JPS609641B2 - チタン酸バリウム系半導体磁器の製造方法 - Google Patents

チタン酸バリウム系半導体磁器の製造方法

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JPS609641B2
JPS609641B2 JP54054996A JP5499679A JPS609641B2 JP S609641 B2 JPS609641 B2 JP S609641B2 JP 54054996 A JP54054996 A JP 54054996A JP 5499679 A JP5499679 A JP 5499679A JP S609641 B2 JPS609641 B2 JP S609641B2
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semiconductor porcelain
barium titanate
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信雄 広居
孝之 黒田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、正の抵抗温度特性を有するチタン酸バリウム
系半導体磁器の製造方法に関する。
本発明の目的は、不純物の付着がなく、且つ均質で比抵
抗のバラッキの小さい安定した特性を有するチタン酸バ
リウム系半導体磁器の製造方法を提供するものである。
さらには、焼成後のチタン酸バリウム系半導体磁器の処
理が容易である製造方法を提供するものである。従来、
チタン酸バリウムの基本組成物にLa、Ce、Y等の稀
士類元素、Bi、Sb、Nb等のうち1種以上を添加す
る事により、正の抵抗温度簿控を有するチタン酸バリウ
ム系半導体磁器が得られる事は知られている。
またこの半導体磁器組成物の滋の一部をSrであるいは
Tiの一部をSnで置換する事により、キュリー点(1
2000)を低温側に移動させたり、Baの一部をPb
で置換する事によりキュリー点(120qo)を高温側
に移動させる事ができ、高範囲の温度で使用できる事は
周知の如くである。このチタン酸/ゞIJウム系半導体
磁器は、通常半導体磁器を構成する原料粉末を湿式混合
し、乾燥して仮嘘を行った後、仮焼物を湿式粉砕し乾燥
した粉末に有機バインダーを適量加えて造粒したものを
加圧成形し、得られた成形体を互いの主面同志が相重な
るように複数枚積み重さねたものを、1250〜140
0℃で0.現時間〜3時間焼成する事によって得られる
従釆、この製造方法において上記成形体を複数枚積み重
ねる際に、焼成後の半導体磁器の各々を剥離し易くする
ために、積み重ねられる成形体の主面上にZの2粒子等
を剥離し易い程度に蒔いて焼成していた。
しかしながら、このような方法で0は焼成後の半導体磁
器の各々を容易に剥離できるものの次のような欠点が生
じていた。‘1’ 1250qo〜1400ooの高温
焼成によりZの2粒子の一部が半導体磁器組成物と反応
したりあるいは半導体磁器主面にくし、込むように付着
し、し、夕 わゆる不純物として介在する状態となって
半導体磁器特性に悪影響を及ぼす。
■ 焼成後の半導体磁器主面に散在するZr02粒子を
除去する必要があり、またこの際の作業性が悪いo{3
’ 積み重ねられた成形体において、各々の成形体間の
空間が微々たるものであるため、焼成時における成形体
の側面と主面に対する熱の伝導が不均一であり、その結
果不均質な半導体磁器が得られ、室温での比抵抗のバラ
ッキに結びつき安定した特性が得られない。
本発明の製造方法はかかる欠点を解消するもので「チタ
ン酸バリウム系半導体磁器原料を緑式混合し、乾燥して
仮競を行った後t粉砕、加圧成形して作製される成形体
を該成形体の主面同志が相重なるように複数牧積み重ね
て焼成する製造方法において、該成形体主面間‘こ波型
嬢結体を介して該成形体と該波型焼結体とが交互に配置
するように積み重ねた後、焼成する事を特徴とするもの
である。
本発明の製造方法によれば「従来のような不純物の半導
体磁器への付着問題を一切考慮する必要がなく、且つ積
み重ねられる各々の成形体間に波型暁結体が設けられて
いるので均一に焼成させるに十分な空間ができト焼成時
にその空間を通しても熱が伝わるために得られる半導体
磁器は均質なものであり、また比抵抗のバラッキも極小
となる。
さらには焼成後の半導体磁器と波型競結体との接触面積
が十分に小さいので、半導体磁器を波型競給体から剥離
する場合でも容易にでき、従来の如き余分な作業もなく
なり、効率的である。以下、本発明につき実施例をあげ
説明する。実施例 1市販の工業用原料BaC03、T
i02、Si02、NQ05、Mn02を出発原料とし
て母C031モル、Ti。
21モル、Si。
22.4モル%、NQ050.11モル%、Mm020
.07モル%の組成に配合したものをボールミルで2岬
時間湿式混合した後乾燥し、110000で2時間仮擁
する。
仮嬢した原料をさらにボールミルで湿式粉砕して乾燥さ
せる。その後適量の有機バインダーを加え造粒し、10
00k9′鮒の圧力で直径17側、肉厚3.5肋の円板
に成形する。このようにして得られた成形体の複数枚を
ジルコニァ板の上に成形体の主面同志が相重なるように
して積み重ねる。この時積み重ねられる各々の成形体の
主面間にこの成形体を構成する組成と同組成から作製さ
れた波型凝結体を設ける。図はこの時の成形体と波型焼
給体の配置状態を示すものである。図において、1は成
形体、2は波型焼結体であり、互いは交互に積み重ねら
れている。3はジルコニア板である。
このような配置方法で成形体1の女を積み重ねた後、1
350qo、1時間バッチ式焼成炉にて焼成して半導体
磁器を作製した。得られた半導体磁器はカミソリ等を使
用して容易に波型競結体から剥離する事ができ、また剥
離された半導体磁器の主面には何の異常も認められなか
った。このようにして得られた半導体磁器の両面に金属
溶射法により山電極を付与し、25q0における比抵抗
を測定した。その結果比抵抗は1070‘伽(n=10
の平均値)であり、n比抵抗のバラッキの目安として平
方和をS= .Z (Xi−×)2(但しn=1=1
−−1
0)式で求めた結果、145であった。ここで、Xはn
こ10の比抵抗の平均値「Xiは各々の比抵抗である。
比較例 1 上記実施例1のうち成形体を積み重ねる際に互いに接触
する主面の一方に粒蚤150仏のZr02粒子を蒔き、
全体として成形体主面間にZr02粒子が介在するよう
に成形体を1の女積み重ねる。
他はすべて実施例1と同機にして半導体磁器を作製した
。得られた半導体磁器の両王面にはZの2粒子の一部が
〈し、込むように付着し、いわゆる不純物として存在し
ていた。また、これらの半導体磁器の比抵抗は実施例1
と同方法で測定された。その結果、比抵抗は1050・
弧(n=10の平均値)であり、この時の平方和は74
6であった。実施例 2 出発原料として鱗CQ、SrC03、Ti02、Si0
2、Nb2Q、Mn02を用い、母C03、0.8モル
、SrC。
30.2モル、Ti021モル、Si。
22.4モル%、NQ050.11モル%、Mn020
.07モル%の組成で配分し、他は実施例1と同方法で
半導体磁器を作製した。
得られた半導体磁器は容易に波型競結体から剥離され、
処理が簡単で且つ半導体磁器主面にも異常は認められな
かった。これらの半導体磁器の比抵抗は実施例1と同方
法で測定された。その結果、比抵抗は960・伽(n=
10の平均値)であり、この時の平方和は103であっ
た。比較例 2 実施例2のうち成形体を積み重ねる際に互いに接触する
主面の一方に粒径150仏のZの2粒子を蒔き、全体と
して成形体主面間にZr02粒子が介在するように成形
体をlq父積み重ねる。
他はすべて実施例2と同方法で半導体磁器を作製した。
得られた半導体磁器の両主面にはやはりZrQ粒子の一
部がくし、込むように付着し、均質性に欠けていた。こ
れらの半導体磁器の比抵抗は実施例1と同方法で測定さ
れた。その結果、比抵抗は910・弧(n=10の平均
値)であり、この時の平方和は562であった。実施例
3 出発原料としてBaC03、Pb○、Ti02、Si0
2、NQ05、Mn02を用い、BaC030.8モル
、Pb00.2モル、Ti021モル、Si。
22.4モル%、Nb2050.15モル%、Mn02
0.07モル%の組成で配合し、実施例1と同方法で作
製し配燈した成形体群を1270oo、1時間で焼成し
て半導体磁器を作製した。
得られた半導体磁機i和;は実施例1及び2の場合と同
様に何の娘′firも認められず、均質であった。また
、波側畑紬体からも簡単に剥離でき、作業性が良かつ′
で これらの半導体磁器の比抵抗は実施例1と同ハ法で
測定された。その結果比抵抗は2710・伽(n=10
の平均値)であり、平方和は304であった。比較例
3 実施例3のうち成形体を積み重ねる際に互いに接触する
主面の一方に粒径150仏のZの2粒子を蒔き、全体と
して成形体主面間にZr02粒子が介在するように成形
体1の女を積み重ねる。
他はすべて実施例3と同様にして半導体磁器を作製した
。得られた半導体磁器主面の状態は比較例1及び2と同
様であった。これらの半導体磁器の比抵抗は実施例1と
同方法で測定された。その結果、比抵抗は2630・肌
(n=10の平均値)であり、平方和は1520であっ
た。以上記述した事から明らかなように、比較例1、2
及び3で示したような従来の方法の場合、得られる各々
の半導体磁器の主面に散在したZrQ粒子を除去する必
要があり、またこの場合の作業性も悪い。
その上Zr02粒子の一部は除去できずに半導体磁器に
〈し、込むように付着しており、いわゆる均質な半導体
磁器は得られない。さらには25o0での比抵抗のバラ
ツキが大きく、安定した抵抗値を有する半導体磁器が得
られない。これに対し、実施例1、2及び3で示した本
発明の製造方法で得られた半導体磁器はいずれも波型焼
結体から容易に剥離でき作業効率が良く、また成形体と
波型凝結体とは同組成のものから作製されるので半導体
磁器も均質なものである。さらに25℃での比抵抗のバ
ラッキが4・さく、歩留りを向上させる率ができる。こ
のほか本発明の製造方法において使用した波型焼結体は
多数回の焼成に利用できるという利点を有する。以上の
ように本発明は均質で且つ焼成後の処理が容易であり、
さらには室温での比抵抗のバラッキが小さく、安定した
特性を有するチタン酸バリウム系半導体磁器の製造方法
を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の製造方法において成形体と波型暁結体との
配置状態を示す説明図である。 1・・・・・・成形体、2・・・・・・波型焼縞体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 チタン酸バリウム系半導体磁器原料を湿式混合し、
    乾燥して仮焼を行った後、粉砕、加圧成形して作製され
    る成形体を該成形体の主面同志が相重なるように複数枚
    積み重ねて焼成する製造方法において、該成形体主面間
    に波型焼結体を介して該成形体と該波型焼結体とが交互
    に配置するように積み重ねた後、焼成する事を特徴とす
    るチタン酸バリウム系半導体磁器の製造方法。 2 成形体と波型焼結体とは、同組成のチタン酸バリウ
    ム系半導体磁器原料から作製される事を特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のチタン酸バリウム系半導体磁器
    の製造方法。
JP54054996A 1979-05-04 1979-05-04 チタン酸バリウム系半導体磁器の製造方法 Expired JPS609641B2 (ja)

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