,4′
−ビビリジニウムジプロマイド(以下HV2Brと記す
)による下記組成のEC水溶液(8)を充填した。
及び(2)間の液密空間内に、ビオロゲン、すなわち活
物質としてN、 N’ −ジーn−へブチル−4,4′
−ビビリジニウムジプロマイド(以下HV2Brと記す
)による下記組成のEC水溶液(8)を充填した。
この構成によるECDは、両電極(4)及び(5)に、
直流電圧を印加することによって、また、その極性を反
転させることによって各電極(4)及び(5)の絶縁層
(6)及び(7)によって覆われない6窓(6a)及び
(7a)内に赤紫色の着色が生じ、これによって各表示
、上述の例ではrFMJ rAMJの切換表示ができた
。
直流電圧を印加することによって、また、その極性を反
転させることによって各電極(4)及び(5)の絶縁層
(6)及び(7)によって覆われない6窓(6a)及び
(7a)内に赤紫色の着色が生じ、これによって各表示
、上述の例ではrFMJ rAMJの切換表示ができた
。
実施例2
ド記(ビオロゲン−CD)/フェロシアン化アルカリ系
EC水溶液によって第1図及び第2図で説明したECD
を作製した。
EC水溶液によって第1図及び第2図で説明したECD
を作製した。
この場合、電極(4)及び(5)への印加電圧の極性を
反転させることにより、青色のrAMJ rFMJの
切換表示をなし得た。
反転させることにより、青色のrAMJ rFMJの
切換表示をなし得た。
次に本発明によるECDにおけるEC液の各特性につい
てみる。このEC液の特性の測定は、第3図に示すEC
セル(32)によって行った。このECセル(32)は
、EC液(8)が収容された容器(9)内に、1対の対
向電極頭及び(11)と参照電極(14)とが浸漬され
て成る。一方の電極aノは、ガラス基板上に30Ω/口
のシート抵抗を有するITO透明導電層(12)が被着
され、これの上に0.95cdの窓(13a)が穿設さ
れたS i(h絶縁層(13)が被覆されて成る。また
、他方の電極(11)は、4−白金板より成り、参照電
極(14)は、銀/塩化銀 j電極を使用した
。そしてポルタモグラムの測定は、北斗電工H^−30
1ボテンシロスタットに北斗電工11B−1047アン
クシヨンジエネレータを組合わせて行った。電圧掃引速
度は5IIIν/secとした。吸収スペクトルの測定
は、日立220Aダブルビ一ム分光光度計で行った。セ
ルの駆動は、第4図に示す矩形波の電圧モードとした。
てみる。このEC液の特性の測定は、第3図に示すEC
セル(32)によって行った。このECセル(32)は
、EC液(8)が収容された容器(9)内に、1対の対
向電極頭及び(11)と参照電極(14)とが浸漬され
て成る。一方の電極aノは、ガラス基板上に30Ω/口
のシート抵抗を有するITO透明導電層(12)が被着
され、これの上に0.95cdの窓(13a)が穿設さ
れたS i(h絶縁層(13)が被覆されて成る。また
、他方の電極(11)は、4−白金板より成り、参照電
極(14)は、銀/塩化銀 j電極を使用した
。そしてポルタモグラムの測定は、北斗電工H^−30
1ボテンシロスタットに北斗電工11B−1047アン
クシヨンジエネレータを組合わせて行った。電圧掃引速
度は5IIIν/secとした。吸収スペクトルの測定
は、日立220Aダブルビ一ム分光光度計で行った。セ
ルの駆動は、第4図に示す矩形波の電圧モードとした。
実施例1において、そのEC液中のα−CDの添加量を
夫々0.005M、 0.010M、 0.015M、
0.020M。
夫々0.005M、 0.010M、 0.015M、
0.020M。
0.030Mに選定した場合の第3図で説明したECセ
ルにおける夫々の消色時と着色時との各透過率の差ΔT
が、初期時におけるそれの半分の値となるまでの時間(
秒)の測定結果を表3に示す。尚、この表3において、
タイプ■は、第4図における駆動電圧をVd1= 50
0mV、 Vd2= 650mVとし夫々の印加時間
を2秒間として繰返し与えた場合であり、タイプ■はV
dr = 700mVとしその印加時間を3秒間、Vd
2= 650mVとしテソノ印加時間を2秒間とした
場合であり、また同表に比較のためにα−CDの添加を
全くしない場合の夫々の測定結果を示した。
ルにおける夫々の消色時と着色時との各透過率の差ΔT
が、初期時におけるそれの半分の値となるまでの時間(
秒)の測定結果を表3に示す。尚、この表3において、
タイプ■は、第4図における駆動電圧をVd1= 50
0mV、 Vd2= 650mVとし夫々の印加時間
を2秒間として繰返し与えた場合であり、タイプ■はV
dr = 700mVとしその印加時間を3秒間、Vd
2= 650mVとしテソノ印加時間を2秒間とした
場合であり、また同表に比較のためにα−CDの添加を
全くしない場合の夫々の測定結果を示した。
表 3
表1によって明らかなように、α−CDを例えば0.0
10M添加するときは、α−CDが添加されない場合に
比し、タイプIで約220倍、タイプ■で約140倍に
その寿命が延びている。
10M添加するときは、α−CDが添加されない場合に
比し、タイプIで約220倍、タイプ■で約140倍に
その寿命が延びている。
また、実施例1におけるEC液の組成においてα−CD
の添加量を夫々変化させた場合の各ECセルにおける繰
返し動作を継続させたときの時間経過に対する透過率変
化ΔT(%)を測定した結果を第5図に示す。第5図中
、曲線(51) (52)(53) (54)及び
(55)は、夫々α−CDの添加量を0.005M、
0.010M、 0.015M、 0.020M及び0
.030Mとした場合で曲線(50)は、α−CDを添
加しない場合を示す。面、第5図は第4図における駆動
電圧をVdz = 500mV 、 Vd2= −65
0+wVとして夫々の印加時間を2秒間として繰り返し
与えて、透過率変化を測定したものである。
の添加量を夫々変化させた場合の各ECセルにおける繰
返し動作を継続させたときの時間経過に対する透過率変
化ΔT(%)を測定した結果を第5図に示す。第5図中
、曲線(51) (52)(53) (54)及び
(55)は、夫々α−CDの添加量を0.005M、
0.010M、 0.015M、 0.020M及び0
.030Mとした場合で曲線(50)は、α−CDを添
加しない場合を示す。面、第5図は第4図における駆動
電圧をVdz = 500mV 、 Vd2= −65
0+wVとして夫々の印加時間を2秒間として繰り返し
与えて、透過率変化を測定したものである。
これによればα−CD4:添加しない場合に比し、α−
CD添加によって寿命が格段に延びることがわかる。
CD添加によって寿命が格段に延びることがわかる。
また、第6図及び第7図は、実施例1のEC液において
α−CDに代えて夫々β−CD、 γ−CDを用いた
場合の、第5図の場合と同様の夫々の透過率変化ΔTの
経過時間に対する変化を測定したもので、第6図中曲線
(61) 、 (62) 、 (63)及び(64
)は、夫々β−CDを0.010M、 0.015M。
α−CDに代えて夫々β−CD、 γ−CDを用いた
場合の、第5図の場合と同様の夫々の透過率変化ΔTの
経過時間に対する変化を測定したもので、第6図中曲線
(61) 、 (62) 、 (63)及び(64
)は、夫々β−CDを0.010M、 0.015M。
0.020M及び0.030M添加した場合を示し、第
7図中曲線(71) 、 (72) 、 (73)
及び(74)は、T−CDを夫々0.005M、 0.
010M、 0.015M、 0.020M及び0.0
30M添加した場合を示す。
7図中曲線(71) 、 (72) 、 (73)
及び(74)は、T−CDを夫々0.005M、 0.
010M、 0.015M、 0.020M及び0.0
30M添加した場合を示す。
これらの測定結果によればビオロゲンにCDを添加する
ことによって長寿命化の傾向を示すことが分るが、更に
効果的に確実に長寿命化をはかる上においては、実施例
2に示したようなビオロゲン−CD/フェロシアン化ア
ルカリ系の補助酸化還元系を組入れた前記(2)式の2
対の酸化還元系によるEC液とすることが望ましい。そ
して、この2対の酸化還元系による場合においても、α
−CDの添加した実施例2によるものは、α−CDを添
加しない(HVBr (α CD))/7zOシフ7
化カリウム系EC液の14倍の延命化がはかられた。
ことによって長寿命化の傾向を示すことが分るが、更に
効果的に確実に長寿命化をはかる上においては、実施例
2に示したようなビオロゲン−CD/フェロシアン化ア
ルカリ系の補助酸化還元系を組入れた前記(2)式の2
対の酸化還元系によるEC液とすることが望ましい。そ
して、この2対の酸化還元系による場合においても、α
−CDの添加した実施例2によるものは、α−CDを添
加しない(HVBr (α CD))/7zOシフ7
化カリウム系EC液の14倍の延命化がはかられた。
第8図及び第10図は夫々(HV2Br −(β−CD
))/フェロシアン化カリウム系EC水溶液(HV2B
rが0.01M 、β−CDが0.03M 、フェロシ
アン化カリウムが0.OIM )における着色−消色吸
収スペクトル及びポルタモグラムであるがまた第9図及
び第11図は夫々上記組成において、CDを添加しない
場合の同様の着色−消色吸収スペクトル及びポルタモグ
ラムを示す。
))/フェロシアン化カリウム系EC水溶液(HV2B
rが0.01M 、β−CDが0.03M 、フェロシ
アン化カリウムが0.OIM )における着色−消色吸
収スペクトル及びポルタモグラムであるがまた第9図及
び第11図は夫々上記組成において、CDを添加しない
場合の同様の着色−消色吸収スペクトル及びポルタモグ
ラムを示す。
第8図及び第9図を比較することによって明らかなよう
に、CD添加により、CDを添加しない場合に比し、新
たに600Mmに吸収が出現し530nn+付近0主吸
収波長4*20〜25“程度長波長側′z−′y
。
に、CD添加により、CDを添加しない場合に比し、新
たに600Mmに吸収が出現し530nn+付近0主吸
収波長4*20〜25“程度長波長側′z−′y
。
トしていて青の着色が得られている。
また第10図及び第11図を比較することによって明ら
かなようにCDを添加していない場合の第11図におい
ては、Fe (CN)’g−/ Fe (CN)%−の
還元ピーク、並びにビオロゲンの酸化ピークが極めて急
峻であることから各々酸化種および還元種が電極に強く
付着していることが示唆されるが、これに比し、CD添
加による第10図によれば、還元電位が卑に移行してい
るものの上述した2つのピークは緩やかになっていて電
極での析出物の付着が緩和されていることがうかがえる
ものである。すなわち例えばヘプチルビオロゲンで比較
的生じ易かった電極上での消え残りがCD添加によって
大幅に改善されることがわかる。
かなようにCDを添加していない場合の第11図におい
ては、Fe (CN)’g−/ Fe (CN)%−の
還元ピーク、並びにビオロゲンの酸化ピークが極めて急
峻であることから各々酸化種および還元種が電極に強く
付着していることが示唆されるが、これに比し、CD添
加による第10図によれば、還元電位が卑に移行してい
るものの上述した2つのピークは緩やかになっていて電
極での析出物の付着が緩和されていることがうかがえる
ものである。すなわち例えばヘプチルビオロゲンで比較
的生じ易かった電極上での消え残りがCD添加によって
大幅に改善されることがわかる。
尚、このCDを含む系のポルタモグラムは、総じて同様
の傾向を示す。
の傾向を示す。
尚、実施例2によるEC液を用いたBCDは、駆動電圧
0.95Vで、600Mmの波長におけるコントラスト
、すなわち着色時と消色時の各光吸収率の比は5:1で
あった。また、+0.95Vを0.6秒間印加し、その
後電源を断って0.6秒間休止し、更にその後−0,9
5Vを0.6秒間印加するという動作を繰返し行った場
合のサイクル寿命は、106回以上であった。
0.95Vで、600Mmの波長におけるコントラスト
、すなわち着色時と消色時の各光吸収率の比は5:1で
あった。また、+0.95Vを0.6秒間印加し、その
後電源を断って0.6秒間休止し、更にその後−0,9
5Vを0.6秒間印加するという動作を繰返し行った場
合のサイクル寿命は、106回以上であった。
上述したように本発明によればビオロゲンにシクロデキ
ストリンを添加することによって、消色時における消し
残りを効果的に改善することができ、これに伴って寿命
を高めることができECDの実用化に貢献するところが
大である。
ストリンを添加することによって、消色時における消し
残りを効果的に改善することができ、これに伴って寿命
を高めることができECDの実用化に貢献するところが
大である。
第1図は本発明によるエレクトロクロミック表示装置の
一例の正面図、第2図はそのA−A線の断面図、第3図
はそのエレクトロクロミック液の特性測定のセルの斜視
図、第4図はその特性測定の印加電圧波形図、第5図〜
第7図は透過率変化の測定曲線図、第8図及び第9図は
夫々本発明装置及び従来装置のエレクトロクロミック液
の着色−消去吸収スペクトル、第10図及び第11図は
夫々本発明装置及び従来装置のエレクトロクロミック液
のポルタモグラムである。 (1)及び(2)は基板、(4)及び(5)は電極、(
8)はエレクトロクロミック液である。 范1図 手続補jTE書 昭和60年 1月25日 昭和59年 特 許 願 第240977号2、発明の
名称 エレクトロクロミック表示装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京部品用区北品用6丁目7番35号名称(2
18)ソニー株式会社 代表取締役 大 賀 典 雄 4、代理人 住 所 東京都新宿区西新宿1丁目8番1号置 03−
343−5821ffL’) (新宿ビル)+1)
明細書中、第3頁、下から9行「問題点かある。」の
次に改行して「またアセトニトリルなどの有機溶媒中で
は、青色発色を得られることが知られているが電極面か
ら拡散してしまいくり返し着消色させることは困難であ
り表示品位も低い。」を加入する。 (2)同、第4頁中口)式を次のように訂正する。 ・・・・(3) (3)1□j、IHJ It Ill (4)えやヶ。 よう、6□1゜、6゜ ′「 ・・・・(41 +41 同、第6真中(6)式を次のように訂正する
。 (5) 同、第11頁、3行IN、N’−ジーn−ヘ
プチル−」をrN、N’−ジn−へブチル−」と訂正す
る。 (6) 同、第18頁、1行「106回」をr 5
X 10’回」と訂正する。 (7)同、同頁、6行「消し」を「消え」と訂正する。 以 上
一例の正面図、第2図はそのA−A線の断面図、第3図
はそのエレクトロクロミック液の特性測定のセルの斜視
図、第4図はその特性測定の印加電圧波形図、第5図〜
第7図は透過率変化の測定曲線図、第8図及び第9図は
夫々本発明装置及び従来装置のエレクトロクロミック液
の着色−消去吸収スペクトル、第10図及び第11図は
夫々本発明装置及び従来装置のエレクトロクロミック液
のポルタモグラムである。 (1)及び(2)は基板、(4)及び(5)は電極、(
8)はエレクトロクロミック液である。 范1図 手続補jTE書 昭和60年 1月25日 昭和59年 特 許 願 第240977号2、発明の
名称 エレクトロクロミック表示装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京部品用区北品用6丁目7番35号名称(2
18)ソニー株式会社 代表取締役 大 賀 典 雄 4、代理人 住 所 東京都新宿区西新宿1丁目8番1号置 03−
343−5821ffL’) (新宿ビル)+1)
明細書中、第3頁、下から9行「問題点かある。」の
次に改行して「またアセトニトリルなどの有機溶媒中で
は、青色発色を得られることが知られているが電極面か
ら拡散してしまいくり返し着消色させることは困難であ
り表示品位も低い。」を加入する。 (2)同、第4頁中口)式を次のように訂正する。 ・・・・(3) (3)1□j、IHJ It Ill (4)えやヶ。 よう、6□1゜、6゜ ′「 ・・・・(41 +41 同、第6真中(6)式を次のように訂正する
。 (5) 同、第11頁、3行IN、N’−ジーn−ヘ
プチル−」をrN、N’−ジn−へブチル−」と訂正す
る。 (6) 同、第18頁、1行「106回」をr 5
X 10’回」と訂正する。 (7)同、同頁、6行「消し」を「消え」と訂正する。 以 上
Claims (1)
- 少なくとも一方が表示電極となる対向電極間に、これら
電極と接してビオロゲン水溶液系にシクロデキストリン
を添加したエレクトロクロミック液を充填して成るエレ
クトロクロミック表示装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59240977A JPS61118728A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | エレクトロクロミツク表示装置 |
GB08527970A GB2167576B (en) | 1984-11-15 | 1985-11-13 | Electrochromic display devices |
KR1019850008519A KR860004327A (ko) | 1984-11-15 | 1985-11-14 | 일렉트로 크로믹 표시장치 |
FR858516958A FR2573231B1 (fr) | 1984-11-15 | 1985-11-15 | Dispositif d'affichage electrochroique utilisant un viologene additionne de cyclodextrine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59240977A JPS61118728A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | エレクトロクロミツク表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61118728A true JPS61118728A (ja) | 1986-06-06 |
Family
ID=17067473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59240977A Expired - Lifetime JPS61118728A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | エレクトロクロミツク表示装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61118728A (ja) |
KR (1) | KR860004327A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999053999A1 (fr) | 1998-04-16 | 1999-10-28 | Shigeru Andoh | Feuille et couverture ignifuges servant a empecher la propagation du feu et feuille ignifuge et vetement anti-brulure combines |
-
1984
- 1984-11-15 JP JP59240977A patent/JPS61118728A/ja not_active Expired - Lifetime
-
1985
- 1985-11-14 KR KR1019850008519A patent/KR860004327A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999053999A1 (fr) | 1998-04-16 | 1999-10-28 | Shigeru Andoh | Feuille et couverture ignifuges servant a empecher la propagation du feu et feuille ignifuge et vetement anti-brulure combines |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR860004327A (ko) | 1986-06-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |