JPS6094075A

JPS6094075A - 果汁飲料組成物

Info

Publication number: JPS6094075A
Application number: JP58204454A
Authority: JP
Inventors: Akira Mukai; 明向井; Yasushi Takano; 靖高野
Original assignee: Ajinomoto Co Inc
Current assignee: Ajinomoto Co Inc
Priority date: 1983-10-31
Filing date: 1983-10-31
Publication date: 1985-05-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は新規な果汁飲料組成物、特に発汗によって失わ
れるアミノ酸、水分などを補給し、爽快感、疲労回復感
のある飲料組成物に関する。

従来より各種果汁飲料が市販されている。一般に果汁飲
料の製造は、果実を搾汁、濾過した抜水を加えると共に
各種添加物を加えており、一般に砂糖、グラニユー糖な
どの甘味料、香料、色素などが添加されている。これら
の果汁飲料は発汗時の水分補給として飲まれているが、
発汗成分より添加物を考瞠されたものではない。

先に本発明者らは分岐鎖アミノ酸を含む飲料組成物を摂
取することによって筋肉運動の機能を向上させることを
知り（特開昭５８−１０５７７４号）、更に汗中へのミ
ネラルの喪失に加え、ヒスデシン、類を０．０１ないし
０．５　ｇ／６１　ミネラルを０．２ないし１．０　ｇ
ｌｌ　１　ビタミンＥを１ないし２０ｗｇ／１１糖類、
を機＃ｉ類を含有し、特定の浸透圧からなる飲料組成物
が、体内吸収の好ましいことを発見した（特願昭５８−
８５２３８号）。本発明者らは等張溶液ではない果汁飲
料について種々倹Ｓｔシた結果、本発明を完成した。

即ち、本”発明は、濃度１ｍｆｆ１％ないし５５重量％
の果汁に、ヒスチジン、リジン、アルギニン、口ビタミ
ンＥを１ないし１５０１ｍｇ／　ｔを含有することを特
徴とする果汁飲料組成物である。

本発明で用いる果汁の原料としては、ミカン、オレンジ
、レモン、ブドウ、リンゴ、トマト、モモ、アンズ、パ
インアップル、イヂゴ、ナシ、バナナ、メロン等独特の
されやかな香りと風味のあるものが好まれる。これらの
果実の破砕物、或いは搾汁液、濾過液、水を加えた希釈
液等を用いることができる。特にレモン、ミカン、オレ
ンジ、ハツサク、イヨミカン、スダチ、カボス、グレー
プフルーツ、ナラミカン、ライムなどのせ橘系果汁を用
いた時に好ましい味風味を与える。

即ち、せ橘系果実はビタミンＣの他、フラボノイド類お
よびビタミンへのもとになるカロチンを多ＩＪに含んで
おり、ビタミンＥと共に生体の体力回復に良い効果を与
える。

本発明では、まずヒスチジン、リジン、アルキし２．０
ｇ／Ｉ！含をさせる。上記アミノ酸塩としては、ヒスチ
ジン塩酸塩、リジン塩酸塩、アルギニン塩酸塩などがあ
る。これらのアミノ酸は２．０ｇ／Ｉ！以下含存させれ
ばよく、下限については、摂取する大の体重、筋肉運動
による該アミノ酸の消費量の程度その他を考處して決定
すればよく、通常人であれば、０．　Ｏ１ｇ／Ｊ以上含
有させれば充分である。これらは汗中に多く含まれてい
るアミノ酸、特に必須アミノ酸である上記アミノ酸類を
汗中のＩＯＩ＆′にほぼ見合うように飲料中に配合する
。

特にインロイシン、ロイシンおよびバリンの３種は分岐
鎖アミノ酸と呼ばれ、これらは主に筋組織において異化
されアミ７基転位によりピルビン酸がＬ−アラニンに代
謝される過程でアミン基の供給源として利用される。運
動などにより筋組織でのタンパク質異化が進行する際に
は、分岐鎖アミノ酸が消費される。

分岐鎖アミノ酸に加えて、本発明ではアルギニン配合し
たことも特徴である。アルギニンは生体内に発生するア
ンモニアの解毒に関与し、生体におけるエネルギー生産
に係るホルモンの分泌を刺激し、特に、上記分岐鎖アミ
ノ酸のエネルギー源としての利用を円滑に推進する。ま
た、ヒスチジン、リジン、アルギニンまたはこれらの塩
などのアミノ酸類もまた汗と共に体外に流出するので補
充する必要がある。

次に、本発明においてはビタミンＥを１ないし１５０■
ｌＩ！含有せしめる。ビタミンＥは合成しても得られる
が、天然には植物性油脂、特に胚芽油（小麦、コーン、
米など）の他、レタスなどに多く含まれており、α−２
β−２γ−２およびδ−トコフェロールに分類されてい
る。ビタミンＥは、生理学的抗酸化作用を有し、特に脂
肪の過酸化作用を抑制するものである。スポーツや筋肉
運動により、生体内で多量のエネルギーの発生利用が行
われる時、当然生体内では激しい酸化作用が起っている
が、これが本来のエネルギー生産のため以外に、体内脂
質を過酸化するという好ましからざる作用も伴う。ビタ
ミンＥを加えることによって、脂質の過酸化作用が未然
に予防できる。

更にミネラルとして、ナトリウムイオン、カリウムイオ
ン、カルシウムイオン、マグネシムイオン、鉄イオンな
どを配合させることもできる。これらのミネラルの濃度
は０．２ないし１．０ｇ／ｌであればよい。具体的には
塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム、乳
酸カルシウムなどの水溶性塩の形で加えればよい。

更に糖類（ブドウ粘、果糖、ショ糖、液糖、水飴など）
、有機酸類（クエン酸、クエン酸ナトリウム、リンゴ酸
、乳酸、酒石酸、フマル酸など）、甘味料、酸味剤、着
香料、着色料、炭酸、アルコールなどの成分や他の栄養
成分、生薬成分などの中から適当なものを選択し、適宜
配合し、嗜好性を向上させることができる。

以上要約すれば、本発明飲料組成物の新規な点は、発汗
によって失われるアミノ酸、ビタミン類、水分などを補
給し、かつこのアミノ酸の内に、分岐鎖アミノ酸を加え
ることによって筋肉に特異的にを効なエネルギー源を補
給し、かつビタミンＥを添加することによりエネルギー
発生の際の副作用として惹起される脂質の過酸化を予防
し、これらの総合作用により果汁入り飲料組成物として
期待される効果も発揮することができる。

更に、果汁中に含まれているビタミンＣ１フラボノド類
などを多量に含み、栄養的にも意義のある飲料組成物で
ある。また、ビタミンＥの抗酸化作用によりビタミ／Ｃ
が安定化し、長期保存性も高い。特にせ橘類にはビタミ
ンＣが多量に含まれているので栄養的に好ましい。

以下実施例により本発明を説明する。

実施例１ハツサク果汁の３ＡＩ５Ｉｖ液（和歌山青果連）１５ｇ
１単糖類（砂糖、果糖、液糖などの混合物）２０ｇ１ク
エン酸０．５ｇ、アミノ酸（リジン塩酸塩、アルギニン
、ヒスチジン各々３０ＩＩｇ１０イシン、インロイシン
、バリン各々２０＋＋ｇ）１５０ｍｇｓ　ビタミンＣを
２０ｍｇ５　ビタミンＥ１０−ｇ１オレンジエツセンス
２５０ｕをに加えて全量２５０ｇのハツサク果汁入り飲
料組成物を作った。

この飲料組成物は、試飲した人に爽快感、疲労回復感を
与えるものであり、特に発汗によって失われるアミノ酸
、ビタミン類、水分を補給し、栄養効果のあるものであ
った。

また、殺菌後、缶充填したものは長期保存しても変化が
みられなかった。

実施例２カボス果汁のイＣ縮液（大分県青果連）６ｇ１単糖類（
グラニユー糖、果糖、液糖などの混合物）２７ｇ、　ク
エン酸０．５ｇ１７ミ／ｆｉ（’７ジ７塩酸塩、アルギ
ニン、ヒスチジン各々２０■ｇ１０イシン、イロイシン
、バリン各々３０＠ｇ）１５０■、ビタミンＣ４Ｃ４０
ＩＩビタミンＥ２０謹８、力；ＩＣスエッセンス２６０
紅を水に加えて全量２００ｇのカボス果汁入り飲料組成
物を作った。

実施例３スダチ果汁１０５　ｇ　１単糖類（グラニユー糖、果糖
、液糖などの混合物）９４ｇ、クエン酸ソーダ１．２　
ｇ１アミノ酸（リジン塩酸塩、アルギニン、ヒスチジン
Ｙロイシン、インロイシン、バリン各々７５Ｍｇ）４５
０ｍｇ、　ビタミン０１％溶液２紅、ビタミンＥ　０．
０２Ｍ、スダヂエッセンス１紅を水に加えて全量１００
０Ｍのスダチ果汁入り飲料組成物を作った。

特許出願人　味の素株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

ａ度１重量％ないし５５ｆｆｆ量％の果汁にヒスチミノ
酸類を０．０１ないし２．０　、ｇ／　ｔ　１　ビタミ
ンＥを１ないし１５０　ｕ　／　ｔを含有することを特
徴とする果汁飲料組成物。