JPS61101415A - 苛性アルカリ水溶液の処理方法 - Google Patents
苛性アルカリ水溶液の処理方法Info
- Publication number
- JPS61101415A JPS61101415A JP21936984A JP21936984A JPS61101415A JP S61101415 A JPS61101415 A JP S61101415A JP 21936984 A JP21936984 A JP 21936984A JP 21936984 A JP21936984 A JP 21936984A JP S61101415 A JPS61101415 A JP S61101415A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aqueous solution
- sulfur compound
- caustic alkali
- sulfur
- sodium persulfate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Removal Of Specific Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は硫黄化合物を含有する苛性アルカリ水溶液の処
理方法に関するものである。殊に食塩電解工業において
、エネルギーコストを低減する事を目的として開発され
た含硫黄被膜を有する活性陰極を用いて塩化アルカリ水
溶液を電解して得た苛性アルカリの処理方法を提供する
にある。
理方法に関するものである。殊に食塩電解工業において
、エネルギーコストを低減する事を目的として開発され
た含硫黄被膜を有する活性陰極を用いて塩化アルカリ水
溶液を電解して得た苛性アルカリの処理方法を提供する
にある。
(従来の技術)
食塩電解工業における陰極としてこれまで鉄電極が使用
されてきた。しかし近年のエネルギーコスト上昇に対応
し【、消費電力の低減のため陰極の水素過電圧を小さく
する事が不可欠となり、この目的を達成するために金属
基体上に低水素過電圧を示す触媒層を各手法により付着
した活性陰極が開発されている。
されてきた。しかし近年のエネルギーコスト上昇に対応
し【、消費電力の低減のため陰極の水素過電圧を小さく
する事が不可欠となり、この目的を達成するために金属
基体上に低水素過電圧を示す触媒層を各手法により付着
した活性陰極が開発されている。
その活性陰極の製造法としては含硫黄化合物を含むニッ
ケルメッキ浴を使用してニッケルメッキを行う方法(%
公昭25−2505号公報、同25−3470号公報、
特開昭57−114678号公報、同57−17791
34号公報、同58−9988号公報)がある。これら
の方法により作製された活性陰極は実プラント条件で鉄
電極と比較してα2v以上の小さな水素過電圧を示し、
これは電力単価を15円/ KWHとすると苛性ソーダ
1トン当たり2,000円もの電力費を節約する事が可
能となる。
ケルメッキ浴を使用してニッケルメッキを行う方法(%
公昭25−2505号公報、同25−3470号公報、
特開昭57−114678号公報、同57−17791
34号公報、同58−9988号公報)がある。これら
の方法により作製された活性陰極は実プラント条件で鉄
電極と比較してα2v以上の小さな水素過電圧を示し、
これは電力単価を15円/ KWHとすると苛性ソーダ
1トン当たり2,000円もの電力費を節約する事が可
能となる。
(当該発明が解決しようとする問題点)本発明者らはこ
れらメッキ法により作製した活性陰極は触媒層中に硫黄
化合物を取り込み、さらにこの硫黄化合物は電解中に電
極表面から常時発生する水素ガスにより還元され、酸化
数が5以下の還元性硫黄となり、苛性アルカリ水溶液中
に溶は出す事実があることを知得した。そして、この取
得された還元性硫黄を含む苛性アルカリ水溶液を例えば
廃酸の中和処理剤等に使用する場合、硫化水素ガスが発
生し、これは操作上、労働環境衛生上数多くのトラブル
を引き起こす。このため、この苛性アルカリ中の還元性
硫黄を除去するために、過酸化水素水溶液や空気の酸化
力を利用して苛性アルカリを処理する方法(%開昭54
−53697号公報)が提案されている。しかしながら
過酸化水素は高温苛性アルカリ水溶液中では極めて不安
定であるために攪拌混合しなければならず、また、空気
を使用する場合は、空気と苛性アルカリ水溶液との十分
な接触を可能とするために特別の装置を設けなければな
らないなどの欠点を有する。また、これらの処理方法に
おいては特に処理時間が長く、従って、さらに簡便で効
率の良い処理方法の開発が望まれている。本発明はこれ
らの欠点及び要望に対して満足し得る苛性アルカリ水溶
液の処理方法を提供するにある。
れらメッキ法により作製した活性陰極は触媒層中に硫黄
化合物を取り込み、さらにこの硫黄化合物は電解中に電
極表面から常時発生する水素ガスにより還元され、酸化
数が5以下の還元性硫黄となり、苛性アルカリ水溶液中
に溶は出す事実があることを知得した。そして、この取
得された還元性硫黄を含む苛性アルカリ水溶液を例えば
廃酸の中和処理剤等に使用する場合、硫化水素ガスが発
生し、これは操作上、労働環境衛生上数多くのトラブル
を引き起こす。このため、この苛性アルカリ中の還元性
硫黄を除去するために、過酸化水素水溶液や空気の酸化
力を利用して苛性アルカリを処理する方法(%開昭54
−53697号公報)が提案されている。しかしながら
過酸化水素は高温苛性アルカリ水溶液中では極めて不安
定であるために攪拌混合しなければならず、また、空気
を使用する場合は、空気と苛性アルカリ水溶液との十分
な接触を可能とするために特別の装置を設けなければな
らないなどの欠点を有する。また、これらの処理方法に
おいては特に処理時間が長く、従って、さらに簡便で効
率の良い処理方法の開発が望まれている。本発明はこれ
らの欠点及び要望に対して満足し得る苛性アルカリ水溶
液の処理方法を提供するにある。
(問題点を解決するための手段)
酸化数が5以下の還元性硫黄化合物のうち、例えば酸化
数が−2のSトイオンを過硫酸ソーダにより処理する反
応は次の化学式で示される。
数が−2のSトイオンを過硫酸ソーダにより処理する反
応は次の化学式で示される。
8”−−)−4Na、EJRqll−+−16(jH−
→9F30ニー +450+8Naoa上式から明らか
なように、反応後は苛性ソーダ中に硫酸イオンだけが残
り、この処理後の苛性ソーダを例えば廃酸の中和処理剤
等に使用する場合、硫化水素ガスなどの有害物質は発生
しない。B2−イオンを完全に硫酸イオンに変化させる
のに必要な過硫酸ソーダの量は上式より82−イオンの
4倍モル以上となる。80℃の苛性ソーダ水溶液に50
分の1の過硫酸ソーダ水溶液を攪拌しながら滴下すると
、B2−イオンはなんと10分以内に全て硫酸イオンに
変化する事実を本発明者等は知得したのである。そして
苛性ソーダ中に存在するB2−イオンの濃度(1ppm
−10,OOOppm)に応じて、その濃度に見合う過
硫酸ソーダ水溶液の濃度をy4整し、両液を混合する事
くより 62″″イオンを酸化してすべて硫酸イオンに
変化させることが可能となった。
→9F30ニー +450+8Naoa上式から明らか
なように、反応後は苛性ソーダ中に硫酸イオンだけが残
り、この処理後の苛性ソーダを例えば廃酸の中和処理剤
等に使用する場合、硫化水素ガスなどの有害物質は発生
しない。B2−イオンを完全に硫酸イオンに変化させる
のに必要な過硫酸ソーダの量は上式より82−イオンの
4倍モル以上となる。80℃の苛性ソーダ水溶液に50
分の1の過硫酸ソーダ水溶液を攪拌しながら滴下すると
、B2−イオンはなんと10分以内に全て硫酸イオンに
変化する事実を本発明者等は知得したのである。そして
苛性ソーダ中に存在するB2−イオンの濃度(1ppm
−10,OOOppm)に応じて、その濃度に見合う過
硫酸ソーダ水溶液の濃度をy4整し、両液を混合する事
くより 62″″イオンを酸化してすべて硫酸イオンに
変化させることが可能となった。
(発明の効果)
以上の説明から明らかなように本発明によれば酸化数が
5以下の硫黄化合物を含有する苛性アルカリ中に過硫酸
ソーダを4倍モル添加することにより、短時間(10分
以内)K、反応効率100チで、硫黄化合物を無害な硫
酸イオンに変換することが可能となる。
5以下の硫黄化合物を含有する苛性アルカリ中に過硫酸
ソーダを4倍モル添加することにより、短時間(10分
以内)K、反応効率100チで、硫黄化合物を無害な硫
酸イオンに変換することが可能となる。
以下実施例を示すが、本発明はこれらに限定されるもの
ではないう (実施例1及び比較例1) 100 ppmの82−イオンを含む52.596の苛
性ソーダ水溶液250MtlC4倍モルの過硫酸ソーダ
あるいは過酸化水素を含む水溶液5ゴを添加した。
ではないう (実施例1及び比較例1) 100 ppmの82−イオンを含む52.596の苛
性ソーダ水溶液250MtlC4倍モルの過硫酸ソーダ
あるいは過酸化水素を含む水溶液5ゴを添加した。
第1表に添加後2時間の残存S2−イオンの濃度。
生成した硫酸イオンの濃度、亜硫酸イオン等の濃度を示
す。第1表に示す通り過硫酸ソーダを添加すると82−
イオンは100チ硫酸イオンに変換される。一方、過酸
化水素の場合、Sトイオンは50チ程度が硫酸イオンに
変換されるが、残りは下式で示されるよ5に1中間生成
物の亜硫酸イオン等に変換されている。
す。第1表に示す通り過硫酸ソーダを添加すると82−
イオンは100チ硫酸イオンに変換される。一方、過酸
化水素の場合、Sトイオンは50チ程度が硫酸イオンに
変換されるが、残りは下式で示されるよ5に1中間生成
物の亜硫酸イオン等に変換されている。
s”−+3111zO−80,+ 5 B20この亜硫
酸イオンを含む苛性ソーダ水溶液を廃酸の中和処理剤に
使用する場合、亜硫酸ガスが発生し、これは硫化水素ガ
スと同様に操作上、労働環境衛生上、数多くのトラブル
を引き起こす。従り′cs”イオンだけでなく、この亜
硫酸イオンも硫酸イオンに変えなければならないことに
なる。
酸イオンを含む苛性ソーダ水溶液を廃酸の中和処理剤に
使用する場合、亜硫酸ガスが発生し、これは硫化水素ガ
スと同様に操作上、労働環境衛生上、数多くのトラブル
を引き起こす。従り′cs”イオンだけでなく、この亜
硫酸イオンも硫酸イオンに変えなければならないことに
なる。
そして、過酸化水素の場合、日計イオンを100チ硫酸
イオンに変換するためには、8倍モル以上を添加しなけ
ればならない事をも本発明者は確認している。
イオンに変換するためには、8倍モル以上を添加しなけ
ればならない事をも本発明者は確認している。
第1図は過硫酸ソーダあるいは過酸化水素を4倍モル添
加した時の82−イオン濃度の経時変化を示したもので
あるが、これらから明らかなように過硫酸ソーダの場合
、過酸化水素と比較して、反応の進行が速く、10分以
内に反応が完了することカリフかも
加した時の82−イオン濃度の経時変化を示したもので
あるが、これらから明らかなように過硫酸ソーダの場合
、過酸化水素と比較して、反応の進行が速く、10分以
内に反応が完了することカリフかも
第1図は過硫酸ソーダあるいは過酸化水素を4倍モル添
加した時の82−イオン濃度の経時変化を示した図であ
る。 特許出願人 東洋曹達工業株式会社 第 1 図 (pp 時間(分)
加した時の82−イオン濃度の経時変化を示した図であ
る。 特許出願人 東洋曹達工業株式会社 第 1 図 (pp 時間(分)
Claims (1)
- 酸化数が5以下の硫黄化合物を含有する苛性アルカリ水
溶液に過硫酸ソーダを添加することを特徴とする苛性ア
ルカリ水溶液の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21936984A JPS61101415A (ja) | 1984-10-20 | 1984-10-20 | 苛性アルカリ水溶液の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21936984A JPS61101415A (ja) | 1984-10-20 | 1984-10-20 | 苛性アルカリ水溶液の処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61101415A true JPS61101415A (ja) | 1986-05-20 |
Family
ID=16734333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21936984A Pending JPS61101415A (ja) | 1984-10-20 | 1984-10-20 | 苛性アルカリ水溶液の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61101415A (ja) |
-
1984
- 1984-10-20 JP JP21936984A patent/JPS61101415A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN108529714B (zh) | 光电化学反应池及其处理硫化氢废气和废水的方法 | |
CN108455680B (zh) | 一种钢铁酸洗废液绿色资源化利用方法 | |
CN103086550B (zh) | 一种利用电解处理脱硫废水的方法 | |
CN108503167B (zh) | 一种利用钢铁酸洗废液合成净水剂的方法 | |
CA1069463A (en) | Method for removing hydrogen sulfide | |
US4064022A (en) | Method of recovering metals from sludges | |
US3796645A (en) | Electrolytic rust and scale removal in alkaline solution | |
US4190508A (en) | Process for removing chalcophile elements from aqueous solutions by electrolysis | |
CA2190873A1 (en) | Halogen tin composition and electrolytic plating process | |
JPS61101415A (ja) | 苛性アルカリ水溶液の処理方法 | |
JPS60149792A (ja) | 電解によるアルカリ金属クロレ−トの製造方法 | |
GB2039862A (en) | Process for Regenerating Sulfur Dioxide Gas Scrubbing Solutions | |
JP2001300553A (ja) | シアン含有廃水の処理方法 | |
KR100545306B1 (ko) | 질산성 폐수의 전기 화학적 처리 방법 | |
JPS6279836A (ja) | 排ガス中の水銀及び水銀化合物の除去方法 | |
JPH10113678A (ja) | 硝酸イオン含有廃液の無害化処理方法及び装置 | |
JP2009028629A (ja) | 硝酸性窒素及びカルシウムイオンを含む排水の処理方法 | |
CN111450784A (zh) | 一种适用于电石渣碱性浆液的电化学处理系统及其应用 | |
JPH06182344A (ja) | 塩分、無機窒素化合物含有溶液の分解・利用方法と装置 | |
CN110790361B (zh) | 处理含硫化物废气/废水的生物电化学硫回收系统及方法 | |
JPS55104632A (en) | Treating method of waste gas containing hydrogen chloride and sulfur oxide | |
KR19980033561A (ko) | 6가 크롬과 시안이 공존하는 도금폐수의 전해처리 방법 | |
CN207903956U (zh) | 氨氮电解设备 | |
SU865828A1 (ru) | Способ очистки минерализованных вод от сероводорода | |
JP2008149309A (ja) | 重金属含有廃液の処理法 |