JPS6095272A - バツクラツシ除去機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、歯車による動力伝達機構において駆動側と
従動側との回転誤差による機械精度低下の大きな要因で
ある歯車のバツクラツシを除去スる機構に関するもので
ある。

〔従来技術〕

従来、一般機械の歯車による動力伝達機構では歯車のバ
ツクラツシによる駆動源側と従動側との回転誤差が問題
になることはなかった。

しかし最近では、マニプレータやロボットのように高精
度な位１府決めを要求される機械では、歯車のバツクラ
ツシが機械精度を阻害する大きな欠点として問題化して
いる。

〔発明の概要〕

この発明は以上のような欠点を解消するためになされた
もので、互いに噛合う一対の歯車のうち一方を２個の歯
車を重ね合わせた形とするとともに、弾性体の反発力に
より、この２個の歯車にゴいに反対方向のトルクを与え
、地方の歯車の歯面をはさみ込み、または押拡げること
によって、バツクラツシを除去しようとするものである
。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図に基いて説明する。即ち
、第１図、第２図および第８図において（１）は大歯車
、（２ａ）および（２ｂ）は京ね合わされた２個の小歯
車で、上記大歯車（１）と互いに噛合っている。（３）
は軸、（４Ｊけキーで、軸（３〕のトルクを小歯車（２
ａ）に伝達するものである。（５）は上記２個の小歯車
（２ａ　）　（２ｂ　）にわたって穿設された複数の筒
状の斜溝、（６）はこの斜溝内に嵌入された例えばウレ
タンゴムからなる弾性体、（７）は当金、（８〕は小歯
車（２ｂ）に斜めに設けられたねじ孔（９）に螺着した
押しねじで、ｔｉｔ＞　Ｇまそのナツトであり、当金（
７）を介してウレタンゴム（６）を押しねじ（８）で押
付け、ウレタンゴム（６）に適当な撓み量を与えること
により、その撓み旭に比例した弾性力すなわち反発力が
発生し、小歯車（２ａ）および（２ｂ）に互いに反対方
向のトルクを与えるようにしたものである１、なお（Ｉ
υはワッシャ、（６）はボルトであり、小歯車（２ａ）
および（２ｂ）を軸（３ンに固定するものである。

次にこの歯車の動作について説明する。第８図のウレタ
ンゴム（６）の弾性力丁なわち反発力により小歯車（２
ａ）および（２ｂ）に互いに反対方向のトルク、すなわ
ちキー（４）によって軸（３）に固定された小歯車（２
ａ）を基準として、小歯車（２ｂ）を矢印へ方向に回転
させようとするトルクが発生し、大歯車（１）との噛合
い部にお０て、第１図の実線で示す小歯車（２ａ）と破
線で示す小歯車（２ｂ）との間にバツクラツシ分だけの
歯形のズレを生じた状態で動力を伝達することにより、
バツクラツシが除去され、高精度な位置決めを行うこと
ができる。

なお、上記実施例では、弾性体としてウレタンゴムを採
用しているが、池の弾性体、例えばフィルバネ等を使用
することもできる。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、極めて簡単な構成で歯
車伝達のバツクラツシを除去し、高精度な位置決めを行
うことが可能である。

【図面の簡単な説明】

図はいずれも本発明の一実施例を示すもので、第１図は
歯車の噛合い部を示す一部拡大図、第２図は歯車伝達部
を示す正面図、第８図は小歯車の断面を示したものであ
る。 図中、（１）は大歯車、（２ａ）および（２ｂ）は小歯
車、（６）はウレタンゴム、（８）ハ押しネジである。 手続補正書　（自発） １．オｕ５９ｑ、６ｊ了７・８ １、事件の表示　１．１１願昭５８−２０８８０４号２
、発明の名称　パツクラツシ除去機栴３、補正をする者 代表者片山仁へ部 ５、補正の対象 図面 ６、補正の内容 図面の第２図を訂正する。 以　上

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）歯車による動力伝達機構において、１個の歯車に
   対し２個の歯車を重ね合わせて噛合せるとともに、この
   ２個の歯車に互いに反対方向のトルクを与える弾性体を
   備え、相手側歯面をはさみ込みまたは押拡げることによ
   ってバツクラツシを除去することを特徴とするバツクラ
   ツシ除去機構。
2. （２）重ね合わされた２個の歯車間に複数個の斜溝を配
   設し、この斜溝内に一方より押しねじで押付けられる弾
   性体を嵌入してなる特許請求の範囲第１項記載のバツク
   ラツシ除去機構。