JPS61114976A - エレベ−タ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明はエレベータ装置に係わり、特に高層階部分をサ
ービスするエレベータと低層階部分をサービスするエレ
ベータとを持つ群管理方式のエレベータシステムにおい
て、両者の乗り継ぎ階のホール呼び登録を互いに地層階
部弁をサービスするエレベータの中で発生させることが
できるようにしたエレベータ装置に関するものである。

［発明の技術的背景とその問題点］ 高層ビルにおいては通常、低層階サービスエレベータと
高層階サービスエレベータが設置されている場合が多い
。その例を第４図に示す。図は１号次から４＠鍬までの
４台のエレベータを設置した２０階建のビルの一例であ
り、１号機と２号機の２台のエレベータは低層階サービ
スエレベータで、１階から１０階までの各階をサービス
の対やとしてとしている。また、３号機と４号数０２台
のエレベータは高層階サービスエレベータで、１階及び
１０階から２０階までの各階をサービスの対象としてと
している。そして、１０階を高層用と低層用の乗り継ぎ
階としである。

このようなエレベータにおいて、例えば低層階　゛サー
ビスエレベータのサービス階である４階の人が高層階サ
ービスエレベータのサービス階である１５階に行きたい
場合は乗り継ぎ階である１０階で低層階サービスエレベ
ータを降りた後、改めて高層階サービスエレベータのホ
ール呼び釦を押して高層階サービスエレベータの到着を
待たなければならなかった。高層階サービスエレベータ
のサービス階に居る人が低層階サービスエレベータのサ
ービス階に行きたい場合も同様である。しかも、従来に
於いては高層階サービスエレベータと低層階サービスエ
レベータとは無関係に制御していたため、乗り継ぎ階で
の連絡は無く、そのため、この乗り継ぎに持ち時間を多
く必要とし、利用客のサービスの面で改善が望まれてい
た。

［発明の目的］ 本発明は上記の事情に鑑みて成されたもので、その目的
とするところは、高層階部分をサービスするエレベータ
と低層階部分をサービスするエレベータとを持つエレベ
ータシステムにおいて、両者の乗り継ぎを円滑に行うこ
とができるようにし、利用客のサービス向上を図ったエ
レベータ装置を提供することにある。

［発明の概要コ すなわち上記目的を達成するため本発明は、複数の階床
を領域別に区分すると共に各区分毎にサービスするエレ
ベータをそれぞれ設け、且つ途中階に共通の乗り継ぎ用
サービス階を持たせたエレベータシステムにおいて、各
エレベータかごには乗り継ぎ指示用の操作手段を設ける
と共に、この操作手段の出力があった時、該乗り継ぎ指
示を発生したエレベータが乗り継ぎ階に接近した際・、
目的階を含む領域をサービス階とするエレベータに対す
る上記の乗り継ぎ階のホール呼び登録を発生させる手段
を設けて構成し、乗り継ぎ階で降りる前にエレベータか
ご内から目的階をサービスするエレベータの乗り継ぎ階
でのホール呼びを登録できるようにし、これによって乗
り継ぎ階での待ち時間を最少限にすることができるよう
にする。

［発明の実施例］ 本発明は第２図に示す如く、各エレベータの操作盤２１
に該エレベータのサービス階以外の他のサービス階に行
きたい場合に乗り継ぎ指示をするだめの乗り継ぎ指示釦
２２を設けておき、その釦を押すことによって適当なタ
イミングで乗り継ぐべきエレベータすなわち、低層階サ
ービスエレベータから高層階サービスエレベータへの乗
り継ぎならば、高層階サービスエレベータに対する乗り
継ぎ階でのホール呼びが、また、高層階サービスエレベ
ータから低層階サービスエレベータへの乗゛り継ぎなら
ば、低層階サービスエレベータに対する乗り継ぎ階での
ホール呼びが登録されるようにする。そして、エレベー
タが乗り継ぎ階に到着する頃にその乗り継ぐべきサービ
スエレベータがその階に到着するようにする。尚、第２
図における（ａ）は低層階サービスエレベータ用の操作
盤を示し、また、（ｂ）はａｍ階サービスエレベータ用
の操作盤を示す。また、図中２３は各サービス階毎のか
ご呼び釦であり、２４は酢開閉用釦、２５は昇降表示器
である。

第３図は本光明の基本的構成を示すエレベータ装置の概
要を示す図であり、１つのエレベータバンクに低層階サ
ービスエレベータ１と高層階サービスエレベータ２が並
設されている。低層階す〜ビスエレベータ１は乗り継ぎ
階を最上階として途中のサービス階３を持つ。高層階サ
ービスエレベータ２は１階から乗り継ぎ階までの間は不
停止で、そこから上にサービス階４が設けられている。

低層階サービスエレベータ１及び高層階サービスエレベ
ータ２のかご内には第２図（ａ＞、（ｂ）で示すような
操作盤２１があり、一般階のかご呼び釦２３と同じよう
に乗り継ぐべきエレベータを乗り継ぎ階に呼ぶための乗
り継ぎ指示釦２２が設けられている。

第１図は乗り継ぎ制御用の制御回路を示しており、図中
Ｐ、Ｎは制御用電源母線、５はかご呼び釦、６は乗り継
ぎ指示釦である。７はホール呼び釦、８は乗り継ぎ指示
を与えることによりそのエレベータが乗り継ぎ階に近づ
いてエレベータ制御装置から減速指令が生じると閉じる
減速指令接点であり、乗り継ぐべきエレベータの乗り継
ぎ階でのホール呼びを生じさせるためのものである。９
ａ、〜９ｄは常閉接点による呼び解除接点であり、エレ
ベータ制御装置が呼びの生じた階に応答してその階に停
止すると解放する。Ａ−Ｄはリレー（励磁コイル部分）
である。ａ１〜ａ３は前記リレー△の常開接点であり、
これらのうち、接点ａ１は乗り継ぎ指示釦６と並列接続
されたうえ、該リレー（励磁コイル部分）八と呼び解除
接点９ａとに直列接続されて前記制御用電源母線Ｐ、Ｎ
間に接続されている。また、接点ａ２は減速指令接点８
と前記リレー（励磁コイル部分）Ｂと呼び解除接点９ｂ
との直列回路に直列接続されて前記制御用電源母線Ｐ、
Ｎ間に接続されている。

ｂｌは前記リレーＢの常開接点、Ｃ１は前記リレーＣの
常開接点、ｄｌは前記リレーＤの常開接点であり、これ
らのうち、接点ｃ１．ｂｉはホール呼び釦７と並列接続
されたうえ、前記リレー（ｂ力…コイル部分）Ｃと呼び
解除接点９Ｃとの直列回路に直列接続され、前記制御用
電源母線Ｐ。

Ｎ間に接続されている。

また、接点ｄ１．ａ３はかご呼び釦６と並列接続された
うえ、前記リレー（励磁コイル）Ｄと呼び解除接点９ｄ
との直列回路に直列接続され、前記制御用電源母線Ｐ、
Ｎ間に接続されている。

尚、第１図回路は乗り継ぎ階における例えば高層階サー
ビスエレベータ用のものであるとすれば、その乗り継ぎ
指示釦６は低層階サービスエレベータの操作盤の乗り継
ぎ指示釦２２に対応し、また、減速指令接点８は低層階
サービスエレベータ用のエレベータ制御装置おける減速
指令により閉成する。そして、リレーＤは低層階サービ
スエレベータの１０階のかご呼び登録のためのリレーと
なる。

逆に第１図回路が乗り継ぎ′階における低層階サービス
エレベータ用のものであるとすれば、その乗り継ぎ指示
釦６はへ層階サービスエレベータの操作盤の乗り継ぎ指
示釦２２に対応し、また、減速指令接点８は高層階サー
ビスエレベータ用のエレベータ制御装置おける減速指令
により開成するものである。そして、リレーＤは高層階
サービスエレベータの１０階のかご呼び登録のためのリ
レー　　　　（となる。

このような構成において、乗り継ぎ指示釦６を押すと、
乗り継ぎ階のホール呼び釦７が押されたと同じように接
点ｂ１が閉じ、呼び登録リレーＣがセルフホールドされ
る。そのタイミングをとるのが減速指令接点８である。

今、客がある低層のサービス階３（例えば４階）から高
層のサービス階４（例えば１５階）へ移動しようとして
いる場合を例にとって説明する。

サービス階の４階で乗り込んだ客はそのかご内の操作盤
２１の乗り継ぎ指示釦６を押す。すると、リレーＡが励
磁され、接点ａ１が閉じてこれによりリレーＡはセルフ
ホールドされる。リレーＡの励…により、その接点ａ３
が閉じ、リレーＤが励磁されてその接点ｄ１が閉じ、リ
レーＤはセルフホールドされて、乗り継ぎ階（１０階）
のかご呼び登録が（１われる。

一方、リレーＡの励磁により、その接点ａ２もｍしる。

低層階サービスエレベータ１は乗り継ぎ階（１０階）に
向って上昇し、乗り継ぎ階の減速指令が出た時に、減速
指令接点８が閉じ、リレーＢが励磁される。これにより
、接点ｂ１が閉じ、リレーＣがセルフホールドされる。

接点ｂ１は乗り継ぎ階の高層階サービスエレベータ２に
設置されている上り用のホール呼び釦７と並列であるた
め、これにより、ホール呼び登録ができる。

これにより、乗り継ぎ階（１０階）に到着後、高層階サ
ービスエレベータ２のホール釦７を押すことによって、
初めて呼び登録ができていたところ、乗り継ぎ階に到着
する前にその乗っているエレベータかこの減速とともに
呼び登録ができるので、乗り継ぎ階での待ち時間が短縮
できるようになり、乗り継ぎ客へのサービス向上を図る
ことができる。

高層階サービスエレベータ２が乗り継ぎ階でホール呼び
に応答するとその後に呼び解除接点９ａ〜９ｄが解放さ
れるので、各リレーＡ−Ｄは消勢され、各リレーＡ−Ｄ
の接点は開いて初期状態に復帰する。

乗り継ぎをしないが乗り継ぎ階に行きたい場合には、利
用するエレベータが例えば、低層階サ−ビスエレベータ
であったとするとかご呼び釦２３の１０階を押せばよい
。この場合は乗り継ぎ階でのホール呼びは発生しないの
で無用な呼びをしないで済む。

尚、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定するこ
と無く、その要旨を変更しないＩｉ！囲内で適宜変形し
て実施し得るものであり、例えば減速指令接点の代りに
別の条件を置く、例えばマイコンを搭載した群管理エレ
ベータならば低層、高層両エレベータの位置と動きに応
じて乗り継ぎ階で最も待ち時間を少なくするタイミング
でその接点を閉じるようにすることもできる。また、乗
り継ぎ指示釦６が押された時に限り、少しの待ち時間な
らば乗り継ぎエレベータを乗り継ぎ階に待機させておく
ように呼び解除接点９の条件を決めるようにしても良い
。また、各接点は必ずしも機械的スイッチである必要は
無く、論理回路や無接点素子、半導体リレー等を用いる
ことができる。ざらにまた、高層用低層用の二種のエレ
ベータを対象としたが、更に中層用を含めるなどしても
良く、また、乗り継ぎ指示に対して最短時間で応答でき
るエレベータを以てサービスさせるようにすることもで
きる。

し発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、全体としての運転
効率を損うことなく乗り継ぎ階での持ち時間を短縮する
ことができ、しかも、結果的には全体としての運転効率
も向上するなどよりサービス向上の促進を図ることので
きるエレベータ装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は乗り継ぎＩＩｌ′ａ用の制■回路を示す図、第
２図（ａ）は低層階サービスエレベータ用の操作盤を示
す図、第２図（ｂ）は高層階サービスエレベータ用の操
作盤を示す図、第３図は本発明の基本的構成を示すエレ
ベータ装置の概要を示す図、第４図は低層階サービスエ
レベータと高層階サービスエレベータが設置されている
高層ビルのニレ　　１１ベ一タ設置例を示す図である。 １・・・低層階サービスエレベータ、２・・・高層階サ
ービスエレベータ、３，４・・・サービス階、Ｐ、　Ｎ
・・・制御用電源母線、５・・・かご呼び釦、６・・・
乗り継ぎ指示釦、７・・・ホール呼び釦、８・・・減速
指令接点、９ａ〜９ｄ・・・呼び解除接点、Ａ−Ｄ・・
・リレー（励磁コイル部分）、ａ１〜ａ３．ｂｉ、ｃｌ
、ｄｌ・・・接点、２１・・・エレベータの操作盤、２
２・・・乗り継ぎ指示！］２２．２３・・・かご呼び釦
、２４・・・扉開期用用、２５・・・昇降表示器。 出願人代理人　弁理士　鈴江式彦 第１図 第２！１１ （ａ）　　　（ｂ） 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の階床を領域別に区分すると共に各区分毎にサービ
   スするエレベータをそれぞれ設け、且つ途中階に共通の
   乗り継ぎ用サービス階を持たせたエレベータシステムに
   おいて、各エレベータかごには乗り継ぎ指示用の操作手
   段を設けると共に、この操作手段の出力があった時、該
   乗り継ぎ指示を発生したエレベータが乗り継ぎ階に接近
   した際、目的階を含む領域をサービス階とするエレベー
   タに対する上記の乗り継ぎ階のホール呼び登録を発生さ
   せる手段を設けたことを特徴とするエレベータ装置。