JPS6095599A - 時間軸圧縮伸張装置 - Google Patents

時間軸圧縮伸張装置

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JPS6095599A
JPS6095599A JP58204175A JP20417583A JPS6095599A JP S6095599 A JPS6095599 A JP S6095599A JP 58204175 A JP58204175 A JP 58204175A JP 20417583 A JP20417583 A JP 20417583A JP S6095599 A JPS6095599 A JP S6095599A
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JP58204175A
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修 浜田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばオーディオ信号のピッチ変換装置等に
用いられる時間軸圧縮伸張装置に関し、特に、RAM(
ランダムアクセスメモリ)等のディジタルメモリを遅延
要素として用いてディジクル入力信号を時間軸圧縮ある
いは伸張して出力する時間軸圧縮伸張装置に関する。
〔背景技術とその問題点〕
一般に、RAM等のディジタルメモリを用いてディジタ
ル信号を時間軸圧縮伸張処理する際には、入力ディジタ
ル信号を通常そのサンプリング周波数fsに等しい周波
数の書き込みクロックにて上記RAM等に書き込み、こ
の書き込みクロックとは異なる周波数fRの読み出しク
ロックにて上記RAMより読み出すようにしている。こ
のときの書き込みクロック周波数fsと読み出しクロッ
ク周波数fRとの比率p=fR/fsが圧縮伸張率ある
いはピッチ変換比率に対応し、p>1のとき、すなわち
fR>fSのとき時間軸圧縮(ピッチ上昇)が、また、
I)<1のとき、すなわちfR<fsのとき時間軸伸張
(ピッチ下降)が行なわれる。
ところで、このような時間軸圧縮伸張装置をオ−ディオ
信号のピッチ変換装置に用いる場合に、例えばサンプリ
ング周波数fSが約44kHz程度の入力ディジタルオ
ーディオ信号のピッチ(音程)を上下それぞれ1オクタ
ーブの範囲で変換しようとすると、上記読み出しクロッ
ク周波数fRを約22kH2〜約38kHzの範囲で変
化させることが必要となる。
このような広範囲にわたって読み出しクロックが変化す
ると、読み出されたディジタル信号をD/Af換(ディ
ジクル/アナログ変換)したり他のディジタル機器等に
伝送する場合等に問題が生ずる。すなわち、例えばD/
A変換出力側のLPF(ローパスフィルタ)としては、
上記ピッチを1オクターブ下げた場合のクロック周波数
が約22kHzであるから有効信号帯域の約I Q k
Hz 程度を通過させるように設計しておくことが必要
とされ、標準ピッチ出力時(約44kHzクロツク)等
には情報欠損が生ずる。また、D/A変換器としては、
上記ピッチを1オクターブ上げた場合のクロック周波数
約33kHzにて動作可能な高速のものが要求される。
さらに、このようにクロック周波数が変動するディジタ
ル信号を他のディジクル機器に送る場合のインターフェ
ースが面倒となる。
〔発明の目的〕
本発明は、上述の実情に鑑み、ピッチ変換後のディジク
ル出力信号のクロックの周波数を一定とすることにより
、D/A変換が一定クロック周波数で行なえ、L’PF
の遮断周波数を一定に保ったまま情報欠損を最小にでき
、他のディジタル機器等とのインターフェースも容易な
時間軸圧縮伸張装置の提供を目的とする。
〔発明の概要] すなわち、本発明に係る時間軸圧縮伸張装置の特徴は、
ディジタルサンプルデータのサンプリング周期Tsのク
ロックに応じてカウント動作する書き込みアドレスカウ
ンタと、この書き込みアドレスに応じて上記ディジタル
サンプルデータが順次書き込まれるディジクルメモリと
、時間軸圧縮伸張率に応じて一定時間当りの増分が定ま
る加算−3− ・ 手段と、この加算手段からの出力の上位部分に応じて上
記ディジタルメモリからの読み出しアドレスを決定し、
下位部分に応じて上記ディジクルメモリから読み出され
たデータに対する補間距離を決定して、上記サンプリン
グ周期Ts毎に時間軸圧縮伸張された信号に対応する補
間データを出力する補間手段とを備えて成ることである
〔実施例〕
第1図は本発明に係る時間軸圧縮伸張装置の一実施例を
示すブロック回路図である。
この第1図において、入力端子1には、時間軸圧縮伸張
処理、例えばピッチ変換しようとするオーティオ信号が
アナログ信号の形態で供給されている。この入力アナロ
グオーディオ信号は、アンエ チヂリアシング用のLPF(ローパスフィルタ)2を介
し、A/D変換器(アナログ/ディジクル変換器)3に
より一定サンブリンク周期Ts 、すなイつちサンブリ
ンク周波数fS(−1/Ts )が一定の例えば44.
1kHzのディジタル信号に変換され、RA M (ラ
ンダムアクセスメモリ)4に供4− 給される。このRAM4は、ディジタルサンプルデータ
の例えば1024ワードを記憶可能な容量を有し、マル
チプレクサ5からの10ビツトアドレスAO〜A9によ
り指定されたワードに対して、データの書き込みや読み
出しが行なわれる。
RAM4に対する書き込み動作については、クロック入
力端子6からの上記一定サンプリング周期TS(周波数
fs’=l/Ts)のクロックパルスを書き込みパルス
WCPとしてRAM4に供給するとともに、このクロッ
クパルスを書き込みアドレスカウンタとなる10ビツト
カウンタ7に送って計数し、この計数値をマルチプレク
サ5を介して書き込みアドレスWAとしてRAM4に供
給することにより行なっている。
また、RAM4に対する読み出し動作については、次の
ようにして行なっている。すなわち、先ずクロック入力
端子8に上記サンプリング周波数jSの整数倍、例えば
2倍の周波数2 fs (周期Ts/2)の高速クロッ
クパルスHCPを供給し、この高速クロックパルスHC
Pにより、時間軸圧線伸張率、すなわちピッチ変換比率
pに応じて定まる加数Kを累積加算する。この累積加算
は、例えばレジスタ9及びディジクル加算器10により
行なわれ、加算器10からの加算出力をレジスタ9で一
時的に保持し、このレジスタ9からの出力と上記加数に
とを加算器10でディジタル加算することにより累積的
な加算が行なわれる。そして、加算器10からのキャリ
ーパルスを読み出しパルスR,CPとしてRAM4に供
給するとともに、このキャリーパルスを読み出しアドレ
スカウンタとなる10ビツトカウンク12に送って計数
し、この計数値をマルチプレクサ5を介して読み出しア
ドレスR,AとしてRAM4に供給することにより、R
AM4からのデータ読み出しを行なっている。
ここで、レジスタ9及び加算器10による累積加算動作
とキャリーパルス(読み出しパルスRCP)の発生につ
いて、第2図を参照しながら説明する。先ず、加算器1
0の加算範囲を0〜N−1とするとき、加算結果がN以
上となるとキャリーパルスを発生してNを減じた値を加
算出力Σとして出力する。例えば第2図においては、加
数KをN/2よりやや小さい値としており、高速クロッ
クパルスHCPの入力に応じて順次Kが累積加算されて
いる。ここで高速クロックパルスHCPは、前述したよ
うに前記サンプリング周波数fS(周期Ts )の整数
倍、例えば2倍の周波数2fS を有しており、このパ
ルスHCPの周期はTS/2となっている。そして、レ
ジスタ9が初期値0のときの時刻tlにおいてパルスH
CPが入力されると、被加数0に加数Kが加算されるか
ら、加算出力ΣはKとなる。この加算出力Σ(−K)は
レジスタ9に送られて、次のパルスHCP入力時(時刻
t2)の被加数となる。したがって、時刻t2において
は被加数Kに加数Kが加算され、加算出力Σは2にとな
る。次の時刻t3においては、被加数が2にとなり、こ
れに加数Kが加算されるわけであるが、このときの和(
加算結果)3Kが上記N以上であるため、加算器10は
キャリーパルス(読み出しパルスRCP)を出力し、上
記和よりN減じた値3に−Nを加算出力Σとする。以下
同様に7− して、加算結果がN以上となるときにキャリーパルス(
読み出しパルスRCP)が出力され、またこのときNが
減じられることにより加算出力Σは常に0〜N−1の範
囲内の値となっている。これはいわゆるNを法とする(
modNの)加算である。
このようにして得られたキャリーパルスすなわち読み出
しパルスR,CPに応じて、第1図のRAM4より順次
データが読み出され、補間器13に送られる。この補間
器13には、補間位置あるいは補間距離データとして上
記加算器10からの加算出力Σが供給されている。補間
器13は、上記RAM4から読み出されたデータに応じ
て補間処理を行ない、元のサンプリング周波数jS(周
期Ts)に対応する例えば44.1kHzのタイミング
で補間データを出力し、D/A変換器(ディジタル/ア
ナログ変換器)14にてアナログ信号に変換シ、LPF
(ローパスフィルタ)15を介して、出力端子16より
時間軸圧縮伸張すなわちピッチ変換されたアナログオー
ディオ信号が取り出される。
8− ここで、補間器13においては、RAM4から読み出さ
れたサンプリングデータと上記補間距離テークとなる加
算データΣとに基いて、上記時間軸圧縮伸張率であるピ
ッチ変換比pにて変換された周期Ts毎に得られるデー
タ列を算出するような補間処理が行なわれる。この補間
処理の一具体例について、第3図を参照しながら説明す
る。
第3図Aは、元のピッチ変換前の入力オーディオ信号波
形を、また、第3図Bはピッチ変換後の出力オーディオ
信号波形を、それぞれ示し、これらの第3図A、Hの波
形上の黒丸は、RAM4に記憶されるサンプルデータX
l、 X2 、 Xa 、・・・を示している。すなわ
ち、第3図Aの入力信号波形においては、上記サンプル
データ列(黒丸)はサンプリング周期Ts毎に得られ、
この信号を時間軸圧縮伸張率であるピッチ変換比pで変
換した第3図Bの信号波形上では、これらのサンプルデ
ータxl。
X2.Xa、・・・の間隔はTs/pとなっている。そ
して、この第3図Bの波形上で、元のサンプリング周期
Ts毎にサンプルしたデータ(図中白丸、以下補間デー
タy1.y2.y3.・・・という。)を、上記サンプ
ルデータXl、 X2 、 X3.・・・に基く補間計
算により得るようにしている。
例えば、第4図に示す任意の補間データy。をいわゆる
3次補間により計算する場合に、この補間テークynの
直前の基準となるサンプルテークXn からの距離(補
間距離)dにより、上記補間データynは、 yn−a3d3+a2d2+ald十ao ・・・・・
・・・・・・・・・・■と表せる。ここで各係数a3.
 a2. at、 aQは、第4図の補間テーク yn
の前後のそれぞれ2個ずつのサンプルテークXn−1,
Xn 、 Xn++ 、 xn+2に対して成立する4
元連立方程式 を解くことによってめることができ、 8゜−−!−Xn+1−ア。+IX、1−02 となる。この0式により得られた各係数a(y−83を
上記0式に代入して、補間データy。を算出するわけで
ある。
ところで、上記補間距離dは、上記加算器10からの加
算出力データΣに応じて容易にめることができる。すな
わち、前述のようにNを法としKを加数とする累積加算
を行なう場合に、周期Ts毎ζこ2Kが加算されること
により、この2Kが補間データ列の間隔(あるいはデー
タ周期)に対応し、またNに達する毎にRAM4を読み
出すためのキャリーパルスが出力されることにより、上
記Nが元のサンプルデータ列の間隔(データ周期)に対
応することになる。従って、サンプルデータからの上記
補間距離dは、キャリーパルス出力直後の加算出力テー
クΣを上記Nで除算していわゆる正規化することにより
、 d=Σ/N ・・・・・・・由・・・・・■として表す
ことができる。また、元の入力信号の周期Tsのサンプ
ルデータ列が、ピッチ変換後に時間軸圧縮伸張率あるい
はピッチ変換比pは、K p−丁 ・・・・・・・・・・・・・・・■となる。こ
れは、時間Tsの間、すなわち上記書き込みパルスWC
Pが1個出力される間に、上記キャリーパルス(読み出
しパルスRCP)が平均2に 耶「個出力されることからも明らかである。そして、例
えば加算器10に10ビツト加算器を用いて上記Nを1
024とする場合には、K=512のときピッチ変換比
率pは■で入出力周波数が等しくなり、K=256とす
ればピッチ変換比率pが0.5となって1オクターブ下
に変換され、またに=1023とすればピッチ変換比率
pは約2となり、約1オクターブ上にピッチ変換される
ことになる。
次に第5図は、上記補間器13の具体的な構成例を示し
、上記RAM4から読み出されたデータを4倍のオーバ
ーサンプリング回路21を介して3次補間回路22に供
給している。4倍のオーバーサンプリング回路21は、
それぞれが2倍のオーバーサンプリング回路となる例え
ば64次FIRフィルタ23及び16次FIIRフィル
タ24を直列接続して構成しており、これらのFIR(
有限インパルス応答)フィルタによるオーバーサンプリ
ング処理については後述する。そして、4倍のオーバー
サンプリング回路21からは、第6図に示すように上記
サンプルテークのうちの任意の隣り合うテークXn、 
Xn++間を4等分した各時点におけるデータが出力さ
れ、これらを順次xn(o+ (=xn)、xn(す、
 Xn(21,Xn(31とする。ここで、第6図にオ
イては、説明を簡略化するために元のサンプルデータ列
の間隔(横軸方向の距離)をNと表示しており、データ
X、 (−xn(ol)の横軸方向の位置を0とすると
き、オーバーサンプリングにより得ら6図における補間
データyn の補間距離は上記加算出力テ゛−夕Σその
ものとなる。このとき、3次補間回路22に供給すべき
補間距離δは、上記オーバーサンプリングにより得られ
た各データXn(01゜Xn(+) 、 Xn(zl 
、 Xn(31等のうちの上記補間データ ynの直前
のデータ、例えば第6図のデータX n(21からの距
離となる。これは、上記加算出力Σを示す何ビットかの
ディジタルデータの上位2ビツトを省略(あるいは無視
)することにより、容易にオーバーサンプリング後の補
間距離δを得ることができる。
次に、FIRフィルタによるオーバーサンプリング処理
動作について説明する。これは、一般にサンプリング周
波数がfsのディジタル信号は、第7図に示すような周
波数スペクトラムを有していることを考慮し、中ノb周
波数がfs、3 fs 。
・・・のようにfSの奇数倍となる周波数帯域成分を抑
圧し、中心周波数が0 、2fs、 4fs、・・・の
ようにfSの偶数倍となる周波数帯域成分(第7図斜線
部)のみを取り出すことにより、2倍のサンブリンク周
波数2fsのディジクル信号を得ることができる。そし
て、一般の例えばN次のFIJ有限インパルス応答)フ
ィルタは、第8図に示すように、N個の遅延要素Z−1
と、N+1個の係数乗算器kO〜kNと、N個の加算器
とにより構成され、第9図に示すようなレスポンス特性
を有するから、上記オーバーサンプリング処理を実現で
きる。
なお、ピッチ変換比率pが1より大きい場合(ピッチを
上昇させる場合)には、信号周波数帯域が上方に広がり
、上記補間処理時に周波数fSの補間データ列を得よう
とするときの再サンプリングにより、折り返し雑音を発
生することがある。
これを避けるためには、上記オーバーサンプリング回路
21を構成するFIRフィルタの遮断周波数がfS/2
以下となるように、上記変換比率pに合わせてフィルタ
係数を制御すればよい。
15− さらに、第1図に示す時間軸圧縮伸張装置は、入出力側
にそれぞれA/D変換器3やD/A変換器14等を設け
て、アナログ信号の形態で入出力を行なうようにしてい
るが、RAM4の入力端子17から補間器13の出力端
子18までの構成を用いて、ディジクル信号の形態で入
出力を行なうようにしてもよいことは勿論である。
ところで、一般にRAM等のメモリを用いてピッチ変換
する場合、すなわち、書き込みクロック周波数fSと異
なる周波数fRのクロックで読み出す場合に、読み出さ
れるデータ内容の時間的順序が乱れ、信号波形が不連続
となる部分が存在する。これは、上記R,AMのアドレ
ス空間を第10図の円周のようなループにて表現すると
き、書き込みアドレスWAは上記周波数fsの書き込み
クロックに応じて図中矢印方向に移動し、読み出しアド
レスR,Aは上記周波数fRの読み出しクロッ蓬 アドレスWA、RAの移動速度の薄いとなって表16− われるから、これらのアドレスWA、R,Aの一方が他
方に追い付き追い越す時点で、読み出されるデータ内容
の時間的順序が不連続となる。これは、読み出しが周期
的に行な、われない場合であっても、すなわち、一定時
間内の平均読み出し回数が同時間内の書き込み回数と異
なる上記実施例の場合であっても、同様に生ずることで
ある。この実施例の場合には、読み出しクロック周波数
fRが実質そこで、上記RAMを2組用い、これらのR
AMから読み出されるデータ内容の各不連続点が互いに
異なるタイミングで表われるように設定し、一方のRA
M読み出しデータ内容の少なくとも上記不連続点近傍を
、他方のRAM読み出しデータで置換するように各読み
出しデータを交互に切換えることが行なわれており、こ
の場合の切換えは、一方のレベルが徐々に下降し他方の
レベルが徐々に上昇するような、いわゆるクロスフェー
ド操作により行なっている。
すなわち、前述したような第1図の構成の時間軸圧縮伸
張装置を用いてオーディオ信号のピッチ変換装置を構成
する場合ζこは、第11図に示すような構成とすること
が奸才しい。この第11図において、各時間軸圧縮伸張
装置30a、30bがそれぞれ第1図の装置全体に対応
し、各入力端子la、ibが第1図の入力端子1ζこ、
各出力端子16a、16bが第1図の出力端子16にそ
れぞれ対応する。そして、各装置30a、30bの各出
力端子16.a、16bからの出力を、それぞれ可変減
衰器33a、33bを介して信号加算器(あるいは混合
器)34で加算混合することにより、上述したいわゆる
クロスフェード操作を行なっている。
ところで、このようなりロスフェード操作を行なう際に
、本件出願人が先に特願昭58−113955号におい
て提案したように、各装置30a。
30bからの信号の位相が一致した時点で切換えを行な
うことが、信号波形の連続性を保ち、接続点でのノイズ
や異常音発生等を防止する上で好ましい。
なお、この第11図のシステムにおいては、入力端子3
1に供給されたアナログ信号を各時間軸圧縮伸張装置3
0a、30bの各入力端子1a。
1bに供給し、信号加算器34からのアナロク出力信号
を出力端子32を介して取り出しているが、入力端子3
1側にLPF及びA/D変換器を、また出力端子32側
にD/A変換器及びL P Fをそれぞれ配設すること
により、各時間軸圧縮伸張装置30a、30b内にそれ
ぞれ設けられる前記LPF2、A/D変換器3や、D/
A変換器14やLPFl 5を省略した第1図の端子1
7がら端子18までの構成を用いることができる。ただ
し、この場合の減衰器33a、33bや加算器34は、
それぞれディジクル減衰器やディジクル加算器となる。
次に、第12図はステレオオーディオ信号のピッチ変換
に本発明に係る時間軸圧縮伸張装置を適用した一例を示
し、ステレオ左右チャンネルのうちの一方のチャンネル
、すなわち左チャンネルの構成のみを具体的に示し、他
方のチャンネル、すなわち右チャンネルの構成は左チャ
ンネルと同様であるため回路ブロック100にて表示し
て図示を省略している。
この第12図において、入力端子41にはステレオオー
ディオ信号の左チヤンネル成分がアナログ信号の形態で
供給されている。この入力端子41からのアナログ信号
は、アンチェリアシング用のLPF(ローパスフィルタ
)42、A/D変換器43によりサンプリング周波数f
Sが一定、例えば44.1kHzのディジタル信号に変
換されて、ディジクルHPF(バイパスフィルタ) 4
4 Hl及びディジタルLPF44Lにそれぞれ送られ
る。
これらのHPF44HやLpF44Lは、例えば2次の
I IR(無限インパルス応答)フィルタにて構成され
、入力信号を例えば1kHzを境として高域成分と低域
成分とに分割する。HPF44Hからのディジタル信号
は、入力端子17Ha を介して時間軸圧縮伸張装置4
QHaに、また入力端子17Hbを介して時間軸圧縮伸
張装置4QHbに、それぞれ送られる。これらの時間軸
圧縮伸張装置4QHa、4QHbは、例えば前述した第
1図の構成におけるR、AM4の入力端子17から補間
器13の出力端子18までの回路構成を用いればよく、
第1図の端子17が各端子17Ha、17HbK、、ま
た端子18が各端子18 Ha 、 18Hbにそれぞ
れ対応する。ただし、第1図のRAM4の書き込み、読
み出し制御系や補間器13の補間距離計算部等は、第1
2図の制御回路系45H内に設けられており、この制御
回路系45I]からの制御データに応じて、可変遅延手
段としてのRA M 4 Ha 、 4 Hbの書き込
み、読ミ出1.制?fll、及び補間器13 Ha 、
i 3Hbにおける補間処理等が行なわれて、上記サン
プリング周波数fs(例えば44,1kHz)のディジ
タル信号となって出力される。そして、これらの時間軸
圧縮伸張回路40Ha 、40Hbの各出力端子18H
a、18Hbからのディジタル出力信号は、前述したク
ロスフェード操作を行なうための可変係数乗算器46H
a、46Hbを介してディジクル信号加算器47Hに送
られる。
ここで、LPF44Lの出力端から加算器47Lまでの
低域側構成は、上述したHPF44Hの出力端から加算
器47Hまでの高域側構成と同様であるため、図中のそ
れぞれ対応する部分に同じ参照番号を用い添附文字[H
Jをr L Jに変えて示している。
ただし、可変遅延手段としてのRAMζこよる遅延量が
高域側と低域側とで異なっており、高域側O,)R,A
M 4 Ha 、 4 Hbについては例えば5〜10
mgecの比較的小さな遅延量とし、低域側のRAM4
 La 、 4 Lbについては例えば30〜50m気
の比較的大きな遅延量としている。また、クロスフェー
ド操作も互いに異なっており、高域側では各回路40 
Ha 、 4 QI(bからの信号の位相が互いに一致
する時点で比較的急速に切換え、低域側では各回路40
La、40Lbからの信号をレベル変化のゆっくりとし
たクロスフェードにより切換えるようにすることが好ま
しい。
次に、上記各加算器47H,47Lからのディジタル出
力信号は、ディジタル信号加算器48において加算され
、D/A変換器49及びLPF50によりアナログ信号
に変換されて、出力端子51より取り出される。この場
合のD/A変換器49のクロックは、上記元のサンブリ
ンク周波数fs(例えば44.1 kHz)に等しくな
っており、ピッチを上昇しても高速クロック動作の必要
がなく、また情報欠損等の欠点も生じない。
以上の説明からも明らかなように、本発明の時間軸圧縮
装置に必須の構成要件としては、ディジタルサンプルデ
ータのサンプリング周期Tsのクロックに応じてカウン
ト動作する書き込みアドレスカウンタ7と、この書き込
みアドレスに応じて上記ディジタルサンプルデータが順
次書き込まれるディジクルメモリ4と、時間軸圧縮伸張
率に応じて一定時間例えばTS/2当りの増分Kが定ま
る加算器10及びこの加算器10のキャリーパルスをカ
ウントするカウンタ12より成る加算手段と、この加算
手段からの出力の上位部分であるカウンタ12からの出
力に応じて上記ディジタルメモリ4からの読み出しアド
レスを決定し、下位部23− 分である加算器10からの加算出力Σに応じて上記ディ
ジタルメモリ4から読み出されたデータに対する補間距
離を決定して、上記サンプリング周期Ts毎に時間軸圧
縮伸張された信号に対応する補間データを出力する補間
器13とが挙げられる。
ここで、上記加算手段としては、例えば第13図のよう
な構成を用いてもよい。すなわち、第13図において、
例えば2個の10ビツトカウンタ戦 61.62は継続接続されて全体として20ビツトカウ
ンタ60を構成し、カウンタ62が上位lOビットを、
カウンタ61が下位lOビットをそれぞれ受け持ってい
る。そして、下位ビット用カウンタ61の入力端子には
、前記ピッチ変換比pに応じて周波数が変化する可変ク
ロックパルスVCPが供給されており、このカウンタ6
1からのキャリーパルスが読み出しアドレスカウンタと
なる上位ビット用カウンタ62に供給されている。
そして、下位側カウンタ61からのカウント出力は、ラ
ッチ回路63を介して取り出し、前記補間距離となる加
算出力Σとして第1図の補間器1324− に供給すればよい。また、上位側カウンタ62からのカ
ウント出力は、第1図のR,AM4の読み出しアドレス
RAとして用いればよい。なお、上記可変クロックパル
スvc、pについて、例えば一定時間TS/2につきに
個のパルスがカウンタ61に入力されるようにすれば、
前述した第1図の実施例と同様なピッチ変換比が得られ
る。
〔発明の効果〕
本発明に係る時間軸圧縮伸張装置によれば、ピッチ変換
比pに対応した定数Kを累積加算してゆくことにより、
RAM4の読み出しアドレスと同時に補間距離を指定す
る加算出力Σが得られ、このΣを用いて周期Ts毎に補
間計算を行なうことにより、一定周波数fSでD/A変
換を行なうことができる。これにより、アンチェリアシ
ング用(7)LPFの遮断周波数を例えば29kHz程
度と一定に保ったまま情報欠損を最小にでき、かつD/
A変換速度を必要以上に速くしなくともよいという完全
ディジタル回路構成のピッチ変換器を実現できる。さら
に、時間軸が圧縮伸張された出力テイジタル信号のサン
プリングクロック周期が、元の入力ディジタル信号のサ
ンプリンク周期Tsに等しく保たれるから、他のディジ
タル機器との接続等のインターフェースが容易かつ簡便
に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック回路図、第2
図はディジクル加算動作を説明するためのタイムチャー
ト、第3図は入力信号とピッチ変換後の信号とを比較し
て示すタイムチャート、第4図は補間処理を説明するた
めのグラフ、第5図は補間器の構成例を示すブロック回
路図、第6図はオーバーサンプリング後の補間処理を説
明するためのグラフ、第7図はオーバーサンプリング動
作を説明するための周波数スペクトルを示すグラフ、第
8図はn次FIRフィルタの構成を示すブロック回路図
、第9図はn次FIRフィルタの応答特性を示すグラフ
、第10図は11.AMに対する書き込み、読み出し動
作を示す説明図、第11図は上記第1図の時間軸圧縮伸
張装置を用いて構成されるピッチ変換装置の一例を示す
ブロック図、示すブロック回路図である。 4 、4Ha 、 4Hb 、 4La 、 4Lb・
−曲RAM7.12・・・・・・・・・10ビツトカウ
ンタ10・・・・・・・・・・・・・・・加算器13・
・・・・・・・・・・・・・・補間器22・・・・・・
・・・・・・・・・3次補間回路特許出願人 ソニー株
式会社 代理人 弁理士 小 池 晃 同 1) 村 榮 −

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ティジタルサンプルデータのサンプリング周期Tsのク
    ロックに応じてカウント動作する書き込みアドレスカウ
    ンタと、この書き込みアドレスに応じて上記ディジタル
    サンプルデータが順次書き込まれるディジタルメモリと
    、時間軸圧縮伸張率に応じて一定時間当りの増分が定ま
    る加算手段と、この加算手段からの出力の上位部分に応
    じて上記ディジタルメモリからの読み出しアドレスを決
    定し、下位部分に応じて上記ディジタルメモリから読み
    出されたデータに対する補間距離を決定して、上記サン
    プリング周期Ts毎に時間軸圧縮伸張された信号に対応
    する補間データを出力する補間手段とを備えて成る時間
    軸圧縮伸張装置。
JP58204175A 1983-10-31 1983-10-31 時間軸圧縮伸張装置 Pending JPS6095599A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61286899A (ja) * 1985-06-14 1986-12-17 赤井電機株式会社 電子楽器
JPS62115194A (ja) * 1985-11-14 1987-05-26 ロ−ランド株式会社 電子楽器の波形発生装置
JPS62117000A (ja) * 1985-11-18 1987-05-28 株式会社精工舎 音響信号発生装置
WO2009063728A1 (ja) * 2007-11-15 2009-05-22 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology 周波数変換装置

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