JPS608760B2 - 機器表面に付着残存した金属ナトリウムの処理方法 - Google Patents

機器表面に付着残存した金属ナトリウムの処理方法

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JPS608760B2
JPS608760B2 JP54001184A JP118479A JPS608760B2 JP S608760 B2 JPS608760 B2 JP S608760B2 JP 54001184 A JP54001184 A JP 54001184A JP 118479 A JP118479 A JP 118479A JP S608760 B2 JPS608760 B2 JP S608760B2
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JP
Japan
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sodium
treatment
equipment
metallic sodium
treatment method
Prior art date
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Expired
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JP54001184A
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JPS5593097A (en
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勝彦 浜田
義人 阿部
孝三 吉川
正夫 角
三男 上田
孝幸 今津
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPS608760B2 publication Critical patent/JPS608760B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin

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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は機器表面に付着残留した金属ナトIJゥムの
安定化を目的とした処理方法に関する。
液体の金属ナトリウム中で使用される機器、たとえば原
子力プラントの蒸気発生器の機器を点検したり補修した
りするためには、この機器を大気中に10日から100
日程度取出しておく必要がある。しかし、単に金属ナト
リウム中から引き上げただけでは機器表面に金属ナトリ
ウムが付着しているので、この金属ナトリウムを洗浄除
去することが必要であり、そのための手段として真空蒸
溜、アルコール洗浄、蒸気洗浄、水洗浄などが知られて
いる。
しかしながら、機器表面のクレビス(微細な隙間)に充
填された金属ナトリウムはこれらの方法をもってしても
除去が困難で、殆どの場合、幾らかは残存することが避
けられない。
そしてこの状態で機器を大気中に曝しておくと、クレビ
ス内では残存金属ナトリウムが徐々に大気中の水分と反
応して水酸化リウム溶液を生成し、これが点検や補修等
の作業に支障をもたらすばかりでなく、機器を再び金属
ナトリウム中に浸潰して再使用するきは、機器の構成材
にアルカリ応力腐食、腐食割れ等の悪影響を及ぼす。
そこでこの発明は前記の蒸気発生器など金属ナトリウム
取扱機器の表面に付着残存した金属ナトリウムを安定化
せしめ、アルカリ応力腐食やアルカリ腐食割れ等を禾然
に防止できるようにした処理方法を提供するものである
この発明の処理方法は、金属ナトリウムの付着した機器
の表面を水含有流体で洗浄する1次処理工程と、該1次
処理後の前記機器を密閉容器内にて炭酸ガス雰囲気に曝
露し前記機器の表面に残存したナトリウム化合物溶液を
灘謄させる2次処理工程と、該2次処理後の前記機器を
大気雰囲気に曝す3次処理工程と、該3次処理後の前記
機器を金属ナトリウム液中で使用する前に前記2次処理
と同様の処理を施す4次処理工程とからなるナトリウム
の除去処理方法である。
さらに図面を参照してこの発明を詳しく説明する。
第1図はこの発明の実施に便利な洗浄容器1の構造を示
すもので、洗浄容器1の上縁には蓋3が密着するフラン
ジ2が取付けられ、外周はヒータ4と保温材5で囲まれ
ている。
そしてこの洗浄容器1にはそれぞれバルブを設けた、大
気ならびに炭酸ガス供給源に通ずるガス供給系6と、真
空ポンプに通ずるガス排出系7と」ドレン系9とが接続
されている。10は処理の対象となる機器であり、これ
は洗浄容器1内の架横8上にセットされるようになって
いる。
この発明方法を実施するには、まず金属ナトリウムの付
着した機器10の表面を蒸気または水で洗浄し(1次処
理)「洗浄後の機器10を上記のようにして洗浄容器1
内に収納し、該容器1を密閉する。
なおこの1次処理は、機器10を洗浄容器1内に収納し
たまま行なうこともできる。また、この1次処理は、水
蒸気とN2ガスの混合気を導入し、排気ガス中の日2ガ
ス濃度が100ppm程度以下になるまで通気する水蒸
気洗浄法にて行うことができる。つぎにクレビス内の水
酸化ナトリウムを炭酸ナトリウムに転換させるため、密
閉した洗浄容器1内に炭酸ガス、または加湿炭酸ガスを
導入し、これを例えば洗浄容器内を減圧しつつ加熱する
操作を操返す沸謄操作によって反応を促進せしめ、同時
に水分の蒸発を促す(2次処理)。
こうして2次処理を終えたら、洗浄容器1内に大気ガス
を導入するが、あるいは洗浄容器1から機器10を外気
中に取出すことによって、機器10を大気雰囲気に一定
期間曝露する(3次処理)。
そしてさらに機器10を金属ナトリウムに浸潰して再使
用するときは、それに先立って機器10に2次処理と同
様内容の処理を施す(4次処理)。
以上の1次〜4次処理を経ることによって、機器10G
ま水酸化ナリゥムによるアルカリ応力腐食、腐食割れ等
の心配から解放されることになるが「さらにクレビス内
のナトリウムの挙動について、第2図を参照して説明す
る。
2次処理は、前述した如く1次処理で生成されたクレビ
ス22内の水酸化ナトリウムを炭酸ナトリウムに転換さ
せる工程であるが、この炭酸ナトIJゥムへの転換は必
らずしも完全に行なわれるものではない。
したがって一般的には「 2次処理を経たクレビス22
内には、{州こ示すように残存ナトリウム層23と水酸
化ナトリウム層24と繊密な炭酸ナリウム層25が形成
されている。
ところが、つぎの2次処理において機器21を大気中に
曝露していると、炭酸ナトリウム層25が大気中水分の
クレビス内への拡散を防止すると共に、水酸化ナトリム
層24との界面では水酸化ナトリウムと炭酸ナトリウム
との混合が進行して、しまいには〔o}に示す水酸化ナ
トリウムと炭酸ナリウムの混合層26が形成される。
この状態で4次処理を行うと、水酸化ナトリウムは更に
炭酸ナトリウム層27に転換される為、クレビス22内
にはけに示すように水酸化ナトリウムがほぼ無くなる。
以上で明らかなようにこの発明方法は1次、2次処理に
加えて3次、4次処理を施すことによりクレビス内の水
酸化ナトリウムの炭酸ナトリウムへの転換をきわめて確
実に行なうものであり、この発明方法によれば、金属ナ
トリウム取扱機器の点検、補修作業が円滑に行なえるだ
けでなく、機器を金属ナトリウム中で再使用する際も、
アルカリ応力腐食、腐食割れ等の事故を未然に防止する
ことができる。したがってこの発明方法は金属ナトリウ
ム取扱機器一般、とくにナトリウム循環ポンプ、ナトリ
ウム加熱蒸気発生器、ナトリウム加熱過熱器など機器表
面に付着残存した金属ナトリウムの安定化処理方法とし
て、工業的にきわめて重要である。
実施例供試体として隙間0.5〜2肌、深さ約5仇駁の
クレビス構造体(鋼製)十数個を使用。
この構造体を液体金属ナトリウム中に浸潰したのち、第
1図に示すような洗浄容器内に収納し、処理温度40〜
?ぴ0、排気ガス中の比ガス濃度が4%以下に調整した
水蒸気とN2ガスの混合気流中で水洗浄を行なってから
、圧力10仇吻Hg程度、温度60〜7000、任意の
流量で湿り炭酸ガスを導入した。
供試体のうち数個を取出してクレピス内の残存物を目視
観察したところ、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、
金属ナトリウムが認められた。
つぎに洗浄容器内に常温、常圧の下に大気ガス(CIな
どの異常成分が含まれていないもの)を導Z入し、約2
0日間放置したのち、さらに圧力100肋Hg程度、温
度60〜70℃、任意の流量で湿り炭酸ガスを導入した
。供試体を取出して目視観察したところ、供試体のある
ものはクレビス内の残存物がほぼ全部炭酸ナトリウムで
あり、またあるものは金属ナトIJウムと炭酸ナトリウ
ムであった。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施に便利な装置構成図、第2図は
この発明の処理過程を示すクレビスの模式図である。 1・・・・・・洗浄容器、2・…・・フランジ、3・…
・・蓋、4……ヒータ、5・・…・保温材、6・・・・
・・ガス供給系、7……ガス排出系、9……ドレン系、
10…・・・処理対象の機器、21・・・・・・機器、
22・・…・クレビス、23…・・・金属ナトリウム層
、24・・・・・・水酸化ナトリウム層、25・…・・
炭酸ナリウム層、26・・・・・・水酸化ナトリウムと
炭酸ナトリウム粒子との混在層、27・・・・・・炭酸
ナトリウム層。 オー図オ2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属ナトリウムの付着した機器の表面を水含有流体
    で洗浄する1次処理工程と、該1次処理後の前記機器を
    密閉容器内にて炭酸ガス雰囲気に曝露し前記機器の表面
    に残存したナトリウム化合物溶液を沸謄させる2次処理
    工程と、該第2次処理後の前記機器を大気雰囲気に曝す
    3次処理工程と、該3次処理後の前記機器を金属ナトリ
    ウム液中で使用する前に前記2次処理と同様の処理を施
    す4次処理工程とからなる機器表面に付着残存した金属
    ナトリウムの処理方法。
JP54001184A 1979-01-08 1979-01-08 機器表面に付着残存した金属ナトリウムの処理方法 Expired JPS608760B2 (ja)

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JP54001184A JPS608760B2 (ja) 1979-01-08 1979-01-08 機器表面に付着残存した金属ナトリウムの処理方法

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JPS5593097A JPS5593097A (en) 1980-07-15
JPS608760B2 true JPS608760B2 (ja) 1985-03-05

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022012109A (ja) * 2020-07-01 2022-01-17 株式会社東芝 アルカリ金属の安定化方法及び安定化装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022012109A (ja) * 2020-07-01 2022-01-17 株式会社東芝 アルカリ金属の安定化方法及び安定化装置

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JPS5593097A (en) 1980-07-15

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