JPS61114395A - 紙葉放出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ＋８）技術分野 この発明は、ＡＴＭ等の装置に用いられ、単一種の紙葉
を収納した紙葉収納部を複数配設してなる紙葉放出装置
に関する。

（ｂ）発明の概要 この発明に係る紙葉放出装置は、複数配設した収納部か
ら放出さへろ紙葉のそれぞれについて異常搬送を検出す
るように検知手段を配没し、更に紙葉収納部から放出さ
れた紙葉に印字処理を行う印字手段を配設するとともに
印字不良が発生した際にその紙葉を回収する紙葉回収手
段を有するものである。

（Ｃ）従来技術とその欠点 ＡＴＭ等の装置において単一種の紙葉を収納した紙葉収
納部を複数配設してなる紙葉放出装置が用いられる。上
記紙葉放出装置では紙葉収納部からの放出回数をその紙
葉の放出枚数として計数するものである。従って、一度
に二枚以上の紙葉が紙葉収納部から放出された場合には
設定枚数分の紙葉の放出を有効に行うことができない。

また、特定の紙葉収納部に設定された紙葉以外の紙葉が
収納された場合には正確に紙葉放出処理を行う事が出来
ず、特に紙幣の放出処理を行うＡＴＭにおいては大きな
問題となる。このため従来の紙葉放出装置では第５図に
示すように多段に積層配設された紙葉収納部と、そのそ
れぞれに配設された個別搬送手段２２ａ〜２２ｄと、こ
れらに連続する共１ｉ１１１Ｒ送手段２３．２４を有す
る構成において、共通搬送路の一部に上記二枚出しおよ
び異種紙葉の搬送等の異常搬送を検知する検知手段２５
を配設していた。この検知手段２５は機械式または光学
式の二枚出し検知手段、光学式または磁気式パターンチ
ェック手段等により構成されている。

しかしなから、上記従来の紙葉放出装置では複数配設さ
れた紙葉収納部のそれぞれが収納する複数種の紙葉の全
てについて単一の検知手段により異常搬送を検知するよ
うにしていたため、例えば複数種の紙葉を収納した場合
或いは紙葉と小切手を収納した場合のように放出する紙
葉の紙質、紙厚および図柄が著しく異なる場合には紙葉
の異常搬送を有効に検出することができなかった。即ち
、最も薄い紙葉の二枚出しを検出しなかったり逆に最も
厚い紙葉が正常に搬送された際に二枚出しを検知する等
の欠点があった。又パターンチェック手段による紙葉の
鑑別がシリアル入力により行われるためその作業に長時
間を必要とする欠点があった。

更に、従来の紙葉放出装置では紙葉に印字処理を有効に
行い得る手段を備えたものがなく、このため有価証券ま
たは小切手等の印字処理が必要な紙葉を放出することが
出来ず、上記のような紙葉の発行処理を行う必要がある
業者は印字手段を有する専用機を併設する必要があった
。このため、設備投資に高額を必要とし、また装置の併
設に対して充分なスペースを確保する必要があるため上
記印字処理を可能にした装置は一般に普及しておらず印
字処理の必要な紙葉の無人放出を促進できないのが現状
である。

ｆｄ）発明の目的 この発明の目的は従来の欠点に鑑み、紙質、紙厚および
図柄の異なる複数種の紙葉の放出を有効に行うことがで
き、更に印字処理を必要とする紙葉の放出を有効に行う
ことができ、以て紙葉の放出処理の無人化を促進するこ
とができる紙葉放出装置を提供することである。

ｔｅ１発明の構成および効果 この発明は、紙葉放出装置において検知手段の全てまた
は一部を個別搬送手段のそれぞれに配設し、共通搬送手
段に印字手段と、この印字手段の良否を検知する印字検
知手段と、この印字検知手段が印字不良を検出した際に
その紙葉を回収する紙葉回収手段とを設けたことを特徴
とする。

上述のように構成することによりこの発明によれば、収
納した複数種の紙葉のそれぞれについて異常搬送を検出
する手段を備えたため、紙質、紙厚および図柄の大きく
異なる複数種の紙葉の放出を正確に行うことができ、印
字手段と印字検知手段と紙葉回収手段とを配設したため
印字処理の必要な紙葉の放出を有効に行うことができる
。従って紙葉放出処理および印字処理を単一の装置によ
り低コストで実現することができ、紙葉放出処理の無人
化を促進することができる。

（ｆ）実施例 第１図は、この発明の実施例である紙葉放出装置の概略
構造図である。

図中左方に多段に配設された紙葉収納部１ａ〜１ｅのそ
れぞれには単一の種類の紙葉が複数枚収納されている。

最上段の紙葉収納部１ａに示すように紙葉１７は傾斜さ
れて収納されており、弾性材１８により放出方向に付勢
されている。上記紙葉収納部１ａ−１ｅのそれぞれには
一対の搬送ベルトにより構成された個別搬送路２３〜２
ｅが配設されている。この個別搬送路２ａ〜２ｅのそれ
ぞれに異常搬送を検出する検知センサ４ａ〜４ｅが配設
されており、紙葉収納部１ａ−１ｅから放出された紙葉
の二枚出し検知および紙葉種の鑑別を行う。上記検知セ
ンサ４ａ〜４ｅは受光素子および発行素子から構成され
るフォトセンサであり、光学検知により二枚出しおよび
異種紙葉の放出を検出する。上記検知センサ４ａ〜４ｅ
のそれぞれの受光素子の感度はその配設された位置に対
応する紙葉収納部が収納した特定の紙葉に通用して設定
されている。即ち、検知センサ４ａは紙葉収納部１ａが
収納すべき紙葉が同時に二枚以上繰り出された際に発光
素子からの光線を受光素子が受光廿ず、オフ状態になる
ように設定されている。

また紙葉種の鑑別用センサは上記紙葉収納部１ａが収納
すべき紙葉のみが繰り出された際にオン状態になりそれ
以外の図柄を有する紙葉が通過した際にオフ状態になる
ようにされている。

上記それぞれのセンサのオフ信号が出力された際に図示
しないマイクロプロセッサが異常搬送を検知し紙葉の搬
送中止時等の動作を行う。検知センサ４ｂ〜４ｅについ
ても同様に構成されており、従って紙質、紙厚および図
柄が大きく異なる複数種の紙葉が紙葉収納部１ａ−１ｅ
に収納された場合にもそれぞれの異常搬送を有効に検出
することができる。

前記個別搬送路２８〜２ｅを構成する下側の搬送ベルト
を駆動する一方の駆動ローラには共通搬送ベルト３ｂが
張架されており、これと対向して共通搬送ベル）３ａが
配設されている。更に、上記共通搬送ベル）３ａ、３ｂ
の下端部から紙葉放出口９の間に共通搬送ベル）３ｃ及
び３ｂが配設されており、それぞれ共通搬送路を構成し
ている。紙葉放出口９の近傍には放出ローラ１９ａおよ
び１９ｂが回ＵＪ自在に配設されており、搬送された紙
葉を外部に放出する。共通撤退ベル）３Ｃにより構成さ
れた共通搬送路には印字手段５および印字検知手段６が
配設されており、印字処理の必要な紙葉が搬送された際
にその紙葉の適正な位置に印字処理を施すとともにその
良否を検出する。

上記共通ＩＭ送ベルト３Ｃと共通搬送ベルト３ｄは間隙
を設けて配設されており、この間に一端を回動自在に支
持され、共通搬送路を開閉する切替型７が配設され、ま
たその下方には回収箱８が装脱自在に装着されている。

第２図は、上記紙葉放出装置に用いられる検知手段の別
の構成を示す図である。

紙葉の異常搬送を検出する検知センサ１２は紙葉収納部
１内の繰り出しローラ１３と放出ローラ１４〜１６とに
より構成された個別搬送路の一部に配設されている。上
記のように構成する事により紙葉の装填時において紙葉
収納部１を装置本体から外した際に検知センサ１２の調
整作業を行うことができ、紙葉収納部１に収納する紙葉
の変更時の検知センサの調整作業を容易に行うことがで
きる。またパターンチェック手段を各紙葉収納部のそれ
ぞれに配設することにより紙葉種の鑑別をパラレル入力
により行うことができるため、その作業を短時間で行う
ことができ、紙葉放出装置の稼働効率を向上することが
できる。

第３図（Ａ）および（Ｂ）は、上記紙葉放出装置に用い
られる印字手段の構成を示す図である。

第３図（Ａ）に示す印字手段はドツトプリンタ５ａとこ
れに対向して配設されたプラテン５ｂとにより構成され
ている。印字処理の必要な紙葉２０が共通搬送ベルト３
Ｃにより構成される共通搬送路に搬送されその紙葉２０
の印字位置と上記印字手段の配設位置とが一致した際に
上記ドツトプリンタ５ａがプラテン５ｂ方向に移動し、
紙葉２０と当接し印字処理を行う。

第３図（Ｂ）に示す印字手段は、外周部に活字を構成さ
れ回動自在に配設された印輪１１ａとこれに対向配設さ
れたインパクトソレノイドｌｌｂとにより構成されてい
る。印字処理の必要な紙葉２０が搬送されその印字位置
と印字手段の配設位置とが一致した際にインパクトソレ
ノイドｌｌｂが年輪１１ａ方向に駆動され紙葉２０と印
輪１１ａとが当接する。予め印字する活字が下面に位置
するように印輪１１ａを回動させておくことにより所望
の文字を印字することができる。

第４図は、上記紙葉放出装置に配設された紙葉回収手段
の動作を示す図である。

印字手段５ａおよび５ｂにより印字処理を終了した紙葉
は共通搬送ベルト３Ｃにより印字検知手段６の位置に導
かれる。この印字検知手段により印字がなされたか否か
、適正な印字がなされたか否か、印字内容が適正か否か
等を検出される。上記印字検知手段が印字不良を検出し
た際には共通搬送ヘルｔ−３ｃと共通搬送ベルト３ｄと
の間に回動自在に配設された切替型７が矢印Ａ方向に移
動し、図中二点鎖線で示す７ａの状態に位置する。

上記切替型の移動により共通搬送路が閉鎖され、搬送さ
れた用紙は矢印Ｂ方向に導かれ回収箱８内に収納される
。印字検知手段６が印字不良を検出しなかった際には切
替型７は図中実線で示す状態に位置しており、共通用送
路は開放されている。

従って印字処理が正常に行われた場合にはその紙葉は共
通搬送ベル１−３ｂ方向に搬送され放出口に放出される
。

上述の構成により紙葉収納部１ａ−１ｅのいずれかから
繰り出された紙葉は個別搬送路２ａ〜２ｅを通過する。

この時点で紙葉の二枚出し及び紙葉種の鑑別が検知セン
サ４ａ〜４ｅにより行われ、異常搬送が検出されなかっ
た場合には共通搬送ベルト３ａおよび３ｂ、３ｃ、３ｄ
と放出ローラ１９ａ、１９ｂとにより放出口９から外部
に放出される。搬送された紙葉が印字処理を必要とする
紙葉である場合には共通搬送ベルｌ−３ｃの位置におい
て印字処理並びにその良否の検知が行われ、印字不良が
発生した際には回収箱８に回収され正常である場合には
共通搬送ベルト３ｂおよび放出ローラ１９ａ、１９ｂに
より放出口９から外部に放出される。

なお、個別搬送路のそれぞれに配設する検知センサは複
数の検出作業のうちの一部のみを行うものであってもよ
い。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例である紙葉放出装置の概略構
造図、第２図は同実施例に用いられる検知手段の別の構
成を示す図、第３図（Ａ）および（Ｂ）は同実施例に用
いられる印字手段の構成を示す図、第４図は同実施例に
用いられる紙葉回収手段の動作を示す図、第５図は従来
の紙葉放出装置の概略構造図である。 １ａ−１ｅ−紙葉収納部、 ２３〜２ｅ−個別搬送路、 ３ａ〜３ｄ−共通搬送ベルト、 ４ａ〜４ｅ−検知センサ、 ５−印字手段、６−印字検知手段、 ７−切替型、８−回収箱。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の紙葉収納部と、そのそれぞれに配設された
   個別搬送手段と、上記個別搬送手段から紙葉放出口まで
   連続する共通搬送手段と、紙葉の異常搬送を検出する検
   出手段とを有する紙葉放出装置において、 前記検知手段の全てまたは一部を前記個別搬送手段のそ
   れぞれに配設し、前記共通搬送手段に印字手段と、この
   印字手段の良否を検出する印字検知手段と、この印字検
   知手段が印字不良を検出した際にその紙葉を回収する紙
   葉回収手段と、を設けてなる紙葉放出装置。