JPS61111915A - 高純度バイヤライトの製造方法 - Google Patents
高純度バイヤライトの製造方法Info
- Publication number
- JPS61111915A JPS61111915A JP23329484A JP23329484A JPS61111915A JP S61111915 A JPS61111915 A JP S61111915A JP 23329484 A JP23329484 A JP 23329484A JP 23329484 A JP23329484 A JP 23329484A JP S61111915 A JPS61111915 A JP S61111915A
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- JP
- Japan
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- aluminum hydroxide
- bayerite
- aging
- purity
- amorphous aluminum
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- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、高純度パイヤライトの製造方法に関するもの
である。さらに詳しくは、不純物としてケイ素分を含有
する非晶質水酸化アルミニウム −を水溶液中で熟成し
、結晶化することによりケイ素分の含有量の極めて少な
い高純度パイヤライトを製造する方法に関するものであ
る。
である。さらに詳しくは、不純物としてケイ素分を含有
する非晶質水酸化アルミニウム −を水溶液中で熟成し
、結晶化することによりケイ素分の含有量の極めて少な
い高純度パイヤライトを製造する方法に関するものであ
る。
(従来の技術)
、結晶性水酸化アルミニウムの一種であるバイヤライト
は、吸着剤、触媒あるいは担体等の幅広い用途に使用さ
れ、またその焼成により得られるη−アルミナは触媒と
して著しく活性の高い物質であり、さらに高温で焼成し
て得られる高純度α−アルミナは焼結性に優れており、
電子材料用セラミックス原料、透光焼結性セラミックス
原料などとして多くの用途がある。これら用途において
、不純物の存在は本来の性能を低下させる場合が多いの
で、高純度の製品が望まれている。ところが、一般的な
パイヤライトの製造方法でちるアルミン酸アルカリ溶液
と酸を反応させる、いわゆる中和法により製造されるバ
イヤライトには、ナトリウム、ケイ素、鉄などの多くの
不純物を含んでおり、高純度のバイヤライトを得ること
はできなかった。
は、吸着剤、触媒あるいは担体等の幅広い用途に使用さ
れ、またその焼成により得られるη−アルミナは触媒と
して著しく活性の高い物質であり、さらに高温で焼成し
て得られる高純度α−アルミナは焼結性に優れており、
電子材料用セラミックス原料、透光焼結性セラミックス
原料などとして多くの用途がある。これら用途において
、不純物の存在は本来の性能を低下させる場合が多いの
で、高純度の製品が望まれている。ところが、一般的な
パイヤライトの製造方法でちるアルミン酸アルカリ溶液
と酸を反応させる、いわゆる中和法により製造されるバ
イヤライトには、ナトリウム、ケイ素、鉄などの多くの
不純物を含んでおり、高純度のバイヤライトを得ること
はできなかった。
不純物の少ないパイヤライトを製造する方法には、パイ
ヤライトの酸による洗浄、パイヤライトを含むスラリー
の水熱処理等が提案されているが、これはナトリウム分
を対象としたものであり、ケイ素分を除去することはで
きなかった。
ヤライトの酸による洗浄、パイヤライトを含むスラリー
の水熱処理等が提案されているが、これはナトリウム分
を対象としたものであり、ケイ素分を除去することはで
きなかった。
(発明が解決しようとする問題点)
以上の点から、結晶性水酸化アルミニウム、バイヤライ
トは優れた特性を持ちながら純度の面でその性能が制限
されてきた。高純度バイヤライトを容易にかつ低コスト
で製造する方法は現在のところ知られていない。本発明
はこれらの点を解決しようとするものである。
トは優れた特性を持ちながら純度の面でその性能が制限
されてきた。高純度バイヤライトを容易にかつ低コスト
で製造する方法は現在のところ知られていない。本発明
はこれらの点を解決しようとするものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明者らは、高純度パイヤライトの製造方法を種々検
討した結果、ケイ素分を不純物として含有する非晶質水
酸化アルミニウムを水溶液中で熱成し、結晶化すること
に二って、非晶質水酸化アルミニウム中のケイ素分が溶
液中へ放出され、高純度のバイヤライトが生成するとい
う新しい事実を見い出した。
討した結果、ケイ素分を不純物として含有する非晶質水
酸化アルミニウムを水溶液中で熱成し、結晶化すること
に二って、非晶質水酸化アルミニウム中のケイ素分が溶
液中へ放出され、高純度のバイヤライトが生成するとい
う新しい事実を見い出した。
すなわち、本発明は、ケイ素分を不純物として含有する
非晶質水酸化アルミニウムを水溶液中で熟成し、結晶化
することにより、この中に含まれているケイ素分を効率
よく除去し、高純度のパイヤライトを製造することにあ
る。
非晶質水酸化アルミニウムを水溶液中で熟成し、結晶化
することにより、この中に含まれているケイ素分を効率
よく除去し、高純度のパイヤライトを製造することにあ
る。
本発明において原料として用いる非晶質水酸化アルミニ
ウムは通常、湿式法、特にアルミン酸ナトリウム溶液と
酸の反応により調製される。この非晶質水酸化アルミニ
ウムの表面にはナトリウム塩類が多く付着しているため
、予め水洗しナトリウム分を除去しておかなければなら
ない。この非晶質水酸化アルミニウムを特定条件下で熟
成する。
ウムは通常、湿式法、特にアルミン酸ナトリウム溶液と
酸の反応により調製される。この非晶質水酸化アルミニ
ウムの表面にはナトリウム塩類が多く付着しているため
、予め水洗しナトリウム分を除去しておかなければなら
ない。この非晶質水酸化アルミニウムを特定条件下で熟
成する。
熟成時の温度は40℃以下、好ましくは30℃以下であ
る。熟成温度が40℃以上では、バイヤライトと擬ベー
マイトが共存し、熟成温度の上昇に伴ない擬ベーマイト
生成量が増加する。
る。熟成温度が40℃以上では、バイヤライトと擬ベー
マイトが共存し、熟成温度の上昇に伴ない擬ベーマイト
生成量が増加する。
熟成に使用する溶液としては、アンモニア水溶液などの
金属イオンを含まないpHの高い水溶液である。苛性ソ
ーダ水浴液で熟成した場合、パイヤライト中にナトリウ
ム分が混入する恐れがある。
金属イオンを含まないpHの高い水溶液である。苛性ソ
ーダ水浴液で熟成した場合、パイヤライト中にナトリウ
ム分が混入する恐れがある。
溶液のpHは7以上、通常12以上、好ましくは13以
上がよい。pHが7以下ではパイヤライト化が起こりに
くい。
上がよい。pHが7以下ではパイヤライト化が起こりに
くい。
熟成時間は、要するに非晶質水酸化アルミニウムがバイ
ヤライトに結晶転移すればよく、温度、pHなどの熟成
条件によシ若干変化するが、通常1時間以上行なう。こ
こで非晶質水酸化アルミニウムからパイヤライトへの結
晶転移はいわゆる不可逆変化であり、一度パイヤライト
化すると、再び非晶質水酸化アルミニウムには戻らない
。
ヤライトに結晶転移すればよく、温度、pHなどの熟成
条件によシ若干変化するが、通常1時間以上行なう。こ
こで非晶質水酸化アルミニウムからパイヤライトへの結
晶転移はいわゆる不可逆変化であり、一度パイヤライト
化すると、再び非晶質水酸化アルミニウムには戻らない
。
熟成終了後、水酸化アル1=ウムを一過などの方法によ
り母液から分離し、蒸留水などの精製した水で洗浄した
後乾燥する。以上の方法によシ高純度のバイヤライトが
得られる。
り母液から分離し、蒸留水などの精製した水で洗浄した
後乾燥する。以上の方法によシ高純度のバイヤライトが
得られる。
(効 果)
本発明は、非晶質水酸化アルミニウムを生成した後にケ
イ素分を除去するため、操作が容易であり、かつ、経済
的な方法である。また、製造された結晶性水酸化アルミ
ニウムは、ケイ素分璽の含有量が極めて少いために、焼
成によって得られる焼結体の表面あるいは内部にケイ素
分とアルiナとの反応による白濁点を生成したり、焼結
性を低下させることもない。七の結果、焼結体の透光性
、表面平滑性、強度などの特性の著しく好いものが得ら
れる。
イ素分を除去するため、操作が容易であり、かつ、経済
的な方法である。また、製造された結晶性水酸化アルミ
ニウムは、ケイ素分璽の含有量が極めて少いために、焼
成によって得られる焼結体の表面あるいは内部にケイ素
分とアルiナとの反応による白濁点を生成したり、焼結
性を低下させることもない。七の結果、焼結体の透光性
、表面平滑性、強度などの特性の著しく好いものが得ら
れる。
(実施例)
以下、実施例によυ本発明の詳細な説明する。
なお、ケイ素分の定量は吸光光度法により、水酸化アル
キニウム中のケイ素分を二酸化ケイ素換算値で示した。
キニウム中のケイ素分を二酸化ケイ素換算値で示した。
実施例1
アルミン酸ナトリウム溶液に炭酸ガスを反応させて調製
した非晶質水酸化アルミニウム452に蒸留水900−
を加え攪拌し次後、これを濾過した。得られた非晶質水
酸化アルミニウムケークを再び蒸留水900−に分散し
、同様の洗浄操作を5回行なった。その結果、得られた
非晶質水酸化アルミニウム中のケイ製分含有量は64
ppmであつ之。次にこの非晶質水酸化アルミニウムを
乾燥せずに、アンモニア溶液(1:1)、1000−に
浸漬し、10℃に保持し、560rpmで4時間攪拌し
、熟成を行なった。熟成終了後、スラリーtl−濾過し
、得られた水酸化アルミニウム金蒸留水90G−で洗浄
し、再びF遇した後、80℃で乾燥した。かくして得ら
れた水酸化アルミニウムは粉末X線回折の結果鋭いピー
クを有するバイヤライトであり、ケイ製分含有量はs
ppmであった。
した非晶質水酸化アルミニウム452に蒸留水900−
を加え攪拌し次後、これを濾過した。得られた非晶質水
酸化アルミニウムケークを再び蒸留水900−に分散し
、同様の洗浄操作を5回行なった。その結果、得られた
非晶質水酸化アルミニウム中のケイ製分含有量は64
ppmであつ之。次にこの非晶質水酸化アルミニウムを
乾燥せずに、アンモニア溶液(1:1)、1000−に
浸漬し、10℃に保持し、560rpmで4時間攪拌し
、熟成を行なった。熟成終了後、スラリーtl−濾過し
、得られた水酸化アルミニウム金蒸留水90G−で洗浄
し、再びF遇した後、80℃で乾燥した。かくして得ら
れた水酸化アルミニウムは粉末X線回折の結果鋭いピー
クを有するバイヤライトであり、ケイ製分含有量はs
ppmであった。
Claims (1)
- ケイ素分を不純物として含有する非晶質水酸化アルミニ
ウムを水溶液中で熟成し、結晶化することを特徴とする
高純度バイヤライトの製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23329484A JPS61111915A (ja) | 1984-11-07 | 1984-11-07 | 高純度バイヤライトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23329484A JPS61111915A (ja) | 1984-11-07 | 1984-11-07 | 高純度バイヤライトの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61111915A true JPS61111915A (ja) | 1986-05-30 |
JPH0557202B2 JPH0557202B2 (ja) | 1993-08-23 |
Family
ID=16952845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23329484A Granted JPS61111915A (ja) | 1984-11-07 | 1984-11-07 | 高純度バイヤライトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61111915A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CZ297741B6 (cs) * | 2004-04-15 | 2007-03-21 | Výzkumný ústav anorganické chemie, a. s. | Zpusob výroby hydroxidu hlinitého s krystalickou strukturou bayerit |
CN108264074A (zh) * | 2018-02-01 | 2018-07-10 | 西安建筑科技大学 | 一种拜耳石的制备方法 |
-
1984
- 1984-11-07 JP JP23329484A patent/JPS61111915A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CZ297741B6 (cs) * | 2004-04-15 | 2007-03-21 | Výzkumný ústav anorganické chemie, a. s. | Zpusob výroby hydroxidu hlinitého s krystalickou strukturou bayerit |
CN108264074A (zh) * | 2018-02-01 | 2018-07-10 | 西安建筑科技大学 | 一种拜耳石的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0557202B2 (ja) | 1993-08-23 |
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