JPS61103765A

JPS61103765A - 刃先ホ−ニング装置

Info

Publication number: JPS61103765A
Application number: JP22365484A
Authority: JP
Inventors: Hideo Fujiwara; 秀夫藤原; Shigeru Yamagishi; 山岸　繁; Katsuo Misumi; 三隅　活夫
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1984-10-24
Filing date: 1984-10-24
Publication date: 1986-05-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は切削刃（以下チップと称す）のホーニング装置
に関し、一層詳細にはチップ先端を研磨した後にその刃
先に丸味をつけるための刃先ホーニング装置に関する。

一般に、切削加工に使用するチップはその使用頻度が増
すにつれ刃先が摩耗したり折損等の損傷を生ずるため随
時再研摩を行っている。然しなから、チップの材質によ
っては、例えば、立方晶窒化硼素では刃先を研磨しただ
けで再び使用すると、切削中に刃先にチッピングを起こ
してチップとしての寿命を縮めたり、また、刃先に振動
が発生して切削面が断続的に形成されることがある。そ
こで、前記チップに対してはその刃先をホーニングして
僅かに丸味を形成することで前記の不都合に対応してい
る。

従来、このようにチップの先端部にホーニングをする際
、手作業により行ってきたが、そのためには相当に熟練
した人手を必要とするため効率的に行うことが困難であ
った。しかも、ホーニング作業に多数の人材を配するこ
とは実質的に不可能であるし、また、熟練するにはかな
りの時間を必要とするため多数のチップを効率よく加工
することが困難であった。

そこで、本発明者等は鋭意考究並びに工夫を重ねた結果
、四節からなるリンク装置にホーニング用砥石を装着し
、クランク機構を介して前記四節のリンク装置を作動さ
せることにより砥石を円弧上の運動が可能なように構成
すれば、前記ホーニングを機械が自動的に行うことが可
能となるため簡単で且つ短時間に所望の丸味を形成した
チップを得ることが出来、従って、相当の熟練度を必要
とするホーニング加工の自動化が達成されると共に作業
の効率化が図られ、しかも構造が簡単であるために廉価
に製造することが可能であり、前記の不都合が一掃され
ることを究明した。

従って、本発明の目的は研磨を行った後のチップの刃先
に自動的に所望の丸味を形成すると共に極めて簡単な構
成により低度に製造出来るホーニング装置を提供するこ
とにある。

前記の目的を達成するために、本発明は砥石に所定の角
度変化を与えながら前記砥石を移動させる手段と、ワー
クを構成する切削刃を固定位置決めする手段と、前記切
削刃の刃先を前記砥石に押圧させる手段とを含むことを
特徴とする。

次に本発明に係る刃先ホーニング装置に関し、好適な実
施例を挙げ添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。

第１図において、参照符号１０は基台を示し、前記基台
１０の中央には基部１２が垂設される。前　　　　　′
記基部１２は板状に形成されるものであって、第１図に
おいて左側上部に段部１４を形成する。次に、前記段部
１４に近接するように第１の歯車取付孔１６が穿設され
、さらに前記歯車取付孔１６の右下方には第２の歯車取
付孔１８が穿設される。

一方、前記歯車取付孔１８の上方には第１の孔部２０が
設けられ、この第１孔部２０に対応するように前記基部
１２の右上方部には第２の孔部２２が設けられ、さらに
その下方に第３の孔部２４が穿設される。

ところで、前記基部１２の上部において、第１孔部２０
と第２孔部２２の中間部には鉛直方向に指向して長方形
状のａ２６ａが刻設され、基部１２の裏面には前記溝２
６ａに対応して溝２６ｂが形成される。

前記基台１０には動力源２８がＲ置配設されており、前
記動力源２８の図示しないモータの回転軸に歯車３０が
係着される。前記歯車３０は前記基部゛１２に装着され
た大径の歯車３２と噛合しており、この歯車３２の軸は
前記歯車取付孔１６を介して反対側まで延在し、その先
端部に小径の歯車３４を装着している。この場合、歯車
３４は大径の歯車３６と噛合している。前記歯車３６は
前記歯車取付孔１８に回転自在に取り付けられると共に
この歯車３６にはビン３８が偏心して設けられ、前記ピ
ン３８の先端部は第１のリンク４０に画成される長円孔
４２に嵌合する。前記第１リンク４０は屈曲してくの字
形状をなしており、その略中央部において支持ビン４４
が前記第１孔部２２を嵌挿するため、第１リンク４０は
基部１２に回転自在に取りイ］けられることになる。さ
らに、前記第１リンク４０の端部には支持ピン４６を介
して第２リンク４８が回転自在に装着される。

ここで、前記第２リンク４８の両端縁部には段部５０お
よび５２が形成され、従って、第２リンク４８には空間
部５４が画成される。前記段部５０および５２には同軸
線上に螺子孔５６および５８が夫々穿′設され、螺子孔
５６には螺子６０が螺着する。前記螺子６０はその先端
において円筒形状の保持体６２を含み、さらにその先端
部は円錐部６４を形成する。一方、前記螺子孔５８には
螺子６６が螺合し、螺子６６の先端部には円筒形状の保
持体を介して円錐部６８が形成される。なお、前記螺子
６６にはナツト７０が螺合し、螺子６６を前記段部５２
に固定する。このようにして前記保持体６２の先端部、
すなわち、円錐部６４は前記円錐部６８と同一軸線上に
配設されることになり、これら二つの円錐部６４および
６８は砥石７２を装着した砥石ホルダー７４ａ、７４ｂ
を保持するものである。

第３図に示すように、前記砥石ホルダー７４ａは円筒形
状に形成され、その中心部には前記円錐部６４の先端形
状に対応する円錐溝７６ａを刻設すると共にその横手方
向に段部７８ａを形成し、この段部７８ａに砥石挿入溝
８０ａを設ける。一方、前記砥石ホルダー７４ｂにも前
記円錐部６８の先端形状に対応して円錐溝７６ｂを設け
ると共に前記段部７８ａに対応して段部７８ｂと、さら
に砥石挿入１１１８０ａに対応した砥石挿入溝８０ｂを
刻設する。

ここで、前記円錐溝７６ａおよび７６ｂを設けることに
より、円錐部６４および６８の先端部がそれらに係合し
て前記砥石ホルダー７４ａ、７４ｂを保持し、しかも砥
石ホルダー７４ａ、７４ｂの位置決めが極めて容易とな
る。

このように、前記砥石７２を装着した第２リンク４８は
その他端において支持ピン８２を介して第３のリンク８
４の一端部と回転自在に係合する。

前記第３リンク８４は長方形状に形成され、その他端は
前記第２孔部２２に嵌合装着された支持ビン８６に回転
自在に保持される。

以上のようにして第１リンク４０、第２リンク４８およ
び第３リンク８４は支持ビン４４．４６．８２並びに８
６を介して四節リンクとして前記基部１２に装着される
。

次に、前記基部１２に設けられた第３孔部２４にピン８
９を取着することにより支持板８８が回転自在に装着さ
れ、前記支持板８８の一端には段部９０が形成され、一
方、その他端には孔部９１に植設されたピン部材を介し
重錘９２が固着されている。

第２図に示すように、基部１２の溝２６ａおよび　　　
　　　　。

２６ｂにはチップスティ９４を構成する第１の脚部９６
および第２の脚部９８が前記基部１２を挟み込むように
して跨設され、前記第２脚部９８の下端部には傾斜面９
８ａ、９８ｂが形成される。すなわち、その先端部は鋭
化し、これが前記支持板８８の段部９０に接している。

従って、前記傾斜面９８ａ、９８ｂの接合する先端部に
は前記重錘９２によるてこの作用が働くようになるため
、チップスティ９４は常に押し上げられている状態にあ
る。ここではチップスティ９４を押し上げるためにてこ
の作用を利用しているが、例えば、前記第２脚部９８の
下端部にスプリング等を装着し、このスプリングの弾性
力によりチップスティ９４を上方へ押圧することも可能
である。

ところで、前記第１脚部９６および第２脚部９８はその
上端部において一体となり、跨設部１ｏ。

を形成し、前記跨設部１００の上部中央部には孔１０２
が穿設され、チップホルダー１０４がこの孔部１０２を
介して装着される。

第４図にこのチップホルダー１０４を詳細に示す。すな
わち、前記チップホルダー１０４は一端に螺子１０６を
形成し、螺子１０６の端部には円筒部材１０Ｂが装着さ
れると共にこの円筒部材１０８の他端にはそれに偏心し
て略三角柱状のホルダ一部１１０が形成される。前記ホ
ルダ一部１１０には溝１１２が刻設され、さらにこのホ
ルダ一部１１０に前記溝１１２に水平方向から連通する
ボルト挿通孔１１４が穿設される。

そこで、前記溝１１２にチップ１１６を嵌合し、前記ポ
ル１−挿通孔１１４にポル目１８を螺入してこの先端部
を１１：１記チツプ１１６に押圧すればチップ１１６は
ボルダ一部１１０に固定される。なお、この場合、チッ
プ１１６の刃先１１６ａが螺子１０６の軸線と一致する
ように取り付けなければならない。

以上が本発明に係る刃先ホーニング装置の構造であるが
、次にその作用並びに効果について説明する。

先ず、以上のように構成されるデツプホルダー１０４の
螺子１０６を前記孔部１０２に挿通し、蝶螺子からなる
止め具１２０を螺子１０６に螺入固定することに、１：
す、千ノブホルダー１０４を前記千ソプステイ９４に装
着する。ここで、チップ１１６の刀先１１６ａが水平方
向に対し４５°の角度になるようにその角度を設定する
。

次いで、動力源２８の図示しないモータが回転すると、
このモータに装着した歯車３ｏが回転し、前記歯車３０
に係合する歯車３２も回転するに至り、さらに歯車３２
と一体的に回転する歯車３４を介して歯車３６が回転す
る。前記歯車３６には偏心するピン３８が装着されてお
り、この歯車３６の回転と共にピン３８が回転する。前
記ピン３８は長円孔４２に嵌合しているため、ピン３８
が回転すると第１リンク４０は支持ビン４４を中心に、
恰も振子のように変位し、この第１リンク４ｏの変位は
支持ピン４６を介して第２リンク４８に伝えられる。こ
こで支持ピン４４．４６．８２および８６を支点として
前記第１リンク４０、第２リンク４８並びに第３リンク
８４から構成する四節リンクの変位における前記砥石７
２および前記チップ１１６の位置関係を第５ａ図乃至第
５ｃ図に示す。

第５ａ図において、砥石７２は水平方向に位置し、前記
砥石７２とチップ１１６の刃先１１６ａの接合部Ａは砥
石７２の中心Ｃと一致している。ここで、前記チップス
ティ９４は前記重錘９２の作用により押し上げられてい
るため、前記チップ１１６の刃先１１６ａは砥石７２に
押圧される。

なお、図中において、Ａ１およびＡ２は砥石７２とチッ
プ刃先１１６ａの接合部を示し、Ｃは前記砥石７２の中
心を示すものであって、この場合、第５ａ図乃至第５ｃ
図において、Ａ、ＡｌおよびＡ２の高さ、すなわち、砥
石７２がチップ刃先１１６ａと接する高さが変わらない
ように四節リンクの夫々の長さを予め設定する。つまり
、前記支持ピン４４と４６．４６と８２．８２と８６お
よび８６と４４の間の長さを所定の長さに選択すること
により前記砥石７２が変位しても砥石７２とチップ刃先
１１６ａが接触する高さは常に一定となるように確保し
ておく。

そこで、前記のように動力源２８の駆動をさらに続行す
れば、結果的に歯車３６はピン３８を第５ｂ図に示す位
置まで変位させ、この結果、砥石７２はチップ１１６の
刃先１１６ａの下方に接することになる。一方、動力［
２Ｂを続いて駆動することにより、砥石７２は、今度は
チップ１１６の刃先１１６ａの上方を研磨することにな
る。すなわち、砥石７２は連続的に円弧を描く軌跡を辿
ることになり前記刃先１１６ａの先端部を湾曲して研磨
することになる。

ところで、以上のように前記砥石７２は−θ２から＋θ
１の角度においてＡ１からＡ２の長さに亘って前記チッ
プ１１６の刃先１１６ａを連続的に研磨するものである
。ここで、本実施例では前記支持ピン４４が前記ピン３
８の回転中心の鉛直線上に位置し、束持ピン４４と４６
および支持ピン８２と８６の間隔が等しいため、砥石７
２の角度θ１とθ２並びにＡ、Ａ４間とＡ、Ａ２間の間
隔が等しぐなり、さらに、前記砥石７２とチップ刃先１
１６ａが接する高さが常に一定であり、しがもチ・　ツ
ブ１１６には前記重錘９２が常に作用するため、チップ
刃先１１６ａに均一な丸味を形成することが可能となる
。また、前記砥石７２の研削角度θ１は前記ピン３８の
取付位置を変えることにより大きく、または小さくする
ことが出来る。

なお、前記砥石ホルダー７４２および７４ｂは前記保持
体６２）螺子６６の円錐部６４．６８により保持されて
いるため、例えば、前記チップ１１６の刃先１１６ａが
傾斜している場合に前記砥石７２がそのチップ刃先Ｌ１
６ａの傾斜に沿って傾くためチップ刃先１１６ａとの当
たりが良好となる。

以上のように本発明によれば簡単で且つ短時間にチップ
刃先に均一な丸味を形成することが可能となり、従って
、熟練した人手を必要とせず、さらにホーニング作業に
携わる人員を削減することが出来る等、ホーニング作業
を効率よく行うことを可能とする。また、本発明に係る
ホーニング装置はその構造が極めて簡単であるために製
造原価を廉価に抑えることが可能となり、しかも、前記
ホーニング作業を自動的に行うため、短時間に多量のチ
ップを加工し得る効果が得られる。

以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設
計の変更が可能なことは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る刃先ホーニング装置の正面図、第
２図は第１図のｎ−ｎ線断面図、第３図は砥石と砥石ホ
ルダーの組立図、第４図はチップを装着したチップホル
ダーの斜視図、第′５ａ図乃至第５Ｃ図は砥石とチップ
の位置関係を示す一部省略正面図、第６図は本発明に係
る刃先ホーニング装置の斜視図である。１０・・基台　　　　　　１２・・基部１４・・段部　
　　　　　１６．１８・・歯車取付孔２０．２２．２４
・・孔部　　２６ａ　、　２６ｂ　・−溝２８・・動力
源３０．３２．３４．３６・・歯車３８・・ビン　　　　　　４０・・第１リンク４２・・
長円孔　　　　　４４．４６・・支持ビン４８・・第２
リンク　　　５０．５２・・段部５４・・空間部　４　
　　５６・５８・・螺子孔６０・・螺子　　　　　　６
２・・保持体６４・・円錐部　　　　　６６・・螺子６
８・・円錐部　　　　　７０・・ナツト７２・・砥石７４ａ、　７４ｂ　−−砥石ホルタ− ７６ａ、７６ｂ・・円錐溝７８ａ　、７８ｂ　−・段部８０ａ、８０ｂ・・砥石挿入溝８２・・支持ビン　　　　８４・・第３リンク８６・・
支持ビン　　　　８８・・支持板８９・・ビン　　　　
　　９０・・段部９１・・孔部　　　　　　９２・・重
錘９４・・チンプステイ　　９６．９８・・脚部９８ａ
、９８ｂ・・傾斜面１００　・・跨設部　　　　１０２　・・孔１０４　　
・・チップホルダー１０６　　・・螺子　　　　、１０８　　・・円筒部材
１１０　　・・ホルダ一部　　１１２　・・溝１１４　
　・・ポルト挿通孔　１１６　　・・チップ１１６ａ・
・刃先　　　　　１１８　・・ボルト１２０　・・止め
具 −３６：

Claims

【特許請求の範囲】

（１）砥石に所定の角度変化を与えながら前記砥石を移
動させる手段と、ワークを構成する切削刃を固定位置決
めする手段と、前記切削刃の刃先を前記砥石に押圧させ
る手段とを含むことを特徴とする刃先ホーニング装置。
（２）特許請求の範囲第１項記載の装置において、前記
砥石に角度変化を与えながら移動させる手段として、ク
ランク機構と四節リンクを使用することからなる刃先ホ
ーニング装置。
（３）特許請求の範囲第１項記載の装置において、前記
切削刃を固定位置決めする手段として、砥石の両端を固
定する２個のホルダーに夫々円錐溝を穿設し、前記円錐
溝に対応する円錐部を有する２個の保持部により前記ホ
ルダーを保持することからなる刃先ホーニング装置。
（４）特許請求の範囲第１項記載の装置において、前記
切削刃の刃先を砥石に押圧させる手段として、重錘を固
着した支持板のてこ作用により前記切削刃を押し上げる
ことからなる刃先ホーニング装置。