JPS61112001A - 殺菌消毒剤 - Google Patents

殺菌消毒剤

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JPS61112001A
JPS61112001A JP23347284A JP23347284A JPS61112001A JP S61112001 A JPS61112001 A JP S61112001A JP 23347284 A JP23347284 A JP 23347284A JP 23347284 A JP23347284 A JP 23347284A JP S61112001 A JPS61112001 A JP S61112001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gram
disinfectant
nonanedial
active components
bacteria
Prior art date
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Pending
Application number
JP23347284A
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English (en)
Inventor
Noriaki Yoshimura
吉村 典昭
Yasuo Tokito
時任 康雄
Masafumi Okada
雅文 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は殺菌消毒剤に関し、詳しくはジアルデヒドを有
効成分とする殺菌消毒剤に関する。
〔従来の技術〕
従来、グリオキサール、サクシンジアルデヒド。
グルタルアルデヒドのような飽和ジアルデヒドのアルカ
リ件のイソプロパツール溶液が細菌芽胞に対して強い殺
菌作用を有していることが知られている。特にグルタル
アルデヒドは緑膿菌、結核菌などの各種病原性細菌およ
びその細菌芽胞:B型肝炎ウィルス、アデノウィルス、
ポリオウィルス、日本脳炎ウィルスなどの病原ウィルス
に対して優れた殺菌作用を有してお)、現在、医療器具
の殺菌消毒剤として使用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
グルタルアルデヒドは刺激臭が強く、膚た空気中で不安
定であり、その取扱いは容易ではない。
従って、各重病原性細菌、病原ウィルスなどの微生物に
対してグルタルアルデヒドと同等もしくはそれ以上の優
れた殺菌作用を有し、しかもグルタルアルデヒドのよう
な刺激臭がなく、空気中で安定性のある化合物が殺菌消
毒剤として提供されることは望ましいことである。
しかして、本発明の目的は、種々の微生物に対してグル
タルアルデヒドと同等もしくはそれ以−ヒの優れた殺菌
作用を有しかつ取扱いの容易なジアルデヒドを有効成分
とする殺菌消毒剤を提供することにおる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、上記の目的は、1,9−ノナンジアー
ルおよび/または2−メチル−1,8−オクタンジアー
ルを有効成分とする殺菌消毒剤を提供することによって
達成される。
1,9−ノナンジアールおよび2−メチル−1,8−オ
クタンジアールは刺激臭がなく、空気中で安定である。
また、これらの化合物は例えば、シウドモナス、サルモ
ネラ、プロテウス、エシェリヒア、フラボバクテリウム
、アクロモバクタ−、アエロバクタ−などのダラム陰性
細菌;バチルス、スタフィロコッカス、サルシナ、コリ
ネバクテリウム、マイコバクテリウム、ミクロコツカス
などのグラム陽性細菌:ノカルディアなどの放線菌;サ
ツカロマイセス、カンデイダなどの酵母;アスヘルキル
ス、ペニシリウム、トリコデルマ、クラドスポリウム、
アルタナリア、ムコール、ヘルミントスボリウム、ヂオ
トリカム、フザリウムなどのかびに対してグルタルアル
デヒドよシも強い殺菌作用、防除作用を有しており、さ
らにB型肝炎ウィルス、アデノウィルス、ポリオウィル
ス、日本脳炎ウィルスなどの病原ウィルスに対しても卓
効を示す。
本発明における有効成分化合物である1、9−ノナンジ
アールおよび2−メチル−1,8−オクタンジアールは
たとえば、ブタジェンと水とをパラジウム錯体触媒の存
在下に反応させ、得られる2、7−オクタレニン−1−
オールを銅系触媒またはクロム系触媒の存在下に異性化
して7−オクテン−1−アールとし、該7−オクテン−
1−アールをヒドロホルミル化反応に付すことにより容
易に得られる(特開昭58−201743号公報参照)
0本発明の殺菌消毒剤は1.9−ノナンジアールまたは
2−メチル−1,8−オクタンジアールまたはこれらの
混合物のみから成る場合もあるし、また1、9−ノナン
ジアールおよび/または2−メチル−1,8−オクタン
ジアールを適当な担体に分散させ、または適当な固体担
体と混合し、要すればさらにこれらに分散剤1.懸濁剤
、展着剤、浸透剤、湿潤剤、粘漿剤、安定剤などを添加
し、水和剤、   ・粉剤、粒剤、微粒剤1錠剤、ペー
スト剤、懸濁剤。
噴霧剤などの剤型に製剤化されたものである場合もある
本発明の殺菌消毒剤に用いられる液体担体としては、有
効成分化合物と反応しない限シいかなる液体でもよく、
たとえば、水、アルコール類(例。
メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルア
ルコール、グリコール、グリセリンなど)。
ケトン類(例、アセトン、メチルエチルケトン彦ど)、
脂肪族炭化水素類(例、ヘキサン、流動パラフィンなど
)、芳香族炭化水素類(例、ベンゼン、キシレンなど)
、ハロゲン化炭化水素類、酸アミド類、エステル類およ
びニトリル類などがあげられ、これらを単独で用いても
または2種以上を混合して用いてもよい。固体担体とし
ては、たとえばクレー類(例、カオリン、ベントナイト
酸性白土など)、メルク類(例、滑石粉、ロウ石粉など
)、シリカ類(例、珪藻土、無水ケイ酸。
雲母粉など)、アルミナ、硫黄粉末、活性炭などがあげ
られ、これらを単独で用いてもまfc2種以上を混合し
て用いてもよい。
また、分散剤として使用される界面活性剤としては1石
けん類、高級アルコールの硫酸エステル。
アルキルスルホン酸、アルキルアリールスルホン酸、第
4級アンモニウム塩、オキシアルキルアミン、 脂肪酸
エステル、ポリアルキレンオキサイド系、アンヒドロソ
ルビトール系などがあげられ。
該界面活性剤は一般に有効成分化合物1重量部に対して
約0.2〜3重量部使用するのが好ましい。
また、該界面活性剤の代りにまたはその補助剤として必
要に応じてカゼイン、ゼラチン、澱粉、アルギン酸、寒
天、CMC,ポリビニルアルコール。
松根油、糠油、ベントナイト、クレゾール石けんなどを
用いることもできる。
上記の剤型における本発明の殺菌消毒剤中の有効成分化
合物の含有割合は、その剤型および使用目的などによっ
ても異なるが、一般的には約5〜100%程度の製置と
するのが適当であシ、たとえば水和剤の場合約10〜8
0チ程度、粉剤の場合約10〜80チ程度、懸濁剤の場
合約10〜80チ程度とするのが好ましい。なお、実際
の使用時におい℃は、その使用目的に応じ、これらの剤
型の殺菌消毒剤に適宜溶剤、希釈剤、増量剤などを加え
て、まfcは、これらの殺菌消毒剤の適用物質への添加
量を調節することにより、約0.001〜30%i度の
有効成分化合物濃度として作用させることが好ましい。
本発明を実施するにめ虎っては、本発明の殺菌消毒剤を
医療器具、電子機器、光学機械、化粧品。
医薬部外品、轍維製品5紙製品、皮革製品、木材加工、
塗料、プラスチック材料などあらゆる有機材料から々る
工業製品にこれらの製品の形状に応じて、混合、塗布ま
たは噴霧すればよい。
本発明の殺菌消毒剤は、手指の消毒液として現在使用さ
れているクレゾール石けん液、ホルマリン溶液にみられ
るような刺激臭、皮膚刺激性がないため、不快感を伴な
わない優れた手指の消毒液としても利用できる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
らの実施例により限定されるものではないO 実施例1 各種微生物に対するMIC(最小発育阻止濃度)を第1
表に示す。
試験法:lOs+9z官濃度の被検溶液を10段階に倍
々希釈し、各濃度の溶液0.5 dをペトリ皿に入れ、
これに肉汁寒天培地(組成:肉エキス52゜ペプトン1
0r、Naα5F、寒天12 P$’!ヒ蒸留水1,0
00rnli )4(: 7.0 ) 9゜51117
ヲ加、t、固化シないうち忙よく混合希釈し、平板を作
製する。一方、ペプトン水を10rnl入れた試験管に
1白金耳程度菌を移植し、37°C124時間靜置培養
を行装う。この培養液を1白金耳、予め調整した平板に
塗布し、37℃、48時間培養する。その後。
塗布し九菌の生育を阻害する最小の濃度を決定する。試
験に用いた菌株を次に示す。
1株ム1 アエロバクタ−・アエロバクタ C−122
ニジエリシア・コリ IAM12393 シウドモナス
・エルギノーf  AKU8234 スタフィロコッカ
ス・アウレウス FDA209 P      ’5 
バチルス・ズブチリス PCI21g        
    +6 サルシナ・ルテア IFO32327コ
リネバクテリウム・エクイ IAM10388 マイコ
バクテリウム・アビウム IFO3154菌株A9 ノ
カルディア・アステロイデス IFO342410サツ
カロiイセス・サケ A2 11  カンデイダ・アルビカンス IFO10601
2アスペルギルス・ニガー M−6313ヘニシリウム
・ツタ−ツム IFO4640表中の数字は菌の生育を
阻止する化合物の濃度をr/vlで示す。
実施例2 各種微生物に対するフェノール係数(殺菌作用)を第2
表に示す。
試験法:各々の試験菌体をニュートリエンド液体培地を
用いて24時間振盪培養を行なう。一方、被検薬液を滅
菌蒸留水を用いて適尚に希釈してその溶液LOrnlを
大型試験管に作製し、これに上記菌液をl act添加
し、20℃で2.5分、5分、10分、15分間接触さ
せた後、その中の1白金耳程度を新しいニュートリエン
ド液体培地に混合させ、直ちにこの1部をニュートリエ
ンド寒天培地に塗布し、37℃、24時間培養し、菌の
死滅を判定した。フェノール係数は菌が作用時間5分間
で死滅せず、10分間では死滅する被検薬液の最大希釈
倍数と同じ結果を得るフェノールの最大希釈倍数との比
とした。なお、菌株A 14および15は次の菌を表わ
す。
414  サルモネラ・ティフィムリウム IFO12
529A15  プロテウス・ブルガリス IFO30
45第  2  表 実施例3 精製ラノリンIOP%サラシミッロウ102、白色ワセ
リン802から成る白色軟膏にグリセリン109を添加
して基剤を調製した。基剤12.52に1.9−ノナン
ジアール、2−メチル−1,8−オクタンジアール、1
.9−ノナンジアール(75%)と2−メチル−1,8
−オクタンジアール(25%)との混合物およびグルタ
ルアルデヒドのそれぞれを4γ/f、20γ/2.10
0γ/を添加したもの、ならびに無添加のものを準備し
、これらに各々ブイヨン液体培地を用いて32℃で24
時間振盪培養したバチルス・ズブチリスPcx219m
の培養液1d(菌数約109〜1010個/rnl)を
接種し、よくかき混ぜたのち、水をしいたガラス器内に
入れ、27℃で培養を行なった。一定期間培養後、各々
の基剤の1白金耳をとり、ブイヨンプレートにぬ#)2
4時間培養したのち、生育している菌の数(コロニー数
)を調べ、その死滅率を算出した。その結果を第3表に
示す。
第  3  表 なお、死滅率(%) =lOO−(生存菌数/無添加のものの生存菌数)X1
00〔発明の効果〕 本発明によれば上記の実施例から明らかなとおり各種の
微生物に対してグルタルアルデヒドよυも殺菌作用の優
れた殺菌消毒剤が提供される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1,9−ノナンジアールおよび/または2−メチル−1
    ,8−オクタンジアールを有効成分とする殺菌消毒剤。
JP23347284A 1984-11-05 1984-11-05 殺菌消毒剤 Pending JPS61112001A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015072541A1 (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 株式会社クラレ 金属の生物腐食抑制剤

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