JPS6111514Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6111514Y2
JPS6111514Y2 JP16656479U JP16656479U JPS6111514Y2 JP S6111514 Y2 JPS6111514 Y2 JP S6111514Y2 JP 16656479 U JP16656479 U JP 16656479U JP 16656479 U JP16656479 U JP 16656479U JP S6111514 Y2 JPS6111514 Y2 JP S6111514Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer diameter
oil
slide block
crankshaft
yoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16656479U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5683677U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16656479U priority Critical patent/JPS6111514Y2/ja
Publication of JPS5683677U publication Critical patent/JPS5683677U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6111514Y2 publication Critical patent/JPS6111514Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、所謂スコツチヨーク式のピストン連
結機構を備えた密閉型圧縮機に関し、更に詳しく
は、この種密閉型圧縮機におけるスライドブロツ
クの潤滑構造に関するものである。
所謂、スコツチヨーク式のピストン連結機構
は、第5図に示すように、ピストン9に連結され
るヨーク16と該ヨーク16内にあつてクランク
軸6の偏心回転に応じて摺動するスライドブロツ
ク17とによつて構成されている。該スライブド
ロツク17の内外径摺動面21,22には内径溝
23及び外径溝24が形成され、両溝間を連通孔
25で連通せしめている。そして、クランク軸6
に縦設された油通路を通つて供給される潤滑油
は、内径溝23及び連通孔25を経て外径溝24
に給油され、スライドブロツク17の摺動面を潤
滑するようにされている。ところが従来公知のも
のにおいては、スライドブロツクの外径摺動面2
2に形成される外径溝24は摺動面の上下巾dに
亘つて形成されており、その外径溝24の両端部
24aが外部と連通状態とされているため、外径
溝24に給油された潤滑油が摺動部に充分な油膜
を形成するに至らないで容易に外部へ流出してし
まい、潤滑不足による焼付の原因となるという問
題がある。又、外径溝24が上下巾dに亘つてい
るために、長期運転停止中において、外径溝24
内の残油とケーシング内の冷媒ガスとの接触面積
が大きくなり、潤滑油中への冷媒の溶け込み、蒸
発の繰返しが促進されるため、冷媒により摺動部
の潤滑油が洗い流されやすくなるという問題もあ
る。
本考案は、上記問題点を解消しようとするもの
であり、密閉ケーシング内に配設された圧縮機本
体の圧縮部において、気筒内を往復動するピスト
ンとクランク軸とを、前記ピストンに連結される
ヨークと該ヨーク内にあつて前記クランク軸の偏
心回転に応じて摺動するスライドブロツクとを介
して連結し、且つ前記密閉ケーシング底部の油溜
の潤滑油を、前記クランク軸内に縦設された油通
路を介して前記スライドブロツクの内外径摺動面
に供給し得るようにするとともに、前記スライド
ブロツクの外径摺動面には、前記スライドブロツ
クの上下巾より短く、しかも両端が閉塞状態とさ
れた外径溝を上下方向に形成した構成を特徴とし
ている。
以下第1図ないし第4図を参照して本考案の実
施例にかかる密閉型圧縮機を説明する。
第1図において、符号1は密閉ケーシング、2
は該密閉ケーシング1内にスプリング3によつて
弾支される圧縮機本体、4及び5は圧縮機本体2
の圧縮部及び電動機部で、両者は垂直なクランク
軸6によつて上下に一体的に結合されている。
前記密閉ケーシング1の底部は、潤滑油Fを貯
溜するための油溜7とされている。
前記圧縮部4はクランク軸6に対して対称な気
筒8,8を有しており、該各気筒8,8内にはそ
れぞれピストン9,9が往復動可能に配設されて
いる。
該ピストン9,9は後述するスコツチヨーク式
のピストン連結機構Cを介してクランク軸6に連
結されている。
前記クランク軸6下端には、油吸入管10が取
付けられている。該油吸入管10は油溜7の潤滑
油F内に突入されており、クランク軸6と共に回
転して遠心力によつて潤滑油Fを内壁に沿つて上
方に導くポンプ作用を有している。
又、クランク軸6内には、回転中心より偏心し
た位置に油通路11が縦設されている。該油通路
11は、横孔12及び13を介してクランク軸軸
受部14外周及びピストン連結機構Cとの接続部
となるクランクピン15外周と連通せしめられて
いる。
そして、油吸入管10内壁を上昇した潤滑油F
は、油通路11の偏心回転に伴なう遠心力によつ
て油通路11内を上昇し、横孔12及び13を介
して軸受部14及びクランクピン15外周に供給
される。
前記ピストン連結機構Cは、第3図に示すよう
に、ピストン9,9に連結される円周状のヨーク
16と該ヨーク16内にあつてクランクピン15
の偏心回転に応じてピストン往復方向と直角に往
復摺動するスライドブロツク17とによつて構成
されている。
前記ヨーク16には、上下にクランク軸6のク
ランクピン15を挿通するための切欠穴18,1
8が、両側にピストン9,9を連結するための連
結棒部19,19がそれぞれ形成されている。
前記スライドブロツク17は、略直方体状に形
成されており、その中心部には、上下に貫通する
クランクピン15挿通用の穴20が形成されてい
る。該穴20の内周面はクランクピン15を摺接
するスライドブロツク内径摺動面21とされてい
る。
又、スライドブロツク17の両側面は、弧状と
されており、ヨーク16内周面と摺接するスライ
ドブロツク外径摺動面22,22とされている。
前記内径摺動面21には、周方向に潤滑油を流
入せしめるための内径溝23が形成されている。
該内径溝23はクランクピン15の横孔13開
口部に対応せしめられている。
一方、前記各外径摺動面22には、摺動方向に
直角となる上下方向に潤滑油を流入せしめるため
の外径溝24,24がそれぞれ形成されている。
該外径溝24の上下長さlは第4図に示すように
外径摺動面22の上下巾dより短かく形成されて
おり、その両端24a,24aは、外径溝24内
に流入した潤滑油が外部へ容易に流出しないよう
に閉塞状態とされている。
前記内径溝23と各外径溝24とは連通孔25
で連通せしめられている。
しかして、密閉ケーシング1底部の油溜7の潤
滑油Fは、油吸入管10、油通路11、横孔1
3、内径溝23及び連通孔25を経て外径溝24
に供給される。
この場合、外径溝24内に供給された潤滑油F
は、外径溝24の両端24a,24aが閉塞され
た状態となつているため、外部への流出が抑えら
れることとなり、給油経路の最終で絞られる結
果、各給油用溝に充分な油がたまる。
尚、前記外径溝24,24はスライドブロツク
17の摺動方向に対し、直角方向に設けている
が、これに限定されるものではなく、直角方向に
対して傾斜させて設けてもよく要は外径溝24,
24の上下長さlが外径摺動面22,22の上下
巾dより短かく、その両端が閉塞状態にあればよ
いものである。
続いて、本考案の密閉型圧縮機の効果を以下に
列記する。
即ち、本考案によれば、 (1) 圧縮機本体2の圧縮部4において、気筒8内
を往復動するピストン9とクランク軸6とを連
結するスコツチヨーク式ピストン連結機構Cの
スライドブロツク17の外径摺動面22に上下
方向に形成される外径溝24を外径摺動面22
の上下巾dより短かくし且つその両端を閉塞状
態として、外径溝24両端部が外部と連通しな
いようにしたので、密閉ケーシング1内底部の
油溜7からクランク軸6に縦設された油通路1
1を通つて供給される潤滑油Fを給油経路の最
終で絞ることとなり、各給油用溝内に充分の潤
滑油がたまり、摺動部に油膜が充分に形成され
る結果、摺動部の磨耗等の減少を計ることがで
きる、 (2) 前記外径溝24両端を閉塞状態として外部と
連通しないようにしているので、外径溝24内
の残油と密閉ケーシング1内の冷媒ガスとの接
触面積を著しく小さくすることができ、冷媒に
よる潤滑油の洗い流しを防止することができ
る、 等の実用的な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる密閉型圧縮機
の縦断面図、第2図は第1図の要部拡大図、第3
図は第1図の密閉型圧縮機におけるピストン連結
部分の分解斜視図、第4図は第3図の−断面
図、第5図は従来の密閉型圧縮機におけるピスト
ン連結部分の分解斜視図である。 1……密閉ケーシング、2……圧縮機本体、4
……圧縮部、6……クランク軸、7……油溜、8
……気筒、9……ピストン、11……油通路、1
6……ヨーク、17……スライドブロツク、21
……スライドブロツク内径摺動面、22……スラ
イドブロツク外径摺動面、24……外径溝、d…
…外径摺動面の上下巾。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密閉ケーシング1内に配設された圧縮機本体2
    の圧縮部4において、気筒8内を往復動するピス
    トン9とクランク軸6とを、前記ピストン9に連
    結されるヨーク16と該ヨーク16内にあつて前
    記クランク軸6の偏心回転に応じて摺動するスラ
    イドブロツク17とを介して連結し、且つ前記密
    閉ケーシング1底部の油溜7の潤滑油を、前記ク
    ランク軸6内に縦設された油通路11を介して前
    記スライドブロツク17の内外径摺動面21,2
    2に供給し得るようにするとともに、前記スライ
    ドブロツク17の外径摺動面22には、前記スラ
    イドブロツク17の上下巾dより短く、しかも両
    端が閉塞状態とされた外径溝24を上下方向に形
    成したことを特徴とする密閉型圧縮機。
JP16656479U 1979-12-01 1979-12-01 Expired JPS6111514Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16656479U JPS6111514Y2 (ja) 1979-12-01 1979-12-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16656479U JPS6111514Y2 (ja) 1979-12-01 1979-12-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5683677U JPS5683677U (ja) 1981-07-06
JPS6111514Y2 true JPS6111514Y2 (ja) 1986-04-11

Family

ID=29677444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16656479U Expired JPS6111514Y2 (ja) 1979-12-01 1979-12-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6111514Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5683677U (ja) 1981-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6935297B2 (en) Lubricating system for 4-cycle engine
JPH034766B2 (ja)
JPS636470Y2 (ja)
JPS6111514Y2 (ja)
KR980009888A (ko) 사판식 압축기
JP3487892B2 (ja) 密閉型圧縮機
KR101994681B1 (ko) 밀폐형 압축기 및 이것을 사용한 기기
JPH07127574A (ja) 密閉型圧縮機
CN209261696U (zh) 一种摩托车发动机分腔润滑系统
CN111637036A (zh) 用于往复式压缩机的泵体组件和往复式压缩机
JPH04159489A (ja) 密閉型ロータリ圧縮機
JPS6040806Y2 (ja) 内燃機関用潤滑装置
KR200163927Y1 (ko) 압축기의 피스톤 윤활장치
JP2019206954A (ja) エアコンプレッサ
JPS5836863Y2 (ja) ミツペイガタデンドウアツシユクキ
KR102579202B1 (ko) 왕복동식 압축기
JP2003293953A (ja) レシプロ式密閉型電動圧縮機
KR200382901Y1 (ko) 밀폐형 압축기의 압축기구부
JP2697346B2 (ja) 揺動斜板式圧縮機における回り止め機構
JPS593197Y2 (ja) ピストン式冷媒圧縮機
JPH07247960A (ja) 密閉型圧縮機
KR100871131B1 (ko) 밀폐형 압축기의 크랭크축과 커넥팅로드 연결구조
JPH0435524Y2 (ja)
KR200163923Y1 (ko) 압축기의 압축기구부 윤활장치
JPH02199208A (ja) 往復ピストンエンジンの潤滑構造