JPS6110934Y2 - - Google Patents

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JPS6110934Y2
JPS6110934Y2 JP11874379U JP11874379U JPS6110934Y2 JP S6110934 Y2 JPS6110934 Y2 JP S6110934Y2 JP 11874379 U JP11874379 U JP 11874379U JP 11874379 U JP11874379 U JP 11874379U JP S6110934 Y2 JPS6110934 Y2 JP S6110934Y2
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JP
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torque
master
slave
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axis
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JP11874379U
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JPS5638790U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、スレーブ(従動)側の負荷トルクが
マスタ(主動)側を操縦するオペレータに返つて
くる力反射型のサーボマニピユレータに関する。 従来のマニピユレータでは双動型サーボ機構
(バイラテラルサーボ機構)によつて構成される
が、従来の双動型サーボ機構はマスタ軸とスレー
ブ軸の位置又は角度偏差信号さらには両軸の速度
偏差信号を各々マスタ側、スレーブ側に帰還して
いるが、サーボ系に存在する摩擦や粘性抵抗によ
つてスレーブ軸負荷トルクが零であつてもマスタ
軸を操作するのに大きなトルクを必要とした。 改良されたサーボマニピユレータとして、マス
タ軸とスレーブ軸の位置又は角度偏差に応じた信
号を各々マスタ側及びスレーブ側に帰還すると共
にマスタ側及びスレーブ側において各軸のトルク
に応じた信号を局部的に帰還することで操縦性、
作業性を向上したサーボマニピユレータを本願出
願人は既に提案している。 本考案は、上記の力反射型のサーボマニピユレ
ータにおいて、マスタ軸トルクとは無関係にスレ
ーブ軸負荷トルクを一定にできるトルクコントロ
ーラを備えることにより、オペレータがマスタ軸
にトルクを加えることなくスレーブ軸に一定の負
荷トルクを与え、操縦性、作業性を一層向上した
サーボマニピユレータを提供することを目的とす
る。 第1図は本考案の一実施例を示す一関節のブロ
ツク図である。マスタ軸1をオペレータがある
方向に回転させると、その操作によつて生じるマ
スタ軸とスレーブ軸1との角度偏差信号εが
各々の角度検出器2,2の検出角度θ,θ
の比較から検出される。この信号εはマスタ側
では線形あるいは非線形特性の変換器3を通し
て信号εを取出し、この信号εとマスタ軸1
に設けたトルク検出器4のトルク信号εt1
の差をサーボ増幅器5で増幅してサーボモータ
の駆動電圧とする。一方、スレーブ側では信
号εを線形あるいは非線形特性の変換器3を通
し、さらにトルク伝達比調整器7を通して信号ε
を取出し、この信号εとスレーブ軸1に設
けたトルク検出器4のトルク信号εt2との差を
サーボ増幅器5で増幅してサーボモータ6
駆動電圧とする。 こうした基本構成によつて、マスタ側のサーボ
モータ6にはオペレータが与えた回転を止めよ
うとする向きに電圧印加がなされ、同じ電圧がス
レーブ側のサーボモータ6には回転を加速する
向きに印加され、マスタ軸1に与えられた角度
変位はスレーブ軸1に忠実に再現され、かつス
レーブ軸1の負荷に比例した力(この比はトル
ク伝達比調整器7で設定される)をマスタ軸1
を操作するオペレータに感じ取らせる。また、ト
ルク検出器4,4による局部的帰還によつて
サーボ系に存する摩擦や粘性抵抗力を軽減し、物
体に直接働きかける作業に近いものにする。 ここで、マスタ軸トルクとは無関係にスレーブ
軸負荷トルクを一定にできるトルクコントローラ
8又は9を具える。トルクコントローラ8の場合
は、マスタ軸のトルク信号に代つてマスタ側局部
帰還系に一定電圧信号V1を与える切換スイツチ
と電圧設定器8で構成する。トルクコント
ローラ9の場合は、マスタ軸1とスレーブ軸1
の位置又は角度偏差に応じた信号εに代つて切
換スイツチ9と電圧設定器9によつて一定電
圧信号V2をスレーブ側に帰還する構成にする。 こうしたトルクコントローラを設けることによ
り、ある作業でのある関節のスレーブ側負荷トル
クを一定値に設定し、該関節に対応するマスタ軸
にはオペレータからトルクを加えない状態での作
業を可能にする。従つて、従来装置ではマスタ軸
を一定トルクで長時間維持した作業する場合に、
力反射型であるためにオペレータが一定トルクを
加えようとするとオペレータの疲労及び一定トル
クに維持するのが難しくなるのに対して、トルク
コントローラによつてオペレータの操縦とは無関
係にスレーブ側に一定負荷トルクを発生できる。 こうした制御が可能になることを以下に説明す
る。第1図において、トルクコントローラを介在
させない場合、角度偏差信号ε、変換器3の信
号ε、トルク伝達比調整器7の信号ε、トル
ク検出器4,4のトルク信号εt1,εt2は下
記式で表わされる。 ε=kθ(θ−θ) ε=g1・ε ε=g2・kb・ε εt1=kf1・T1 εt2=kf2・T2 但し、k〓は角度検出器2,2の発生電圧
係数、g1,g2は変換器3,3の信号変換特
性、kf1,kf2はトルク検出器4,4の発生
電圧係数、θはマスタ軸1の角変位、θ
スレーブ軸1の角変位、T1はマスタ軸1
オペレータが与えるトルク、T2はスレーブ軸1
の負荷トルク、kbはトルク伝達比調整器の変
換定数である。 上記式において、サーボ増幅器5,5の増
巾率およびトルク検出器4,4の発生電圧係
数Rf1,Rf2が十分大きいと、サーボ系の摩擦や
粘性抵抗が無視出来
【表】
【表】 ただし△θ=θ−θ とおけてトルク伝達比は T/T≒R・g・Rf1/g・Rf2……
(3) となり、トルク伝達比調整器7の変換定数Rb
変えることによつて自由に選択できる。 第1図において、電圧設定器9又は9の設
定電圧をV1,V2とすると、スイツチ8あるい
は8の操作でスレーブ軸1に一定負荷トルク
を得ることができる。まずトルクコントローラ9
を使用した場合を説明すると、ε=Rb・V2
から前記(2)式と同様に ε=Rb・V2≒Rf2T2 T2≒R・V/Rf2 となり、V2によつてマスタ側のトルクT1とは無
関係に負荷トルクT2を自由に設定できる。ま
た、V2が固定されていても、トルク伝達比を変
えるために設けたトルク伝達比調整器7の変換定
数Rbを変えることで、マスター側のトルクT1
は無関係に、負荷トルクT2を自由に設定でき
る。 次にトルクコントローラ8を使用した場合を説
明すると、やはりマスター側のトルクT1とは無
関係に負荷トルクT2は T2≒g・R・V/g・Rf2 となり、Rbを変えることで自由に設定できる。 第2図はマスタースレーブサーボマニプレータ
の指部開閉機構における本考案の具体的な実施例
であり、トルクコントローラ9の場合を示す。マ
スター側のレバー10をオペレータが操縦すると
その時のトルクT1が、歪ゲージによるトルク検
出器4で、また角変位θがポテンシヨメータ
で検出される。スレーブ側の指部は四棒リン
ク機構11で回転運動を平行運動に変えている
が、その把握力および開度は回転部分のトルク検
出器4ポテンシヨメータ2でT2,θとし
て検出している。増幅器12,12はトルク
検出信号を増幅し、13,13は差動増幅器
を構成し、14はθ,θの差動増幅器を構成
している。5,5はパワートランジスタによ
る電力増巾器で、サーボモータ6,6を駆動
する。信号変換器3,3は各々掛算器2個で
構成されており、三乗関数特性を有するトルク伝
達比調整器7は演算増巾器で構成し、可変抵抗器
によつて増巾率あるいは減衰率を自由に変え
る。スイツチ9が図示のように掛算器側が閉じ
て設定器9の側が開いている時は、可変抵抗器
によつてトルク伝達比を変えることができ
る。一方、掛算器側を開いて設定器側を閉じれば
設定器9又は可変抵抗器7によつてスレーブ
側のトルクT2つまりは把握力をオペレータの発
するトルクとは無関係に設定変更できる。スイツ
チ9は機械的あるいは半導体アナログスイツチ
で構成される。 第3図はトルク伝達比調整器7の一例を示すも
ので15は演算増巾器、16はリレー式機械的ス
イツチあるいは半導体アナログスイツチである。
この場合トルク伝達比調整器の変換定数Rbを連
続的には調整できないが、第2図のスイツチ9
もリレー式機械スイツチ、あるいは半導体アナロ
グスイツチで構成するので、トルク伝達比の調整
あるいは定負荷トルクの設定の変更を遠隔操作で
き、特にマスター側のオペレータの手元で操作で
きるようにするので操縦にたいへん便利となる。 以上のとおり、本考案によるサーボマニピユレ
ータは、マスタ軸トルクとは無関係にスレーブ軸
負荷トルクを一定にできるトルクコントローラを
設けるため、ある関設を一定負荷トルクにした状
態での作業にオペレータの疲労なくかつ確実な作
業、操作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すブロツク構成
図、第2図は本考案の具体的な実施例を示す図、
第3図は第1図又は第2図におけるトルク伝達比
調整器を例示する回路図である。 1……マスタ軸、1……スレーブ軸、2
,2……角度検出器、3,3……変換
器、4,4……トルク検出器、5,5
…サーボ増幅器、6,6……サーボモータ、
7……トルク伝達比調整器、8,9……トルクコ
ントローラ、8,9……切換スイツチ、8
,9……電圧設定器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マスタ軸及びスレーブ軸の位置又は角度を夫々
    検出する一対の位置・角度検出器と、マスタ軸及
    びスレーブ軸のトルクを夫々検出する一対のトル
    ク検出器と、前記一対の位置・角度検出器の検出
    信号の偏差信号を夫々線形又は非線形特性に変換
    する一対の変換器と、これら一対の変換器の出力
    と前記一対のトルク検出器の検出信号との偏差に
    応じて夫々前記マスタ軸及びスレーブ軸の駆動力
    を得る一対の増幅器とサーボモータとを備えるマ
    スタ・スレーブ形サーボマニピユレータにおい
    て、前記マスタ軸のトルク検出器の検出信号を一
    定のトルク設定値に切換えるトルクコントロー
    ラ、又は前記スレーブ側の前記変換器の出力信号
    を一定の値に切換えるトルクコントローラを備え
    たことを特徴とするマスタ・スレーブ形サーボマ
    ニピユレータ。
JP11874379U 1979-08-28 1979-08-28 Expired JPS6110934Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11874379U JPS6110934Y2 (ja) 1979-08-28 1979-08-28

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JP11874379U JPS6110934Y2 (ja) 1979-08-28 1979-08-28

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Publication Number Publication Date
JPS5638790U JPS5638790U (ja) 1981-04-11
JPS6110934Y2 true JPS6110934Y2 (ja) 1986-04-07

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ID=29350957

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JP11874379U Expired JPS6110934Y2 (ja) 1979-08-28 1979-08-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0694112B2 (ja) * 1983-09-26 1994-11-24 株式会社東芝 マスタ・スレーブ形マニピュレータ

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JPS5638790U (ja) 1981-04-11

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