JPS6094719A - 電解コンデンサ駆動用電解液 - Google Patents
電解コンデンサ駆動用電解液Info
- Publication number
- JPS6094719A JPS6094719A JP20195983A JP20195983A JPS6094719A JP S6094719 A JPS6094719 A JP S6094719A JP 20195983 A JP20195983 A JP 20195983A JP 20195983 A JP20195983 A JP 20195983A JP S6094719 A JPS6094719 A JP S6094719A
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- JP
- Japan
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- electrolyte
- electrolytic
- ethylene glycol
- electrolytic condenser
- corrosion
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- Secondary Cells (AREA)
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、電解コンデンサの電解液に関するもので、
特にプリント基板に装着後のハロゲン化炭化水素による
基板洗浄の際洗浄液の内部浸入によるコンデンサ素子の
腐食の抑制に有効な電解液に関するものである。
特にプリント基板に装着後のハロゲン化炭化水素による
基板洗浄の際洗浄液の内部浸入によるコンデンサ素子の
腐食の抑制に有効な電解液に関するものである。
電解コンデンサは、アルミニウムなどの弁金属を電極に
用い、この電極表面をエツチングにより拡面処理し、次
にこの表面へ誘電体酸化液１１りを陽極酸化により形成
したものを陽極とし、これにセパレータ紙を介して陰極
を対抗させて配置し、巻回あるいは積み重ねてコンデン
・す・素ｒ−とじ、ごれに 電解液を含浸し、外装ケー
スに収納し、外装ケース開口端部を封口材で蜜月して作
られている。
用い、この電極表面をエツチングにより拡面処理し、次
にこの表面へ誘電体酸化液１１りを陽極酸化により形成
したものを陽極とし、これにセパレータ紙を介して陰極
を対抗させて配置し、巻回あるいは積み重ねてコンデン
・す・素ｒ−とじ、ごれに 電解液を含浸し、外装ケー
スに収納し、外装ケース開口端部を封口材で蜜月して作
られている。
ところで、最近の電解コンデンザシ、１．その大半がプ
リント基板に取りつけて用いられるが、プリント基板は
各種の電子部品を取りつし」た後、半田に含まれたフラ
ックス分を除去するためにトリクロロエタン、トリクロ
ロｌ−リフに１０エタンなどのハロゲン化炭化水素によ
る基板の洗浄が行われる。
リント基板に取りつけて用いられるが、プリント基板は
各種の電子部品を取りつし」た後、半田に含まれたフラ
ックス分を除去するためにトリクロロエタン、トリクロ
ロｌ−リフに１０エタンなどのハロゲン化炭化水素によ
る基板の洗浄が行われる。
ところがこの基板洗浄液には、電解′：１ンデンサにと
って有害な塩素イオンが含まれており、この洗浄液がゴ
ム等からなる封口祠部分から電解コンデンサの内部に浸
入することにより、１［極を腐食させ電気特性を著しく
１員ね、時には完全に機能を失ってしまう不都合があっ
た。
って有害な塩素イオンが含まれており、この洗浄液がゴ
ム等からなる封口祠部分から電解コンデンサの内部に浸
入することにより、１［極を腐食させ電気特性を著しく
１員ね、時には完全に機能を失ってしまう不都合があっ
た。
従来から、洗浄液に対する種々の対応策が採られており
、例えば１・１口ｌの夕１表面に液状の樹脂を塗布した
ものがあるが、このような１ｎ造のものは、樹脂塗布の
工程が別に必要となるとともに、樹脂乾燥に時間がかか
り電解コンデン・す′の製造効率が極めて悪くなる。ま
た電解コンデンサ自体の全長も長くなり小型化を妨げる
ことになる。
、例えば１・１口ｌの夕１表面に液状の樹脂を塗布した
ものがあるが、このような１ｎ造のものは、樹脂塗布の
工程が別に必要となるとともに、樹脂乾燥に時間がかか
り電解コンデン・す′の製造効率が極めて悪くなる。ま
た電解コンデンサ自体の全長も長くなり小型化を妨げる
ことになる。
一方このような構造上の改良とは別に、電解液に腐食防
止剤を添加し、腐食の抑制を行うことも試みられており
、例えば腐食防止剤としてバラニトロフェノールや、パ
ラニトロ安息香酸を添加したものが知られている。
止剤を添加し、腐食の抑制を行うことも試みられており
、例えば腐食防止剤としてバラニトロフェノールや、パ
ラニトロ安息香酸を添加したものが知られている。
これらの二１・０化合物が腐食の抑制に効果があること
は従来から知られているが、前記バラニトロフェノール
は、黄色で極めて強い染色性を呈し、電解コンデンサの
外装や作業者の手等が着色してしまうので、作業性が極
めて悪いという欠点がある。またパラニトロ安息香酸は
染色性の問題はないが、少量添加でも電解液の耐圧即ち
火花電圧が低下するので、中高圧用電解コンデンサの電
解液としてふされしくない。
は従来から知られているが、前記バラニトロフェノール
は、黄色で極めて強い染色性を呈し、電解コンデンサの
外装や作業者の手等が着色してしまうので、作業性が極
めて悪いという欠点がある。またパラニトロ安息香酸は
染色性の問題はないが、少量添加でも電解液の耐圧即ち
火花電圧が低下するので、中高圧用電解コンデンサの電
解液としてふされしくない。
この発明は、従来のこのような欠点を改良したもので、
電解液としての他の特性を損なうことなくしかも優れた
耐腐食性を有する電解液を得ることを目的としたもので
ある。
電解液としての他の特性を損なうことなくしかも優れた
耐腐食性を有する電解液を得ることを目的としたもので
ある。
この発明の電解液は、エチレングリコールを主体とする
溶媒中に各種の有機酸、無機酸もしくはその塩を溶質と
して溶解してなる電解液に、０−ニトロアニソールを添
加したことを特１゛孜とするノ）ので、以下に実施例に
基づきこの発明の詳細な説明する。
溶媒中に各種の有機酸、無機酸もしくはその塩を溶質と
して溶解してなる電解液に、０−ニトロアニソールを添
加したことを特１゛孜とするノ）ので、以下に実施例に
基づきこの発明の詳細な説明する。
まず基本の電解液として、エチレングリコールを溶媒と
し、これにアジピン酸アンモニウム、安息酸アンモニウ
ム、硼酸アンモニラＪ１を各々主溶質とした三種の系の
電解液を用意し、これらの！、（本電解液を従来例とし
、これらの電解液に０−ニトロアニソールをそれぞれ添
加したｔ）のをこの発明例として準備した。以下にこれ
ら電解液のＸ１］１成を示す。また表１にはこれらの電
解液に。−二トロアニソールを添加したものとの関係を
示した。
し、これにアジピン酸アンモニウム、安息酸アンモニウ
ム、硼酸アンモニラＪ１を各々主溶質とした三種の系の
電解液を用意し、これらの！、（本電解液を従来例とし
、これらの電解液に０−ニトロアニソールをそれぞれ添
加したｔ）のをこの発明例として準備した。以下にこれ
ら電解液のＸ１］１成を示す。また表１にはこれらの電
解液に。−二トロアニソールを添加したものとの関係を
示した。
■エチレングリコールーアジピン酸系電解液〔組成）
（ｗｔ％） エチレングリコール ８８．６ アジピン酸アンモニウム ８．１（ 水 ２．６ ■エチレングリコール−安息香酸系電解液〔組成〕 （
−ｔ％） エチレングリコール ９２．５ 安息香酸アンモニウム ４．６ 水 ２．９ ■エチレングリコール−硼酸系電解液 〔組成）ｈｔ％） エチレングリコール ６７ 硼酸 １６．５ 五硼酸アンモニウム １６．５ 表１ 次に各々の電解液を用いて電解コンデンサを製作し、こ
れらの電解二１ンデンリを基Ｉノに洗浄剤であるトリク
ロロトリフロロエタン中に浸漬し、超音波洗浄を５分間
行った後、高温ｆ１荷ａ、（験を行い腐食の発生状況を
調べた。この結果を表２に示す。
（ｗｔ％） エチレングリコール ８８．６ アジピン酸アンモニウム ８．１（ 水 ２．６ ■エチレングリコール−安息香酸系電解液〔組成〕 （
−ｔ％） エチレングリコール ９２．５ 安息香酸アンモニウム ４．６ 水 ２．９ ■エチレングリコール−硼酸系電解液 〔組成）ｈｔ％） エチレングリコール ６７ 硼酸 １６．５ 五硼酸アンモニウム １６．５ 表１ 次に各々の電解液を用いて電解コンデンサを製作し、こ
れらの電解二１ンデンリを基Ｉノに洗浄剤であるトリク
ロロトリフロロエタン中に浸漬し、超音波洗浄を５分間
行った後、高温ｆ１荷ａ、（験を行い腐食の発生状況を
調べた。この結果を表２に示す。
表２
この結果から明らかなように、この発明の〇−ニトロア
ニソールを添加した電解液を用いた電解コンデンサは、
ハロゲン化炭化水素による洗浄を受けた後、高温による
長時間の負荷試験の後も腐食の発生は全くみられず優れ
た腐食抑制効果を示していることがわかる。これに対し
、添加を全く行っていない従来例では全数で腐食が発生
している。
ニソールを添加した電解液を用いた電解コンデンサは、
ハロゲン化炭化水素による洗浄を受けた後、高温による
長時間の負荷試験の後も腐食の発生は全くみられず優れ
た腐食抑制効果を示していることがわかる。これに対し
、添加を全く行っていない従来例では全数で腐食が発生
している。
次に、Ｏ−ニトロアニソールの添加濃度と電解液の特性
との関係を調べた。第３図はエチレングリコール−安息
香酸系の電解液に０−ニトロアニソールを添加したとき
の添加濃度と火花電圧との関係をあられしたものである
。
との関係を調べた。第３図はエチレングリコール−安息
香酸系の電解液に０−ニトロアニソールを添加したとき
の添加濃度と火花電圧との関係をあられしたものである
。
表３
この結果からも明らかなように、その溶解範囲内におけ
る電解液の火花電圧の変化が殆どみられず、基本電解液
が有している特性を損なうことがないことがわかる。
る電解液の火花電圧の変化が殆どみられず、基本電解液
が有している特性を損なうことがないことがわかる。
従来の添加剤は、添加量を増やすことにより腐食抑制効
果は増大するものの、それとともに、火花電圧の低下を
招く欠点があったが、この発明では上述とおり特性に変
化がない。
果は増大するものの、それとともに、火花電圧の低下を
招く欠点があったが、この発明では上述とおり特性に変
化がない。
以上述べたように、この発明の電解液を用いた電解コン
デンサは、ハロゲン化炭化水素による洗浄に対して優れ
た腐食防止効果を有する。そして従来のように、電解コ
ンデンサの封目部に樹脂塗布をする必要がないので生産
性が向−１−する。しかも、着色力も少ないので製造中
の取扱いも容易である。
デンサは、ハロゲン化炭化水素による洗浄に対して優れ
た腐食防止効果を有する。そして従来のように、電解コ
ンデンサの封目部に樹脂塗布をする必要がないので生産
性が向−１−する。しかも、着色力も少ないので製造中
の取扱いも容易である。
また、この発明で用いた０−二；・ロアニソールは、他
の二ｌ・口化合物に比べ、添加による電解液の他の特性
を低下させる虞も殆どない。１・、闇に火花電圧が低下
しないので定格電圧の高い電解コンデンサ用として用い
ることができる。
の二ｌ・口化合物に比べ、添加による電解液の他の特性
を低下させる虞も殆どない。１・、闇に火花電圧が低下
しないので定格電圧の高い電解コンデンサ用として用い
ることができる。
さらに、Ｏ−二トロアニソールは、染料の中間体として
一般に広く使用されているので非常に安価でもある。ま
た、０−二Ｉ・ロアニソール自体には水素ガス吸収効果
があり、電解コンデンサ使用中に内部から発４１ユする
水素ガスを吸収するので、電解コンデン・す°の開弁事
故を防止し、静電容量変化の防止や損失の増大を防ぐ効
果イ）ある。
一般に広く使用されているので非常に安価でもある。ま
た、０−二Ｉ・ロアニソール自体には水素ガス吸収効果
があり、電解コンデンサ使用中に内部から発４１ユする
水素ガスを吸収するので、電解コンデン・す°の開弁事
故を防止し、静電容量変化の防止や損失の増大を防ぐ効
果イ）ある。
このように、この発明の電解液は優れた腐食抑制効果を
示すとともに、他の特性を損なうこともないので優れた
特性の電解コンデンサを得ることができる。
示すとともに、他の特性を損なうこともないので優れた
特性の電解コンデンサを得ることができる。
特許出願人
日本ケミコン株式会社
Claims (1)
- ｉｌｌエチレングリコールを主体とする溶媒中に各種の
有機酸、無機酸もしくはその塩を溶質として溶解してな
る電解液に、０−二１・１１アニソールを添加したこと
を特徴とする電解コンデン・す′駆動用電解液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20195983A JPS6094719A (ja) | 1983-10-28 | 1983-10-28 | 電解コンデンサ駆動用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20195983A JPS6094719A (ja) | 1983-10-28 | 1983-10-28 | 電解コンデンサ駆動用電解液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6094719A true JPS6094719A (ja) | 1985-05-27 |
| JPS6314862B2 JPS6314862B2 (ja) | 1988-04-01 |
Family
ID=16449597
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20195983A Granted JPS6094719A (ja) | 1983-10-28 | 1983-10-28 | 電解コンデンサ駆動用電解液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6094719A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1437749B1 (en) | 2001-09-26 | 2013-07-17 | Rubycon Corporation | Electrolyte solution for driving electrolytic capacitor and electrolytic capacitor |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5245049A (en) * | 1975-10-06 | 1977-04-08 | Nitsuko Ltd | Electrolyte for driving electrolytic capacitor |
| JPS5493443A (en) * | 1977-12-29 | 1979-07-24 | Marukon Denshi Kk | Electrolyte for driving electrolytic capacitor |
-
1983
- 1983-10-28 JP JP20195983A patent/JPS6094719A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5245049A (en) * | 1975-10-06 | 1977-04-08 | Nitsuko Ltd | Electrolyte for driving electrolytic capacitor |
| JPS5493443A (en) * | 1977-12-29 | 1979-07-24 | Marukon Denshi Kk | Electrolyte for driving electrolytic capacitor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6314862B2 (ja) | 1988-04-01 |
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