JPS6110513A - 強心剤 - Google Patents
強心剤Info
- Publication number
- JPS6110513A JPS6110513A JP13149484A JP13149484A JPS6110513A JP S6110513 A JPS6110513 A JP S6110513A JP 13149484 A JP13149484 A JP 13149484A JP 13149484 A JP13149484 A JP 13149484A JP S6110513 A JPS6110513 A JP S6110513A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cardiotonic agent
- formula
- oral administration
- compound
- acid addition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は式
を有する4−アニリノピリミジン誘導体およびその薬理
上許容される酸付加塩を有効成分として含有する強心剤
に関するものである。
上許容される酸付加塩を有効成分として含有する強心剤
に関するものである。
古くから強心剤としてジギタリスが臨床土用いられて来
たが、ジギタリスにはその確かな効果と共に低カリウム
血漿や不整脈などの副作用が薬効用量に近いところで発
生する難点があるとされている。そこで近年ジイタリス
の副作用を除き、かつ薬効量と副作用量との巾の広い安
全でかつ効果の確実な経口強心剤の開発が求められてい
る。
たが、ジギタリスにはその確かな効果と共に低カリウム
血漿や不整脈などの副作用が薬効用量に近いところで発
生する難点があるとされている。そこで近年ジイタリス
の副作用を除き、かつ薬効量と副作用量との巾の広い安
全でかつ効果の確実な経口強心剤の開発が求められてい
る。
本発明者らはこのような目的に沿った化学物質の探索過
程の中から、前記式(1)を有する化合物が強い心筋の
収縮力増強作用を各種の実験動物において示すことを発
見し、強心剤として有用なことを確認して、本発明を完
成するに到った。
程の中から、前記式(1)を有する化合物が強い心筋の
収縮力増強作用を各種の実験動物において示すことを発
見し、強心剤として有用なことを確認して、本発明を完
成するに到った。
前記式(I)で表わされる4−(4−シアノアニリノ)
−6,7−シヒドロー5H−シクロペンタ(d)ピリ
ミジンは、本出願人に係る特開昭57−203072号
公開公報明細書に抗うつ作用を有する化合物として記載
されている化合物であシ、必要に応じて薬理上許容され
る酸付加塩にすることができる。そのような塩としては
、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、硫酸、硝酸のような
鉱酸の酸付加塩、あるいはシュウ酸、コノ・り酸、マレ
イン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸のような有機酸の
酸付加塩、またはメタンスルホン酸、エタンスルホン酸
、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸のよう
なスルホン酸の酸付加塩があげられる。
−6,7−シヒドロー5H−シクロペンタ(d)ピリ
ミジンは、本出願人に係る特開昭57−203072号
公開公報明細書に抗うつ作用を有する化合物として記載
されている化合物であシ、必要に応じて薬理上許容され
る酸付加塩にすることができる。そのような塩としては
、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、硫酸、硝酸のような
鉱酸の酸付加塩、あるいはシュウ酸、コノ・り酸、マレ
イン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸のような有機酸の
酸付加塩、またはメタンスルホン酸、エタンスルホン酸
、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸のよう
なスルホン酸の酸付加塩があげられる。
本発明の前記式(1)を有する化合物は、薬理試験およ
び毒性試験によれば、優れた強心作用を示し、しかも毒
性の低い化合物であるが、以下にそれらの試験について
具体的に説明を加える。
び毒性試験によれば、優れた強心作用を示し、しかも毒
性の低い化合物であるが、以下にそれらの試験について
具体的に説明を加える。
(1)モルモットの摘出心室筋の収縮力増強作用ハート
レー系モルモットよりSiegll)うの方法に準じて
右室の心筋の代表として右室乳頭筋を切りだし、20d
の人工栄養液(Krebs−Henselel液)を含
む37℃の恒温槽中に懸垂し、その乳頭筋に電気刺激(
頻度180回/分)を与えて発生する個々の収縮張力を
記録した。
レー系モルモットよりSiegll)うの方法に準じて
右室の心筋の代表として右室乳頭筋を切りだし、20d
の人工栄養液(Krebs−Henselel液)を含
む37℃の恒温槽中に懸垂し、その乳頭筋に電気刺激(
頻度180回/分)を与えて発生する個々の収縮張力を
記録した。
ジメチルスルホキサイドに溶解した化合物(1)を恒温
槽内濃度として3X10 .1xlO。
槽内濃度として3X10 .1xlO。
3xlO−6,1xlO−”及び3 X I G−5f
/ydとなるように累積的に投与すると、第1表に示す
ごとく濃度依存的に収縮張力の増大が認められた。
/ydとなるように累積的に投与すると、第1表に示す
ごとく濃度依存的に収縮張力の増大が認められた。
第1表
* p(0,05、n=5
1) P、に、S、Slegl et al: J、
Cardiovaac。
Cardiovaac。
Pharmacol、、旦、281(1984)一方間
様な方法で投与したアムリノ/ (Amrlnone ) [Merck Index+
第10版、86頁。
様な方法で投与したアムリノ/ (Amrlnone ) [Merck Index+
第10版、86頁。
(1983年)〕 についての結果を第2表に示した。
第2表
* p<0.05 、 n =12
以上の試験の結果、化合物(I)の収縮力の増加作用は
、比較化合物であるアムリノンの約10倍の強さを示し
た。
、比較化合物であるアムリノンの約10倍の強さを示し
た。
ネコの乳頭筋もモルモットと同様な方法で切りだし、恒
温槽内に固定した。ネコ乳頭筋は150回/秒で電気刺
激した他は条件はモルモットの場合と全く同じにした。
温槽内に固定した。ネコ乳頭筋は150回/秒で電気刺
激した他は条件はモルモットの場合と全く同じにした。
ネコにおける収縮力増強作用はモルモットにおける作用
より強かった。第3表に示したごとく増加分として最大
137%にも達するものであった。
より強かった。第3表に示したごとく増加分として最大
137%にも達するものであった。
第3表
*p(0,05n=8
一方、アムリノンについては第4表に示したごとくモル
モットの場合より若干強い作用を示すに止まった。従っ
て、ネコにおける化合物(I)の強心作用の強さはアム
リノンの約30倍に相当するものであった。
モットの場合より若干強い作用を示すに止まった。従っ
て、ネコにおける化合物(I)の強心作用の強さはアム
リノンの約30倍に相当するものであった。
第4表
* p(0,05n=10
麻酔下のイヌにAlouRl2)らの方法に準じて頚動
脈より先端に圧センサー内蔵の細いカテーテルを入れ左
心室内にその先端部を留置し、その圧波形の一次微分値
を記録しながら左心室の収縮速度の変化を推測し良。
脈より先端に圧センサー内蔵の細いカテーテルを入れ左
心室内にその先端部を留置し、その圧波形の一次微分値
を記録しながら左心室の収縮速度の変化を推測し良。
化合物(1)及びアムリノンはともに0.1規定の塩酸
に溶解し静脈内に投4し友結果を第5表に示した。化合
物(1)は左心室内圧の上昇速度の最大値で左心室収縮
力を推定すると、 2) A、A、AlouRl et al、: C1
reu1. Re11.+ 45+0、1 q/kli
l i vで増加が認められ、0.3及び1.0η/k
givではアムリノンの約2倍に近い収縮力の増加が認
められた。
に溶解し静脈内に投4し友結果を第5表に示した。化合
物(1)は左心室内圧の上昇速度の最大値で左心室収縮
力を推定すると、 2) A、A、AlouRl et al、: C1
reu1. Re11.+ 45+0、1 q/kli
l i vで増加が認められ、0.3及び1.0η/k
givではアムリノンの約2倍に近い収縮力の増加が認
められた。
第5表
(4) イヌに経口投与し几場合の強心作用化合物(
I)の強心作用を経口投与によって確認するために、そ
の塩酸水溶液を無麻酔のイヌに胃内投与した。強心作用
の推定は麻酔下の場合と同じく左心室内に圧力センサー
を留置して、その−次微分波形を記録し、その増高を観
察することによった。
I)の強心作用を経口投与によって確認するために、そ
の塩酸水溶液を無麻酔のイヌに胃内投与した。強心作用
の推定は麻酔下の場合と同じく左心室内に圧力センサー
を留置して、その−次微分波形を記録し、その増高を観
察することによった。
化合物(1) (i= 5〜15Wq/kg投与すると
、15分以内に左心室内圧の一次微分値波高が増加しは
じめ、心筋の収縮力の増加が示唆された。この強心作用
は約120〜140分持続するものであった。従って、
化合物(1)は無麻酔のイヌにおいて経口的に吸収され
て強心作用を発現するので、経口強心剤としての要件を
備えるものであることが証明される。
、15分以内に左心室内圧の一次微分値波高が増加しは
じめ、心筋の収縮力の増加が示唆された。この強心作用
は約120〜140分持続するものであった。従って、
化合物(1)は無麻酔のイヌにおいて経口的に吸収され
て強心作用を発現するので、経口強心剤としての要件を
備えるものであることが証明される。
(5) 急性毒性
化合物(1)をマウスに経口投与し5日間の観察をした
。その結果、第6表に示すごとく50チ致死用量(LD
5o)は520■2勺であった。
。その結果、第6表に示すごとく50チ致死用量(LD
5o)は520■2勺であった。
第6表
以上説明したように、前記式(1)を有する本発明の化
合物は、強心作用を有し、経口的投与法によってもすみ
やかに吸収されて作用を発現するに到るものである。動
物実験データから臨床的には静脈内投与及び経口投与の
双方が可能であるが、特に経口強心剤として有用である
。その投与形態としては例えば錠剤、カプセル剤、顆粒
剤、散剤、シロップ剤などによる経口投与法あるいは皮
下注射、静脈内注射、串刺などによる非経口投与法があ
げられる。これらの各種製剤は常法に従って、目的に応
じて生薬に溶解補助剤、懸濁化剤、賦形剤、結合剤、崩
壊剤、滑沢剤、矯味剤など医薬の製剤技術分野において
通常使用し得る既知の補助剤を用いて製剤化することが
できる。その使用量は、症状、年令、体重等によって異
なるが、経口投与の場合、通常は成人に対して1回5■
乃至25mgを1日1乃至3回投与することができる。
合物は、強心作用を有し、経口的投与法によってもすみ
やかに吸収されて作用を発現するに到るものである。動
物実験データから臨床的には静脈内投与及び経口投与の
双方が可能であるが、特に経口強心剤として有用である
。その投与形態としては例えば錠剤、カプセル剤、顆粒
剤、散剤、シロップ剤などによる経口投与法あるいは皮
下注射、静脈内注射、串刺などによる非経口投与法があ
げられる。これらの各種製剤は常法に従って、目的に応
じて生薬に溶解補助剤、懸濁化剤、賦形剤、結合剤、崩
壊剤、滑沢剤、矯味剤など医薬の製剤技術分野において
通常使用し得る既知の補助剤を用いて製剤化することが
できる。その使用量は、症状、年令、体重等によって異
なるが、経口投与の場合、通常は成人に対して1回5■
乃至25mgを1日1乃至3回投与することができる。
次に製剤例をあげて、さらに具体的に説明す製剤例1(
錠剤) 乳糖 83.3■ トウモロコシ澱粉 25.0mgH
PC(日本曹達製品)1.2■ ステアリン酸マグネシウム 0.5■上記
処方のものを通常の製剤操作により、1錠120wIの
錠剤とした。
錠剤) 乳糖 83.3■ トウモロコシ澱粉 25.0mgH
PC(日本曹達製品)1.2■ ステアリン酸マグネシウム 0.5■上記
処方のものを通常の製剤操作により、1錠120wIの
錠剤とした。
製剤例2(カプセル剤)
乳 糖 15
3.6Frトウモロコシ澱粉 1o
o、oTIvステアリン酸マグネシウム
1.41rq計280 ■ 上記処方の粉末を混合し、60メツシユのふるいをを通
した後、この粉末280■を3号ゼラチンカプセルに入
れ、カプセル剤とした。
3.6Frトウモロコシ澱粉 1o
o、oTIvステアリン酸マグネシウム
1.41rq計280 ■ 上記処方の粉末を混合し、60メツシユのふるいをを通
した後、この粉末280■を3号ゼラチンカプセルに入
れ、カプセル剤とした。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を有する4−アニリノピリミジン誘導体およびその薬理
上許容される酸付加塩を有効成分として含有する強心剤
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13149484A JPS6110513A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 強心剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13149484A JPS6110513A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 強心剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6110513A true JPS6110513A (ja) | 1986-01-18 |
Family
ID=15059309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13149484A Pending JPS6110513A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 強心剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6110513A (ja) |
-
1984
- 1984-06-26 JP JP13149484A patent/JPS6110513A/ja active Pending
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