JPS61110632A - 自動車用制電マツト - Google Patents

自動車用制電マツト

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JPS61110632A
JPS61110632A JP23217284A JP23217284A JPS61110632A JP S61110632 A JPS61110632 A JP S61110632A JP 23217284 A JP23217284 A JP 23217284A JP 23217284 A JP23217284 A JP 23217284A JP S61110632 A JPS61110632 A JP S61110632A
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JP
Japan
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conductive
electric
basic cloth
base fabric
mat
Prior art date
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JP23217284A
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JPH0159129B2 (ja
Inventor
Masahiro Nakada
仲田 勝洪
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Nippon Koki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Koki Co Ltd
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Publication date
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  • Passenger Equipment (AREA)
  • Carpets (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動車内の床面部あるいは座席部分等にお
いて使用される自動車用マットに関し、さらに詳しくは
、車内において発生した静電気による帯電を除去する特
性を有する自動車用制電マットに関するものである。
(従来の技術) 従来の自動車用マットは、周知の通り、合成繊維あるい
は天然繊維等からなり、感触性、インテリア性等の観点
からのみ製造されるもので、静電気除去の性能をも具有
せしめるものは存在しなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで一般に絶縁性の物体間に摩擦が生じると静電気
が発生し両物体が帯電することが知られているが、自動
車の内部においては、内装材等における絶縁性が極めて
高く、人体と衣服間、衣服と自動車の内装材間等の+!
!擦によって人体が1万ボルト前後の高電位に帯電し、
その結果降車時等において、人体と車体間における適当
間隙をもって生起するところの放電現象による不快刺激
を指先等において体感するもので、体質によってはかな
りのショックを受けることが経験的あるいは実験的に知
られている。
そこでこの発明の目的とするところは、従来の自動車用
マットと同様の感触性、インテリア性を有すると共に、
放電現象の原因となる人体における高電位帯電を除去す
る特性を有する自動車用制電マットを提供するところに
ある。
(問題点を解決するための手段) この発明は上記問題点を解決するため、経糸と緯糸によ
り基布を織り上げ、その上面にパイル、タフト等の表面
材を一体的に形成してなる自動車用マットにおいて、該
基布の経糸及び緯糸の少なくとも一方において、少なく
とも一部の糸に導電糸を使用した構成としたものである
。これにより、従来のこの種自動車用マットに比べて、
外観、使用形態に変化はないものの、車内における人体
の高電位帯電を有効に除去し得たものである。
〔実施例〕
第1図は、この発明に係る一実施例を示すもので、基布
の組成を明示するため部分的に表面材を削除して示しで
ある。
基布1はレーヨン糸製の経糸2と緯糸3で織り上げたも
ので、この経糸及び緯糸の一部に導電糸4を使用して一
体的に織り上げたものである。導電糸4はこの発明の要
点となるもので、ポリエステルのモノフィラメントを芯
糸とし、これに銅箔糸を巻きつけた二重構造としたもの
で、経糸及び緯糸として1インチあたり3本捏度の割合
で使用したものである。基布1の上面には表面材5とし
てアクリル繊維によるカット状のパイルをパイル打機に
より植えつけて一体的に形成したものである。6はラテ
ックスによる裏打ち層であり、裏面の保護と表面材5と
してのパイルの固定を兼ねている。7は車体側に電気的
に接続するための接続用コードであり、先端部にはクリ
ップ7aを有している。
以上の構成に係るマットを足元に設置して接続用コード
7のクリップ7aを車体の金属部分、例えば座席の下の
脚部等へ接続しておけば、人体に帯電した静電気は、表
面材5を経て導電糸4に移動し、さらに接続用コード7
を経て車体へ移動し、完全に除電される。実験の結果、
人体の1万ボルト前後の高電位の帯電が瞬時にして消失
することを確認できた。なお接続用コード7は必ずしも
必要ではなく、導電糸4のみでも人体からの静電気除去
は達成し得る。但し、実施例のごとく、接続用コードで
車体側へ接続しておけば、電気の良導体である車体を通
しての除電作用によってさらに良好な結果が得られる。
第2図及び第3図は、上記実施例における自動車用制電
マットの除電性能のテスト結果を示すグラフであり、縦
軸は帯電位(Kv)、横軸は時間(sea)を示す。テ
スト状況は次の通りである。
一定の環境(室温20℃、湿度20%)下の室内におい
て24時間放置した制電マット(縦・構台900mll
11アクリルパイルの長さ151111>を試験片とし
、この試験片を、リード線で接地したものと銅板<10
0 cm xl 10 cm xo、1  ccm )
に接続したものに分けて準備した。一方同一環境下にお
いて、革底靴を履いた試験者に予め用意したカーペット
上を歩行させて帯電位を測定するいわゆるJIS規格L
−1021に基づくストロール法を適用し、15秒間歩
行して約10KVに帯電した直後に前記試験片上に試験
者を移して15秒間静止させ、その除電状況を測定した
。記録は自記記録計によるもので、両図において0秒=
15秒間は帯電の増加状態を、15秒−30秒間は除電
による減衰状態を示す。また第2図は接地の場合であり
、第3図は銅板接続の場合である。
いずれの場合も人体が制電マットに接触した場合、瞬時
にして除電されることが確認できた。ただし銅板接続(
第3図)の場合、300V程度の帯電が残存するが、こ
れは銅板が小面積であったことに起因しているが、この
程度であれば、人体が日常的に帯電する程度のものでな
んら支障のあるものではない。
なおこの実施例において基布を織りなす、導電糸以外の
経糸および緯糸にレーヨン糸を選定したのであるが、こ
れは基布裏面におけるラテックスの速乾処理に伴う高温
に対処するためのものであり、耐熱糸であれば別設レー
ヨン糸に限定されるものではない。また、熱処理を要し
ない裏打ち層6においては耐熱糸以外も使用可能である
また、導電糸をポリエステルのモノフィラメントに銅箔
糸を巻きつけた構造としたのであるが、これは織物にお
いて、経糸、緯糸の伸縮度の統一性が要求されるという
事実に基づき探究した結果であり、金属線自体を使用し
た場合、他の経糸、緯糸との伸縮度の相違によって織機
による製織が不能となるため導電を目的とした組成部分
は芯糸に巻きつけた金属箔糸によって構成し、芯糸の存
在によって伸縮度を他の経、緯糸と近接させることによ
って量産を目的とした織機による製織を可能としたもの
である。なお金属箔糸に銅以外の金、銀、アルミ等を、
また芯糸にポリエステルのモノフィラメント以外の合成
繊維を用いることもできるが、導電性、経済性等の観点
からポリエステルと銅箔糸の組合せが最も望ましい。な
お、合成繊腑に金属をコーティングしたりディッピング
したもの等を導電糸として用いることも考えられるが、
導電率の低さもさることながら、マットの柔軟性に追随
するためのフレキシブル性の観点から金属疲労に起因す
る経年劣化の問題を有する。なお、基布における導電糸
の使用度は、静電気を除去し得る範囲であればよく、実
施例のごとく、経糸、緯糸の両省に使用する場合に限ら
ず、いずれか一方のみの使用でも効果を上げることは可
能である。
また、表面材としてアクリル繊維によるカッ1〜状のパ
イルを植えつけたのであるが、アクリル繊維の選定は、
一般に人体の帯電が負の静電気であるという点、アクリ
ルIINが負の静電気を伝導しやすいという知見に基づ
くものである。負の静電気を伝導しやすいものとして他
にもポリエステル等が存在するが、経済性、感触性等の
面からアクリル繊維が好適である。パイルとしてはカッ
ト状の他にループ状も使用でき、またカーペット等に多
用されるタフト機によるタフトも採用し得る。
また、パイルと基布との一体的強化、あるいは製品とし
てのマットの裏面補強のための裏打ち層であるラテック
スは、その水素イオン濃度において、アルカリ性が強け
れば、導電糸の回りが黒ずみ、酸性が強ければ銅箔糸が
酸化されるという弊害が生じることに鑑み、はぼ中性に
pH1l整している。表面材としては実施例のほか、必
要に応じて種々の材質を採用し得るのはもち論である。
また上記においては足元におくマットを例示しているが
、座席におくマット等、各種マットに使用可能である。
(発明の効果) 以上詳述したごとく、この発明に係る自動車用制電マッ
トは、基布に導電糸を織り込み、基布土面に表面材を一
体的に形成した構成としたので、通常の織物構造を有す
る自動車用マットと同様なる感触性、インテリア性を有
するのは無論、車内において人体が帯電した静電気を瞬
時にして除去し、時車時等における放電用象に起因する
不快感の除去を達成し得たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る一実施例の部分破断斜視図、 第2図及び第3図は、それぞれ接地、銅板接続の場合の
除電性能グラフである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)経糸および緯糸の少なくとも一方において、少な
    くとも一部の糸に導電糸を使用して導電性基布を織り上
    げ、その上面に表面材を一体的に形成してなる自動車用
    制電マット。
  2. (2)導電糸が、芯糸に金属箔糸を巻きつけた二重構造
    の糸である特許請求の範囲第1項記載の自動車用制電マ
    ット。
  3. (3)表面材が基布に植え付けたパイルないしタフトで
    、基布裏面にラテックス等の裏打ち層を有する特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の自動車用制電マット。
  4. (4)車体側と電気的に接続可能な接続用コードを有す
    る特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項記載の自動
    車用制電マット。
JP23217284A 1984-11-02 1984-11-02 自動車用制電マツト Granted JPS61110632A (ja)

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JPH0159129B2 JPH0159129B2 (ja) 1989-12-15

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