JPS6096166A - 磁石直流電動機

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】本発明は、固定子ヨークの内面にとりつけられた永久磁
石の先端に磁極片をとりつけて構成した永久磁石界磁を
有し、かつ・ξルス幅変調制御にて駆動される磁石直流
電動機に関する。

従来、ＰＷＭ（−ξルス幅変調）電源にて駆動される電
動機の磁極片部にはＰＷＭ電源の高周波リッジルミ流の
影響により渦電流損が発生するため、直流リアクトルを
使用してリッジルミ流値を減少させ、磁極片材質として
低損失の積層コアを使用していた。

また、磁極片の形状によってはリッジルミ流により積層
コアが振動するため、電動機、１騒音が問題となってい
る。

ここにおいて本発明は、従来装置の難点を克服し、永久
磁石の先端にとりつける磁極片を鉄粉と樹脂を混合した
後プレス成形した軟質磁性材料で構成した磁石直流電動
機を提供することを、その目的とする。

ところで、鉄粉を樹脂と混合した後プレス成形した軟質
磁性材料からなる圧粉鉄心は、従来から技術的圧は確立
されていたが、焼結軟磁性材料と比較して高周波特性は
良いけれども、磁化特性が悪く、飽和磁束密度（８，０
００〜ｉｏ　、ｏｏ　ｏガウス）も低い等の欠点を有す
るため、実用化されていた（〜。

しかし本発明者は、この圧粉鉄心をトランジスタＰＷＭ
制御方式にて駆動される電動機の磁極片に限定すれば、
特性上問題もなく使用できることを考究し得た。

本発明の一実施例の上半分の固定子を断面で表わした正
面図を第１図に示す。

固定子ヨーク１の内面に薄形永久磁石２をとりつけ、そ
の永久磁石２の先端に、鉄粉と樹脂を混合した後プレス
成形した軟質磁性材料からなる磁極片３を固着させて、
永久磁石界磁極を構成する。

第１図におけるｘ　−ｘ’線忙沿５側断面図を第２図に
表わす。

つまり磁極片３は、第１図、第２図に示すような特殊形
状のプレス成形品とする。

かくして本発明によれば、次のような効果が得られる。

■　ｐｗＭ　Ｎ源による渦電流損を従来の鉄、焼結の材
質に比較して１／１０程度に減少できる。

■　一体成形品のためＰＷＭ電源による騒音が減少する
。

■　直流リアクトルを使用しなくともよいため、制御装
置が安価になる。

■　電機子スロツＨＣより磁極片表面に発生する表面損
が減少する。

■　磁極片に発生する渦電流が小さいため、高周波での
電機子インダクタンスの減少率が少なく、従って電流リ
ップルも小さくなる。

しかして、以上の効果の実測例として２００Ｗの電動機
を２ＫＨｚのＰＷＭ電源にて駆動した場合、従来に比べ
電動機全損失か約３５％減少する。工業的に益するとこ
ろが大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の上半分の断面を表わした正
面図、第２図は第１図のｘ−ｘ’線に沿う断面を示す側
面図である。１・・・固定子ヨーク、２・・・永久磁石、３・・・磁
極片。出願人代理人　猪　股　清

【特許請求の範囲】