JPS61112111A

JPS61112111A - パイプ形光フアイバユニツトの心線余長生起法および心線余長生起装置

Info

Publication number: JPS61112111A
Application number: JP59232515A
Authority: JP
Inventors: Tetsuya Yamamura; 山村　哲哉; Makoto Sumita; 真住田; Hisashi Murata; 久村田
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 1984-11-06
Filing date: 1984-11-06
Publication date: 1986-05-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は延伸高分子材料から成るパイプ形光ファイバユ
ニットの心線余長生起方法および心線余長生起装置に関
するものである。

（従来の技術）光通信用光ファイバはガラス材料から成る脆弱な伝送路
である。従って、外圧による光ファイバの破断や伝送特
性の劣化を防ぐため、プラスチックによる被覆が施され
ている。その−例として、パイプによる被覆があげられ
る。第４図は従来の代表的なパイプ被覆心線の構造を示
す断面図であって、プラスチック被覆２を施された光フ
ァイバｌがプラスチックパイプ３にルースに収容されて
いる。４は空気層または液体・ジュワー等、５はパイプ
被覆心線である°、パイプ被覆心線において、光ファイ
バの余長は、（ｉ）光ファイバに余長が存在すると、パ
イプに張力が加わりパイプが伸びても、その伸びが余長
以下であれば、光ファイバには伸びが全く加わらない伸
び緩和効果、（ｉｉ　）光ファイバの余長が増加すると
、マイクロベンド損失も増加するという関係があり、重
要である。

（発明が解決しようとする問題点）従来のパイプ心線において、余長のコントロールは主に
ファイバ繰り出しの際のバックテンション制御と、パイ
プ心線製造工程における熱処理時の熱収縮および硬化収
縮のかねあいで調整されてきた。しかし、この方法では
再現性のある余長のコントロールは困難であった。従っ
て、伸び緩和効果およびマイクロベンド損失を制御する
ことは非常に難しかった。

（問題点を解決するための手段）本発明はこのような欠点を除去するため、延伸高分子材
料によるパイプ形ユニットにおいて、パイプを強制的に
、しかも均一に収縮させ、光ファイバ心線余長を生起さ
せる。

以下図面により本発明の詳細な説明する。

第２図は心線余長を生起させるパイプ形ユニットの一例
を示す断面図であって、■は光ファイバ、２はプラスチ
ック被覆、４は空気層または液体・ジュワー等、６は延
伸高分子材料によるパイプ、７はパイプ形光ファイバユ
ニットである。

第１図は本発明の光ファイバ心線余長生起装置の一実施
例の構成図であって、７は延伸高分子材料を用いたパイ
プ形光ファイバユニ７ト、８ａ〜８ｆは金車、９は繰出
機、１０は引取機で、繰出機９と引取機１０はそれぞれ
ゴム製のキャタピラの間にパイプを挾み込み、両者の送
り速度の差により張力をかけた状態でパイプを金車に沿
って送り、所望のしごきを加えることができる。

一般に高度に延伸または配向された高分子材料は、長手
方向に極めて高い弾性率を有する剛直体であるが、第３
図に示されるように、−例として外径２．２ｎ＋ｍφ、
内径１．０ｍｍφのパイプを金車を用いて９０°しどい
た場合、しごき回数の増加に従いパイプの収縮率は増加
することが見出された。

本発明はこの収縮を活用して光ファイバ心線余長を生起
させるものである。第１図において、パイプ形光ファイ
バユニット７の長手方向に金車を数個配列し、しかも後
半の金車は前半より９０°だけ軸を回転させて配置し、
繰出機９と引取機１０によって張力をかけて通過させる
。

従って、パイプの表面は均等にしごきを受け、はぼ均一
にパイプは収縮する。あらかじめ金車径とパイプの収縮
量の関係を明確にしておけば、再現性良く心線余長を生
起できる。

（発明の効果）以上説明したように、本発明によれば、延伸高分子材料
を用いたパイプ形光ファイバユニットにおいて、光ファ
イバ心線余長を再現性良く得ることができ、正確に心線
余長をコントロールすることにより、ケーブル化した際
の伸びの緩和効果および低温特性を制御できるという利
点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は心線余長生起装置の一実施例の構成図、第２図
は延伸高分子材料を用いるパイプ形光ファイバユニット
の断面図、第３図は９０°シごき回数とパイプ収縮率の関係を示す
図、第４図は従来のパイプ被覆心線の断面図である。１・・・光ファイバ　　　２・・・プラスチック被覆３
・・・プラスチックパイプ４・・・空気層または液体・ジュワー等、５・・・パイ
プ被覆心線６・・・延伸高分子材料によるパイプ７・・・パイプ形光ファイバユニット８ａ〜８ｆ・・・金車　　　　９・・・繰出機１０・・
・引取機

Claims

【特許請求の範囲】１、少なくとも１本の光ファイバ心線を、高度に延伸配
向した高分子材料のパイプの中に緩く収容して成るパイ
プ形光ファイバユニットに対し、パイプ軸に関して対称
な、少なくとも２方向の直交する面内で曲げしごきを加
え、該パイプに収縮を生じさせることを特徴とするパイ
プ形ファイバユニットの心線余長生起法。２、繰出機と引取機と、その間に設置された複数の金車
とにより構成され、それぞれの金車の回転面が少なくと
も２方向の直交する面内に設定されており、繰出機、引
取機により把持されたパイプが張力のかかった状態で金
車を通過することを特徴とするパイプ形光ファイバユニ
ットの心線余長生起装置。