JPS608903Y2 - 被工作物割出支持装置 - Google Patents
被工作物割出支持装置Info
- Publication number
- JPS608903Y2 JPS608903Y2 JP16937780U JP16937780U JPS608903Y2 JP S608903 Y2 JPS608903 Y2 JP S608903Y2 JP 16937780 U JP16937780 U JP 16937780U JP 16937780 U JP16937780 U JP 16937780U JP S608903 Y2 JPS608903 Y2 JP S608903Y2
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- JP
- Japan
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- workpiece
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- central axis
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、被工作物を把持して該被工作物の回転割出し
により被工作物の外周に設けられた複数の被加工箇所を
順次加工位置に割出すようにした被工作物割出支持装置
に係り、被工作物の被加工箇所の加工に際してパリが生
じても、該パリにより回転割出しや軸方向の位置決めに
支障を来たすことなく、正確に行うことができるように
したものである。
により被工作物の外周に設けられた複数の被加工箇所を
順次加工位置に割出すようにした被工作物割出支持装置
に係り、被工作物の被加工箇所の加工に際してパリが生
じても、該パリにより回転割出しや軸方向の位置決めに
支障を来たすことなく、正確に行うことができるように
したものである。
等速ボールジヨイントの内輪のような外周に複数の円弧
溝等の被加工箇所を複数個形成された被工作物を加工す
るには、前記被工作物を工作機械の割出支持装置に把持
支承せしめ、該被工作物の被加工箇所を順次加工位置に
回転割出しを行い、これをフライスカッタ等の工具を用
いて加工することが行われている。
溝等の被加工箇所を複数個形成された被工作物を加工す
るには、前記被工作物を工作機械の割出支持装置に把持
支承せしめ、該被工作物の被加工箇所を順次加工位置に
回転割出しを行い、これをフライスカッタ等の工具を用
いて加工することが行われている。
被加工箇所が円弧溝のような場合には、被工作物支持台
に基準ブロックを固着せしめ、被工作物を回転割出し可
能に支承するための回動軸を前記基準ブロックから突出
せしめ、前記回動軸に支承せしめる被工作物の一側端を
前記基準ブロックに当接せしめて、基準ブロックから遠
い側から近い側へと工具を移動せしめて加工する方法が
、被工作物の支持剛性を高くとれるという理由により好
まれている。
に基準ブロックを固着せしめ、被工作物を回転割出し可
能に支承するための回動軸を前記基準ブロックから突出
せしめ、前記回動軸に支承せしめる被工作物の一側端を
前記基準ブロックに当接せしめて、基準ブロックから遠
い側から近い側へと工具を移動せしめて加工する方法が
、被工作物の支持剛性を高くとれるという理由により好
まれている。
この方法により被工作物を加工すると被加工箇所から発
生するパリは基準ブロック側に発生し、■個の被加工箇
所を加工して回転割出しを行うと、この割出動作によっ
て前記パリが被工作物と基準ブロックとの間に入りこみ
、被工作物を把持支承する機構と被工作物との間に相対
すべりを生じて被工作物の割出しを不正確とし、また被
工作物の軸方向の位置決めも正確に行い得ない欠点を生
ずる。
生するパリは基準ブロック側に発生し、■個の被加工箇
所を加工して回転割出しを行うと、この割出動作によっ
て前記パリが被工作物と基準ブロックとの間に入りこみ
、被工作物を把持支承する機構と被工作物との間に相対
すべりを生じて被工作物の割出しを不正確とし、また被
工作物の軸方向の位置決めも正確に行い得ない欠点を生
ずる。
本考案は上記被工作物割出支持装置において、被工作物
を支承する回動軸に該軸の中心軸に垂直な面内にある当
接フランジを一体的に形成せしめ、該当接フランジの前
記垂直面内にある一方の側端面を基準ブロックに当接さ
せ、他方の側端面に被工作物の一側端を当接せしめて前
記回動軸に支承把持せしめるようにし、かつ前記フラン
ジには被工作物の円弧溝のような被加工箇所の位置と対
応する中心角度位置し、該被加工箇所の仕上げ形状の切
欠きを前記回動軸の中心軸から半径方向外方端を開放せ
しめて形成するとともに、前記回動軸の軸方向に沿う前
記当接フランジの厚さを、被工作物を加工することによ
り発生することのあり得るパリの長さより充分に大なる
寸法とすることにより、パリを基準ブロックと当接フラ
ンジ、または該フランジと被工作物との間に入らないよ
うにしたものである。
を支承する回動軸に該軸の中心軸に垂直な面内にある当
接フランジを一体的に形成せしめ、該当接フランジの前
記垂直面内にある一方の側端面を基準ブロックに当接さ
せ、他方の側端面に被工作物の一側端を当接せしめて前
記回動軸に支承把持せしめるようにし、かつ前記フラン
ジには被工作物の円弧溝のような被加工箇所の位置と対
応する中心角度位置し、該被加工箇所の仕上げ形状の切
欠きを前記回動軸の中心軸から半径方向外方端を開放せ
しめて形成するとともに、前記回動軸の軸方向に沿う前
記当接フランジの厚さを、被工作物を加工することによ
り発生することのあり得るパリの長さより充分に大なる
寸法とすることにより、パリを基準ブロックと当接フラ
ンジ、または該フランジと被工作物との間に入らないよ
うにしたものである。
本考案は以下の図面に示す一実施例の説明に基いて一層
明らかになるものと信スる。
明らかになるものと信スる。
第1図において10は被工作物支持台で、この被工作物
支持台10には中間スリーブ11,12および軸受13
,15を介して回動筒16が回転可能に支持され、この
回動筒16の内部に回動軸18がキー19により係合し
て所定量の軸方向移動のみが許容されて同心的に案内支
持されている。
支持台10には中間スリーブ11,12および軸受13
,15を介して回動筒16が回転可能に支持され、この
回動筒16の内部に回動軸18がキー19により係合し
て所定量の軸方向移動のみが許容されて同心的に案内支
持されている。
そして、この回動軸18の右端面に支持軸17の一端が
連結ブロック22を介して同軸に固着され、この支持軸
17の他端は、中間スリーブ12の右端に固着された基
準ブロック20を貫通して基準ブロック20の右方に突
出している。
連結ブロック22を介して同軸に固着され、この支持軸
17の他端は、中間スリーブ12の右端に固着された基
準ブロック20を貫通して基準ブロック20の右方に突
出している。
この支持軸17の右端部外周には、先細のテーパ面17
aが形成され、円周上複数箇所に軸方向のスリットを刻
設したコレット21がこれに嵌合している。
aが形成され、円周上複数箇所に軸方向のスリットを刻
設したコレット21がこれに嵌合している。
一方、前記回動軸18の左端内部に形成されたシリンダ
室23には、回動軸18および支持軸17の中心部を貫
通する操作軸26を介してコレット21に連結されたピ
ストン25が嵌装されており、このピストン25の移動
によってコレット21が拡開および縮小される。
室23には、回動軸18および支持軸17の中心部を貫
通する操作軸26を介してコレット21に連結されたピ
ストン25が嵌装されており、このピストン25の移動
によってコレット21が拡開および縮小される。
また、前記回動軸18の左端部外周には、ピストン30
が環状に突設されて中間スリーブ11の左端に固着され
た固定筒31に形成されたシリンダ室32に嵌合してお
り、シリンダ室32の左室に圧油が供給されると、回動
軸18および支持軸17が所定量だけ一体的に右方へ押
し進められる。
が環状に突設されて中間スリーブ11の左端に固着され
た固定筒31に形成されたシリンダ室32に嵌合してお
り、シリンダ室32の左室に圧油が供給されると、回動
軸18および支持軸17が所定量だけ一体的に右方へ押
し進められる。
なお、ピストン30の右端部には回動軸18の回動を円
滑にするスラスト軸受33が嵌着され、このスラスト軸
受33とシリンダ室32との間には、ピストン30が左
方移動端にある時にスラスト軸受33のボールの位置が
下方にずれることを防止するスプリング34が弾設され
ている。
滑にするスラスト軸受33が嵌着され、このスラスト軸
受33とシリンダ室32との間には、ピストン30が左
方移動端にある時にスラスト軸受33のボールの位置が
下方にずれることを防止するスプリング34が弾設され
ている。
さらに、前記回動筒16の外周には、外周面に歯溝を刻
設した歯車筒35が案内スリーブ36を介して相対回転
可能に案内され、この歯車筒35の歯溝は、割出用シリ
ンダ(図示せず)によって回動軸18の軸線と直交する
方向へ移動されるラック37の歯溝に噛合している。
設した歯車筒35が案内スリーブ36を介して相対回転
可能に案内され、この歯車筒35の歯溝は、割出用シリ
ンダ(図示せず)によって回動軸18の軸線と直交する
方向へ移動されるラック37の歯溝に噛合している。
また、この歯車筒35の右側には、割出筒38が回動筒
16の外周に案内支持され、キー39による係合によっ
て回動筒16と一体的に回転するようになっている。
16の外周に案内支持され、キー39による係合によっ
て回動筒16と一体的に回転するようになっている。
そして、前記歯車筒35の右端面には、第2図に示すよ
うに一対の係合爪40.40が前記右端面と平行な平面
内で旋回可能に枢支されるとともに、スプリング41.
41によって先端係合部が割出筒38の左端外周面に押
圧されており、割出筒38の左端外周面には、これらと
ともにラチェット機構を構成する係合溝38aが所定の
角度毎に刻設されている。
うに一対の係合爪40.40が前記右端面と平行な平面
内で旋回可能に枢支されるとともに、スプリング41.
41によって先端係合部が割出筒38の左端外周面に押
圧されており、割出筒38の左端外周面には、これらと
ともにラチェット機構を構成する係合溝38aが所定の
角度毎に刻設されている。
これにより、ラック軸37の一往復動によって回動筒1
6が所定角度ずつ回転され、この結果、回動軸18およ
び支持軸17が所定角度ずつ回転割出しされ、被工作物
Wの外周に形成された被加工箇所Waが順次加工位置に
割出される。
6が所定角度ずつ回転され、この結果、回動軸18およ
び支持軸17が所定角度ずつ回転割出しされ、被工作物
Wの外周に形成された被加工箇所Waが順次加工位置に
割出される。
一方、前記割出筒38の中央部外周には、第3図に示す
ように複数の係合凹部38bが前記所定角度と等しい角
度間隔で刻設されており、上述の割出機構による割出動
作の後、被工作物支持台10上部に設置されたシリンダ
装置42のピストン43を下降させると、ピストン43
の下方に突出するノックピン45の先端が係合凹部38
bに係合して回動軸18の位置決めが行われる。
ように複数の係合凹部38bが前記所定角度と等しい角
度間隔で刻設されており、上述の割出機構による割出動
作の後、被工作物支持台10上部に設置されたシリンダ
装置42のピストン43を下降させると、ピストン43
の下方に突出するノックピン45の先端が係合凹部38
bに係合して回動軸18の位置決めが行われる。
50は、被工作物Wを挟んで基準ブロック20と対向す
る位置に配設されたクランプ装置で、このクランプ装置
50のベース51には、軸状のクランパ52が回転軸1
8の軸線の延長線上において軸移動可能に案内されてお
り、このクランパ52の後端部には、ベース51内部に
設けられたシリンダ室53に嵌合するピストン55が一
体的に形成されている。
る位置に配設されたクランプ装置で、このクランプ装置
50のベース51には、軸状のクランパ52が回転軸1
8の軸線の延長線上において軸移動可能に案内されてお
り、このクランパ52の後端部には、ベース51内部に
設けられたシリンダ室53に嵌合するピストン55が一
体的に形成されている。
したがって、シリンダ室53の右室に圧油が供給される
と、クランパ52が被工作物支持台10側へ移動してク
ランパ52の先端係合面がコレット21上の被工作物W
の端面に係合し、被工作物Wに基準ブロック20方向に
向う押圧力を加える。
と、クランパ52が被工作物支持台10側へ移動してク
ランパ52の先端係合面がコレット21上の被工作物W
の端面に係合し、被工作物Wに基準ブロック20方向に
向う押圧力を加える。
前記支持軸17には前記テーパ面17aに連接せしめて
支持軸17の軸方向に沿う厚さを所定の寸法とした当接
フランジ24を前記軸方向に垂直な面内に形成する。
支持軸17の軸方向に沿う厚さを所定の寸法とした当接
フランジ24を前記軸方向に垂直な面内に形成する。
該当接フランジ24は前記軸方向の一方の側端面が支持
軸17の左方向の移動によって基準ブロック20の端面
に圧接せしめられ、また前記軸方向の他方の側端面が被
工作物Wの一側端面に当接せしめられるもので、支持軸
17の中心軸から半径方向の寸法は、対応する被工作物
Wの半径方向の寸法と同一もしくはこれより小さい寸法
となし、かつ前記支持軸の中心軸に垂直な面内において
被工作物Wの被加工箇所 Waの最終仕上溝形状と同一
もしくはこれより寸法の犬なる複数の切欠き27を、前
記中心軸より半径方向外端を開放せしめて、かつ前記割
出筒38に形成した係合凹部38bと同一中心角を隔て
て周方向に並列刻設せしめである。
軸17の左方向の移動によって基準ブロック20の端面
に圧接せしめられ、また前記軸方向の他方の側端面が被
工作物Wの一側端面に当接せしめられるもので、支持軸
17の中心軸から半径方向の寸法は、対応する被工作物
Wの半径方向の寸法と同一もしくはこれより小さい寸法
となし、かつ前記支持軸の中心軸に垂直な面内において
被工作物Wの被加工箇所 Waの最終仕上溝形状と同一
もしくはこれより寸法の犬なる複数の切欠き27を、前
記中心軸より半径方向外端を開放せしめて、かつ前記割
出筒38に形成した係合凹部38bと同一中心角を隔て
て周方向に並列刻設せしめである。
そして前記支持軸17は、割出筒38の係合凹部38b
の1つがノックピン45と係合するとき、これに対応す
る切欠き27の1つが工具28による加工位置に対応す
るように、連結ブロック22にキー29により位相を定
めて連結される。
の1つがノックピン45と係合するとき、これに対応す
る切欠き27の1つが工具28による加工位置に対応す
るように、連結ブロック22にキー29により位相を定
めて連結される。
被工作物Wをその被加工箇所 Waの1つが当接フラン
ジ24に形成されかつ加工位置にある切欠き27に対応
するように支持軸17の先端部に嵌め、その−側端面を
当接フランジ24の側端面に当接せしめてコレット21
をテーパ面17aに嵌合せしめると、被工作物Wは支持
軸17に内径把持せしめられる。
ジ24に形成されかつ加工位置にある切欠き27に対応
するように支持軸17の先端部に嵌め、その−側端面を
当接フランジ24の側端面に当接せしめてコレット21
をテーパ面17aに嵌合せしめると、被工作物Wは支持
軸17に内径把持せしめられる。
このように把持せしめられた被工作物Wに上記のように
クランパ52の先端保合面を押圧せしめると、被工作物
Wは当接フランジ24とクランパ52間に掴持され、当
接フランジ24は基準ブロック20に当接せしめられて
いるから、被工作物Wは右方から左方へ移動して被加工
箇所 Waを加工する工具28に対して当接フランジ2
2を介して基準ブロック20の支持を受けており、被工
作物Wの支持剛性を高くしている。
クランパ52の先端保合面を押圧せしめると、被工作物
Wは当接フランジ24とクランパ52間に掴持され、当
接フランジ24は基準ブロック20に当接せしめられて
いるから、被工作物Wは右方から左方へ移動して被加工
箇所 Waを加工する工具28に対して当接フランジ2
2を介して基準ブロック20の支持を受けており、被工
作物Wの支持剛性を高くしている。
なお前記基準ブロック20およびクランパ52には、前
記被工作物Wの被加工箇所 Waの加工位置に対応せし
めて、工具28の中心の移動軌跡(矢印Fで示す)に平
行に逃げ溝49.59を形成する。
記被工作物Wの被加工箇所 Waの加工位置に対応せし
めて、工具28の中心の移動軌跡(矢印Fで示す)に平
行に逃げ溝49.59を形成する。
上記構成の装置において被工作物Wの回転割出しを行う
場合には、クランプ装置50のシリンダ室53の左室へ
の圧油の供給によってクランパ52を後退させて被工作
物Wの挟持を解除し、この後、被工作物保持台10のシ
リンダ室32の左室への圧油の供給によってピストン3
0を右方移動端まで移動させ、回動軸18および支持軸
17を所定量だけ右方へ移動させる。
場合には、クランプ装置50のシリンダ室53の左室へ
の圧油の供給によってクランパ52を後退させて被工作
物Wの挟持を解除し、この後、被工作物保持台10のシ
リンダ室32の左室への圧油の供給によってピストン3
0を右方移動端まで移動させ、回動軸18および支持軸
17を所定量だけ右方へ移動させる。
これにより、被工作物Wは第6図に示すように、当接ブ
ロック20に対して所定量だけ右方へ移動され、当接フ
ランジ24の端面と基準ブロック20との間に所定量の
隙間が生ずる。
ロック20に対して所定量だけ右方へ移動され、当接フ
ランジ24の端面と基準ブロック20との間に所定量の
隙間が生ずる。
この後、上述の割出装置によって回動軸18を所定角度
回転して被工作物Wの回転割出しを行い被工作物Wの外
周面に複数設けられた被加工溝である被加工箇所 Wa
の1つを加工位置に位置決めするが、当接フランジ24
と基準ブロック20との間には隙間があるため、この間
に摺動抵抗が作用することはなく、かつ被工作物Wの回
転割出しにあたって被工作物Wは当接フランジ24より
支持軸17の軸端方向位置にコレット21により固定さ
れており、工作物Wの支持は不変である。
回転して被工作物Wの回転割出しを行い被工作物Wの外
周面に複数設けられた被加工溝である被加工箇所 Wa
の1つを加工位置に位置決めするが、当接フランジ24
と基準ブロック20との間には隙間があるため、この間
に摺動抵抗が作用することはなく、かつ被工作物Wの回
転割出しにあたって被工作物Wは当接フランジ24より
支持軸17の軸端方向位置にコレット21により固定さ
れており、工作物Wの支持は不変である。
そして等速ジヨイントの内輪等、その外周に軸線方向に
沿う円弧溝の被加工箇所 Waを等間隔に形成すべき被
工作物Wにあっては、上記の回転割出しによって複数の
被加工溝を順次加工位置に割出すとともに、加工位置に
割出された被加工溝をフライスカッタ等の工具28によ
り、基準ブロック20から遠い側から近い側へと加工さ
れる。
沿う円弧溝の被加工箇所 Waを等間隔に形成すべき被
工作物Wにあっては、上記の回転割出しによって複数の
被加工溝を順次加工位置に割出すとともに、加工位置に
割出された被加工溝をフライスカッタ等の工具28によ
り、基準ブロック20から遠い側から近い側へと加工さ
れる。
即ち第4図に明らかなように工具28は矢印Fに示す中
心軸軌跡に従い、被工作物Wの被加工箇所Waを右方か
ら左方へと倣い加工を行う。
心軸軌跡に従い、被工作物Wの被加工箇所Waを右方か
ら左方へと倣い加工を行う。
この際被加工箇所 Waの基準ブロック20側にパリが
生ずることがあっても、該パリは当接フランジ24の切
欠き27内に発生するから、該当接フランジ24の軸方
向厚さを所定の厚さにすることにより前記回転割出しに
あたりパリが基準ブロック20と当接フランジ24また
は被工作物Wとの間に入るおそれはなく、従って割出し
や工作物の軸方向の位置決めを常に正確に行うことがで
きる。
生ずることがあっても、該パリは当接フランジ24の切
欠き27内に発生するから、該当接フランジ24の軸方
向厚さを所定の厚さにすることにより前記回転割出しに
あたりパリが基準ブロック20と当接フランジ24また
は被工作物Wとの間に入るおそれはなく、従って割出し
や工作物の軸方向の位置決めを常に正確に行うことがで
きる。
以上詳しく述べたように、本考案は被工作物を把持して
回転割出しを行うことにより被工作物の外周に設けられ
た複数の被加工箇所を順次加工位置に割出すようにした
割出支持装置において、被工作物を把持支承すべき回動
軸に当接フランジを形威せしめ、被工作物支持台の基準
ブロックに前記当接フランジの回動軸の中心軸方向の一
方の側端縁を当接させ、他方の側端縁には被工作物を当
接せしめて把持するようにしたから、被工作物の支持剛
性を被工作物を直接基準ブロックに当接せしめた場合と
同様に高めることができ、しかも前記当接フランジには
被工作物の被加工箇所の仕上形状と同一もしくはこれよ
り僅かに大なる形状の切欠きを形威し割出装置により加
工位置に割出すようにしたから、工具による被加工箇所
の加工に際しパリが生じても、パリが回転割出しの際に
基準ブロックと当接フランジの間または被工作物との間
に入りこむおそれはなく、割出しや位置決めの精度を高
く維持することができる極めて有用な考案である。
回転割出しを行うことにより被工作物の外周に設けられ
た複数の被加工箇所を順次加工位置に割出すようにした
割出支持装置において、被工作物を把持支承すべき回動
軸に当接フランジを形威せしめ、被工作物支持台の基準
ブロックに前記当接フランジの回動軸の中心軸方向の一
方の側端縁を当接させ、他方の側端縁には被工作物を当
接せしめて把持するようにしたから、被工作物の支持剛
性を被工作物を直接基準ブロックに当接せしめた場合と
同様に高めることができ、しかも前記当接フランジには
被工作物の被加工箇所の仕上形状と同一もしくはこれよ
り僅かに大なる形状の切欠きを形威し割出装置により加
工位置に割出すようにしたから、工具による被加工箇所
の加工に際しパリが生じても、パリが回転割出しの際に
基準ブロックと当接フランジの間または被工作物との間
に入りこむおそれはなく、割出しや位置決めの精度を高
く維持することができる極めて有用な考案である。
第1図は本考案の一実施例における断面図を、第2図、
第3図は第1図■−■線および■−■線に沿う断面図を
、第4図は要部の拡大断面図、第5図は第4図■−■線
に沿う断面図、第6図は作動状態の説明図を示すもので
ある。 なお図中1は被工作物支持台、16は回動筒、17は支
持軸、18は回動軸、20は基準ブロック、21はコレ
ット、24は当接フランジ、27はその切欠き、28は
工具、38は割出筒、45はノックピン、50はクラン
プ装置、Wは被工作物、Waは被加工箇所をそれぞれ示
すものである。
第3図は第1図■−■線および■−■線に沿う断面図を
、第4図は要部の拡大断面図、第5図は第4図■−■線
に沿う断面図、第6図は作動状態の説明図を示すもので
ある。 なお図中1は被工作物支持台、16は回動筒、17は支
持軸、18は回動軸、20は基準ブロック、21はコレ
ット、24は当接フランジ、27はその切欠き、28は
工具、38は割出筒、45はノックピン、50はクラン
プ装置、Wは被工作物、Waは被加工箇所をそれぞれ示
すものである。
Claims (3)
- (1)被工作物を把持して該被工作物の回転割出しによ
りその外周に設けられた複数の被加工箇所を順次加工位
置に割出すようにした割出支持装置において、 被工作物支持台と、 該被工作物支持台にその中心軸を中心として回転自在に
支承された回動軸と、 該回動軸を所定角度づつその中心軸を中心として回動せ
しめる回転割出し装置と、 前記回動軸の先端部に形成され、その中心軸に垂直な面
内にある側端面とその中心軸方向に所定寸法の厚さとを
有し、前記中心軸に垂直な面内において該中心軸から半
径方向外方を開放した複数の切欠きを前記回転割出の角
度に等しい中心角を隔てて周方向に並列穿設し、かつ前
記側端面の一方を前記被工作物支持台に固定した基準ブ
ロックに当接せしめるようにした当接フランジと、 前記回動軸の先端に設けられ、前記当接フランジの他方
の側端面との間に被工作物を把持固定すべき把持装置と
を有することを特徴とする被工作物割出支持装置。 - (2)前記当接フランジに形成した切欠きは、被工作物
の外周に形成される被加工箇所の仕上げ形状と同一もし
くはこれより僅かに大なる形状としたことを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項に記載の被工作物割出支
持装置。 - (3)前記当接フランジの中心軸方向の厚さは、被工作
物の加工により発生するパリの長さよりも十分長い所定
の寸法としたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
第1項に記載の被工作物割出支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16937780U JPS608903Y2 (ja) | 1980-11-26 | 1980-11-26 | 被工作物割出支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16937780U JPS608903Y2 (ja) | 1980-11-26 | 1980-11-26 | 被工作物割出支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5791546U JPS5791546U (ja) | 1982-06-05 |
JPS608903Y2 true JPS608903Y2 (ja) | 1985-03-30 |
Family
ID=29527892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16937780U Expired JPS608903Y2 (ja) | 1980-11-26 | 1980-11-26 | 被工作物割出支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608903Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-11-26 JP JP16937780U patent/JPS608903Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5791546U (ja) | 1982-06-05 |
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