JPS61111333A - 湿式用摩擦材料組成物の製造方法 - Google Patents
湿式用摩擦材料組成物の製造方法Info
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- JPS61111333A JPS61111333A JP23222284A JP23222284A JPS61111333A JP S61111333 A JPS61111333 A JP S61111333A JP 23222284 A JP23222284 A JP 23222284A JP 23222284 A JP23222284 A JP 23222284A JP S61111333 A JPS61111333 A JP S61111333A
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- JP
- Japan
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- rubber
- friction material
- fibers
- material composition
- producing
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は相対する摩擦面間に適当な潤滑油が介在するい
わゆる湿式のクラッチおよびブレーキに用いられた時、
従来の材料と比較して高い負荷能力を有し、かつ摩擦係
数が高く、すべり速度、面圧、温度、油量、油種などの
変化に対して安定? した摩擦係数を有し
、摩擦材および相手材の摩耗が少なく、欠は落ち、剥離
など摩擦中に生じる力学的作用に耐える充分な機械的強
電を41する。樹脂を結合剤とする摩擦材料に関するも
のである。
わゆる湿式のクラッチおよびブレーキに用いられた時、
従来の材料と比較して高い負荷能力を有し、かつ摩擦係
数が高く、すべり速度、面圧、温度、油量、油種などの
変化に対して安定? した摩擦係数を有し
、摩擦材および相手材の摩耗が少なく、欠は落ち、剥離
など摩擦中に生じる力学的作用に耐える充分な機械的強
電を41する。樹脂を結合剤とする摩擦材料に関するも
のである。
従来より湿式の高負荷用摩擦材料としては、銅合金をマ
トリックスとする焼結金属摩擦材料(以下単にメタリッ
ク材という)が用いられてきた。
トリックスとする焼結金属摩擦材料(以下単にメタリッ
ク材という)が用いられてきた。
これは材料自体の耐熱性の他に熱伝導性のよい点もあり
、耐焼付性にすぐれていること、また熱履歴の影響も少
なく突然の油切れ等の異常にもある程度のキャパシティ
ーを有し、さらにパックプレートとの接合に有機質の接
着剤を用いるのでなく金属結合を利用するということも
あって、高温度および高負荷での信頼性が高いからであ
る。
、耐焼付性にすぐれていること、また熱履歴の影響も少
なく突然の油切れ等の異常にもある程度のキャパシティ
ーを有し、さらにパックプレートとの接合に有機質の接
着剤を用いるのでなく金属結合を利用するということも
あって、高温度および高負荷での信頼性が高いからであ
る。
しかし近年1機械の大型化に伴ない摩擦板も大型になっ
たので、一部の使用条件においてメタリック摩擦材料の
長所も充分に発揮できないような状況が発生している。
たので、一部の使用条件においてメタリック摩擦材料の
長所も充分に発揮できないような状況が発生している。
それは、一般的にメタリック材は弾性率がおよそ100
kg/mm2以上と比較的高く、このために、径が大
きく巾が広い面積の大きな摩擦板を比較的低面圧いで用
いたような場合。
kg/mm2以上と比較的高く、このために、径が大
きく巾が広い面積の大きな摩擦板を比較的低面圧いで用
いたような場合。
相手材と局部当りを生じ、その領域で集中的な熱負荷を
受け、焼付限界を越え、あるいはマトリックスの塑性流
動を生じるからである。
受け、焼付限界を越え、あるいはマトリックスの塑性流
動を生じるからである。
さらにこれが連続した摺動を行なうような場合には、局
部当りを起した部分の温度は周囲の部分より高温となり
熱膨張するため、ますます他の部分が接触するのが妨げ
られ、しかもこのような使用方法のときは局部当りして
いる部分の近傍は温度的にほぼ定常状態に達していると
思われるので、金属の熱伝導性の良さが生かされない状
態なある。また局部当りにより生じた高温により、油の
劣化および油中添加剤と金属の反応等が生じ。
部当りを起した部分の温度は周囲の部分より高温となり
熱膨張するため、ますます他の部分が接触するのが妨げ
られ、しかもこのような使用方法のときは局部当りして
いる部分の近傍は温度的にほぼ定常状態に達していると
思われるので、金属の熱伝導性の良さが生かされない状
態なある。また局部当りにより生じた高温により、油の
劣化および油中添加剤と金属の反応等が生じ。
摩擦係数を低下させることもある。
このため、本来は耐熱性があり耐焼付性にすぐれるメタ
リック材を単位面積当り充分な負荷能力があるように設
計しても、目的を達し得ない場合がある。
リック材を単位面積当り充分な負荷能力があるように設
計しても、目的を達し得ない場合がある。
このメタリック材の欠点の改良として、結合剤にフリオ
ロ・エラストマーを使用した摩擦材料(特開昭52−1
8749号、特開昭57−85878号等)、エポキシ
樹脂とニトリルゴムを使用した材料(特公昭57−27
33号に!;、)。
ロ・エラストマーを使用した摩擦材料(特開昭52−1
8749号、特開昭57−85878号等)、エポキシ
樹脂とニトリルゴムを使用した材料(特公昭57−27
33号に!;、)。
フェノール樹脂とニトリルゴムを使用した材料(特開昭
56−92983号等)が提案されている。これらのも
のは、いずれも弾性率がおよそ20〜60 kg/mm
2程度であり、一般的に用いられる保合圧力において望
ましい弾力性を有し、また部分当りを起しても熱により
柔かくなり、結果として全面での接触による処理エネル
ギーの分散を行なうことができる。こうして一部材料の
中には、ある条件下では耐焼付性(耐熱性ではない)の
面でメタリック材を凌駕するものも出現してきている。
56−92983号等)が提案されている。これらのも
のは、いずれも弾性率がおよそ20〜60 kg/mm
2程度であり、一般的に用いられる保合圧力において望
ましい弾力性を有し、また部分当りを起しても熱により
柔かくなり、結果として全面での接触による処理エネル
ギーの分散を行なうことができる。こうして一部材料の
中には、ある条件下では耐焼付性(耐熱性ではない)の
面でメタリック材を凌駕するものも出現してきている。
ゴムをフィラーとして添加し、あるいはバインダーとし
て添加するものの中では、ゴムとしてフッ素ゴムを利用
するものが耐熱性、耐油性その他化学的安定性にすぐれ
ている。しかしフッ素ゴムはバインダーとしての他の樹
脂との濡れ性が悪く、このためフッ素ゴムを単味の粒子
として添加すると、摺動中に抜は落やすく、また材料強
度が著しく弱くなる。このため従来の製品はフッ素ゴム
をバインダーとして、その中に種々添加剤を入れ、これ
を特殊なプライマーを用い、あるいはフッ素ゴム中に接
着強度を増す成分を添加して、芯板と接合している。
て添加するものの中では、ゴムとしてフッ素ゴムを利用
するものが耐熱性、耐油性その他化学的安定性にすぐれ
ている。しかしフッ素ゴムはバインダーとしての他の樹
脂との濡れ性が悪く、このためフッ素ゴムを単味の粒子
として添加すると、摺動中に抜は落やすく、また材料強
度が著しく弱くなる。このため従来の製品はフッ素ゴム
をバインダーとして、その中に種々添加剤を入れ、これ
を特殊なプライマーを用い、あるいはフッ素ゴム中に接
着強度を増す成分を添加して、芯板と接合している。
しかしフッ素ゴム自体の強度は弱いので、必要な材料強
度を得るためには高価な原料を多量に使用しなければな
らず、価格面での問題があった。
度を得るためには高価な原料を多量に使用しなければな
らず、価格面での問題があった。
また同様の理由で多孔性の材料を作ることはできなかっ
た。
た。
フッ素ゴム以外のゴムは樹脂との結合性に富む材料が多
く、バインダーとして他の樹脂と重合させたり、あるい
は粒子状の添加剤として加えたりすることが可能である
。すなわちニトニルゴム。
く、バインダーとして他の樹脂と重合させたり、あるい
は粒子状の添加剤として加えたりすることが可能である
。すなわちニトニルゴム。
スチレン・ブタジェンゴム、アクリロニトル・ブタジェ
ンゴム等は1粒子状のゴムを添加して粉末冶金的に製造
したり、あるいはゴム練りロールを行なったり、バンバ
リーミキサ−で混合した後カレンダーがけを行なったり
、あるいは圧縮トラン賞 スフび成型を行なうな
ど1通常のゴム成形方法を用いてバインダーとして、ま
たは添加剤として使用している。
ンゴム等は1粒子状のゴムを添加して粉末冶金的に製造
したり、あるいはゴム練りロールを行なったり、バンバ
リーミキサ−で混合した後カレンダーがけを行なったり
、あるいは圧縮トラン賞 スフび成型を行なうな
ど1通常のゴム成形方法を用いてバインダーとして、ま
たは添加剤として使用している。
しかしこれらのゴムは、耐熱性、耐油性および耐老化性
などの点で、フッ素ゴムに比較して多少劣っている。
などの点で、フッ素ゴムに比較して多少劣っている。
本発明は、#4脂との濡れ性が良く結合可能であるゴム
、あるいは樹脂と反応するゴムはいうにおよばず、フッ
素ゴム、シリコーンゴム等濡れ性の悪いゴムをも所望の
量を自由に添加することができ、しかも通常のゴム成形
技術はもちろん、粉末冶金的製造方法を用いても作るこ
とが可能であり、弾力性に富み、耐焼付性、摩擦係数、
耐久性1強度等にすぐれ、使用条件の変化に対して安定
した材料を、提供するものである。
、あるいは樹脂と反応するゴムはいうにおよばず、フッ
素ゴム、シリコーンゴム等濡れ性の悪いゴムをも所望の
量を自由に添加することができ、しかも通常のゴム成形
技術はもちろん、粉末冶金的製造方法を用いても作るこ
とが可能であり、弾力性に富み、耐焼付性、摩擦係数、
耐久性1強度等にすぐれ、使用条件の変化に対して安定
した材料を、提供するものである。
本発明の特徴の一つは、あらかじめニトニルゴム、スチ
レン・ブタジェンゴム、アクリロニトリル・ブタジェン
ゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム等弾力性に富むゴム材
料を、繊維、金属、硬質粒子、潤滑剤、摩擦調整剤等に
コーティングあるいは含浸させ、必要に応じてこれらを
硬化、架橋、粉砕1粒度調整等を行なった後、他成分と
ともに混合して成形1反応硬化あるいは焼成す−ること
である。このような方法によって、例えばパルプ繊維、
ポリアミド繊維のような繊維の一部をゴムで被覆し、他
の部分を樹脂で結合することにより1本の111雄を介
してゴム・樹脂結合を行なうことが可能であり、シリコ
ーンゴム、フッ素ゴムのようなバインダー樹脂との濡れ
性の悪い、あるいは反応しなしようなゴムであっても、
機械的強度の強い材料を得ることができ、しかもゴムの
脱落が少なく弾力性に富み、連通した空孔の多い材料を
、粉末冶金的方法およびその他の方法で得ることが可能
である。これは例としてあげた繊維に含浸あるいはコー
ティングというもののみでなく、例えば粒状軽石、シラ
スバルーンのような多孔質粒子に含浸させたり、あるい
はあらかじめ微粒子をゴム物質で固めたのち必要に応じ
て適当粒径に粉砕、鉤別等を行なう造粒方法によっても
同様の効果を得ることが可能であり、この場合には造粒
効果が大きいという製造上の利点もある。
レン・ブタジェンゴム、アクリロニトリル・ブタジェン
ゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム等弾力性に富むゴム材
料を、繊維、金属、硬質粒子、潤滑剤、摩擦調整剤等に
コーティングあるいは含浸させ、必要に応じてこれらを
硬化、架橋、粉砕1粒度調整等を行なった後、他成分と
ともに混合して成形1反応硬化あるいは焼成す−ること
である。このような方法によって、例えばパルプ繊維、
ポリアミド繊維のような繊維の一部をゴムで被覆し、他
の部分を樹脂で結合することにより1本の111雄を介
してゴム・樹脂結合を行なうことが可能であり、シリコ
ーンゴム、フッ素ゴムのようなバインダー樹脂との濡れ
性の悪い、あるいは反応しなしようなゴムであっても、
機械的強度の強い材料を得ることができ、しかもゴムの
脱落が少なく弾力性に富み、連通した空孔の多い材料を
、粉末冶金的方法およびその他の方法で得ることが可能
である。これは例としてあげた繊維に含浸あるいはコー
ティングというもののみでなく、例えば粒状軽石、シラ
スバルーンのような多孔質粒子に含浸させたり、あるい
はあらかじめ微粒子をゴム物質で固めたのち必要に応じ
て適当粒径に粉砕、鉤別等を行なう造粒方法によっても
同様の効果を得ることが可能であり、この場合には造粒
効果が大きいという製造上の利点もある。
本発明のさらにもう一つの特徴として、樹脂との結合の
強いゴムはもち論のこと、結合力が弱くゴム自身の強度
もそれほど強くないが耐熱、耐油性および耐久性にすぐ
れたフッ素ゴムを、任意の量、効率良く添加することが
できるということがある。これによって、高価でしかも
摩擦係数が低くなるフッ素ゴムを、単に材料強度を上げ
るためという理由のみで必要以上に添加せずに済み、安
価な摩擦材料を提供することが可能となったものヤある
。
強いゴムはもち論のこと、結合力が弱くゴム自身の強度
もそれほど強くないが耐熱、耐油性および耐久性にすぐ
れたフッ素ゴムを、任意の量、効率良く添加することが
できるということがある。これによって、高価でしかも
摩擦係数が低くなるフッ素ゴムを、単に材料強度を上げ
るためという理由のみで必要以上に添加せずに済み、安
価な摩擦材料を提供することが可能となったものヤある
。
特許請求の範囲に規定された成分の組成範囲は、どの成
分もこの範囲をはずれると、摩擦係数、耐摩耗性、耐久
性1強度等の摩擦材料の諸物性のいずれかに、不都合を
生ずるものである。
分もこの範囲をはずれると、摩擦係数、耐摩耗性、耐久
性1強度等の摩擦材料の諸物性のいずれかに、不都合を
生ずるものである。
本発明の実施例を以下説明する。この実施例は本発明の
効果を確認し適用範囲を確認するために行なった実験の
一例であり、特許請求の範囲が実施例によって限定され
るものではない。
効果を確認し適用範囲を確認するために行なった実験の
一例であり、特許請求の範囲が実施例によって限定され
るものではない。
パルプ繊維にフッ素ゴムラテックスと硬化剤を、パルプ
100重量部に対して5Qii量部加え、均一に含浸ま
たは塗布した。顕lth鏡観察によると、第1図に示す
ようにパルプ繊維の一部分に球状のフッ素ゴムの塊が部
分的に付着している状態と、第2図のようにフッ素ゴム
の塊からパルプ繊維の一端が出ている場合が見られた。
100重量部に対して5Qii量部加え、均一に含浸ま
たは塗布した。顕lth鏡観察によると、第1図に示す
ようにパルプ繊維の一部分に球状のフッ素ゴムの塊が部
分的に付着している状態と、第2図のようにフッ素ゴム
の塊からパルプ繊維の一端が出ている場合が見られた。
これは製造条件を適当に選ぶことによって、ある程度任
意に分けて作ることが可能であり、最終製品に望まれる
特性により、いずれの状態のものを用いても良い。
意に分けて作ることが可能であり、最終製品に望まれる
特性により、いずれの状態のものを用いても良い。
このフッ素ゴムコーティングパルプ繊維が40%、黒鉛
6%、二硫化モリブデン9%、炭素繊維3%、ガラス繊
@io%、シリカ6%、黄銅粉15%、フェノール樹脂
7%、エポキシ樹脂4%となるよ・うに秤量し、■ミキ
サー混合、冷間成形、焼成を行ない、鋼板に接着剤を用
いて、はり合せた。この材料の弾性率は約40 kg/
m層2であり、摩擦特性は焼結金属摩擦材料に比較して
動摩擦係数が高く、負荷能力にすぐれたものであっ1
゛ 一例として、摩擦板サイズ 184φ×1B4φ。
6%、二硫化モリブデン9%、炭素繊維3%、ガラス繊
@io%、シリカ6%、黄銅粉15%、フェノール樹脂
7%、エポキシ樹脂4%となるよ・うに秤量し、■ミキ
サー混合、冷間成形、焼成を行ない、鋼板に接着剤を用
いて、はり合せた。この材料の弾性率は約40 kg/
m層2であり、摩擦特性は焼結金属摩擦材料に比較して
動摩擦係数が高く、負荷能力にすぐれたものであっ1
゛ 一例として、摩擦板サイズ 184φ×1B4φ。
1枚2面、吸収エネルギー7 kg、m/cm2、慣性
モーメントO,147kg、m、5ec2 、面圧10
に、ノelf’ 、クラッチ頻度15sec/サイクル
、a滑油が5AEa格のエンジンオイル#30、油量8
ca1cm2.m+n、供給油温80℃の条件でテス
トした時の動摩擦係数は0.12、静摩擦係数は0.1
Bであり、同じサイズの摩擦板の吸収エネルギー15
kg、m/cm2での限界平均吸収エネルギーは40
kg/c+*2.gscであった・これらの値は高負荷
用焼結金属摩擦材料に比較して、動摩擦g@数が約1.
5倍あり、限界平均吸収エネルギーも同等またはそれ以
上であった。
モーメントO,147kg、m、5ec2 、面圧10
に、ノelf’ 、クラッチ頻度15sec/サイクル
、a滑油が5AEa格のエンジンオイル#30、油量8
ca1cm2.m+n、供給油温80℃の条件でテス
トした時の動摩擦係数は0.12、静摩擦係数は0.1
Bであり、同じサイズの摩擦板の吸収エネルギー15
kg、m/cm2での限界平均吸収エネルギーは40
kg/c+*2.gscであった・これらの値は高負荷
用焼結金属摩擦材料に比較して、動摩擦g@数が約1.
5倍あり、限界平均吸収エネルギーも同等またはそれ以
上であった。
第1図および第2図は、本発明製造方法による中間製品
の顕°微鏡組織の一例を示す概観図である。 特許出願人 東芝タンガロイ株式会社 手 続 補 正 V (自発)昭和60年 3
月 7日 昭和59年特許願第232222号 2、発明の名称 湿式用114I!!材料組成物の製造方法3、補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 神奈川県用崎市幸区塚越1丁目71!l地7ゝ 東芝
タンガロイ株式会社 (1) 明細書の特許請求の範囲の欄(2) 明細
書の発明の詳細な説明の欄5・補正の内容 (1) 明m書の特許請求の範囲の欄を別紙のとおり
訂正する。 (3) 明細書第5頁第9行の「状j6な」を「状態
で」と訂正する。 (4) 明細書第5頁第18行の「フリオロ」を「フ
ルオロ」と訂正する。 (5) 明細書第9頁第8行の「しなしような」を「
しないような」と訂正する。 以上 2、特許請求の範囲 (1) 組成物全体に対する重機比において、下記(
A)〜(D)の成分。 (A) 黒鉛、二硫化モリブデン、鎖環摩擦材料とし
て公知の潤滑成分70%徒工よ(B) モース硬度4
以上を有する摩擦材料で、いわゆる硬質粒子と呼ばれる
鉱物物質30%以下。 (C) 硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、カシューダスト1摩擦材料として公知の摩擦J
l整物賀25%以下。 (D) パルプ繊維、炭素繊維、芳香族ポリアミド繊
維、フェノール繊維、シリカ−アルミナ繊維、ガラス繊
維、銅および銅合金繊維、鉄および鉄合金繊維環、有機
、無機、金属の繊維80%以下。 の1種または2種以上を合計で5%以り含み、ニトニル
ゴム、アクリロニトリル・ブタジェンゴム、スチレン・
ブタジェンゴム、シリコンゴム。 ツー、素ゴム等のゴム物質の1種または2種以上2〜8
0%を含み、結合剤としてフェノール樹脂、エポキシ樹
脂、ポリイミド樹脂茅耐熱性を右する樹脂の1種または
2!l!以上5〜50%を含んでなる湿式用摩擦材料組
成物の製造方法において、前記ゴム物質のうちの少なく
とも1種が、あらかじめ前記(A)〜(D)より選択さ
れた物質に、コーティングあるいは含浸された状態で添
加されることを特徴とする。湿式用摩擦材料組成物の製
造方法。 (2) 特許請求の範囲第1項に記載された製造方法
において、前記ゴム物質のうちの少なくとも1種があら
かじめ前記(A)〜(D)より選択された物質と混合さ
れ、必要に応じて乾燥あるいは硬化、架橋、加硫等の処
理を施され、粉砕されることによって、前記ゴム物質が
前記(A)〜(D)より選択された物質に、コーティン
グあるいは含浸された状態となることを特徴とする、湿
式用摩擦材料組成物の製造方法。 (3) 特許請求の範囲第1項に記載された製造方法
において、前記ゴム物質が添加されたのちに。 粉末冶金的技術を用いて混合、成型、焼結が行なわれる
ことを特徴とする。湿式用摩擦材料組成物の製造方法。 (0特許請求の範囲第1項に記載された製造方法におい
て、前記ゴム物質が添加されたのちに。 混練押出、圧縮トランスファー、射出成型、ジェッ14
ffi、ロール成型、紙すき方法のいずれかを用いて製
造が行なわれることを特徴とする。湿式用摩擦材料組成
物の製造方法。 以上
の顕°微鏡組織の一例を示す概観図である。 特許出願人 東芝タンガロイ株式会社 手 続 補 正 V (自発)昭和60年 3
月 7日 昭和59年特許願第232222号 2、発明の名称 湿式用114I!!材料組成物の製造方法3、補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 神奈川県用崎市幸区塚越1丁目71!l地7ゝ 東芝
タンガロイ株式会社 (1) 明細書の特許請求の範囲の欄(2) 明細
書の発明の詳細な説明の欄5・補正の内容 (1) 明m書の特許請求の範囲の欄を別紙のとおり
訂正する。 (3) 明細書第5頁第9行の「状j6な」を「状態
で」と訂正する。 (4) 明細書第5頁第18行の「フリオロ」を「フ
ルオロ」と訂正する。 (5) 明細書第9頁第8行の「しなしような」を「
しないような」と訂正する。 以上 2、特許請求の範囲 (1) 組成物全体に対する重機比において、下記(
A)〜(D)の成分。 (A) 黒鉛、二硫化モリブデン、鎖環摩擦材料とし
て公知の潤滑成分70%徒工よ(B) モース硬度4
以上を有する摩擦材料で、いわゆる硬質粒子と呼ばれる
鉱物物質30%以下。 (C) 硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、カシューダスト1摩擦材料として公知の摩擦J
l整物賀25%以下。 (D) パルプ繊維、炭素繊維、芳香族ポリアミド繊
維、フェノール繊維、シリカ−アルミナ繊維、ガラス繊
維、銅および銅合金繊維、鉄および鉄合金繊維環、有機
、無機、金属の繊維80%以下。 の1種または2種以上を合計で5%以り含み、ニトニル
ゴム、アクリロニトリル・ブタジェンゴム、スチレン・
ブタジェンゴム、シリコンゴム。 ツー、素ゴム等のゴム物質の1種または2種以上2〜8
0%を含み、結合剤としてフェノール樹脂、エポキシ樹
脂、ポリイミド樹脂茅耐熱性を右する樹脂の1種または
2!l!以上5〜50%を含んでなる湿式用摩擦材料組
成物の製造方法において、前記ゴム物質のうちの少なく
とも1種が、あらかじめ前記(A)〜(D)より選択さ
れた物質に、コーティングあるいは含浸された状態で添
加されることを特徴とする。湿式用摩擦材料組成物の製
造方法。 (2) 特許請求の範囲第1項に記載された製造方法
において、前記ゴム物質のうちの少なくとも1種があら
かじめ前記(A)〜(D)より選択された物質と混合さ
れ、必要に応じて乾燥あるいは硬化、架橋、加硫等の処
理を施され、粉砕されることによって、前記ゴム物質が
前記(A)〜(D)より選択された物質に、コーティン
グあるいは含浸された状態となることを特徴とする、湿
式用摩擦材料組成物の製造方法。 (3) 特許請求の範囲第1項に記載された製造方法
において、前記ゴム物質が添加されたのちに。 粉末冶金的技術を用いて混合、成型、焼結が行なわれる
ことを特徴とする。湿式用摩擦材料組成物の製造方法。 (0特許請求の範囲第1項に記載された製造方法におい
て、前記ゴム物質が添加されたのちに。 混練押出、圧縮トランスファー、射出成型、ジェッ14
ffi、ロール成型、紙すき方法のいずれかを用いて製
造が行なわれることを特徴とする。湿式用摩擦材料組成
物の製造方法。 以上
Claims (4)
- (1)組成物全体に対する重量比において、下記(A)
〜(D)の成分、 (A)黒鉛、二硫化モリブデン、鉛等摩擦 材料として公知の潤滑成分70%以上。 (B)モース硬度4以上を有する摩擦材料 で、いわゆる硬質粒子と呼ばれる鉱物物質 30%以下。 (C)硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭 酸マグネシウム、カシューダスト等摩擦材 料として公知の摩擦調整物質25%以下。 (D)パルプ繊維、炭素繊維、芳香族ポリ アミド繊維、フェノール繊維、シリカ−ア ルミナ繊維、ガラス繊維、銅および銅合金 繊維、鉄および鉄合金繊維等、有機、無 機、金属の繊維80%以下。 の1種または2種以上を合計で5%以上含み、ニトニル
ゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、スチレン、
ブタジエンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム等のゴム物
質の1種または2種以上2〜80%を含み、結合剤とし
てフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等耐
熱性を有する樹脂の1種または2種以上5〜50%を含
んでなる湿式用摩擦材料組成物の製造方法において、前
記ゴム物質のうちの少なくとも1種が、あらかじめ前記
(A)〜(D)より選択された物質に、コーティングあ
るいは含浸された状態で添加されることを特徴とする、
湿式用摩擦材料組成物の製造方法。 - (2)特許請求の範囲第1項に記載された製造方法にお
いて、前記ゴム物質のうちの少なくとも1種があらかじ
め前記(A)〜(D)より選択された物質と混合され、
必要に応じて乾燥あるいは硬化、架橋、加硫等の処理を
施され、粉砕されることによって、前記ゴム物質が前記
(A)〜(D)より選択された物質に、コーティングあ
るいは含浸された状態となることを特徴とする、湿式用
摩擦材料組成物の製造方法。 - (3)特許請求の範囲第1項に記載された製造方法にお
いて、前記ゴム物質が添加されたのちに、粉末冶金的技
術を用いて混合、成型、焼結が行なわれることを特徴と
する、湿式用摩擦材料組成物の製造方法。 - (4)特許請求の範囲第1に記載された製造方法におい
て、前記ゴム物質が添加されたのちに、混練押出、圧縮
トランスファー、射出成型、ジェット成型、ロール成型
、紙すき方法のいずれかを用いて製造が行なわれること
を特徴とする、湿式用摩擦材料組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23222284A JPS61111333A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | 湿式用摩擦材料組成物の製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23222284A JPS61111333A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | 湿式用摩擦材料組成物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS61111333A true JPS61111333A (ja) | 1986-05-29 |
JPH0561293B2 JPH0561293B2 (ja) | 1993-09-06 |
Family
ID=16935894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP23222284A Granted JPS61111333A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | 湿式用摩擦材料組成物の製造方法 |
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JP (1) | JPS61111333A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0870950A3 (en) * | 1997-04-11 | 2001-01-17 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Power transmission member |
US7361290B2 (en) * | 2003-03-31 | 2008-04-22 | Nichias Corporation | Electroconductive resin, composition useful for forming electroconductive resin, and method of producing electroconductive resin |
JP2009227706A (ja) * | 2008-03-19 | 2009-10-08 | Nippon Brake Kogyo Kk | 摩擦材組成物及びこれを用いた摩擦材 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5974130A (ja) * | 1982-10-19 | 1984-04-26 | Nisshinbo Ind Inc | セミメタリツク摩擦材用コンパウンド及びその製造方法 |
JPS5980440A (ja) * | 1982-10-29 | 1984-05-09 | Aisin Chem Co Ltd | コルクベ−ス摩擦材の摩擦係数低下防止方法 |
-
1984
- 1984-11-02 JP JP23222284A patent/JPS61111333A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5974130A (ja) * | 1982-10-19 | 1984-04-26 | Nisshinbo Ind Inc | セミメタリツク摩擦材用コンパウンド及びその製造方法 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0561293B2 (ja) | 1993-09-06 |
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