JPS61109187A - 紙幣処理装置の検査方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、自動販売機或いは両替機等で使用されろ紙幣
処理装置に関する。

（向　従来の技術 紙幣処理装置は、実開昭５９−５３４８３号公報にて示
されているように、組込まれる自動販売機或いは両替機
等の外部機器によって動作が制御される。したがってテ
ストを目的として紙幣処理装置に紙幣を投入した場合で
も、その紙幣信号は外部機器へ導入されるために、テス
トの終了後外部機器には、例えば演算装置をリセットす
る等初期状態に戻すための種々の処置を施さないと、機
器が正常に動作できない。そのためテスト時には外部機
器に代って検査装置を紙幣処理装置に接続してテスト動
作を行なう方法もあるが、この場合、検査装置は自動販
売機或いは両替機と同様な信号を出力するものでなけれ
ばならず検査装置の構成が複雑となる。

し→　発明が解決しようとする問題点 このように従来の紙幣処理装置の検査方式は、外部機器
との実動作時における信号条件にしたがって検査するた
めに、検査装置が複雑であったり操作が煩わしいものと
なっていた。

上記点より本発明は、テスト時に紙幣処理装置は外部機
器との信号条件から切離す検査方式を提供するものであ
る。

（日　問題点を解決するための手段 本発明は、紙幣処理装置に外部機器と接続する入出力信
号端子とは別に検査信号端子を設げるとともに、検査信
号端子には検査器を接続し、検査器から紙幣データの出
力コマンドが入力されると、紙幣処理装置は光の透過量
に基づきセンサが検出した紙幣の印刷パターンを示す検
出信号を紙幣データに変換して検査器に出力し、検査器
から調整コマンドが入力されると、紙幣処理装置は紙幣
が存在しない状態でのセンサの検出データを検査器に出
力するように構成したものである。

（ホ）作用 上記構成により、紙幣データが検査器に出力されると紙
幣データに基づき紙幣識別性能が検査され、検出データ
が検査器に出力されると紙幣に光を照射する光源の検査
が行なえる。

Ｎ　実施例 第１図は本発明による構成図を示し、紙幣処理装置（４
）は、紙幣識別機（８）と、紙幣識別機を制御する制御
部（３）と、自動販売機或いは両替機等の外部機器と信
号を授受するための入出力信号端子（５）と、検査器（
７）と接続するための検査信号端子（６）とから成る。

紙幣識別機（８）は第２図に示すように、挿入口ααよ
り挿入された紙幣を、モータ（ｔｌ）の駆動により動作
する一対のベルトα２（１りにより挾持して移送し、移
送紙幣に光源＋１１から光を照射してセンサ（２）によ
り紙幣の印刷パターンに基づく信号を検出するものであ
る。また検査器（７）は紙幣処理装置の検査時に接続す
るもので、紙幣処理装置から検査時に得られる信号をパ
ーソナルコンピュータ等のデータ処理装置（９）へ出力
する。

第３図は制御部（３）の動作を説明するフローチャート
で、先ずステップＳ１は検査信号端子（６）からコマン
ドを入力する。紙幣処理装置（４）の検査時に検査器（
７）から出力されるコマンドには２種類があり、１つは
光源（１）及びセンサ（２）の調整コマンドであり、も
う１つは紙幣の挿入によりセンサ（２）で得られるデー
タの出力コマンドである。したがって検査者は、検査目
的に応じて何れかのコマンドを検査器（７）を通して制
御部（３）へ入力する。したがってステップＳ２で入力
したコマンドが調整コマンドであることを検出すると、
ステップＳ２でセンサ（２）からの検出信号をデジタル
値に変換し調整データとして検査器（７）に出力する。

調整コマンドによる検査時は紙幣処理装置には紙幣を挿
入していない。したがってセンサ（２）は光源（１）か
らの光量に応じた信号を発生し、制御部（３）はステッ
プｓ３で検出信号をデジタル値に変換して検査器（７）
に出力する。そして検査器（７）はこの調整データを表
示し、検査者はこの値を確認しながら調整器０を操作し
て光源（１）への印加電圧を調整して所定の光量に設定
する。

一方、検査器（７）からのコマンドが調整コマンドでな
い場合、ステップＳ４でセンサα滲により紙幣の挿入を
判定する。そして紙幣の挿入を検出すると、ステップＳ
５で制御部（３）は紙幣識別機（８）のベル）（Ｌ１５
（１３）を駆動させて紙幣の移送制御を開始するととも
に、紙幣の通過によるセンサ（２）の検出信号により紙
幣データを検出する。この紙幣データは、紙幣の印刷パ
ターンに基づくデータである。ステップＳ６は、検査器
（７）からのコマンドがデータ出力コマンドであるかを
判定し、データ出力コマンドであると、ステップＳ７で
紙幣データを検査信号端子（６）を通して検査器（７）
へ出力する。検査器（７）は受信した紙幣データをデー
タ処理装置（９）へ導入し、データ処理装置（９）はこ
の紙幣データを種々の目的に応じて処理する。例えば、
紙幣データを紙幣の所定区画毎のデータに分割したり、
或いは多数の紙幣を投入した場合に紙幣データの平均値
や演算したり等するもので、これにより紙幣処理装置の
良否の判定や、基準となる紙幣データの作成を行なうこ
とができる。そしてステップ３１１で紙幣の取込み動作
を行なう。このように検査器（７）から紙幣処理装置に
コマンドが入力された場合、制御部（３）は挿入紙幣が
適正であっても、入出力信号端子（５）から適正信号を
出力しない。

また通常の紙幣処理モードでは検査信号端子（６）にコ
マンドが入力されておらず、制御部（３）はステップＳ
５で紙幣データを検出すると、ステップＳ６からステッ
プＳ８となりて紙幣データに基づき紙幣の適正を判定す
る。そして紙幣が適正の場合、入出力信号端子（５）を
通して適正信号を出力するが、外部機器はこの適正信号
を受信すると紙幣金額を演算して所定の動作を行なう。

ステップＳ９は紙幣の適否に応じて返却するか否かを決
定し、適正の場合はステップ８１１で紙幣の取込動作を
行なう。取込動作は、ベルトα２１（１３１の駆動を継
続して紙幣を図示しない貯留部へ導入するものである。

また非適正の場合はステップ８１０で、モータ（１１）
を逆転させてベルトα２（１３１により紙幣を挿入口α
０）へ向けて移送することで紙幣の返却動作を行なう。

このとき紙幣の後端部がセンサ■を通過したときにモー
タ（１１）を停止する。

（ト）発明の効果 本発明に依ると紙幣処理装置は外部機器との入出力信号
端子とは別の検査信号端子に入力する検査器からのコマ
ンドにしたがってテストデータを出力するために、外部
機器との信号条件を切離し　　　　。

て検査することができる。したがって検査器の構成が簡
単となり、しかも検査が容易となる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を示すブロック図、第２図は紙幣識別機
の構成図、第３図は制御部の動作を示すフローチャート
である。 （１）・・・光源、（２）・・・センサ、　（３）・・
・制御部、（４）・・・紙幣処理装置、　（５）・・・
入出力信号端子、（６）・・・検査信号端子、　（７）
・・・検査器。 出願人　三洋電機株式会社　外１名 代理人　弁理士　　佐　野　靜　夫 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、紙幣と相対運動して該紙幣に光を照射する光源と、
   光の透過量に基づき紙幣の印刷パターンを検出するセン
   サと、該検出信号により紙幣データを発生する制御部と
   を具備した紙幣処理装置において、外部機器と接続する
   入出力信号端子とは別に検査信号端子を具備し、該検査
   信号端子には紙幣データの出力コマンドと調整コマンド
   を出力する検査器を接続して、紙幣データの出力コマン
   ドの入力により前記制御部は紙幣データを前記検査信号
   端子を通して前記検査器に出力し、調整コマンドの入力
   により前記制御部は、紙幣が存在しない状態での前記セ
   ンサの検出信号に基づく検出データを、前記検査信号端
   子を通して前記検査器に出力するようにした紙幣処理装
   置の検査方式。