JPS6110025A - 水溶液の精製法 - Google Patents
水溶液の精製法Info
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- JPS6110025A JPS6110025A JP12843884A JP12843884A JPS6110025A JP S6110025 A JPS6110025 A JP S6110025A JP 12843884 A JP12843884 A JP 12843884A JP 12843884 A JP12843884 A JP 12843884A JP S6110025 A JPS6110025 A JP S6110025A
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- Japan
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- acid
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)発明の目的
〔産業上の利用分野〕
本発明はカリウムイオンおよびナトリウムイオンを含有
する水溶液よりナトリウムイオンを除去する方法、例え
ば塩化カリウム水溶液を電解して水酸化カリウム水溶液
を得る場合の原料塩化カリウム水溶液中のナトリウムイ
オンの除去、或はナトリウムイオン含有塩化カリウム水
溶液を電解して得た水酸化カリウム中のナトリウムイオ
ンの除去、その他、硫酸カリウム、硝酸カリウム、炭酸
カリウム、炭酸水素カリウム、リン酸カリウム、リン酸
水素カリウム、リン酸2水素カリウム、等のカリウ穫塩
水溶液中に含まれるナトリウムイオンの除去等に有効な
精製法に関するものである。
する水溶液よりナトリウムイオンを除去する方法、例え
ば塩化カリウム水溶液を電解して水酸化カリウム水溶液
を得る場合の原料塩化カリウム水溶液中のナトリウムイ
オンの除去、或はナトリウムイオン含有塩化カリウム水
溶液を電解して得た水酸化カリウム中のナトリウムイオ
ンの除去、その他、硫酸カリウム、硝酸カリウム、炭酸
カリウム、炭酸水素カリウム、リン酸カリウム、リン酸
水素カリウム、リン酸2水素カリウム、等のカリウ穫塩
水溶液中に含まれるナトリウムイオンの除去等に有効な
精製法に関するものである。
を電解することにより工業的lこ生産されているが、こ
れによって得た水酸化カリウム中には通常01〜0.2
1(重量%;以下同じ)程度のナトリウムが水酸化ナト
リウムの形で不純物として存在している。これは原料で
ある塩化カリウム中に塩化ナトリウムが含まれ、このナ
トリウムイオンに起因するもので、ナトリウムとカリウ
ムは同族元素であることから、電解においてほぼ同様の
挙動を示し、塩化カリウム水溶液中のナトリウムとカリ
ウムのモル比と同じモル比で電解を受けて水酸化カリウ
ム中に移行する。
れによって得た水酸化カリウム中には通常01〜0.2
1(重量%;以下同じ)程度のナトリウムが水酸化ナト
リウムの形で不純物として存在している。これは原料で
ある塩化カリウム中に塩化ナトリウムが含まれ、このナ
トリウムイオンに起因するもので、ナトリウムとカリウ
ムは同族元素であることから、電解においてほぼ同様の
挙動を示し、塩化カリウム水溶液中のナトリウムとカリ
ウムのモル比と同じモル比で電解を受けて水酸化カリウ
ム中に移行する。
工業的規模の塩化カリウム水溶液電解においては、か〜
るナトリウムイオンは通常除去されることなくそのま(
使用されているか、近年医薬分野や電子材料分野の急速
な発展に伴い、これらに利用されている水酸化カリウム
もナトリウム含有量の少いものが要求されるようになり
、これに対処することが必要となって来ている。
るナトリウムイオンは通常除去されることなくそのま(
使用されているか、近年医薬分野や電子材料分野の急速
な発展に伴い、これらに利用されている水酸化カリウム
もナトリウム含有量の少いものが要求されるようになり
、これに対処することが必要となって来ている。
塩化カリウム水溶液中からナトリウムイオンを除去する
方法としては、塩化ナトリウムと塩化カリウムの水に対
する溶解度の差を利用する再結晶法が知られており、又
水和五酸化アンチモンを用いてナトリウムイオン含有カ
リウム化合物を処理することを骨子とするカリウム化合
物の精製法が特開昭49−45891号公報に示されて
いる。
方法としては、塩化ナトリウムと塩化カリウムの水に対
する溶解度の差を利用する再結晶法が知られており、又
水和五酸化アンチモンを用いてナトリウムイオン含有カ
リウム化合物を処理することを骨子とするカリウム化合
物の精製法が特開昭49−45891号公報に示されて
いる。
上記の従来法において、再結晶法は、除去効率が悪く、
経済的ではなく、又氷程も煩雑であり、工業的規模では
到底採用し難いものである。
経済的ではなく、又氷程も煩雑であり、工業的規模では
到底採用し難いものである。
又、特開昭49−45891号公報に示されている方法
は、その中に記載の水和五酸化アンチモンのアンチモン
含有量が81−と高く、結晶性も悪く、塩化カリウム水
溶液中はもとより、その電解生成物である水酸化カリウ
ム水浴液、さらには水中においてもアンチモンの溶出が
認められる。
は、その中に記載の水和五酸化アンチモンのアンチモン
含有量が81−と高く、結晶性も悪く、塩化カリウム水
溶液中はもとより、その電解生成物である水酸化カリウ
ム水浴液、さらには水中においてもアンチモンの溶出が
認められる。
本発明者等のむ験によれば、濃度60チの水酸化カリウ
ム水浴液100部(重量部;以下同じ)に、上記特許に
示されている方法で得られた水和五酸化アンチモン20
部を加えて室温で6時間攪拌したところ、60〜110
mg//のアンチモンの溶出が認められ、塩化カリウム
水溶液中や水中においても20〜50■/lのアンチモ
ンの溶出が認められている。
ム水浴液100部(重量部;以下同じ)に、上記特許に
示されている方法で得られた水和五酸化アンチモン20
部を加えて室温で6時間攪拌したところ、60〜110
mg//のアンチモンの溶出が認められ、塩化カリウム
水溶液中や水中においても20〜50■/lのアンチモ
ンの溶出が認められている。
水酸化カリウム水溶液中の溶出アンチモンは、水酸化カ
リウムの利用に当っては不純物と考えられるため、これ
が事実上存在しないことが必要であり、この点からも上
記水和五酸化アンチモンは実用性に乏しいものである。
リウムの利用に当っては不純物と考えられるため、これ
が事実上存在しないことが必要であり、この点からも上
記水和五酸化アンチモンは実用性に乏しいものである。
本発明は、上記した電解の原料などとして使用される塩
化カリウム水溶液中のナトリウムイオン、生成水酸化カ
リウム水溶液中のナトリウムイオン、その他、各株カリ
ウム塩水溶液中のナトリウムイオンを優れた性能を有す
る五酸化アンチモンによって分離除去する方法を提供す
るもので、実質的番こナトリウムイオンを含まないカリ
ウム塩水溶液を効率よく得んとするものである。
化カリウム水溶液中のナトリウムイオン、生成水酸化カ
リウム水溶液中のナトリウムイオン、その他、各株カリ
ウム塩水溶液中のナトリウムイオンを優れた性能を有す
る五酸化アンチモンによって分離除去する方法を提供す
るもので、実質的番こナトリウムイオンを含まないカリ
ウム塩水溶液を効率よく得んとするものである。
(=) 発明の構成
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はアンチモン酸含有量62〜75チの結晶性アン
チモン酸にカリウムイオンおよびナトリウムイオン含有
水溶液を接触させてナトリウムイオンを除去する水溶液
のfiv製法である。
チモン酸にカリウムイオンおよびナトリウムイオン含有
水溶液を接触させてナトリウムイオンを除去する水溶液
のfiv製法である。
本発明に用いるアンチモン酸含有量62〜75係の結晶
性アンチモン酸は、水溶液での反応で得られた水和五酸
化アンチモンを鉱酸で熟成することによ−)て得られる
。
性アンチモン酸は、水溶液での反応で得られた水和五酸
化アンチモンを鉱酸で熟成することによ−)て得られる
。
例えは金属アンチモンを王水に溶解後、多量の水を添加
し、加水分解させる方法、五塩化アンチモンを水中に添
加し、加水分解させる方法などにより得られたものであ
るが、この様にして得た水和五酸化アンチモンは非晶質
、もしくは非常に対称性の悪い結晶であり、前記特開昭
49−45891号公報に記載の発明に使用される水和
五酸化アンチモンがこれに皺当する。
し、加水分解させる方法、五塩化アンチモンを水中に添
加し、加水分解させる方法などにより得られたものであ
るが、この様にして得た水和五酸化アンチモンは非晶質
、もしくは非常に対称性の悪い結晶であり、前記特開昭
49−45891号公報に記載の発明に使用される水和
五酸化アンチモンがこれに皺当する。
この様な水相五酸化アンチモンは、ナトリウムイオンに
対するイオン交換性を示すが水酸化カリウム水溶液、塩
化カリウム水溶液をはじめとするカリウム化合物水溶液
や水中でアンチモンが溶出することは前述の通りである
。
対するイオン交換性を示すが水酸化カリウム水溶液、塩
化カリウム水溶液をはじめとするカリウム化合物水溶液
や水中でアンチモンが溶出することは前述の通りである
。
本発明者等は、アンチモンの溶出について詳細に検討し
た結果、溶出は結晶の程度と化学組成に起因することを
見出し、更に検討の結果、水和五酸化;ンチモンを、好
ましくは酸濃度が01〜6モル/lの鉱散、又は2種以
上の鉱酸の混合物中で60℃以上、80℃以下で5時間
〜10日間維持することにより熟成し、アンチモン酸含
有量を62〜75チの範囲に調整して得た結晶性アンチ
モン酸が、塩化カリウム水溶液や水酸化カリウム水溶液
、その他のカリウム塩水溶液若しくは水中でのアンチモ
ンの溶出が1■/l以下となり、実用に供し5ることを
確認したのである。
た結果、溶出は結晶の程度と化学組成に起因することを
見出し、更に検討の結果、水和五酸化;ンチモンを、好
ましくは酸濃度が01〜6モル/lの鉱散、又は2種以
上の鉱酸の混合物中で60℃以上、80℃以下で5時間
〜10日間維持することにより熟成し、アンチモン酸含
有量を62〜75チの範囲に調整して得た結晶性アンチ
モン酸が、塩化カリウム水溶液や水酸化カリウム水溶液
、その他のカリウム塩水溶液若しくは水中でのアンチモ
ンの溶出が1■/l以下となり、実用に供し5ることを
確認したのである。
こへで云う鉱酸とは、塩酸、硝酸、硫酸、リン酸等であ
り、この熟成でアンチモン酸含有量を62〜75チの範
囲とすること屹より安定した結晶性アンチモン酸を得る
ことが出来る。
り、この熟成でアンチモン酸含有量を62〜75チの範
囲とすること屹より安定した結晶性アンチモン酸を得る
ことが出来る。
アンチモン酸含有量が62悌未満のもの、および75悌
を越えた場合には本発明t・)目的番こ合致した結晶性
アンチモン酸とはならない。
を越えた場合には本発明t・)目的番こ合致した結晶性
アンチモン酸とはならない。
本発明に使用する結晶性アンチモン酸は、アンチモンを
主体とする化合物であればスズやチタン等の他の金属を
一部含有したものであってもよく、かへる結晶性アンチ
モン酸は粉末状、顆粒状、繊維状等のいかなる形態でも
よいが、粒状物が最も好ましい。粒状物は結晶性アンチ
モン酸ケーキを粉砕し、必要とする粒径のものを篩分け
しても得られるが、使用時に破砕や粉化が生じ易いので
有機系或は無機系の結合剤を用いて造粒したものが好ま
しい。
主体とする化合物であればスズやチタン等の他の金属を
一部含有したものであってもよく、かへる結晶性アンチ
モン酸は粉末状、顆粒状、繊維状等のいかなる形態でも
よいが、粒状物が最も好ましい。粒状物は結晶性アンチ
モン酸ケーキを粉砕し、必要とする粒径のものを篩分け
しても得られるが、使用時に破砕や粉化が生じ易いので
有機系或は無機系の結合剤を用いて造粒したものが好ま
しい。
結晶性アンチモン酸に対するカリウムイオン、ナトリウ
ムイオン含有水溶液との接触方法、その他として電解用
のナトリクムイオン含有塩化カリウム水溶液について具
体的に述べれば、以下の通りである。
ムイオン含有水溶液との接触方法、その他として電解用
のナトリクムイオン含有塩化カリウム水溶液について具
体的に述べれば、以下の通りである。
先ず接触方法としては一般にバッチ法とカラム法がある
が、そのれずれの方法でもよい。
が、そのれずれの方法でもよい。
例えばバッチ法で行う場合は、不純物であるナトリウム
イオンの濃度により変動するが、通常は塩化カリウム水
溶液100部に対して、結晶性アンチモン酸を0.1〜
50部、より好ましくは0.5〜10部添加し、常温か
ら90℃の温S七 度範囲で1〜24時間攪拌することにより不粘物のナト
リウムを除去することができる。ここで攪拌は行なわな
(てもよいが、その場合は溶液の対流が悪くなるので、
処理時間を多く要することもある。溶液の温度は高いほ
どイオン交換速度が速くなるため、処理時間は少なくて
済むので好ましいが、90℃以上では、加熱に多くのエ
ネルギーを要し好ましくない。また溶液のPHであるが
、PHが高いはとナトリウムとの交換反応が促進される
ため、アルカリ性で行なうのが好ましい。
イオンの濃度により変動するが、通常は塩化カリウム水
溶液100部に対して、結晶性アンチモン酸を0.1〜
50部、より好ましくは0.5〜10部添加し、常温か
ら90℃の温S七 度範囲で1〜24時間攪拌することにより不粘物のナト
リウムを除去することができる。ここで攪拌は行なわな
(てもよいが、その場合は溶液の対流が悪くなるので、
処理時間を多く要することもある。溶液の温度は高いほ
どイオン交換速度が速くなるため、処理時間は少なくて
済むので好ましいが、90℃以上では、加熱に多くのエ
ネルギーを要し好ましくない。また溶液のPHであるが
、PHが高いはとナトリウムとの交換反応が促進される
ため、アルカリ性で行なうのが好ましい。
たyし塩化カリウム水溶液の電解により水酸化カリウム
を製造する工程では、通常すべて連続的に行なわれてい
るので、1:程中でバッチ法にて行なうのは必ずしも有
利な方法とは言いj!tい。
を製造する工程では、通常すべて連続的に行なわれてい
るので、1:程中でバッチ法にて行なうのは必ずしも有
利な方法とは言いj!tい。
このため工業的lこはカラム法で行うことがより好まし
い。結晶性アンチモン酸の粒径は望ましくは001〜5
朋、%lこ望ネしくは01〜2nのものがよい。即ち0
.01n未満では圧力(n失が太き(5mを越えると比
表面積が小さく、イオン交換速度が著(7く低下オる。
い。結晶性アンチモン酸の粒径は望ましくは001〜5
朋、%lこ望ネしくは01〜2nのものがよい。即ち0
.01n未満では圧力(n失が太き(5mを越えると比
表面積が小さく、イオン交換速度が著(7く低下オる。
体積速度は、塩化カリウム水浴液中のナトリウム濃度に
より変わるが、好ましくは0.1〜10Qhr 特に
0.5〜20hr−’がよい。Q、1hr’以下では単
位時間当りの処理量が少な(,100hr−1以上では
接触時間が短いため十分に除去し切れない。
より変わるが、好ましくは0.1〜10Qhr 特に
0.5〜20hr−’がよい。Q、1hr’以下では単
位時間当りの処理量が少な(,100hr−1以上では
接触時間が短いため十分に除去し切れない。
電解による水酸化カリウムの製造工程における塩水精製
系は、X解方法や、生成物の純度等によって異るが、一
般的には原塩溶解、硫酸根除去、アルカリ土類金属除去
、溶存塩素除去、PH調整等、多(の工程が含まれてい
る。本発゛明方法におけるす) IJウム除去の工程は
これらの1′程の内のいずれの工程間で行ってもよい。
系は、X解方法や、生成物の純度等によって異るが、一
般的には原塩溶解、硫酸根除去、アルカリ土類金属除去
、溶存塩素除去、PH調整等、多(の工程が含まれてい
る。本発゛明方法におけるす) IJウム除去の工程は
これらの1′程の内のいずれの工程間で行ってもよい。
以上により′fPI製された塩化カリウム水溶液を電解
に供する場合の電気分解方法は水銀法、イオン交換膜法
、隔膜法のいずれでもよい。
に供する場合の電気分解方法は水銀法、イオン交換膜法
、隔膜法のいずれでもよい。
本発明lこ使用する結晶性アンチモン酸が、水和五酸化
アンチモンと異なり塩化カリ水溶液などに対してアンチ
モンの溶解性を失なう理由は不明であるが、鉱酸中での
熟成により結晶性が向上し、又化学的安定性が増加する
などの理由が考えられる。
アンチモンと異なり塩化カリ水溶液などに対してアンチ
モンの溶解性を失なう理由は不明であるが、鉱酸中での
熟成により結晶性が向上し、又化学的安定性が増加する
などの理由が考えられる。
本発明者等が上記の結晶性アンチモン酸について[1,
1N水酸化カリウムを用いてそのイオン交換容量を測定
したところ、従来の水和五酸化アンチモンが1〜5me
q/I/であるのに対し、2.7〜4meq/Jlであ
り、イオン交換性に優れていることが判る。
1N水酸化カリウムを用いてそのイオン交換容量を測定
したところ、従来の水和五酸化アンチモンが1〜5me
q/I/であるのに対し、2.7〜4meq/Jlであ
り、イオン交換性に優れていることが判る。
以下に実施例、および参考例および比較参考例を掲げて
本発明を説明する。
本発明を説明する。
実施例1
金属アンチモン100部を王水750部に溶解し不溶部
分を1j別後、水4500部を添加すると水和五酸化ア
ンチモンが沈殿した。これを50℃で12時間保持(熟
成)した後、1l−1過、水洗後、100℃で10時間
乾燥した。X線(ロ)折、熱重量分析、示差熱分析によ
り、得られた生成物はsb、o。
分を1j別後、水4500部を添加すると水和五酸化ア
ンチモンが沈殿した。これを50℃で12時間保持(熟
成)した後、1l−1過、水洗後、100℃で10時間
乾燥した。X線(ロ)折、熱重量分析、示差熱分析によ
り、得られた生成物はsb、o。
4H,0(Sb含有量62%)の組成で示される結晶性
アンチモン酸であった。また0、1N水酸化カリウム溶
液でイオン交換容量を測定したところ4.1meq/9
であった。
アンチモン酸であった。また0、1N水酸化カリウム溶
液でイオン交換容量を測定したところ4.1meq/9
であった。
ナトリウムを500sy/At、塩化カリを6601/
l含有する塩化カリウム水溶液100部に上記方法で得
られた結晶性アンチモン酸(102〜200メツシエ)
を2部添加し、60℃で24時間攪拌した。結晶性アン
チモン酸をr別し、塩化カリウム水溶液中のナトリウム
濃度を測定したところ、10叩/l以下であった。
l含有する塩化カリウム水溶液100部に上記方法で得
られた結晶性アンチモン酸(102〜200メツシエ)
を2部添加し、60℃で24時間攪拌した。結晶性アン
チモン酸をr別し、塩化カリウム水溶液中のナトリウム
濃度を測定したところ、10叩/l以下であった。
実施例2
五塩化アンチモン100部を水8000部中に添加する
と水和五酸化アンチモンが沈殿した。これに塩酸を添加
し、酸濃度を5Nに調節した後、40℃で72時間熟成
した後、濾過、水洗後200℃で4時間乾燥した。実施
例と同様に分析したところ、sb、o、 tsn、o
(sb含有量68係)の組成で示される結晶性アンチモ
ン酸であり、イオン交換容量は、3.8 me q/1
/であった。これをフッ素系樹脂を結合剤とし、押し出
し造粒法で粒状物(0,5〜1■φ)とした。
と水和五酸化アンチモンが沈殿した。これに塩酸を添加
し、酸濃度を5Nに調節した後、40℃で72時間熟成
した後、濾過、水洗後200℃で4時間乾燥した。実施
例と同様に分析したところ、sb、o、 tsn、o
(sb含有量68係)の組成で示される結晶性アンチモ
ン酸であり、イオン交換容量は、3.8 me q/1
/であった。これをフッ素系樹脂を結合剤とし、押し出
し造粒法で粒状物(0,5〜1■φ)とした。
この粒状物を50露φX5001mのガラスカラムに充
てんし、カラム内温度、50℃、S t4= 5hr−
’で実施例と同じ塩化カリウム水溶液を通液したところ
ナトリウム濃度は、4 my / lとなった。
てんし、カラム内温度、50℃、S t4= 5hr−
’で実施例と同じ塩化カリウム水溶液を通液したところ
ナトリウム濃度は、4 my / lとなった。
通液倍率250倍で破過したので再生を行ない再び塩化
カリウム水溶液を通液したところ前回と同じイオン交換
容量を示した。以下吸着、再生のくり返して5回行なっ
ても機能に変化はみられなかった。
カリウム水溶液を通液したところ前回と同じイオン交換
容量を示した。以下吸着、再生のくり返して5回行なっ
ても機能に変化はみられなかった。
参考例
実施例2で得た塩化ナトリウム水溶液を用いて以下の条
件でイオン交換膜電解を実施した。
件でイオン交換膜電解を実施した。
電解槽膜 1dm’デュポン社製NAF”l0N902
09陽 極 Ti製ラう綱に負金籾コーティングしたも
の 陰 極 Fe基材の表面を活性化させたもの転した、運
転終了10日間の検電圧は6.1〜3.5■、陰極電流
効率94〜97チであった。
09陽 極 Ti製ラう綱に負金籾コーティングしたも
の 陰 極 Fe基材の表面を活性化させたもの転した、運
転終了10日間の検電圧は6.1〜3.5■、陰極電流
効率94〜97チであった。
生成KoH溶液中のナトリウム濃度は5 my / 1
またアンチモン濃度は検出限界以下であり、目的とする
低ナトリウム苛性カリウム水溶液が得られた。
またアンチモン濃度は検出限界以下であり、目的とする
低ナトリウム苛性カリウム水溶液が得られた。
比較参考例
生成KoH溶液中のナトリウム濃度は6sosy/1と
なった。
なった。
(ハ)発明の効果
以上の本発明によれば、例えば工業的な水酸化カリウム
の製造原料として使用される塩化カリウム水溶液中のナ
トリウム分を、特定のアンチモン酸含有量の結晶性アン
チモン酸を用いて接触させることにより容易かつ効率よ
く除去することが出来、これにより得た水酸化カリウム
水溶液中のナトリウム分は大巾に減少し、医薬、電子材
料等の各分野で要求されて(・る高純度水酸化カリウム
の工業的で容易な製造を可能とするものである。
の製造原料として使用される塩化カリウム水溶液中のナ
トリウム分を、特定のアンチモン酸含有量の結晶性アン
チモン酸を用いて接触させることにより容易かつ効率よ
く除去することが出来、これにより得た水酸化カリウム
水溶液中のナトリウム分は大巾に減少し、医薬、電子材
料等の各分野で要求されて(・る高純度水酸化カリウム
の工業的で容易な製造を可能とするものである。
又本発明に使用する結晶性アンチモン酸はカリウム塩水
溶液中でのアンチモンの溶出を生ずることなく、優れた
選択性をもってナトリウムイオンを除去することが出来
るもので、本発明はこの点においても優れたものである
。
溶液中でのアンチモンの溶出を生ずることなく、優れた
選択性をもってナトリウムイオンを除去することが出来
るもので、本発明はこの点においても優れたものである
。
本発明は、前記電解における原料塩化カリウム水溶液中
のナトリウムイオンの除去のみナラずナトリウムイオン
含有塩化カリウム水溶液の電解で生成した水酸化カリウ
ム中のナトリウムイオンの除去、その他、硫酸カリウム
、硝酸カリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、リ
ン酸カリウム、リン酸水素カリウム、リン酸2水素カリ
ウム等の各種カリウム塩水溶液中のナトリウムイオンの
除去に対しても充分にその威力を発揮することが出来、
利用価値大なるものである。
のナトリウムイオンの除去のみナラずナトリウムイオン
含有塩化カリウム水溶液の電解で生成した水酸化カリウ
ム中のナトリウムイオンの除去、その他、硫酸カリウム
、硝酸カリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、リ
ン酸カリウム、リン酸水素カリウム、リン酸2水素カリ
ウム等の各種カリウム塩水溶液中のナトリウムイオンの
除去に対しても充分にその威力を発揮することが出来、
利用価値大なるものである。
Claims (1)
- 1、カリウムイオンおよびナトリウムイオンを含有する
水溶液からナトリウムイオンを除去するに当り、該水溶
液をアンチモン酸含有量62〜75重量%の結晶性アン
チモン酸に接触させることを特徴とする水溶液の精製法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12843884A JPS6110025A (ja) | 1984-06-23 | 1984-06-23 | 水溶液の精製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12843884A JPS6110025A (ja) | 1984-06-23 | 1984-06-23 | 水溶液の精製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6110025A true JPS6110025A (ja) | 1986-01-17 |
JPH048373B2 JPH048373B2 (ja) | 1992-02-14 |
Family
ID=14984735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12843884A Granted JPS6110025A (ja) | 1984-06-23 | 1984-06-23 | 水溶液の精製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6110025A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02296716A (ja) * | 1987-12-02 | 1990-12-07 | Lithium Corp Of America | ブラインからのナトリウムの除去法 |
CN104661977A (zh) * | 2012-09-18 | 2015-05-27 | 旭硝子株式会社 | 玻璃强化用熔融盐、强化玻璃的制造方法及玻璃强化用熔融盐的寿命延长方法 |
CN111928518A (zh) * | 2020-08-10 | 2020-11-13 | 江苏富来尔科技发展有限公司 | 一种用于再生溴化锂溶液中钾钠离子的去除方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4830000A (ja) * | 1971-08-24 | 1973-04-20 | ||
JPS4945891A (ja) * | 1972-09-07 | 1974-05-01 |
-
1984
- 1984-06-23 JP JP12843884A patent/JPS6110025A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4830000A (ja) * | 1971-08-24 | 1973-04-20 | ||
JPS4945891A (ja) * | 1972-09-07 | 1974-05-01 |
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JPH02296716A (ja) * | 1987-12-02 | 1990-12-07 | Lithium Corp Of America | ブラインからのナトリウムの除去法 |
CN104661977A (zh) * | 2012-09-18 | 2015-05-27 | 旭硝子株式会社 | 玻璃强化用熔融盐、强化玻璃的制造方法及玻璃强化用熔融盐的寿命延长方法 |
CN111928518A (zh) * | 2020-08-10 | 2020-11-13 | 江苏富来尔科技发展有限公司 | 一种用于再生溴化锂溶液中钾钠离子的去除方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH048373B2 (ja) | 1992-02-14 |
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