JPS61106602A - カチオン性デキストラン誘導体の高分子電解質錯体及びその利用 - Google Patents

カチオン性デキストラン誘導体の高分子電解質錯体及びその利用

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JPS61106602A
JPS61106602A JP22799084A JP22799084A JPS61106602A JP S61106602 A JPS61106602 A JP S61106602A JP 22799084 A JP22799084 A JP 22799084A JP 22799084 A JP22799084 A JP 22799084A JP S61106602 A JPS61106602 A JP S61106602A
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acid
nitrogen
polyelectrolyte complex
complex
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Application number
JP22799084A
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English (en)
Inventor
Kyoji Kito
鬼頭 恭二
Takao Ogawa
孝雄 小川
Hisaaki Uchida
内田 久昭
Eiji Tanahashi
棚橋 英治
Yoshio Ito
嘉雄 伊藤
Mikiya Fujii
幹也 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meito Sangyo KK
Original Assignee
Meito Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は脂質低下剤として有用な従来公知文献未記載の
高分子電解質錯体(polyelectrolytec
omplexLとくに、カチオン性デキストラン誘導体
とポリウロン酸との高分子電解質錯体(本発明において
、EA−PU高分子電解質錯体と略記することがある)
に関する。
本発明はまた、該EA−PU高分子電解質錯体もしくは
消化管内で該高分子電解質錯体形成性配合物を有効成分
として含有することを特徴とする脂質低下剤(たとえば
体内コレステロールに代表される体内脂質の低下乃至上
昇抑制作用を示す剤)、更には、核剤を利用した人間も
しくは人間以外の動物の脂質低下方法に関する。
更に詳しくは、本発明は下記式(1) 但し式中、Rは水素原子;及び下記式(2)R+ 区 s 但し式(2)中、R1及びR2は、夫々、低級アルキル
基を示し、R3は水素原子もしくは式(2)で表わされ
る窒素含有基それ自身を示し、mは1.2または3の数
を示す、 で表わされる窒素含有基;よシ成る群から選ばられた員
(membe r )  を示し、ここで、R1が式(
2)で表わされる窒素含有基それ自身を示す場合には、
この窒素含有基中のR1は水素原子であり、 Iた複数ケのRは同一でも異なっていてもよく、且つ該
Rの少なくとも1ケは上記式(2)で表わされる窒素含
有基であり、そしてnは2〜150,000の正数を示
す、 で表わされるカチオン性デキストラン誘導体であって、
窒素含有率が約0.5〜約12%であるカチオン性デキ
ストラン誘導体と、ペクチン、ペクチン酸、ヒアルロン
酸及びアラビアガムよ)なる群からえらばれたポリウロ
ン酸との高分子電解質錯体に関する。
本発明はまた、該KA−PU高分子電解質錯体を、該錯
体の形で、或は紋穴(1)カチオン性デキストラン誘導
体もしくはその塩類と該ポリウロン酸もしくけその塩類
の消化管内で該高分子電解質錯体形成性配合物の形で、
有効成分として含有すること1・・′1     を特
徴とする脂質低下剤に関する。更には、本発(!:1 明は該EA−PU高分子電解質錯体を、該錯体の形で、
或は紋穴(1)カチオン性デキストラン誘導体もしくは
その塩類とポリウロン酸もしくはその塩類の消化管内で
該高分子電解質錯体形成性配合物の形で、経口投与する
ことを特徴とする人間もしくは人間以外の動物の脂質低
下方法にも関する。
成人病、とくには虚血性心疾患症、脳血V障害症などの
如き症状の発症は、たとえば血中コレステロール値の高
いことと密接な関係があシ、血中および組織中のコレス
テロール値を低下させるか若しくはその不当な上昇を抑
制することが、これら症状の処理たとえば予防乃至治療
に有効であるとされている。脂質ないしはコレステロー
ル低下剤はその作用機序から2種類に分けられ、1つは
腸管からのコンステロール吸収を阻害することによシ低
下作用を示す所謂、コレステロール吸収阻止薬、もう1
つは肝臓におけるアセチルCOAを出発物質としてメバ
ロン酸、インブレノイド、スクアレンを経て合成される
コレステロールの合成を阻止する作用を示す、所謂、コ
レステロール合成阻止薬である。
体内脂質ないしはコレステロールを効果的に低下させる
ためには、前記2種の作用機序の異なる薬剤を併用する
ことが好ましいとされている。
近年、コレステロールのうちでも、高比重リボiF白(
HDL)のコレステロールについては、この値の高い方
が前記症状の発症率が低いことが明らかにされるに至シ
、コレステロール低下剤としては、HDLコレステロー
ルに影響を与えないか、或はこれを上昇させ、総コレス
テロールないしはHDL以外のコレステロールを選択的
に低下させる薬理学効果を示す薬剤の開発が望まれてい
る。
しかしながら、満足し得る薬剤、とくには、上記所望の
薬理効果、味・におい等の投与適性、低毒性、他剤との
併用性などの点を包含して、満足しうる薬剤は未だ提供
できないのが実情である。
従来、前記式α)で表されるカチオン性デキストラン誘
導体、その製法及び利用に関しては知られている。
例えば、McKernan & Rickettsの雑
文(C:hem、 and 工ndustry、  1
490〜1491頁、Nov、21.1959)には、
紋穴(1)化合物の製法並びにその血漿蛋白質沈殿作用
及びE。
col iなどの細胞凝集能に関しての知見が報告され
ている。しかしながら、該報告には、紋穴(1)化合物
とポリウロン酸の高分子電解質錯体及びその製法につい
ては、何等の記載も示唆も存在しない。
当然のことながら、該報告には、該EA−PU高分子電
解質錯体の脂質低下作用については、勿論、全く記載も
示唆もされて論ない。
又例えば、特開昭48−39587(公開日、昭和48
年6月11日、日本特許第859218号;対応米国特
許洗3,851,057)には、該式(1)化合物及び
その塩類の製法について記載されている。更に、この提
案には、紋穴(1)化合物の一入であるジエチルアミン
エチルデキストラン塩酸塩の高脂肪食摂取ラットに対す
る血清コレステロールおよびβ−リボプロティン低下作
用が例示されている。この提案にもまた、EA−PU高
分子電解質錯体及びその脂質低下作用については、全く
記載も示唆もされていない。
更に又、例えば特開昭52−76437(公開日、昭和
52年6月278:対応米国特許ム743、425およ
び西独公開/l62655199)にはジエチルアミノ
エチルデキストラン(DEAE−D)をベースとした脂
質吸収阻害剤について提案されておシ、そこには、ラッ
トを用Aての1(andler1゛ □:(の脂肪硬変形成飼料による脂肪肝に対する拮抗作
用及びNathらの高コレステロール飼料による肝脂肪
症および高コレステロール血症にたいする拮抗作用並び
に正常食を与えた肥満患者の体重に対するDEAE−D
の作用及び高カロリー食摂取被検者の体重および血液パ
ラメーターにたいするDEAE−D投与の影響が例示さ
れている。
また、この提案にはDEAE−Dの毒性についても述べ
られており、ラットに対する急性毒性試験において、D
EAE−Dは、実際上、急性毒性を示さないと考えてよ
いとしており、発育時のラットに長期経口投与した実験
でもDEAE−Dは著しく良好な全身性および局所性の
耐容性を示したと述べている。
更に、Dzh*−Dを与えた肥満患者について、臨床的
診察を毎日実施した結果、いずれの患者にも、望ましく
ない副作用は認められず、また、全身的もしくは局所的
不耐性症状を示す所見はなかったと述べている。この提
案にも、FA−PU高分子電解質錯体及びその脂質低下
作用については、何等の記載も示唆も存在しない。
更に又、F、pupitaおよび人、 Barons 
(Int。
J、C11n、Pharm、Res、、 I(4)28
7〜293(1983))はDEAI−Dを1日2f、
または3?の投与量で28名の高脂血症患者に1年間経
口投与し、生じた副作用について報告している。
この報告によれば、28例中、1例に下痢、2例に胃腸
障害、2例に疲労感が認められている0この報告を含め
て、上記した公知文献類には、前記式(1)カチオン性
デキストラン誘導体及び薬理作 ・用について記載され
ているが、本発明のEA−PU高分子電解質錯体につい
ても、その薬理作用についても、何等の記載も示唆もさ
れていない0恭 それどころか、式(1)カチオン性デキスト2ン誘導体
との高分子電解質錯体を形成し得るポリウロン酸につい
ては勿論のこと、如何なる高分子電解質錯体形成性化合
物についても、全く記載も示唆もされていない。
従来、前記式α)カチオン性デキストラン誘導体の高分
子電解質錯体に関しては、前記本発明EA−PU高分子
電解質錯体とは異なる錯体について、下記の如き先行技
術が知られている。
例えば、特開昭53−19393号には、前記式α)に
包含され得るカチオン性デキストラン誘導体とデキスト
ランの陰イオン性誘導体(アニオン性デキストラン誘導
体)との高分子電解質錯体及びその製法に関して開示さ
れている。そして、該錯体はイオン選択透過性、半透膜
性、電気伝導性、抗血液凝固性等の特性を有し、イオン
交換膜、濾過膜、限外濾過膜、電気伝導性コーティング
、生体膜、医療用材料などに利用でき、優れた生体親和
性、抗血液凝固性を有し、生体内での任意の耐久性を設
計そき、特に人工臓器材料として有用であることを記載
している。
又、特開昭53−110693号には、デキストランの
陰イオン性部分置換体と前記式(1)に包含され得る多
糖類の陽イオン性部分置換体(例えば、カチオン性デキ
ストラン誘導体)又はゼラチンとを、酸性条件下で反応
させることを特徴とする高分子電解質複合体の製法につ
いて提案されている。
そして、該複合体は顕著な凝血促進性を有するので特に
止血剤、止血用ガーゼの含浸剤等の凝血促進性を要求さ
れる医薬、医療器具の材料として有効であると記載され
、更に、上記前者の提案における抗血液凝固性を利用す
る以外の同様な用途にも使用できる旨記載されている。
上述のとおり、これら提案には、式(1)カチオン性デ
キストラン誘導体と重複し得る誘導体と、ポ11jl 
    IJつ・〜酸とは全く別異の化合物であるア=
オ・性デキストラン誘導体との高分子電解質錯体及びそ
の製法について開示されているだけであって、本発明の
EA−PU高分子電解質錯体については勿論のこと、そ
の薬理作用についても、何等の記載も示唆も存在してい
ない。当然のことながら、本発明EA−PU高分子電解
質錯体については勿論のこと、これら提案の錯体につい
ても、脂質低下作用を示唆し得る如何なる示唆もこれら
提案には記載されていない。
更に、Makromol、Chem、、 Rapid 
CommunVol、1.253〜256頁、1980
 CChem。
Abst、 val、93.80009t)(菊池ら)
には、前記式(1)カチオン性デキストラン誘導体に包
含される2−(ジエチルアミノ)エチルデキストラン塩
酸塩とアルギン酸ナトリウムとの高分子電解質錯体、そ
の製法及びその血液凝固性テストについて記載されてい
る。そして前記特開昭53−19393号及び特開昭5
3−1!0693号に記載されたと同様な生体外テス)
 (in vitro)の結している。
この文献にも、本発明に特定された1(A−PU高分子
電解質錯体について及びその脂質低下の薬理作用につい
ては、何等の示唆も記載されていない。そして、上記し
たように例えば人工臓器材料の如きバイオ・マテリアル
についての抗血液凝固性テストに利用される生体外テス
トの結果、抗血液凝固性を示したことが開示されている
だけである0 上述のように、前記式(1)カチオン性デキストラン誘
導体の高分子電解質錯体に関しても、従来、本発明EA
−PU高分子電解質錯体は未知であったし且つ又その脂
質低下作用についても全く知られていなかった。
本発明者等は、所望の薬理効果、投与適性、低毒性、他
剤との併用適性などの点を包含して、満足し得る脂質低
下剤を開発すべく研究を行ってきた。
その結果、前記式(1)で表わされるカチオン性デキス
トラン誘導体とペクチン、ペクチン酸、ヒアルロン酸及
びアラビアガムよシなる群からえらばれたポリウロン酸
との従来公知文献未記載の高分子電解質錯体が安定な化
合物として存在でき且つ容易に製造できることを発見し
且つその合成に成功した。そして、該高分子電解質錯体
はHDL−コレステロールの不都合な実質的低下を伴う
ことなしに、総コレステロール乃至低比重リポ蛋白(L
DL’)−コレステロールの低下乃至上昇抑制を示すと
いう所望の優れた薬理効果〔後掲第9表参照〕を有する
新規化合物である。ことを発見した。
更に、本発明者等の研究によれば、脂質低下剤の施用に
際しては、前述したコレステロール吸収阻止薬とコレス
テロール合成阻止薬の併用投与が望iflているが、本
発明KA−PU高分子′dL解質錯体は、優れた併用適
性を示すことが発見された。
例えば、後掲第10表に示したように、コレステロール
吸収阻止作用を有することの知られた式(1)公知化合
物DEAE−Dと公知コレステロール合成阻止薬ゲンフ
イプロジル(gemfibrozil)とを弁用投与し
ても、その血中コレステロール低下効果には何等のとく
べつな改善は発現されず、ゲンフイプロジル単独投与よ
シも劣シ且つDEAE−りの単独投与とはソ均等な併用
効果しか認められないにも拘わらず、本発明のEA−P
U高分子電解質と該ゲンフイブロジルとの併用投与にお
いては、意外なことにも、血中コレステロールの有意な
低下効果改善が発現され、ゲンフイプロジル))、  
  よう、よ、、。−19よ1.−2゜□工業解質の単
独投与に比して、協力作用本釣40〜約60Xの如き顕
著に改善された血中コレステロール低下効果が発現する
ことがわかった。
かように、本発明者等の研究によれば、コレステロール
吸収阻止薬として公知の化合物DEAE−りは、ゲンフ
イプロジルに代表される低分子酸性薬物であるコレステ
ロール合成阻止薬と併用すると、該低分子酸性薬物の薬
理効果の発現を妨げる結果を示すのに対して、本発明E
A−PU高分子電解質錯体は、そのような妨害作用を示
さず協力的に作用して薬理効果を助長することがわかっ
た0 更に、本発明者等の検討によれば、後記毒性試験(後掲
第11表及び第12表参照)に示すように、前記公知化
合物DEAE−Dは、モルモット及びラットを供試動物
とした経口投与による毒性試験において、消化管に対し
て例えば下痢、血便、粘膜のびらん等の発生が認められ
、甚だしい場合には致死するという毒性のあることがわ
かった。
従って、医薬としての経口投与とくに脂質低下剤のよう
な比較的長期間連続投与するのが普通である経口投与医
薬としての利用には危惧がある。これに対して、本発明
EA−PU高分子電解質錯体は、上記後掲第11表及び
第12表に示したように、実質的に無毒の低毒性化合物
であって、上記併用適性に加えて、低毒性の点でも公知
化合物DEAE−Dに比して優れた化合物であることが
わかった。又更に、本発明者等の検討によnば、コレス
テロール吸収阻止薬として公知のDEAE−D及びその
塩類は極めて強い渋味を有し、経口投与には不向な投与
適性の悪い化合物である難点に加えて、後に、吸湿性試
験(後掲第7表及び第5図参照)に示すとあり、潮解性
が強く、従って、製剤化に際して及び製剤保存性の点で
、著るしい制約を受ける不利益があるのに対して、本発
明EA−PU高分子電解質錯体は、経口投与に不向な床
やに2いを示さない無味・無臭の化合物である利点に加
えて、上記第7表及び第5図に示すように、潮解性を示
さず、従って、上述のような不利益を伴わない点でも、
有利な化合物であることがわかった。
更に本発明者等の研究によれば、本発明の式(1)カチ
オン性デキストラン誘導体とペクチン、ペクチン酸、ヒ
アルロン酸、及びアラビアガムよりなる群からえらばれ
たポリウロン酸の高分子電解質錯体は、その形成性成分
である式(1)カチオン性デキストラン誘導体もしくは
その塩類とペクチン、ペクチン酸、ヒアルロン酸、及び
アラビアガムよりなる群からえらばれたポリウロン酸も
しくはその塩類を配合物の形で経口投与することによっ
て、消化管内で形成させることができ、実際の利用に際
しては、両者を該高分子電解質錯体形成性配合物として
、例えばコーティング剤、カプセル剤の叩き剤形で投与
適性の悪いトラブルを伴うことなしに経口投与して、そ
の場で、本発明EA−PU高分子電解質錯体を形成させ
ることによシ、脂質低下作用を発現させることもできる
ことがわかった。
従って、本発明の目的は前記式(1)カチオン性デキス
トラン誘導体とペクチン、ペクチン酸、ヒアルロン酸、
及びアラビアガムよシなる群からえらばれたポリウロン
酸の高分子電解質錯体を提供するにある。
本発明の他の目的は、該新規高分子電解質錯体を有効成
分として含有することを特徴とする脂質侭下剤及び脂質
低下方法を提供するにある。
本発明の上記目的及び更に多くの他の目的なら)if 
  ヶよりやゆ、ツエ。わ□1.−−.ヵ、よヶ、アあ
ろう。
本発明のEA−PU高分子電解質錯体は、下記式(1) 但し式中、Rは水素原子;及び下記式(2)R。
但し式(2)中、R8及びR2は、夫々、低級アルキル
基を示し、R5は水素原子もしくは式(2)で表わされ
る窒素含有基それ自身を示し、mは1.2または3の数
を示す、で表わされる窒素含有基;より成る群からえら
ばれた員を示し、ここで、R8が鉄酸(2)で表わされ
る窒素含有基それ自身を示す場合には、この窒素含有基
中のR1は水素原子であシ、また、複数ケのRは同一で
も異なっていてもよく、且つ該Rの少なくとも1ケは上
記式(乃で表わされる窒素含有基であシ、そしてnは2
〜150,000の正数を示す、 ゛ で表わされるカチオン性デキストラン誘導体であって、
窒素含有基率が約0.5〜約12チであるカチオン性デ
キストラン誘導体と、ペクチン、ペクチン酸、ヒアルロ
ン酸及びアラビアガμよシなる群からえらばれたポリウ
ロン酸との高分子電解質錯体である。本発明の上記EA
−PU高分子電解質錯体は、後述するように、無機もし
くは有機酸の塩類、或は無機もしくは有機塩基の塩類で
あることができ、従って、本発明において、EA−PU
高分子電解質錯体と称するのは、該錯体のこれらの塩類
を包含する呼称である。
本発明のEA−PU高分子電解質錯体を形成する一方の
成分である前記式(1)カチオン性デキストラン誘導体
もしくはその塩類及びその製法については知られておシ
、例えばMcKarnan & Ricke−ttsの
雑文(Chem、 and 工ndurstry、 1
490〜1491頁、Nov、 21.1959 )、
特開昭48−39587(公開日、昭和48年6月11
日、日本特許第859218号;対応米国特許ム3.8
51,057)などに詳しく記載されている。
又、これらは市場で入手することもでき、本発明で利用
できる。
前記式α)において、Rは水素原子、式な)であられさ
れる窒素含有基で表わされる基より成る群からえらばれ
、ここで、複数個のRは同一でも異なっていてもよく、
且つ該Rの少なくとも1個は該式(2)窒素含有基であ
る。なお、鉄酸(1)化合物の窒素含有率は約0.5〜
約12%である。
式(2)置換基におけるR1及びR1低級アルキル基の
例としては、CI〜C4アルキル、より好ましくidc
+〜C3アルキル、たとえばメチル、エチル、n−及び
1so−プロピル並びにn−1iso−1sec−及び
tert−ブチルなどを例示することができる。又、前
記式(1)カチオン性デキストラン誘導体の塩類の例と
しては、たとえば塩酸塩、リン酸塩、硫酸塩、硝酸塩、
臭素酸塩、などの如き水溶性無機酸塩、たとえば酢酸塩
、クエン酸塩、アミノ酸塩などの如き水溶性有機酸塩を
例示することができる。
本発明のEA−PU高分子電解質錯体を形成する他方の
成分であるペクチン、ペクチン酸、ヒアルロン酸及びア
ラビアゴムよシなる群からえらばれたポリウロン酸もし
くはその塩類及びその製法)(も知られておシ、又、市
場で入手することもでき、本発明で利用できる。
ペクチンは例えば柑橘類、リンゴ、ビートなどの如き材
料からそれ自体公知の手法で製造でき、ペクチン酸はそ
れ自体公知の手法で例えばペクチンの脱メチル化によシ
製造できる。更に、とアルロン酸はそれ自体公知の手法
によシ例えば動物源もしくは微生物源材料から得ること
ができるし、アラビアガムは例えばアカシアの樹から公
知の手法で取得できる。これらのポリウロン酸もしくは
その塩類は、前述したように、市場で入手することもで
き、本発明で利用できる。
本発明のEA−PU高分子電解質錯体は、前記式(1)
で表わされるカチオン性デキストラン誘導体、もしくは
その塩類と上記群からえらばれたポリウロン酸もしくは
その塩類を、水性媒体中で接触させることによシ製造す
ることができる。
上記塩類としては水可溶性塩類の使用が好まし    
 iく、カチオン性デキストラン誘導体の塩類としては
、たとえば、硫酸、塩酸などの如き鉱酸の塩類及び、た
とえば、酢酸、クエン酸などの如き有機酸の塩類を例示
することができる。又、該ポリウロン酸の塩類としては
、たとえば、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム
塩などの如きアルカリ金属塩類その他の無機塩基の塩類
及び、たとえば、トリエチルアミン、エタノールアミン
などの如き有機塩基の塩類を例示することができる。又
、利用する水性媒体の例としては水又は水とこれと混和
し得る有機溶媒たとえばメタノール、エタノール、アセ
トンなどの如き有機溶媒の少なくとも一種からなる水性
混合溶媒、更に人工腸液などを例示することができる。
溶媒の使用量は適宜に選択できるが、例えば、式(1)
カチオン性デキストラン誘導体もしくはその塩類の濃度
が0.1〜50チ(重量)、よシ好ましくは/〜20チ
(重量)程度、ポリウロン酸濃度が0.1〜20%(重
量)1.より好ましくは0.1〜5%(重量)となるよ
うな使用量を例示することができる。これら反応成分の
濃度があまシ高すぎると、反応系の粘度が高くなりすぎ
て均一な反応を行い難くなる場合があるので、使用する
反応成分に応じて予め実験的に選択設定するのがよい。
又、上記例示の如き水性混合溶媒の形で利用する場合の
有機溶媒の濃度も適当に選択変更でき、通常、有機溶媒
の濃度の高い方がよシ水溶性のEA−PU高分子電解質
錯体を形成する傾向がある。
例えば、約80%(水の容量に対する容量チ)程度まで
、よシ好ましくは約70チ程度まで、の有機溶媒濃度を
例示することができる。
反応は、系のpHをとくに調節しなくても実施でき、例
えば、pH1〜14、好ましくは3〜11の如き広いp
H条件で行うことができるが、望むならば、酸もしくは
アルカリを用いて系のpHを所望のpHに調節して行う
こともできる。このようなpH調節に利用する酸の例と
しては、たとえば塩酸、硫酸などの如き無機酸類及びた
とえば酢酸、クエン酸などの如き有機酸類を例示でき、
又、たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アン
モニアもしくはアンモニア水などの如き無機塩基及びた
とえばトリエチルアミン、エタノールアミンなどの如き
有機塩基を例示することができる。系のpHが過度に低
すぎたシ高すぎたシする場合には、一般に、目的とする
EA−PU高分子電解質錯体の収率が低下する傾向があ
るので、使用する反応成分などに応じて予め実験的に好
適条件を選択設定するのがよい。
反応温度及び反応時間も適宜に選択できる。反応は室温
で進行するので、とくに加熱もしくは冷、i[、却の必
要はないが、好ましくは約100℃以下の反応温度、た
とえば約5七〜約60℃の如き反応温度及びたとえば約
1〜約90分の如き反応時間を例示できる。反応後、更
に、たとえば室温に放置し、生成物の析出、沈降を助長
することもできる。
反応方式は適宜に選択できる。例えば、水性媒体中にカ
チオン性デキストランもしくはその水溶性塩の粉末と前
記群よ)えらばれたポリウロン酸もしくはその水溶性塩
の粉末とを同時にもしくは任意の順序で添加して行って
もよいし、いづれか一方を水性媒体中に溶解した系に他
方を粉末で或は水性媒体中に溶解して添加してもよいし
、又、水とこれと混和し得る有機溶媒との水性混合溶媒
の存在下で反応を行う場合には、上記態様のほかに、有
機溶媒はカチオン性デキストランもしくはその塩及び該
ポリウロン酸もしくはその塩のいづれか一方と共存させ
ておいて他方の水媒体溶液と混合する態様を採用しても
よいし、両者を含む水媒体に有機溶媒を添加する態様で
行うこともできる0 又、本発明方法の実施に際して、原料カチオン性デキス
トランもしくはその塩として例えばnが2〜8程度のも
のを使用して水媒体中で反応を行なう場合や原料カチオ
ン性デキストランもしくはその塩を前記群よシえらばれ
たポリウロン酸もしぐばその塩に対して大過剰モルで使
用して水媒体中で反応を行なう場合には、反応生成物が
析出し難い場合がある。そのような場合には、反応生成
物系に例えばアセトンを添加して析出させることができ
る。
反応に際して、カチオン性デキストランもしくはその塩
及び前記群からえらばれたポリウロン酸もしくはその塩
は、それぞれ、複数種併用することができる。
反応後、形成したgA−PU高分子電解質錯体の沈殿は
、それ自体公知の任意の固液分離手段たとえば傾写、濾
過、遠心分離などの適宜な手段を利用して分離採取し、
所望により、未反応のカチオン性デキストランシよび/
又はポリウロン酸やそれらの塩類を、たとえば水もしく
け水性媒体で洗浄し、適宜の方法で乾燥し、所望によシ
粉砕して、乾燥EA−PU高分子電解質錯体を得ること
ができる。斯くて、たとえば粉末乃至粗粒状の、通常、
白色乃至淡黄色の水溶性もしくは水不溶性EA−PU高
分子電解質錯体を得ることができる。
例えば上述のようにして得ることのできるEA−PU高
分子電解質錯体は、該錯体に余剰の電荷(アニオンもし
くはカチオン)が残っている場合もしくは残した場合に
は、適当な酸もしくは塩基と例えば水性媒体中で接触さ
せることによシ、その酸塩もしくは塩基の塩に容易に転
化することができる。このような塩形成反応は、反応後
の系に適当な酸もしくは塩基を添加することによって行
うこともできるし、一旦分離採取した反応生成物含水性
媒体中に溶解及び/又は分散して、適当な酸もしくは塩
基を添加することによって行うこともてきる。
このような酸もしくは塩基の例としては、たとえば硫酸
、塩酸、硝酸、臭素酸などの如き無機酸類及びたとえば
酢酸、クエン酸、酒石酸、又、ステアリン酸、パルミチ
ン酸、リノニル酸などの如き高級脂肪酸、更にはアスパ
ラギン酸、グルタモノ駿、などの酸性アミノ酸類;たと
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化アンモニウムなどの如き無機塩基類及びた
とえばトリエチルアミン、エタノールアミン、更には、
リジン、アルギニンなどの塩基性アミノ酸などの如き有
機塩基類;を例示することができる。
1: 、;(本発明において、原料式(1)カチオン性テキス
トランとポリウロン酸の反応モル比は適当に選択できる
が、一般的に、カチオン性デキストランの使用時が多す
ぎると、味・におい等の投与適性、低毒性の改善利益が
不充分な生成物となる傾向があシ、又、ポリウロン酸の
使用量が多すぎると、低毒性の改善利益が不充分で所望
の薬理効果の向上傾向も抑制された生成物となる傾向が
あるので、好ましい反応モル比を選択するのがよい。こ
の傾向には、カチオン性デキストランの種類とぐに′ば
その式(2)第4級窒素含有基の総置換率、使用するポ
リウロン酸の種類なども影響するので、一義的には決め
られないが、式(1)カチオン性デキストラン:ポリウ
ロン酸(重量比)が、例えば約1=4〜約6=1、より
好ましくは約1:2〜約4:1程度の生成物が形成さ、
れるような使用量を選択するのがよい。
上記例示の如き好適条件の選択は、生成物の投与適性、
低毒性、薬理効果及び上記例示を目安として、使用する
カチオン性デキストラン及びポリウロン酸に応じて、実
験的に容易に選択決定することができる。
更に、本発明において、原料式(1)カチオン性デキス
トランの極限粘度〔η〕は、通常、約0.05〜約1程
度であるのが普通である。該憧限粘度は、試料を1モル
の塩化ナトリウム水溶液に溶解し、この試料溶液および
1モル塩化ナトリウム水溶液につき、ウベローデ型粘度
計を用い、25°士0.02℃で流下時間を測定し、っ
ぎの式によって算出することができる。
又、本発明において、原料式(1)カチオン性デキスト
ランのηの価は、下記式によシ求めることができる。
式中、MWは原料式(1)カチオン性デキストランのレ
ーザー光散乱法によシ測定した重量平均分子量、 吹2)は原料式(1)カチオン性デキストランの式(2
)窒素含有基の分子量、そして、 Qは原料式(1)カチオン性デキストランのグルコース
単位当シの窒素原子の数を示し、該Qは下記式(8)か
ら算出される値である。
女 * 窒素の原子量 上記式囚に於て、M(2)は前記と同義であり、Nは原
料式(1)カチオン性デキストラ/のケルメール法によ
)測定した窒素含有率N%の数値を示す。
本発明のEA−PU高分子電解質錯体における原料式(
1)カチオン性デキストランのnの価は、該錯体を稀塩
酸に溶解し、強塩基性アニオン交換樹脂を用いて該溶解
液中のカチオン性デキストランの吸着処理を行ない、l
Oチ塩化ナトリウム水溶液を用いて溶出処理し、ゲルー
過法によシ脱塩処理した該溶出液からアセトンにより析
出させた析出物について、上記と同様にして求めること
ができる。
本発明において、原料式(1)カチオン性デキストラン
のnは、2〜150. OOOの正数、好ましくは50
〜i o o、 o o oの正数を示す。
又、本発明に於て、ポリウロン酸の分子量が小さすぎる
と得られる生成物の収率が低下する傾向があシ、分子量
が大きすぎると反応系の粘度が上”I’   J%L’
tJ’1%;j−、、ffE7>fffilnjtf!
<&7:+!I’md、ア、bので、例えば分子量約5
000〜約100万、よシ好ましくは約1万〜約50万
程度の分子量のポリウロン酸を利用するのが好ましい。
尚、本発明においてポリウロン酸の分子量はレーザー光
散乱法によシ測定することができる。
更に、本発明において、原料式α)カチオン性デキスト
ランの窒素含有率は、例えば約0.5〜約12チ程度、
よシ好ましくは約1〜約10%程度に選択するのが良い
本発明のEA−PU高分子電解質錯体〔以下において、
式(1)カチオン性デキストランをDA’と、ポリウロ
ン酸をPUと略記することがある〕は、びNMR(核磁
気共鳴ス□ベクトル)の結果に徴して、高分子陽イオン
性化合物であるEAと高分子陰イオン性化合物であるP
Uが、該EAのカチオン性基pと該PUのC000との
間で静電気相互作用によシ結合した高分子電解質錯体と
認められる0 !1本発明水可溶性高分子電解質錯体。
電導度ニ一 本発明水可溶性高分子電屏質錯体の代表例(表ついて、
それらの水溶液の比電導度を測定(柳本電気電導度測定
装置MY−7型)算出した結果を下掲第1表に示した。
算出は下記式による。
但しCは式(2)で表わされる窒素含有基の当量濃度(
2当量/A)を示し、kは比電導度を示す。
尚表中、PECは高分子電解質錯体の略号である。
第1表 つ塩酸塩の当量電導度に比して、本発明水可溶性本発明
水可溶性EA−PU−PECはコンプレックス状態で水
中に存在するものと認められる。
■1本発明水不溶性高分子電解質錯体。
(II−1)  電導度滴定二一 不発明水不溶性高分子電解質錯体の代表例について、電
導度滴定曲線の変曲点の位置を下掲第2表に示した。尚
、これら代表例の一例〔EA−ペクチンPEC(Ex、
14)]についての滴定曲線を添付図面第1図に示した
*・・・・・・PECの変曲点に相当する成分比PU/
1′ ’          E A + P U上掲第2表
の結果に示されるように、本発明水不溶性EA−PU−
PECには、その電導度滴定曲線の特定の位置に変曲点
が認められる。
(II−2)  電位差滴定ニ一 本発明水不溶性高分子電解質錯体の代表例について、電
位差滴定の変曲点の位置を下掲第3表に示した。
尚、これら代表例の一例〔EA−ペクチンPEC(gx
、 14) ]についての該滴定曲線を添付図面第2図
に示した。
第3表 *・・・・・・第3表におけると同義。
上掲第3表の結果に示されるように、本発明水不溶性E
A−PU−PECには、その電位差滴定−曲線の特定の
位置に変曲点が認められる。そして、その位置は、前(
M−1>の電導度滴定曲線における変曲点と実質的に一
致することがわかる。
(II−3)  元素分析による原料乃至中間体との対
比ニ一 本発明水不溶性高分子電解質錯体の代表例について、N
% CL Na  の元素分析の結果を下掲第4表に示
した。
上記第4表の結果に示されるように、本発明水不溶性E
A−PU−P′ECには、その製造原料乃至中間体に由
来するCIおよびN&が実質的に検出されないことがわ
かる。
上記(I[−1)〜(It−3)の結果から、本発明水
不溶性EA−PU−PECはEAとPUの単なる混合物
ではなく、EA−PU−PBCの形で存在するものと認
められる。
1、本発明水可溶性及び水不溶性高分子電解質錯体。
本発明水可溶性及び水不溶性高分子電解質錯体の代表例
及びその原料について、それらのIR及びNMRデータ
ーを下掲第5表、及び第6−1表〜第6−2表に示す。
尚、これら代表例の一例(EA−ベクチyPEC(Ex
、 1) ]及びその原料(EA及びペクチン〕につい
てのIRスペクトル、’H−NMRスペクトル及び”C
−NMRスペクトルを夫々、添付図面第3図(a)〜(
C)第4−1図(a)〜(0)及び第4−2図に示した
吸湿性試験 (I)  試験方法 本発明のEA−PU高分子電解質錯体(IE:/、−ペ
クチン高分子電解質錯体)および前記式(1)で表わさ
れ、例え°ば特開昭52−76437号(対応米国特許
A743.425及び西独公開ム2655199)に記
載のカチオン性デキストラン誘導体(DEAE−デキス
トラン塩酸塩)鯉つき、20チおよび80%相対湿度雰
囲気下で吸湿量を毎日測定した。また、粉末の外観およ
び流動性を毎日へ  観察記録した。
ω)結果 本発明のEA−PU高分子電解質錯体(EA−ペクチン
高分子電解質錯体)は相対湿度20チ、SO*のいずれ
の環境下においても粉末の外観及び流動性に何らかの変
化も認められなかった。これに対して前記式(1)で表
わされ、例えば特開昭52−q64si号(対応米国特
許憲743,425及び西独公開!2655199)に
記載のカチオン性デキストラン誘導体(DEAE−デキ
ストラン塩酸塩)は相対湿度80チの環境下で、1日後
には粉末全体く湿潤がおこシ、2日目以降には完全に潮
解(溶解)を起こした。さらに相対湿度20チの環境下
においてもDEAE−デキストラン塩酸塩は6日目には
粉末の表面が湿潤し、完全に流動性を失った。これらの
結果よ、!11、DEAE−デキストランは製剤化を行
なうにあたっては潮解を防ぐ工夫(製剤環境の除湿、剤
型の限定)が必要となるが、本発明のEA−PU高分子
電解質錯体は相対湿度80q6の環境下で吸湿させても
、その粉末の流動性が失われず、安定であることから特
別な注意を払うことなく容易に種々の製剤化を行なうこ
とができることがわかった。
本発明によれば、前記式(1)で表わされるカチオン性
デキストランとペクチン、ペクチン酸、ヒアルロン酸及
びアラビアガムよシなる群からえらばれたポリウロン酸
との高分子電解質錯体を、該錯体の形で、或は核酸α)
カチオン性デキストラン誘導体もしくはその塩類と該ポ
リウロン酸もしくはその塩類の消化管内で該高分子電解
質錯体形成性配合物の形で、有効成分として含有するこ
とを特徴とする脂質低下剤が提供できる。
尚、本発明において高分子電解質錯体とは、前に定義し
たように、該錯体の塩類を包含する呼称であるが、脂質
低下剤としての利用に際しては、医薬的に許容し得る塩
類を意味する。このような塩類としては、EA−PU高
分子電解質錯体に余剰の電荷が残っている場合もしくは
残した場合について、その酸塩もしくは塩基の塩の形成
について述べ且つ具体的に例示した無機もしくは有機の
酸或は無機もしくは有機の塩基の塩を例示することがで
きる。
本発明式(1)カチオン性デキストランと上記群からえ
らばれたポリウロン酸の高分子電解質錯体は、前述した
ように、経口投与に不向きな味・夷を示さない無味無臭
の化合物であシ、且つ実質的に無毒の低毒性化合物でア
シ、且つHDL−コレステロールの不都合な実質的低下
を伴うことなしに、総コレステロール乃ff1LDL−
:rレスチロールのj′・”’   !T7”r工よ2
−−やオオ。
更に、該EA−PU高分子電解質錯体は、前述したよう
に、酸性基−を有する薬物(低分子酸性薬物)、例えば
、ゲンフイプロジル、クリノフイブラート、ベザフイプ
ラート、シプロフイプラートなどのコレステロール合成
阻凪薬;強心配糖体類;クマリン誘導体系血液凝固阻止
薬;サリチル酸系消炎・鎮痛薬;サイアザイド系利尿薬
;及びサイロキシンなどに代表される低分子酸性薬物と
同時投与したとき、低分子酸性薬物の薬効発揮に阻害効
果を示すことなく、総コレステロール乃至LDL−コレ
ステロールの低下乃至上昇抑制作用を示す。
以下に、本発明EA−PU高分子電解質錯体の脂質低下
効果、毒性、剤型、投与方法、有効投与量などについて
、更に詳しく説明する。
EA−PU高分子電解質錯体はEAと全く異なり、無味
・無臭であり、極めて低毒性である。一方、EAと同等
あるいはそれ以上のコレステロール低下効果を示し、コ
レステロール低下剤として臨床使用が期待される。以下
にEA−PU高分子電解質錯体のモルモット及びラット
に対する毒性ならびに脂質低下作用についての試験及び
その結果を示す。
脂質低下作用 (1)脂質低下試験方法。
4週齢、体重75〜85fのスプラグ・・ドクリ10匹
とし、後掲第8表に示した対照飼料もしくは試験飼料を
体重100P当’)、10t7日ずつ、21日間自由摂
取させた。°また、低分子酸性薬物(ゲンフイプロジル
)を併用する場合には、5esカルボキシメチルセルロ
ース水溶液に低分子酸性薬物を懸濁させ、5”715m
(/k11体重づつ1日1回強制経口投与した。21日
間の投与期間満了後、尾静脈よシ採血し、常法によシ血
清を採取した。
血清総コレステロールを協和メデツクス(株)製キット
「デタミナー■TC′5#」、血清β−リポ蛋白ヲ(株
)ジノテスト研究所製キット「β−LPE@シノテス、
ト”J、血清HDLコレステロールを第一化学薬品(株
)製キツ)rHDL−Cセット」、血清トリグリセライ
ドを和光紬薬工業(株)製キットr ’priglyc
eride Q−TestWakoJによシ測定した。
また、各動物から肝臓を副出し、肝脂質を定量した。逓
お、肝脂質は肝湿重量1f当シ30suのアセトンを加
え、ホモジネートし、その遠心上清を蒸発乾固して、そ
の重量測定することによシ求めた。
第 8 表  飼料組成 *1 ミネラル混合物、*2 ビタミン混合物(I[)
  EA−PU高分子電解質錯体単独投与した脂質低下
作用実験の結果 第9表に示した結果から明らかなように、本発明のEA
−PU高分子電解質錯体をその高分子電解質錯体の形で
投与しても、前記式(1)カチオン性デキストラン誘導
体もしくはその塩類とポリウロン酸もしくはその塩類の
消化管内で該高分子電解質錯体形成性配合物の形で投与
しても前記式(1)で表わされ、例えば特開昭52−7
6437号(対応米国特許&743,425および西独
公開点2655199号)に記載のカチオン性デキスト
ラン誘導体と同徨度もしくは、それ以上の脂質低下作用
を示すことがわかる。
([)EA−PU高分子電解質錯体に低分子酸性薬at
(ゲンフイブロジル)を併用した脂質低下作用実験の結
果 第10表に示した結果から明らかなように、本発明のE
A−PU高分子電解質錯体をその高分子電解質錯体の形
で低分子酸性薬物(ゲンフイプロジル)と併用投与して
も、前記式(1)カチオン性デキストラン誘導体もしく
はその塩類とポリウロン酸もしくはその塩類の消化管内
で該高分子電解質錯体形成性配合物の形で低分子で酸性
薬物(ゲンフイブロジル)と併用投与しても、前記式(
1)で表わされるカチオン性デキストラン誘導体と異な
)、低分子酸性薬物(ゲンフイプロジル)に由来する薬
理効果(脂質低下作用)が十分発揮されることがわかる
。一方、前記式〇)カチオン性デキストラン誘導体の場
合には、低分子酸性薬物(ゲンフイブロジル)と併用投
与したとき、低分子酸性薬物に由来する薬理効果が発揮
されないことがわかる。
従って、本発明のFA−PU高分子電解質錯体は低分子
酸性薬物との併用性の優れた薬物であることがわかる。
第10表中の協力作用率は、FA−PU高分子電解質錯
体を単独投与した場合の血清コレステロール値が低分子
酸性薬物(ゲンフィプロジル)を併用投与した場合に、
どれだけ低下するかを割合で表わしたものであシ、下記
式によって算出される。
式中、C(A)はDEAE−D 塩酸塩またはEA−P
U高分子電解質錯体を単独投与した群om血清コレステ
ロール値、 C(B)はDEAE−D塩酸塩またはEA−PU高分子
電解質錯体と低分子酸性薬物(ゲンフイプロジル)を併
用投与した群の血清総コレステロール値、 C(N)は正常群の血清総コレステロール値を示す。
毒性試験 (1)モルモットに対する毒性試験方法。
5週齢、体重250〜300Fの)(artley系雄
性モルモット(株)ケアリー)を7日間予備飼育したの
ち、1群5匹とし、これに各被験物質を生理食塩水にて
10チ濃度に溶解または悪濁させたものを(必要あれば
ホモジナイズする)、体重kg当り、20dずつそれぞ
れ10日間連日経口投与した(2.Of/kg)。この
間の死亡数、糞便の状態、糞便の潜血反応、一般症状お
よび解剖所見を記録し、第11表に示した。
なお、糞便の潜血反応は塩野義製薬(株)裂キット「便
潜血スライドジオツギ」で検査した。
(II)  ラットに対する毒性試験方法。
1.1 1:1     4週齢、体重75〜852OWist
ar系雄性ラツ ト ((::harles  Riv
er  Japan   Inc、、  S、P。
F動物)を7日間予備飼育したのち、1群5匹とし、前
記モルモットに対する毒性試験の場合と同様実施した。
ただし、薬物投与期間は20日とした。この結果は第1
2表に示した。
(1)  結果 以上のモルモット及びラットに対する毒性試験の結果か
ら明らかなように、前記式(1)で表わされ、例えば、
特開昭52−76437号(対応米国特許扁743,4
25及び西独公開洗2655199号)に記載のカチオ
ン性デキストラン誘導体には強い消化管毒性が認められ
るが、本発明のE A −PU高分子電解質錯体にはこ
のような毒性およびその他医薬に用いる場合に問題とさ
れるような副作用は全く観察されず、極めて低毒性であ
ることがわかる。
また、この結果〔第11表及び第12表参照〕には、前
記式(1)カチオン性デキストラン誘導体もしくはその
塩類とポリウロン酸もしくはその塩類)・”1   、
、□481□”r−+−ttsi−うえゆ2−0形で投
与した場合についても示しである。そして、上記配合物
の形で経口投与した場合にも本発明のEA−PU嵩高分
子電解質錯体投与時同様、消化管毒性2よびその他の医
薬として使用する場合に問題となると思われる副作用は
全く観察されず、極めて安全性の高いことがわかる。
以上の脂質低下作用および毒性試験のデータから、本発
明のEA−PU高分子電解質錯体は、その高分子電解質
錯体の形で投与しても、又、前記式(1)カチオン性デ
キストラン誘導体もしくはその塩類とポリウロン酸もし
くはその塩類の消化管内で該高分子電解質錯体形成性配
合物の形で投与しでも、実質的に無毒であシ、且つHD
L−コレステロールの不都合な実質低下を伴うことなし
に、総コレステロール乃至低比重リボ蛋白(LDL)−
コレステロールの低下乃至上昇抑制作用を示し、低分子
酸性薬物との併用性も良い優れた脂質低下     i
剤であることがわかる。
実施例1 平均分子量s o o、 o o oデキストランから
製造E−D Y−一 した])E塩酸塩(n=3084;窒素含有量3.16
%)100fを水4005jに溶解し、強塩基性陰イオ
ン交換樹脂アンバーライト@IRA−410(0H−)
 (ローム・アンド・ハース社製)”??脱!して、E
A水溶液とした。一方ペクチン(和光紬薬製試薬)10
05’を水2,000−に溶解し、強酸性陽イオン交換
樹脂アンバーライト■IR−12OB(H−)(ローム
・アンド・ハース社製)で脱塩して、ペクチン(酸型)
水溶液とした。
上記FA水溶液580ad(36,4r、104■当骨
)をペクチン(酸型)水溶液2,150m(80,6f
X 104■当景)の中に室温下、攪拌しながら加えた
。30分間反応後、−夜装置した。
上清液を除去し、得られた沈殿を十分に水洗した後、メ
タノールにて浸漬脱水し、遠心分離、減圧乾燥呟EA−
ペクチン高分子電解質錯体892を得た。収率94.8
チ、窒素含有率1.50%、EA含有率38.8%。
実施例2 %)を実施例1と同様の操作にて脱塩したEA水溶液7
00m(22,6P、67.2■当量)をペクチン(酸
型)水溶液1389m(52,O?、67.2〜当量)
の中に混合し、1時間攪拌した後−夜装置した。上滑液
を除去し得られた沈殿を水洗し、アセトンにて脱水F刷
子離し、減圧乾燥し目的のEA−ペクチン高分子電解質
錯体51.5Pを得た。
収率93.8係、窒素含有率1.65係、EA含有率4
1.1%。
実施例3 3.01%)を実施例1と同様の操作にて調製したEA
水溶液800m(58,9P、159■当量)をペクチ
ン(酸型)水溶液3287=d(1213f、159■
当量)の中に滴加し室温にて1時間攪拌した。−夜装置
した後、上溝液を除去し、得られた沈殿を水洗し、その
後アセトンにて浸漬脱水後、戸別、減圧乾燥しEA−ペ
クチン高分子電解質錯体125.7Fを得た。収率94
.5チ、窒素含有率1.63係、EA含有率44.3%
実施例4 率2.96 % )を実施例1と同様の操作にて脱塩し
たEA水溶液600m(35,2?、94■当量)fj
(をペクチン(酸型)水溶液194317(72,9F
、94η当量)の中に攪拌下に加え室温下、1時間攪拌
した後−夜装置した。上溝液を除去し得られた沈殿を水
洗し、アセトンにて脱水後戸別し、減圧乾燥によりEA
−ペクチン高分子電解質錯体67.41を得た。収率9
1.0%、窒素含有率1.72チ、′F2AF2率47
.5%。
実施例5 %)を実施例1と同様の方法により、脱塩したEA水溶
液3001(19,6f、60■尚骨)をペクチン(酸
型)水溶液1,240al17(46,5F、6011
1F当#)の中に攪拌下に加えたのち混合し一夜放置し
た。上清液を除去し得られた沈殿を水洗し、アセトンに
て浸漬脱水し、戸別分離後、減圧乾燥し、EA−ペクチ
ン高分子電解質錯体41.82を得た。収率86.6チ
、窒素含有土1.70%、EA含有率40.6%。
実施例6 平均分子1100,000デキストランから製造%)を
実施例1と同様の操作にて得た、EA水溶液106m(
10,4P、28.5■当量)をペクチン(酸型)水溶
液500m(221p、28.5W当りの中に攪拌下に
加えたのち30分間室温に減圧乾燥しEA−ペクチン高
分子電解質錯体20.1tを得た。収率87.5%、窒
素含有率1.68%、EA含有率45.3係。
実施例7 (酸型)水溶液2t6s*(sl、xy、104.8η
当量)の中に室温にて混合し、30分間攪拌した後、−
夜装置した。上滑液を除去し、得られた沈殿を水洗し、
アセトンにて浸漬脱水し、戸別分離後減圧乾燥し、EA
−ペクチン高分子電解質錯体83.3Fを得た。収率7
8.5チ、窒素含有率1.74チ、EA含有率45.3
%。
実施例8 施例1と同様の操作【て調製したEA水溶液315d(
49,7f、158〜当量)をペクチン(酸型)水溶液
3266m(121,5F、15811v当量)の中に
混合し、1時間室温にて攪拌した。反応後、アセトン6
.500517を攪拌しながら加えた後、−夜装置した
。生成した沈殿を遠心分離により分取し、アセトンにて
浸漬脱水した後、戸別、減圧乾燥を行ないEA−ペクチ
ン高分子電解質錯体113?を得た。収率76.7チ、
窒素含量率1.45チ、EA含有率33.7チ。
実施例9 実施例1のEA水溶液576su(36,IP。
103.2+IIy当t)の中にペクチン(酸型)水溶
液533=tJ(209,25,ELF当景)を混合し
、室温下、1時間攪拌し、−夜放置した。上滑液を除去
し、得られた沈殿を水洗し、アセトンにて浸漬脱水し、
戸別後減圧乾燥し、EA−ペクチン高分子電解質錯体4
41を得た。収率88.2%、窒素含有率! 80 %
、EA含有率72.4%。
実施例10 実施例3で使用したEA水溶液389 m (28,7
?、77.4my当りをペクチン(酸型)水溶液+i 
       533m(20?、25.8g当量)の
中に混合し、室温下、30分間攪拌し、−夜放置した。
上清液を除去し、得られた沈殿を水洗し、アセトンにて
浸漬脱水し、戸別後減圧乾燥しEA−ペクチン高分子電
解質錯体34?を得た。収率76.0.チ、窒素含有率
2.36%、EA含有率64.1チ。
実施例11 平均分子、1i500,000デキストランから製造A
H−1) r−一 したEl&塩酸塩(n = 3084、窒素含有率5.
99チ)を実施例1と同様の操作にて脱塩したEA水溶
液38.77(4,Of、25,8キ当量)をペクチン
(酸型)水溶液533+d(20F、25゜8キ当t)
の中に混合し、30分間室温にて攪拌後−夜放置した。
上清液を除去し、得られた沈殿を水洗し、アセトンにて
浸漬脱水後、戸別し減圧乾燥によ、9EA−ペクチン高
分子電解質錯体16.3fを得た。収率90,8チ、窒
素含有率1.61チ、EA含有率2L3チ。
実施例12 実施例11OEA水溶液19゜4−(zot。
12.9キ幽′#)をペクチン(酸型)水溶液5331
7(2(1,25,8キ当量)の中に混合し、30分間
攪攪拌後セトン1.Loomを加え、2時間放置後、生
じた沈殿を遠心分離し、アセトンにて脱水、戸別し、減
圧乾燥によシEA−ペクチン高分子電解質錯体12.9
Pを得た。収率90.3%、窒素含有率1.Olチ、F
A含有率]460チ。
実施例13 実施例11のEA水溶液116.1m(11,9f。
77、4 m1ll当t)の中にペクチン(酸型)水溶
液533N(20?、25.8■当量)を混合し、1時
間攪拌し、−夜放置した。上清液を除去し、得られた沈
殿を水洗し、アセトンにて浸漬脱水後、戸別、減圧乾燥
しEA−ペクチン高分子電解質錯体11.45’を得た
。収率37.6 %、窒素含有率184%、EA含有率
39.3 %。
実施例14 窒素含有率3.16%)152を200314の水に溶
解した溶液をペクチンナトリウム塩(実施例1のペクチ
ンC酸型)水溶液よシ調製>452を含む水溶液1.5
00114の中に攪拌混合した後、−夜放置した。上溝
液を除去し得られた沈殿を十分に水洗し、アセトンにて
浸漬脱水後、減圧乾燥して目的のEA−ペクチン高分子
電解質錯体23.5fを得た。収率80.3チ、窒素含
有率1.82%、EA含有率47.Oチ。
実施例15 実施例1で使用したEA水溶液454 m (28,5
f、81.4可)の中にペクチンe(和光補薬製試薬)
25F(81,4可当号)を攪拌しながら徐々に加え、
1時間攪拌した。−夜放置後、上清液を除去し、得られ
た沈殿をアセト/にて脱水して戸別分離後、減圧乾燥し
てEiA−ペクチン酸高分子′!!を解質錯体41.5
fを得た。収率90.0%、窒素含有率2.39俤、E
A含有率61.8チ。
実施例16 実施例1で使用したEA水溶液500 m(31,4t
、89.7岬当量)をアラビアガム(片山化学製試薬)
110Fを実施例1と同様の方法にて脱塩したアラビア
ガム(酸型)水゛溶液20014(89,7岬当量)の
中に混合し、30分間攪拌した。3時間放置後、上清液
を除去し、得られた沈殿をアセトンにて脱水し、戸別分
離後、減圧乾燥してEA−アラビアガム高分子電解質錯
体91.3tを得た。収率82.6%、窒素含有高1.
1%、EA含有率28.4チ。
3084、N含有率3.is%)を300−の水に溶解
し、この溶液をヒアルロン酸ナトリウム塩(東辰化成工
業製fS薬)302を含有する水溶液1.500117
の中に室温にて攪拌混合した。実施例14と同様に後処
理をして、目的のEA−ヒアルロン酸高分子電解質錯体
27.7fを得た。窒素含有率3.05チ。
実施例18 実施例1記載のEA水溶液223m(14F、40■当
量)とペクチン(酸型)水溶液827d(312,40
11g当量)を体温条件37℃の人工腸液λ000−7
の中に攪拌しながら混合し、同条件下に1時間保持した
。つづいてアセトン3,000dを加え生じた沈殿を戸
別し、アセトンにて脱水後、遠心分離し、減圧乾燥によ
り、EA−ペクチン高分子電解質錯体29.7 fを得
た。収率83.3マ チ、窒素含有率1.52チ、EA含有率39.2%。 
      1実施例19 実施例8で使用したEA水溶液の中に当量のペクチン酸
(和光紬薬製試薬)を攪拌しながら徐々に加えた後、実
施例8と同様の後処理によシEへ−ペクチン酸高分子電
解質錯体30.6 Fを得た。
収率743 % 、窒素含有率1.73%、KA含有率
40.2優。
実施例20 実施例16で使用したアラビアガム水溶液の中に実施例
8のEA水溶液を轟量加えた後、実施例8と同様の後処
理により、EA−アラビアガム高分子電解質錯体45.
8tを得た。収率79.2%、窒素含有率1.20係、
EA含有本28.0チ。
実施例21 酸塩を含有した水溶液を攪拌混合した後、実施例8と同
様の後処理を行ない、EA−ヒアルロン酸高分子電解質
錯体17.2fを得た。窒素含有率3.12チ。
窒素含有率3.01%)20tを300dの水に溶解し
た溶液を同当量のペクチン酸ナトリウム塩(実施例15
のペクチン酸よりIN−水酸化ナトリウムによシ調製)
を含む水溶液1,000a/の中に攪拌混合した。その
後実施例14と同様の後処理により、EA−ペクチン酸
高分子電解質錯体31.75’を得た。収率86.5%
、窒素含有率1.86チ、KA含有高50,5チ。
実施例23 実施例2で使用したト:5八塩酸塩(n = 5553
、窒素含有率3.28チ)25?を400dの水に溶解
した溶液を同当量のアラビアガムナトリウム塩(実施例
16で使用したアラビアガム水溶液よ)IN−水酸化ナ
トリウムで調製)を含む水溶液1.5QQsuの中に攪
拌混合した。その後、実施例14と同様の後処理によ、
9、EA−アラビアガム高子予選解質錯体63. I 
Pを得た。収率80.5%、窒素含有率1.17%、E
A含有率29.2チ。
実施例24 錠剤 実施例1(DEA−ペクチン高子 予電解質錯体            75 ?乳糖 
                102トウモロコシ
デンプン        17.!Mヒドロキシプロピ
ルセルロース     1.52全量        
       105 ?全体を混合し、打錠機を用い
て錠剤(300錠)とした。本錠剤は1錠中EA−ペク
チン高分子電)、1.・97″″″7パ°”″tit、
b。
実施例25  i濁剤(1) メチルセルロース           0.5?ンそ
ンエッセンス           0.0!IM’本
懸濁剤は5d中に250〜のEA−ペクチン高分子電解
質錯体を含有する。
30−に溶解した。この液を実施例14において原料と
して用いたペクチンナトリウム塩18?を蒸留水4QQ
Ktに溶解した液中へ攪拌下、徐々に加え、さらに蒸留
水を加えて全量を480dとした。本懸濁剤は5d中に
有効成分を約250■含有する。
実施例 27 顆粒剤 実施例15のEA−ペクチン酸分 分子電解質錯体           100を乳糖 
                100fバレイシヨ
デンプン          979ゼラチン以外の3
成分を混合粉砕したのち、ゼラチン液で練合し、20メ
ツシユで製粒、50℃で通風乾燥したのち、10メツシ
ユで整粒する。
本頴粒剤は1.52中にEA−ペクチン酸高分子電解質
錯体500■を含有する。
実施例28 錠剤(混合物投与) ぺご 実施例1の原料7E−塩酸塩       6f実施例
14の原料ペクチンナトリ ラム塩                18 ?乳糖
                  24.5?ヒド
ロキシプロピルセルロース     1f全量    
       50  を全体を混合し、打錠機を用い
て錠剤(100錠)とし、これにセルロースアセテート
7タレートを用い、通常の方法で腸溶性被膜をほどこし
、さらに常法に従って糖衣をほどこした。本錠剤は1錠
中に約240ηの有効成分を含有する。
実施例29 カプセル剤(混合投与) (A)  実施例1の原料Dζ冒偽塩     6を乳
II                43 F全量 
          50? 上記成分を混合し、硬質ゼラチンカプセル中に500岬
ずつ充填する(カプセルA)。
(B)  実施例14の原料ペクチン ナトリウム塩           18f乳糖   
            312全量        
   502 成分を混合し、硬質ゼラチンカプセル中に500ηずつ
充填する(カプセルB)。
カプセルA、Bを同数ずつ投与する。本カプセル剤は一
組(A、B各1カプセル)中に有効成分を約2401N
?含有する。
実施例30 カプセル剤(混合物投与)E−D (A)  実施例1の原料Dフ可i塩    32乳糖
               3.4fバレイシヨデ
ンプン       3,5?全量         
  10 ? ゼラチンを除く成分を混合したのち、ゼラチン液で練合
し、実施例23の場合と同様にして顆粒)、、1“(°
“°7°eiK−kyv o−x″′“−“′−トを用
い、通常の方法で腸溶性皮膜をほどこした(顆粒A)。
乳糖               10.5Fバレイ
シヨデンブン       10.2f(A)と同様の
方法で腸溶性顆粒Bを調製した。
顆粒A、Bをよく混合したのち硬質ゼラチンカプセル中
に400■ずつ充填する。本カプセル剤は1カプセル中
に約120■の有効成分を含有する0 乳糖                  92バレイ
シヨデンブン           9.5tゼラチン
               0.5を全量    
         37 ?実施例27の場合と同様に
して顆粒(A)を製造した。
ゲンフイプロジル″6f 乳糖                 10  fバ
レイショデンブン           9.8を全量
              26 ?実施例27の場
合と同様にして顆粒CB)を製造した。
顆粒(A)を20P1顆粒(B)を102とってよく混
合した後、硬質ゼラチンカプセル中に500ηずつ充填
する。本カプセル剤は1カプセル中に1801!kiの
EA−ペクチン高分子電解質錯体と30■のゲンフイプ
ロジルかを含有する・参考例1(DEAE−D塩酸塩の
製造)平均分子量s o o、 o o oのデキスト
ラン(n=3084)250fを860dの水に溶解し
、75チ へ 水酸化ナトリウム280dを加えた後、
塩酸2−(ジエチルアミノ)エチルクロリド302、!
M’を加え、60’〜65℃にて3時間攪拌反応した。
反応終了後、反応液を冷却シ、水500dを加え、塩酸
にてpH5に調整した。次に反応混合物を水に溶解し、
アセトンを加え、生じた沈殿を静置したのち上5貴i、
t−1*鴛νした。
この操作を3回操り返して、塩化ナトリウムを除去した
後、アセトンを留去し、凍結乾燥によりA”−D り7マζi塩366?を得た。窒素含有率3.16チ。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例14における高分子電解賛錯体形成反応
時の反応液の電導度変化を示した図(電導度滴定曲線)
であり、 第2図は実施例14における高分子電解質錯体形成反応
時の反応液のpH変化を示した図(電位差滴定曲線)で
あり、 第3図(a)、(b)及び(C)はそれぞれ実施例1の
原料DEAE−D塩酸塩、原料ペクチン及び実施例1で
得たEA−ペクチン高分子電解質錯体の赤外線吸収スペ
クトル図であり、 第4−1図(a)、(b)及び(e)はそれぞれ実施例
1の原料D.E.AE−D塩酸塩、原料ペクチン及び実
施例1で得たEA−ペクチン高分子電解質錯体の’H−
NMRスペクトル図、 第4−2図(a)、(b)及び(C)はそれぞれ実施例
1の原料D.E.AE−D塩酸基、原料ペクチン及び実
施例1で得たEA−ペクチン高分子電解質錯体の”C−
NMRスペクトル図であり、 第5図は実施例1のDEAE−D塩酸塩と実施例1で得
られたEA−ペクチン高分子電解質錯体の吸湿曲線を示
す図である。 手続補正書 昭和59年11月26日 待杵庁長官 志 賀   学 殿 1、事件の表示 昭和59年特許N第227990号 2、発明の名称 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所 愛知県名古屋市西区笹塚町2丁目41番地名 
称 名糖産業株式会社 4、代理人 〒107 (ほか1名) 電話  585−2256 5、補正命令の日付   (自 発) 6、補正の対象 明細書の“発明の詳細な説明”の欄 7、補正の内容 別紙の通り (別紙) (1) 明細書第16¥(10行に、[valJとある
を、 VolJ と訂正する。 (2)明細書第19真下から6行及び同真下から2行に
、夫々、「電解質」とあるを、「電解質錯体」 と訂正する。 (3)′ 明細書第21真下から4行に、「示すとあり
」とあるを、 「示すとおり」 と訂正する。 (4)明細書第25頁7行に、「含有基率」とあるを、 [含有率」 と訂正する。 (5)明細書第26頁4行に、r I ndurstr
yJとあるを、 「I ndustryJ と訂正する。 (6)明細書第27真下から5行に、「アラビアゴム」
とあるな、 「アラビアがム」 と訂正する。 (7)明細書第29頁下から2行に、「7〜20%」と
あるを、 「1〜20%」 と訂正する。 (8)明細書第36頁8行に、「第4級」とあるを、削
除する。 (9)明細書第37頁下から2行に、「ηの価」とあろ
を、 「nの価」 1.2″″ET!・ ”f           (1o)  明細書第47
真下から2行に、rEA及び」とあるを、 「DEAE−D塩酸塩及び」 と訂正する。 (11)明細書第48頁1行に、「第3図(a)−(c
)」とある後に、句読魚 「、」 を加入する、 (12)明細書第50頁の第6−1表中、3番目の化合
物の主なシグナル欄に、「(環上のプロトン」とあるを
、 「(環上のプロトン)」 と訂正する。 (13)明細書第53頁の第7表中、3番目の化合物の
欄に、 r  DEAE−デキストラン塩酸塩 (Ex、1)         」 とあるを、 「 DEAE−デキストラン塩酸塩 (参考例1)        」 と訂正する。 (14)明細書第61真下から7行目に、「55199
号」とあるを、 r55199J と訂正する。 (15)明細書路63−2頁の第9表中、“血清HDL
(a+g/dl)”の欄の6番目に、r42.6±2.
4」とあるを、 「42.6±2.9」 と訂正する。 (16)明細書路63−2頁の第9表中、“血清β−リ
ボ蛋白(a+g/dr)”の欄の1番目に、r506.
1±703」とあるを、 r506.i±70.34 と訂正する。 (17)明細書路63−2頁の第9表中、“血清β−リ
ポ蛋白(mg/dl)”の欄の下から3番目に、「14
7.4±23.5本」とあるを、 rl97.4±23.5本」 と訂正する。 (18)明細書路63−2頁の第9表中、“肝脂質(a
+g/g肝湿重量)”の欄の6番目に、rl7.0?±
4.3」とあるを、 「170.7±4.3」 と訂正する。 (19)明細書路64−1頁の第10表中、“血清トリ
グリセライド(a+g/di)″の欄の1番目に、「7
7.3±2.0」とあるを、 「77.3±5.1」 と訂正する。 (20)明細書路64−1頁の第10表中、′血清総コ
レステロール(mg/ml)”の欄の2番目に、「13
6.4±7.8本」とあるを、 rl 36,4±17.8 *J と訂正する。 (21)明細書路64−2頁の表中、右から5番目の欄
の2番目に、「252.0±3720本」とあるを、 −「252.0±37.2本」 と訂正する。 (22)明細書第64−2頁の表中、左から3番目の欄
の4番目に、「O万」とあるを、「10万」 と訂正する。 (23)明細書第64−2頁の表中、右から6番目の欄
の4番目に、r99,7±0.2本」とあるを、j99
.7±10.24 と訂正する。 (24)明細書第64−2頁の表中、右から2番目の欄
の5番目lこ、r108.2±6.2本」とあるを、 j108.2±4.9本」 と訂正する。 (25)明細書第64−3頁の表中、左から4番目の欄
の下から3番目に、「デスフィブロシル」とあるを、 111「なし」 と訂正する。 (26)明細書第64−3頁の表中、右から4番目の欄
の下から3番目に、r43.3±4.0」とあるを、 r44.3±4.0」 と訂正する。 (27)明細書第64頁−4頁の表中、右から3番目の
欄の2番目に、r81.5±8.0」とあるを、r81
.6±8.0」 と訂正する。 (28)明細書第64−4頁の表中、左から4番目の榴
の下から2番目に、「デスフィブロシル」とあるを、 「デスフィブロシル」 と訂正する。 (29)明細S第64−4′にの表中、右から5番目の
欄の下から2番目に、、r232.1±29.2本」と
あるを、 [232,i±27.2車」 と訂正する。 (30)明細書第64−5頁の表中、右から5番目の欄
の下から3番目に、「161.5±13.6Jとある箇
所の肩に、記号 「車」 を加入する。 (31)明細書第65頁4行に、「(株)ケ7リー)」
とあるな、 「[(株)ケ7リ−] 」 と訂正する。 (32)  明細書第67頁の第11表中、2番目の化
合物の“十二指腸小腸びらん・充血(〃)”の欄に、「
15」とあるな、 115J と訂正する。 (33)明細書第70頁の表中、7番目、8番目及び9
番目の「アルギン酸ナトリウム[Ex、 1 Bにおけ
る原料]」、rEA−アルギン酸PEC(水不溶性:M
w:50万)[Ex、18月及びrDEAE−D塩酸塩
(MIII:50万)+アルギン酸ナトリウム[Ex。 18における原料の混合物]」及びこれらの金種を、削
除する。 (34)明細書第71頁の第12表中、左から3番目の
欄の見出しに、「血反応」とあるを、「潜血反応」 と訂正する。 (35)明細書第72頁5〜6行に、[No、2655
199号」とあるを、 jNo、26s5199J と訂正する。 (36)明細書第74頁2行に、「窒素含有量」とある
を、 「窒素含有率」 と訂正する。 (37)明細書第74頁9行に、r  (H−)Jとあ
るを、 r(H+ )J と訂正する。 (38)明細書第83頁下から5行に、r81.4mg
Jとあるを、 r81.4mB@量」 と訂正する。 (39)明細書第84頁下から2行に、「N含有率」と
あるを、 「窒素含有率」 と訂正する。 (40)明細書第87頁下から5行に、rEA塩酸塩」
とあるを、 rDEAE−D塩酸塩」 と訂正する。 (41)明細書第90頁3行、同頁5行、同頁5〜6行
に、夫々、「ゼラチン」とあるを、「ヒドロキシプロピ
ルセルロース」 と訂正する。 (42)明細書第92頁10行の1ケ所及び同頁12行
の2ケ所に、夫々、「ゼラチン」とあるを、]、、) ′1             「ヒドロキシプロピル
セルロース」と訂正する。 (43・)明細書第92頁下から4行に、[実施例23
」とあるな、 「界施例27」 と訂正する。 (44)明細書第93頁5行、第94頁1行及び第94
頁8行に、夫々、「ゼラチン」とあるを、「ヒドロキシ
プロピルセルロース」 と訂正する。 −へ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    ・・・(1) 但し式中、Rは水素原子;及び下記式(2)▲数式、化
    学式、表等があります▼・・・・・・・・・・・・(2
    ) 但し式(2)中、R_1及びR_2は、夫々、低級アル
    キル基を示し、R_3は水素原子もしくは式(2)で表
    わされる窒素含有基それ自身を示し、mは1、2または
    3の数を示す、 で表わされる窒素含有基;より成る群からえらばれた員
    を示し、ここで、R_3が該式(2)で表わされる窒素
    含有基それ自身を示す場合には、この窒素含有基中のR
    _3は水素原子であり、 また、複数ケのRは同一でも異なつていてもよく、且つ
    該Rの少なくとも1ケは上記式(2)で表わされる窒素
    含有基であり、そしてnは2〜150,000の正数を
    示す、 で表わされるカチオン性デキストラン誘導体であつて、
    窒素含有率が約0.5〜約12%であるカチオン性デキ
    ストラン誘導体と、ペクチン、ペクチン酸、ヒアルロン
    酸及びアラビアガムよりなる群からえらばれたポリウロ
    ン酸との高分子電解質錯体。 2、下記式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼ ・・・・・・・・・(1) 但し式中、Rは水素原子;及び下記式(2)▲数式、化
    学式、表等があります▼・・・・・・・・・(2) 但し式(2)中、R_1及びR_2は、夫々、低級アル
    キル基を示し、R_3は水素原子も しくは式(2)で表わされる窒素含有基それ自身を示し
    、mは1、2または3の数を 示す、 で表わされる窒素含有基;より成る群からえらばれた員
    を示し、ここで、R_3が該式(2)で表わされる窒素
    含有基それ自身を示す場合には、この窒素含有基中のR
    _3は水素原子であり、 また、複数ケのRは同一でも異なつていてもよく、且つ
    該Rの少なくとも1ケは上記式(2)で表わされる窒素
    含有基であり、そしてnは2〜150,000の正数を
    示す、 で表わされるカチオン性デキストラン誘導体であつて、
    窒素含有率が約0.5〜約12%であるカチオン性デキ
    ストラン誘導体と、ペクチン、ペクチン酸、ヒアルロン
    酸及びアラビアガムよりなる群からえらばれたポリウロ
    ン酸との高分子電解質錯体を、該錯体の形で、或は該式
    (1)カチオン性デキストラン誘導体もしくはその塩類
    と該ポリウロン酸もしくはその塩類の消化管内で該高分
    子電解質錯体形成性配合物の形で、有効成分として含有
    することを特徴とする脂質低下剤。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5767106A (en) * 1992-02-21 1998-06-16 Hyal Pharmaceutical Corporation Treatment of disease and conditions associated with macrophage infiltration
US5977088A (en) * 1991-07-03 1999-11-02 Hyal Pharmaceutical Corporation Formulations containing hyaluronic acid
US5990096A (en) * 1990-09-18 1999-11-23 Hyal Pharmaceutical Corporation Formulations containing hyaluronic acid
US6140312A (en) * 1992-02-20 2000-10-31 Hyal Pharmaceutical Corporation Formulations containing hyaluronic acid
JP2005200386A (ja) * 2004-01-19 2005-07-28 Chisso Corp リパーゼ阻害効果、脂肪吸収抑制効果及びコレステロール吸収抑制効果を有する薬剤

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