JPS61110715A - Fe−Cr−Co系合金磁石の製法 - Google Patents

Fe−Cr−Co系合金磁石の製法

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Publication number
JPS61110715A
JPS61110715A JP23069384A JP23069384A JPS61110715A JP S61110715 A JPS61110715 A JP S61110715A JP 23069384 A JP23069384 A JP 23069384A JP 23069384 A JP23069384 A JP 23069384A JP S61110715 A JPS61110715 A JP S61110715A
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JP
Japan
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alloy
magnet
manufacture
solution treatment
hot working
Prior art date
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Pending
Application number
JP23069384A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Asano
和之 浅野
Kenzaburo Iijima
健三郎 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Gakki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Gakki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、スピノーダル分解微合金磁石として知られ
るFe−Cr−Co系合金磁石の製法に関し、微細な結
晶状態を有して冷間加工が容易なFe−Cr−Co系合
金磁石を得ることができるようにするものである。
「従来技術」 Fe−Cr−Co系合金磁石は、異方性アルニコ母方に
匹適する磁石特性と、良好な塑性加工性および切削加工
性とを併せ持つ優れた磁石材であり、この種の磁石材の
製法の例として、従来、特公昭57−10166号公報
、あるいは、特公昭58−45881号公報等忙示され
る製法が知られている。これらの製法は、合金を溶解し
、鋳造後、溶体化処理を行ない、次に、磁場処理と冷間
加工を施し、更に時効するもの、および、溶体化処理工
程と、第1時効処理工程と、加工工程と、第2時効処理
工程とを順次行なうものであり、これらの他に従来知ら
れてhる製法も、いずれは、必要な堕性加IC熱間と冷
間を含む)と、溶体化処理と、時効処理等とを適宜、組
み合わせたものである。
ところで、Fe−Cr−Co系合金に熱間加工を施した
後に後工程を行なう場合には、従来、熱間加工(加工す
る材料は800〜950℃に昇温畜れる。)後、2時間
程かけて合金を窒冷した後に溶体化処理を施し、その後
に冷間加工等の後工程を施すようにしていた。ここで、
熱間加工後に溶体化処理を施すのは、第3図の切断状態
図に示すよう忙、特に、Crを25%(tt%、以下同
じ〕程度以上含有した合金にあっては、硬く、脆い金属
間化合物(α相)が生じ易いため、溶体化処理によって
高温域のα相または(α+γ)相を常温まで持ちきたら
せようとするのが1つの目的である。また、溶体化処理
を施すもう1つの目的は、熱間加工後に空冷した場合、
F @−Cr−Co系合金にあってはスピノーダル分解
が進行して硬度Hマが300〜800Vc上昇し、脆い
状態になるのでこれを溶体化処理で阻止し、加工し易く
するためである。
「発明が解決しようとする問題点」 上記の如く溶体化処理を施すには、α相や(α+γ)相
領域の高温(800〜1200℃)まで、熱間加工後に
再度加熱し、その後に急冷するといった熱処理工程を必
要とし、工程が1つ増加するとともに、温度管理がその
分、複雑化する問題があった。その上、α相領域がFe
−Cr−Co系合金の再結晶温度以上であるために、溶
体化処理に伴う昇温によって結晶粒が粗大化してしまい
、その結果、後工程の線引加工時にへき開割れを起こす
ことがある問題を有していた。
「発明の目的」 この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、結晶組
織の微細化が可能で、後工程の塑性加工を容易にすると
ともに1従来必要であった溶体化処理を省略できて工程
の短縮化をなしえ、温度管理も容易化できるFe−Cr
−Co系合金磁石の製法を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 この発明は、Fe(鉄)−Cr(クロム) −Co(コ
バルト)系磁石合金を熱間加工後、直ちに急冷するもの
である。
「作用」 熱間加工直後の急冷操作によって結晶粒が微細化すると
ともに、脆いα相の発生が少なくなる。
「実施例」 30%Cr−15%Co−残部Feの組成を有するFe
−Cr−Co系磁石合金からなり、直径80龍、長で1
000yrxの丸棒を1100℃に加熱後、連続的に縛
ロールを通し、直径′9.51の線材を得、この線材を
直径6000位のコイル状に巻き上げた。この際コイル
の温度は800〜900”Cであり、このコイルを直ち
に水冷槽に入れて急冷した。このように急冷されたコイ
ルは、硬度トにが300〜350程度であり、結晶粒も
細かいため、溶体化処理を行なわなくとも直接冷間加工
を施すことが可能となる。すなわち、上記水冷されたコ
イルに再び、ダイス引き、スウエージング、ローラダイ
ス線引加工を加えて、1パスあたり、10〜30%位の
加工率で頭次線径を細くしてみたところ、直径5L5絹
より直径IQvrx程度までの加工(すなわち、(1−
(Sm/5o))X100でポーれる減面率で90%、
ただし、Soは加工前の断面積な示し、Snは加工後の
断面積を水力は、焼鈍を行なわなくとも実施でき、断線
は生じなかった。なお、この場合の線径の変化に、各々
直径値(mm)で9.5→a5→&9→&5→屯4→4
.0→五〇であった。
なお、従来方法に沿って、30%Cr−15%C〇−残
部Feの組成を有する合金を熱間加工後に空冷し、俗体
化処理を施して形成した線材の組織状態、および、この
線材に加えた冷間加工による加工状況と、この発明方法
により上記の如く形成嘔れた線材の組織状態、および、
冷間加工による加工状況とを第1図と第2図および第1
表に示したO 第1図はこの発明の製法により製造された合金の結晶写
真を模式化したものを示し、第2図は従来方法により製
造でれた合金の結晶写真を模式化したものを示している
。第1図と第2図とを比較することにより、この発明の
方法により製造でれた合金の方が結晶粒が明らかに微細
になっていることが判る。また、第1図に示す合金にあ
っては、σ相の析出が若干見られる(不定形黒色の部分
がσ相である。)ものの、その量が少なく、シかも、不
定形の段階のため、これらのび相によって冷間加工性が
損われることはない。
また、第1表により、この発明の方法により製造された
合金の方が、減面率90%まで縮径可能で、しかも、焼
鈍の必要がなく、加工性に浸れていることが明らかであ
る。
なお、上記各合金の磁気特性は、いずれも、保磁力(H
a)が56. ooo 〜6a、 ooo(A/m)で
、残留磁束密度(Br)が1.05〜1.15の程度で
あった。すなわち、この発明の製法に合金の加工性に影
響を及ぼすものの、磁気特性には影響がない。
また、50%Cr−15%Co−1llL5%Tt−残
部Fθの組成を有する合金についても、上記と同様の処
理を施してみたが、上記と同様な結果が得られ、微細な
結晶組織を有し、冷間加工の容易な合金を得ることがで
きた。
ところで、この発明の製法に使用するF Q −Cr−
Co系磁石合金は、Cr含有量が45%以下でCo含有
量が10%以上の合金を使用するのが好ましい。
「発明の効果」 以上説明したようにこの発明は、Fe−Cr−Co系磁
石合金を熱間加工後、直ちに急冷するものであるため、
従来方法では避けられなかった再結晶による結晶粒の粗
大化を回避することができて、微細な結晶組織を得るこ
とができ、これKよって、溶体化処理を行なわなくとも
そのまま冷間加工を施すことができるようになる。また
、結晶組織を微細化できるので、冷間加工に伴うへき開
割れを生じることがなく、さらに、冷間加工時に従来は
必要であった焼鈍工程が不要になり、冷間加工工程の簡
略化をなしうる。ブらに、溶体化処理と焼鈍とを省略で
きるので工程の短縮化ができ、温度管理が容易になる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の製法により製造された合金の結晶写
真の模式図、 第2図は従来方法により製造された合金の結晶写真の模
式図、 第3図はFe−Cr−Co三元系状態図の一部を示す切
断状態図である。 第1図     第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Fe−Cr−Co系磁石合金を熱間加工後、直ちに急冷
    することを特徴とするFe−Cr−Co系合金磁石の製
    法。
JP23069384A 1984-11-01 1984-11-01 Fe−Cr−Co系合金磁石の製法 Pending JPS61110715A (ja)

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JP23069384A JPS61110715A (ja) 1984-11-01 1984-11-01 Fe−Cr−Co系合金磁石の製法

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JP23069384A JPS61110715A (ja) 1984-11-01 1984-11-01 Fe−Cr−Co系合金磁石の製法

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JPS61110715A true JPS61110715A (ja) 1986-05-29

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ID=16911829

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JP23069384A Pending JPS61110715A (ja) 1984-11-01 1984-11-01 Fe−Cr−Co系合金磁石の製法

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5458618A (en) * 1977-10-19 1979-05-11 Western Electric Co Magnetic alloy containing composition * treatment and apparatus
JPS5541987A (en) * 1978-07-13 1980-03-25 Western Electric Co Products of feecrrco magnetic alloy

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5458618A (en) * 1977-10-19 1979-05-11 Western Electric Co Magnetic alloy containing composition * treatment and apparatus
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