JPS61103450A - X線造影性を有する可撓性チユ−ブ - Google Patents

X線造影性を有する可撓性チユ−ブ

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JPS61103450A
JPS61103450A JP59224056A JP22405684A JPS61103450A JP S61103450 A JPS61103450 A JP S61103450A JP 59224056 A JP59224056 A JP 59224056A JP 22405684 A JP22405684 A JP 22405684A JP S61103450 A JPS61103450 A JP S61103450A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリテトラフロロエチレンc以下、PTFE
という)を用いたX線不透過性!肩する可撓性チューブ
に関するものである。
〔従来の技術〕
内視鏡用チューブとしては、ナイロン、ウレタンなど各
種のプラスチックチューブが使用されていたが、柔軟性
、可撓性、小さな曲げ半径におけるキンク〔折れ曲り〕
、座屈、潰れ、皺の発生などに問題があった0これらの
問題を解決するために、内層と外層が連続気孔性多孔質
の延伸FTFBで、中間層が気密性材料で構成された3
層チューブが既に提案されている(特開昭33−4t2
2号)0このチューブは、上に述べたような諸問題を殆
ど解決したが、X線透過性であるため、内視鏡使用時に
X線によってその位置を確認することができないという
欠点があった。
一方、内視鏡、カテーテル等の人体に挿入する医療用チ
ューブでは、その位置を確認するためにX線造影性を付
与することは、既に一般的に行なわれている。例えば、
特公昭4t2−グ939グ号公報には、溶融押出し弗素
樹脂にX線不透過剤を添加したカテーテルが記載されて
いる。また特開昭3’;’−,f!J!2号公報には、
中間層にX線造影性を付与したキャスト法による3層構
造の医療用チューブが示されている。しかし、これらの
チューブは、いづれも充実質の材料で構成されているた
め、上述したような柔軟性と曲げに関する諸問題を含ん
でいろ。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の医療用チューブ力問題に鑑ゝ%、 
   みて、X線造影性を有し、しかも柔軟性、可撓性
、耐キンク性、耐皺性の優れた医療用チューブをつぐる
ことか当業界の課題となっていたのである〇〔問題点を
解決するための手段〕 本発明者等は、上記の課題!解決すべ(検討した結果、
平均粒径)0μm以下のX線造影剤微粉末20〜70重
量%と多数の微小結節がフィブリルによって互に結合さ
れ、これらの間に多数の空隙が形成された多孔性微細構
造!有するPTFE30〜80重量%とからなり、かつ
X線造影剤の大部分が上記微小結節に含有された材料か
らなる可撓性チューブ、もしくはこのチューブの内側お
よび/または外側に気密性材料層または気密性材料層お
よび多数の微小結節がフィブリルによって互に結合され
、これらの間に多数の空隙が形成された多孔性微細構造
を有するPTFE層を設けた可撓性チューブが上記目的
に叶うものであることを発見し1本発明を完成したので
ある。
本発明の可撓性チューブの主材料である上記多孔性微細
構造’&石−fる7線造影性″“F′″を1・次   
(のようにしてつ(る〇 先ず、X線造影剤として、従来からこの目的に使用され
ている無機粉末1例えば硫酸バリウム、酸化ビスマス、
硝酸ビスマス、炭酸ビスマス、ニッケル粉などの微粉末
で、平均粒径が7θμm以下、好適には3μm以下、特
に7μm以下のものt用意する。平均粒径が10μm以
上では1次の成形工程での加工性が著しく阻害されるか
らである。
このX線造影剤粉末!水に分散させ、必要に応じて界面
活性剤を混合し、次いでPTFEディスパージョンに添
加し、攪拌混合する。攪拌混合の過程で、PTFE微粒
子が造影剤微粒子の周りに析出し、ゲル化して沈澱する
。このゲル化までの過程ン共凝析という。この共凝析の
終りの過程で酸またはアルカリを少量添加すると沈澱が
促進される。沈澱が完了したら、上澄液を傾斜し、得ら
れるPTFEとX線造影剤との混和物を乾燥する。この
共凝析法によってはじめて20重量係C以下、係はすべ
て重量%’&表わす)以上のX線造影剤をPTFE中に
混合でき、そして次の成形工程を経ても外観上人きな問
題のない成形品が得られる。この混和物中のX線造影剤
の含量は、混和物の全重量の20〜70%、好適には4
tθ〜60%とする。2otl)以下では充分なX線造
影性能が得られず、また70%以上では成形性が低下す
ると共に、X線造影剤が成形品から離脱する等の問題が
生ずるからであるO 上記のようにして得られた混和物は、慣用のPTFE微
粉末と液状潤滑剤との混和物(ペーストとも呼ばれる)
の成形方法に準じて成形される。即ち、X線造影剤とP
TFEとめ混和物を液状潤滑剤C例、tばソルベントナ
フサ、ホワイトオイルなどの液状炭化水素1石油エーテ
ルなど)と約80 :x。
の重量比で混合し、その混合物から予備成形品をつ(す
、該予備成形品tラム押出機を用いてチューブ状または
シート状に押出す。シート状の成形品は、ある程度の強
度を有するが、そのままでは延伸工程に使用できないの
で、ロールによってその肉厚が約4〜/;oになるよう
に圧延すると強度が高まる0こうして得られたチューブ
状またはシート状の成形品から、液状潤滑剤!抽出また
は加熱揮散させることによって除去する。なお、液状潤
滑剤を除去しない成形品も次の延伸工程に用いることか
できるが、結果は良(ない。
上記のようにして得られたチューブ状またはシート状の
X線造影剤を含むPTFE成形品を、グOOC以下の温
度、好適にはFTFBの融点以下の温度に加熱しながら
、少な(とも一方向に延伸する0延伸倍率は、1.2〜
20倍程度程度る。この延伸によって材料の断面積はあ
まり減少せず、延伸方向の寸法が太きどなるので、結果
物は必然的に空隙を牛し、多孔質化する0延伸時の温度
がPTFFiの融点以上である場合は、延伸された成形
品は程度は高くないけれども焼成されるが、FTFBの
融点以下の場合は未焼成である0こうして得られる不完
全焼成または未焼成の延伸FTFBチューブまたはシー
トは、延伸状態を維持して、PTFEの融点以上の温度
に加熱して更に焼成度を高めると寸法安定性および強度
が向上する。焼成度は、焼成温度と時間に比例するので
、目的に応じて、即ちゝ゛   それ自体が完成品であ
る場合には完全に焼成し。
中間体C更に加工を施されるもの)の場合は、加工し易
い程度に焼成する。こうして得られるチューブの肉厚は
約り、l”、2mm%外径は最大30mm程度の範囲で
調節でき、またシートの肉厚は約0,02〜2 mrn
s幅は厚さにもよるが/m程度までの範囲で調節できる
このようにして延伸されたX線造影剤を含有する連続気
孔性多孔質PTFEは、多数の微小結節が多数のフィブ
リル(微細繊維)によって互に結合され、微小結節とフ
ィブリルとの間に連続性の空隙(微細気孔)が形成され
た多孔性微細構造をもっている。意外なことに、X線造
影剤は、その微小結節の部分に殆ど含有され、そしてフ
ィブリル部にはX線造影剤は殆ど含有されていない。そ
のため、この材料の機械的特性は、X線造影剤を含有し
ない連続気孔性多孔質PTFFjとあまり変らない。例
えば、フィブリル長はり、l−、fODμ、空孔率、2
3〜90%、引張り強さはX線造影剤の含量が増加する
程弱(なるが約IO%減化りであり、そして柔軟性、可
撓性、伸縮性、弾性回復力   1は豊かである。
上記の焼成された延伸PTFEチューブは、そのまま内
視鏡に適用することができるが、このチューブは、また
上記のようにして得られた未焼成ないし不完全焼成のX
線造影剤を含有する延伸多孔質PTFEシートをスリッ
トしてテープにし、それt金属棒の上に均一に巻付け、
それをPTFEの融点以上の温度に加熱焼成して一体化
させ、その後。
金属棒を抜取ることによって製造することも、あるいは
これらの方法を組合せることによってつくることができ
る。
更に、このチューブに気体を通すためにチューブ壁を気
密性にする必要がある場合には、上記チューブの内側お
よび/または外側に気密性材料層を設ける。気密性材料
層としては、チューブ内を流れる流体がチューブ壁!透
過するのt防ぐのに充分な厚さく例えば6− / 00
0μm程ff)/有し、しかも柔軟性および可撓性のあ
るプラスチック材料またはプラスチックと金属との積層
材料を用いる。例えば、FEP(テトラフロロエチレン
とへキサフロロプロピレンとの共重合体)、PFA(グ
フツ化エチレンとパーフロロアルキルビニルエーテルと
の共重合体)などの弗素樹脂、弗素ゴム、ポリウレタン
、ポリイミド、ポリエステル。
ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンあるいはこれ
らと金属との積層品などが挙げられる。これらの気密性
材料層!上記チューブの内側および/または外側に設け
るには、上記気密性材料を液状物として塗布・乾燥する
か、押出しするか、あるいは熱収縮性チューブとして適
用するなど、適宜の方法により行なうことができる。ま
た、気密性層の厚さは、柔軟性の要求に応じて決定する
ことができる。
更に、この気密性材料層が、チューブの内側および/ま
たは外側に露出していると好ましくない用途の場合、例
えばチューブ内に鉗子Y挿通するために滑性!高めたり
、浸出物を抑えたり、耐薬品性を高め、しかも柔軟性を
損ないた(ない場合には、露出した気密性材料層の上に
多数の微小結節がフィブリルによって互に結合され、こ
れらの間に多数の空隙が形成された多孔性微細構造を有
するFTFB層を設けてもよい。このような連続気孔性
多孔質PTFE層は、必らずしもX線造影剤を含■する
必要はない。このX線造影剤を含まないPTFEから前
記多孔性微細構造を有するシートおよびチューブを製造
する方法は、例えば特公昭グg−y!グ6Aグ号公報、
特開昭グ乙−72gグ号公報、あるいは特開昭jD−2
2gg1号公報などに記載された方法に準じて行なわれ
る。即ちPTFE微粉末〔またはPTFEディスパージ
ョン凝縮物)[2状潤滑剤(例えばソルベントナフサ、
ホワイトオイルなどの炭化水素油5石油エーテル等〕を
添加混合〔混合比PTFE:液状潤滑剤=、:80:2
0)し、またはこれに少量のM機または無機の添加物!
加えたものから予備成形物をつ(す、該予備成形物!ラ
ム押出機!用いてシート状またはチューブ状に押出し、
シート状物は必要に応じて圧延して成形物tつぐる0こ
の成形物から液状潤滑剤を除去しく除去しな(でも良い
が、結果的に良(な“Sl    い)、次にこれを未
焼結状態(327C以下)において長手方向に/、2〜
2θ倍程度延伸する。
次に、該延伸物を延伸状態において枠i≠時融点以上ま
たはそれより多少低い温度、好ましくは200〜39D
’Qで加熱覧すfそ6詳1歪告れる〇 撓性、耐熱性、耐薬品性、撥水性、非接着性、滑り性、
伸縮性1弾性回復力などに富むものであって1通常、肉
厚θ、05〜3− if mm、特にO,ノ〜λ、om
m、気孔率30〜90%、特に60〜にθ%、平均孔径
0.01−.20μ、特にノ〜jμ、ガーレーナンバー
(乙、りscmの断面をノー、7mm HjFの圧力下
に/ o Occの空気が透過するのに要する時間)θ
+0ノ〜!000秒、水漏れ圧力0.ノ〜/ 、 j 
Kf / 7である。これらの諸性質は、製造条件を調
節することにより、広範囲に変え得るので、目的に合っ
た材料が容易に得られる。
上に設けるには、先ず金属棒の上にこの材料のチューブ
をかぶせるか、あるいはテープを巻付け、焼成または焼
成せずに、その土に気密性材料層を塗布、押出し、また
はテープ巻によって設け、更にその土にX線造影剤を含
有する多孔性PTFEテープを巻付け、加熱して全体を
一体化することによって行なう。また上記したX線造影
剤を含有するチューブの外側の気密性材料層の上に多孔
性微細構造を有するX線造影剤を含有しないPTFE層
を設けるには、該チューブ内に金属棒7通し、該気密性
材料層の上に、上記の多孔性微細構造!有するX線造影
剤!含有しない多孔質PTFEテープを巻付け、固定し
、加熱して一体化させればよい。
また、気密性材料層を内側および外側に有する可撓性チ
ューブの内側および外側に上記の多孔性微m11構造!
有するX線造影剤を含有しない多孔質PTFE層を設け
るには、前記の二つの方法全適宜組合わせることによっ
て行なうことができる。気密性材料層と上記の多孔性微
細構造’&!するX線造影剤t@有しない多孔質PTF
E層を一体化させるには、気密性材料層のプラスチック
が溶融する温度、一般に200〜グ0OC1特に330
〜390Cに加熱すると、気密性材料層が多少流動して
溶融物が上記の多孔性微細構造を有するX線造影剤を含
有しない多孔質FTFBの気孔内に入り込み。
冷却後、固化してアンカー効果によって一体化するO なお、本発明の可撓性チューブを上記のような多層に構
成する場合には、上記の多孔性微細構造ンMfるX線造
影剤を含有するPTFE層とX線造影剤を含有しないP
TFE層の肉厚の比は、ノ:(0,3〜)、3)、特に
同等程度とすると、可撓性、皺の発生などの問題が少な
い。
〔実施例〕
以下、実施例によって本発明を更に詳しく説明するが、
本発明はこれらによって限定されるものではない。
実施例 1 平均粒径0.2μmの硫酸バリウム〔キシダ化学製〕グ
リを水2jノに分散させた後、これにPTFEディスパ
ージョンを固形分6 Mgとなる量を添加し攪拌混合し
て硫酸バリウムとpTirmv共凝析させ、凝析完了後
、上澄み液を流し出し、得られた凝析物’a:j2DC
″″Qλ日間、加熱乾燥して硫酸バリウムグ0%、PT
FEA 0%のか粗混合粉末を得た。
この混合粉末100重量部に対して2j重量部の石油ナ
フサを混合し1通常のPTFEペースト押出成形法と同
様にして、内径3mm、肉厚0.グmmのチューブ状に
押出し、加熱により石油ナフサを除去させた後、長手方
向にJ、3倍に延伸し、引き続いて延伸状態を保持した
まま370Cに加熱して内径、2.gmm、肉厚o、3
3mmの、X線造影剤tグ0重量%含む延伸PTFBチ
ューブ!得た。
こうしてえらねたチューブは、ljRまで湾曲ζせても
キンク、潰れ、皺の発生は無かった。また水蜜性も極め
て良好であった。更にこのチューブYX線写真撮影した
ところ灰色に写っておりX線造影性が確認できた。
ゝ)    実施例 2 平均粒径0.2μmの硫酸バリウム〔キシダ化学製〕グ
Myを水25!に分散させた後、PTFEディスパージ
ョン!固形分6眩となる量を添加し、攪拌混合して硫酸
バリウムとFTFB”7共凝析させ、凝析完了後、上澄
み液を流し出し、得られた凝析物’1xj20cでユ日
間、加熱乾燥して硫酸バリウムグO%、PTFFib 
o係のか粒状の混合粉末!得たO この混合粉末100重量部に対してコjN量部の石油ナ
フサを混合し1通常のFTFBペースト押出成押出成工
法、厚さ100μm%幅/ 20 mmのシー)’r?
Iた0このシーty、−更に1.25OC加熱下で長手
方向に3倍に延伸することにより、空隙率gs%の多孔
性微細構造tMfるシートケ得た0このシートより幅2
0 mmのテープを作成した0これとは別に内径コ、g
mm、肉厚り、36mmの、特開昭グA−7.2gグ号
公報に記載の方法で得た多数の微小結節がフィブリル〔
微細繊維)に  ・よって互いに結合された多孔性微細
構造’!r;fr−fる鴫 PTFEチューブ(延伸倍率7.6倍、商品名aore
TeX■)の周囲に厚さ12μ、幅/ 2 mmのFE
Pフィルムの重ね巻き層71層〔各層共1.2ラップ)
設け、その外側を更に上記の方法で得た硫酸ノ;リウム
yo重量%を含み、多数の微小結節がフィブリル(微細
繊維)によって互いに結合された多孔性微細構造含有す
るPTFEシートより得たテープを巻回(2ラツプ)¥
る。こうして得た3層チューブを約3g oCで約1.
j分加熱して中間層を溶融させ、各層を融着一体化させ
た0 こうして得られた三層チューブは、極めて可撓性に富ん
でおり、自己径(R)の8倍の径で湾曲させても、キン
ク、潰れ、内側表面に皺の発生は全(起らなかった。ま
た可撓性力量〔長さ80lllmのチューブ試料を指お
よびテンション・ケージで/2Hに湾曲させ、湾曲半円
(直径2 ’l mm )の端から/ j mmの所で
のゲージの読み〕は7Dfであった。更にまた/2Hの
湾曲’f / D 、 000回繰り返しても層間の剥
離は全(無(、気密性はlKf / cmの圧力におい
て保持された。更に、このチューブをX線写真撮影した
ところ、チューブ部分がはっきりと灰色に写っていた。
比較のために、同程度の寸法のチューブについて可撓性
力量、キンクの状況を各長さlDcmのチューブを曲げ
半径3;、3−cmおよび3 、3cmで測定した結果
を第1表に示す。
第1表 チューブの種類  寸法(外径×内径〕    曲げ半
径6.3cm  3.6cm 実施例2のチューブ  グ、3×コ、fmm   ノア
i!−379−1目q生ウレタンチ1−ブ     グ
、0×コ、t       g、2      /A7
寸■UΦや圧用ウレタンチコーブ  グ、0×2.3 
     22       / / 7FEPチユー
ブ   A+0×グ+0   317    キンクF
EPチューブ   グーg×3.6   約80nの曲
 キンクげでキンク FF1Pチユーブ   3.2×コ、7   127 
   キンク殆どキンク 第1表から明らかな様に、実施例2のチューブは、小さ
な力で小さな半径に曲げることができることは明らかで
ある。また同程度の押出しFEPチューブは、湾曲させ
るのに非常に大きな力?要するばかりか1曲げ半径!小
さくするとキンクする性質!示した0又X線写真撮影し
たところ殆ど写つていなかった0 実施例 3 平均粒径0.7μmの硫酸バリウム(キシダ化学製)グ
IrPを水23Aに分散させた後、PTFEディスパー
ジョン!固形分6すとなる量を添加し。
攪拌混合して硫酸バリウムとPTFEi共凝析させ。
凝析完了後、土好み液!流し出し、得られた凝析物Y/
λOCでλ日間、加熱乾燥して硫酸バリウムグD%、P
TFE A 0%のか粒状の混合粉末を得た0 この混合粉末100重量部に対して19重量部の石油ナ
フサを混合し、通常のFTFBペースト押出成押出成形
機にして、内径3mm、肉厚り、グ皿のチューブ状に押
出し、加熱により石油ナフサを除去させた後、長手方向
に1.5倍に延伸し引き続いて延伸状態を保持したまま
370Cに加熱して内径2,1mm%肉厚0.3!mm
の、X線造影゛N1    剤をグ0重量係含む延伸P
TFEチューブを得た。
このチューブの外側に内径りmm%肉厚9.13mmの
FF1P熱収縮チユーブ!かぶせ、これを約2mCに加
熱して収縮させ二層チューブとし、その外側に更に実施
例1に記載したと同様にして得たFTFBチューブ(内
径3.9rnm、肉厚0−3g7B11)をかぶせ、そ
の全体を約380Cに約/−J−分加熱焼成して一体化
させて三層チューブをつ(つた0こうして得られたチュ
ーブは、lj;Rまで湾曲させてもキンク、潰れ、皺の
発生は無かった。まり水密性も極めて良好であった。更
にこのチューブYX線写真撮影したところ灰色に写って
おりX線造影性が確認できた。
実施例 4 内径λ、omm、外径s、smmの実施例2に記載した
と同様にして得たPTFEチューブ(延伸率tt、o(
1,、商品名GO1:e −’[’ex■)の周囲に厚
さ/、2μs 幅9mmのFEPフィルムをスラップ重
ね巻きにし、その外側を更に01.20mm、幅ノg 
mmの、実施例21得YCX a 3省影剤を″重量%
含有多JL    。
質PTFEテープ(延伸倍率3倍)をツラツブ巻(ロ)
し、こうして得られるチューブを約380Cで約/、J
−分焼成し、中間層を溶融させて三層のチュ一ブを得た
こうして得られたチューブは、可撓性、柔軟性に富んで
おり、最小曲げ半径J−Hに湾曲させても。
キンク、潰れ、内側外面の皺は全(発生せず、12Rに
おける繰り返し湾曲後もチューブの気密性は保持された
。また可撓性力量は4tOfであった。
又こハチューブはX線写真撮影したところ灰色に写って
いた。
この実施例4のチューブを内視鏡内のチャンネルチュー
ブとして組込んだ内視鏡の曲げ特性は、チャンネルチュ
ーブとして架橋ポリエチレンチューブを使った同寸法の
内視鏡と比べて著しく向上した。すなわち可撓性が高ま
り曲げに要する力がきわめて小さくなったので、胃の噴
門部の透視、8次結腸などの曲がり(ねった経路の通過
が可能となった0又X線透視等によりその存在位置、形
状などが確認でき、操作性・取扱い性に優れるものであ
った。
また実施例4のチャンネルチューブは、内面が滑らかで
あり、湾曲時にも内面皺、管断面の潰れが無すので、こ
のチューブ内への生検用鉗子の挿入、またこのチューブ
から生検用鉗子の引抜き!極めて円滑に行なうことがで
きた0 実施例 5 内径コ、 g mm、肉厚0,33mm、特開昭4t1
゜−22gグ号公報に記載された方法で得た多数の微小
結節がフィブリル(微細繊維)によって互いに結合され
たX線造影剤を含まない多孔性微細構造を有するPTF
Eチューブ〔延伸倍率/、4倍、商品名Gore −T
eX■)の周囲に弗素ゴム被覆層を形成する。この層の
形成に使用する液は、弗素ゴム100重量部、受酸剤(
M80) / j重量部、カーボンブラック30重量部
の組成物tメチルエチルケトンの12%溶液とし、この
溶液に加硫剤2 ′部を添加したものである。弗素ゴム
層を形成するには、上記PTFEチューブ!上記溶液中
に浸漬し、弗素ゴムの被覆を付着させ、それを乾燥する
。乾燥された弗素ゴムの被覆層の厚さは約2jμである
O 次に上記のようにして被覆された管の土に、実施例2に
記載したと同寸法でX線造影剤90重量%を含イ了する
多孔質PTFEテープをコラツブ巻きつけろ。こうして
得られた3層チューブを約3gDCで゛約1−3分加熱
して弗素ゴム層を溶解させて各層を一体化させた。
こうして得られた3層チューブは実施例4のチューブと
殆ど同様の優れた特性’a’;’fit、、その可撓性
力計は、約、fOfで12Hの湾曲を、80、oo。
回繰り返しても層間の剥離は全(無かった。また、X線
写真撮影でもはっきりとチューブが確認できた。そして
このチューブも内視鏡用チャンネルチューブとして極め
て適したものであった。
〔発明の効果〕
本発明の可撓性チューブは、その主要構成部分がX線造
影剤Z@石才る連続気孔性多孔質PTFEであるためX
線造影性があり、微視的には多数の微小結節とそれを3
次元的に互に連結するフイプゝ)   リルとの間に多
数の空隙が形成された多孔性微細構造’YNI、、X線
造影剤は大部分が微小結節部分に含まれ、フィブリル部
には殆ど含有されないた非常に優れている。
め、マシュマロ状で、伸ばされた場合はフィブリルが伸
び、縮められた場合は空隙に入り込むので、伸長および
圧縮による歪は湾曲部のチューブ壁に吸収され、皺やキ
ンクは起りにぐい。また、本発明の可撓性チューブは、
フィブリルが殆トPT11′Eからできているので引張
り強度が高ぐ、気孔率は延伸率を変えることにより広範
囲に調節でき、延伸率を太き(すれば、驚(はど軽量で
、柔軟性が高(、極めて小さな力で小さな径に湾曲させ
ることができる。更に、本発明の可撓性チューブでは、
従来品に伴う上述したような欠点も全て解決されている
このような本発明の可撓性チューブは、主目的である内
視鏡用チューブとして好適であるばかりでな(、軽量で
小さな曲げ半径が得られるため、各種の配管として配管
スペースの節約、配管長の短縮、腐蝕性流体の輸送など
の点で優れ、またこれに気密性層を設ければ気体・低表
面張力液体の   1輸送、延伸PTFE層を設ければ
超清浄液の輸送(管壁からの浸出物がない)あるいは医
療用として出願人 ジャパンゴアテツクス株式会社オリ
ンパス光学工業株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均粒径10μm以下のX線造影剤微粉末20〜
    70重量%と多数の微小結節がフィブリルによつて互に
    結合され、これらの間に多数の空隙が形成された多孔性
    微細構造を有するポリテトラフロロエチレン30〜80
    重量%とからなり、かつX線造影剤の大部分が上記微小
    結節に含有されることを特徴とするX線造影性を有する
    可撓性チューブ。
  2. (2)平均粒径10μm以下のX線造影剤微粉末20〜
    70重量%と多数の微小結節がフィブリルによつて互に
    結合され、これらの間に多数の空隙が形成された多孔性
    微細構造を有するポリテトラフロロエチレン30〜80
    重量%とからなり、かつX線造影剤の大部分が上記微小
    結節に含有されるX線造影性を有する可撓性チューブの
    内側および/または外側に、気密性材料層または気密性
    材料層および多数の微小結節がフィブリルによつて互い
    に結合され、これらの間に多数の空隙が形成された多孔
    性微細構造を有するポリテトラフロロエチレン層を設け
    たことを特徴とするX線造影性を有する可撓性チューブ
JP59224056A 1984-10-26 1984-10-26 X線造影性を有する可撓性チユ−ブ Granted JPS61103450A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01152636U (ja) * 1988-04-11 1989-10-20
JPH02249524A (ja) * 1989-03-23 1990-10-05 Fujikura Ltd 医療用ファイバ
JP2002112951A (ja) * 2000-10-12 2002-04-16 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡挿入部の先端部

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2002112951A (ja) * 2000-10-12 2002-04-16 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡挿入部の先端部

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