JPS61103030A - 伝動ｖベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は■ベルト式無段変速機等に用いられる伝動Ｖベ
ルトに関する。

〔従来の技術） 従来、この種の伝動■ベルトはエンドレスベルトの断面
をＶ形に形成し、■形傾斜面をプーリの■溝対向面に摩
擦係合させていたが、摩擦熱によりベルトが劣化する傾
向にあるところから、近年摩擦熱に強い材質で形成され
た■形ブロックの両側面にエンドレスベルト挟持部を形
成し、該挟持部に一対のエンドレスベルトを凹凸係合し
てエンドレスベルトの長手方向に■形ブロックを多数連
続して配設した構造のものが使われている。

このＶ形ブロック付ベルトは第１図及び第２図に示す如
く、上下の両腕１ａ、１ｂを中央の連結子１Ｃで対称に
連結し、両腕１ａ、ｌｂ間にエンドレスベルト挿入部を
それぞれ形成し、先端両側面をＶプーリの■溝対向面に
摩擦係合する傾斜面１ｄに形成したＶ形ブロック１の両
側から抗張芯材２を内装したゴム製の一対のエンドレス
ベルト３．３を挿入し、■形ブロック１をエンドレスベ
ルト３の長手方向に多数連続配設している。

そして、Ｖ形ブロック１の上腕１ａの内面に、エンドレ
スベルト３と係合する断面円弧状の係合凸部１ｅを形成
し、一方エンドレスベルト３の外周面３ａに■形ブロッ
ク１の係止凹部４を形成し、■形ブロック１の係止凸部
１ｅとエンドレスベルト３の係止凹部４とを凹凸係合さ
１．’−（、Ｖ形ブロック１をエンドレスベルト３に係
止している。

（発明が解決しようとする問題点） この■形ブロック１とエンドレスベルト３の係止は、エ
ンドレスベルト３を圧縮してＶ形ブロック１の凸部１ａ
とエンドレスベルト３の四部４との凹凸係合にエンドレ
スベルト３の弾発力を利用して結合を図っているが、ベ
ルトの駆シＪによる摩擦熱や圧縮応力の影響で劣化して
エンドレスベルト３の弾発力がなくなってくるとＶ形ブ
ロック１とエンドレスベルト３の係止が同一面で行／ｊ
われでいるのでルーズになりやすく、■形ブロック１の
傾ぎが発生して、Ｖ形ブロック１とエンドレスベルト３
が分離してしまう場合がある。

そこで本発明は■形ブロックとエンドレスベルトの分離
を防止Ｊることを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記の目的を達成するため、■形ブロック両側
の■プーリのＶ溝対向面に摩擦係合する傾斜面に形成し
たエンドレスベルト挿入部にエンドレスベルトを挿入し
て凹凸係合し、該エンドレスベルトの長手方向にＶ形ブ
ロックを多数連続配設して用いる伝動■ベルトにおいて
、前記■形ブロックはエンドレスベルト係合部に更にエ
ンドレスベルト掛止段部を設け、一方前記エンドレスベ
ルトはゴム等の可撓性材で形成し、このエンドレスベル
トを前記■形ブロックのエンドレスベルト挿入部に挿入
してＶ形ブロックと凹凸係合させ、エンドレスベルトの
弾発力にて前記Ｖ形ブロックの掛止段部にエンドレスベ
ルトを膨出させてエンドレスベルトを■形ブロックに掛
止することを特徴としている。

〔作　用〕

これにより、エンドレスベルトの弾発力でエンドレスベ
ルトが■形ブロックの掛止段部に喰い込んで、エンドレ
スベルトに■形ブロックが掛止する。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第３図及び第４図に基づいて説明す
る。

左右一対のゴム製のエンドレスベルト３は、抗張芯材２
を内装し、その外周面３ａにＶ形ブロック係止凹部４を
幅方向に連続形成している。

Ｖ形ブロック１０は上腕１０ａと下腕１０ｂを中央の連
結部１０Ｃで傾斜して連結し、上腕１０ａと下腕１０ｂ
間にエンドレスベルト挿入部１０ｄを形成し、上腕１０
ａの内側を断面略円弧状のエンドレスベルト係止凸部１
０ｅに形成し、この係止凸部１０ｅに掛止凹部１０ｆを
係止凸部１０ｅの前面と後面でかつ左右の係止凸部１０
ｅに対称に設けている。

更に上腕１０ａと下腕１０ｂの先端両側面をＶプーリの
■溝対向面に摩擦係合する傾斜面１０ｇに形成している
。

この■形ブロック１０のエンドレスベルト挿入部１０ｄ
にエンドレスベルト３を挿入して、Ｖ形ブロック１０の
係止凸部１０ｅとエンドレスベル１１′ ト３の係止凹部４とを係合させると、Ｖ形ブロック１０
はエンドレスベルト３の長手方向に傾斜して係止される
。

そして、エンドレスベルト３の検出凹部４の幅は、■形
ブロック１０の係止凸部１０ｅの幅Ｊ、りも狭く形成し
であるので、エンドレスベルト３０弾発力により係止凹
部４の一部がＶ形ブ【］ツク１０の係止凸部１０ｅに設
けた掛止凹部１０ｆに膨出してエンドレスベルト３に■
形ブ１コック１０を掛止する。

これによりエンドレスベルト３に劣化が進行しても■形
ブロック１０の掛止凹部１０ｆに膨出した部分は劣化の
進行が遅れるから、ベル１〜の抜は止めとなって■形ブ
ロック１０とエンドレスベルト３の分離を防止できる。

― 第５図及び第６図はＶ形ブロック１０に設けた掛止凹部
の別の形状を示すもので、第５図は掛止凹部１０ｈを係
止凸部１０ｅの全周に設けたものを示し、第６図は掛止
凹部１０ｉを係止凸部１０ｅの下面に設けたものを示し
ている。

第７図乃至第９図は本発明の別の実施例を示すもので、
第７図は■形ブロック１”　Ｏの係止凸部１０ｅ下面に
設けた掛止凹部１０ｊの形状に合わばてエンドレスベル
ト１１の外周面１１ａに掛止凸部１１ｂを形成したもの
であり、第８図は第７図に示す実施例とは逆にＶ形ブロ
ック１０の係止凸部１０ｅ下面に掛止凸部１０ｋを設け
、エンドレスベルト１２の外周面１２ａに掛止凹部１２
ｂを設けたものである。

また、第９図は■形ブロック１０のエンドレスベルト挿
入部１０ｄをあり溝状に形成して、エンドレスベルト３
を挿入し、エンドレスベルト３の抜は止めを図ったもの
である。

尚、上記各実施例ではエンドレスベルトとＶ形ブロック
との凹凸係合をエンドレスベルトの外周側で行なってい
るが、エンドレスベルトの内周側で係合させてもよ（、
また、内周側と外周側の両側で係合させてもよい。

〔発明の効果〕

本発明は上記のように、■形ブロック両側のＶプーリの
Ｖ　ＦＭ対向面にＩｔｉ！擦係合する傾斜面に形成した
エンドレスベルト挿入部にエンドレスベルトを挿入して
凹凸係合し、該エンドレスベルトの長手方向にＶ形ブロ
ックを多数連続配設して用いる伝動Ｖベルトにおいて、
前記Ｖ形ブロックはエンドレスベルト係合部に更にエン
ドレスベルト掛止段部を設け、一方前記エンドレスベル
トはゴム等の可撓性材で形成し、このエンドレスベルト
を前記■形ブ【コックのエンドレスベルト挿入部に挿入
してＶ形ブロックと凹凸係合させ、エンドレスベルトの
弾発力にて前記Ｖ形ブロックの掛止段部にエンドレスベ
ルトを膨出させてエンドレスベルトをＶ形ブロックに掛
止するので、エンドレスベルトが摩擦熱や圧縮応力によ
り劣化が進行して弾発力が失われても、掛止部分の劣化
の進行が遅れるからエンドレスベルトと■形ブロックの
分離を防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は及び第２図は従来のＶ形ブロックとエンドレス
ベルトの係合状態を示し、第１図は一部メー 断面正面図、第２図は第１図のＩＦ−Ｉｔ断面図、第３
図は本発明に係る伝動■ベルトの第１実施例のＶ形ブロ
ックとエンドレスベルトの係合状態を示す一部断面正面
図、第４図はＶ形ブロックの斜６２図、第５図は掛止凹
部を係止凸部の全周に設けた■形ブロックの斜視図、第
６図は掛止凹部を係止凸部の下面に設けた■形ブロック
の斜視図、第７図は伝動■ベルトの第２実施例の■形ブ
ロックとエンドレスベルトの係合状態を示す断面側面図
、第８図は第３実施例の断面側面図、第９図は第４実施
例の断面側面図である。 ２・・・抗張芯材　　　３・・・エンドレスベルト４・
・・■形ブロック係止凹部　　　１０・・・Ｖ形ブロッ
ク　　１０ａ・・・■形ブロックの上腕　　１０ｂ・・
・Ｖ形ブロックの下腕　　１０ｃ・・・連結部１０ｄ・
・・エンドレスベルト挿入部　　１０ｅ・・・係止凸部
　　１０ｆ・・・掛止凹部　　１０ｑ・・・両側傾斜面 岸７図 壺８図 筋９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、Ｖ形ブロック両側のＶプーリのＶ溝対向面に摩擦係
   合する傾斜面に形成したエンドレスベルト挿入部にエン
   ドレスベルトを挿入して凹凸係合し、該エンドレスベル
   トの長手方向にＶ形ブロックを多数連続配設して用いる
   伝動Ｖベルトにおいて、前記Ｖ形ブロックはエンドレス
   ベルト係合部に更にエンドレスベルト掛止段部を設け、
   一方前記エンドレスベルトはゴム等の可撓性材で形成し
   、このエンドレスベルトを前記Ｖ形ブロックのエンドレ
   スベルト挿入部に挿入してＶ形ブロックと凹凸係合させ
   、エンドレスベルトの弾発力にて前記Ｖ形ブロックの掛
   止段部にエンドレスベルトを膨出させてエンドレスベル
   トをＶ形ブロックに掛止することを特徴とする伝動Ｖベ
   ルト。