JPS609412Y2 - 電子燃料噴射装置付エンジン車における燃料タンク装置 - Google Patents
電子燃料噴射装置付エンジン車における燃料タンク装置Info
- Publication number
- JPS609412Y2 JPS609412Y2 JP6382080U JP6382080U JPS609412Y2 JP S609412 Y2 JPS609412 Y2 JP S609412Y2 JP 6382080 U JP6382080 U JP 6382080U JP 6382080 U JP6382080 U JP 6382080U JP S609412 Y2 JPS609412 Y2 JP S609412Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- communication hole
- chamber
- fuel tank
- electronic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Level Indicators Using A Float (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電子燃料噴射装置付エンジンを搭載した自動車
の燃料タンク内に備えられたバーチカルゲージの改良に
関するものである。
の燃料タンク内に備えられたバーチカルゲージの改良に
関するものである。
バーチカルゲージにおいては、燃料タンク内の燃料量を
検知するため、該バーチカルゲージを構成するチャンバ
の下方に燃料連通孔を穿設し、該チャンバ内に燃料(ガ
ソリン)を導いて、該チャンバ内に介装したフロートを
上下動させるようにするのであるが、該燃料連通孔を大
きくすると、自動車の走行時におけるコーナリング、登
板、降板及び急発進、急停車等による燃料タンク内の燃
料の液面変化をチャンバ内に短時間で伝えるために、フ
ロートの上下動を激しく、そのため燃料メータの針振れ
が大きくなる原因となり、又、小さすぎると液面変化の
応答性が悪くなり、そのため燃料の給油時に燃料タンク
内を満タンにしても、チャンバ内は満タンにならず、し
たがって燃料メータはすぐにはFを示さないということ
がある。
検知するため、該バーチカルゲージを構成するチャンバ
の下方に燃料連通孔を穿設し、該チャンバ内に燃料(ガ
ソリン)を導いて、該チャンバ内に介装したフロートを
上下動させるようにするのであるが、該燃料連通孔を大
きくすると、自動車の走行時におけるコーナリング、登
板、降板及び急発進、急停車等による燃料タンク内の燃
料の液面変化をチャンバ内に短時間で伝えるために、フ
ロートの上下動を激しく、そのため燃料メータの針振れ
が大きくなる原因となり、又、小さすぎると液面変化の
応答性が悪くなり、そのため燃料の給油時に燃料タンク
内を満タンにしても、チャンバ内は満タンにならず、し
たがって燃料メータはすぐにはFを示さないということ
がある。
そのため従来では燃料の給油時における液面変化による
燃料メータの応答性とメータの針振れとを妥協できる範
囲で燃料連通孔の大きさを設定していた。
燃料メータの応答性とメータの針振れとを妥協できる範
囲で燃料連通孔の大きさを設定していた。
本考案は上記従来の問題を解消するためになされたもの
で、電子燃料噴射装置付エンジン車における燃料タンク
のバーチカルゲージにおいて、燃料の給油時における液
面変化による燃料メータの応答性を向上させ、しかも走
行中の自動車のコーナリング等による燃料の液面変化を
受けることが少いバーチカルゲージを提供することを目
的とするものである。
で、電子燃料噴射装置付エンジン車における燃料タンク
のバーチカルゲージにおいて、燃料の給油時における液
面変化による燃料メータの応答性を向上させ、しかも走
行中の自動車のコーナリング等による燃料の液面変化を
受けることが少いバーチカルゲージを提供することを目
的とするものである。
以下、本考案を図示せる実施例に随って説明する。
aは電子燃料噴射装置付エンジン車に使用される燃料タ
ンクであって、該燃料タンクaのカバ−11下面にはバ
ーチカルゲージbを構成するチャンバ12が固設され、
該チャンバ12の上端が固設されている。
ンクであって、該燃料タンクaのカバ−11下面にはバ
ーチカルゲージbを構成するチャンバ12が固設され、
該チャンバ12の上端が固設されている。
該チャンバ12は筒状に形成され、燃料タンクa内に立
設され、該チャンバ12の底面は燃料タンクaの下面近
くに形成されている。
設され、該チャンバ12の底面は燃料タンクaの下面近
くに形成されている。
又、上記カバ−11下面には、棒状に形成され、チャン
バ12に沿って抵抗基板24の両面に固着された抵抗体
25の上端が固設されている。
バ12に沿って抵抗基板24の両面に固着された抵抗体
25の上端が固設されている。
該抵抗体25はチャンバ12の内部に、該チャンバ12
に沿って立設され、抵抗基板24と共にチャンバ12の
底面近くまで延在されている。
に沿って立設され、抵抗基板24と共にチャンバ12の
底面近くまで延在されている。
そして、上記チャンバ12内には燃料29の量によって
上下動するフロート13が介装されている。
上下動するフロート13が介装されている。
該フロート13には抵抗体25に該フロート13を挿通
させるための孔26が穿設され、ゲージとなる通電子2
7が取付けられている。
させるための孔26が穿設され、ゲージとなる通電子2
7が取付けられている。
そして通電子27の先端が上記抵抗体25に摺動可能に
接触腰通電子27が抵抗体25に接触している位置によ
って該フロート13の上下位置は電気的に感知され、車
室内のインストルメントパネルに設けられた燃料メータ
(図示せず)に伝達され燃料量を表示するようになされ
ている。
接触腰通電子27が抵抗体25に接触している位置によ
って該フロート13の上下位置は電気的に感知され、車
室内のインストルメントパネルに設けられた燃料メータ
(図示せず)に伝達され燃料量を表示するようになされ
ている。
上記チャンバ12の底面には小径の燃料連通孔14が、
又、側面下方には大径の燃料連通孔15が穿設され、燃
料タンクa内の燃料がチャンバ12に該燃料連通孔14
.15を通過して出入可能になされている。
又、側面下方には大径の燃料連通孔15が穿設され、燃
料タンクa内の燃料がチャンバ12に該燃料連通孔14
.15を通過して出入可能になされている。
16は上記チャンバ12内の液面が上下動したとき、チ
ャンバ12内の空気が出入するためにチャンバ12の上
方に穿設された空気抜用開口部である。
ャンバ12内の空気が出入するためにチャンバ12の上
方に穿設された空気抜用開口部である。
尚、該開口部16はチャンバ12の上部が燃料タンクa
向上部の空気室28と連通ずるようになされていればよ
い。
向上部の空気室28と連通ずるようになされていればよ
い。
17は上記チャンバ12に近接してカバー11に嵌着さ
れたリターンチューブであって、エンジンの電子燃料噴
射装置(図示せず)に供給した燃料29の余剰分を通し
て燃料タンクa内に戻すものである。
れたリターンチューブであって、エンジンの電子燃料噴
射装置(図示せず)に供給した燃料29の余剰分を通し
て燃料タンクa内に戻すものである。
該リターンチューブ17の上記チャンバ12に穿設され
た大径の燃料連通孔15に対応する部位には、先端部に
該燃料連通孔15を開閉するバルブ18を有するピスト
ン棒19が摺動自在に嵌挿されたガイド部材20が固着
されている。
た大径の燃料連通孔15に対応する部位には、先端部に
該燃料連通孔15を開閉するバルブ18を有するピスト
ン棒19が摺動自在に嵌挿されたガイド部材20が固着
されている。
又、該リターンチューブ17の上記ガイド部材20背向
側にはブラケット21を介して、リターンチューブ17
の流入孔17aからの燃料29の流入圧を受ける受板2
2が回動自在に枢着されており、その上端部は上記ピス
トン棒19と回動自在に連結されている。
側にはブラケット21を介して、リターンチューブ17
の流入孔17aからの燃料29の流入圧を受ける受板2
2が回動自在に枢着されており、その上端部は上記ピス
トン棒19と回動自在に連結されている。
そして、該受板22と上記ガイド部材20との間のピス
トン棒19にはリターンスプリング23が介装され、エ
ンジンの停止時は上記燃料連通孔15を開くようになさ
れ、エンジンの作動時はリターンチューブ17からリタ
ーンされた燃料29の流入圧により上記燃料連通孔15
を閉塞するようになされている。
トン棒19にはリターンスプリング23が介装され、エ
ンジンの停止時は上記燃料連通孔15を開くようになさ
れ、エンジンの作動時はリターンチューブ17からリタ
ーンされた燃料29の流入圧により上記燃料連通孔15
を閉塞するようになされている。
尚、上記実施例ではバルブ18、受板22等をリターン
チューブ17に設けたが、これを第3図に示すように、
バルブ18と受板22とを一体に形成して、チャンバ1
2内にバルブ18をリターンスプリング23を介して設
けるようにしてもよく、又第4図に示すようにチャンバ
12の底面に小径の燃料連通孔14と並べて大径の燃料
連通孔15を穿設し、バルブ」8と受板22を一体に形
成したものを燃料タンクaの底面に回動自在に枢着して
構成することもできる。
チューブ17に設けたが、これを第3図に示すように、
バルブ18と受板22とを一体に形成して、チャンバ1
2内にバルブ18をリターンスプリング23を介して設
けるようにしてもよく、又第4図に示すようにチャンバ
12の底面に小径の燃料連通孔14と並べて大径の燃料
連通孔15を穿設し、バルブ」8と受板22を一体に形
成したものを燃料タンクaの底面に回動自在に枢着して
構成することもできる。
この場合バルブ18側を重くし、通常すなわちエンジン
の停止時でリターンチューブ17から燃料29がリター
ンされていない時には該バルブ18側が下がり、燃料連
通孔15を開放するように設定する。
の停止時でリターンチューブ17から燃料29がリター
ンされていない時には該バルブ18側が下がり、燃料連
通孔15を開放するように設定する。
尚、この第3実施例においては小径の燃料連通孔14を
パルプ18自体に穿設してもよく、又、該バルブ18で
大径の燃料連通孔15を塞いだ時、該燃料連通孔15と
バルブ18との間に小径の燃料連通孔14に相当する隙
が生じるように設定することもできる。
パルプ18自体に穿設してもよく、又、該バルブ18で
大径の燃料連通孔15を塞いだ時、該燃料連通孔15と
バルブ18との間に小径の燃料連通孔14に相当する隙
が生じるように設定することもできる。
以上述べたように本考案によれば電子燃料噴射装置付エ
ンジンを搭載した自動車の燃料タンクにおいて、該燃料
タンク内に設けられたバーチカルゲージを構成するチャ
ンバの下方に、大小2つの燃料連通孔を穿設すると共に
、一方の大径の燃料連通孔に、リターンチューブから流
入する燃料に押圧されて作動し、該燃料連通孔を塞ぐよ
うにしたバルブ装置を設けたので、給油の際はエンジン
が停止しているため、燃料リターンの流れはなく、バル
ブは開いており、したがって、該給油時はチャンバに穿
設した大小2つの燃料連通孔から該チャンバに流入する
ので、該チャンバ内にハ短時間で燃料タンク内の一般液
面と同一レベルまで液面が達するため、該給油時におけ
る燃料メータの応答性を良くすることができる。
ンジンを搭載した自動車の燃料タンクにおいて、該燃料
タンク内に設けられたバーチカルゲージを構成するチャ
ンバの下方に、大小2つの燃料連通孔を穿設すると共に
、一方の大径の燃料連通孔に、リターンチューブから流
入する燃料に押圧されて作動し、該燃料連通孔を塞ぐよ
うにしたバルブ装置を設けたので、給油の際はエンジン
が停止しているため、燃料リターンの流れはなく、バル
ブは開いており、したがって、該給油時はチャンバに穿
設した大小2つの燃料連通孔から該チャンバに流入する
ので、該チャンバ内にハ短時間で燃料タンク内の一般液
面と同一レベルまで液面が達するため、該給油時におけ
る燃料メータの応答性を良くすることができる。
又、本考案によれば電子燃料噴射装置付エンジンのシス
テムを利用し、エンジンが掛っている時には多量(例え
ば約12o//H)に流入するリターンした燃料の流入
圧によりバルブを閉じるようにしたので走行中のコーナ
リング等による燃料タンク内の液面変化をチャンバ内に
すぐに伝達することがないので燃料メータの針振れをよ
り小さくできることができる。
テムを利用し、エンジンが掛っている時には多量(例え
ば約12o//H)に流入するリターンした燃料の流入
圧によりバルブを閉じるようにしたので走行中のコーナ
リング等による燃料タンク内の液面変化をチャンバ内に
すぐに伝達することがないので燃料メータの針振れをよ
り小さくできることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるバルブ装置を装着した燃料タンク
の部分側断面図、第2図は同上の要部の斜視図、第3図
は本考案の第2実施例を示す部分断面図、第4図は本考
案の第3実施例を示す部分断面図である。 aは燃料タンク、bはバーチカルゲージ、12はチャン
バ、15は大径の燃料連通孔、17はリターンチューブ
、18はバルブ、22は受板、23はリターンスプリン
グ。
の部分側断面図、第2図は同上の要部の斜視図、第3図
は本考案の第2実施例を示す部分断面図、第4図は本考
案の第3実施例を示す部分断面図である。 aは燃料タンク、bはバーチカルゲージ、12はチャン
バ、15は大径の燃料連通孔、17はリターンチューブ
、18はバルブ、22は受板、23はリターンスプリン
グ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 燃料タンク内に立設され、下方に小径の燃料連通孔が穿
設され、上方に空気抜用開口部が設けられたチャンバと
、該チャンバの内部に立設された抵抗体と、ゲージとな
る通電子が抵抗体に接触するフロートが設けられ、該フ
ロートの上下位置により燃料量を測定するようになされ
たバーチカルゲージが備えられ、エンジンの電子燃料噴
射装置に供給した燃料の余剰分を燃料タンクに戻すため
のリターンチューブが取付けられた電子燃料噴射装置付
エンジン車における燃料タンク装置において、 上記チャンバの下方に上記小径の燃料連通孔より大径の
燃料連通孔が穿設され、該大径の燃料連通孔に、上記リ
ターンチューブから流入する燃料に押圧されて作動し、
該燃料連通孔を塞ぐようにしたバルブ装置を設けたこと
を特徴とする電子燃料噴射装置付エンジン車における燃
料タンク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6382080U JPS609412Y2 (ja) | 1980-05-12 | 1980-05-12 | 電子燃料噴射装置付エンジン車における燃料タンク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6382080U JPS609412Y2 (ja) | 1980-05-12 | 1980-05-12 | 電子燃料噴射装置付エンジン車における燃料タンク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56165963U JPS56165963U (ja) | 1981-12-09 |
JPS609412Y2 true JPS609412Y2 (ja) | 1985-04-03 |
Family
ID=29658027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6382080U Expired JPS609412Y2 (ja) | 1980-05-12 | 1980-05-12 | 電子燃料噴射装置付エンジン車における燃料タンク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS609412Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-05-12 JP JP6382080U patent/JPS609412Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56165963U (ja) | 1981-12-09 |
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