JPS61108886A

JPS61108886A - ベ−ン型回転圧縮機

Info

Publication number: JPS61108886A
Application number: JP23091384A
Authority: JP
Inventors: Toshinori Aihara; 相原　俊徳
Original assignee: Atsugi Motor Parts Co Ltd
Current assignee: Hitachi Astemo Ltd
Priority date: 1984-11-01
Filing date: 1984-11-01
Publication date: 1986-05-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、ベーン型回転圧縮機に関する。

従来の技術従来の、この種の圧縮、＠としては、例えば第５図及び
第６図に示すようなものが知られている。

すなわち、この圧縮機は、複数のベーント・・を略半径
方向に出没可能に取付けたロータ２を内部に収容配置し
たカムリング３の両端開口部位置に、該両端開口部を閉
塞する一対のサイドプレート４．５を一体的に取付けて
、前記複数のべ一ント・・の隣合うベーン間に容積の増
減する作業室６，６を形成シフ、この作業室６，６内に
吸入室７から吸入ボート８．８を弁して吸入し定作動流
体友る冷媒ガスを、該作業室６，６の容積変化に↓り圧
縮して、前記カムリング３に役けた吐出ボート９゜９及
びハウジッダ１０に投けた吐出孔１１を通じて吐出する
ようにしている。一方、複数のベーント・・がカムリン
グ３の内周面に適度の押付力でもって押付ける力めに、
冷媒ガスが吐出するノ１ウリング１０の吐出室１２内に
設は友オイル溜り室１３のオイルを、冷媒ガスの吐出圧
Ｖこよって、前記ロータ２ｔ−回転駆動する回転１１１
１４とサイドプレート５との間に介装し−絞りリング１
５及び軸受１６を介して、府記各ベーント・・を収容す
るベーン受孔１ａ・・・の底部に導入し、これによシ各
ベーント・・に所定の背圧をかけるようにしている。

発明が解決しようとする問題点ところで、このような構成を有する従来の圧縮機におい
て、ロータ２が停止状態から作動状態に移行し始めると
、複数のベーント・・の働きによシ各作業室６，６内に
吸入ボート８，８から吸入した冷媒ガスが圧縮され始め
る。ところが、この始動直後にあっては、各作業室６，
６内の圧力は色、激に高圧となるが、冷媒ガスの吐出圧
によって各べ一ント・・をカムリング３の内周面に押付
力を付与する背圧はしばらくの間、低圧状態のままであ
る。したがって、これらの圧力差によって谷べ一ント・
・は吐出ボート９，９に至る直前付近でベーン受孔１ａ
・・・の底部内に押し込められる。そしてロータ２がさ
らに回転して、押し込められ几状態のままのベーント・
・が吸入ボート８，８の付近で、遠心力により飛出し、
カムリング３の内周面にいきおいよく衝突して不快感を
伴なう衝突音を発生させるという問題点があった。

問題点を解決するための手段このような従来の問題点を解決するため、この発明は、
カムリングの両端開口部を閉塞する一対のカムリングの
うち、複数のベーンの隣合うベーン間に形成される作業
室に作動流体をふく定めの吸入室と隣接する一方のサイ
ドプレートに、前記作業室と吸入室とを連通ずる連通孔
を形成するとともに、この連通孔の近傍位置に、前記ロ
ータの起動直後に該連通孔を開口して前記作業室内の作
動流体を前記吸入室に逃がす制量機構を役けｔ構成とし
ている。

作用このような構成を有するこの発ＦＪＡは、ロータの起動
直後にあっては制御機構の働きにより、吸入室側の一方
のサイドプレートに形成されている連通孔を開口して、
複数のベーンの隣合うベーン間に形成される作業室内の
作動流体を前記吸入室に逃がし、これにより作業室内の
圧力を一時的に低下させ、もって各ベーンのカムリング
内周面に対する飛出しに伴う衝突音の発生を防止するよ
うに作用する。

実施料以下、この発明の実旋例を図面に基づいて説明する。

第１図はこの発明に係るベーン型回転圧縮機の−実晦例
を示す一部断面正面図、第２図は第１図における■−■
線断面図である。

第１図及び第２図に示すように、複数のベーント・・を
略半径方向に出没可能に取付けたロータ２を内部に収容
配置したカムリンダ３の両端開口部位δには、該両端開
口部を閉塞する一対のサイドブ＋／　）４＋５が取付ボ
ルト１７・・・によって一体的に固着されて、前記複数
のべ一ント・・の隣合うベーン間に容積の増減する作業
室６．６が形成されている。前記一対のサイドプレート
４．５のうち、前記作業室６，６に吸入ボート８，８を
介して、作動流体たる冷媒ガスを導くための環状の吸入
室７と隣接する一方のサイドプレート４には、前記作業
室６，６と前記吸入室７とを連通ずる連通孔１８が形成
されている。この連通孔１８の近傍位置には、ロータ２
の起ｆＩｔｂ直後に該連通孔１８を開口制御する副脚機
構１９が設けられている。この１ｖｌｌ　却機構１９は
、前記吸入室７内に配置され几ルノイド加と、このソレ
ノイド加の駆動力により前記４通孔１８を開閉Ｉｔｉｌ
ｌ　Ｈする開閉弁２１と、前記連通孔１８を常時閉塞す
る方向に付勢するコイルスプリング四とから構成されて
いる。自１■記ソレノイド加は、外部に設けたコントロ
ー２２３により駆動側ＷＪされる工うになっている。−
万、油分離器必が設けられｔ他方のサイドプレート５に
は、ロータ２に形成したベーン受孔１ａ・・・の底部に
、冷媒ガスの吐出圧によってオイル溜υ室１３内のオイ
ルを導くためのオイル通路δが形成さルており、このサ
イドプレート５と回転軸１４との間には、絞りリング１
５及び軸受１６が介装されている。なお、第１図におい
て、δは、−万のサイドプレート４と回転軸１４との間
に介装された軸受、霜は一方のサイドプレート４とロー
ター２との間に介装されｔ軸受、２７は電磁クラッチで
ある。

以上のような構成を有するこの実織例に係るベーン型回
転圧縮機の作用について説明する。

まず、ロータ２が停止状態から作動状態に移行し始める
と、複数のベーント・・の働きにより、吸入ボート８，
８から各作業室６，６内に冷媒ガスを吸入する。しかし
、ロータ２の停止状態から作動状態への移行時から、所
定時間を経るまでの間、コントローラるの＃Ｊきによっ
て、制御機構１９を構成している開閉弁２１が一方のサ
イドプレート４に形成した連通孔１８を開口制御してい
るので、前記冷媒ガスはその連通孔１８から低圧状態の
吸入室７に逃げ、引き続いて、ロータ２が回転し、各ベ
ーン１，１が前記連通孔１８　、１８　ｉ通過すると、
吐出ボート９．９側の作業室６，６内の冷媒ガスが漸く
圧縮されることとなる。したがって、前記各作業室６，
６内の圧力が急激に高圧となるようなことはないので、
低圧状態になっているベーン受孔１ａ・・・の底部内の
背圧との差圧が犬きぐなることはなく、各ベーン１，１
がその底部側に押込められることはない。一方、吐出ボ
ート９．９からは吸入ボート８，８から吸入され友冷媒
ガスの一部が圧縮されて吐出され、その之め吐出室Ｌ２
内の圧力が徐々に高くなって、ベーン受孔１ａ・・・の
底部内の背圧が高くなる。これが所定以上の圧力にな。

ると、ソレノイドＪへの通ｉｔ停止し、コイルスプリン
グｎの付勢力でもって開閉弁２１ヲ押圧して前記連通孔
１８を閉基する。その几め、それ以降は、吸入ボート８
，８から各作業室６，６日に吸入されｔ冷媒ガスの全量
を圧縮して吐出ボート９．９から高圧の冷媒ガスを吐出
室１２に吐出させることとなる。

このように、この実施例によれば、ロータ２の停止状態
から作動状態への移行時から、一定時間経過するまでの
間、ソレノイドｎの動きによって連通孔１８が開口状態
となるので、各作業室６，６の圧力がロータ２の回動直
後、急激に上昇することはなく、したがって各ベーント
・・はベーン受孔１ａ・・・の底部側に押込まれず、そ
の定めに吸入ボート８　、８ｆｅ通過直後にそれらベー
ント・・がカムリング３の内周面に飛び出して衝突音を
生ずるような事態を極力防止することができる。

次に、第３図はこの発明の他の実施例を示す断面図であ
り、前記連通孔１８ｔ−開閉制劇する之めの制御機構１
９　Ａを、作動室Ｉ内に摺動可能に嵌挿したピストン２
６と、前記連通孔１８ｆｃ開閉制御すべく、前記ピスト
ンあに設けｔ開閉弁ｎと、前記連通孔１８ヲ常時開口す
る方向に前記開閉弁ｒを付勢するコイルスプリング四と
から構成するとともに、前記ピストンかによって隔成さ
れた前記作動室間内の左室３０ａとノ・ウジング１０の
吐出室【２とを連通略画を介して連通し、かつ、前記作
動室間内の右室３０１）を吸入室７と連通し定構成とし
である。

このような構成を有するこの実施例によれば、ロータ２
の始動直後は、低圧状態にある吐出室【２と連通してい
る左室３０ａと吸入室７と連通している右室３０ｂとの
圧力差はないので、コイルスプリングあのばね力によっ
てピストン易は左行し、その之め前記連通孔１８は開口
状態となり、し之かって、各作業室６，６内が負、源に
高圧状態になることはなく、各ベーント・・はベーン受
孔１ａ・・・の底部側へ押込まれず、ベー７１・・・が
飛出してカムリング３ＶＣ衝突することはｌぐ、したが
って、カムリング３との衝突音の発生ｔ−極力防止でき
る。引き続いてロータ２が回転し、吐出室１２内の圧力
が徐々に高まると、連通路器を介して左室３０ａも高圧
となるので、コイルスプリング四のばね力に打ち勝って
ピストン２６ヲ右行させ、そのピストン２６に設けられ
ている開閉弁２７にて前記連通孔１８ｆ：閉塞する。そ
のｔめ、それ以降は、吸入ボート８゜８から各作業室６
，６内に吸入され足金冷媒ガスが圧縮されて吐出ボート
（図示せず）から吐出室１２に吐出され、史にこれが吐
出孔１１から吐出されることとなる。

次に、第４ａ図はこの発明のその他の実施例を示す断面
図であり、前記！ＩＪ　Ｉ＃機構１９　Ｂの構成に、そ
の制−機構１９　Ｂの左室３０ａと吐出室【２とを連通
するための連通略画とｌｔｉ前記前記機構１９　Ｂの右
室３０ｂｖｃ連通する連通路３１との分岐点に、略Ｔ字
状の切換路３２　ａを有する切換弁３２を配置しｙ’ｔ
ｍ成を付加したものである。

このような構成を有するこの実施例によれば、前記第３
図に示す作用効果を得ることができるほかに、第４ｂ図
のように切換弁３２ヲ切換操作することによって左室３
０ａと右室３０ｂとｔ一連通させると、この左室３０ａ
と低圧の右室３０ｂとを同圧にすることができ、そのた
めコイルスプリング四のばね力にてピストン２６を左行
させ、これにより連通孔１８を開口状態とすることがで
きる。

発明の効果以上の説明から明らかなように、この発明によれば、ロ
ータの始動直後、制御機構の働きにより、吸入室側に設
けた一方のサイドプレートに形成した連通孔を開口する
ようにし友ので、複数のベーンの隣合うベーン間に形取
埒れる作業室内の作動流体の一部を前記吸入室に逃がし
、これにより作条室内の圧力の上昇を一時的にゆるやか
にし、もって各ベーンのカムリング内周直に対する飛出
しに伴う衝突音の発生を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るベーン型回転圧縮機の一実陶例
を示す断面図、第２図は第１図におけるＩＩ−ＩＩ線断
面図、第３図はこの発明の他の実頬例を示す断面図、Ｍ
４ＪＬ図はこの発明のその他の実権例を示す断面図、第
４ｂ図は第４ａ図の切換弁全切換え７を説明図、第５図
は従来のべ一ノ型回転圧縮機を示す断面図、第６図は第
５図におけるＶＩ−■線断面図である。１・・・ベーン、２・・・ロータ、３・・・カムリング
、↓、５・・・サイドプレート、６・・・作業室、７・
・・吸入室、１８・・・連通孔、１９　、１９Ａ　、　
１９Ｂ・・・制御機構。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数のベーンを略半径方向に出没可能に取付けた
ロータを内部に収容配置したカムリングの両端開口部位
置に、該両端開口部を閉塞する一対のサイドプレートを
一体的に取付けて、前記複数のベーンの隣合うベーン間
に容積の増減する作業室を形成し、この作業室内に吸入
した作動流体を該作業室の容積変化により圧縮して吐出
するベーン型回転圧縮機において、前記一対のサイドプ
レートのうち、前記作業室に作動流体を導く吸入室と隣
接する一方のサイドプレートに、前記作業室と吸入室と
を連通する連通孔を形成するとともに、この連通孔の近
傍位置に、前記ロータの起動直後に該連通孔を開口して
前記作業室内の作動流体を前記吸入室に逃がす制御機構
を設けたことを特徴とするベーン型回転圧縮機。