JPS6087722A - スピニングリ−ル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はスピニングリールに関するものである。従来
のスピニングリーμは、釣仕掛けを投擲する場合、ベー
ルアームの反転可能位置を確認し、竿をもった手の人差
指でスプールから延びる釣糸を引掛け、他方の手でベー
ルアームを釣糸巻取位置から釣糸開放位置へ揺動反転さ
せ、キャスティング動作に入り、初期の段階で前記の人
差指の引掛けを開放して行なっていたのであるが、操作
が面倒であシ、初心者には正確ヌムーヌな投擲が困難で
あった。また人差指の開放のタイミングが非常に微妙で
あシ、糸切れ等のＩ−ラブルが生じていた。

本考案は斯かる問題点を解決すべ〈発明したもので、そ
の目的はキャヌティングによる投擲が極めて簡単に正確
ヌムーヌに行なえると共に、釣糸ノ開放の微妙なタイミ
ングに即応できる、コンパクトなスピニングリールを提
供するにある。

以下本発明の実施態様を例示図に基いて説明する。図に
おいて１は、釣竿への取伺脚２をもったリール°本体で
ある。このリール本体１には、マメターギヤ３を嵌着さ
せた主軸４を、ＩＪ−／し本体１の横軸方向に軸架する
。この主軸４に角孔を穿設し、ハンド／Ｌ／　５をもつ
ハンドル軸６を挿嵌し、ハンドル５の回転操作にょシ主
軸４及びマスターギャ３を回転すべく構成する。リール
本体１の前部に、回転枠７を嵌着した筒軸８を軸架し、
この筒軸８にスプール軸９を前後□方向往動自由に挿嵌
し、このスプール軸９の前記回転枠７の前方に突出する
部分に、スプールｌＯを締めつけネジ１１で取付ける。

前記筒軸８に形成したピニオンギヤ１２と、前記主軸４
に嵌着したマスターギヤ３を咬合させて、前記ハンドｔ
ｖ　５の回転操作により、前記回転枠７を回転すべく構
成する。前記スプール軸９の後端部はリール本体ｌ内の
前記マスターギＪ３に連動した摺動機構に連結され、ハ
ンドル５の回転操作によりスプー）ｖｌｏが往復動すべ
く構成する。一方、前記回転枠７には相対向する一対の
アーム１３．１４を連出形成する。アーム１３にアーム
カム１５を止めネジ１６で可回動に枢着するとともに、
一端が球面円錐縁をもつ円筒状のラインローラー１７を
、ラインローラ支持体１８に可回動に挿嵌し、このライ
ンローラー支持体１８を前記アームカム１５に止めネジ
１９で螺着する。ラインローラー１７と同支持体１８の
接続部分の径を同一とし段差なく接続する。他方のアー
ム１４に、ベールアーム受体２０を止めネジ２１で可回
動に枢着するとともに、このベールアーム受体２０の底
部に扇状の突起部２２を連出Ｊし成する。このベールア
ーム受体２０とベールアーム２３の一端を結合し、この
ベールアーム２Ｂの他端はリール本体の前方向に折り曲
けて釣糸掛止部２３ａを形成し、前記ラインローラー支
持体１８の先端部と継合する。即ち、釣糸掛止部２８ａ
を形成したベールアーム２３を９ｉＪ記受体２０と前記
アームカム１５とに、前記ラインローラー１７、ライン
ローラー支持体１８を介して架設するとともに、このベ
ールアーム２３を釣糸巻取位置と開放位置に亘って揺動
反転可能ならしむるのである。

一方、図２、図６に示す１１１＜、前記アーム１３に揺
動体２４を止めネジ２５で揺動自由に枢着し、この揺動
体２４の先端部と前記アームカム１５とを連打２６で連
動可能に鋲着するとともに、揺動体２４と止めネジ２５
にバネ２７を介装し、前記アームカム１５を、前記連打
２６を介して、釣糸巻取位置と開放位置とに選択的に附
勢すべく構成する。また、図８に示す如く、前記アーム
１４内に左右一対の制御腕２８ａ、２８ｂをもつベール
アーム制御板２８を前後方向に滑動可能に敷設し、この
ベールアーム制御板２８と前記アーム１４とにスプリン
グ２９を介装し、ベニルアーム制御板２８を前方向に、
常時附勢するとともに、前記制御腕２８ａ、２８ｂの先
端部を上方に折り曲け、前記ベールアーム受体２０の扇
状突起部２２と掛合するよう構成する。詳しくは、図３
に示す如く、前記ベールアーム２３が釣糸巻取位置にあ
る場合、前記制御腕２８ａの先端部と前記扇状突起２２
の一端面２２ａが掛合するとともに、図４に示す如く、
前記制御板２８の後方移動時、前記制御腕２８ｂの先端
部と扇状突起２２の他端面２２ｂか掛合し、前記ぺ−ｐ
ファーム３を釣糸掛止位置に保持するべく構成する。ま
た１、制御板２８０前後方向の移動は、前記アーム１４
の後方に穿設した角孔３０内に軸架した横杆３１の一端
を前記制御板２８に当接し、後記する移動体３２の往復
動により行なうようにする。この移動体３２はロンド状
を呈し、リール本体１に往復動自由に支持され、移動体
３２の後方部に鍔部３３を形成して、この鍔部３３と前
記リール本体１の内面とにスプリング３４を介装し１、
このスプリング３４によシ、常時は後方側に附勢すべく
構成するのである。また、図１に示したものは、一端部
に前記鍔部３３に当接する受片３５を形成した操作レバ
ー３６を、リール取付脚２の下端部に枢着し、この操作
レバー３６の握り操作により前記移動体３２が、スプリ
ング３４に抗して！Ｉ　−／ｌ／　＋ｊｉＪ方側に移動
すべく構成している。一方、前記回転枠７内には、リン
グ体３７を回転枠７の前後方向に往動自由に支持させて
、このリング体３７の後面に、前記移動体３２のリール
本体よシ前方に突出する先端部分を接触させるとともに
、このリング体３７の前面に前記横杆３１の一端部を接
触させる。この横杆３１の他端部は、前述した如く前記
制御板２８に当接させる。前記操作レバー３６の途中部
に、前記アームカム１５と当接させるべく、リール本体
前方に突出する反転用突起３８を形成する。

本発明のヌピニングリールは以上の如く構成するもので
、操作レバー３６の握り操作により、移動体３２が前方
向に往動し、リング体３７及び横杆３１を介して、制御
板２８即ち制御腕２８ａ及び制御腕２８ｂを後方に移動
保持させ、受体２０の扇状突起面２２ａに掛合した制御
腕２８ａは、受体２０即ちベールアーム２３及びアーム
カム１５を、バネ２７に抗して反転させる。操作し八−
３６の握り操作により、反転用突起３８は上方に移動し
、アームカム１５はいかなる位置でも反転できるのであ
る。０１′Ｉ記バネ２７の弾性力は、図２に示す如く、
ベールアーム２３が釣糸巻取位置にちる場合、連打２６
を介して、アームカム１５に逆時計回りの力として作用
し、ベールアーム２３を釣糸巻取位置に安定させるので
あるが、図５に示す如く、上記したアームカム１５の反
転終了段階では、揺動体２４連杆２６を介して、時計回
りの力としてアームカム１５に作用し、ベールアーム２
３及び受体２０を反転させるのであるが、扇状突起部２
２の他端面２２ｂが制御腕２８ｂに掛合し、受体２０及
びベールアーム２３の反転を阻止するのである。即ちベ
ールアーム２３は釣糸巻取位置（図１）より釣糸開放位
置（図６）への揺動反転力を潜在させて、釣糸掛止位置
（図５）に保持されるのである。この間、ラインローラ
ー１７に掛止されていた釣糸は、既述した如く、ライン
ローラー１７と同支持体１８が段差なく接続されている
ため、ラインローラー１７よシヌムースに離脱し、ベー
ルアーム掛止部２８ａへ滑動し掛止される。この状態で
キＹヌティングを行なうのであるが、キャスティンク動
作の途中において、操作レバー３６の握りを解放するの
である。これに上シ移動体３２はスプリング３４により
後方に復動し、リング体３７槓１ｊ３１を介しての制御
板２８に対する後方引張力か解消され、制御板２８はス
プリング２９によシ前方向に復動する。これにより制御
腕２８ｂと扇状突起２２ｂの損金によるベールアーム受
体２０の釣糸掛止位置の保持力が解消し、バネ２７の弾
性力にょシ、アームカム１５即ちベールアーム２３は釣
糸掛止位置（図５）より釣糸開放位置（図６）へ瞬時に
揺動反転し、釣糸をベールアームの掛止部２８ａよシ解
放するのである。これにより釣糸は投擲されてノブ−７
１’ＩＯから引出されるのである。一方、アームカム１
５即ちベールアーム２３の釣糸開放位置から釣糸巻取多
位置への揺動復帰は、操作レバー３６の途中部に形成し
た反転用突起３８と、アームカム１５とを、ハンドル５
０回転による回転枠７の回転時に当接させて自動的に行
なわせる。また、釣糸を巻取る時、回転枠７の回転と釣
糸の張力により、釣糸は常にラインローラー１７０球面
円錐縁に押しつけられ、即ち釣糸はラインローラー１７
上にあって、これを回動させながらスプー）′ＪｌＯに
巻取られるのである。

以上説明した如く、本発明のヌピニングリールは、釣糸
の投擲を行なう場合、準備操作を極めて簡素化できる。

従来のヌピニングリー）Ｌｘにおいて必要であったベー
ルアームの揺動反転可−能位置の確認、釣糸の人差指に
よる引掛は及びベールアームの釣糸巻取位置から開放位
置への反転というキャスティング準備操作は一切不決で
あり、操作レバーの握シ操作により、ベールアームの釣
糸巻取位置から掛止位置への反転過程で確実に果すこと
ができるとともに、釣糸の解放は操作レバーの握り操作
の解放による、ベールアームの釣糸掛止位置よシ開放位
置への反転過程で瞬時に果すことができる。即ち、キャ
スティングに要する操作は極端に簡素化できると共に、
釣糸の解放は操作レバーの握り解放操作に即応するので
ある。また、本発明では、ベールアームを釣糸巻取位置
から掛止位置へ反転させ、釣糸をラインローラーよりベ
ールアームの掛止部に移動掛止させ、キャスティングの
準備をなさしめ、ベールアームの掛止位置から開放位置
への反転で釣糸を解放させるため、釣糸のベールアーム
からの離脱は非常にスムースにかつ瞬間的に行なわれ、
キャスティング時、釣糸がベールアーム掛止部よシ解放
されなかったり、釣糸が反転中のベールアームに絡んだ
シして生ずる糸切れ等のトラブルは生じない。また、ベ
ールアーム部に釣糸掛止部を形成するため、ヌプー〃周
辺にべ一ρアーム以外の部品は存在しないとともに、本
発明を栴成する部品の形状はすべて簡単小型であシ、操
作レバーを除いて、リール本体ないしアームに内蔵させ
ることができ、リールの形状を従来のものと相違ないも
のにすることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図はその一部を切欠
した側面図、第２図は同一部切欠平面図、第３図及び第
４図は作用状態を説明する要部の底面図、第５図及び第
６図は同平面図である。 ｌ・・・リール本体、７・・・回転枠、１０・・・メプ
ーρ、１５・・・アームカム、２０・・ベールアーム受
体、２８・・・べ−ρアーム、３２・・・移動体 特許出願人　出室　昭宏

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. リール本体にベールアームをもった回転枠を回転自由に
   支持し、この回転枠の回転により釣糸をスプールに巻取
   るごとくしたスピニングリールであって、このベールア
   ームに糸掛は部を設け、本体の外部からの操作で、ベー
   ルアームを釣糸巻取位置から釣糸掛止位置へ反転させ、
   釣糸をベールアームのラインローラーより滑動させ、前
   記ベールアームの釣糸掛止部に掛止させた後、外部から
   の操作でベールアームムを釣糸掛止位置より釣糸開放位
   置へ反転させて、前記釣糸の掛止を解放するごとく成し
   たことを特徴とするスピニングリール。